|
|
第21回ZETT旗争奪東海大会 |
2015年8月15日 3回戦 愛知尾州ボーイズ ● 2-5 ○滋賀野洲ボーイズ |
愛知尾州 課題克服できず三回戦で散る! |
>>スコアボード |
3回戦はここ長久手スポーツの杜グランドで滋賀野洲ボーイズさんとの対戦。
長久手スポーツの杜グランドは前回、スポニチ大会で知多ボーイズさんとし烈な打撃戦の末、勝利したグランド!相性の良いグランドで尾州打線の爆発させる事ができるか
先攻の愛知尾州ボーイズはこの日の試合から招集された河村がレフト前ヒットで出塁、しかし滋賀野洲のサウスポーの絶妙な牽制球にタッチアウトになる。岩山がライト前に運び、永井が四球、ここで頼りになる木村がライトへタイムリーヒット!続く内藤もセンター前に強くたたくタイムリーで追加点。2点先取する。
愛知尾州ボーイズな先発は先の世界大会で活躍した尾州ボーイズのエース溝口。ワンアウトからサードに上がったフライを太陽の光が目に入ったのか、まさかの落球。センター前ヒットを打たれ1、3塁から次の打者はピッチャーゴロ!ダブルプレーかと思われたその瞬間、セカンドへの送球が悪送球になり失点!次の打者がスクイズするも、お手玉で追加点。同点とされる。
なんとか2失点に抑えるも、昨日の2試合目後半から度重なるエラーがあり、波に乗りきれない!特に久々に出場する今まで控えとしていた選手はのびのびとプレイしているのに、レギュラーとして出場していた選手のエラー続出には残り少ない公式戦に課題を残す!2回もヒットにエラーが絡み3失点する。
午後12時を迎えたところで戦後70年を迎えたこの日、全員で黙祷を捧げる。こうして野球が出来る平和な社会が続く事を願い、選手達は全力プレイで野球を楽しんでほしいと思う。
3回からピリッとしない先発溝口に代わり伊佐次が登板。先頭打者にツーベースを打たれるも次の打者のセンター前に抜けようかというライナーをガッチリとつかみとると落ち着いてセカンド送球しゲッツーに仕留める。
反撃に出たい愛知尾州ボーイズは5回、ツーアウトから後藤がヒットで出塁するも後続が打ち取られ得点出来ず。反撃に出たい愛知尾州ボーイズは6回、内藤が四球、相手エラーでワンアウト1、2塁から吉川がバントで送り、ツーアウトのチャンスに河村のバットに期待がかかる。しかし相手サウスポーの外角一杯をつくクロスファイヤーの前に見逃しの三振と得点出来ず、最終回の攻撃を残すのみとなる。愛知尾州ボーイズ7回の攻撃はランナーを出すも無得点に抑えられ愛知尾州ボーイズのZETT大会は3回戦での敗退となる。
”画竜点睛を欠く”
という言葉がある、今は、インターネットがあり難しい漢字やその意味、そしてことわざや先人が残した言葉を瞬時に調べることができるので便利なことと思う。しかしあえて意味を記す、大昔の中国で龍の絵を描き、最後に眼を描き入れたところ龍が天に昇ったと言われている。最後の仕上げが大変大事なことであるということ、振り返ってみた時、今大会は充分に仕上げをできたのだろうかと各選手は自問自答してほしい。確かに春夏の全国大会・中日本大会への出場、チームからは二人も世界大会への選抜された。他のチームからみればよだれが垂れる成績である。三年生は、このゼット大会、浜松大会、アミノバリュー大会をもって卒団となる。今日のような結果を見ると”画竜点睛を欠く”と言われても仕方のない内容で
ある。
三年生のさらなる奮起を望むのは、筆者だけではない、この二年半見守ってくれた指導者や父兄さんに報いることを考えてほしい。
(W&H) |
|
2015年8月14日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 7-4 ●名古屋北東ボーイズ |
愛知尾州 多くの課題を残し三回戦へ! |
先発大野、4回をパーフェクトに抑えるも、またも味方のエラーからリズムを崩す!
これでいいのか?愛知尾州の守備陣!
>>スコアボード
|
公式戦、久々に先発マウンドに立つ大野!1回表、先発大野は速球と変化球を巧みに操り簡単に名古屋北東ボーイズさんを3者凡退に抑える。
その裏、愛知尾州ボーイズの攻撃はこの試合、トップバッターに指名された畑佐がセンター前ヒットで出塁後、盗塁に成功!すかさず木村がライト前にヒット、ライトからのバックホームの送球をキャッチが逸らす間に、畑佐がホームイン。尾州ペースに持ち込む。
大野は2回、ショートゴロ2つと三振に討ち取る。特にこの試合ショートに入った宇佐美が華麗な守備でゴロをさばき大野を盛り上げる。
2回裏、井野がレフト前ヒットで出塁、相手のエラーで三塁まで進むも無得点。続く3回も大野は内野ゴロ2つと内野フライに討ち取り試合を作る。力投する大野を援護したい愛知尾州ボーイズの攻撃、畑佐四球出塁、北山が送り、木村が左中間を破るタイムリーツーベース!1点追加で大野を盛り上げる。
4回表、名古屋北東ボーイズの先頭打者な打球はフラフラとセカンド後方に落ちそうな打球を北山が後ろ向きにキャッチしアウトにする。ショート宇佐美もゴロ、フライと無難にさばきこの回も三者凡退と大野のピッチングも冴えまくる!
4回裏、尾州の攻撃は原がデッドボールで出塁、盗塁を決め、ツーアウト2塁から宇佐美がレフトへタイムリーヒットを放ち追加点。続く大野もライトへとヒットで出塁してチャンスを広げる。畑佐も四球で出塁し満塁から代打にキャプテン永井がバッターボックスに向かう。強い当たりがショート正面に飛び三者残塁とこの回は1点にとどまる。
守備が代わったこの回、エラーで初めてランナーを許すと大野のリズムが狂う。動揺した大野は続くバッターにはストレートのフォアボールで歩かせてしまう。ここでピッチャーを大野から原に交代させる。バントで送られワンアウト2、3塁から打ち取ったと思われた内野フライを落球、満塁とされる。その後スクイズを決められこの回1点を返される。
続く6回も簡単にツーアウトを取るも内野ゴロ送球エラーでランナーを許すとヒット2本打たれ2点返される。
6回裏、愛知尾州ボーイズは代打小島を送り出す。コンパクトに振り抜いた打球はセンター前へののクリーンヒットで出塁する。
堀江が送り、永井四球、盗塁でツーアウト2、3塁から木村がライトオーバーの2点タイムリーツーベース!後藤もセンター前タイムリーでこの回3点!
しかし、7回表も内野エラー2つがあり1点を取られるも後続を抑えゲームセット!
多くの課題を残したまま明日の三回戦へと駒を進めた!
エラー1つはヒット1本以上の痛手になる。後半3イニングで5個のエラー。愛知尾州ボーイズの選手は今1度考えてほしい。明日の3回戦は守り抜いて打ち勝つ愛知尾州ボーイズを見せてくれ!
(H)
|
|
2015年8月14日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 8-6 ●岐阜南ボーイズ |
三年生は是が非でも、1本でも多く優勝旗を! |
内藤、ツーベースタイムリーに小技のバント!とどめは逆転のスリーベース!
>>スコアボード |
全国大会から戻り、いよいよ3年生は残り少ない公式戦に挑む!9月になれば3年生は共に戦ってきた友との別れの時が来る。卒団式にはたくさんの優勝旗を飾り、その思い出と胸に秘め卒団したいと思う3年生選手!昨年は6本の優勝旗を飾った卒団式。今年は今のところ2本。残り3大会、是が非でも優勝旗を!
この試合、久々に後攻の愛知尾州ボーイズは1回表、先発堀江、簡単に三者凡退に抑える素晴らしい立ち上がりをみせる。1回裏、永井が四球で出塁、吉川が手堅く送り、後藤がレフトへタイムリー!続く5番、内藤が弾丸ライナーで左中間を破るタイムリーツーベースで追加点。岐阜南ボーイズさんの攻撃はヒット2本に送りバントでワンアウト2、3塁のピンチを迎える。
以前の堀江ならここから失点してしまうケースもあったが、全国大会を経験し一回りも成長した右腕は後続を2者連続三振に仕留め無得点に抑える。勢いよくベンチに戻る堀江を藤川監督も握手で迎い入れる。
2回裏、打撃も好調な堀江がレフト前ヒットで出塁、岩山の進塁打で2塁に堀江を置いて世界大会大活躍のキャプテン永井がレフト前へのタイムリーで還し追加点。しかし野球というのは一つのエラー、判断ミスで流れが変わるもの。4回表岐阜南ボーイズさんの攻撃、ヒットのランナーを1塁に置き、次の打者の打球はサードゴロ!誰もが5-4-3のダブルプレーかと思ったがセカンドへの送球がワンバウンドになりノーアウト1、3塁のピンチを迎える。ここで岐阜南6番打者にライト前へ運ばれ1失点。続くバッターの送りバントを木村が三塁へ投げアウトを狙うも送球が高く満塁のピンチを招く。続くバッターにレフト前へ運ばれ同点となる。ここでピッチャーを伊左次に替える。
ノーアウト満塁のピンチからセンターオーバーの走者一掃タイムリーを打たれこの回、6点を奪われる。一つのエラー、一つの判断ミスが大量失点につながる事を改めて考えさせられた場面だった。
反撃したい愛知尾州ボーイズは5回裏、木村、後藤連続ヒットからおそらく公式戦初となる内藤の送りバントがきれいに決まり、ワンアウト2、3塁から伊左次の内野ゴロの間に木村が還り1点。続く6回裏、堀江が四球出塁、岩山が送り、永井がレフト左へタイムリーツーベース!
ここで登場の代打森田、思いきって振り抜いた打球はショートへの内安打となりチャンスを広げ、木村のレフトへのファールフライで永井が判断良くタッチアップで同点のホームを踏む!
後藤もレフト前ヒットで続き、登場するは絶好調、内藤!鋭く振り抜いた打球は右中間を破る逆転の2点タイムリースリーヒット!
7回表、伊左次が簡単に三者凡退に抑え初戦突破。しかし課題の残る試合であった。全国大会を経験し一つのミス、一つのプレイが試合の流れを左右する事を選手はわかっているはず。ZETT大会を制覇したいのであれば、午後からの二回戦を確かなかたちで修正しミスの無い守備を期待する!
(H)
|
|
第46回日本少年野球選手権大会 |
2015年8月3日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ● 1-4 ○本庄ボーイズ |
愛知尾州 本庄ボーイズに屈す! |
伊左次 無援 完投及ばず!
|
昨日の夕刻、一回戦を勝利した愛知尾州ナインが宿舎の新大阪ホテルさんに到着すると、そこには第97回全国高校野球選手権大会の福井県代表の敦賀気比高校さんがすでに宿泊、8月6日から始まる大会で春夏連覇をかけての出場、チャンピオンチームとの同宿も全国大会出場のご褒美、全国レベルの高校野球チームを間近に見ることで何かをつかんでくれればありがたい。
対戦相手は、やはり昨日、広島ボーイズを3-0でやぶった埼玉県支部A代表の本庄ボーイズさん、ホームタウンのJR高崎線本庄駅には全国大会出場の横断幕、地元に愛されていることがよくわかるエピソードがホームページに掲載されていた。チームのいでたちは、ピンストライプにワンポイントのNYマーク、まさにニューヨークヤンキースそのもののユニホーム、純白の地に筆記体のBishuの文字と左上に小さめのブロック体のAICHIの文字がはいる愛知尾州と好対照のユニホームの対戦となった。
本当に暑い、大阪地方気象台発表の温度は36.2度、人工芝に南港中央球場のグランドは、さらに暑く感じられることであろう、愛知県一宮市近郊の岐阜県多治見市と埼玉県本庄市近郊の熊谷市は、ともに40.9度という日本一暑い地域として競い合う、ともに暑さには慣れっこのチーム同士の対決、14:19にプレーボール!
初回先攻の愛知尾州は、河村・吉川・永井と三者凡退、昨日溝口完投となれば先発は、この人しかいない!サウスポー伊左次、SSK大会決勝、春季全国大会ベスト4の東海ボーイズ戦でみせた快投の再現なるか!先頭打者内野安打、二番は定石どおり送りバントで一塁ランナー二塁進塁、三番ライト前ヒットで一・三塁のピンチ、ここで四番打者のファーストゴロで後藤がベースを踏んでツーアウト、当たりにつられてとびだした三塁ランナーを刺そうと後藤がサード送球、一か八かでランナーが本塁突入し三塁岩山からの送球がわずかに間に合わず木村のタッチも及ばずホームイン、残念な形で先制点を献上する、しかしその後は伊左次が踏ん張り0-1で初回を終える。
まずは追いつきたい愛知尾州、二回表のワンアウト後に木村がレフトオーバーのツーベース、森田サードゴロでランナーくぎ付けのツーアウト後に浜松大会から絶好調のスタメン抜擢堀江のセンター前タイムリーですかさず追いつく。全国大会にふさわしい両軍がっぷり四つの戦い、その後は両先発投手の粘りの投げ合いで5回まで無得点、
六回表愛知尾州はクリーンアップで期待されたが得点ならず、その裏本庄打線がツーアウト一・二塁のチャンスから三連打で3得点
最終回愛知尾州の攻撃も代打攻勢も実を結ばず、第46回選手権大会は、悔しい二回戦敗退となった。
試合後泣き崩れる愛知尾州の三年生、誰を責めることもない、今日この場にたてたことは、春からの皆の頑張りがあればこそのことである、胸を張って一宮へ帰ればよい!勝負事であるから勝つことは、言うまでもなく大事なことであるが試合前の態度、グランドでの審判さんへの挨拶、また攻守交替での全力疾走は、負けてはいない!こういうことができるチームにたずさわれることに誇りを感じる。春夏連続の全国大会出場という栄誉は決して色褪せない事実である。
今年は、高校野球100年、当時は中等学校野球選手権大会で第1回京都二中が優勝し開催されてから100年の記念すべき年となる、途中太平洋戦争で中断したが脈々と歴史は引き継がれて97回、そして現中学三年生世代が高校三年生に進級した年が第100回大会となる。今日悔し涙を流したナイン、中学野球の全国大会は、これで終わりとなるが是非記念すべき100回大会において一人でも多く甲子園のグランドを踏みしめてもらいたい。卒団まで、おかげさまでまだ三つの大会を残す、有終の美を飾るためにも応援してくれた父兄さんへの感謝の意味でも残る大会、全力疾走をお願いする。
(W)
|
|
2015年8月2日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 6-2 ● 仙台ボーイズ |
愛知尾州 杜の都 仙台ボーイズ退け初戦突破! |
木村 緊張感を解きほぐす先制3点タイムリーツーベース!
溝口 酷暑の中、完投!
|
愛知尾州がボーイズリーグの聖地、舞洲に戻ってきた!第46回を数えた選手権大会、三年連続の栄えある出場、主将永井 翔が持つ伝統の団旗を先頭に3堀江海翔 7森田壮祐 8北山龍平(兄の謙太郎君も44回大会出場) 9橋倉幸輝 11溝口隼 14山本峻輔 15小島剛史 16山本将輝 17玉置尚人(兄の昂己君も44回大会出場) 19木村渓斗 20中津隼一郎 21伊左次翔 22長野成秀 23大野輝哉 24畑佐駿介 25原昂平 26 田中晃一 27宇佐美浩希 30井野稜崇 32岩山恭太朗 42後藤修志 45吉川翔也 51河村竜生 52内藤央雅の愛知尾州の精鋭25騎の立派な行進が今日も出来た!スタンドから見守る父兄さんも感慨ひとしお、このメンバーで野球ができるのも、この8月の一カ月のみ、一球に一打にこだわり、悔いなきプレーで中学野球を卒業し高校野球へと旅立ってほしい。
移動してきた住之江球場、二年前の44回選手権大会一回戦もこの球場、その時の対戦相手は、その年の準優勝チームの土浦霞ヶ浦ボーイズ、愛知尾州史上最強チームとよばれた世代が打ち合いの末、4-6と敗れた地でのリベンジとなる。ここ3年間で6回めとなる全国の冠のついた大会で日本全国の多くの地域の代表チームと対戦させていただいた、鹿沼ボーイズさん(栃木県支部)、龍野ボーイズさん(兵庫県支部)、土浦霞ヶ浦ボーイズさん(茨城県支部)、鹿児島出水ボーイズさん(鹿児島県支部)、山梨ボーイズさん(山梨県支部)、武蔵狭山ボーイズさん(埼玉県支部)、湘南ボーイズさん(神奈川県支部)、神戸中央リトルシニアさん、枚方ボーイズさん(大阪北支部)と対戦、戦績は4勝5敗、全国出場のチームとも互角に戦える経験も備わった、そして迎えた試合、対戦するのは初の東北支部の代表チーム仙台ボーイズさん、仙台をホームタウンとし今年は、愛知尾州同様に春夏連続の全国出場、東日本大震災においては多くの方が被災し仙台ボーイズさんの関係者、またOBの方も同様の事と思われる。被災地において復興のためにできること、一番は、その地において元通りにする作業に従事すること、次にスポーツやイベントを通じてその地の皆さんを勇気づけること、まさに仙台ボーイズさんが頑張る姿が復興への大きな力となる。仙台と言えば伊達正宗、62万石の石高で東北地方の雄として戦国時代を生き抜いた大名として現代に語り継がれている、その伊達家は、徳川幕府体制の中でも外様の中心大名として君臨し分家の四国宇和島伊達家の伊達宗城が四賢候の一人として蒸気船を開発、明治維新の側面的支援をしたことを付け加えておく、独眼竜正宗を始祖とし繁栄した仙台、杜の都からやってきた仙台ボーイズを相手の愛知尾州との両チームの戦いに住之江球場の隣に位置するモーターボートレースの聖地、住之江競艇場のファンも注目する。日程の関係で第一試合は小学部の一回戦が行われ、同じ中日本ブロック三重県支部四日市ボーイズさんの試合途中に会場へ到着、しかしその後三塁側スタンドすぐ横においてアクシデントが発生、愛知尾州が陣取る応援席スタンドは使用不可となりバックネット近くへの移動となる、そのバイオレンスなムードたっぷりの住之江公園野球場での第二試合、定刻より少し遅れてプレーボールがかかる。
先攻の愛知尾州は、今シーズン中盤からトップバッター定着の核弾頭河村が粘るも三振、少し固さがみられたか、続く二番岩山、三番永井が見極めて連続のフォアボール、四番後藤の一打は鋭く三遊間を抜いていきなりフルベースの大チャンスに五番木村はジャストミートでライト・センター間を抜く三人の走者を一掃するタイムリーツーベース、大きな大きな先制点が愛知尾州に記録される。
19木村:1回表タイムリーツーベース
春季全国大会初戦敗退のチームの固さをスッキリさせてくれた値千金のタイムリーであった。先発は永井とともに8月8日から愛知県岡崎市を中心に開催される2015世界少年野球大会 中日本代表に選出された溝口、先制点を背に簡単にツーアウトをとるが、そこから三連打で1点を失う、決して油断があったわけではないが、これこそが全国大会、しかし後続を断ち最少失点で初回の攻防を終える。二回は双方無得点、次の1点が明暗を分けると予測された矢先に愛知尾州に追加点、三回先頭の永井が第一打席に続いてフォアボール、バッテリーミスで三塁に進んだ後に四番後藤の一振り!打球は、あっという間に無人の住之江の杜に飛び込むツーランホームラン、ほしかった中押し点にホームタウンの一宮から駆け付けた二年生・一年生を含めた大応援団も絶好調!愛知県内の球場かと思うほどの声援を背中に受けて愛知尾州ナインが活き活きとダイヤモンドを外野のターフを駆け巡る。
42後藤:3回表 ツーランホームラン
その裏溝口が1点は取られても守って守って、リードを許さず、結局6-2、溝口が酷暑の中ではあったが完投!現世代全国大会一勝を挙げた。
見事、初戦突破!これで落ち着いて野球ができる。明日は、やはり昨年戦った相性の良い南港中央球場、鋭気を養い一日でも長くこの大阪の地で野球を楽しもう!
(W)
11溝口 |
|
第2回日本少年野球愛知県知事旗争奪大会 |
|
2015年7月5日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ●0-7 ○浜松ボーイズ |
|
|
>>スコアボード |
|
第15回SSK旗争奪東海大会
第46回日本少年野球選手権大会愛知県西支部予選 |
|
2015年6月21日 決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○9-0 ●東海ボーイズ |
愛知尾州 SSK大会 三連覇!!
愛知県西支部 東西横綱対決を制す!! |
全力疾走 橋倉の姿に野球の神様がチームに勝利をプレゼント!
伊左次 完封!春の借りは返した!
初回木村の先制 弾丸タイムリーツーベース
二回打者10人 6点の猛攻で試合を決める!
>>スコアボード
|
やはり相手は、東海ボーイズさん!現世代 東邦ガス大会、スポーツニッポン旗大会と三度目の対決、戦績は、ご承知のとおり1勝1敗、この壁を越えてこそ価値ある優勝となる!雌雄を決する戦いが阿久比球場の第3試合として始まった。
春にはできなかった胴上げ・祝勝会をやるには勝利しかない!今大会、絶好調の打線が早速機能する、先攻愛知尾州、先頭河村のヒットを足場にフルベースのチャンスをつくり絶好調の原動力、5番の木村がセンターオーバーのタイムリーツーベースで2点を早々に先発伊左次にプレゼント。
その裏ツーアウト一塁から世界大会代表の東海ボーイズの主砲山田選手に両翼98メートルの阿久比球場のレフトフェンス直撃のヒット、ベンチも応援席も一瞬肝を冷やした打球であったが当たりがよすぎてシングルヒット、後続を抑えて初回の攻防を終える。
二回は、愛知尾州下位打線から8番伊左次がショートゴロエラー出塁、吉川定石通り送って上位打線へお膳立て、ここからが圧巻!河村センターオーバータイムリースリーベース、岩山ライトオーバータイムリースリーベースと連続の長打、永井フォアボールを挟んで後藤がレフト前タイムリー、木村もセンター前ヒット、この試合スタメン起用の内藤のライト前2点タイムリー、畑佐の内野ゴロの間にも1点と東海ボーイズさん相手に6点の超ビッグイニングで序盤で8-0の一方的リードをとる。
大きな追加点をもらった伊左次も二回にピンチ、ツーアウトフルベースまで詰め寄られるが踏ん張る。
三回・四回と共に無得点、五回に原のツーベースを足場に河村のダメ押しのダメ押しのレフト前タイムリーで決定的な9点めをもぎ取り、その裏伊左次が東海ボーイズ一番からの攻撃を三者凡退に封じ込め、プレートアンパイア重田愛知県西支部審判長のゲームのコールの瞬間、見事春の東邦ガス大会の雪辱をコールドゲームとはいえ完封で果たし、チームはSSK大会の三年連続の優勝を遂げた。
思わぬ大差がついた決勝戦ではあったが閉会式で講評を述べられた愛知県西支部片岡支部長より”愛知尾州と東海は、愛知県西支部の東西の横綱、全国大会でも優勝を目指してください”の激励をいただいた。
昨年の世代にも感じたことだが5月の中日本大会あたりからの選手の成長が著しい、他のチームが多少へばりがくるこの梅雨時期にベストな状態を維持しているのは、やはり冬場の練習量の蓄積ではないかと推測される。
春季全国大会は一回戦で優勝チームの枚方ボーイズにコールド負け、この屈辱もモチベーションとなり、この日の結果につながった。8/2からの選手権大会にも愛知県西支部A代表として期待のもてるSSK大会の5試合であった。
最後にベンチに控える選手の中でいろんな役割がある、ボールボーイ、バット引き、イニングの合間でのキャッチャー道具装着のお手伝い、次に出場予定選手のキャッチボール、そして最近ではエルボーガードまたすね当てを身につける選手が増えたことから出塁した際に走塁の邪魔になるためコーチャーに渡されたものをベンチより取りにゆくことになる、もちろんエルボーガードなどは身体を守るものであるのでチームによっては装着を義務付けるところもある。また渡されたコーチャーは、本来の役割をこなすために両手がふさがることのないように早くとりにゆくことをしていかないといけない。さらにベンチが三塁側となれば走る距離も長くなり試合進行の妨げにならないためにも素早い行動が要求される。
決勝戦で愛知尾州は三塁側ベンチ、この役割を担ったのは、二年生橋倉、ヒット・フォアボールの出塁が決まると同時に全力疾走でベンチを飛び出し一塁コーチのもとへ駆け寄り、エルボーガードを預かると一目散にベンチに戻る、もちろん次のプレーが始まる前に、なかなかできることではない、えてして集中力散漫となり、プレーから目が離れ飛び出しが遅くなり、いつまでも一塁コーチャーがエルボーガードを持ったままという試合が進行する場面を多く見る。
今日の橋倉は、100点満点、本当に気持ちのよい走りが試合のプレー以外でお目にかかることで、藤川監督の言葉を借りれば、”野球の神様が橋倉を見ていて勝たせてくれた。”と確信する。本来であれば全ての選手がスタメンに名を連ね、記録に残る活躍をしたいと思い練習に励んでいるがダイヤモンドに出られるのは9人、ベンチ入りは20人、裏方の役割を務めねばならないこともある、それを全力でこなしてこそ次のステップにすすむことができる。チームに貢献できることは、打つ・投げるだけではない、チームの力は、ベンチ・スタンドも含めて多くのチーム関係者のたし算ではなくかけ算となる、一人でも0であれば、それは0になってしまう。今日の橋倉には大事なことを教えていただいた。
(W)
|
|
2015年6月21日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○6-3 ●名古屋緑ボーイズ |
愛知尾州 夏の全国 三年連続出場!! |
溝口 完投!3失点、鶴岡記念大会選出御礼の好投!
河村先制スリーベース!追い打ち岩山タイムリー!木村も続いてタイムリーツーベース!三回怒涛の攻撃!
永井 全国出場を手中にするランニングホームラン!
>>スコアボード
|
打棒爆発の名古屋緑ボーイズさん、昨日の2試合31得点、とくに二回戦愛知刈谷戦では初回に13得点と絶好調、この世代は昨年秋のミズノ旗争奪東海大会で優勝し冬を越えて春季全国大会の愛知県西支部代表の最右翼と言われたチームである。残念ながら結果は出なかったがここにきてチーム力は上向きで愛知尾州の投手陣に牙をむく、梅雨時の不安定な天候、阿久比球場のある知多半島は、雨雲が行き交う、第1試合の準決勝の東海ボーイズ VS 名古屋富士ボーイズの対戦中に降り出した雨がなかなか止まない、雨中戦の中、先行された東海ボーイズが回を追うことに地力を発揮し終わってみれば12-1のコールドゲームで圧勝、全国切符の一枚目を獲得した。
東海ボーイズとの優勝戦を争うチームはどこか?全国初出場を狙う名古屋緑ボーイズナインの気迫が試合前練習から感じられる、決して受けてたってはいけない!
しかし経験値では一枚上手の愛知尾州、両軍無得点で迎えた三回に打線がつながる。先頭吉川がセンター前ヒットで出塁、一番に戻って河村がライトセンター間へ強い打球、吉川を還すタイムリースリーベースで先制、膠着した試合の雰囲気を一気に変える一打に一塁側応援団も大声援、続く岩山もセンターへのタイムリー、永井が送ってツーアウト後に木村がライトオーバーのタイムリーツーベース、3点を取り全国出場をたぐり寄せる。
先発は、昨日から連投の溝口、四回まで被安打1、奪三振1、35球で無失点、間合いもよく守る時間を短くして4-0で前半を終える。
全国に向けてここからが長く苦しい道のりとなる、それは選手も指導者も充分に経験済み、五回に愛知尾州に追加点、先頭永井がとらえた打球は、ぐんぐん伸びてセンターオーバー、一目散にベースを翔ける二塁をまわってもスピードはトップ、三塁コーチの宇佐美も精一杯のアクションで躊躇なく手を回す、そのままホームへ突入、見事なランニングホームランで5点目がはいる。
打者の永井のバッティングも見事だがしっかり状況判断した三塁コーチ宇佐美もファインプレー、大きな追加点となった。さあ後は勝利へのカウントダウン、しかしそうは問屋が卸さない、名古屋緑打線がその裏、溝口を攻めつける、先頭打者のツーベースに始まりフォアボールをはさんで一番に戻りライト線へのタイムリーツーベースで1点を返され、さらに二・三塁のピンチに粘った二番打者の打球は三遊間に逆シングルで永井が捕球、早いスローイングで一塁に送球、間一髪でアウト!その後の打順を考えるとクリーンアップに回るという大ピンチであったが打点5に値するスーパープレーがチームを救った。終盤六回にも名古屋緑が2点を追加、5-3での最終回の攻撃、三人で終われば流れが名古屋緑に行きかねないツーアウトランナー無しから四番後藤がセンター前ヒットで出塁、ワイルドピッチで一挙三塁を陥しれる、この大会好調の木村が引っ張った打球は、鋭く一塁左へ、名古屋緑杉原一塁手飛びついて捕球、しかしカバーが遅れてタイムリー内野安打、後藤が還って重い1点が七回表愛知尾州にはいる。
その裏溝口が危なげなく抑えて6-3で愛知尾州の勝利!三年連続の選手権大会出場・春夏連続の全国大会の出場が決まった。猛打の名古屋緑打線に先行を許さず味方打線の先制を待った先発溝口、先制スリーベースの河村、3安打猛打賞の木村、つなぎに徹したやはり3安打猛打賞の吉川、ホームランとファインプレーの永井、状況判断ピカイチの三塁コーチャー宇佐美、ヒーローを指折り数えても足りないくらいではあるが最大のヒーローはスタンドから声をからして応援してくれた父兄さん、くしくも今日は、父の日、母の日は残念ながら福井美方の地でベスト4で散ってしまい不完全燃焼とおわったが全国出場をプレゼントとなり喜んでいただいたことと思う、もう一つ勝利し美酒を呑ませてあげよう!
(W)
|
|
2015年6月20日 三回戦 愛知尾州ボーイズ ○8-0 ●小牧ボーイズ |
愛知尾州 一宮市営球場で三連勝! ベスト4進出! |
全国へあと一勝! 三連覇へあと二勝!!
第一試合から続く カケル リレー プラス溝口で完封!!
初回 畑佐タイムリースリーベース効いた!
|
第2試合と第3試合の40分のインタバル時に空の機嫌が悪くなった、上空を黒い雲が覆いだした。梅雨とはいっても温度は低め、湿度は多少感じるが風があるためコンディションとしては特有のまとわりつくような感じはない。
最終日進出をかけての相手は愛知小牧ボーイズさん、ともにコールド勝ちでの進出、スポニチ大会一回戦以来の対戦となる。プレーボールがかかった直後に大粒の雨が降り出す、その雨を物ともせず先攻の愛知尾州が愛知小牧先発左腕林投手におそいかかる、河村じっくり選んでフォアボール、岩山きっちりと送りバント、永井も選んでフォアボールのチャンスに四番後藤の一打は、高々とショートへの滞空時間の長いフライ、曇天の雨空に打球が隠れてショートが見失う、長距離砲後藤に備えて深く守ったレフトがあわてて前進も間に合わずポトリと落ちてフルベースのチャンスにツーアウト後に原がやはりじっくり見極めて押し出しのフォアボールでまず先制点、続く畑佐は、左対左の不利を克服しライトオーバーのスリーベース、三人の走者をきれいに掃除し3点追加、さらに伊左次もセンター前タイムリーで都合5点とツーアウトをとられた後の得点は、愛知小牧に痛烈なダメージを与えるとともに主導権を握るには充分すぎる初回の攻撃となった。
先発は伊左次、直近の公式戦、春日井市長杯大会の愛知知多戦、悪夢の2回7失点からどう立て直してきたかが焦点となる。先頭打者をスイングアウトの三振、二番打者にフォアボールとジキルとハイドの両面がでたが、三番打者をピッチャーゴロ、自ら捕球しショート永井からファースト後藤へのダブルプレー、これで乗っていくことができ二回は三者凡退2奪三振、三回はデッドボール、送りバントのピンチもショートフライ、スリーアウトめはライトへのヒットかと思われたがダッシュ一番、原が初戦の借りをかえすかのような矢のような送球でライトゴロに打ち取り三回無安打、3奪三振、34球無失点で切り抜けて勝利を引き寄せる。リズムよくテンポよく投げていけば守備陣も軽快に守ってくれる!追加点は四回、先頭吉川のツーベースのチャンスに河村のセカンドゴロ、愛知小牧守備陣もたつく間に吉川快足をとばして一気にホームイン、投げては二番手堀江、締めくくりは溝口とランナーを出すが点は与えない。
六回にツーアウトランナー無しから足をからめてコールド対象の2点を追加し先週からホームタウンの一宮市営平島公園野球場で全てコールドでの三連勝!全国出場に王手をかけた!
SSK大会最終日に進出は、順当に勝ち上がってきた第2シード東海ボーイズ、中日本優勝の愛知瀬戸ボーイズを延長の末に下した名古屋富士ボーイズ、本日の二回戦~準々決勝の二試合で31得点を叩き出した名古屋緑ボーイズ、そして第1シードの愛知尾州ボーイズの4チーム、第3シード・第4シードチームが敗れる波乱ではあったが、強いチームが勝つのではなく勝ったチーム強いのである!(W)
|
|
2015年6月20日 二回戦 愛知尾州ボーイズ ○9-2 ●春日井ボーイズ |
愛知尾州 名門春日井退け ベスト8へ!! |
先発 永井3安打2失点 完投!
|
今日6月20日は、全国高校野球選手権大会の沖縄県予選の開幕の日となった。沖縄県の代表チームが初めて甲子園の夏の大会に出場してから57年の月日が経った、当時を振り返ってみると沖縄は、アメリカ合衆国統治下、パスポートを持っての出場であった。そこから半世紀を経て沖縄県の代表チームは、強豪に変貌をとげた。それは多くの沖縄県の野球関係者の努力の賜物である。不幸な太平洋戦争で唯一の内戦を経験し、つらい戦後をおくってきたことを私たちは、決して忘れずに語り継いでいかねばならない。沖縄では、一年に三度、忘れてはいけない日がある。4月28日 昭和27年サンフランシスコ講和条約の締結において日本が主権を回復すると同時に沖縄が日本から切り離された日、5月15日 昭和47年沖縄が日本に返還された日、そして6月23日 昭和20年太平洋戦争において沖縄戦が終結した日、慰霊の日としてあらためて平和への願いをこめる日、是非とも今、こうして野球ができる喜びを感謝し6月23日には平和への願いの祈りを捧げてほしい。
ボーイズリーグの愛知県西支部の選手権予選も本日と明日のみ、二つの支部代表チームが決まる、愛知尾州は、全国制覇の経験もある名門春日井ボーイズさんとの対戦、今日もホームタウン一宮市営平島公園野球場、大応援団の声援に応えよう!
珍しく後攻の愛知尾州、先発の永井は早いテンポから春日井打線に相対する、初回先頭から三人をわずか10球で三者凡退、攻撃へのリズムをつくる。
愛知尾州不動の一番河村の打球は、強い当たりのショートへのゴロがエラーとなり出塁、二塁に進んだ後に三番永井がセンターオーバーのタイムリーツーベース、さらに木村のタイムリーが出て初回に2点の先行でペースをつくる。点をもらった永井は快調、三回あでに1安打のみ28球の省エネピッチングを展開、味方の追加点を待つ、すると三回裏に先頭後藤のツーベースを発端に岩山タイムリースリーベース、ピンチヒッター森田のセンター前タイムリー、河村タイムリースリーベース、吉川、永井のフォアボールのフルベースからこの回二度目の打席の後藤が試合を決める走者一掃のタイムリースリーベースで一挙7点を挙げる!
四回永井が2点を失うがそのまま投げ切って5回コールドゲームで愛知県西支部の名門チーム古豪の春日井ボーイズに勝利しベスト8進出を決めた!
今日も三塁側は、二年生・一年生に父兄さんを含めた大応援団が駆けつけてくれた、ありがたい、本当にありがたい応援、常に選手の背中を押してくれる声援に感謝し最終日進出をかけて愛知小牧ボーイズさんと対戦する。(W)
|
|
2015年6月13日 一回戦 愛知尾州ボーイズ ○11-1 ●名古屋名南ボーイズ |
愛知尾州 SSK大会 三連覇に向けて大勝発進! |
溝口 無四球 完投!
三回 溝口・吉川・河村・岩山 嵐の如き四連打であっさり逆転!
後藤 とどめのホームラン!
|
梅雨入り宣言が発表された日本列島、毎年のことではあるが、この時期に夏の全国選手権大会の予選が各地で行われる。三年生にとっては、ボーイズリーグ全国大会出場の最後のチャンス、二年間中伝毛織さんの食堂に飾られていたSSK旗を持ち先頭で豊田運動公園野球場を行進する愛知尾州ナイン、決してたやすいことではないが三連覇のプレッシャーにめげず優勝して春とは違う愛知県西支部A代表の座を勝ち取ろう!
移動してきた一宮市営平島公園野球場、抽選の結果、本日の一回戦をこのホームタウンにて行うことができる。多くの関係者に駆けつけていただくこともでき恥ずかしい試合は、できない!第一試合の終わるころから二年生・一年生そして父兄さんが続々と駐車場に入ってくる。三年生は、二年前の熱田神宮公園野球場、二年生の登録メンバーは、昨年の阿久比球場のスタンドで準決勝~決勝の試合を応援したことを思い出してほしい。精一杯の声援でレギュラーチームを後押ししたことと思う、いよいよ自分たちがその晴れ舞台に立つことに誇りをもってプレーしよう!100名を越す大応援団の前で全力疾走!そこから始まる!
今日は試合前ジャンケンに勝った世界大会代表選出のキャプテン永井が高らかに ”先攻”と宣言、定刻より遅れて13:56に臼井プレートアンパイアのプレーボールがかかる。先手をとりたい愛知尾州は、先頭河村・二番岩山が名古屋名南先発の深谷投手の切れのある変化球にいずれも見逃し三振、永井デッドボール出塁も後藤がサードゴロに倒れて初回スコアボードに得点入らず、逆に愛知尾州に試練、満を持しての先発溝口がわずかにコントロールが定まらない、ストライクを取りにいったボールを名古屋名南トップバッター新美選手にライトの運ばれる、当たりがよかっただけにライト原が突っ込んでライトゴロで一塁封殺を狙ったが気持ちとは裏腹に後逸、一気に三塁へ走者を許す。いきなりノーアウト三塁のピンチに大応援団も固唾をのむ、ワンアウト後にライト前タイムリーで名古屋名南に先制点、その後は連続三振で最少失点に切り抜けて初回の攻防は、名古屋名南に軍配が上がる。
二回の攻撃で試合の流れが一気に愛知尾州に傾く、ワンアウト後に原の内野安打に八番溝口の一打、センターへの大飛球がタイムリースリーベースとなり同点、その後吉川のファースト強襲、河村のセンター前、岩山のライト前ヒットと四連打で逆転、とくに吉川のファースト、河村のピッチャーへの打球は、ともにグラブをかすめるが打球の鋭さ、速さがグラブをだした名古屋名南の守備陣の予想をはるかに上回り一直線に外野に達する打球となった。自らの同点打と味方打線の逆転で溝口の投球がさえる。
二回から五回はランナーは二人のみで無失点、打線は二回、溝口・河村・岩山のタイムリーで5点のビッグイニング、四回は後藤が豪快に左中間無人のスタンドに高々とアーチを描き1点、四回は永井・後藤の連続タイムリーツーベースで2点、つごう11-1で五回コールドゲームで一回戦を見事に勝ち上がった。
ところどころにミスは見受けられたが初戦の難しさ、ミスは反省し修正していけばよい、これでのっていける。
しかしベンチ入りした全員が同じ方向を向いていただろうか?誰もができる全力疾走・声出しができていただろうか?控えとしてベンチにいた選手に問いたい!これができない選手は、声援をおくってくれている大応援団に報いることは決してできないしベンチにはいる権利はない。
来週も一宮市営平島公園野球場での試合、全員で2試合を戦い、最終日進出をこの手に(W)
|
|
第22回春日井市長杯争奪東海大会 |
|
2015年5月31日 三回戦 愛知尾州ボーイズ ● 7-10 ○愛知知多ボーイズ |
愛知尾州 総力戦! 三度目の逆転勝利成らず! |
先発伊左次、まさかの大乱調!
>>スコアボード |
壮絶なノーガードの打ち合いと形容してよいと思われる戦いがみずき球場第三試合で展開された。愛知尾州と愛知知多の対戦、ともに劇的勝利で進出の両チーム、愛知県西支部同士のつぶし合いの火ぶたがきって落とされた。
愛知尾州ボーイズの攻撃は先程の試合同様、先頭の河村がライト前ヒットで出塁、やはり岩山がキッチリとバントで送り、四番後藤がセンター右へとツーベースタイムリーで先取点をもぎ取る。愛知尾州ボーイズの先発は伊佐次!初回、簡単に3人で打ち取り上々の立ち上がりを見せるも2回に捕まる。4番バッターを四球で歩かせるとヒット、四球でたちまちノーアウト満塁のピンチを迎える。この後3連続のワイルドピッチで満塁のランナーが全てホームインしてしまう。その後も四球、ヒット等でこの回7失点。愛知知多ボーイズさんに大きなリードを許す。追い上げたい愛知尾州ボーイズは3回、永井が内安打で出塁、盗塁を決めてワンアウト2塁から4番後藤のライト前タイムリーで1点、原ヒットでツーアウト1、3塁からワイルドピッチの間にもう1点。続く4回はツーアウトから河村、岩山がヒットで出塁、永井が相手の意表を付く3塁前へのセーフティーバントが内安打となり送球が逸れる間に河村がホームイン。
後藤の内安打の間に2人が還り、この回3点を取り、4回で1点差まで追い上げる。5回、原、内藤連続安打の後、北山がまたも初球をキッチリ転がしランナーを進める。何とかしたい吉川は追い込まれながらファールで粘りに粘り相手にプレッシャーを与える。結局内野ゴロエラーを呼び込みついに同点とする。しかしこの後、後続が撃ち取られ一気に逆転とはいかない!3回途中からマウンドに上がった永井は5回まで相手打線をヒット1本に抑えていたが、6回に捕まる。ヒット4本を打たれ3失点!後が無くなった愛知尾州ボーイズの7回の攻撃も三者凡退に抑えられゲームセット。
残念ながら敗戦で来週の最終日進出成らず、中12日でいよいよ選手権予選を迎える、ジャイアンツカップ出場は他力本願となるが夏の全国出場は自力で勝ち取ることができる!今日の敗戦を糧にし、まだ何が足りないのかを見つめる時間ができた、アスリートや人間の価値は常に成功することではない、倒れるたびに起き上がることである。
(W&H)
|
|
2015年5月31日 二回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 9-4 ●白山能美ボーイズ |
愛知尾州 白山能美に大逆転でベスト8進出! |
後藤、特大のホームラン!
北山、流れを呼び込むバント!
>>スコアボード |
明日から6月とはいえ異常な気温の上昇、32℃は、この時期としては高い、また日本一暑いと言われる岐阜県多治見市のお隣の岐阜県可児市のみずきグランドで行われる第22回春日井市長杯大会も二日目、天気に恵まれ順調に消化されてレギュラーの部は、本日でベスト4が決まり佳境に入る。相手は、中日本大会ベスト4の北陸の強豪チームの白山能美ボーイズさん、二年前の中日本大会決勝戦を戦ってからこの時期に公式戦で戦う機会が増えてきた。雪国のハンデの中、毎年全国大会あるいは中日本大会に出場してくるチームに胸を借りる!試合前ノックで顔面に送球をうけて病院に搬送された宇佐美の分までベンチ入り選手で戦い、勝利を届けよう!
先攻の愛知尾州ボーイズは先頭の河村が四球を選び出塁。続く岩山が初球をキッチリバントで送りチャンスを作る。久し振りに公式戦初回からスコアリングポジションにランナーを置き、クリーンアップに期待がかかる場面、四番の後藤が期待に応えレフト前に先制のタイムリーを放つ。強豪白山能美打線に迎え撃つはエース溝口!この日は初回から球が走り上々の立ち上がりを期待したが、そこは強力打線が許してはくれない!2番バッターに左中間を破られいきなりこちらもピンチを迎える。続く3番バッターの打球を内野エラーでたちまち同点とされる。ここ数試合立ち上がりのエラーが失点につながる悪い流れをまた繰り返してしまうのか?2回はお互い0点に抑えるも3回、溝口が白山能美の1番バッターにライト頭上をはるかに越えるホームランを打たれ逆転を許す。続くバッターにもライトへ運ばれ、いつもならバタバタと失点してもおかしくないケースではあるが、ここで昨日の試合でもチームを救った木村の肩が尾州を救う。盗塁したランナーをセカンドで刺し、流れを渡さない。何とか追い付きたい愛知尾州の4回の攻撃は原がレフトオーバーのツーベースで出塁、3塁へ盗塁の後、吉川の打球を相手エラーで同点に追い付く。しかしその裏、ヒットでランナーを1塁に置き、白山能美の6番でこの試合キャプテンの小阪選手にライトオーバーのツーランを浴びてしまう。取られたら取り返したい愛知尾州ボーイズは4番後藤が魅せる!鋭く振り抜いた打球は高く舞い上がりセンター頭上を越えるホームランで1点差に詰め寄る。長打の応酬でこの試合は決まるのかと思われたが、試合の流れを呼び寄せたのはしっかりと与えられた仕事をした選手、北山であった。6回、先頭の原が四球で出ると藤川監督は代打に北山を送る。誰もがバントで送ると思われる場面、相手も警戒して内野は鋭くプレッシャーをかけるが、何と北山は初球を意図も簡単にバント決めてしまう。誰もがしびれる場面、北山本人も緊張はあったと思うが、初球を決めてしまうあたりこの試合の流れを愛知尾州ボーイズに呼び込んだ1打になった。
続く溝口は期待に応え、センター前に糸を引く様なヒットでチャンスを拡げると代打内藤は粘って四球!満塁から河村の四球でついに同点!北山と同様、この試合初回にキッチリとバントを決めている岩山がこのチャンスにしぶとくライト前に逆転のタイムリーを放つ。後藤の内安打と相手エラーで2点、原の内安打で後藤もホームへ還りこの回打者一巡で6点を奪う!最終回、愛知尾州の攻撃は前の打席、バントを決めた北山!気分良く振り抜いた打球はライト前へのクリーンヒットとなった。やはり野球の神様は普段通りの事を試合でも発揮出来る選手にはご褒美をあげるのだと思わせる1打ではあった。結局溝口が6、7回とランナーを出すも最後まで球威は衰えず0点に抑え2回戦突破を果たした。
初戦の岐阜ボーイズ戦に続いての逆転勝ち、休む間もなく対戦する相手は、愛知知多ボーイズさん、第一試合タイブレイクの熱戦を制して、ともに勢いに乗る対戦、最終日進出をかけて楽しみな熱い戦いに期待しよう。
(W&H)
|
|
2015年5月30日 一回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 5-3 ●岐阜ボーイズ |
愛知尾州 岐阜に逆転勝利!二回戦進出! |
>>スコアボード |
レギュラーチームの公式戦も折り返し、この春日井市長杯争奪大会の後は、いよいよ選手権予選、ここまで東邦ガス大会・春季全国大会・スポーツニッポン大会・中日本大会・美方レインボー大会と五つの公式戦で12勝 4敗で優勝1、準優勝1の成績でここまで来た。温度も湿度も上がり真夏もすぐにそこまで来ている。冬の練習の成果がでるのは、ここからである!特に三年生は進学のこともあり野球も勉強も正念場の六月を迎える。伝統の春日井市長杯大会、21回の歴史の中で愛知尾州ボーイズの優勝は未だない(準優勝が一度)、新しい足跡を残すためにも一戦必勝!
試合は、愛知尾州先攻で11:45にプレーボール!河村・岩山・永井と8球で三者凡退、先発原がピリッとしない。ツーアウトはとるがデッドボール二つで早くも降板、急きょリリーフの伊左次がタイムリーをあびて2点の先制をゆるす。打線は直ぐに反撃、後藤のツーベースを足場に原のタイムリーツーベースで1点、さらにフルベースと攻めつけるが追加点ならず、セリーグチーム打率トップながら点が取れない中日ドラゴンズに習ったかのような攻撃に応援席もため息、二回伊左次が連打からスクイズで追加点をゆるし序盤を1ー3で劣勢となる。
三回からはようやく愛知尾州ペース、後藤のタイムリーツーベースと相手ミスからようやく同点、四回は相手エラーから犠打をからめて永井のタイムリーで勝ち越し、五回もフォアボーからスチール、エラーで追加点、立ち直った伊左次と五回から溝口のリレーで無失点、中でも6回ヒットの二人のランナーをキャッチャー木村が盗塁阻止したプレーは、この試合の分岐点、防御は最大の攻撃なり
打って点を取るのも野球だが守りも同じくらい大事だと思わせてくれたプレーだった。
やはり初戦は難しい!勝ちあがって明日は、中日本大会ベスト4の白山能美ボーイズさんと対戦、楽しみな一戦となった。
最後に嬉しい知らせを一つ、レギュラーチームの主将の永井 翔内野手が8/8(土)から岡崎市民球場を中心にして行われるボーイズリーグ2015世界少年野球大会の中日本ブロック選抜選手に選ばれた、この大会は毎年各地で行われ今年は日本それも愛知県で行われることになり8か国、12チームが国別世界一を争う。愛知尾州ボーイズにおいては初めての名誉なこと、また例年行われているボーイズリーグの中興の祖、鶴岡 一人さんを記念したボーイズリーグ第16回鶴岡一人記念大会(8/22より茨城県 ひたちなか市民球場他)の中日本ブロック選抜に溝口 隼投手が選出された。ともに中日本ブロック100チームを超える多くの選手の中よりの選出、同年度に二人の中日本ブロック選抜チームへの選出はチーム史上初めてのこととなる。今年の夏は、世界大会で愛知が熱くなる!
(W)
|
|
第7回美方レインボー本大会 |
|
レギュラーの部
|
|
2015年5月10日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ● 1-3 ○若狭高浜ボーイズ |
愛知尾州ボーイズ レギュラー、ベスト4で姿消す! |
>>スコアボード |
準決勝の相手、若狭高浜ボーイズさんはちょうど一年前、この大会ジュニアの部決勝で対戦して以来、お互いどれ程成長したのか楽しみな対戦である。
準決勝となるこの試合も初回簡単に三者凡退に打ち取られる。
なかなか先制してリズムを作れない。若狭高浜ボーイズの上ノ山投手の緩急を混ぜての投球に打者8人が簡単に打ち取られる。
初ヒットは9番北山がライト前に!盗塁、ワイルドピッチでチャンスを作るも後続が打ち取られる無得点に終わる。
先取点を先にあげたのは若狭高浜ボーイズ。内野エラーで出たランナーを置き、右中間にタイムリーを浴びる。
4回もヒットとバントを絡めた若狭高浜ボーイズの野球にエラーも絡み1点を献上。ワンアウト1、3塁から飛び出した三塁ランナーを木村が矢のような送球でタッチアウトを取るもなかなか流れを愛知尾州ボーイズへ持って来られない。
5回 この回先頭の原がレフト前ヒットで出塁、相手エラーで三塁まで進むと畑佐がレフト線へのタイムリーで1点を返す。
しかしこの回から登板した立石がピリッとせず2者連続四球でピンチを作るとここで溝口を投入、しかしここでもエラーが絡み失点してしまう。
何とか突破口を開きたい愛知尾州ボーイズだが、相手好投手を攻略出来ず、結果散発3安打に抑えられ、ベスト4で姿を消す事となった。
この大会、先攻で攻撃したい愛知尾州ボーイズではあったが、終わってみれば3試合とも初回は三者凡退。この試合に限っては上位打線はノーヒット、エラー4個では勝ち抜く事は出来ない!試合終了後、直ぐに福井を後にし尾州グランドへ戻り、日没までの練習は次の大会へつながるステップであってほしい。
(H)
|
|
2015年5月9日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 5-4 ●伊勢ボーイズ |
愛知尾州レギュラー 最終日ベスト4進出! |
溝口粘投!エースの自覚!
井野、口火を切る安打!
>>スコアボード
|
初戦圧勝の愛知尾州、最終日進出にはもう一つ勝利が必要となる、楽しい遠征の夜を過ごすためには勝つことが条件!
開会式が開催された美浜運動公園野球場での準決勝への切符を懸けた準々決勝!相手は伊勢ボーイズさん。
この試合も先攻の愛知尾州ボーイズ。しかし初回簡単に三者凡退に抑えられる。
流れに乗れないまま、守りにつく選手達。伊勢ボーイズの先頭バッターにツーベースを打たれワンアウト三塁からスクイズで先制される。
2回、後藤のヒットを皮切りに同点に追いつく。
3回、この試合スタメンに起用された井野がレフト前へ口火となるヒットで出塁すると永井のヒット、相手エラーの間にホームを踏みリードする。
その後ランナーを出すも要所を締めるピッチングで相手を0点に抑える溝口に対して6回にドラマが生まれる。
先頭の木村がライト前ヒット、後藤が左中間を破るタイムリーツーベースで1点。原が送りツーアウトから森田の放った打球はライト線への貴重な2点タイムリーツーベース!一気に4点差に広げる。
このまま逃げ切りたい愛知尾州ボーイズだったが、野球の神様が試練を与える。
ヒット、四球でランナーをためるとエラーがらみでたちまち3点を取られ再び1点差に詰め寄られる。
最終回の尾州ボーイズの攻撃もヒットと送りバントでスコアーリングポジションにランナーを進め、ワンアウト満塁から代打の切り札、内藤を送り込むもセカンドフライゲッツーに抑えられ得点を奪えない。
嫌な流れのまま最終回の守備に付く愛知尾州ボーイズナイン。ワンアウトから伊勢ボーイズの四番の放ったライトへの大飛球をこの日絶好調の森田がライト一番深いところでナイスキャッチ!ボールがグラブにスッポリ収まるまでは応援の父母の方もまるでスローモーションを見ているような感覚であった。
最後のバッターを三振に仕留め、翌日の準決勝へと進出を決めた。
弟分の愛知尾州ボーイズジュニアチームもこの日2連勝で明日の準決勝への進出を決めたとの連絡が入り、益々2年連続のアベック優勝への期待も膨らむ。
(H) |
|
2015年5月9日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 10-3 ●氷上ボーイズ |
愛知尾州レギュラー 二週連続の福井で躍動! |
木村渾身のツーラン!
森田スリーベースを含む3安打!
>>スコアボード |
二週連続の福井県嶺南の地、大飯町から美浜町へ舞台を移しての第7回美方レインボー大会、今年は昨年ダブル優勝を果たしたため、中日本大会に続いて開会式では先頭でレギュラー・ジュニアともに行進し優勝旗返還、いつものユーモラスな齋藤会長のご挨拶、思わず聞き入ってしまうのは筆者だけではなくスタンドを埋め尽くした多く関係者もしかりである。
開会式会場から車で5分、レギュラーの試合会場は、福井県立美方高校のグランド、対戦相手は、兵庫県支部の氷上ボーイズさん、氷上と書いて”ひかみ”と読む、兵庫県の中東部に位置する丹波の黒豆で有名な篠山(ささやま)市がホームタウンとなる。全国的に愛知県西支部同様に激戦区といわれている兵庫県支部のチーム、今大会は、三年生のみのエントリー、19名の結束で連覇を勝ち取ろう!
愛知尾州ボーイズの先攻で始まったこの試合、簡単に3人で打ち取られる。
尾州ボーイズの先発を任されたのは昨年のレインボー大会でも初戦を先発した伊左次。いきなり先頭打者にライト前に運ばれる。ツーアウトを取るもそこからコンパクトに振り抜く氷上ボーイズの打線に3連打され2点を献上する。
取られたら取り返す愛知尾州ボーイズの攻撃は後藤がセンター前ヒット、原がエラーで出塁の後、この日7番スタメンレフトで出場の背番号7の森田が右中間を破る2点スリーベースタイムリーで同点!まさに777のフィーバー大爆発の予感を感じさせる打球であった。岩山のタイムリースリーベースで追加点を加え逆転に成功する。
しかしこの日はリズムに乗れない尾州ボーイズはエラー絡みで同点とされる。
お互いに次の1点が試合を大きく左右すると思われた展開で試合が動く。
5回先頭の永井がレフト線へのツーベースヒットで出塁。木村の渾身の一撃はライト頭上を遥かに越えるツーランホームラン!後藤も左中間を破るスリーベース、原も続きこの日スタメン内藤もライト右へのスリーベースタイムリー。トドメはこの試合フィーバー中の森田が3本目のタイムリーで一挙5点を追加して試合を決める。
6回からは立石が登板。切れのあるストレートで簡単に三者凡退に抑え規定によりコールドゲームにて試合終了。
初戦突破です。
この試合、序盤からエラーが重なり苦しい試合運びとなった事を選手は今一度考えて次からの試合に取り組んでほしい。数時間後にある2回戦は是非ノーエラーでリズム良く試合に入ってほしいと思う。
(H) |
|
ジュニアの部 |
|
2015年5月10日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ● 7-8 ○加賀ボーイズ |
愛知尾州Jr 準決勝で姿消す |
>>スコアボード |
【勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし】プロ野球の野村克也元監督の名言として、知っている言葉かもしれないが、もともとは江戸時代後期の平戸藩主、松平静山の言葉です。
大名ながら剣術の達人でもあり、剣術書「剣談」のなかにこの言葉がある。これまで私は「負けたときには、必ず負ける理由がある。一方で、負ける理由があっても外的要因などにより勝つということもある。したがって、勝負に勝ったとしてもおごることなく、さらなる努力が必要である」というように考えてきた。
しかし、「剣談」では、「道にしたがい、道をまもれば、勇ましさがなくても必ず勝ち、道にそむけば必ず負ける」ということが書かれていた。この「道」とは、「人として行うべき正しい道」と言う意味になるのではないか?前者の意味であっても、後者の意味であっても、心のあり方という点において、どちらにも大切な意味が込められてると思う。
自分に足りないことを素直に反省し、順調であるときもおごることなく、感謝の気持ちを忘れない。
また、どんなに辛くても人の道をはずれるようなことは決して行わない。一貫してそのような、姿勢、取り組みをすることが勝つという事なのかもしれません。
GW初めから「自分の事は自分でやる」テーマに取り組んでいる。選手達、自分たちなりに頑張ってましたよ!それでも勝てなかった!我々にはまだまだ修行が必要なようだ。必ず勝てる!がんばろう!
最後に初めてのジュニアチーム宿泊遠征試合、美方大会関係者、福井支部の皆さん、愛知尾州父母会、係ったすべての方々に感謝したい!
(A N) |
|
2015年5月9日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 6-3 ●岐阜東濃ボーイズ |
愛知尾州Jr 辛勝! 最終日進出! |
ロングリリーフ松下 粘投! 勝利を呼ぶ!
橋倉 岐阜東濃突き放すタイムリースリーベース!
>>スコアボード |
試合が始まる直前からバックネット方向から強風が吹き付ける、天気の急変がどちらに幸いするのか、最終日進出をかけた相手は直前の第二試合で地元若狭高浜ボーイズさんを逆転で下した岐阜東濃ボーイズさん、勢いにより負けるな!
初戦に続いて先攻愛知尾州は、一年生 坂井田の三遊間タイムリーで幸先よく先制、先発も一年生塩田、先頭をサードゴロに打ち取ったかに見えたが送球が悪く出塁をゆるす、その後もリズムつかめず押し出しフォアボールで同点、すかさずベンチは松下をリリーフに送りワンアウトフルベースのピンチを一球でピッチャーゴロダブルプレーに打ち取り、見事な火消し、点の取り合いで幕を開ける。
しかし第一試合に爆発した愛知尾州打線が岐阜東濃先発の緩緩投法の術中にはまる。
四回まで初回の1点のみ、逆に岐阜東濃は、三回エラーに乗じて1点を挙げ、四回終わって1ー2の劣勢で前半を終える。
五回、山本(峻)に待望の同点タイムリーが飛び出して、ようやくベンチに元気が戻る、六回には、ピンチヒッター種倉の内野ゴロで勝ち越し、曇り空から太陽が一瞬顔を出す。
さらにフルベースから橋倉がライトオーバー走者一掃のタイムリースリーベース、応援団・ベンチは歓喜の嵐、ペースをつかんだ愛知尾州は、小森が登板、力のあるボールで凡打の山を築いて最終回は、1点を献上するもののリードを守り、最終日進出となった。
明日は、不敗の上中球場が待っている。
(W)
|
|
2015年5月9日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 13-0 ●福井ボーイズ |
愛知尾州Jr 鮮やか先制攻撃 ベスト8進出! |
平田 三回を無安打完封!
河村 全打席出塁!
中津 4打点!
ベンチに声がない! 元気でも負けるな!
>>スコアボード |
ようやくめぐってきた公式戦の機会、進級した二年生にとっては待ちに待った本試合ではないか、また見守る父兄さんにも緊張が垣間見れる。
開会式から移動してきたおおい多目的グランド、先週レギュラーチームが死闘を展開した大飯球場の西に位置するグランド、対戦相手は、地元福井県支部の福井ボーイズさん、伝統のワンポイントの新装となった純白のユニホームと対峙する。
先攻愛知尾州トップバッターは河村、マークされながらも一塁線を鋭く抜くツーベースヒット、橋倉定石どおり送りバントで河村三塁へ、三番中津は基本に忠実にセンター前タイムリー、さらに山本(峻)・長野連続フォアボールのフルベースから内野ゴロと内野安打で3点の先制となる。
先発は平田、勝ち抜けば二日間で4試合、投球制限統一ガイドライン適用のため行けるとこまで行くという全力投球、低いマウンドに苦しみながらランナーを出すが0点に抑えてリードを守る。
二回愛知尾州は、ワンアウト後に河村のヒットを足場に中津のレフトへのタイムリーエンタイトルツーベース、相手エラーもからめて4点とし二回は平田が三者凡退に抑えて7ー0と主導権を握る。
その後も攻撃陣は三回1点、四回5点と手を緩めることなく、平田を継いだ新谷が四回を抑えて13ー0で初戦を勝ち上がった。
練習試合も含めて久々の勝利、二回を終わって大差がついたが勝利を確信したかのようにベンチでは声が出なくなった、主審の”ゲーム”のコールがあってはじめて試合は終わる。自分たちで終わらせてはいけない。
今日は、東監督は帰ることなく昼からも采配を振るう。
(W) |
|
第30回日本少年野球 読売杯 中日本大会 |
|
2015年5月4日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ● 3-5 ○津ボーイズ |
愛知尾州 二回戦逆転負けでベスト16どまり! |
河村 逆転スリーベース
畑佐 猛打賞及ばず!
>>スコアボード |
北陸地方の方々にとって、よく言われるフレーズがある、”弁当忘れても傘は、忘れるな!” と言うことは、天気がそれだけ変わりやすいということ、昨晩から天気が安定しない、今日もいつ雨が降るかわからない天候となった、今日は第二試合、三重県支部の名門チーム津ボーイズさんとの対戦となった。中日本大会では二年ぶりの対戦、日にちは同じく5/4で津球場での準々決勝、タイブレイクの熱戦で3ー2の死闘を制して最終日進出を決めた、あの試合が思い出される。筆者の私見で大変僭越ですが多くのチームの試合前の選手審査を担当させていただいたが一昨年の中日本大会の際に津ボーイズさんを受け持ち、選手の元気な声とさわやかさ、そして気持ちのこもった表現に大変感激した覚えがある。今回の審査も受け持たせていただき変わらない態度に朝から心地よくさせていただいた。その気持ちが当然試合に反映される、受けてたつことなく愛知尾州も気迫で負けずに臨んでもらいたい。
今日も先攻の愛知尾州は、津ボーイズ先発の西尾投手のキレの良い真っ直ぐに河村・吉川・永井と三者凡退、逆に満を持しての先発伊左次にピンチが訪れる、ツーアウトフルベースからの強い当たりのセカンドゴロを吉川がわずかにはじく、懸命の二塁へのトスも間に合わずセーフ、先制点が津ボーイズにはいる。二回も愛知尾州は三者凡退、その裏、津もノーアウトのランナーを出すが伊左次が踏ん張り無得点、三回表に下位打線からチャンスを作る、先頭畑佐のライト前クリーンヒット、スチールに岩山のレフト前ヒットのワンアウト一・三塁から河村の逆風をはね返すセンターオーバーのタイムリースリーベースで二者を返して試合をひっくり返す。この回、三振にはたおれたが伊左次・吉川が粘りをみせて球数を投げさせた、この逆転劇の伏線となったことを付け加えておく。
五回まで双方ランナーを出すが絶妙のコントロールの津 西尾投手、荒れ球で的を絞らせない愛知尾州 伊左次投手の踏ん張りで2-1の得点は変わらず、互いのベンチは我慢比べで試合は、終盤に向かう。次の得点がどちらにはいるかが試合の行方を左右する。
六回に筋書きのないドラマが展開された。まず六回表の愛知尾州は、この試合大当たりの畑佐が猛打賞の3安打めとなるタイムリーで3-1と点差を広げる。あと6つのアウトで試合が終わるがこの6個のアウトと今までの15個のアウトの重みはほぼかわらない、むしろあと6個のアウトを奪い逃げ込むことのほうが難しいことかもしれない。
その裏、愛知尾州は継投にはいる、堀江がマウンドに登るがストライクがはいらない、急きょライトの原がリリーフに立ち津の反撃を食い止めるが連打を浴び、さらにエラーも重なり、永井も投入するが一挙4点が六回裏に記録され、土俵際まで追い詰められた。しかし最終回も津・西尾投手に三者凡退に抑えられ中日本大会は二回戦、ベスト16で敗退となった。
来週も同じ福井で美方レインボー大会に出場、切り替えてこちらもレギュラー・ジュニアともに連覇がかかる。
この試合、選手・ベンチ指導者には全く関係ないところで事務局チーム責任者で不手際があり、ベンチ内でドタバタがあり大事なところで支障をきたしてしまった、初日大勝のおごりとしか言えない失態であり、情けないとしか言いようがない!チーム関係者の皆さんに深くお詫び申し上げます。
(W)
|
|
2015年5月3日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○13-1 ●豊橋中央ボーイズ |
愛知尾州 連覇に向けて好発進! |
原父母会長、快気祝いの猛打!
初回 打者一巡 後藤、木村、内藤のタイムリーで5点のビックイニング!
原ー中西ー立石ー堀江 万全のリレー!
>>スコアボード |
全員で先頭で行進し、優勝旗・読売杯を返還することが予選を兼ねているスポニチ大会のささやかではあるが目標であった、春季全国大会に出場しても出場権は得られない、スポニチ大会でベスト8に進出してこそ得られる権利、そんな中、見事に優勝という栄冠に輝き三年連続の出場を果たしてくれた愛知尾州ナインが元気よくメイン会場大飯球場の土を踏みしめる。
5月の大型連休に開催される読売杯 中日本大会も数えて節目の30回め、7度目の出場で過去二度の優勝と一度の準優勝は、誇ってよい成績である。今年は、開催地域が初めて福井県となり中日本ブロックの強豪32チームがこの大飯球場に集結、三日間にわたり熱戦を繰り広げる。昨年夏に開通した舞鶴若狭自動車道で一宮からの移動時間も大きく短縮された。初夏の日本海からの風が心地よい、季節は確実に夏にむかっている。
対戦相手の豊川中央ボーイズさんとは、10年前の中日本大会にて前身のオール豊川さんとして対戦がある、その時は愛知尾州ボーイズも名称が尾州ボーイズであり二回戦でコールド負けをきっしている。その後も浜松大会で二度の対戦、互いに歴史を重ねてここ福井県大飯の地での戦いとなった。
ボーイズリーグは愛知県内においては矢作川を挟んで愛知県西支部と愛知県東支部に分かれている。明治維新前は尾張と三河に分かれており愛知尾州のホームタウンは一宮市、豊川中央のホームタウンは豊川市、互いの共通項は、共に鎮座する真清田神社が尾張一宮、砥鹿神社が三河一宮とよばれている。”一宮”とはある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことと言われている。全国一宮巡りで東海道においては避けてとおれない両地域の代理対決となった。ちなみに開催地の若狭一宮は小浜市の若狭彦神社、越前一宮は敦賀市の気比神宮、機会があれば参拝され歴史に思いをはせるのも遠征の楽しみの一つである。
初回、先頭河村ジャストミートの打球は、ライトオーバーのスリーベース、大飯球場のダイヤモンドを疾走する。吉川・永井の連続フォアボールでノーアウトフルベースの大チャンスに四番後藤もフルスイング、打球はショートを強襲し弾かれたボールは、レフト線へ二者生還、さらに木村は前進守備の豊川中央内野陣の二遊間を抜いて永井・後藤が相次いで生還、原の送りバントの後に本日はスタメン抜てきの内藤がライトセンター間にタイムリースリーベース、鮮やかな速攻で5点の得点でペースを握った。
先発は原、早いテンポからの投球で打たせてとるピッチングで守りの時間が短い!
三回の攻撃は、下位打線がチャンスをつくり、再び内藤のタイムリーと河村のこの日二本めのレフトセンター間タイムリースリーベースなどで7点をとり合計12点と安全圏にはいった。
投手陣は、三回から中西へリレー、公式戦初登板の緊張感からフォアボールなどでピンチをつくったが合格点、火消しに登場の立石が抑えて無得点、最終回登板の堀江が1点を失うが危なげなく一回戦を勝ち上がった。
連覇に向けて視界良好!
10年前の中日本大会の雪辱を福井の地で果たした。
(W) |
|
第20回スポーツニッポン旗争奪東海大会 |
|
2015年4月18日 決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○2-0 ●東海ボーイズ |
|
溝口 7奪三振 被安打2 完封で胴上げ投手!
後藤 値千金 決勝センターオーバーツーベース!
木村 足攻封じる 盗塁阻止!
>>スコアボード |
4月のこの時期の長雨を菜種梅雨という。菜の花の咲く頃に雨が続く、このきまぐれな春雨のおかげでスポニチ大会がずれこんで予備日の4/18に決勝戦の1試合のみが積み残され今日行われるはこびとなった。
顔合わせは、3月の東邦ガス大会に続いて同じ、一塁側 春季全国大会ベスト4の愛知県西支部A代表の東海ボーイズ、三塁側 春季全国大会二回戦敗退ではあったが愛知県西支部B代表の愛知尾州ボーイズ、ともに全国出場の両チームが実力を発揮し決勝戦に駒をすすめた。
東邦ガス大会での対戦は、東海4-3愛知尾州と1点を争う好ゲーム、今回 優勝の誉を勝ち取るのはどちらか!対戦相手は、同じでも取り巻くシチュエーションが大きく異なる、それは東邦ガス大会が3/7(土)二回戦~準々決勝、3/8(日)準決勝と戦っての対戦であり、昨年から採用されている投球制限統一ガイドラインにより二日間の4試合めとなると投手の起用にベンチが工夫を重ねてゆかねばならない、とくに土曜日のダブルヘッターの連投は、翌日日曜に登板不可能となるため異なる投手での継投を余儀なくされる。
そして決勝戦においては2時間20分の制限時間が伸びることなどこれらを紡ぐ糸は、もつれにもつれることになる。しかし今回は、一週間のインタバルがありいわゆるガチンコの勝負で決着をつけることになり、ともに先発投手は、エースがコールされることになるのではないかと予想される。
両チームとも午前8:00前に球場に到着、アップにはいりメンバー表の交換、先攻愛知尾州の先発は溝口、後攻東海の先発は昨年の春季全国大会優勝投手の尾野投手、やはりエースの登場、初回愛知尾州先頭の河村の当たりは鋭いセンター返し、尾野投手微動だにせず捕球しファーストへ、これが決勝戦にふさわしい投手戦の幕開けとなった。続く吉川センターフライ、永井サードゴロと三者凡退、一方溝口は、東海先頭の木全二塁手にレフト前ヒットをあびてノーアウトランナー一塁、選択肢の多い攻撃に東海ベンチはスチールをチョイスするがキャッチャー木村の強肩で一塁ランナーゆっくり間に合って二塁でアウト!今まで何度もピンチを救ってきた木村のプレーに東海ボーイズの今後の攻撃のバリエーションが一つ減った盗塁阻止となった。
これで立ち直った溝口は波に乗る。真っ直ぐ・変化球のコンビネーションに加えて球威は衰えず、二回は五番・六番・七番を三者三振、相対する尾野投手も負けてはいない、三回七番畑佐の初ヒットにも動ぜず絶妙のけん制でランナーを刺して三回まで三人ずつでかたずけて両軍互角で前半戦を終える。
四回表打者一巡後の愛知尾州、先頭河村ライト前へクリーンヒット、しかしここでも尾野投手のけん制地獄にタッチアウト、なかなかスコアリングポジションに届かない、五回も先頭後藤のセンター前ヒットに後続が続かず無得点、逆に五回は溝口に初めてのピンチ、二つのフォアボールでツーアウト一・二塁とするが二番稲生選手を真っ直ぐでスイングアウトの三振に切って取り五回を終わって0-0の緊迫感たっぷりの投手戦、テンポのよい両投手の小気味よさに試合経過もここまで50分、両チームの応援席もあっけにとられるような展開に先の予想が全くつかない。迎えた六回にともにチャンス、先頭打者のフォアボール得点がはいる確率が高い、愛知尾州先頭溝口フォアボール、岩山三振も溝口スチールでランナーセカンド進塁、上位打線に期待がかかったが河村三振、吉川センターフライと勝負所での尾野投手のピッチングは、さすがというほかない。
その裏同様に東海は先頭三番小河原遊撃手がフォアボール、ワンアウト後に尾野投手の送りバントで二塁進塁、ここで東海ベンチはピンチヒッター梅田選手のコール、溝口渾身の力で三振に抑えて、ついに最終回に突入、この展開、愛知尾州は東邦ガス大会一回戦の名古屋富士戦に酷似、となれば次の攻撃で得点がはいるはずと信じて祈る応援団の想いにこたえて先頭永井がセンター前ヒットで出塁、前打席ヒットの四番後藤が尾野投手の74級めをたたくと打球はセンターオーバー、ランナー永井が一塁から長駆ホームイン、均衡が破れる!さらに一・三塁から今大会絶好調、原のセカンドゴロの間に後藤もホームインと2点が愛知尾州に記録される。『まだ終わったわけじゃない!』と多くの選手の声が聞こえる中、最終回の守り、東海ボーイズ下位打線といえども気のぬけないところ、表情かえず溝口の球威は初回とかわらず、ライト・センター・レフトへの力のない打球が三つ、88球で完投シャットアウト、現世代レギュラーの初優勝、二年ぶりにスポーツニッポン旗が愛知尾州に戻ってきた瞬間であった。
試合時間1時間21分の決勝戦、時間は、短いが内容は野球の醍醐味が凝縮された戦い、閉会式での愛知県西支部 小山事業部長より”両チームともにさらなる高みを目指してください。”という講評をいただいた。この後、五月の大型連休は、連盟本部主催の中日本大会に参加、史上初めてとなる連覇を目指す。全国大会で初戦の枚方ボーイズ戦にコールド負けしたショックがどこまで尾をひいているかが今大会の焦点であったが準決勝までの4試合、相手に先手を許す展開を逆転でしのいで調子の波に乗ってきた。迎えた決勝で東海ボーイズさんのユニホームを見て闘志をかきたてられたか、接戦をものにする愛知尾州のベースボールをみせてくれた。
”実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな” 優勝という結果は、大変喜ばしいことではある、今日一日は余韻にひたることも良し、しかし明日からは、忘れて努力精進する。これが上達への道
(W)
|