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 2014年9月~2015年8月の試合結果

 アミノバリュー旗・ゼット杯争奪
第11回ボーイズリーグ選抜愛知県東大会

 2015年8月23日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ● 1-6 ○岡崎中央ボーイズ
あの激戦から1年、強豪岡崎中央ボーイズ戦!
今度こそ守り抜いてそして打ち勝つ野球を魅せてくれ!
エース対決!勝利の女神はどちらのチームに微笑むのか?
  
>>スコアボード
本日の2戦目、準々決勝の相手はいつも練習試合でお世話になっている岡崎中央ボーイズさん。1年前の愛知県知事旗戦準決勝では延長10回の激戦の末、愛知尾州ボーイズが辛くも勝利した相手!厳しい戦いが予想される。

この試合、岡崎中央ボーイズさんはエース左腕、荒島投手をぶつけてきた。しなる左腕から繰り出す速球にキャプテン永井も見逃しの三振に打ち取られる。
しかし打線が好調な愛知尾州ボーイズは岩山が右方向に運び出塁、盗塁を決めツーアウトながら期待のかかる4番後藤!鋭く振り抜いた打球はセンターライナーかと思われたがグングン伸び、センターオーバーのタイムリースリーベース!愛知尾州ボーイズが先取点をもぎ取る。
愛知尾州ボーイズの先発もエース溝口!先頭バッターにライト前に運ばれツーアウトランナー1塁から5番バッターにライト前タイムリーを浴び、同点に追い付かれる。
2回岡崎中央の左腕から繰り出される速球と変化球の前に二者連続三振に打ち取られると二回裏からレフトの守備に巧みなバッティングが持ち味な堀江を入れる。
その2回裏、ワンアウト1塁から2塁前へのバントをセカンド吉川が猛ダッシュで突っ込むと1塁へグラブトス!間一髪アウトにする。続くバッターの大きなレフトフライも代わったばかりの堀江のグラブに収まり、尾州ボーイズの守りが良くなってきた。
しかし、3回の守りでリズムが狂う。セカンドへの痛烈な打球をはじいてしまいノーアウトのランナーを出してしまう。ここで藤川監督はセカンドに北山を送り何とか守備からのチャンスに期待する。続くバッターにもセンター前に運ばれ、ワンアウト2、3塁とピンチを招く。四球もあり、満塁とからレフトへの犠牲フライで追加点を奪われる。ダブルスチールも決められ四球でなおも満塁のピンチもそこはエース溝口!三振に抑え最小失点で切り抜ける。
4回裏、投球数が80球を超え疲れがみえた溝口に岡崎中央ボーイズさんの打線が襲いかかる。4連打に犠牲フライなどでこの回、4点を奪われる。
5回、愛知尾州の攻撃はツーアウトから溝口がライト前に意地のヒットで出塁!代打に森田が送られた。3塁前に打たれた強い打球をサードが取れず1、2塁のチャンス!しかしキャプテン永井の打球は好投手を打ち崩す事は出来ず無得点に抑えられる。
6回、7回の攻撃も簡単に打ち取られる。そして愛知尾州ボーイズ三年生最後のバッターが三振に打ち取られ、三年生の公式戦全ての終了を迎えた。

球場を後にする前に選手、父母が集められ、監督よりラストミーティングが行われました。監督より選手1人1人の想い、感謝の気持ちが伝えられ、選手も自分の尾州での想いを感謝の気持ちを込めて伝えました。
この仲間と試合をする事はもう無いが、次のステージで良きライバルとして再開する事を胸に秘めて、愛知尾州ボーイズでの公式戦を終えた!
ここまで支えてくれた指導者、父母への気持ちを忘れずに高校での活躍を期待する。

また今後の後輩の指導もお願いする。

君達は誇り高き愛知尾州ボーイズの戦士なのだから。(H)


 2015年8月23日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 11-6 ●三州ボーイズ
1日でも長く、この仲間達と共に!最後の大会に望む18名の選手達
 急遽ボールボーイ等で手伝いに来てくれた2年生に尾州ボーイズでの総決算のプレーを見せてくれ
>>スコアボード
連日の碧南臨海公園野球場に訪れた愛知尾州ボーイズ三年生!アミノバリュー大会2回戦の相手は一年前の愛知県知事旗戦準々決勝で対戦した三州ボーイズさん。三州ボーイズさんといえば選手、指導者、父母の方々のチームワークが素晴らしく、愛知尾州ボーイズがジュニア時代に優勝した愛知県知事旗での決勝戦でも、グランドコンディションが悪く、急遽三州ボーイズさん専用グランドでの決勝戦になった時も快くグランド担当をして頂き、我々尾州ボーイズの父母も非常に良い思い出を作る事が出来た事を思いだします。

先攻の愛知尾州ボーイズは先頭永井が四球出塁、岩山が送りツーアウト二塁から四番後藤がフルカウントから振り抜いた打球は右中間を鋭くライナーで破るタイムリーツーベース!続く原もライト前ヒットで続く。このチャンスに1塁ランナー原がセカンドへ盗塁、送球がセカンドに送られる間にサードランナー後藤がホームを狙うがタッチアウト!この回は1点どまり。愛知尾州ボーイズの先発は大野。先頭打者に四球を与えてしまう。ワンアウト後ピッチャー堀江に交代。その堀江もピリッとしない!三者連続ヒットを浴び逆転される。
2回の愛知尾州ボーイズの攻撃はこの試合スタメン出場の井野がライト前ヒット、堀江もレフトへ技ありのヒットで出塁。吉川の三塁前のバントが相手エラーを誘い満塁となる。パスボールで同点とし永井の犠牲フライで逆転に成功する。吉川も三塁を陥れようと果敢に三塁を狙うもタッチアウト!お互いに攻める姿勢でゲームが進む!
その裏、エラー2つとヒットで1点を返され満塁とされると次の打者な打球はライト井野の頭を越える走者一掃のツーベースとなり、たちまち3点差をつけられる。エラーからの失点はここ数試合続く悪い流れ。この流れを経ちきりたい尾州ボーイズはピッチャーを伊左次にスイッチ。セカンドも北山に代える。その北山、ライト前に落ちそうな打球に素早く反応してこのピンチを乗り越える。
3回、岩山が四球、木村がライト前ヒット、後藤がレフト前へのヒットで岩山が一気に三塁を回ってホームイン。原が送りワンアウト2、3塁から伊左次の内野ゴロの間に追加点。1点差に詰め寄る。
4回、ツーアウトから永井がヒットで出塁、岩山の左中間を破るタイムリーツーベースで同点に追いつく。この回からピッチャー永井が登板。ランナーを出すも無得点に抑える。
5回、先頭の後藤がヒットで出塁、原が送りバッターツーアウトから井野がレフト前に運び1、3塁から宇佐美が四球を選び満塁とする。ここで藤川監督は代打に切り札内藤を送る。
その初球、キャッチャーからの1塁牽制が逸れる間に1点を取りついに逆転に成功する。
その裏、ヒットと送りバントでワンアウト2塁のピンチ!次のバッターの打球はセンターへ抜けようかと当たり!セカンドに入った溝口がダイレクトキャッチしそのままセカンドベースを踏み、飛び出したランナーは戻れずダブルプレーに打ち取りピンチをしのぐ。

追加点が欲しい愛知尾州ボーイズは永井が四球、盗塁から岩山が送り、木村のセンター前ヒットで追加点。
6回、先頭バッターのサードゴロを岩山がファンブルするも1塁間に合いアウトにする。続くバッターの当たりはセンター前へと抜けような当たりをショート宇佐美が華麗にアウトにする。結局永井はこの回も0点に抑える。

最終回の愛知尾州ボーイズの攻撃は畑佐が四球出塁、盗塁成功の後、この試合いい当たりを連発している井野が振り抜いた打球はレフトオーバータイムリーツーベース!
続くバッターは先程ファインプレーでチームのピンチを救った溝口。鋭く振り抜いた打球は左中間を深々と破るタイムリースリーベースとなり追加点。ワイルドピッチで溝口もホームを駆け抜ける。最終回も永井が三者凡退に抑え午後からの三回戦に駒を進める。

1972年(昭和47年)の日本ダービー、圧倒的人気と実績の一番人気のハイセイコーが三着に敗れた。勝ったのはタケホープ、主戦騎手の嶋田功のレース前のコメントに”ハイセイコーも四本脚なら、こちらも四本脚”、とある。同じグランドで同じ気象条件、同じ人数で同じ中学生、勝負は、やってみなければわからない、相手をのんでかかるのと油断は違う、試合を通じて勉強してくれればそれで良い。





この試合、グランド担当をして頂いている三州ボーイズさんの関係者の方から「尾州さんの選手は皆さん本当に優しいですね、きちんと相手のキャッチャーマスクを拾い渡しているところすごい事です」との大変嬉しいお言葉を頂きました。
日頃からの教え(新チームの頃は出来なかった事)が最後の大会では当たり前のように出来るようになった3年生。
少し大人になった選手達。卒団前にもう一つ優勝旗を持ち帰ろう。(H)

2015年8月22日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 6-3 ●相模ボーイズ
愛知尾州 先行逃げ切り 相模下し一回戦突破!
木村 3点タイムリーツーベース含む5打点!
オール三年生で臨む今大会、一日でも多く このメンバーで!
>>スコアボード
現世代最後の大会がついにやってきた、つい先日、浜松大会を三連覇で飾ってくれた愛知尾州ナイン、初の出場となるアミノバリュー旗・ゼット杯争奪第11回ボーイズリーグ選抜愛知県東大会に歩を進めてきた。今回より愛知県西支部16チームがエントリーし参加チームは60を数え、一気に大きな大会にふくれあがった。
愛知県東、愛知県西、福井県、岐阜県、北陸、神奈川県、静岡県、京都府、三重県と九つの支部から集結した大会、愛知尾州の初戦の相手は、神奈川県支部の相模ボーイズさん、一昨日に終わった第97回全国高等学校選手権大会で頂点に立った東海大相模高校のホームタウンからやってきたチームである。関東のチームとの対戦も全国大会で経験済み、おくすることなく最後の大会を楽しみ優勝旗を勝ち取ろう!
会場は先日の世界大会でも試合が行われた碧南臨海公園野球場、両翼95メートル、中堅115メートルのスタンド付の立派なスタジアム、今週は雨も降り、少しは温度が下がった週の半ばではあったが夏の名残りのような太陽が照り付け暑さがぶり返した。
いつものように先攻の愛知尾州、今日は久々一番の永井、相模ボーイズ先発の大塚投手に相対する、その初球インコースのストレートがうなりをあげてストライク!手ごわい勝負が始まった。永井のショートフライエラー出塁、堀江送りバント、木村フォアボール、後藤三遊間ヒットのワンアウトフルベースのチャンスに五番内藤の一打は強い当たりのセカンドゴロ、4-6-3のダブルプレー、チャンスはついえたが捕らえた当たりが正面をついただけ、気落ちする必要はない!神奈川県の強豪チームに愛知県西支部あなどれないという印象を与えるに相応しい初回の攻撃であった。
先発は伊左次、投手として一番難しいと言われる立ち上がり、ヒット・フォアボールと二人のランナーを出すが切れ味鋭い変化球をウイニングショットで見逃し三振に打ち取り、こちらも無得点、両軍ともに無失点で初回を終える。
迎えた二回、愛知尾州が試合を動かす、先頭原そして岩山の連打、ワンアウト後に北山が粘ってフォアボールのフルベースのチャンスに永井の一振りセンター返しは、ピッチャー正面への火の出るようなあたり、相模大塚投手の顔面付近の打球を見事にキャッチ、ライナーバックの基本どおりに三塁ランナー原もただちに踵を返しキャンバスへ戻る、打ちも打ったり、捕りも捕ったりの好プレーに一塁側・三塁側の応援団からは歓声、続く堀江は、ワンボールツーストライクの追い込まれた場面からフォアボールを選んで、塁上をにぎわした愛知尾州にようやく先制点、さらに木村がセンターオーバーにタイムリーツーベースでランナーを一掃し大きな4点がスコアボードに記録され、愛知尾州が主導権を握る。



三回に伊左次が1点を失い、フォアボールを与えたところで藤川監督、早くも溝口にスイッチ、2球でファーストファウルフライで火を消して、三回終了4-1で序盤が終わる。
四回に愛知尾州は溝口エラー出塁、堀江の内野安打とランナーがたまったところで再び木村がライトオーバーのタイムリースリーベースで二人を迎え入れて6-1と5点のリードをつける。
さらに五回には原のスリーベースを起点に追加点を狙ったがスクイズ失敗で成らず、最終回に三番手永井が相模ボーイズ最後の反撃を受け、レフト森田のダイビングも及ばず2点を失うが木村の5打点が効いて6-3で逃げ切り、翌日の二回戦に進出となった。


この試合、球場到着したメンバーは、三年生の18名のみ、今回参加のどのチームにもいえることだが三年生の最後の大会、一日でも一試合でも長くこのメンバーで戦うことができればありがたい。
泣いても笑っても最大であと4試合!悔いなきプレーで高校野球へ!(W)



 第21回 浜松大会
 愛知尾州 浜松大会 三連覇!!
 

2015年8月18日 決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○ 5-3 ●豊橋中央ボーイズ
愛知尾州 遠州灘の波に乗って 輝く三連覇!!
現世代 豊川中央さん公式戦三度目の対戦も全勝!
大野ー伊左次ー堀江ー溝口ー永井 自慢の勝利の方程式!
>>スコアボード
今年もこんな時期が来た、ベンチの周りを赤とんぼが行き交う、暑い、暑いと言われた今年の夏も確実に終わりの時期が近づいている。愛知尾州三年生も1試合ごとに終焉が近づく、春の東邦ガス大会(準優勝)に始まって、春季全国大会、スポーツニッポン大会(優勝)、中日本大会、美方レインボー大会、春日井市長杯大会、SSK大会(優勝)、全国選手権大会、ゼット大会と重ねてきた、チャンスがある限り優勝を獲りに行くのは当たり前の話、相性のよい浜松大会でSSK大会同様に三連覇を獲る!
相手となる豊川中央ボーイズさんとはさかのぼってみれば現世代、公式戦三度目の対戦となる、一回目は、一年前の7月の愛知県知事旗争奪大会、今年5月の中日本大会、ともに愛知尾州に凱歌があがったが三度目の対戦は、どうなるのか?熱戦が展開された準決勝の二試合、試合時間が両試合ともに2時間超え、予定よりも遅れて14:43に愛知尾州先攻でプレーボール!先頭河村フォアボール、二番の堀江は初球を送りバント、攻撃のリズムをつくる。準決勝のヒーロー永井は力が入りすぎてファーストファウルフライ、ならば俺がと四番後藤が準決勝の永井が打ち込んだレフトスタンドに先制の2ランホームラン、幸先よし!
準決勝で溝口・伊左次・永井を使った愛知尾州の先発は左腕の大野、躍動感あふれるフォームから繰り出されるボールではあったが先頭打者にライト前ヒット、しかし得意のけん制で誘い出しアウトをとると落ち着いた、その後の二者を抑えて初回を無難に立ち上がる。
二回は2安打をゆるすもダブルプレーでしのいで無得点、三回にはいって豊川中央下位打線が大野に襲いかかる、八番・九番打者の連打でノーアウト一・二塁のピンチ、ここから継投、伊左次が登板、犠打野選にエラー・セカンドゴロと続いて同点、さらに犠牲フライで逆転をゆるす。
序盤の三回終了で2-3、今日の渚園は、1点を争う好ゲームが展開される一日となった。
四回の愛知尾州、先頭木村のセカンドゴロエラーを起点に豊川中央バッテリーミスで同点に追いつく。五回からは互いに我慢比べ、愛知尾州は継投、堀江が同点に追いついた後の四回裏を三者凡退、これが大きかった、試合を落ち着かせる好投、五回からは溝口が登板し0に抑える。
対する豊川中央は先発の水野投手が踏ん張る、迎えた六回の表の愛知尾州、先頭内藤のセンター前ヒット、ピンチランナー畑佐がすかさずスチール、続く岩山ライト前にヒット、一度は三塁のとまった畑佐がライトのファンブルを見てホームに生還となり勝ち越す、その後もチャンスは続いたが水野投手が抑えて最少得点差。
六回を引き続き溝口が抑えて最終回は永井が登板、セカンドフライ、サードゴロでツーアウト、最後の打者の打球がライト原のグラブにおさまった瞬間に愛知尾州の浜松大会三連覇が決まった。



試合後の表彰式で優勝旗授与の後に大会最優秀選手の発表があり主将の永井が受賞、準決勝の同点ホームランが大きな決め手となった。いよいよこれであとは8/22から始まるアミノバリュー大会を残すのみとなった。今日、平日にもかかわらず頑張って応援に来てくれた父兄さんに最後の雄姿を見せようではないか。(W)

 
試合後、二年生河村を三年生選手たちが胴上げ




最後の大会は3年生のみで参加するため、ここまで核弾頭としてチームを引っ張ってくれた2年生の河村竜生君を3年生みんなで胴上げしました。 

彼は3年生以上に実力があるのに、決して天狗にならず、謙虚で好かれる性格だからこそ、この流れになったのでしょうね。
彼にも目に光るものがあったようです。

新チームからキャプテン、尾州ボーイズを引っ張る存在となり、全国やジャイアンツカッブまで行ってもらいたいです。
(U)


 

 2015年8月18日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○ 7-3 ●菰野ボーイズ
愛知尾州 辛勝! 三連覇へ向け決勝進出!
永井 最終回、起死回生の同点ソロホームラン!
総力戦! 経験が物言うタイブレイクで勝利!
6回まで8安打 4盗塁で2点の拙攻も辛くも逃げ切り!
>>スコアボード
 浜松市西区の渚園、硬式野球場・キャンプ場等の施設を備えた一大緑地、土日祭日となれば多くの方でにぎわう渚園も本日のイベントは日本少年野球 第21回浜松大会のみ、日程の関係で大会第3日が平日の本日8月18日に組み込まれた、中22日をおいての準決勝~決勝の開催、愛知尾州にとっては、SSK大会に続く大会三連覇のかかった大事な一日となった。急きょ決定の平日となっても頼もしい父兄さんの大応援団がついている。思いっきりプレーをし期待に応えよう!
第一試合の主催の浜松ボーイズさんと豊川中央ボーイズさんの戦いは、1点を争う攻防、最終回に浜松ボーイズさんが同点に追いつき延長戦へ、しかし最後はサヨナラワイルドピッチという幕切れで、まずは豊川中央ボーイズさんが決勝進出、過去3年間の決勝カードは、浜松ボーイズ VS 愛知尾州ボーイズと判で押したようなカードではあったが、その図式が崩れた。第二試合は、菰野ボーイズさんと愛知尾州ボーイズの対戦、練習試合などで愛知尾州にとっては大変お世話になっているチームさん、昨年夏の全国選手権大会では、ともに全国出場をはたした、三重県支部の強豪チームと相対する。
先攻の愛知尾州、先手をとりたいところだが初回はランナー1人出すものの無得点、先発の溝口も早いテンポからランナー 一人出すがやはり無得点で初回の攻防は互角の両軍、二回に愛知尾州はツーアウトランナー無しから岩山のセンター前クリーンヒットにスチールのチャンスに溝口のライト前タイムリーヒットで岩山ゆうゆう生還で先取点、その裏溝口はノーアウトからライト・センター間のスリーベースを浴びて、大ピンチ、その後を空振り三振、けん制球、センターフライに抑えて得点をとった後のイニングに点は許さない!



その後愛知尾州は、再三の追加得点のチャンスが訪れる、三回ツーアウト一・三塁、四回ワンアウト三塁、五回ノーアウト一塁と塁上をにぎわすがあと一本が出ない。
そういう展開に野球の神様は愛知尾州に試練を与える。五回まで好投の溝口がつかまる、ノーアウトからクリーンヒット、ワンアウト後にさらに連打でまず1点の失点、ワイルドピッチに後にレフトオーバーのタイムリーツーベースが出て二者生還で逆転、次の打者のセンター前ヒットは原がホームで刺してアウト、4点目は防いだ。
一転追う愛知尾州は六回に菰野バッテリーミスのワイルドピッチで1点を返して、リリーフ伊左次もピリッとしないがなんとか0点に抑えて最終回へ。
追い詰められた愛知尾州先頭の永井がファウルで粘った6球め、すくいあげた打球はレフトポール際に飛び込む貴重な同点ホームランとなり、シーソーゲームで勝負は振り出しに戻る。
延長にもつれこんだ八回に伊左次のツーベース、原の内野安打でチャンスはつくるが無得点、その裏このゲーム最大の見せ場がやってくる。伊左次が先頭打者に3ボール1ストライクの苦しいカウントからストライクを取りにいったボールを見事にさばかれレフト前ヒット、ここでベンチはショートの永井をリリーフにショートに宇佐美をいれてこの試合17人めの選手を使う、しかし思いとは裏腹に続く打者はサードへの内野安打、そしてフォアボールと絶対絶命のノーアウトフルベース、そこから永井は、三振、センターライナー、そしてファーストへのフライと打ち取り、見事に無得点でベンチへ駆け足で戻る。
ノーアウトフルベースを無得点で抑えたのは、筆者の記憶では1979年(昭和54年)プロ野球日本シリーズ、近鉄バッファローズ VS 広島東洋カープの第7戦 九回裏の”江夏の21球”しかない。(インターネットで検索してみてください。近鉄西本監督悲願の日本一なるか、それを阻止する広島江夏投手の一球ごとの心の葛藤をえがいた素晴らしい勝負です。)大騒ぎのベンチと応援席、この後九回は、規定によりタイブレイクとなりワンアウトフルベースから最初の打者木村のセカンドゴロが相手の失策を誘い2点、さらにワイルドピッチなどで都合4点、久々のこの試合リードを奪う、同じくワンアウトフルベースからの菰野の攻撃、最初の打者の強い当たりのサードゴロ、岩山ガッチリ捕球してサードキャンバスを踏んで一塁後藤へ遠投、身体を伸ばして後藤がキャッチでダブルプレー、無得点に抑えて見事に勝利!四年連続の決勝戦進出を果たした!



八回のノーアウトフルベースをしのいだのだから九回のワンアウトフルベースは当然しのげるという自信に満ち溢れた愛知尾州ナインが頼もしく見えたのは言ううまでもない!(W)



2015年7月26日 準々決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○ 4-2 ●新城ボーイズ
愛知尾州ボーイズ 浜松大会3連覇に向けて逆転勝利!
河村、前夜の打ち込みの成果発揮!木村、遠州灘の荒波の如く、逆転のツーランホームラン!
>>スコアボード
浜松大会、2回戦の相手はこちらも愛知東地区強豪の新城ボーイズさん。お互い最終日への進出をかけ一歩も譲れない戦いが始まる。
この試合も先攻の愛知尾州ボーイズは河村が相手エラーで出塁。吉川が送りチャンスとなるが後続が打ち取られ、またしても初回に点を奪えない展開から始まる。その裏、尾州の先発ピッチャーは前日ナイスピッチングを魅せた堀江!先頭バッターを三球三振で仕留め後続も内野ゴロに打ち取る最高の立ち上がりをみせる。2回も新城ボーイズの四番早川君にヒットを打たれるも後続を抑え無得点に抑える。先取点が欲しい愛知尾州ボーイズは3回、相手エラーで吉川が出塁、すかさずセカンドへ盗塁。このチャンスに木村がセンター前にタイムリーヒットで尾州ボーイズが先取点をあげる。3回から早くもピッチャーを伊佐次へと交替、無得点に抑える。

4回、原が相手エラーで出塁。畑佐がキッチリと送りチャンスをつくるが後続が打ち取られ無得点。その裏、ヒットと四球、送りバントを決められワンアウト2、3塁からキャッチャー木村が3塁へ投げた牽制球が逸れて同点に追い付かれる。その後、タイムリーヒットを打たれ逆転される。
なんとか追い付きたい愛知尾州ボーイズは代打に井野を送る。代打で高打率を誇る井野は期待に答えて左中間にクリーンヒットで出塁する。井野にかえ代走小島。バッターは河村。このところ、スランプに落ち込み、昨日は浜松から帰ると夜遅くまで監督とマンツーマンでバッティング練習をした成果が果たしてでるのか期待がかかる打席!
鋭く振り抜いた打球は左中間へのツーベースヒット。小島は1塁から一挙に激走、ホームイン!同点に追い付く。


こうなると流れは一気に愛知尾州ボーイズへ!続く木村の放った打球はレフトの頭上をはるかに越える逆転のツーランホームラン!この回3点で試合をひっくり返す。6回、7回とランナーを出すも、伊左次が相手の攻撃を抑え試合終了!準決勝進出です。
この試合は昨日から好調を維持している堀江が立ち上がりから試合を作り、チャンスの時にはタイムリーが出るいい流れで勝利する事が出来た。
春先には多くあったエラーも少なくなり、また今まで控えにまわっていた選手が出場すると本当に野球を楽しみながらプレイしているように見られ、チームの層の厚さを見たような気がする。全国大会にはこの2日間チームを離れていた飛車、角が戻ってくる。また選手権大会初日には愛知尾州ボーイズの後輩達が応援に駆け付けてくれる。8月2日からの全国大会では愛知尾州ボーイズの選手がダイヤモンドを駆け抜ける姿に期待!
(W&H)

 2015年7月25日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○8-0 ●岡崎葵ボーイズ
愛知尾州  レギュラー公式戦20勝!
愛知県東支部の強豪  岡崎葵に圧勝!
世界大会で飛車、角落ちてもおそれることなかれ!
決して調整ではない!三年生は卒団までのカウントダウン、一球に一打にかけて青春の賛歌をつづれ!

>>スコアボード
世界大会へキャプテン永井、エース溝口が参加のため二人を欠く戦いになった愛知尾州ボーイズの浜松大会だが、残りのメンバーで強豪岡崎葵ボーイズさんを迎え撃つ。
この試合、公式戦久しぶりの先発大野は四球とヒットでワンアウト1、2塁とピンチを招く。何とか守備で大野を盛り上げたい愛知尾州ボーイズナイン!キャッチャー木村が1塁へと牽制球で1塁走者をアウトにする!次の打者も内野フライに打ち取り無得点で切り抜ける。先取点がほしい愛知尾州ボーイズは2回表、後藤が痛烈にレフト前にヒットで出塁、原が送り畑佐がライトへ大きなフライが犠牲フライとなり後藤が三塁へ、三塁への送球が悪送球になり、後藤が一挙にホームイン!先制点をもぎ取る。大野に代わり代打打率7割越えの井野を早くも送り出す。期待に答えレフト前へ痛烈にヒットを放ち出塁するも後続が倒れこの回は1点どまり。

2回裏からピッチャー堀江が登板。3人を内野ゴロに簡単に打ち取り0点に抑える。3回の攻撃は河村四球、吉川の内野ゴロで河村がセカンドに進み、ツーアウト2塁から木村が巧みなバットコントロールで左中間へのタイムリー!この回1点追加。3回裏、堀江は先頭打者にレフト前ヒット、バントと内野ゴロでツーアウト3塁のピンチを招くも後続をショートゴロに打ち取り0点に抑える。キャプテン永井に代わりこの試合ショートストップを任された宇佐美がショートゴロ2つを華麗にさばく。4回表、ツーアウトからここにきて打撃好調の堀江が左中間を破るツーベースヒットで出塁、岩山の3塁前のゴロが内野安打となり、ツーアウト1、3塁から岩山が盗塁。ここで守備でも素晴らしいところを魅せた宇佐美がライト前に貴重な2点タイムリ
ーヒットを放ちこの回2点追加!
久しぶりに公式戦に出場出来る喜びを爆発させる活躍である。

5回表、吉川レフト前ヒット、木村が左中間のヒットで吉川が3塁へ、ノーアウト1、3塁から後藤がレフト前タイムリー!原が送り、ワンアウト2、3塁から代打森田の打球は1塁へのゴロ!バックホームされたが木村がキャッチャーのミットをかわしてホームイン!代打内藤はレフトへ大きな犠牲フライを打ち、後藤がホームイン!岩山もレフト前ヒットで続き、ツーアウト1、3塁から再び宇佐美がレフト前にポトリと落ちるタイムリーヒットで追加点。5回裏、3回を無難に抑えた堀江から伊佐次にピッチャー交代。簡単に三者凡退に抑え規定によりコールドゲーム。二回戦進出です。

この試合、久しぶり先発出場の宇佐美が守備、バッティングと大活躍。選手権予選では3塁コーチャーとしていつも的確な判断、誰よりも大きな声を出してチームを盛り上げてくれた選手が永井のいないショートを守り、勝利に貢献してくれたのはチーム選手層の厚みを見せてくれた一言に尽きる!チーム一丸となり、全国大会では頂点を目指す。

(H)

第21回ZETT旗争奪東海大会
2015年8月15日 3回戦  愛知尾州ボーイズ ● 2-5 ○滋賀野洲ボーイズ
愛知尾州 課題克服できず三回戦で散る!
>>スコアボード
3回戦はここ長久手スポーツの杜グランドで滋賀野洲ボーイズさんとの対戦。
長久手スポーツの杜グランドは前回、スポニチ大会で知多ボーイズさんとし烈な打撃戦の末、勝利したグランド!相性の良いグランドで尾州打線の爆発させる事ができるか
先攻の愛知尾州ボーイズはこの日の試合から招集された河村がレフト前ヒットで出塁、しかし滋賀野洲のサウスポーの絶妙な牽制球にタッチアウトになる。岩山がライト前に運び、永井が四球、ここで頼りになる木村がライトへタイムリーヒット!続く内藤もセンター前に強くたたくタイムリーで追加点。2点先取する。


愛知尾州ボーイズな先発は先の世界大会で活躍した尾州ボーイズのエース溝口。ワンアウトからサードに上がったフライを太陽の光が目に入ったのか、まさかの落球。センター前ヒットを打たれ1、3塁から次の打者はピッチャーゴロ!ダブルプレーかと思われたその瞬間、セカンドへの送球が悪送球になり失点!次の打者がスクイズするも、お手玉で追加点。同点とされる。
なんとか2失点に抑えるも、昨日の2試合目後半から度重なるエラーがあり、波に乗りきれない!特に久々に出場する今まで控えとしていた選手はのびのびとプレイしているのに、レギュラーとして出場していた選手のエラー続出には残り少ない公式戦に課題を残す!2回もヒットにエラーが絡み3失点する。

午後12時を迎えたところで戦後70年を迎えたこの日、全員で黙祷を捧げる。こうして野球が出来る平和な社会が続く事を願い、選手達は全力プレイで野球を楽しんでほしいと思う。

3回からピリッとしない先発溝口に代わり伊佐次が登板。先頭打者にツーベースを打たれるも次の打者のセンター前に抜けようかというライナーをガッチリとつかみとると落ち着いてセカンド送球しゲッツーに仕留める。


反撃に出たい愛知尾州ボーイズは5回、ツーアウトから後藤がヒットで出塁するも後続が打ち取られ得点出来ず。反撃に出たい愛知尾州ボーイズは6回、内藤が四球、相手エラーでワンアウト1、2塁から吉川がバントで送り、ツーアウトのチャンスに河村のバットに期待がかかる。しかし相手サウスポーの外角一杯をつくクロスファイヤーの前に見逃しの三振と得点出来ず、最終回の攻撃を残すのみとなる。愛知尾州ボーイズ7回の攻撃はランナーを出すも無得点に抑えられ愛知尾州ボーイズのZETT大会は3回戦での敗退となる。

”画竜点睛を欠く”
という言葉がある、今は、インターネットがあり難しい漢字やその意味、そしてことわざや先人が残した言葉を瞬時に調べることができるので便利なことと思う。しかしあえて意味を記す、大昔の中国で龍の絵を描き、最後に眼を描き入れたところ龍が天に昇ったと言われている。最後の仕上げが大変大事なことであるということ、振り返ってみた時、今大会は充分に仕上げをできたのだろうかと各選手は自問自答してほしい。確かに春夏の全国大会・中日本大会への出場、チームからは二人も世界大会への選抜された。他のチームからみればよだれが垂れる成績である。三年生は、このゼット大会、浜松大会、アミノバリュー大会をもって卒団となる。今日のような結果を見ると”画竜点睛を欠く”と言われても仕方のない内容で
ある。
三年生のさらなる奮起を望むのは、筆者だけではない、この二年半見守ってくれた指導者や父兄さんに報いることを考えてほしい。
(W&H)

2015年8月14日 2回戦  愛知尾州ボーイズ ○ 7-4 ●名古屋北東ボーイズ
愛知尾州 多くの課題を残し三回戦へ!
先発大野、4回をパーフェクトに抑えるも、またも味方のエラーからリズムを崩す!
これでいいのか?愛知尾州の守備陣!
>>スコアボード
公式戦、久々に先発マウンドに立つ大野!1回表、先発大野は速球と変化球を巧みに操り簡単に名古屋北東ボーイズさんを3者凡退に抑える。
その裏、愛知尾州ボーイズの攻撃はこの試合、トップバッターに指名された畑佐がセンター前ヒットで出塁後、盗塁に成功!すかさず木村がライト前にヒット、ライトからのバックホームの送球をキャッチが逸らす間に、畑佐がホームイン。尾州ペースに持ち込む。
大野は2回、ショートゴロ2つと三振に討ち取る。特にこの試合ショートに入った宇佐美が華麗な守備でゴロをさばき大野を盛り上げる。



2回裏、井野がレフト前ヒットで出塁、相手のエラーで三塁まで進むも無得点。続く3回も大野は内野ゴロ2つと内野フライに討ち取り試合を作る。力投する大野を援護したい愛知尾州ボーイズの攻撃、畑佐四球出塁、北山が送り、木村が左中間を破るタイムリーツーベース!1点追加で大野を盛り上げる。
4回表、名古屋北東ボーイズの先頭打者な打球はフラフラとセカンド後方に落ちそうな打球を北山が後ろ向きにキャッチしアウトにする。ショート宇佐美もゴロ、フライと無難にさばきこの回も三者凡退と大野のピッチングも冴えまくる!



4回裏、尾州の攻撃は原がデッドボールで出塁、盗塁を決め、ツーアウト2塁から宇佐美がレフトへタイムリーヒットを放ち追加点。続く大野もライトへとヒットで出塁してチャンスを広げる。畑佐も四球で出塁し満塁から代打にキャプテン永井がバッターボックスに向かう。強い当たりがショート正面に飛び三者残塁とこの回は1点にとどまる。
守備が代わったこの回、エラーで初めてランナーを許すと大野のリズムが狂う。動揺した大野は続くバッターにはストレートのフォアボールで歩かせてしまう。ここでピッチャーを大野から原に交代させる。バントで送られワンアウト2、3塁から打ち取ったと思われた内野フライを落球、満塁とされる。その後スクイズを決められこの回1点を返される。
続く6回も簡単にツーアウトを取るも内野ゴロ送球エラーでランナーを許すとヒット2本打たれ2点返される。
6回裏、愛知尾州ボーイズは代打小島を送り出す。コンパクトに振り抜いた打球はセンター前へののクリーンヒットで出塁する。



堀江が送り、永井四球、盗塁でツーアウト2、3塁から木村がライトオーバーの2点タイムリーツーベース!後藤もセンター前タイムリーでこの回3点!
しかし、7回表も内野エラー2つがあり1点を取られるも後続を抑えゲームセット!
多くの課題を残したまま明日の三回戦へと駒を進めた!
エラー1つはヒット1本以上の痛手になる。後半3イニングで5個のエラー。愛知尾州ボーイズの選手は今1度考えてほしい。明日の3回戦は守り抜いて打ち勝つ愛知尾州ボーイズを見せてくれ!
(H)

2015年8月14日 1回戦  愛知尾州ボーイズ ○ 8-6 ●岐阜南ボーイズ
三年生は是が非でも、1本でも多く優勝旗を!
内藤、ツーベースタイムリーに小技のバント!とどめは逆転のスリーベース!
>>スコアボード
全国大会から戻り、いよいよ3年生は残り少ない公式戦に挑む!9月になれば3年生は共に戦ってきた友との別れの時が来る。卒団式にはたくさんの優勝旗を飾り、その思い出と胸に秘め卒団したいと思う3年生選手!昨年は6本の優勝旗を飾った卒団式。今年は今のところ2本。残り3大会、是が非でも優勝旗を!

この試合、久々に後攻の愛知尾州ボーイズは1回表、先発堀江、簡単に三者凡退に抑える素晴らしい立ち上がりをみせる。1回裏、永井が四球で出塁、吉川が手堅く送り、後藤がレフトへタイムリー!続く5番、内藤が弾丸ライナーで左中間を破るタイムリーツーベースで追加点。岐阜南ボーイズさんの攻撃はヒット2本に送りバントでワンアウト2、3塁のピンチを迎える。
以前の堀江ならここから失点してしまうケースもあったが、全国大会を経験し一回りも成長した右腕は後続を2者連続三振に仕留め無得点に抑える。勢いよくベンチに戻る堀江を藤川監督も握手で迎い入れる。



2回裏、打撃も好調な堀江がレフト前ヒットで出塁、岩山の進塁打で2塁に堀江を置いて世界大会大活躍のキャプテン永井がレフト前へのタイムリーで還し追加点。しかし野球というのは一つのエラー、判断ミスで流れが変わるもの。4回表岐阜南ボーイズさんの攻撃、ヒットのランナーを1塁に置き、次の打者の打球はサードゴロ!誰もが5-4-3のダブルプレーかと思ったがセカンドへの送球がワンバウンドになりノーアウト1、3塁のピンチを迎える。ここで岐阜南6番打者にライト前へ運ばれ1失点。続くバッターの送りバントを木村が三塁へ投げアウトを狙うも送球が高く満塁のピンチを招く。続くバッターにレフト前へ運ばれ同点となる。ここでピッチャーを伊左次に替える。
ノーアウト満塁のピンチからセンターオーバーの走者一掃タイムリーを打たれこの回、6点を奪われる。一つのエラー、一つの判断ミスが大量失点につながる事を改めて考えさせられた場面だった。
反撃したい愛知尾州ボーイズは5回裏、木村、後藤連続ヒットからおそらく公式戦初となる内藤の送りバントがきれいに決まり、ワンアウト2、3塁から伊左次の内野ゴロの間に木村が還り1点。続く6回裏、堀江が四球出塁、岩山が送り、永井がレフト左へタイムリーツーベース!
 

ここで登場の代打森田、思いきって振り抜いた打球はショートへの内安打となりチャンスを広げ、木村のレフトへのファールフライで永井が判断良くタッチアップで同点のホームを踏む!
後藤もレフト前ヒットで続き、登場するは絶好調、内藤!鋭く振り抜いた打球は右中間を破る逆転の2点タイムリースリーヒット!

7回表、伊左次が簡単に三者凡退に抑え初戦突破。しかし課題の残る試合であった。全国大会を経験し一つのミス、一つのプレイが試合の流れを左右する事を選手はわかっているはず。ZETT大会を制覇したいのであれば、午後からの二回戦を確かなかたちで修正しミスの無い守備を期待する!
(H)


第46回日本少年野球選手権大会
2015年8月3日 2回戦  愛知尾州ボーイズ ● 1-4 ○本庄ボーイズ
愛知尾州 本庄ボーイズに屈す!
伊左次 無援 完投及ばず!
と一本が出ず! 4安打散発打線
>>スコアボード
昨日の夕刻、一回戦を勝利した愛知尾州ナインが宿舎の新大阪ホテルさんに到着すると、そこには第97回全国高校野球選手権大会の福井県代表の敦賀気比高校さんがすでに宿泊、8月6日から始まる大会で春夏連覇をかけての出場、チャンピオンチームとの同宿も全国大会出場のご褒美、全国レベルの高校野球チームを間近に見ることで何かをつかんでくれればありがたい。

対戦相手は、やはり昨日、広島ボーイズを3-0でやぶった埼玉県支部A代表の本庄ボーイズさん、ホームタウンのJR高崎線本庄駅には全国大会出場の横断幕、地元に愛されていることがよくわかるエピソードがホームページに掲載されていた。チームのいでたちは、ピンストライプにワンポイントのNYマーク、まさにニューヨークヤンキースそのもののユニホーム、純白の地に筆記体のBishuの文字と左上に小さめのブロック体のAICHIの文字がはいる愛知尾州と好対照のユニホームの対戦となった。
本当に暑い、大阪地方気象台発表の温度は36.2度、人工芝に南港中央球場のグランドは、さらに暑く感じられることであろう、愛知県一宮市近郊の岐阜県多治見市と埼玉県本庄市近郊の熊谷市は、ともに40.9度という日本一暑い地域として競い合う、ともに暑さには慣れっこのチーム同士の対決、14:19にプレーボール!

初回先攻の愛知尾州は、河村・吉川・永井と三者凡退、昨日溝口完投となれば先発は、この人しかいない!サウスポー伊左次、SSK大会決勝、春季全国大会ベスト4の東海ボーイズ戦でみせた快投の再現なるか!先頭打者内野安打、二番は定石どおり送りバントで一塁ランナー二塁進塁、三番ライト前ヒットで一・三塁のピンチ、ここで四番打者のファーストゴロで後藤がベースを踏んでツーアウト、当たりにつられてとびだした三塁ランナーを刺そうと後藤がサード送球、一か八かでランナーが本塁突入し三塁岩山からの送球がわずかに間に合わず木村のタッチも及ばずホームイン、残念な形で先制点を献上する、しかしその後は伊左次が踏ん張り0-1で初回を終える。

まずは追いつきたい愛知尾州、二回表のワンアウト後に木村がレフトオーバーのツーベース、森田サードゴロでランナーくぎ付けのツーアウト後に浜松大会から絶好調のスタメン抜擢堀江のセンター前タイムリーですかさず追いつく。全国大会にふさわしい両軍がっぷり四つの戦い、その後は両先発投手の粘りの投げ合いで5回まで無得点、

六回表愛知尾州はクリーンアップで期待されたが得点ならず、その裏本庄打線がツーアウト一・二塁のチャンスから三連打で3得点

最終回愛知尾州の攻撃も代打攻勢も実を結ばず、第46回選手権大会は、悔しい二回戦敗退となった。
試合後泣き崩れる愛知尾州の三年生、誰を責めることもない、今日この場にたてたことは、春からの皆の頑張りがあればこそのことである、胸を張って一宮へ帰ればよい!勝負事であるから勝つことは、言うまでもなく大事なことであるが試合前の態度、グランドでの審判さんへの挨拶、また攻守交替での全力疾走は、負けてはいない!こういうことができるチームにたずさわれることに誇りを感じる。春夏連続の全国大会出場という栄誉は決して色褪せない事実である。


今年は、高校野球100年、当時は中等学校野球選手権大会で第1回京都二中が優勝し開催されてから100年の記念すべき年となる、途中太平洋戦争で中断したが脈々と歴史は引き継がれて97回、そして現中学三年生世代が高校三年生に進級した年が第100回大会となる。今日悔し涙を流したナイン、中学野球の全国大会は、これで終わりとなるが是非記念すべき100回大会において一人でも多く甲子園のグランドを踏みしめてもらいたい。卒団まで、おかげさまでまだ三つの大会を残す、有終の美を飾るためにも応援してくれた父兄さんへの感謝の意味でも残る大会、全力疾走をお願いする。
(W)

2015年8月2日 1回戦  愛知尾州ボーイズ ○ 6-2 ● 仙台ボーイズ
愛知尾州 杜の都 仙台ボーイズ退け初戦突破! 
木村 緊張感を解きほぐす先制3点タイムリーツーベース!
溝口 酷暑の中、完投!
藤 弾丸ライナー ツーランホームラン!
>>スコアボード
愛知尾州がボーイズリーグの聖地、舞洲に戻ってきた!第46回を数えた選手権大会、三年連続の栄えある出場、主将永井 翔が持つ伝統の団旗を先頭に3堀江海翔 7森田壮祐 8北山龍平(兄の謙太郎君も44回大会出場) 9橋倉幸輝 11溝口隼 14山本峻輔 15小島剛史 16山本将輝 17玉置尚人(兄の昂己君も44回大会出場) 19木村渓斗 20中津隼一郎 21伊左次翔 22長野成秀 23大野輝哉 24畑佐駿介 25原昂平 26 田中晃一 27宇佐美浩希 30井野稜崇 32岩山恭太朗 42後藤修志 45吉川翔也 51河村竜生 52内藤央雅の愛知尾州の精鋭25騎の立派な行進が今日も出来た!スタンドから見守る父兄さんも感慨ひとしお、このメンバーで野球ができるのも、この8月の一カ月のみ、一球に一打にこだわり、悔いなきプレーで中学野球を卒業し高校野球へと旅立ってほしい。
移動してきた住之江球場、二年前の44回選手権大会一回戦もこの球場、その時の対戦相手は、その年の準優勝チームの土浦霞ヶ浦ボーイズ、愛知尾州史上最強チームとよばれた世代が打ち合いの末、4-6と敗れた地でのリベンジとなる。ここ3年間で6回めとなる全国の冠のついた大会で日本全国の多くの地域の代表チームと対戦させていただいた、鹿沼ボーイズさん(栃木県支部)、龍野ボーイズさん(兵庫県支部)、土浦霞ヶ浦ボーイズさん(茨城県支部)、鹿児島出水ボーイズさん(鹿児島県支部)、山梨ボーイズさん(山梨県支部)、武蔵狭山ボーイズさん(埼玉県支部)、湘南ボーイズさん(神奈川県支部)、神戸中央リトルシニアさん、枚方ボーイズさん(大阪北支部)と対戦、戦績は4勝5敗、全国出場のチームとも互角に戦える経験も備わった、そして迎えた試合、対戦するのは初の東北支部の代表チーム仙台ボーイズさん、仙台をホームタウンとし今年は、愛知尾州同様に春夏連続の全国出場、東日本大震災においては多くの方が被災し仙台ボーイズさんの関係者、またOBの方も同様の事と思われる。被災地において復興のためにできること、一番は、その地において元通りにする作業に従事すること、次にスポーツやイベントを通じてその地の皆さんを勇気づけること、まさに仙台ボーイズさんが頑張る姿が復興への大きな力となる。仙台と言えば伊達正宗、62万石の石高で東北地方の雄として戦国時代を生き抜いた大名として現代に語り継がれている、その伊達家は、徳川幕府体制の中でも外様の中心大名として君臨し分家の四国宇和島伊達家の伊達宗城が四賢候の一人として蒸気船を開発、明治維新の側面的支援をしたことを付け加えておく、独眼竜正宗を始祖とし繁栄した仙台、杜の都からやってきた仙台ボーイズを相手の愛知尾州との両チームの戦いに住之江球場の隣に位置するモーターボートレースの聖地、住之江競艇場のファンも注目する。日程の関係で第一試合は小学部の一回戦が行われ、同じ中日本ブロック三重県支部四日市ボーイズさんの試合途中に会場へ到着、しかしその後三塁側スタンドすぐ横においてアクシデントが発生、愛知尾州が陣取る応援席スタンドは使用不可となりバックネット近くへの移動となる、そのバイオレンスなムードたっぷりの住之江公園野球場での第二試合、定刻より少し遅れてプレーボールがかかる。

先攻の愛知尾州は、今シーズン中盤からトップバッター定着の核弾頭河村が粘るも三振、少し固さがみられたか、続く二番岩山、三番永井が見極めて連続のフォアボール、四番後藤の一打は鋭く三遊間を抜いていきなりフルベースの大チャンスに五番木村はジャストミートでライト・センター間を抜く三人の走者を一掃するタイムリーツーベース、大きな大きな先制点が愛知尾州に記録される

  19木村:1回表タイムリーツーベース

春季全国大会初戦敗退のチームの固さをスッキリさせてくれた値千金のタイムリーであった。先発は永井とともに8月8日から愛知県岡崎市を中心に開催される2015世界少年野球大会 中日本代表に選出された溝口、先制点を背に簡単にツーアウトをとるが、そこから三連打で1点を失う、決して油断があったわけではないが、これこそが全国大会、しかし後続を断ち最少失点で初回の攻防を終える。二回は双方無得点、次の1点が明暗を分けると予測された矢先に愛知尾州に追加点、三回先頭の永井が第一打席に続いてフォアボール、バッテリーミスで三塁に進んだ後に四番後藤の一振り!打球は、あっという間に無人の住之江の杜に飛び込むツーランホームラン、ほしかった中押し点にホームタウンの一宮から駆け付けた二年生・一年生を含めた大応援団も絶好調!愛知県内の球場かと思うほどの声援を背中に受けて愛知尾州ナインが活き活きとダイヤモンドを外野のターフを駆け巡る。
  42後藤:3回表 ツーランホームラン
その裏溝口が1点は取られても守って守って、リードを許さず、結局6-2、溝口が酷暑の中ではあったが完投!現世代全国大会一勝を挙げた。
見事、初戦突破!これで落ち着いて野球ができる。明日は、やはり昨年戦った相性の良い南港中央球場、鋭気を養い一日でも長くこの大阪の地で野球を楽しもう!
(W)

 11溝口 

  第2回日本少年野球愛知県知事旗争奪大会

 2015年7月5日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ●0-7 ○浜松ボーイズ
 
 >>スコアボード

第15回SSK旗争奪東海大会
第46回日本少年野球選手権大会愛知県西支部予選

 2015年6月21日 決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○9-0 ●東海ボーイズ
愛知尾州 SSK大会 三連覇!!
愛知県西支部 東西横綱対決を制す!!
全力疾走 橋倉の姿に野球の神様がチームに勝利をプレゼント!
伊左次 完封!春の借りは返した!
初回木村の先制 弾丸タイムリーツーベース
二回打者10人 6点の猛攻で試合を決める!

>>スコアボード




やはり相手は、東海ボーイズさん!現世代 東邦ガス大会、スポーツニッポン旗大会と三度目の対決、戦績は、ご承知のとおり1勝1敗、この壁を越えてこそ価値ある優勝となる!雌雄を決する戦いが阿久比球場の第3試合として始まった。
春にはできなかった胴上げ・祝勝会をやるには勝利しかない!今大会、絶好調の打線が早速機能する、先攻愛知尾州、先頭河村のヒットを足場にフルベースのチャンスをつくり絶好調の原動力、5番の木村がセンターオーバーのタイムリーツーベースで2点を早々に先発伊左次にプレゼント。



その裏ツーアウト一塁から世界大会代表の東海ボーイズの主砲山田選手に両翼98メートルの阿久比球場のレフトフェンス直撃のヒット、ベンチも応援席も一瞬肝を冷やした打球であったが当たりがよすぎてシングルヒット、後続を抑えて初回の攻防を終える。
二回は、愛知尾州下位打線から8番伊左次がショートゴロエラー出塁、吉川定石通り送って上位打線へお膳立て、ここからが圧巻!河村センターオーバータイムリースリーベース、岩山ライトオーバータイムリースリーベースと連続の長打、永井フォアボールを挟んで後藤がレフト前タイムリー、木村もセンター前ヒット、この試合スタメン起用の内藤のライト前2点タイムリー、畑佐の内野ゴロの間にも1点と東海ボーイズさん相手に6点の超ビッグイニングで序盤で8-0の一方的リードをとる。



大きな追加点をもらった伊左次も二回にピンチ、ツーアウトフルベースまで詰め寄られるが踏ん張る。
三回・四回と共に無得点、五回に原のツーベースを足場に河村のダメ押しのダメ押しのレフト前タイムリーで決定的な9点めをもぎ取り、その裏伊左次が東海ボーイズ一番からの攻撃を三者凡退に封じ込め、プレートアンパイア重田愛知県西支部審判長のゲームのコールの瞬間、見事春の東邦ガス大会の雪辱をコールドゲームとはいえ完封で果たし、チームはSSK大会の三年連続の優勝を遂げた。




思わぬ大差がついた決勝戦ではあったが閉会式で講評を述べられた愛知県西支部片岡支部長より”愛知尾州と東海は、愛知県西支部の東西の横綱、全国大会でも優勝を目指してください”の激励をいただいた。
昨年の世代にも感じたことだが5月の中日本大会あたりからの選手の成長が著しい、他のチームが多少へばりがくるこの梅雨時期にベストな状態を維持しているのは、やはり冬場の練習量の蓄積ではないかと推測される。
春季全国大会は一回戦で優勝チームの枚方ボーイズにコールド負け、この屈辱もモチベーションとなり、この日の結果につながった。8/2からの選手権大会にも愛知県西支部A代表として期待のもてるSSK大会の5試合であった。
最後にベンチに控える選手の中でいろんな役割がある、ボールボーイ、バット引き、イニングの合間でのキャッチャー道具装着のお手伝い、次に出場予定選手のキャッチボール、そして最近ではエルボーガードまたすね当てを身につける選手が増えたことから出塁した際に走塁の邪魔になるためコーチャーに渡されたものをベンチより取りにゆくことになる、もちろんエルボーガードなどは身体を守るものであるのでチームによっては装着を義務付けるところもある。また渡されたコーチャーは、本来の役割をこなすために両手がふさがることのないように早くとりにゆくことをしていかないといけない。さらにベンチが三塁側となれば走る距離も長くなり試合進行の妨げにならないためにも素早い行動が要求される。
決勝戦で愛知尾州は三塁側ベンチ、この役割を担ったのは、二年生橋倉、ヒット・フォアボールの出塁が決まると同時に全力疾走でベンチを飛び出し一塁コーチのもとへ駆け寄り、エルボーガードを預かると一目散にベンチに戻る、もちろん次のプレーが始まる前に、なかなかできることではない、えてして集中力散漫となり、プレーから目が離れ飛び出しが遅くなり、いつまでも一塁コーチャーがエルボーガードを持ったままという試合が進行する場面を多く見る。
今日の橋倉は、100点満点、本当に気持ちのよい走りが試合のプレー以外でお目にかかることで、藤川監督の言葉を借りれば、”野球の神様が橋倉を見ていて勝たせてくれた。”と確信する。本来であれば全ての選手がスタメンに名を連ね、記録に残る活躍をしたいと思い練習に励んでいるがダイヤモンドに出られるのは9人、ベンチ入りは20人、裏方の役割を務めねばならないこともある、それを全力でこなしてこそ次のステップにすすむことができる。チームに貢献できることは、打つ・投げるだけではない、チームの力は、ベンチ・スタンドも含めて多くのチーム関係者のたし算ではなくかけ算となる、一人でも0であれば、それは0になってしまう。今日の橋倉には大事なことを教えていただいた。
(W)



 2015年6月21日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○6-3 ●名古屋緑ボーイズ
愛知尾州 夏の全国 三年連続出場!!
溝口 完投!3失点、鶴岡記念大会選出御礼の好投!
河村先制スリーベース!追い打ち岩山タイムリー!木村も続いてタイムリーツーベース!三回怒涛の攻撃!
永井 全国出場を手中にするランニングホームラン!
>>スコアボード
打棒爆発の名古屋緑ボーイズさん、昨日の2試合31得点、とくに二回戦愛知刈谷戦では初回に13得点と絶好調、この世代は昨年秋のミズノ旗争奪東海大会で優勝し冬を越えて春季全国大会の愛知県西支部代表の最右翼と言われたチームである。残念ながら結果は出なかったがここにきてチーム力は上向きで愛知尾州の投手陣に牙をむく、梅雨時の不安定な天候、阿久比球場のある知多半島は、雨雲が行き交う、第1試合の準決勝の東海ボーイズ VS 名古屋富士ボーイズの対戦中に降り出した雨がなかなか止まない、雨中戦の中、先行された東海ボーイズが回を追うことに地力を発揮し終わってみれば12-1のコールドゲームで圧勝、全国切符の一枚目を獲得した。
東海ボーイズとの優勝戦を争うチームはどこか?全国初出場を狙う名古屋緑ボーイズナインの気迫が試合前練習から感じられる、決して受けてたってはいけない!
しかし経験値では一枚上手の愛知尾州、両軍無得点で迎えた三回に打線がつながる。先頭吉川がセンター前ヒットで出塁、一番に戻って河村がライトセンター間へ強い打球、吉川を還すタイムリースリーベースで先制、膠着した試合の雰囲気を一気に変える一打に一塁側応援団も大声援、続く岩山もセンターへのタイムリー、永井が送ってツーアウト後に木村がライトオーバーのタイムリーツーベース、3点を取り全国出場をたぐり寄せる。



先発は、昨日から連投の溝口、四回まで被安打1、奪三振1、35球で無失点、間合いもよく守る時間を短くして4-0で前半を終える。
全国に向けてここからが長く苦しい道のりとなる、それは選手も指導者も充分に経験済み、五回に愛知尾州に追加点、先頭永井がとらえた打球は、ぐんぐん伸びてセンターオーバー、一目散にベースを翔ける二塁をまわってもスピードはトップ、三塁コーチの宇佐美も精一杯のアクションで躊躇なく手を回す、そのままホームへ突入、見事なランニングホームランで5点目がはいる。
打者の永井のバッティングも見事だがしっかり状況判断した三塁コーチ宇佐美もファインプレー、大きな追加点となった。さあ後は勝利へのカウントダウン、しかしそうは問屋が卸さない、名古屋緑打線がその裏、溝口を攻めつける、先頭打者のツーベースに始まりフォアボールをはさんで一番に戻りライト線へのタイムリーツーベースで1点を返され、さらに二・三塁のピンチに粘った二番打者の打球は三遊間に逆シングルで永井が捕球、早いスローイングで一塁に送球、間一髪でアウト!その後の打順を考えるとクリーンアップに回るという大ピンチであったが打点5に値するスーパープレーがチームを救った。終盤六回にも名古屋緑が2点を追加、5-3での最終回の攻撃、三人で終われば流れが名古屋緑に行きかねないツーアウトランナー無しから四番後藤がセンター前ヒットで出塁、ワイルドピッチで一挙三塁を陥しれる、この大会好調の木村が引っ張った打球は、鋭く一塁左へ、名古屋緑杉原一塁手飛びついて捕球、しかしカバーが遅れてタイムリー内野安打、後藤が還って重い1点が七回表愛知尾州にはいる。



その裏溝口が危なげなく抑えて6-3で愛知尾州の勝利!三年連続の選手権大会出場・春夏連続の全国大会の出場が決まった。猛打の名古屋緑打線に先行を許さず味方打線の先制を待った先発溝口、先制スリーベースの河村、3安打猛打賞の木村、つなぎに徹したやはり3安打猛打賞の吉川、ホームランとファインプレーの永井、状況判断ピカイチの三塁コーチャー宇佐美、ヒーローを指折り数えても足りないくらいではあるが最大のヒーローはスタンドから声をからして応援してくれた父兄さん、くしくも今日は、父の日、母の日は残念ながら福井美方の地でベスト4で散ってしまい不完全燃焼とおわったが全国出場をプレゼントとなり喜んでいただいたことと思う、もう一つ勝利し美酒を呑ませてあげよう! (W)



 2015年6月20日 三回戦 愛知尾州ボーイズ ○8-0 ●小牧ボーイズ
 愛知尾州 一宮市営球場で三連勝! ベスト4進出!
全国へあと一勝! 三連覇へあと二勝!!
第一試合から続く カケル リレー プラス溝口で完封!!
初回 畑佐タイムリースリーベース効いた!
三連続コールド勝ちで最終日進出!
>>スコアボード
第2試合と第3試合の40分のインタバル時に空の機嫌が悪くなった、上空を黒い雲が覆いだした。梅雨とはいっても温度は低め、湿度は多少感じるが風があるためコンディションとしては特有のまとわりつくような感じはない。
最終日進出をかけての相手は愛知小牧ボーイズさん、ともにコールド勝ちでの進出、スポニチ大会一回戦以来の対戦となる。プレーボールがかかった直後に大粒の雨が降り出す、その雨を物ともせず先攻の愛知尾州が愛知小牧先発左腕林投手におそいかかる、河村じっくり選んでフォアボール、岩山きっちりと送りバント、永井も選んでフォアボールのチャンスに四番後藤の一打は、高々とショートへの滞空時間の長いフライ、曇天の雨空に打球が隠れてショートが見失う、長距離砲後藤に備えて深く守ったレフトがあわてて前進も間に合わずポトリと落ちてフルベースのチャンスにツーアウト後に原がやはりじっくり見極めて押し出しのフォアボールでまず先制点、続く畑佐は、左対左の不利を克服しライトオーバーのスリーベース、三人の走者をきれいに掃除し3点追加、さらに伊左次もセンター前タイムリーで都合5点とツーアウトをとられた後の得点は、愛知小牧に痛烈なダメージを与えるとともに主導権を握るには充分すぎる初回の攻撃となった。

先発は伊左次、直近の公式戦、春日井市長杯大会の愛知知多戦、悪夢の2回7失点からどう立て直してきたかが焦点となる。先頭打者をスイングアウトの三振、二番打者にフォアボールとジキルとハイドの両面がでたが、三番打者をピッチャーゴロ、自ら捕球しショート永井からファースト後藤へのダブルプレー、これで乗っていくことができ二回は三者凡退2奪三振、三回はデッドボール、送りバントのピンチもショートフライ、スリーアウトめはライトへのヒットかと思われたがダッシュ一番、原が初戦の借りをかえすかのような矢のような送球でライトゴロに打ち取り三回無安打、3奪三振、34球無失点で切り抜けて勝利を引き寄せる。リズムよくテンポよく投げていけば守備陣も軽快に守ってくれる!追加点は四回、先頭吉川のツーベースのチャンスに河村のセカンドゴロ、愛知小牧守備陣もたつく間に吉川快足をとばして一気にホームイン、投げては二番手堀江、締めくくりは溝口とランナーを出すが点は与えない。



六回にツーアウトランナー無しから足をからめてコールド対象の2点を追加し先週からホームタウンの一宮市営平島公園野球場で全てコールドでの三連勝!全国出場に王手をかけた!

SSK大会最終日に進出は、順当に勝ち上がってきた第2シード東海ボーイズ、中日本優勝の愛知瀬戸ボーイズを延長の末に下した名古屋富士ボーイズ、本日の二回戦~準々決勝の二試合で31得点を叩き出した名古屋緑ボーイズ、そして第1シードの愛知尾州ボーイズの4チーム、第3シード・第4シードチームが敗れる波乱ではあったが、強いチームが勝つのではなく勝ったチーム強いのである!(W)



 2015年6月20日 二回戦 愛知尾州ボーイズ ○9-2 ●春日井ボーイズ
 愛知尾州 名門春日井退け ベスト8へ!!
先発 永井3安打2失点 完投!
三回 打者11人攻撃で7点奪取!
>>スコアボード

今日6月20日は、全国高校野球選手権大会の沖縄県予選の開幕の日となった。沖縄県の代表チームが初めて甲子園の夏の大会に出場してから57年の月日が経った、当時を振り返ってみると沖縄は、アメリカ合衆国統治下、パスポートを持っての出場であった。そこから半世紀を経て沖縄県の代表チームは、強豪に変貌をとげた。それは多くの沖縄県の野球関係者の努力の賜物である。不幸な太平洋戦争で唯一の内戦を経験し、つらい戦後をおくってきたことを私たちは、決して忘れずに語り継いでいかねばならない。沖縄では、一年に三度、忘れてはいけない日がある。4月28日 昭和27年サンフランシスコ講和条約の締結において日本が主権を回復すると同時に沖縄が日本から切り離された日、5月15日 昭和47年沖縄が日本に返還された日、そして6月23日 昭和20年太平洋戦争において沖縄戦が終結した日、慰霊の日としてあらためて平和への願いをこめる日、是非とも今、こうして野球ができる喜びを感謝し6月23日には平和への願いの祈りを捧げてほしい。
ボーイズリーグの愛知県西支部の選手権予選も本日と明日のみ、二つの支部代表チームが決まる、愛知尾州は、全国制覇の経験もある名門春日井ボーイズさんとの対戦、今日もホームタウン一宮市営平島公園野球場、大応援団の声援に応えよう!
珍しく後攻の愛知尾州、先発の永井は早いテンポから春日井打線に相対する、初回先頭から三人をわずか10球で三者凡退、攻撃へのリズムをつくる。


愛知尾州不動の一番河村の打球は、強い当たりのショートへのゴロがエラーとなり出塁、二塁に進んだ後に三番永井がセンターオーバーのタイムリーツーベース、さらに木村のタイムリーが出て初回に2点の先行でペースをつくる。点をもらった永井は快調、三回あでに1安打のみ28球の省エネピッチングを展開、味方の追加点を待つ、すると三回裏に先頭後藤のツーベースを発端に岩山タイムリースリーベース、ピンチヒッター森田のセンター前タイムリー、河村タイムリースリーベース、吉川、永井のフォアボールのフルベースからこの回二度目の打席の後藤が試合を決める走者一掃のタイムリースリーベースで一挙7点を挙げる!



四回永井が2点を失うがそのまま投げ切って5回コールドゲームで愛知県西支部の名門チーム古豪の春日井ボーイズに勝利しベスト8進出を決めた!
今日も三塁側は、二年生・一年生に父兄さんを含めた大応援団が駆けつけてくれた、ありがたい、本当にありがたい応援、常に選手の背中を押してくれる声援に感謝し最終日進出をかけて愛知小牧ボーイズさんと対戦する。(W)



 2015年6月13日 一回戦 愛知尾州ボーイズ ○11-1 ●名古屋名南ボーイズ
 愛知尾州 SSK大会 三連覇に向けて大勝発進!
溝口 無四球 完投!
三回 溝口・吉川・河村・岩山 嵐の如き四連打であっさり逆転!
後藤 とどめのホームラン!
合言葉は、全力疾走!この言葉を胸に!
>>スコアボード
 梅雨入り宣言が発表された日本列島、毎年のことではあるが、この時期に夏の全国選手権大会の予選が各地で行われる。三年生にとっては、ボーイズリーグ全国大会出場の最後のチャンス、二年間中伝毛織さんの食堂に飾られていたSSK旗を持ち先頭で豊田運動公園野球場を行進する愛知尾州ナイン、決してたやすいことではないが三連覇のプレッシャーにめげず優勝して春とは違う愛知県西支部A代表の座を勝ち取ろう!



移動してきた一宮市営平島公園野球場、抽選の結果、本日の一回戦をこのホームタウンにて行うことができる。多くの関係者に駆けつけていただくこともでき恥ずかしい試合は、できない!第一試合の終わるころから二年生・一年生そして父兄さんが続々と駐車場に入ってくる。三年生は、二年前の熱田神宮公園野球場、二年生の登録メンバーは、昨年の阿久比球場のスタンドで準決勝~決勝の試合を応援したことを思い出してほしい。精一杯の声援でレギュラーチームを後押ししたことと思う、いよいよ自分たちがその晴れ舞台に立つことに誇りをもってプレーしよう!100名を越す大応援団の前で全力疾走!そこから始まる!

今日は試合前ジャンケンに勝った世界大会代表選出のキャプテン永井が高らかに ”先攻”と宣言、定刻より遅れて13:56に臼井プレートアンパイアのプレーボールがかかる。先手をとりたい愛知尾州は、先頭河村・二番岩山が名古屋名南先発の深谷投手の切れのある変化球にいずれも見逃し三振、永井デッドボール出塁も後藤がサードゴロに倒れて初回スコアボードに得点入らず、逆に愛知尾州に試練、満を持しての先発溝口がわずかにコントロールが定まらない、ストライクを取りにいったボールを名古屋名南トップバッター新美選手にライトの運ばれる、当たりがよかっただけにライト原が突っ込んでライトゴロで一塁封殺を狙ったが気持ちとは裏腹に後逸、一気に三塁へ走者を許す。いきなりノーアウト三塁のピンチに大応援団も固唾をのむ、ワンアウト後にライト前タイムリーで名古屋名南に先制点、その後は連続三振で最少失点に切り抜けて初回の攻防は、名古屋名南に軍配が上がる。
二回の攻撃で試合の流れが一気に愛知尾州に傾く、ワンアウト後に原の内野安打に八番溝口の一打、センターへの大飛球がタイムリースリーベースとなり同点、その後吉川のファースト強襲、河村のセンター前、岩山のライト前ヒットと四連打で逆転、とくに吉川のファースト、河村のピッチャーへの打球は、ともにグラブをかすめるが打球の鋭さ、速さがグラブをだした名古屋名南の守備陣の予想をはるかに上回り一直線に外野に達する打球となった。自らの同点打と味方打線の逆転で溝口の投球がさえる。
二回から五回はランナーは二人のみで無失点、打線は二回、溝口・河村・岩山のタイムリーで5点のビッグイニング、四回は後藤が豪快に左中間無人のスタンドに高々とアーチを描き1点、四回は永井・後藤の連続タイムリーツーベースで2点、つごう11-1で五回コールドゲームで一回戦を見事に勝ち上がった。



ところどころにミスは見受けられたが初戦の難しさ、ミスは反省し修正していけばよい、これでのっていける。
しかしベンチ入りした全員が同じ方向を向いていただろうか?誰もができる全力疾走・声出しができていただろうか?控えとしてベンチにいた選手に問いたい!これができない選手は、声援をおくってくれている大応援団に報いることは決してできないしベンチにはいる権利はない。

来週も一宮市営平島公園野球場での試合、全員で2試合を戦い、最終日進出をこの手に(W)


 第22回春日井市長杯争奪東海大会

 2015年5月31日 三回戦 愛知尾州ボーイズ ● 7-10 ○愛知知多ボーイズ
愛知尾州 総力戦! 三度目の逆転勝利成らず!
先発伊左次、まさかの大乱調!
>>スコアボード
 壮絶なノーガードの打ち合いと形容してよいと思われる戦いがみずき球場第三試合で展開された。愛知尾州と愛知知多の対戦、ともに劇的勝利で進出の両チーム、愛知県西支部同士のつぶし合いの火ぶたがきって落とされた。

愛知尾州ボーイズの攻撃は先程の試合同様、先頭の河村がライト前ヒットで出塁、やはり岩山がキッチリとバントで送り、四番後藤がセンター右へとツーベースタイムリーで先取点をもぎ取る。愛知尾州ボーイズの先発は伊佐次!初回、簡単に3人で打ち取り上々の立ち上がりを見せるも2回に捕まる。4番バッターを四球で歩かせるとヒット、四球でたちまちノーアウト満塁のピンチを迎える。この後3連続のワイルドピッチで満塁のランナーが全てホームインしてしまう。その後も四球、ヒット等でこの回7失点。愛知知多ボーイズさんに大きなリードを許す。追い上げたい愛知尾州ボーイズは3回、永井が内安打で出塁、盗塁を決めてワンアウト2塁から4番後藤のライト前タイムリーで1点、原ヒットでツーアウト1、3塁からワイルドピッチの間にもう1点。続く4回はツーアウトから河村、岩山がヒットで出塁、永井が相手の意表を付く3塁前へのセーフティーバントが内安打となり送球が逸れる間に河村がホームイン。

後藤の内安打の間に2人が還り、この回3点を取り、4回で1点差まで追い上げる。5回、原、内藤連続安打の後、北山がまたも初球をキッチリ転がしランナーを進める。何とかしたい吉川は追い込まれながらファールで粘りに粘り相手にプレッシャーを与える。結局内野ゴロエラーを呼び込みついに同点とする。しかしこの後、後続が撃ち取られ一気に逆転とはいかない!3回途中からマウンドに上がった永井は5回まで相手打線をヒット1本に抑えていたが、6回に捕まる。ヒット4本を打たれ3失点!後が無くなった愛知尾州ボーイズの7回の攻撃も三者凡退に抑えられゲームセット。

残念ながら敗戦で来週の最終日進出成らず、中12日でいよいよ選手権予選を迎える、ジャイアンツカップ出場は他力本願となるが夏の全国出場は自力で勝ち取ることができる!今日の敗戦を糧にし、まだ何が足りないのかを見つめる時間ができた、アスリートや人間の価値は常に成功することではない、倒れるたびに起き上がることである。

(W&H)


 2015年5月31日 二回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 9-4 ●白山能美ボーイズ
 愛知尾州 白山能美に大逆転でベスト8進出!
後藤、特大のホームラン!
北山、流れを呼び込むバント!
>>スコアボード
 明日から6月とはいえ異常な気温の上昇、32℃は、この時期としては高い、また日本一暑いと言われる岐阜県多治見市のお隣の岐阜県可児市のみずきグランドで行われる第22回春日井市長杯大会も二日目、天気に恵まれ順調に消化されてレギュラーの部は、本日でベスト4が決まり佳境に入る。相手は、中日本大会ベスト4の北陸の強豪チームの白山能美ボーイズさん、二年前の中日本大会決勝戦を戦ってからこの時期に公式戦で戦う機会が増えてきた。雪国のハンデの中、毎年全国大会あるいは中日本大会に出場してくるチームに胸を借りる!試合前ノックで顔面に送球をうけて病院に搬送された宇佐美の分までベンチ入り選手で戦い、勝利を届けよう!

先攻の愛知尾州ボーイズは先頭の河村が四球を選び出塁。続く岩山が初球をキッチリバントで送りチャンスを作る。久し振りに公式戦初回からスコアリングポジションにランナーを置き、クリーンアップに期待がかかる場面、四番の後藤が期待に応えレフト前に先制のタイムリーを放つ。強豪白山能美打線に迎え撃つはエース溝口!この日は初回から球が走り上々の立ち上がりを期待したが、そこは強力打線が許してはくれない!2番バッターに左中間を破られいきなりこちらもピンチを迎える。続く3番バッターの打球を内野エラーでたちまち同点とされる。ここ数試合立ち上がりのエラーが失点につながる悪い流れをまた繰り返してしまうのか?2回はお互い0点に抑えるも3回、溝口が白山能美の1番バッターにライト頭上をはるかに越えるホームランを打たれ逆転を許す。続くバッターにもライトへ運ばれ、いつもならバタバタと失点してもおかしくないケースではあるが、ここで昨日の試合でもチームを救った木村の肩が尾州を救う。盗塁したランナーをセカンドで刺し、流れを渡さない。何とか追い付きたい愛知尾州の4回の攻撃は原がレフトオーバーのツーベースで出塁、3塁へ盗塁の後、吉川の打球を相手エラーで同点に追い付く。しかしその裏、ヒットでランナーを1塁に置き、白山能美の6番でこの試合キャプテンの小阪選手にライトオーバーのツーランを浴びてしまう。取られたら取り返したい愛知尾州ボーイズは4番後藤が魅せる!鋭く振り抜いた打球は高く舞い上がりセンター頭上を越えるホームランで1点差に詰め寄る。長打の応酬でこの試合は決まるのかと思われたが、試合の流れを呼び寄せたのはしっかりと与えられた仕事をした選手、北山であった。6回、先頭の原が四球で出ると藤川監督は代打に北山を送る。誰もがバントで送ると思われる場面、相手も警戒して内野は鋭くプレッシャーをかけるが、何と北山は初球を意図も簡単にバント決めてしまう。誰もがしびれる場面、北山本人も緊張はあったと思うが、初球を決めてしまうあたりこの試合の流れを愛知尾州ボーイズに呼び込んだ1打になった。

続く溝口は期待に応え、センター前に糸を引く様なヒットでチャンスを拡げると代打内藤は粘って四球!満塁から河村の四球でついに同点!北山と同様、この試合初回にキッチリとバントを決めている岩山がこのチャンスにしぶとくライト前に逆転のタイムリーを放つ。後藤の内安打と相手エラーで2点、原の内安打で後藤もホームへ還りこの回打者一巡で6点を奪う!最終回、愛知尾州の攻撃は前の打席、バントを決めた北山!気分良く振り抜いた打球はライト前へのクリーンヒットとなった。やはり野球の神様は普段通りの事を試合でも発揮出来る選手にはご褒美をあげるのだと思わせる1打ではあった。結局溝口が6、7回とランナーを出すも最後まで球威は衰えず0点に抑え2回戦突破を果たした。 

初戦の岐阜ボーイズ戦に続いての逆転勝ち、休む間もなく対戦する相手は、愛知知多ボーイズさん、第一試合タイブレイクの熱戦を制して、ともに勢いに乗る対戦、最終日進出をかけて楽しみな熱い戦いに期待しよう。

(W&H)


 2015年5月30日 一回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 5-3 ●岐阜ボーイズ 
 愛知尾州 岐阜に逆転勝利!二回戦進出!
>>スコアボード
 レギュラーチームの公式戦も折り返し、この春日井市長杯争奪大会の後は、いよいよ選手権予選、ここまで東邦ガス大会・春季全国大会・スポーツニッポン大会・中日本大会・美方レインボー大会と五つの公式戦で12勝 4敗で優勝1、準優勝1の成績でここまで来た。温度も湿度も上がり真夏もすぐにそこまで来ている。冬の練習の成果がでるのは、ここからである!特に三年生は進学のこともあり野球も勉強も正念場の六月を迎える。伝統の春日井市長杯大会、21回の歴史の中で愛知尾州ボーイズの優勝は未だない(準優勝が一度)、新しい足跡を残すためにも一戦必勝!

試合は、愛知尾州先攻で11:45にプレーボール!河村・岩山・永井と8球で三者凡退、先発原がピリッとしない。ツーアウトはとるがデッドボール二つで早くも降板、急きょリリーフの伊左次がタイムリーをあびて2点の先制をゆるす。打線は直ぐに反撃、後藤のツーベースを足場に原のタイムリーツーベースで1点、さらにフルベースと攻めつけるが追加点ならず、セリーグチーム打率トップながら点が取れない中日ドラゴンズに習ったかのような攻撃に応援席もため息、二回伊左次が連打からスクイズで追加点をゆるし序盤を1ー3で劣勢となる。

三回からはようやく愛知尾州ペース、後藤のタイムリーツーベースと相手ミスからようやく同点、四回は相手エラーから犠打をからめて永井のタイムリーで勝ち越し、五回もフォアボーからスチール、エラーで追加点、立ち直った伊左次と五回から溝口のリレーで無失点、中でも6回ヒットの二人のランナーをキャッチャー木村が盗塁阻止したプレーは、この試合の分岐点、防御は最大の攻撃なり 打って点を取るのも野球だが守りも同じくらい大事だと思わせてくれたプレーだった。
やはり初戦は難しい!勝ちあがって明日は、中日本大会ベスト4の白山能美ボーイズさんと対戦、楽しみな一戦となった。


最後に嬉しい知らせを一つ、レギュラーチームの主将の永井 翔内野手が8/8(土)から岡崎市民球場を中心にして行われるボーイズリーグ2015世界少年野球大会の中日本ブロック選抜選手に選ばれた、この大会は毎年各地で行われ今年は日本それも愛知県で行われることになり8か国、12チームが国別世界一を争う。愛知尾州ボーイズにおいては初めての名誉なこと、また例年行われているボーイズリーグの中興の祖、鶴岡 一人さんを記念したボーイズリーグ第16回鶴岡一人記念大会(8/22より茨城県 ひたちなか市民球場他)の中日本ブロック選抜に溝口 隼投手が選出された。ともに中日本ブロック100チームを超える多くの選手の中よりの選出、同年度に二人の中日本ブロック選抜チームへの選出はチーム史上初めてのこととなる。今年の夏は、世界大会で愛知が熱くなる!
(W)


 第7回美方レインボー本大会

 レギュラーの部


2015年5月10日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ● 1-3 ○若狭高浜ボーイズ 
愛知尾州ボーイズ レギュラー、ベスト4で姿消す!
>>スコアボード
準決勝の相手、若狭高浜ボーイズさんはちょうど一年前、この大会ジュニアの部決勝で対戦して以来、お互いどれ程成長したのか楽しみな対戦である。
準決勝となるこの試合も初回簡単に三者凡退に打ち取られる。
なかなか先制してリズムを作れない。若狭高浜ボーイズの上ノ山投手の緩急を混ぜての投球に打者8人が簡単に打ち取られる。
初ヒットは9番北山がライト前に!盗塁、ワイルドピッチでチャンスを作るも後続が打ち取られる無得点に終わる。

先取点を先にあげたのは若狭高浜ボーイズ。内野エラーで出たランナーを置き、右中間にタイムリーを浴びる。
4回もヒットとバントを絡めた若狭高浜ボーイズの野球にエラーも絡み1点を献上。ワンアウト1、3塁から飛び出した三塁ランナーを木村が矢のような送球でタッチアウトを取るもなかなか流れを愛知尾州ボーイズへ持って来られない。
5回 この回先頭の原がレフト前ヒットで出塁、相手エラーで三塁まで進むと畑佐がレフト線へのタイムリーで1点を返す。
しかしこの回から登板した立石がピリッとせず2者連続四球でピンチを作るとここで溝口を投入、しかしここでもエラーが絡み失点してしまう。
何とか突破口を開きたい愛知尾州ボーイズだが、相手好投手を攻略出来ず、結果散発3安打に抑えられ、ベスト4で姿を消す事となった。

この大会、先攻で攻撃したい愛知尾州ボーイズではあったが、終わってみれば3試合とも初回は三者凡退。この試合に限っては上位打線はノーヒット、エラー4個では勝ち抜く事は出来ない!試合終了後、直ぐに福井を後にし尾州グランドへ戻り、日没までの練習は次の大会へつながるステップであってほしい。
(H)

 2015年5月9日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 5-4 ●伊勢ボーイズ
愛知尾州レギュラー 最終日ベスト4進出!
溝口粘投!エースの自覚!
井野、口火を切る安打!
>>スコアボード
初戦圧勝の愛知尾州、最終日進出にはもう一つ勝利が必要となる、楽しい遠征の夜を過ごすためには勝つことが条件!
開会式が開催された美浜運動公園野球場での準決勝への切符を懸けた準々決勝!相手は伊勢ボーイズさん。
この試合も先攻の愛知尾州ボーイズ。しかし初回簡単に三者凡退に抑えられる。
流れに乗れないまま、守りにつく選手達。伊勢ボーイズの先頭バッターにツーベースを打たれワンアウト三塁からスクイズで先制される。
2回、後藤のヒットを皮切りに同点に追いつく。
3回、この試合スタメンに起用された井野がレフト前へ口火となるヒットで出塁すると永井のヒット、相手エラーの間にホームを踏みリードする。

その後ランナーを出すも要所を締めるピッチングで相手を0点に抑える溝口に対して6回にドラマが生まれる。
先頭の木村がライト前ヒット、後藤が左中間を破るタイムリーツーベースで1点。原が送りツーアウトから森田の放った打球はライト線への貴重な2点タイムリーツーベース!一気に4点差に広げる。
このまま逃げ切りたい愛知尾州ボーイズだったが、野球の神様が試練を与える。
ヒット、四球でランナーをためるとエラーがらみでたちまち3点を取られ再び1点差に詰め寄られる。
最終回の尾州ボーイズの攻撃もヒットと送りバントでスコアーリングポジションにランナーを進め、ワンアウト満塁から代打の切り札、内藤を送り込むもセカンドフライゲッツーに抑えられ得点を奪えない。
嫌な流れのまま最終回の守備に付く愛知尾州ボーイズナイン。ワンアウトから伊勢ボーイズの四番の放ったライトへの大飛球をこの日絶好調の森田がライト一番深いところでナイスキャッチ!ボールがグラブにスッポリ収まるまでは応援の父母の方もまるでスローモーションを見ているような感覚であった。
最後のバッターを三振に仕留め、翌日の準決勝へと進出を決めた。

弟分の愛知尾州ボーイズジュニアチームもこの日2連勝で明日の準決勝への進出を決めたとの連絡が入り、益々2年連続のアベック優勝への期待も膨らむ。
(H)

2015年5月9日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 10-3 ●氷上ボーイズ
愛知尾州レギュラー 二週連続の福井で躍動!
木村渾身のツーラン!
森田スリーベースを含む3安打!

>>スコアボード
二週連続の福井県嶺南の地、大飯町から美浜町へ舞台を移しての第7回美方レインボー大会、今年は昨年ダブル優勝を果たしたため、中日本大会に続いて開会式では先頭でレギュラー・ジュニアともに行進し優勝旗返還、いつものユーモラスな齋藤会長のご挨拶、思わず聞き入ってしまうのは筆者だけではなくスタンドを埋め尽くした多く関係者もしかりである。

開会式会場から車で5分、レギュラーの試合会場は、福井県立美方高校のグランド、対戦相手は、兵庫県支部の氷上ボーイズさん、氷上と書いて”ひかみ”と読む、兵庫県の中東部に位置する丹波の黒豆で有名な篠山(ささやま)市がホームタウンとなる。全国的に愛知県西支部同様に激戦区といわれている兵庫県支部のチーム、今大会は、三年生のみのエントリー、19名の結束で連覇を勝ち取ろう!

愛知尾州ボーイズの先攻で始まったこの試合、簡単に3人で打ち取られる。
尾州ボーイズの先発を任されたのは昨年のレインボー大会でも初戦を先発した伊左次。いきなり先頭打者にライト前に運ばれる。ツーアウトを取るもそこからコンパクトに振り抜く氷上ボーイズの打線に3連打され2点を献上する。
取られたら取り返す愛知尾州ボーイズの攻撃は後藤がセンター前ヒット、原がエラーで出塁の後、この日7番スタメンレフトで出場の背番号7の森田が右中間を破る2点スリーベースタイムリーで同点!まさに777のフィーバー大爆発の予感を感じさせる打球であった。岩山のタイムリースリーベースで追加点を加え逆転に成功する。
しかしこの日はリズムに乗れない尾州ボーイズはエラー絡みで同点とされる。
お互いに次の1点が試合を大きく左右すると思われた展開で試合が動く。
5回先頭の永井がレフト線へのツーベースヒットで出塁。木村の渾身の一撃はライト頭上を遥かに越えるツーランホームラン!後藤も左中間を破るスリーベース、原も続きこの日スタメン内藤もライト右へのスリーベースタイムリー。トドメはこの試合フィーバー中の森田が3本目のタイムリーで一挙5点を追加して試合を決める。

6回からは立石が登板。切れのあるストレートで簡単に三者凡退に抑え規定によりコールドゲームにて試合終了。
初戦突破です。

この試合、序盤からエラーが重なり苦しい試合運びとなった事を選手は今一度考えて次からの試合に取り組んでほしい。数時間後にある2回戦は是非ノーエラーでリズム良く試合に入ってほしいと思う。
(H)

 ジュニアの部

 2015年5月10日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ● 7-8 ○加賀ボーイズ
 愛知尾州Jr  準決勝で姿消す
 >>スコアボード
【勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし】プロ野球の野村克也元監督の名言として、知っている言葉かもしれないが、もともとは江戸時代後期の平戸藩主、松平静山の言葉です。
大名ながら剣術の達人でもあり、剣術書「剣談」のなかにこの言葉がある。これまで私は「負けたときには、必ず負ける理由がある。一方で、負ける理由があっても外的要因などにより勝つということもある。したがって、勝負に勝ったとしてもおごることなく、さらなる努力が必要である」というように考えてきた。
しかし、「剣談」では、「道にしたがい、道をまもれば、勇ましさがなくても必ず勝ち、道にそむけば必ず負ける」ということが書かれていた。この「道」とは、「人として行うべき正しい道」と言う意味になるのではないか?前者の意味であっても、後者の意味であっても、心のあり方という点において、どちらにも大切な意味が込められてると思う。
自分に足りないことを素直に反省し、順調であるときもおごることなく、感謝の気持ちを忘れない。
また、どんなに辛くても人の道をはずれるようなことは決して行わない。一貫してそのような、姿勢、取り組みをすることが勝つという事なのかもしれません。
GW初めから「自分の事は自分でやる」テーマに取り組んでいる。選手達、自分たちなりに頑張ってましたよ!それでも勝てなかった!我々にはまだまだ修行が必要なようだ。必ず勝てる!がんばろう!

最後に初めてのジュニアチーム宿泊遠征試合、美方大会関係者、福井支部の皆さん、愛知尾州父母会、係ったすべての方々に感謝したい!
(A N)

 2015年5月9日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 6-3 ●岐阜東濃ボーイズ
愛知尾州Jr 辛勝! 最終日進出!
ロングリリーフ松下 粘投! 勝利を呼ぶ!
橋倉 岐阜東濃突き放すタイムリースリーベース!

>>スコアボード
試合が始まる直前からバックネット方向から強風が吹き付ける、天気の急変がどちらに幸いするのか、最終日進出をかけた相手は直前の第二試合で地元若狭高浜ボーイズさんを逆転で下した岐阜東濃ボーイズさん、勢いにより負けるな!
初戦に続いて先攻愛知尾州は、一年生 坂井田の三遊間タイムリーで幸先よく先制、先発も一年生塩田、先頭をサードゴロに打ち取ったかに見えたが送球が悪く出塁をゆるす、その後もリズムつかめず押し出しフォアボールで同点、すかさずベンチは松下をリリーフに送りワンアウトフルベースのピンチを一球でピッチャーゴロダブルプレーに打ち取り、見事な火消し、点の取り合いで幕を開ける。
しかし第一試合に爆発した愛知尾州打線が岐阜東濃先発の緩緩投法の術中にはまる。
四回まで初回の1点のみ、逆に岐阜東濃は、三回エラーに乗じて1点を挙げ、四回終わって1ー2の劣勢で前半を終える。
五回、山本(峻)に待望の同点タイムリーが飛び出して、ようやくベンチに元気が戻る、六回には、ピンチヒッター種倉の内野ゴロで勝ち越し、曇り空から太陽が一瞬顔を出す。
さらにフルベースから橋倉がライトオーバー走者一掃のタイムリースリーベース、応援団・ベンチは歓喜の嵐、ペースをつかんだ愛知尾州は、小森が登板、力のあるボールで凡打の山を築いて最終回は、1点を献上するもののリードを守り、最終日進出となった。

明日は、不敗の上中球場が待っている。
(W)


2015年5月9日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○ 13-0 ●福井ボーイズ
愛知尾州Jr 鮮やか先制攻撃 ベスト8進出!
平田 三回を無安打完封!
河村 全打席出塁!
中津 4打点!
ベンチに声がない! 元気でも負けるな!

>>スコアボード
 ようやくめぐってきた公式戦の機会、進級した二年生にとっては待ちに待った本試合ではないか、また見守る父兄さんにも緊張が垣間見れる。
開会式から移動してきたおおい多目的グランド、先週レギュラーチームが死闘を展開した大飯球場の西に位置するグランド、対戦相手は、地元福井県支部の福井ボーイズさん、伝統のワンポイントの新装となった純白のユニホームと対峙する。
先攻愛知尾州トップバッターは河村、マークされながらも一塁線を鋭く抜くツーベースヒット、橋倉定石どおり送りバントで河村三塁へ、三番中津は基本に忠実にセンター前タイムリー、さらに山本(峻)・長野連続フォアボールのフルベースから内野ゴロと内野安打で3点の先制となる。
先発は平田、勝ち抜けば二日間で4試合、投球制限統一ガイドライン適用のため行けるとこまで行くという全力投球、低いマウンドに苦しみながらランナーを出すが0点に抑えてリードを守る。
二回愛知尾州は、ワンアウト後に河村のヒットを足場に中津のレフトへのタイムリーエンタイトルツーベース、相手エラーもからめて4点とし二回は平田が三者凡退に抑えて7ー0と主導権を握る。
その後も攻撃陣は三回1点、四回5点と手を緩めることなく、平田を継いだ新谷が四回を抑えて13ー0で初戦を勝ち上がった。
練習試合も含めて久々の勝利、二回を終わって大差がついたが勝利を確信したかのようにベンチでは声が出なくなった、主審の”ゲーム”のコールがあってはじめて試合は終わる。自分たちで終わらせてはいけない。
今日は、東監督は帰ることなく昼からも采配を振るう。

(W)

 第30回日本少年野球 読売杯 中日本大会

2015年5月4日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ● 3-5 ○津ボーイズ
 愛知尾州 二回戦逆転負けでベスト16どまり!
河村 逆転スリーベース
畑佐 猛打賞及ばず!

>>スコアボード
 北陸地方の方々にとって、よく言われるフレーズがある、”弁当忘れても傘は、忘れるな!” と言うことは、天気がそれだけ変わりやすいということ、昨晩から天気が安定しない、今日もいつ雨が降るかわからない天候となった、今日は第二試合、三重県支部の名門チーム津ボーイズさんとの対戦となった。中日本大会では二年ぶりの対戦、日にちは同じく5/4で津球場での準々決勝、タイブレイクの熱戦で3ー2の死闘を制して最終日進出を決めた、あの試合が思い出される。筆者の私見で大変僭越ですが多くのチームの試合前の選手審査を担当させていただいたが一昨年の中日本大会の際に津ボーイズさんを受け持ち、選手の元気な声とさわやかさ、そして気持ちのこもった表現に大変感激した覚えがある。今回の審査も受け持たせていただき変わらない態度に朝から心地よくさせていただいた。その気持ちが当然試合に反映される、受けてたつことなく愛知尾州も気迫で負けずに臨んでもらいたい。

今日も先攻の愛知尾州は、津ボーイズ先発の西尾投手のキレの良い真っ直ぐに河村・吉川・永井と三者凡退、逆に満を持しての先発伊左次にピンチが訪れる、ツーアウトフルベースからの強い当たりのセカンドゴロを吉川がわずかにはじく、懸命の二塁へのトスも間に合わずセーフ、先制点が津ボーイズにはいる。二回も愛知尾州は三者凡退、その裏、津もノーアウトのランナーを出すが伊左次が踏ん張り無得点、三回表に下位打線からチャンスを作る、先頭畑佐のライト前クリーンヒット、スチールに岩山のレフト前ヒットのワンアウト一・三塁から河村の逆風をはね返すセンターオーバーのタイムリースリーベースで二者を返して試合をひっくり返す。この回、三振にはたおれたが伊左次・吉川が粘りをみせて球数を投げさせた、この逆転劇の伏線となったことを付け加えておく。
五回まで双方ランナーを出すが絶妙のコントロールの津 西尾投手、荒れ球で的を絞らせない愛知尾州 伊左次投手の踏ん張りで2-1の得点は変わらず、互いのベンチは我慢比べで試合は、終盤に向かう。次の得点がどちらにはいるかが試合の行方を左右する。
六回に筋書きのないドラマが展開された。まず六回表の愛知尾州は、この試合大当たりの畑佐が猛打賞の3安打めとなるタイムリーで3-1と点差を広げる。あと6つのアウトで試合が終わるがこの6個のアウトと今までの15個のアウトの重みはほぼかわらない、むしろあと6個のアウトを奪い逃げ込むことのほうが難しいことかもしれない。
その裏、愛知尾州は継投にはいる、堀江がマウンドに登るがストライクがはいらない、急きょライトの原がリリーフに立ち津の反撃を食い止めるが連打を浴び、さらにエラーも重なり、永井も投入するが一挙4点が六回裏に記録され、土俵際まで追い詰められた。しかし最終回も津・西尾投手に三者凡退に抑えられ中日本大会は二回戦、ベスト16で敗退となった。
来週も同じ福井で美方レインボー大会に出場、切り替えてこちらもレギュラー・ジュニアともに連覇がかかる。

この試合、選手・ベンチ指導者には全く関係ないところで事務局チーム責任者で不手際があり、ベンチ内でドタバタがあり大事なところで支障をきたしてしまった、初日大勝のおごりとしか言えない失態であり、情けないとしか言いようがない!チーム関係者の皆さんに深くお詫び申し上げます。
(W)


 2015年5月3日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○13-1 ●豊橋中央ボーイズ
 愛知尾州 連覇に向けて好発進!
原父母会長、快気祝いの猛打!
初回 打者一巡 後藤、木村、内藤のタイムリーで5点のビックイニング!  
原ー中西ー立石ー堀江 万全のリレー!

>>スコアボード
 全員で先頭で行進し、優勝旗・読売杯を返還することが予選を兼ねているスポニチ大会のささやかではあるが目標であった、春季全国大会に出場しても出場権は得られない、スポニチ大会でベスト8に進出してこそ得られる権利、そんな中、見事に優勝という栄冠に輝き三年連続の出場を果たしてくれた愛知尾州ナインが元気よくメイン会場大飯球場の土を踏みしめる。

5月の大型連休に開催される読売杯 中日本大会も数えて節目の30回め、7度目の出場で過去二度の優勝と一度の準優勝は、誇ってよい成績である。今年は、開催地域が初めて福井県となり中日本ブロックの強豪32チームがこの大飯球場に集結、三日間にわたり熱戦を繰り広げる。昨年夏に開通した舞鶴若狭自動車道で一宮からの移動時間も大きく短縮された。初夏の日本海からの風が心地よい、季節は確実に夏にむかっている。
対戦相手の豊川中央ボーイズさんとは、10年前の中日本大会にて前身のオール豊川さんとして対戦がある、その時は愛知尾州ボーイズも名称が尾州ボーイズであり二回戦でコールド負けをきっしている。その後も浜松大会で二度の対戦、互いに歴史を重ねてここ福井県大飯の地での戦いとなった。
ボーイズリーグは愛知県内においては矢作川を挟んで愛知県西支部と愛知県東支部に分かれている。明治維新前は尾張と三河に分かれており愛知尾州のホームタウンは一宮市、豊川中央のホームタウンは豊川市、互いの共通項は、共に鎮座する真清田神社が尾張一宮、砥鹿神社が三河一宮とよばれている。”一宮”とはある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことと言われている。全国一宮巡りで東海道においては避けてとおれない両地域の代理対決となった。ちなみに開催地の若狭一宮は小浜市の若狭彦神社、越前一宮は敦賀市の気比神宮、機会があれば参拝され歴史に思いをはせるのも遠征の楽しみの一つである。

初回、先頭河村ジャストミートの打球は、ライトオーバーのスリーベース、大飯球場のダイヤモンドを疾走する。吉川・永井の連続フォアボールでノーアウトフルベースの大チャンスに四番後藤もフルスイング、打球はショートを強襲し弾かれたボールは、レフト線へ二者生還、さらに木村は前進守備の豊川中央内野陣の二遊間を抜いて永井・後藤が相次いで生還、原の送りバントの後に本日はスタメン抜てきの内藤がライトセンター間にタイムリースリーベース、鮮やかな速攻で5点の得点でペースを握った。

先発は原、早いテンポからの投球で打たせてとるピッチングで守りの時間が短い!

三回の攻撃は、下位打線がチャンスをつくり、再び内藤のタイムリーと河村のこの日二本めのレフトセンター間タイムリースリーベースなどで7点をとり合計12点と安全圏にはいった。

投手陣は、三回から中西へリレー、公式戦初登板の緊張感からフォアボールなどでピンチをつくったが合格点、火消しに登場の立石が抑えて無得点、最終回登板の堀江が1点を失うが危なげなく一回戦を勝ち上がった。

連覇に向けて視界良好!
10年前の中日本大会の雪辱を福井の地で果たした。

(W)

第20回スポーツニッポン旗争奪東海大会

 2015年4月18日 決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○2-0 ●東海ボーイズ
溝口 7奪三振 被安打2 完封で胴上げ投手!
後藤 値千金 決勝センターオーバーツーベース!
木村 足攻封じる 盗塁阻止!

>>スコアボード
 4月のこの時期の長雨を菜種梅雨という。菜の花の咲く頃に雨が続く、このきまぐれな春雨のおかげでスポニチ大会がずれこんで予備日の4/18に決勝戦の1試合のみが積み残され今日行われるはこびとなった。
顔合わせは、3月の東邦ガス大会に続いて同じ、一塁側 春季全国大会ベスト4の愛知県西支部A代表の東海ボーイズ、三塁側 春季全国大会二回戦敗退ではあったが愛知県西支部B代表の愛知尾州ボーイズ、ともに全国出場の両チームが実力を発揮し決勝戦に駒をすすめた。
東邦ガス大会での対戦は、東海4-3愛知尾州と1点を争う好ゲーム、今回 優勝の誉を勝ち取るのはどちらか!対戦相手は、同じでも取り巻くシチュエーションが大きく異なる、それは東邦ガス大会が3/7(土)二回戦~準々決勝、3/8(日)準決勝と戦っての対戦であり、昨年から採用されている投球制限統一ガイドラインにより二日間の4試合めとなると投手の起用にベンチが工夫を重ねてゆかねばならない、とくに土曜日のダブルヘッターの連投は、翌日日曜に登板不可能となるため異なる投手での継投を余儀なくされる。
そして決勝戦においては2時間20分の制限時間が伸びることなどこれらを紡ぐ糸は、もつれにもつれることになる。しかし今回は、一週間のインタバルがありいわゆるガチンコの勝負で決着をつけることになり、ともに先発投手は、エースがコールされることになるのではないかと予想される。

両チームとも午前8:00前に球場に到着、アップにはいりメンバー表の交換、先攻愛知尾州の先発は溝口、後攻東海の先発は昨年の春季全国大会優勝投手の尾野投手、やはりエースの登場、初回愛知尾州先頭の河村の当たりは鋭いセンター返し、尾野投手微動だにせず捕球しファーストへ、これが決勝戦にふさわしい投手戦の幕開けとなった。続く吉川センターフライ、永井サードゴロと三者凡退、一方溝口は、東海先頭の木全二塁手にレフト前ヒットをあびてノーアウトランナー一塁、選択肢の多い攻撃に東海ベンチはスチールをチョイスするがキャッチャー木村の強肩で一塁ランナーゆっくり間に合って二塁でアウト!今まで何度もピンチを救ってきた木村のプレーに東海ボーイズの今後の攻撃のバリエーションが一つ減った盗塁阻止となった。
これで立ち直った溝口は波に乗る。真っ直ぐ・変化球のコンビネーションに加えて球威は衰えず、二回は五番・六番・七番を三者三振、相対する尾野投手も負けてはいない、三回七番畑佐の初ヒットにも動ぜず絶妙のけん制でランナーを刺して三回まで三人ずつでかたずけて両軍互角で前半戦を終える。

四回表打者一巡後の愛知尾州、先頭河村ライト前へクリーンヒット、しかしここでも尾野投手のけん制地獄にタッチアウト、なかなかスコアリングポジションに届かない、五回も先頭後藤のセンター前ヒットに後続が続かず無得点、逆に五回は溝口に初めてのピンチ、二つのフォアボールでツーアウト一・二塁とするが二番稲生選手を真っ直ぐでスイングアウトの三振に切って取り五回を終わって0-0の緊迫感たっぷりの投手戦、テンポのよい両投手の小気味よさに試合経過もここまで50分、両チームの応援席もあっけにとられるような展開に先の予想が全くつかない。迎えた六回にともにチャンス、先頭打者のフォアボール得点がはいる確率が高い、愛知尾州先頭溝口フォアボール、岩山三振も溝口スチールでランナーセカンド進塁、上位打線に期待がかかったが河村三振、吉川センターフライと勝負所での尾野投手のピッチングは、さすがというほかない。
その裏同様に東海は先頭三番小河原遊撃手がフォアボール、ワンアウト後に尾野投手の送りバントで二塁進塁、ここで東海ベンチはピンチヒッター梅田選手のコール、溝口渾身の力で三振に抑えて、ついに最終回に突入、この展開、愛知尾州は東邦ガス大会一回戦の名古屋富士戦に酷似、となれば次の攻撃で得点がはいるはずと信じて祈る応援団の想いにこたえて先頭永井がセンター前ヒットで出塁、前打席ヒットの四番後藤が尾野投手の74級めをたたくと打球はセンターオーバー、ランナー永井が一塁から長駆ホームイン、均衡が破れる!さらに一・三塁から今大会絶好調、原のセカンドゴロの間に後藤もホームインと2点が愛知尾州に記録される。『まだ終わったわけじゃない!』と多くの選手の声が聞こえる中、最終回の守り、東海ボーイズ下位打線といえども気のぬけないところ、表情かえず溝口の球威は初回とかわらず、ライト・センター・レフトへの力のない打球が三つ、88球で完投シャットアウト、現世代レギュラーの初優勝、二年ぶりにスポーツニッポン旗が愛知尾州に戻ってきた瞬間であった。

試合時間1時間21分の決勝戦、時間は、短いが内容は野球の醍醐味が凝縮された戦い、閉会式での愛知県西支部 小山事業部長より”両チームともにさらなる高みを目指してください。”という講評をいただいた。この後、五月の大型連休は、連盟本部主催の中日本大会に参加、史上初めてとなる連覇を目指す。全国大会で初戦の枚方ボーイズ戦にコールド負けしたショックがどこまで尾をひいているかが今大会の焦点であったが準決勝までの4試合、相手に先手を許す展開を逆転でしのいで調子の波に乗ってきた。迎えた決勝で東海ボーイズさんのユニホームを見て闘志をかきたてられたか、接戦をものにする愛知尾州のベースボールをみせてくれた。

”実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな” 優勝という結果は、大変喜ばしいことではある、今日一日は余韻にひたることも良し、しかし明日からは、忘れて努力精進する。これが上達への道 (W)



  2015年4月12日 準決勝戦 愛知尾州ボーイズ ○6-4 ●愛知瀬戸ボーイズ
愛知尾州 またまた逆転で最終日決勝へ進出!
原 連日のホームランは貴重なダメ押し点!
二年ぶりの優勝へ チーム一丸となろう!

>>スコアボード
 準々決勝を終わって、豊田ボーイズさん専用球場は、東海ボーイズ VS 愛知刈谷ボーイズ、鶴弥グランドは、愛知瀬戸ボーイズ VS 愛知尾州ボーイズという準決勝のカードとなった。前回東邦ガス大会のベスト4のうち1チームが入れ替わっただけの図式となった。とくに東海ボーイズと愛知尾州ボーイズの春季全国大会出場チームが残り、全国出場経験というの重圧の中、取りこぼしなく進出してきてくれた。
コンスタントに上位にくる安定した力をもつ愛知瀬戸ボーイズを相手にし決勝進出し来週も公式戦を楽しもう!
愛知尾州ボーイズの先発は溝口。立ち上がりいきなり愛知瀬戸ボーイズのトップバッター宮野選手に右中間へのツーベースで出塁を許すと送りバントでランナーを三塁まで進められる。3番打者の内野ゴロの間にランナーが還りこの試合も愛知尾州ボーイズは先制を許す。取られたら取り返したい愛知尾州ボーイズの攻撃は2回、後藤が死球、木村がバントで送り、相手エラーもあり1アウト1、3塁から畑佐の内野ゴロ、ダブルプレー崩れの間に後藤がホームインで同点。溝口四球、岩山がセンター前ヒットでツーアウト満塁。バッター河村の時にワイルドピッチで勝ち越しに成功。なんとかリズムに乗りたい溝口だったが三回、サードのエラーでランナーを出すと死球、四球、ワイルドピッチ、四球と重なりノーヒットで同点とされる。再びリードしたい愛知尾州ボーイズは四回、岩山がこの試合2本目のヒットで出塁、河村四球、吉川の右への絶妙な内野ゴロの間にランナーが2、3塁まで進み、ここでキャプテン永井!レフトオーバーの2点タイムリーツーベース。再びリードする。溝口はその後、強打の愛知瀬戸ボーイズの攻撃を抑え2点差のまま最終回へ!木村が四球で出塁。ここで絶好調の原が放った打球はライトオーバーの2ランホームラン。貴重な追加点が入る。最終回の愛知瀬戸ボーイズさんの攻撃はツーアウトランナー1塁から四番梶田選手がセンター頭上をはるかに越えるツーランホームラン。その差を2点に詰め寄られるも最後は溝口が踏ん張り、決勝進出をはたす。

この試合もエラーがあり、その内の1つはノーアウトからのエラー。ピッチャーは流れに乗れず連続死四球で失点。また最終回、ツーアウトからのエラーは最後2点差まで詰め寄られる展開になってしまった事をもう一度見直してほしい。

今日までのスポニチ大会の4試合の内容をみていくと愛知小牧戦、尾張戦、愛知瀬戸戦は、いずれも先制を許す展開、また愛知知多戦は、先制するものの逆転をされる展開と劣勢にたつことが全ての試合でありながら逆転ゲームとすることは、経験を重ねた選手の精神力が成長した証か?先行逃げ切りで勝てば言うことはないが全ての試合でそうならない。どんな展開でもあわてない精神力が身に付けば決勝の相手、東海ボーイズさんとの対戦もおおいに楽しみ、リベンジの機会がいち早くやってきた。

(W)&(H)
 2015年4月12日 3回戦 愛知尾州ボーイズ ○14-3 ●尾張ボーイズ
愛知尾州 尾張退けベスト4進出!
6回打線爆発!! 2試合連続の二桁得点!!
>>スコアボード
 ともに昨日の二回戦を勝ち上り、ベスト8進出の両チーム、公式戦の対戦は、前世代が昨年のスポニチ大会1-3、中日本大会3-2、春日井市長杯大会2-3といずれも胃の痛くなるような僅差の試合、現世代の対戦はどうなるのか?雨の影響で通常の大会とは違うスケジューリングとなったスポニチ大会、本日は、2会場で準々決勝と準決勝、そして来週の土曜日の4/18(土)に決勝戦を行うことになった、試合運営関係者の苦労がよみとれる、投球制限統一ガイドラインの適用でどのチームも投手の起用には頭が痛い、また4月となり各地域での地方大会も始まり愛知県西支部のチームも西へ東へ、また北へと参加する時期となってきた。まずは当面のこの日の試合、尾張ボーイズさんに勝ち次のゲームの歩を進めよう!This Game!

愛知尾州ボーイズ先行で始まった試合は尾張ボーイズさんの先発、藤田投手の変化球を交えた投球の前に三者凡退に抑えられる。マウンドに上がるのは堀江。先頭打者にいきなりセンター前ヒットを打たれる。ツーアウト三塁から四番打者にライトへタイムリーを打たれ両チームが欲しがった先取点は尾張ボーイズさんの得点となる。愛知尾州ボーイズの反撃は二回、後藤四球、木村ライト前ヒット。ボークでランナーが進み、迎えるバッターはこの試合スタメンに器用された内藤!レフトへのタイムリーで同点に追いつく。畑佐もライト前タイムリーで追加点。逆転した愛知尾州は二回からピッチャー原に交代。タイムリーを打った内藤は守備でも魅せる。尾張ボーイズ山田選手の右中間へのライナーを判断良く飛び出し見事にキャッチ!流れは尾州かと思われたが三回、ヒットとフィルダースチョイスで逆転される。三回途中からピッチャーを伊左次に交代。テンポ良く尾張ボーイズさんの攻撃を抑え、逆転のチャンスを伺う。何とか追いつきたい愛知尾州ボーイズの攻撃は六回に爆発する。永井四球で出塁、後藤がサードのエラーで出塁。木村のセカンドゴロで後藤がセカンドフォースアウト、溝口四球で1アウト満塁からバッター畑佐。振り抜いた打球はピッチャーゴロ!誰もが1-2-3のダブルプレーでチャンスを逃したかと思われた瞬間、なんとピッチャーからのバックホームが大きく逸れて同点に追いつく。なおも満塁から好調原がレフト線への走者一掃のタイムリースリーベースで一気に逆転。河村死球、代打井野のタイムリー内安打、永井レフト前タイムリー、後藤左中間を破るタイムリーツーベース、木村四球、溝口もレフト前タイムリー、代打森田死球でこの回、再び満塁から原が右中間へのタイムリーツーベースでこの回一挙に12得点の猛攻。原はこの回だけで6打点!その裏の尾張ボーイズさんの攻撃を永井が三者凡退に抑え、愛知尾州ボーイズは準決勝に駒を進めた。

一つのエラーが大きく勝敗に左右されると言う事を愛知尾州ボーイズの選手も改めて肝に免じてほしい。尾張ボーイズさんのピッチャーが暴投をしなければ、この試合の勝利は無かったかも知れない!一つのエラーが大きく試合を変えてしまうと言う事を!

終盤の集中打でのコールドゲーム勝ち、これで準決勝は、愛知瀬戸ボーイズさんとの対戦、決勝進出に向けてもう1試合集中力を持続させよう!
(W)&(H)

2015年4月11日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ○13-8 ●愛知知多ボーイズ
愛知尾州 三年連続の中日本大会出場決定!
 楽勝ペース 一転 逆転許すも底力で再逆転!!
>>スコアボード
 4月になったというのに寒気が逆戻りのこの一週間、体調管理の難しい時期となった。選抜高校野球は、敦賀気比高校の優勝で初めて北陸路に優勝旗が行くという記念すべき年、その敦賀気比高校のある福井県で初めて開催されることとなった連盟主催の中日本大会の出場権をかけた今日のスポニチ大会二回戦、豊田ボーイズ専用球場では、愛知知立 VS 豊田、愛知木曽川 VS 愛知刈谷、毘森公園野球場では、三好東郷 VS 東海、愛知名港 VS 愛知長久手、鶴弥グランドでは、名古屋緑 VS 春日井、稲沢中央 VS 愛知瀬戸、ここ長久手スポーツの杜グランドでは、名古屋富士 VS 尾張、そして愛知知多 VS 愛知尾州のそれぞれの勝者が出場権を得るというどのチームにとっても負けられない一戦の火ぶたが落とされた。
とくに愛知尾州においては、前年優勝チームであることから全員で優勝旗返還というモチベーションのもと絶対に負けられないというのは言うまでもない。難敵の愛知知多ボーイズさんに立ち向かう。
昨日よりの雨で試合の挙行が危ぶまれたが雨量は、思ったより多く、どの球場でも朝から水取り作業、本日の試合は、各球場ともに二回戦の2試合のみの挙行となる。
この世代、愛知知多ボーイズさんとの対戦は、昨年7月の愛知県知事旗争奪大会の初戦以来、昨年の秋、そして今年の冬を越して互いにどこまで成長できたのか、ちなみにその時のスコアは、6-0で愛知尾州に凱歌があがったが伸び盛りの中学生、興味深い対戦となった。
第一試合は、尾張ボーイズさんが終盤の追加点が効いて4-3で名古屋富士ボーイズさんを退けて、まずは中日本大会切符を獲得、予定時刻より2時間30分遅れて13:24にプレーボール、先攻愛知尾州は、早速打線がつながる、先頭河村がストレートのフォアボール、ワイルドピッチで二塁進塁後、吉川が追い込まれながらも何としてもランナーを進めようとする気持ちが打たせたファーストゴロで河村が三塁へ、このチャンスに三番永井が愛知知多先発の坂野投手からサウスポー投手攻略のお手本となる右打ちのライト前タイムリーヒットで先制、後藤フォアボールのツーアウト二・三塁から六番原がジャストミートの一打は、センターオーバー、ぐんぐん伸びて風なんか関係なしでバックスクリーンに飛び込む3ランホームラン!見事な先制攻撃で4-0とリードを拡げる。
先発は伊左次、三回まで1失点の好投に打線も四回に吉川・永井の連打のチャンスに木村のセンター前タイムリーがとびだして6-1とセーフティリードを保ったかにみえた試合もここから愛知知多の逆襲が始まる。その裏愛知知多打線が打者12人の猛攻!代わった溝口にも襲いかかり6安打、3四球をからめて一挙7点、4回終了時で8-6と大逆転、一塁側愛知知多応援団の歓喜が球場にこだまする。グランド整備後の五回に今度は、愛知尾州が反発する。
この時点で試合開始から1時間40分、規定により4回終了で試合は成立、開始から2時間を超えて新しいイニングには、はいらない。場合によっては、この回の攻撃が最後となる可能性もある絶体絶命の状況、ワンアウト後の一番河村、スリーベースでチャンスメイク、吉川のショートゴロは、河村の俊足が活きてフィルダースチョイスを誘ってホームインで1点差、押せ押せの三番永井は、レフトへのツーベースで吉川生還で同点、後藤フォアボールのさらなるチャンスに木村が勝ち越しタイムリーツーベース、原も続いてこの回5点のビッグイニングで再逆転!底力を見せつけた五回の攻撃となった。
六回にも吉川の2点タイムリーでダメを押して、たち直った溝口は、五回・六回とゼロ封、13-8の乱打戦を愛知尾州が制してベスト8進出、三年連続7回目の中日本大会の出場を決めた。
勝負は、下駄をはくまでわからないという言葉どおり6-1となった時に気の緩みがでてしまったのかは、定かではないがそれに近いことがありベンチにおいても一部試合に集中できない選手もいたようだ。
百戦錬磨の愛知知多ボーイズさん、簡単ではない。明日以降は、勝ち上がってきたチームとの対戦が続く、グランドに出ている9人だけが戦っているのではない!ベンチも含めて尾州グランドで練習をしている下級生も応援席の父兄さんも本部席のチーム責任者も皆、全員で戦っているという意識を控え選手にも持ってもらいたい。
これでチーム全員で中日本大会優勝旗を返しにいける。
最後に選抜高校野球で優勝した敦賀気比高校主将の篠原選手の選手宣誓のなかにあった言葉 ”グランドにチームメイトの笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く”
(W)


 2015年4月4日 1回戦 愛知尾州ボーイズ ○8-1 ●愛知小牧ボーイズ
 愛知尾州 新打線的中!逆転で二回戦進出!
一番 河村 スリーベース2本 2得点!
二番 吉川 今日もつなぎの2安打!
先発 溝口 低めにビシビシ! 内野ゴロの山!

>>スコアボード
 春季全国大会に出場し残念ながら2-10とコールド負けの屈辱を味わった愛知尾州ナイン、優勝チームの枚方ボーイズさんと対戦できたことを今後の糧にしていこう。そこから中七日、切り替えてスポーツニッポン旗争奪大会に臨む、この大会は、五月の大型連休に行われる連盟主催の中日本大会の出場予選を兼ねた大会となる。全国に出場したからといって中日本大会へは出場することはできない。実力をもって出場権を勝ち取る以外にない!今日の試合に勝ち、来週の土曜日の二回戦を勝ちベスト8に進出して初めて権利がとれる、また昨年の大会は、ご存知のとおり現高校一年生世代がチームにとって二度目の栄冠に輝いたため、優勝旗・読売杯を全員で返還するというモチベーションをもって挑まねばならない。

週末の春雨で熱田神宮公園野球場での開会式は、中止。曇り時々雨予報が時折晴れ間がのぞく天気となり名古屋富士ボーイズさん本拠地の吉根球場に到着し愛知小牧ボーイズさんとの対戦に備えアップにはいる。
試合前アナウンスでよばれたスタメンは、一番河村・二番吉川の新打線、東邦ガス大会から好調を維持している両選手の出塁に期待し木村・後藤・原のクリーンアップに還すという新打線、さらに七番に永井と相手投手としては気の抜けない打順となった。先発は溝口、先頭打者から低めを意識したピッチングで三者凡退のスタート、打線は二回、原がヒットで出塁後スチールを決めてスコアリングポジションに、六番畑佐のセンター前ヒットがとびだすが原が本塁で愛知小牧荿山中堅手のバックホームの送球にあえなくタッチアウト、先制のチャンスを逃す。その裏愛知小牧は、ワンアウト後に六番林選手のライト・センター間ツーベース、中西選手の三遊間ヒット、井澤選手の内野安打でフルベースと溝口を攻めつける。このピンチに溝口が三塁にけん制球の悪送球でサードランナーが労せずしてホームイン、互いにほしかった先制点は、愛知小牧に記録される、しかし溝口は、その後のピンチを下位打線とはいえ最少失点で切り抜けて味方の反撃を待つ。序盤は、どうにも落ち着かない様相の愛知尾州であったが三回に新打線が機能する。ワンアウト後に一番河村ライト・センター間スリーベース、二番吉川がセンター前タイムリーであっさりと同点に追いつく、木村・後藤の連打に原にフォアボールにチャンス拡大に畑佐が2点タイムリー内野安打で勝ち越し、ようやくベンチも一安心。四回は、絶好調吉川のタイムリーツーベースなどで2点、六回には河村のこの試合2本目のスリーベースを足場に畑佐・永井のタイムリーで3点と大量8点、投げては溝口が二回に乱れがあったものの低めをつく投球で3奪三振、5被安打でまとめ実に9個の内野ゴロアウトで打たせてとるピッチングを展開、コールド対象の六回裏は堀江が登板し7球で三者凡退に切って取り、初回・二回と愛知小牧さんに主導権を握られたようにみえた試合も三回からは完全に愛知尾州ペース、プレッシャーのかかる全国大会帰りの初戦、危なげなく勝ち上がり翌週の二回戦に進出となった。
次の相手は、愛知知多ボーイズさん、中日本大会出場権の獲得に向けて勝つのみ!
(W)




第45回春季全国大会

2015年3月27日 2回戦 愛知尾州ボーイズ ●2-10 ○ 枚方ボーイズ
 愛知尾州 完敗!名門の壁 厚し!
枚方にコールド負け!
夏までに差を縮めよう!

>>スコアボード
 3月8日の全国大会出場決定、3月14日の壮行会や在住市町村の首長さんに表敬訪問するなど短い期間に行事をこなし、全国に行くんだという実感を少しずつではあるがもってくれたのではないだろうか、今年は優勝ではなく準優勝による出場、胴上げも祝勝会もなくさみしかったと思うが是非この大会で優勝し盛大に祝おうではないか!

開会式の会場は、大田スタジアム、関東のボーイズリーガーの聖地とも言われる場所である。1995年の開場、両翼97.6m、中堅122mの全面人工芝のスタジアムに愛知尾州としては二度目の踏み入れ、一昨年は、あと1勝すれば大田スタジアムでのプレーができたが残念ながら雨中の横浜薬大スタジアムで0-1での兵庫県支部代表の龍野ボーイズさんとの死闘に敗れ願いはかなわずだったが今年こそこの会場に戻る決意の愛知尾州のメンバー、内野スタンド一面を飾る参加各チームの横断幕、春の暖かな陽射しがこぼれる中、主将の永井 翔を先頭に 堀江 海翔・森田 壮祐・北山 龍平・立石 秀利・溝口 隼・吉田 峻佑・小島 剛史・玉置 尚人・木村 渓斗・伊左次 翔・大野 輝哉・畑佐 駿介・原 昂平・宇佐美 浩希・井野 稜崇・岩山 恭太朗・後藤 修志・吉川 翔也・内藤 央雅・橋倉 幸輝・山本 峻輔・田中 晃一・松下 文哉・河村 竜生の精鋭25騎!いつもどおりの立派な行進で関東の地を踏みしめた。初日は、抽選により開会式のみ、その後は藤川監督の取り計らいで神奈川県平塚市の東海大学グランドに移動し練習、翌日の大一番VS枚方ボーイズ戦に備えた。

試合の行われる駒沢オリンピック公園総合運動場は、1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックのために整備された運動場である。日本の高度成長時期にあたるこのオリンピックは、重量挙げ・女子バレーボール・柔道・レスリング・男子体操・ボクシング等で16個の金メダルを獲得し太平洋戦争の敗戦で打ちひしがれた国民をスポーツで高揚させてくれた。特に女子バレーの決勝戦のソビエト連邦(現ロシア)戦の視聴率は、いまだに破られない66.8%と考えられない数字で歴代スポーツ中継の№1として燦然と輝いている。筆者もライブでこの中継をテレビ観戦しNHKの鈴木 文弥アナウンサーがマッチポイントを”金メダルポイント”と言い換えた記憶が今でもある。この年、東海道新幹線が開通、東京・新大阪間を3時間10分で結ぶ夢の超特急と言われた。そして今年の3月14日新幹線がついに金沢まで延伸、東京・金沢間が2時間30分でつながることになった。今年この全国大会に出場の選手たちは、自分たちが全国大会に出場した時に北陸新幹線が金沢まで延びたと記憶してほしい。2020年二度目の東京オリンピックの開催が決まった、今度は、どんなドラマが観られるのか、また一旦、競技から外れた野球の復活はあるのか?それはこれからの次世代の子供たちに野球の素晴らしさを伝えてほしい。こういった全国大会やボーイズリーグだけではなく様々な場面で伝えてゆくことが今日試合をする愛知尾州ナインを含め多くの野球人にお願いしたい。
初戦の二回戦の相手は、大阪府北支部A代表の枚方ボーイズさん、ボーイズリーグ関係者のみならず全国に名をとどろかす超名門チームであり、一昨年は、ボーイズリーグ春季全国大会、全国選手権大会の優勝に加えて、全日本中学野球選手権大会(通称 ジャイアンツカップ)の三冠を制覇したチームである。実績は相手が数段上であるが愛知尾州ボーイズも激戦区の愛知県西支部においてここ三年間で5回の全国大会に4度の出場、昨年は、連盟主催の中日本大会優勝、全国選手権大会ベスト4と決してひけはとらない。同じ中学生が戦うのである。下馬評は圧倒的に枚方ボーイズさん有利であっても不確定要素の強いスポーツの野球である。おくすることはない!

先攻の愛知尾州ボーイズは、1死後岩山が四球で出塁、絶妙なスタートで盗塁を決める。しかし後続が枚方ボーイズの左腕、畑中投手から連続三振に打ち取られこの回無得点に終わる。愛知尾州ボーイズの全国大会先発は溝口。いきなり先頭バッター藤原選手にセンターオーバーのスリーベースを打たれ、全国レベルの洗礼を浴びる。落ち着きを取り戻したい溝口だが連続四死球でいきなり満塁のピンチ。四番打者のセンターフライを河村がバックホームするもタッチアップの1点を先制される。その後も四球で満塁とするが、粘り強く抑え初回を最小失点で乗り切る。2回、河村がレフトへのヒットで出塁するも続く原が三球連続でバントを失敗し送れず、ツーアウト後河村盗塁を試みるもタッチアウトで無得点に終わる。2回裏、枚方ボーイズは制球がままならない溝口から四球とヒットを絡めて4失点。2回を終わって0対5とされる。何とか攻撃の口火を切りたい愛知尾州ボーイズは吉川がツーストライクからも5球ファールで粘り最後はレフト前へと運ぶクリーンヒットで出塁。永井送って岩山四球、ツーアウト1、2塁から木村のライト前ヒットで吉川がホームを狙う。タッチをかわしてホームインかと思われたがキャッチャーのタッチがいち早く惜しくもアウトのコール!この回も無得点で終わる。ホームが遠い四回の愛知尾州ボーイズの攻撃、後藤のライトオーバーのツーベースを皮切りに連続四死球で満塁と攻める。ここで先程、粘りに粘ってヒットを打った吉川が打席に立つ。ここでも際どいボールをカットで粘り、ついに押し出しの四球を勝ち取る。続く永井も四球を選び2点目をあげる。四回からピッチャー伊左次にスイッチするもストレートが高めに浮いて枚方ボーイズ打線に捕まる。長短6連打を浴び5点を献上。この回に1点を入れないとゴールド負けになる五回の攻撃、木村センター前ヒット、河村が四球と出塁するも後続が続かず試合終了。愛知尾州ボーイズの春季全国大会は初戦コールドゲームで敗戦となる。

あえて愛知尾州ボーイズの選手に問う!相手は百戦錬磨の強豪!我々は挑戦者だ!挑戦者が挑戦せず勝ちはない。何故相手投手のファーストストライクを積極的に打ちにいかないのか?何故ファールボールに飛び付いてでも取りにいかないのか?なぜいつも練習している事ができないのか?これが全国のプレッシャーなのか?このプレッシャーを撃ち破るためにはどうすればいいのか?全国の舞台、失う物は何も無いはずなのに!まだまだ戦いは続く。この悔しさを夏、リベンジしに必ず戻って来る!全国の舞台に!

全国の奥深さを痛感させられた試合、新幹線・高速道路が相次いで開通し日本の至る所が近くなっても野球の奥深さは、昔も今もかわらない。最後に1982年中日ドラゴンズのセリーグ優勝に内野手・三番打者として貢献し、アメリカに帰国後は、メジャーリーグのオークランドアスレチックスの監督を務められた ケン・モッカ氏の言葉 Nothing Comes Easy 直訳すると ”簡単にできることは、何もない!”

明日からの練習に期待する。
(W)

第45回春季全国大会支部予選兼第22回東邦ガス旗争奪東海大会

2015年3月8日 決勝 愛知尾州ボーイズ●3-4○東海ボーイズ
愛知尾州 東海に逆転負け!準優勝!
先発 伊左次 六回に力尽く!
悔し涙も良し、しかし表彰式では胸を張れ!

>>>スコアボード
愛知尾州と名古屋の準決勝第一試合が終盤に差がついたものの緊迫した好試合、しかしそれを上回る壮絶な戦いが準決勝の第二試合で展開された。前年日本一の一塁側東海ボーイズと三塁側愛知瀬戸ボーイズの試合は、終盤の六回裏3点ビハインドの愛知瀬戸ボーイズが押し出しフォアボールなどを含めて一挙6点をとり逆転!残りの7回表の東海の攻撃を抑えれば決勝進出とともに全国出場が決まる。対する東海最後の攻撃最終回の表、全員で優勝旗を返還に行くというモチベーションがドラマをつくった!3点差をホームランを含む打者14人の猛攻でひっくり返す。応援席の父兄さんの中には涙する方もおられるくらいの感動の再逆転劇、野球は、やはり面白い!この試合で決勝の相手は、東海ボーイズに決まった!

東海ボーイズの筆者の印象は、野球に対する姿勢、戦績、父兄さんの謙虚な立ち振る舞いとどれをとっても一級品、その結果として昨年の春季全国大会の優勝、夏の全国選手権大会のベスト4の常勝軍団、昨年の世代の対戦は、東邦ガス大会準決勝 1-3、SSK大会決勝 4-2の1勝1敗いずれも接戦、新世代となり初の対戦、自分たちの現在位置を知るには格好の対戦である!

試合は、15:15臼井プレートアンパイアのプレーボールで開始。試合前に臼井審判は、筆者に向かい”2月の練習試合でお手伝いした際に、私は組み合わせを見て最終日しか愛知尾州ボーイズのナインと会うことができないので必ず最終日まで残ってくださいと約束をしましたがキチンと約束を守ってもらいました。”と言葉をいただく。

愛知尾州先攻、しかし永井・岩山・木村と東海先発犬飼投手の前に三者凡退、前の試合の勢いのまま東海の攻撃に移る。先発は伊左次、どの段階で先発を知らされたかは、定かでないが緊張感たっぷりのマウンド、これを経験できるのは、ありがたいことと思えば良し!応援席で見守る愛知尾州OBの兄、亮佑クンの表情も緊張感たっぷり!先頭バッターを打ち取ったがエラーで出塁させツーアウト後にも再度のエラーが出て一・二塁のピンチ、ここをしのげばのっていける。何とか五番の昨年日本一の胴上げ投手尾野を打ち取り小躍りしてベンチに戻る。さらに二回先頭の梅田三塁手の打球は、ライトオーバー、原が懸命に追いかけ中継へバッターランナーが二塁をまわってオーバーラン、タッチアウト!初回にエラーが続いたが逆にこうして守ってくれる。味方を信じてバックを信じて淡々と投げよう!そこから伊左次にリズムがでてくる。木村の渾身のリードに緩い変化球を有効に使い、東海打線を翻ろう、五回まで零封と試合を作る。

打線は四回に先頭木村のフォアボール、続く後藤のレフト前ヒットに五番河村が第一試合に続いてセンターオーバーのタイムリースリーベース、さらに畑佐のタイムリーも飛び出して3点の先制、王者を相手に守って守ってワンチャンスを活かした!あとは自慢の投手陣の継投で守るのみ、決勝までの4試合で失点は、わずかに3点。六回には愛知尾州に二度目のチャンス到来、伊左次フォアボール、吉川内野安打にパスボールでワンアウト二・三塁に永井・岩山倒れて無得点。その裏続投の伊左次に東海打線が襲い掛かる。ツーアウトまでこぎつけたがランナーはフルベース、八番成本捕手の一打は、レフトオーバー走者一掃のスリーベースで一気に同点、振り出しに戻る。最初の3点で勝てるほどの甘い相手ではない。前の試合も昨年の全国大会もほとんどの試合が逆転で勝ち上がってきたチーム、展開は、愛知尾州ではなく東海ペースだったのか!最終回愛知尾州もエラーのランナーをおいてピンチヒッター森田、ギリギリの場面、あえなく三振で勝つには延長戦しか選択肢のない守り、第一試合に続いて永井が登板。しかしワンアウトフルベースから尾野選手にサヨナラヒットを浴びて万事休す。3-4で敗戦となり二年ぶりの優勝にあと一歩と迫りながら届かずの決勝戦であった。

豊見城高校・沖縄水産高校で硬式野球部監督を務められ夏の甲子園で二年連続準優勝を達成された故 裁弘義監督の言葉に ”優勝と準優勝では天と地の差がある。”と言われた。点差は1点だがその差は、限りなく大きい。その差をみつけ切り替えて明日からの練習に励むこと。試合後、先発伊左次、三塁コーチ宇佐美が号泣、負ける悔しさが人間を創る!この場、この時に試合ができるチームは選ばれしチームなんだから表彰式では、胸を張っていこうじゃないか!閉会式では、準優勝の立ち位置だが最後の行進の元気な姿は、優勝チームを上回る出来だった。

”まだ優勝してはいけないチームなんだと野球の神様がおしえてくれたんだと思いなさい。”藤川監督のミーティングでの言葉、だからこそ課題をみつけて精進あるのみ!
梅の花は、五分咲き、満開にするのは東京の地で!

(W)

2015年3月8日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○7-1●名古屋ボーイズ
愛知尾州 名古屋振り切り二年ぶり二度目の春季全国大会出場!
河村連日の長打で勝ち越しのチャンスメイク!
溝口 5回無失点 先発の役目としては満点!
吉川の粘りに根負け、永井の勝ち越しタイムリーをよぶ!

>>>スコアボード
苦しい、本当に苦しい戦い。最終スコアをみれば7-1の大差がついているが内容的には必ずしも差はなく、ほぼ互角の一進一退の攻防が繰り広げられたといえよう。この東邦ガス大会の準決勝への進出は、愛知尾州は4度目となる。6年前は、名古屋富士ボーイズの前身名古屋ファイターズに敗戦、2年前は、尾張ボーイズの前身尾張ウイングボーイズに延長タイブレイクで勝利、そして昨年は、東海ボーイズに逆転負けとどの試合も手に汗握る展開で全国出場をかけた共に負けられないギリギリの戦いが思い出される。この東邦ガス大会の前日に発売された愛知県のアマチュアスポーツを題材にした雑誌”Standard愛知”に愛知県西支部が記事となった。中でも4チームのキャプテンが特集され我が愛知尾州ボーイズのキャプテン永井 翔が掲載された。しかし最終日に残ったのは4チームのうち永井のみで何とか出版社にも面目がたった。冬を越してチームの力が格段と上がるということ、また成長著しい中学生ということもある。全国をかけた今日の準決勝のカードは、第一試合 愛知尾州 VS 名古屋、第二試合 東海 VS 愛知瀬戸 この二試合に勝ったチームが二枚しかない全国切符を手にする。

対戦相手の名古屋ボーイズの前身は、名古屋フレンズ。名称がボーイズに統一されて名古屋ボーイズでは、あまり馴染みがないが言わずとしれた全国制覇も経験もありプロ選手も多く輩出されている愛知県の超名門チームである。今大会は、初戦中京ボーイズに13-5、二回戦第一シードの優勝候補と言われた名古屋緑ボーイズに9-2と連続コールド勝ち、準々決勝、愛知木曽川ボーイズに9-5と打線爆発で駒をすすめてきた。公式戦では久々の対戦となる。伝統のグレーのユニホームに愛知尾州の純白のユニホームがグランド上で好対照となり名古屋ボーイズ先攻でプレーがかかる。夜来の雨で内外野ともに水が浮くコンディションも早朝6:00より東邦ガスさんの関係者、グランド担当の名古屋名南ボーイズのスタッフ・選手・父兄さんが懸命の整備、こういった人たちに支えられて試合ができる喜びを是非両チームの選手・関係者は、感謝し中学生らしい野球をしてもらいたい。

先発は今大会三度目の溝口。持ち味の速球と変化球のコンビネーションでコーナーをつくピッチングで名古屋打線に的を絞らせない。投球制限統一ガイドラインの適用によりこの試合の溝口は、最長でも5イニングの投球回数となる。当然ベンチは、継投の準備は万端であるが先取点をとり愛知尾州ペースに持ち込みたい。二回愛知尾州は、原のフォアボールを足場に前日強打の名古屋緑打線を抑えた伊藤投手の制球難につけこみ永井の押し出しフォアボールで先制、さらにフルベースのチャンスに岩山見逃し三振で追加点ならず!その後の三回・四回・五回は、ともにチャンスを作るがあと一本がでない。重苦しい両チームの雰囲気もスタンドの応援団は、別でバックネット裏の本部席を挟んで一塁側がため息なら三塁側は声援と互いの繰り返し。両チームの応援の元気のボルテージはいっこうに下がる気配はない。

そして迎えた六回に一つ目のドラマが起こる。無失点の溝口に代えて愛知尾州は、永井を投入し逃げ切りを図る。しかし野球の難しさ、コントロールがままならない先頭フォアボール出塁からなんとかツーアウトをとるが一・三塁のピンチから名古屋六番の野田選手に痛恨のタイムリーを浴びて試合は振り出しに戻る。しかしその後のピンチを冷静に抑えて同点どまり、東京行きののぞみが静岡で緊急停車のような気分。味方の反撃を待つ。

追いつかれた愛知尾州は、先頭河村がレフト・センター間に反撃ののろしを上げるツーベース、一振りにかけるこの集中力・執念には脱帽と言わざるを得ない。原凡退の後は、ネクストに内藤、藤川監督の代打のコールにスタンドは最高潮、今日はじっくりと球を見極めフォアボール、ランナーがたまったところで溝口凡退も九番吉川がこれも執念のフォアボールで一番永井につなぐ。永井は期待に応えてショート頭上への打球、名古屋関遊撃手のグラブの先を打球が越えるまでなんと時間がかかったことか河村・内藤がホームを駆け抜け勝ち越し!静岡で停車の新幹線が再び動き新富士・三島と駅を通過する。その後は岩山・木村・後藤に打者一巡で河村と嵐の5連打でピンチヒッター内藤がイニング二度目の打席にはいるというおまけの記録もついて6点のビッグイニングで試合を決めて、永井が最終回ランナーを許すも無得点に抑えて、苦しい試合をものにして見事、愛知尾州が東京駅新幹線ホームに到着となった。

互いに全国出場をあと一勝として迎える準決勝の戦い、過去の実績など無に等しい。力と力のガチンコ勝負、冒頭にも記したが点差ほどの差はなく好勝負が展開された。次は優勝をかけた大一番、相手はどこでも一緒、この場所で戦えることに感謝。

最後に四回裏の愛知尾州の攻撃時にノーアウトランナー一塁の場面、バッター溝口、残念がら送りバントは、キャッチャーへの小フライでダブルプレーでツーアウト、当然キャッチャーはマスクを外して捕球にいく、放り投げられたマスクを打者でアウトの溝口が何もなかったように拾いキャッチャーに手渡す、心の中では、しまったという気持ちが支配されるところだが相手のことをおもんばかるこの姿勢に心うたれたのは、筆者だけではないと思う。
(W)

2015年3月7日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○4-0●愛知名港ボーイズ
愛知尾州 愛知名港に貫禄勝ち!三年連続で最終日進出!
得意の継投 伊左次ー立石ー原で 1安打完封!
二回相手投手乱調で先制!

>>>スコアボード
少し雲の厚さが増した午後、最終日進出をかけて愛知名港ボーイズと愛知尾州ボーイズの試合が13:37に始まった。創部二年目にして早くもベスト8進出の愛知名港ボーイズ、VS名古屋名南との試合をみるかぎり内外野ともに洗練された守備力が持ち味、一年生大会において現愛知尾州一年生が対戦しタイブレイクまでもつれて11-12という乱戦で敗戦したがバッティングのチームという印象が強かったがそうではない。確実に捕球、確実に送球と基本に忠実な野球で初戦稲沢中央に4-2、前述したが名古屋名南に3-1と接戦をものにして勝ち上がってきた。一年生だけのチームということでかえってやりにくさがある、その意識が受け身とならないことを願うばかりである。

初回の表、愛知尾州は木村のフォアボールがあったものの無得点、その裏不安が的中する立ち上がりとなった。愛知名港先頭打者セカンドゴロ、不規則なバウンドに吉川がはじいてしまう。続く二番打者は、ゆるいショートへのゴロ、前の試合でこれでもかのファインプレー連発の永井がランナーを気にするあまりやはり後逸してしまう。ツーアウトランナー無しが一転ノーアウトランナー一・二塁の大ピンチ、ここでベンチから藤川監督マウンドへ。短いアドバイスで内野陣大きくうなずく。三番打者は定石では送りバントだが強攻、伊左次の球威に力負けの平凡なライトフライでワンアウト、四番打者の際に一塁ランナー飛び出してしっかりと練習を積み重ねた挟殺プレーでツーアウト、フォアボールで再度ランナーがたまるが五番打者をショートフライでスリーアウト。点をとられたとしたら重苦しい雰囲気となるがよく踏ん張った!

ピンチの後にチャンスあり!二回愛知尾州は、ツーアウトランナー無しから畑佐、伊左次の連続フォアボールの後に吉川しぶとく内野安打で一番永井につなぐ、そこから永井・岩山・木村の三連続押し出しのフォアボールで3点の先制となる。九番吉川の粘りのつなぎがよんだ先制であった。その後の三回は、やはりデッドボール・フォアボール・フォアボールのフルベースから伊左次のレフトへの犠牲フライでノーヒットで追加点、愛知尾州が主導権を握る。初回ピンチをくぐりぬけた伊左次は、三回までで1安打ピッチング、二番手立石は、速い腕の振りからの速球主体で二回ノーヒット、三番手の原は、早いテンポで投げ込んでエラーのランナーを許すが要所を締めてやはり二回をノーヒットと今季公式戦初登板の三人がそれぞれの持ち味を存分に発揮して完封リレーで見事に翌日の最終日準決勝の大一番に進出となった。とくに三番手原は、五回の守備でライトゴロで立石を援護、打球判断からして最初から一塁へ投げる気持ちをもってのプレーでファースト後藤も捕球によく身体が伸びた。また原の走塁で得点には結びつかなかったが三回のワンアウト一・二塁のチャンスで吉川のファーストファウルフライで二塁からのタッチアップの好判断で三塁を陥れた。相手のスキを突くプレー、集中している証拠である。あえて苦言を呈すとすれば、初戦に続いて内野陣のエラー、点にこそ結びついていないが上にいけばいくほど大事になる、粘って投げてくれている投手陣の踏ん張りをほめるのみ。

最後になるが三塁側応援席に陣取って応援をしてくれている父兄さん、どれほど選手・チームの背中を押してくれていることか!感謝・感謝・感謝である!これに応えることは明日愛知県西支部の頂点に立つことしかない!
(W)

2015年3月7日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○10-1●愛知刈谷ボーイズ
愛知尾州 愛知刈谷に圧勝!ベスト8に進出!
河村 先制タイムリースリーベース!
代打内藤 今日も出塁は、愛知刈谷突き放すタイムリーツーベース!
溝口ー堀江で1失点リレー!

>>>スコアボード
三月、別名を弥生という。木や花がいよいよ生い茂る月という意味、日本では、年度がかわる月であり中学三年生は卒業を迎える。昨年夏の全国大会、ジャイアンツカップ出場の三年生は、本日は、一宮市スポーツ表彰の栄誉で不在、今日の二試合を勝利で飾り、明日に駒をすすめて観戦にきてもらいたいところである。ベスト8をかけた相手は、昨年の優勝チームの尾張ボーイズを先週11-2とコールドで退けた愛知刈谷ボーイズ、公式戦の対戦は、やはり1年前の東邦ガス大会、その時は追いつ追われつのシーソーゲームの打ち合いを愛知尾州が制したが愛知刈谷としては、本格派平田投手を擁して昨年のリベンジを狙う。

第一試合の名古屋名南VS愛知名港の試合が緊迫した投手戦、3-1で愛知名港に凱歌があがり、試合前のシートノックも終わり、定刻より少し早い10:52にプレーボールがかかる。先攻の愛知尾州、不動のトップバッター永井がノーボール ツーストライクと追い込まれながらボールを見極めフォアボールを選ぶ、これが長い攻撃の始まり、二番岩山が初球を丁寧に送りバントを決めて永井セカンド進塁、スコアリングポジションにランナーを背負い、立ち上がりの動揺がみられる平田投手から三番木村もフォアボールで一・二塁とチャンスが広がる。四番後藤の際にワイルドピッチでそれぞれ進塁、後藤は残念ながら凡退するが初戦の名古屋富士戦でいい当たりが正面をついてノーヒットの五番河村がバット一閃、打球は両翼100メートルの広い空見球場のレフト・センター間に転々、永井・木村相次いでホームイン。愛知尾州ナインまた父兄さんはじめ関係者の緊張を解きほぐす効果満点のタイムリースリーベースで先制、さらに原もセンターオーバーのタイムリースリーベース、続く畑佐も得意の流し打ちで都合4点が早くも1回表に記録される。

先発は、先週に続いて溝口。丁寧にコーナーを突くピッチングで少ない球数で初回を三者凡退、愛知尾州のペースで試合が始まる。二回から愛知刈谷平田投手は、ベンチの指示なのか変化球主体のピッチング、緩急をつけて二回から四回は、愛知尾州に追加点を許さない。負けじと溝口も三回まで無失点、とくに二回ヒットのランナーを木村が初戦に続いて盗塁阻止、目立たないが相手チームに攻撃のバリエーションを狭くさせる大きなプレーといえよう。四回連打で失点するも前半を終えて4-1と愛知尾州リードで折り返す。五回疲れの見え始めた平田投手を愛知尾州がとらえる。後藤のツーベース、河村フォアボール、原のライト前ヒットのフルベースのチャンスに溝口押し出しフォアボールでまず1点、ここで登場ピンチヒッター内藤は豪快なスイングからレフト・センター間へのタイムリーツーベース、まさに相手の息の根を止める一打となった。さらに六回は、チャンスに四番後藤に送りバント、当たりの出てきた河村がこの試合二本目のタイムリースリーベースを放ち、コールド対象の10点目が入る。その裏初登板の堀江が三者凡退で締めて圧勝で準々決勝進出となった。

打線のつながりで集中打がでる快心のゲーム、守りもショート永井が再三の好守備をみせファースト後藤も難しい送球に対応とよいとこばかりの愛知尾州の二回戦となった。
(W)

2015年2月28日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○3-1●名古屋富士ボーイズ
愛知尾州 鬼門の愛知黎明高校グランドで苦しみながらも初戦を突破!
溝口完投!粘りの投球が勝利を引き寄せる!
課題は守り、もう一度見直そう!

>>>スコアボード
例年に比較して少し暖かい冬が終わりを告げようとしている。日本には四季があり冬は、やはり寒く雪も降る。そしてこの時期は茨城県水戸市の偕楽園を筆頭に多くの地域で梅祭りが開催される。

”耐雪梅花麗”

メジャーリーグから広島東洋カープに今シーズン復帰を果たした黒田 博樹投手の座右の銘である。詠んだのは、幕末、明治維新の原動力となった西郷 隆盛、物事を成すときには困難をきわめ、それを乗り越えて成し遂げられる、梅の花も長い冬、そして雪に耐えて桜よりも早く花を咲かす。

愛知尾州ボーイズのレギュラーチームもジュニア時代に美方レインボー大会、愛知県知事旗争奪大会と連続優勝、一躍愛知県西支部において注目のチームとなった。しかしながらレギュラーとなった初戦の毎日新聞旗争奪大会、続くミズノ旗争奪大会と連続の初戦敗退、神宮奉納中学生三重大会では、ベスト8と持ち直したものの消化不良でシーズンオフに入った。苦しい厳しい12月・1月の鍛錬、2月のオープン戦は過酷なスケジュールの中、天候にも恵まれ中止はなく課題を持って臨んだはずだ。そして今日、平成27年の公式戦初戦の第22回東邦ガス旗争奪東海大会兼第45回春季全国大会支部予選を迎える。花を咲かすも散らすも選手・父兄さん・指導者・スタッフが心一つになることが肝要である。

開会式の空見球場より移動してきた愛知黎明高校さんのグランド、北からの伊吹、西からの養老からの風が冷たいが早朝7:00から準備してくれた一年生、また父兄さんの想いに応えるべく定刻の10:30に鶴見プレートアンパイアのプレーボールの声が緊張感漂う静寂を破る!

先頭キャプテン永井の二球目をとらえた一打はライト前に速い球足、名古屋富士天野右翼手も軽いフットワークから一塁へ矢のような送球で杉浦一塁塁審はアウトのコール!初回先頭から両チームともに素晴らしい攻守の応酬は、シーズンが始まったことを再度認識させられたプレーに一塁側、三塁側応援席も盛り上がる。続く二番岩山が粘ってフォアボール、三番木村のライト前ヒットの一・二塁のチャンスに四番後藤の一振りは低い弾道でセンター左へ、名古屋富士中堅手キャプテン武藤の好守で岩山戻れずにダブルプレーでチェンジ、これが全国をかけた戦いである!

先発溝口も快調にとばす。四回折り返しまでは我慢の投球、三回まではランナーを出すが後続を断つ!四回に初めての三者凡退、負けじと名古屋富士先発の松谷投手も制球良く、勝負どころのインコース攻めに愛知尾州あと一本が出ず、六回までともに無失点の投げ合いが続く。

迎えた最終回にようやく試合が動く。愛知尾州ワンアウト後に原のレフト前クリーンヒット、畑佐粘ってフォアボールのチャンスに溝口は送りバント、ここでとっておきのピンチヒッターは内藤、二月の練習試合からの驚異的な代打成功率は、ここでも生きていた、二遊間への打球はセンターへ抜けたと思われたが名古屋富士二塁手が必死で追いつき一塁への送球が残念ながら高くそれて原、畑佐と相次いでホームイン。さらに名古屋富士のリリーフ陣にも永井、岩山の連続ヒットで内藤を還して大きな大きな3点がスコアボードに掲げられる!

その裏溝口が1点を失うが、一塁ランナーへの絶妙のけん制球などで抑えて見事に勝利!勝率が二割にも満たない愛知黎明高校グランドでの苦手意識も払拭することで来週3/7の二回戦に進出となった。

勝ったとはいえ内野の守りは4個のエラーで最終回の失点もエラーがらみ、次回への課題は明白。ランナーを背負い粘りの投球をみせた溝口の投球が勝因の一番手、また凡打でも全力疾走をおこたらない全員の走塁が相手ミスをよんだ。また結果としてセーフにはなったが最終回名古屋富士高村選手のセンターオーバーの打球の処理の中継プレーに練習のあとが見られたことも付け加えておく。人間のやることである良い面もあれば悪い面もある。課題に向き合うことが大切。

冒頭の梅の花にたとえれば、ようやくつぼみがついたようなもの、花を咲かすまでには、あと四つの勝ち星が必要となる。
(W)

神宮奉納第13回日本少年野球中学生三重大会

2014年11月9日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ●2-6○石川ボーイズ
愛知尾州 準々決勝で敗退
初回、守備のミスからの大量失点
冬トレで鍛え直して再挑戦!!

>>>スコアボード
早朝から降り出した雨が降り続く中、一試合目の三回戦に勝利した愛知尾州は雨天の為30分の休憩後、第一試合で伊勢ボーイズさんにコールド勝ちをおさめた北陸支部の石川ボーイズさんとの準々決勝に挑む。

試合開始前から雨が強くなり一段と肌寒くなった12:48に愛知尾州先攻で試合開始。

初回、先頭永井は追込まれながらもレフト前ヒットで出塁、続く畑佐がキッチリ送ってワンアウト二塁で先制点のチャンスかと思われたが後続が抑えられ無得点となる。

先発は原。雨が降り続くマウンドでの投球で立ち上がりが難しかったか、先頭打者にライト前にはこばれるが守備がもたつく間に進塁されノーアウト二塁といきなりのピンチ。続く2番は送りバントでランナー三塁へ、いきなりのピンチで動揺したか続く打者にフォアボール、スチールでランナーを進められ犠牲フライで先制点を許す。ツーアウトとなり続くバッターをセンターの浅いフライに打ち取ったかと思われたが、ショート永井とセンター河村の間にボールが落ちその間に1点を追加される。ここで気持ちが切れてしまったのかその後の打者に3連続の長打を浴び初回に大量点5点を献上してしまう。

取られたら取り返す愛知尾州の2回表の攻撃は、河村フォアボール、岩山デッドボール、原フォアボールとノーヒットで満塁のチャンス、続く伊左次もフォアボールを選び押し出しで1点。続く北山はツーストライクと追込まれながらもスクイズをキッチリ決め1点追加で反撃ムード、しかし永井がスリーバント失敗、畑佐セカンドゴロでこの回2点止まり。

その裏、さきほどの回から急遽登板した伊左次が無失点に抑え反撃を待つが、相手ピッチャーの変化球に手こずりランナーは出すが点に絡むことができない。

5回裏、先頭打者にフォアボールを出したところでピッチャー溝口にスイッチ、再び雨が強く降る中、後続をキッチリ抑え終盤へ。

6回表、先頭の岩山が三遊間にヒット、ワンアウト後、溝口がライト前にヒットを打ち久々の得点チャンスを迎えたが後続が倒れ無得点となる。

7回表、ワンアウトから木村が意地のヒットを放つが続く後藤のショートゴロでダブルプレー、2-6で試合終了、神宮奉納中学生三重大会は準々決勝敗退となった。

守備でのミスが失点に繋がった試合、雨でコンディションが悪かったが相手も同じ条件、ミスがなければ僅差でのゲームではなかっただろうか?終始劣勢だった試合ではあるが、そんな時ほどお互い声を出しあいベンチから選手達を盛り上げて試合の流れをこちらに引き寄せていきたい。攻撃の時だけしか声が出ない様では試合の流れを変えることはできない。相手チームのように常時大きい声が出ていて特に劣性の時には選手間で的確にアドバイスを送りベンチ・選手一丸となって試合にのぞむ姿勢が勝利を引き寄せるのではないだろうか。来週から過酷な冬トレーニング始まる。この冬で精神力、体力を付け、3月の全国大会予選を勝ち抜いてもらいたい。

最後に今回、大会運営をして頂きました菰野ボーイズさんの関係者及びご父兄の皆様、雨の中で非常にコンディションが悪い中ありがとうございました。
(T)

2014年11月9日 3回戦 愛知尾州ボーイズ○9-0●若狭ボーイズ
愛知尾州 3試合連続コールド勝ち!
先発立石 6回4安打107球で完封勝利!
>>>スコアボード
昨日の一回戦、二回戦をコールド勝ちで三回戦に進出した愛知尾州は、三重県立明野高校グランドにて福井支部の若狭ボーイズさんとの対戦に挑む。若狭ボーイズさんとは今年5月の美方レインボー大会ジュニアの部決勝戦で対戦し7-0で勝利し初優勝を手にしたのだが、あれから半年、準々決勝への進出を掛けて今年2度目の対戦となる。

小雨が降り続き肌寒い中、前の試合がコールドゲームとなったため予定よりも早く10:24にプレイボール。

一回表、先攻の愛知尾州はツーアウトから木村が塁に出たが後続が倒れ無得点。先発は立石、雨が降り続きコンディションが悪い中ランナーを出すが後続を断ち切り無得点に抑える。

先制点は愛知尾州、ニ回表に二者連続フォアボールと相手のエラーで先制した後、ワンアウト一・三塁から立石のスクイズで1点追加し2点を先制。

三回裏なかなか止まない雨の中、先発立石は制球に苦しみフォアボール3つで二死満塁とするが続く打者をショートゴロに打ち取り粘り強い投球をみせる。

四回表一死から好調井野がレフト前ヒット、続く立石が送りランナー二塁へ、続くキャプテン永井はライト線へタイムリースリーベースを放ち1点追加し3-0とする。

五回裏、エラーとフォアボールで無死一・二塁と試合の流れが相手に傾きかけたかと思われたが、キャッチャー木村がすばやい牽制で一塁ランナーを刺し流れを断ち切り無失点でこの回を終える。

六回表くすぶっていた打線に火が付く!、ワンアウトから岩山が四球で出塁しスチールで2塁へ、続く畑佐はライトオーバーのタイムリーツーベース・立石のセカンド強襲で1点追加・永井四球で二死一二塁となった所で、代打の原がレフトオーバーの2点タイムリースリーベース・木村四球・後藤レフトオーバーのツーベースタイムリーで、この回都合6点を取り試合を決める。

その裏は立石がランナーを許すが無得点に抑え9-0で完封勝利、この後の準々決勝に弾みをつけた。
(T)

2014年11月8日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○9-0●四日市南ボーイズ
愛知尾州 連続コールド勝ちで三回戦へ進出!
立石 三回をピシャリ!
井野 二試合連続のマルチヒット!

>>>スコアボード
北勢球場の第二試合、同じく神宮奉納中学生三重大会の二回戦、菰野ボーイズVS若狭ボーイズの試合は、逆転で若狭ボーイズさんが勝ち上がり明日の三回戦に進出。次の四日市南ボーイズVS愛知尾州ボーイズの勝者と対戦となった。

愛知尾州ボーイズは、初戦大勝の良いムードでそのままの勢いで押し切りたいところ。午前中の太陽がかくれ曇天となった13:56に愛知尾州先攻でプレーボールがかかる。

一番永井がレフト前ヒットで出塁、二番吉川スリーバントを成功させて永井が二塁進塁、木村あたり損ねのサード内野安打、後藤フォアボールのフルベースのチャンスに河村のセンター前タイムリーヒットで先制となる。一回戦同様に先攻をとって永井が出塁し送りバントでクリーンアップが還すという点の取り方、点を獲る一つの形を全員で共有し、そこに向かってゆくベンチの意思が反映された初回であった。

先発は立石、初回から絶好調、腕がよく振れて真っ直ぐ、変化球も四日市南打線に的を絞らせずに一回10球、二回7球、三回7球と少ない投球数で三者凡退、凡打の山を築く、打線は三回スリーベースの木村を置いて河村が一振り!打球はライトオーバー、一目散にベースを駆け抜けそのままホームイン。打球判断から最初からホームを狙うという意思があらわれた走塁であっぱれのランニングホームラン!さらに四回は先頭好調井野がセンター前ヒットでチャンスメイク、立石のバントは内野安打となり、永井センター前ヒット、ピンチヒッター内藤のライト前タイムリーヒットで二者生還、その後もランナーをためて、トドメは畑佐のライトオーバーのタイムリースリーベースで都合6点のビッグイニング。立石は三回パーフェクトで降板、大野が四回、四日市南の一番からの好打順も三者凡退、最終回の五回は堀江が抑えて見事に連続コールド勝ちで翌日の三回戦に進出となった。

ゲームセット後には、うれしい勝利の報告を応援の父兄さんに、陽が短くなった北勢球場を後にして明日は伊勢市の明野高校グランドに乗り込む!最終日伊勢市営倉田山球場で何とか試合ができることを祈るばかり。
(W)

2014年11月8日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○12-1●岐阜東ボーイズ
愛知尾州レギュラー 新チーム初勝利!
呪縛は解けた!さあ進撃開始!
原 粘投!五回無失点!
クリーンアップ 木村•後藤•河村で7安打、7打点!
岩山 4打数4安打! 井野 マルチヒット!

>>>スコアボード
三重県においては、二週連続のスポーツイベント、先週は全日本大学駅伝、熱田神宮から伊勢神宮へ、尾張路から伊勢路への大学駅伝日本一を競う大会、そして今週は、伝統のボーイズリーグ神宮奉納中学生三重大会、毎年この大会が始まると、冬の訪れが間近に迫ってくる、春の全国予選までの準備期間となる。愛知尾州新レギュラーチームは、未だ白星がない。秋の深まったこの時期に先ずは勝ち星がほしい。全員の力を結集して一回戦の相手、岐阜東ボーイズさんに立ち向かう!

普段も練習に使用させていただいている北勢球場に7:40に到着、今回は開会式は免除、そのかわりに初戦を突破すれば本日は二試合となる。肌寒さを感じながら定刻より早い9:12に小金球審のプレーボールがかかる。

毎日大会、ミズノ大会は、ご承知のとおり初戦敗退、ジュニア時代に愛知県知事旗大会を制したチームもレギュラーチームになって公式戦勝ち星無し、野球の神様が与えてくれた試練に立ち向かう!この試合を落とすことになると来年春の全国予選まで公式戦は無し。何としても勝利をもぎとる思いで先攻の愛知尾州トップバッター主将永井がセンター前ヒットで出塁、二番畑佐は初球をキッチリと送りバントで永井を二塁に進めて攻撃のリズムをつくる。三番木村は、期待に応えてレフト・センター間にタイムリーツーベース、四番後藤がライト前ヒットに五番河村が追い打ちのライト線ヒットで木村を還して早々と2点をリードする。

先発の原は緊張のピッチング、先頭をフォアボール、エラーのランナーをゆるして三番打者をファーストゴロでランナーそれぞれ進塁、四番打者にフォアボールでノーヒットでフルベースのピンチをむかえる。しかしここから粘る!五番打者のスクイズにしっかりと反応し本塁封殺、六番打者をピッチャーゴロと退けて踏ん張る!攻撃陣はとまらない、二回ワンアウト後に井野のレフト線ツーベースを足場にツーアウトフルベースのチャンスに四番後藤の走者一掃のライト•センター間のタイムリーツーベースで大きな追加点がはいり、二回で5ー0とする。

投げては原が大量点をバックに打たせてとるピッチングを展開、守備陣も内外野ともに堅い守りで盛りたてる、五回を被安打3、58球でまとめて六回に打線が爆発、打者一巡の猛攻で6点のビッグイニング!最終回は伊左次が登板、1点は失ったが12ー1の圧勝で二回戦進出とともに新レギュラーチームの初勝利を飾った。

初勝利の呪縛は解けた!これからが愛知尾州の本来の姿を見せよう!
(W)

第11回愛地球博記念アシックス旗争奪ジュニア大会

2014年10月19日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ●11-12○愛知名港ボーイズ

>>>スコアボード
一試合空いて次の相手は愛知名港ボーイズさん。数ヶ月前、練習試合では0対10で大敗した相手、特に相手はここまでコールドで勝ち上がってきたチーム。我が尾州もそうならないようにと思いながら試合が13:27に始まりました。

1回、四球のランナー出すも後続抑えられ無得点。その裏、ヒットのランナー出すも後続抑えて無得点。

2回、5番田中ライトオーバーヒット打ち2アウト満塁まで相手を追い詰めたがあと一本が出ず無得点。その裏、ヒットのランナー出すも後続抑えて無得点。

3回、相手の投手に3人で抑えられで無得点。その裏、タイムリーと内野のエラーで4点献上。

4回、相手の投手に3人で抑えられて無得点。その裏、ピッチャー平田から小森に交代。無難に3人で抑え無得点。

5回、四球、相手のエラーで1アウト2,3塁と相手を攻めたがホームが遠く無得点。その裏、相手のミスもあり3人で抑え無得点。

6回、1アウトから3番河村ライトオーバー3塁打4番川上ライト前タイムリー。田中もヒットで続き押し出し、江崎のレフト前タイムリー。相手のミスもあり同点。満塁から松下押し出し四球で逆転!!その裏、相手もタイムリーで同点止まり。

7回、2アウト2,3塁と相手を攻めたがあと一本が出ず無得点。その裏、ランナーを出すもレフトにこの回から交代で入った吉川のファインプレーで無得点。延長は1アウト満塁からのタイブレークに入りました。

8回、1アウト満塁から相手バッテリーのミス、スクイズも決まり4点取りました。が、その裏、ミスもあり同点。

9回、先頭河村センター前2点タイムリー後が続かず2点止まり。その裏、結局3点取られサヨナラ負けに終わりました。

以上の結果に終わりましたが、ベンチも一体感があり佐藤監督のいつも言われている野球が少しは出来たかなと思う。しかし、勝負事はやはり勝たないと悔しいです。この悔しさを忘れずもっともっと練習して今度は皆で、笑いたいですネ

これからの子供達の活躍に期待して下さい。
(N)

2014年10月19日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○14-0●愛知・津島ボーイズ連合

>>>スコアボード
昨日の緊張した子供達の顔も何だか落ち着いたように見えた。試合を見ている父母も落ち着いて試合が見れるような気がしてきました。開始前の選手審査も昨日より堂々と受けていた子供達、期待してますヨ。

今日の相手は、愛知・津島ボーイズ連合さんとの試合になりました。先攻、尾州Bで8:45試合が始まりました。

初回、1アウト後2番松下センター前ヒット後3番河村レフトオーバー2ベースタイムリー。4番川上レフト前タイムリーその後相手のミスもあり満塁から7番中津スクイズで追加点。8番山本レフト前2点タイムリー。初回から打者一巡皆バットが振れているみたいだ!その裏ピッチャー平田危なげなく3人で相手の攻撃を抑えました。

2回、先頭1番橋倉レフト前ヒット盗塁後2番松下レフト前タイムリー3番河村内野安打、4番川上ライト前ヒット、満塁で5番田中死球で追加点。7番中津内野安打、8番山本ライトフライ時相手のミスもあり追加点。その裏も3人で相手の攻撃を抑えています。

3回、相手のミスもあり満塁から5番田中ライト前2点タイムリーその後、後が続かず2点止まり。その裏、ピッチャー平田から生駒Tに交代。ヒットでランナー出すも後続抑えて無得点。

4回、ランナー2、3塁から相手バッテリーのミスで追加点。3番河村レフトオーバータイムリー。途中交代の堀尾ライト前タイムリー2塁打。その裏ピッチャー平田から水谷に交代。3人で抑えコールド勝ち。

投打が噛み合い危なげなく準々決勝に進出する事が出来ました。
(N)

2014年10月18日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○7-6●稲沢中央ボーイズ
愛知尾州一年生  冷や冷や逃げ切り!
これが公式戦だ!
>>>スコアボード
桜咲く3月の入団式から7ヶ月、ようやくめぐってきた公式戦。選手も指導者も、そして見守る父兄さんにとっても気持ちは同じ。練習試合とは違う緊張感たっぷりの一回戦。しっかりとした入場行進に初の選手審査と試合前で疲れもピークとなった。

初回、佐藤監督の目論見通り、1番橋倉がヒットで1塁に出る。盗塁で2塁に進み、2番松下の送りバントで3塁。早くも得点のチャンス。4番川上のレフト前タイムリーで公式戦初の1点を挙げた。その裏、レフトオーバーを許すも無得点。まずまずのすべり出し。

2回表、ノーアウト2・3塁から、8番田中がレフトオーバーの2塁打。9番山本峻がバントで3塁へ送り、橋倉が左中間へ2塁打。松下がスクイズで追加点。一挙に4点をたたき出した。

2回裏、小森が踏ん張り、ノーアウト満塁のピンチを無得点におさえる。

3回表、6番江﨑が3塁線のバントで1塁セーフ。ランナーが出たが無得点。

3回裏、ランナーを2人出すも、要所を締めて無得点。

4回表、2アウトから松下がセンター前ヒットを打つも、後が続かず無得点が続く。

4回裏、1-6-3のダブルプレーでおさえて無得点。

5回表、ノーアウト1・2塁からダブルプレーを取られるも、3塁に残った川上を7番中津の左中間タイムリーツーベースヒットで追加点。

5回裏、3人でぴしゃりとおさえて無得点。

6回表、3番河村が塁にでるが無得点。

ここで、6点というお土産をもらいピッチャー生駒拓に交代。内野のエラーが続き3失点。

最終回、サードに代わった小森がセンターオーバーのヒットで1塁。盗塁して2塁。生駒拓がレフト前ヒットを打ち1・3塁。追加点のチャンス。中津のスクイズが決まり1点。最後の守りで3点を取られたが、何とか逃げ切った。

佐藤監督、池口コーチ、橋倉コーチ、率いる1年生軍団の初勝利!!!ファーストコーチャー堀尾の元気な声、憧れの3年生たちの大応援団の声が耳に残る。この元気を2回戦にも繋ごう!

応援に来て下さった、OB父兄さん、今日卒団式を迎える3年生父兄さん、先輩方、応援ありがとうございました。
(W&S)

第10回日本少年野球ミズノ旗争奪東海大会

2014年9月27日 1回戦 愛知尾州ボーイズ●4-5○愛知木曽川ボーイズ
愛知尾州 公式戦二大会連続の初戦敗退!
最終回粘りの同点劇及ばず!
>>>スコアボード
毎日大会のよもやの初戦敗退からほぼ一ヶ月、何を課題とし向きあって克服してきたかの真価が問われるミズノ大会、開会式での入場行進は、20名の登録メンバーが揃った立派な行進ができた。開会式での愛知県西支部の田上支部長よりの言葉の中に愛知県西支部のレギュラーの大会は、これが最後、次の大会は、春の全国予選の東邦ガス大会であり公式戦の経験を積むうえでは、貴重なこととなる。一戦一戦を大事にしてほしい。

1回表、先頭打者、永井ワンスリーから四球、2番打者吉川打席時に永井二塁へ盗塁、吉川高めの球を空振り三振、3番木村ショートゴロその間に永井三塁へ、4番後藤鋭い打球が左翼手の頭上を越えるタイムリーツーベースヒットで1点、5番河村セカンドゴロ。

初回の守備時に主将永井が真っ先に投球練習する前のマウンド上の原に駆け寄り緊張をほぐす言葉を発しているように見受けられ原は笑顔でうなずいていた。エラーのランナーを出すが無得点に抑える。

2回表、溝口ライトフライ、畑佐ショートゴロ、原セカンドゴロで三者凡退。2回裏、1塁ランナーをおいて1塁ランナー二盗、キャッチー後逸でランナー3塁へ次打者にセンター前にはじかれ同点となる。きわどい球は木曽川B打者カットで逃げきる。ワンアウト満塁になったところでピッチャー原から小沢にスイッチ。小沢ワンアウト満塁から2球カットされたがカーブで三振でツーアウト、2番にセンター前タイムリー2点ヒットをあびる。3番にレフト前ポテンヒットを打たれこの回4点を計上。

3回先頭打者、立石ピッチャー前にセフティーバンド俊足を飛ばして1塁へ駆け抜けピッチャーの悪送球を誘いランナー1塁、ここはピンチの後のチャンスで大事にいきたいところだが立石、牽制でアウト、後続も続かず無得点。3回裏、先頭の5番打者にレフト前ヒットを打たれる。6番打者カーブで三振、7番打者に初球を叩かれてライト前ヒットでランナー1、2塁になったところでセカンドの守備についていた溝口がピッチャーに。8番打者にボテボテの一塁ゴロでそれぞれランナー進塁するが後続を抑える。

4回裏の守備で深いレフトフライ、浅いレフトフライ双方で立石ナイスキャッチ、河村もライト線のフライを上手く捕球する。

6回表ワンアウトから岩山ライト線スリーベースヒット、木村の打球がセカンドゴロとおもわれたがイレギュラーゴロになり一塁セーフ、その間にサードランナー岩山ホームインで1点、後藤ショートライナーを打ち遊撃手が落球するも一塁ランナー木村2塁フォースアウト、次打者河村センターオーバータイムリーツーベースで1点。

7回表簡単にツーアウトになるが主将永井ツーストライクツーボールから気迫でレフト線二塁打、次打者岩山はストレートを狙いすましたようにセンター前にタイムリーヒットを打ち同点。

7回裏、ピッチャー溝口。先頭打者にレフト前ヒットを打たれるが二番打者サードファールフライ、三、四番打者を連続三振に仕留める。試合開始から2時間を越えていないため延長戦に入る。

8回表先頭打者後藤ライトオーバーツーベースヒットを打つも後続が続かず無得点。8回裏、溝口 、三者で打ち取る。延長戦でも決着がつかずタイブレークに入る。

9回表タイブレークはワンアウト満塁から始まるが2打者共におさえられて無得点。9回裏ライト前ヒットを打たれサヨナラ負け。

結果は前述のとおり、厳しい現実に向きあわなければならない。毎日大会、ミズノ大会と勝ちを得ることなく黒星二つ、この現実に対応する方法が二つある。もうこれで野球をやめてしまうか、練習して課題を克服をするかのどちらかである!
(W&山)

第21回毎日新聞旗争奪東海大会

2014年9月6日 1回戦 愛知尾州ボーイズ●3-5○豊田ボーイズ
愛知尾州新チーム 試練の初戦敗退!

>>>スコアボード
現在日本国内で行われている団体競技の球技において、競技人口からして当然サッカーや野球が盛んであると推測されるが、直前の実績が一番不確実な競技は野球であると断言できる。

愛知尾州の新チームとなって初の公式戦の毎日新聞旗争奪東海大会、残暑厳しい稲沢市民球場での開会式、そして第三試合、豊田ボーイズさんとの一戦が13:27、ほぼ定刻にプレーボール!7月の愛知県知事旗争奪東海大会優勝により愛知尾州は第一シード、そこから二ヶ月、他チームも夏場の苦しい練習、公式戦を経験し新チームとしての陣容を形成してきている、受けてたつ気持ちで臨めば結果はあきらかとなる。

先攻愛知尾州は、先頭キャプテン永井がじっくり見極めてフォアボール。スチール、ワイルドピッチのノーアウト三塁の大チャンスに二番溝口、三番後藤、四番木村と三者連続三振。特に最後のボールは何れも外角にボールとなる変化球を振らされて無得点、暗雲漂う立ち上がりとなる。先発は小沢。先頭打者は痛烈なライト前へのあたり、すくいあげた原がファーストへストライクの送球でライトゴロ、緊張の初回を1安打で抑えて両軍互角の立ち上がりとなる。

二回愛知尾州は、やはり先頭内藤のフォアボールからワイルドピッチ、スチール、さらにワイルドピッチと労せずしてホームインで先制となるが、小沢、原、森田と三者連続三振でスリーアウト。点はとれたが打線にいいところ無し。三回も先頭井野のフォアボールで水谷監督代行早くも動く。ピンチランナーは河村のコール。スチール、永井の犠打で三塁に進んだ後に木村のライト前タイムリーで2点のリードを奪うが、フルベースまで攻め込んで、あと一本が出ない。

三回裏、豊田ボーイズさんは、打者一巡後のツーアウトランナー無しから4連打し一気に試合をひっくり返す。豊田ボーイズさん打線のとにかくセンター返しあるいは逆方向への鋭い打球が愛知尾州守備陣をめまぐるしく動かす。逆転を許した愛知尾州、リードを奪った豊田と次の1点が勝負の分かれ目、四回裏豊田ボーイズさんに下位打線から追加点、五回表に愛知尾州が小澤のタイムリーで再び1点差とするが、五回裏豊田ボーイズさんは代わった玉置からエラーもからんで1点をとり、2点差で終盤に向う。

六回愛知尾州にこの試合最大のチャンスが訪れる。ワンアウト後に河村のセカンド強襲ヒット、永井が粘ってフォアボールの一・二塁に溝口の一打は快音を残すがサード正面へ、これしかないダブルプレーで万事休す。最終回も三者凡退で外野への平凡なフライ三つ、新チーム初戦を勝利で飾ることができず、10月末よりの岐阜で行われる連盟主催の中日本ブロック選抜大会への出場権を二年連続で逃す結果となった。

たとえ直近の大会に優勝したとしても、第一シードであったとしても試合は0ー0からスタートする。開会式からグランドでの練習、そして試合会場への移動、ダラダラとした足取りでやってきた愛知尾州ナイン。既に昼食もとり腹一杯、心も腹一杯であったのではないだろうか!プレーボールがかかってからが試合ではない!朝出発する時からが試合だという心構えをしてきた選手が何人いただろうか。比べて豊田ボーイズさんの会場入りから選手審査までの準備はテキパキと素早かった。昨日のプロ野球中日ドラゴンズの山本昌投手が最年長勝利を挙げた後のインタビューで”捨て身”という言葉があった。豊田ボーイズさんもこの言葉どおり捨て身で向かってきた。その心がいい当たりも正面をつき、ファウルにもなる。野球の神様は、慢心の心で受けて立つチームを決して勝たせてはくれない。
(W)

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