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 2013年9月~2014年8月の試合結果

第20回浜松大会

2014年9月7日 決勝 愛知尾州ボーイズ○3-0●浜松ボーイズ
 愛知尾州 浜松大会二年連続三度目の優勝 !
MVPは松下!
>>>スコアボード
▼1回竹田セカンドゴロ、水谷ショートゴロ、向井セカンドゴロ▼2回川上ライトフライ、山田剛左中間ヒット、二村送りバント、山田啓見逃し三振▼3回野依見逃し三振、松下ショートゴロ、竹田センターフライ▼4回水谷ショートゴロ、向井三振、川上三振▼5回山田剛三振、二村セカンドゴロ、山田啓レフト前ヒット、野依ライト前ヒットでランナー1、2塁、松下左中間2点タイムリーツーベースヒット、竹田四球、水谷セカンドゴロ▼5回裏ピッチャー浅井に交代▼6回向井四球、川上セカンドゴロで1塁ランナー向井2塁へ、山田剛ショートゴロ、二村打席時にキャッチャーパスボールで向井三塁へ、二村レフト前タイムリーヒットで1点、山田啓サードゴロ▼7回野依三振、松下ライトフライ、竹田セカンドゴロ


皆様のお陰を持ちまして3年生最後の公式戦を優勝で締めくくる事ができました。
皆様、本当にいろいろとありがとうございました。


2014年9月7日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○7-0●愛知刈谷ボーイズ

>>>スコアボード
▼1回竹田センター前ヒット後2塁へ盗塁、松下四球、向井四球、川上三塁強襲ヒットで1点、山田剛押し出し四球で1点、二村ショート強襲ヒットで2点、山田啓レフト前タイムリーヒット、野依センターフライ、浅井送りバントでランナー2、3塁、竹田左中間2点タイムリーヒット、松下セカンドライナー▼2回向井レフトフライ、川上四球、山田剛打席時にファースト牽制悪送球で一塁ランナー川上3塁へ、キャッチャーワイルドピッチでサードランナー川上、本塁を狙うがタッチアウト▼3回二村レフト前ポテンヒット、山田啓レフトフライ、野依打席時、二村2塁盗塁アウト、野依ショートゴロ▼4回代打此元ライト前ヒット、竹田ショートゴロダブルプレー、松下センターフライ▼4回裏からピッチャー二村に交代▼5回向井レフト前ヒット後2塁へ盗塁するがアウト、竹内ショートゴロ、代打新田四球で代走小松2塁へ盗塁、二村ライトフライ▼5回裏からピッチャー真野に交代

5回コールド勝ちで決勝戦進出です。

2014年9月6日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○7-2●三好東郷ボーイズ

>>>スコアボード
▼1回表 1番竹田セーフティーバントを試みて、相手のエラーも重なり無死二塁。2番水谷のセカンドゴロの間に竹田三塁へ。3番向井の当たりは、右中間上段のネットに突き刺さる2ランホームランで早くも2点を先取。その後、川上デッドボール、二村ショートゴロで二塁アウト、野依ライト前ヒット、竹内粘ってフォアボールで2死満塁のチャンスで山崎惜しくもセカンドフライでスリーアウト。

▼1回裏 先発は水谷。先頭打者に出塁を許すが、その後の打者を内野ゴロ、内野フライで打ち取り後続を断ち切り、無得点で抑える。

▼2回表 1死からランナーを出すものの、相手チームの堅い守りで追加点が取れずチェンジ。

▼2回裏 先頭をフォアボールで出すが、スチールのランナーをキャッチャー竹内のストライク送球で盗塁阻止。続くバッターもフォアボールを出すものの、ピッチャーゴロ、セカンドゴロで打ち取りスリーアウト。

▼3回表 先頭川上2打席連続デッドボールで出塁するが、一塁牽制でタッチアウト。二村センター前ヒット、盗塁送りバントで1死三塁。続く竹内の打球はショートゴロ、エラーも重なりランナー二村が生還する。

▼3回裏 ここで、ピッチャー水谷から新田へマウンドを譲る。フォアボールとパスボールで無死二塁となり、セカンドゴロの間に二塁ランナーは三塁へ進む。ショートゴロで一塁アウトの間に、三塁ランナーがホームインで1点を取られ、続く打者にフォアボール、レフトオーバーのツーベースで2死二、三塁となり、ここでピッチャーの交代が告げられ、抑えのエース浅井が早くも登板、ここで打者ではなく、二塁ランナーを牽制球でタッチアウトにしてスリーアウト。

▼4回表 1死後、松下ヒットと盗塁で1死二塁、続く竹田はセンター前へタイムリー。センターからホームへの送球の間に、竹田二塁へ好走塁。続く水谷の打席の際、二塁ランナー牽制アウト。しかし水谷レフト前ヒット、向井フォアボールでチャンスも作るが、後続が続かず1点の追加点に終わる。

▼4回裏 先頭をヒットで出すが、送りバントで一塁アウト、内野ゴロで抑える。

▼5回表 二村ライト前ヒット、盗塁、野依のセカンドゴロの間にランナー三塁へ。続く竹内の打席時にパスボールで追加点が入る。竹内センター前、盗塁で1死二塁も得点にならずスリーアウト。

▼5回裏 三振、ファーストライナー、ショートゴロでスリーアウトチェンジ。

▼6回表 1死後、水谷は三塁線を破るツーベース、向井センター前タイムリー、川上この試合3回目となるデッドボール、二村センター前で1死満塁。ここで代打の山田啓レフト前タイムリー、続く竹内スクイズを試みるが、ピッチャーへのハーフフライで三塁ランナー戻れずスリーアウト。

▼6回裏 三者凡退でスリーアウト。

▼7回表 2死後、竹田がエラーで出塁するも、後続が続かずスリーアウト。

▼7回裏 最終回ピッチャー浅井から、竹田にマウンドを譲る。先頭をレフトオーバーのスリーベース、フォアボールで一、三塁、続く打者を浅いセンターフライで1死。次にショートゴロで6-4-3のファースト取れず一塁セーフの間に1点を失うが、最後の打者をセカンドフライに打ち取りゲームセット。

(M)

2014年9月6日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○3-0●岡崎中央ボーイズ

>>>スコアボード
▼1回表 1番竹田が3球目を鮮やかにセンター前ヒットで出塁し、すかさずスチールの後、2番松下のセカンドゴロの間に竹田三塁へ。3番向井は右中間を破るタイムリーツーベースで早くも1点を取る。その後、牽制球で二塁ランナー帰塁できずタッチアウト、続く川上三振でスリーアウト

▼1回裏 先発の山田剛、先頭打者をセンター前ヒットで出塁を許すが、その後の打者を内野ゴロ、内野フライで打ち取り後続を断ち切り、まずまずのピッチングを見せる。

▼2回表 先頭の山田啓三振、二村ピッチャーゴロ、野依ショートゴロでスリーアウト。

▼2回裏 先頭をショートゴロで打ち取ったと思いきや、一塁への送球がそれてノーアウト二塁のピンチを背負うが、続くバッターの送りバントをキャッチャー向井の好判断で二塁ランナーを三塁でタッチアウト。その後、6-4-3のダブルプレーでピンチを凌ぐ。

▼3回表 此元フォアボールで続く山田剛の打球は、いい当たりのショートゴロで6-4-3のダブルプレーでツーアウト。その後、相手のエラーで2死二塁とするが、後続が断ち切られ得点ならず。

▼3回裏 1回、2回に続き先頭打者を出塁させるも、山田剛の落ち着いたピッチングで無得点で抑える。

▼4回表 向井2打席連続の今度はライトオーバーのツーベースで出塁し、その後1死三塁となり、相手バッテリーのパスボールの間に三塁ランナーが生還し1点を追加する。

▼4回裏 レフトフライ、ライトフライとツーアウトを取った後、デッドボールでランナーを出すも、後続を断ち切りスリーアウトチェンジ。

▼5回表 三者凡退でスリーアウトチェンジ。

▼5回裏 ここでピッチャー山田剛から真野へマウンドを譲る。先頭をピッチャーゴロ、三振と簡単に2アウトを取るが、フォアボール、ヒット、フォアボールでと2死満塁のピンチとなるが、続くバッターを三振に打ち取り、無得点で抑える。

▼6回表 相手チームも、ここで先発の右投げから左投げの本格派への交代が告げられた。伸びのあるストレートと、キレのある変化球で三者凡退。

▼6回裏 5回に続き、先頭をピッチャーゴロ、サードフライと2アウトを取るが、次の打者にセンターオーバーのツーベースで得点圏へランナーを出すものの、続く打者を渾身のストレートで三振に打ち取り、得点を許さない。

▼7回表 川上の打球は、左中間を深々と破るスリーベースヒット、1アウト後、相手バッテリーのエラーで貴重な追加点が入る。

▼7回裏 3点のリードをもらったピッチャー真野は、最終回、三振、ショートフライ、センターフライと打ち取りゲームセットで初戦を飾った。

(M)

(公財)日本少年野球 第16回福井フェニックス大会

2014年8月23日 ジュニアの部 1回戦 愛知尾州ボーイズ●0-1x○福井中学ボーイズ
愛知尾州ジュニア 悔しさ残るサヨナラ負けで初戦敗退!
主導権握るも得点出来ず無得点!
参加3大会連続優勝ならず、最後は無念のサヨナラ負け!

>>>スコアボード
甲子園で行われている夏の全国高校野球選手権で、今大会は北信越勢の活躍が目立っている。その中で、今回ベスト4の一つに福井県代表の敦賀気比高校が勝ち進んでいる。福井県で野球に対する関心が高まる中、愛知尾州ジュニアチームは、試合会場である福井中学ボーイズさんグランドに到着した。

この世代、先の美方レインボー大会ジュニアの部、愛知県知事旗争奪大会、と参加した公式戦で2大会連続優勝を飾っており、ジュニアチームとして参加する最後の公式戦で3大会連続優勝の期待が懸かる。1回戦の相手は、福井中学ボーイズさん。今春の日本選手権に出場されており、先の日本少年野球福井大会で優勝されている強豪チームなだけに、相手の胸を借りようではないか!

気温33度、蒸し暑さが残る中、15:13定刻より若干遅れてプレイボール!

先攻の愛知尾州、初回一死後、2番畑佐の四球を選ぶも後続が続かず無得点。その裏、愛知尾州の先発は小沢。一死後安打を許すも後続を抑え、まずまずの立ち上がり。

2回表、先頭溝口のセンター前安打、続く岩山はピッチャー前に転がる送りバント。福井中学ボーイズさんのファーストベースカバーが遅れ、無死1・2塁となる。7番小沢のファーストゴロで1死2・3塁。8番吉川はサードゴロ、走者溝口が本塁に突っ込むがタッチアウト。9番立石が死球、2死満塁となり1番永井に期待が懸かるが、ファーストファールフライで無得点。その後、先発小沢は2~4回まで福井中学ボーイズさんの打線を抑え、我慢の投球。味方の援護を待つ。

対する愛知尾州も2回以降、福井中学ボーイズさん投手の緩急を生かしたピッチングに毎回ランナーを出すも要所を抑えられ、お互い無得点が続く。5回表、愛知尾州は1死後、1番永井が四球で出塁。2番代打原の時に、永井が盗塁、チャンスが膨らむが、原への7球目に牽制で飛び出し挟まれタッチアウト。チャンスを逃す。

流れが徐々に福井中学ボーイズさんに傾いてきた5回裏、福井中学ボーイズさんは、1死後7番打者のセンターオーバー2塁打で、この試合初めてスコアリングポジションにランナーを進めるが、小沢が踏ん張り得点を許さない。

大会の規定により最終回となる6回表、2死後5番溝口の左中間を破る2塁打、中継プレーのミスもあり3塁に進塁。2死3塁となるが、次打者が三振に倒れ、この時点で愛知尾州の勝ちは無くなった。

6回裏、小沢は先頭打者にセンター前ヒットを打たれ、この試合初めてノーアウトから出塁を許す。続く打者は送りバントで1死2塁。続く福井中学ボーイズさん3番打者のセーフティバントが成功し、1死1・3塁のピンチ!次打者の初球、1塁走者が盗塁。1死2・3塁となるが、ショートフライに抑え、2死2・3塁。あと一人で抽選による2回戦進出の可能性が残る中、5番打者にセンターオーバーのサヨナラ安打を打たれ、万事休す。福井フェニックス大会ジュニアの部は、2年連続初戦敗退となった。

この試合を通じて課題としては、やはり取れる時にしっかり点を取る技術を身に付ける事。勝ちが無くなった時に、グッと堪える精神力。あと全体的に選手の動きが重く、声も出ていない様に思えた。これから9月よりレギュラーチームとして、数々の公式戦に参加させて頂く事となる。同時に、暑さ・移動・連戦等に負けない肉体的・精神的にもタフな強さが求められる。アウェイの雰囲気をホームに変えてくれる、いつも熱い応援をしてくれる父兄さんのサポートに応える為にも、自分達の課題を正面から受け止め、それを克服する為に何をするのか、特に自分自身・選手間で意識を変え、共有をし、成長した姿を見せて欲しい、と思います。

最後になりましたが、ホストとして迎えて頂いた福井中学ボーイズの関係者・父兄の皆様、暑い中ありがとうございました。また今度とも宜しくお願いします。
KOZ.

第8回全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツカップ)

2014年8月8日 1回戦 愛知尾州ボーイズ●2-3x○神戸中央リトルシニア
愛知尾州 ジャイアンツカップ 悔しいサヨナラ負け!
小松ーG山田ー浅井 黄金リレー実らず!
二村 伝家の宝刀スクイズで勝ち越し点!
疲労困憊の一週間 しかしこの経験ができたのは限られたチームだけ!胸を張って帰ろう!

>>>スコアボード
まさに夢の舞台、東京ドームでの開会式に臨む。中学生の硬式野球クラブチームの中から過酷な予選を勝ち抜いて選ばれし32チーム、ボーイズリーグの全国選手権大会の激闘から中2日、湘南ボーイズさんとの延長戦の死闘の末、敗れたが切り替えて大会に臨む。新宿超高層ビル街の宿舎、京王プラザホテルには、多くの野球仲間が宿泊する。交流するのも大変よいことである。開会式では元読売巨人軍監督の堀内恒夫さんよりのお祝いの言葉をいただき、始球式は読売巨人軍のルーキー捕手小林誠司選手が務めるなど、読売巨人軍一色の感激の開会式を終えて移動したのは東京ディズニーランドを越えて湾岸線をさらに東へ千葉県習志野市の秋津野球場。千葉の野球どころである。市立習志野高校は夏の甲子園大会の優勝経験もある。OBには、元中日ドラゴンズの谷沢健一さん、現阪神タイガースGM付育成&打撃コーディネーター掛布雅之氏、現東京ヤクルトスワローズ監督の小川淳司氏など多くの野球人を輩出している。


一回戦から豪華な顔合わせ、対戦相手の神戸中央リトルシニアさんは、直近のシニア日本選手権大会で準優勝、名実ともにシニアリーグの第一人者である。愛知尾州も臆することはない。ボーイズリーグの4強であり準決勝に進出したチームで唯一の出場、ということは今回の出場ボーイズリーグのチームでトップに位置する。この春から自分たちより格上のチームと対戦すること多々あり、その都度跳ね返してきた!強いチームが勝つのではない、勝ったチームが強いのだ!

愛知尾州先攻。カラーのスコアボードに愛知Bと表示される。愛知県代表さながらである。1回表ツーアウト後に、向井がセンター前ヒットで、出るが後続が続かず得点なし。先発ピッチャー小松、さすがにジャイアンツカップという大舞台での登板に緊張の色が見られる。先頭打者に四球、盗塁を許し二番打者にレフト前ヒットを浴び、早々の降板となる。二番手ピッチャーG山田。レフトフライ、三振、ピッチャーフライと三人でピシャリと抑えた。2回3回も抜群のコントロールで三人で抑え、先制点はないもののテンポよくが進んでいった。

試合が動いたのは4回裏、神戸中央リトルシニアさんクリーンアップからの攻撃。ショート内安打、センター前ヒット。5番打者に送りバントを決められランナー2,3塁。次打者にセンター前に運ばれ、永井が全力で飛びついたが風に運ばれたのか、追いつけず、1点献上となった。5回表、愛知尾州も反撃にでる。ツーアウトから松下がレフト前にポテンヒット。牽制球を受けるが、ファースト後逸で松下2塁へ。その後盗塁を決め3塁へ。チャンス到来バッター竹田。フォアボールにパスボールが重なり、松下がホームイン!その後永井がセンター前ヒットを打ち、竹田が一気に3塁まで走りぬくが、惜しくもアウトとなった。5回裏、三振をとり、代打にフォアボールを与えたところでピッチャー浅井に交代。見事二人で抑える。

試合が振り出しに戻り早く追加点がほしいところ。6回表、先頭打者向井がセンター前のクリーンヒット。川上が送りバントでランナー2塁。G山田がピッチャーゴロで
ピッチャー2塁へ悪送球。ランナー1,3塁。二村がスクイズを決め、向井を返し1点をあげた。さあ、この勢いで突き進め!6回裏、浅井がピッチャーゴロを背面キャッチで捉え1アウト。球場を沸かせてくれる。その後もサードゴロ、ファーストゴロと打ち取り、1点差で最終回を迎えた。最後の攻撃はあっさりと、3人で抑えれる。逃げ切れるのか愛知尾州。7回裏、先頭打者にセンターオーバーの2ベースヒット。続き右中間タイムリー3ベースヒットを浴び、同点の1点が入る。最後はワイルドピッチで幕切れとなった。

試合後、監督が選手たちに、「人生と同じだ。いいときもあれば、悪いときもある。」と語った。まさにその通りだと思う。選手たちは愛知尾州ボーイズに入団し、野球を通して多くのことを学んだことだろう。特に終盤は選手権大会、ジャイアンツカップと全国の強豪チームと対戦し、その仲間入りを果たした。こんな素晴らしい経験を積み、また更に感じ、成長しただろう。 


この野球の旅を応援してくださった、父兄さん、指導者、温かく送り出してくださった、中伝毛織株式会社様、サンヨースポーツ様、OBの皆様、愛知西支部の皆様、選手の地元の方々、また遠方まで足を運んでくれた、OBの真野先輩、仲間だった小塚君。本当に応援ありがとうございました。多くの方々に支えられ、愛知尾州ボーイズがあることを、あらためて感じた夏となった。さあ残すところ、3年生は浜松大会。1試合でも多く仲間と野球を楽しもう!!

(W&S)

第45回日本少年野球選手権大会

2014年8月5日 準決勝 愛知尾州ボーイズ●2-3○湘南ボーイズ
愛知尾州 準決勝 延長戦の好勝負で散る!
愛知県西支部同士夢の決勝戦成らず!ともに1点差で敗北!
舞台を変えて東京で暴れよう!

>>>スコアボード
関東の雄、武蔵狭山ボーイズさんを準々決勝で退けた愛知尾州。決勝進出への相手は、やはり関東の超名門の湘南ボーイズさん。準々決勝では、愛知尾州ナインの目の前で沖縄北谷ボーイズさんを大差で退けて勝ち進んできた。春の全国大会では東海ボーイズさんと死闘を繰り広げ逆転負け、全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツカップ)の東日本ブロック予選では武蔵狭山ボーイズさんに敗戦し出場ならず、おそらくこの大会にかける意気込みは、並々ならぬものがあると思われる。ここまできたら技術うんぬんではなく勝つ!という強い気持ちの上回ったほうが勝利を得る!

準々決勝の勝利を味わう間もなく、準決勝に突入した。先行は湘南ボーイズさん。我がチームにとっては、選手権大会初の後攻である。先発G山田。1回表ヒット2本を許し、ツーアウト2・3塁のピンチも後続を打ち取り無失点。その裏、先頭竹田がエラーで出塁後、盗塁。永井の内野ゴロで3塁に駒を進め、ツーアウトから川上のレフト前タイムリーヒットで1点を先制した。2回表湘南の攻撃。ワンアウト後、ツーベースヒット。四球の後、タイムリーヒットを浴び1点。ダブルスチール時にキャッチャー3塁悪送球で更に1点。この回2点献上となる。

2回裏はあっさりと、3人で打ち取られ無得点。3回表ピッチャーG山田も踏ん張り、ヒットを浴びるも無失点に抑える。そして、その裏ついに反撃にでる。ワンアウト後、竹田がライト前ヒットと盗塁を決め、ツーアウト3塁。お膳立ては調った。そこへ向井の鋭いセンター前タイムリーヒットで同点に追いついた。その後、両チーム一歩も譲らず、スコアボードには0の行進が続く。さすが全国大会の準決勝である。応援する父兄さんも、手に汗握る展開が続く。

最終回7回表、ピッチャー浅井にスイッチ。ツーベースヒットを許すも、無失点でおさえる。さあ、どうなる!誰もがサヨナラを祈る中、最後の反撃となるか!?ワンアウト後、K山田四球、代走河村。二村がきっちり送りバントを決め、ツーアウト2塁サヨナラのチャンス!選手権メンバー唯一の1年生河村が勝利のホームインを決められるのか。みんなの熱い視線を受け止めることになったのは、代打、2年後藤。ジュニア大会の愛知県知事杯で爆発したスイングを期待するが、打ち取られ、延長戦となった。

2試合連続の疲れもピークにきているだろう。最後のひと踏ん張り、何とか勝利を掴みとってほしい。8回表ピッチャー竹田。ワンアウト後、ライト前ヒット、盗塁。ツーアウト2塁のピンチでレフト前タイムリーヒットを浴び、勝ち越し点を許す。その裏愛知尾州の攻撃はワンアウト後、竹田四球。永井死球。竹田・永井の盗塁でワンアウト2・3塁のチャンス。しかし3番4番が打ち取られ彼らをホームに迎えいれることはできなかった。

思い起こせば一年前の美方レインボー大会で入場行進が悪く、近くの体育館でやり直しをさせられていたこの世代が一年間で見違えるチームに成長した。選手自身の向上心と指導者のたゆまぬ教え、支えてくれる父兄さんをのおかげであり、全国の檜舞台に立っても恥ずかしくないチームとなった。全国選手権大会はベスト4という立派な成績をおさめてくれた。もう一つ今度は、中学生の硬式野球日本一を決める大会がある。切り替えて疲れをとって父兄さんの喜ばれる顔を見ようじゃないか。
(W&S)

2014年8月5日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○10-0●武蔵狭山ボーイズ
愛知尾州 全国4強進出!

>>>スコアボード
春・夏の高校野球の甲子園大会で長くファンとして観戦されている方に聞いてみると、ベスト8の戦い準々決勝が一番面白いと言われることが多い。それは筆者が推測するにこういうことかと思う。一回戦から三回戦と勝ち進んできたチーム同士の対戦となり白熱した戦いになること、試合をする選手も大会や甲子園の雰囲気に慣れてきて普段の力がだせるようになること、そして一番大きいのは頂点がおぼろげながらに見えてくることで再び力を振り絞ることができることではないだろうか。ボーイズの選手権大会もあと二日、今日が準々決勝から準決勝、勝ち残ったチームは、枚方ボーイズさん(出場13回め)、別府ボーイズさん(3回め)、愛媛松山ボーイズさん(5回め)、東海ボーイズさん(8回め)、北谷ボーイズさん(2回め)、湘南ボーイズさん(12回め)、武蔵狭山ボーイズさん(8回め)、そして愛知尾州ボーイズ(2回め)。ビッグネームにまじって愛知尾州が進出してくれた。東日本ブロックから2チーム、中日本ブロックから2チーム、関西ブロックから1チーム、中四国ブロックから1チーム。九州ブロックから2チームと地域もばらけ熱い一日が始まる。明日の決勝へのチケットは2枚、どのチームがゲットするのか!

雨の心配はなくなった。正念場の準々決勝、相手は関東の名門武蔵狭山ボーイズさん。グレーのユニホームに胸に武蔵の二文字、愛知尾州同様に選手権大会の後は、全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツカップ)に出場する。山梨ボーイズさんに続いて関東のチームとあいまみえる。埼玉県の狭山丘陵にその名をいただく武蔵野の地、激戦支部の埼玉県支部で毎年安定した成績をほこる武蔵狭山ボーイズさんに胸を借りる!

前日同様、尾州の先攻で試合が始まる。初回、先頭竹田がヒットで出ると2番永井が役割通りバントで得点圏に走者を送る。2アウト後、川上が相手外野手の頭上を越えるタイムリーで先制する。この日の先発は調整万全の浅井。1回2回と武蔵狭山打線の先頭打者にヒットを許すも内野ゴロの併殺打でチャンスの芽を摘んでいく。最大のピンチは4回、ヒットと四球などで2死2・3塁となるが遊ゴロで乗り切る。低めへの丁寧なコントロールと落ちる変化球を駆使して内野ゴロを打たせる技術はチーム1と言っても過言ではない。何よりもマウンド上でのポーカーフェイスは守っている守備陣にもいい影響が出るはずである。ピンチの後にはチャンスあり。5回も竹田の右中間3塁打が出ると昨日はサイクルヒットまであと1つと絶好調向井が1塁線を破るタイムリーで貴重な追加点を重ねる。浅井は5回3安打2四球、失点0でマウンドを竹田に託す。

相手チームも投球制限か、先発から2番手が登場する。そして最終回の攻撃に尾州のビックイニングが待っていた。1死後に竹田が自慢の足を活かして3塁前に絶妙なバントヒット、3塁手のエラーも誘って2塁へ進む。野球をよく知る永井の徹底した右打ちの進塁打で2死3塁となり、ここから四球を挟んで6連打が出る。向井のタイムリーから始まり、満塁からランナーを置いて勝負強いK山田の走者一掃3塁打など大量8点を取る。

ラストイニングは伊左次、真野の継投で試合を締めた。ここまでの3試合全て完封、投手陣のねばりと内野陣の鍛え上げられた守りの成果と言えるだろう。

これで全国ベスト4、選手達がとてもたくましく見えてきた。山のいただきまでもう少し、尾州の全員野球はこころ一つです。尚、この試合で武蔵狭山ボーイズさんからエールをいただきました。ありがとうございました。
(W&M)

2014年8月4日 3回戦 愛知尾州ボーイズ○4-0●山梨ボーイズ
愛知尾州 夏の全国ベスト8!

>>>スコアボード
疾きこと風の如く
静かなること山の如く
掠めること火の如く
動かざること山の如し

ご存じ戦国の武将、武田信玄の旗印である、略して風林火山。尾張が生んだ郷土の三英傑の織田信長が一番恐れた武将が武田信玄である。勇猛な騎馬隊で領土を拡大し天下統一に向けて京に入る途中の愛知県設楽が原にて志半ばにして病没したと伝えられている。その後あとを継いだ武田勝頼を三河長篠の合戦で織田信長が新兵器鉄砲で無敵の武田騎馬隊を撃破し滅したと伝えられている。その武田家の総本山から全国に歩を進めてきた山梨ボーイズさんが愛知尾州の三回戦、ベスト8をかけた相手となる。三回戦の山梨ボーイズさんは兵庫県支部の龍野ボーイズさんとの対戦で7ー1と圧倒、また山梨県支部予選の成績もチーム打率.403、チーム防御率1.00と額面どおりの戦いが展開された。

木漏れ日差す中、13時55分プレーボールとなった。今日も相性の良い先攻を取り勝ち運を引き寄せる。初回のチャンスは本塁憤死ではあったが、二回四球のK山田を置いて小松がツーベースヒットで先制点を取る。続く三回も向井のライト越えツーベースで2点目を奪う。先発は前日の試合で好リリーフの小松。強力山梨ボーイズ打線を四回まで好調そのままに完璧に抑える。

追加点が欲しい尾州は五回、先頭永井がヒットで塁に出ると絶好調向井のスリーベースヒット、更に川上の犠牲フライでもう1点で小松の気持ちにも余裕が出来た。ところがその気持ちが逆に働いたのか、次の回の先頭打者をストレートの四球で歩かせると次の打者にも二球続けてボールとなり竹田がスクランブル登板でピンチを切り抜け相手に流れを渡さない。最終回はクローザーに二村が登場。切れのあるストレートと変化球で山梨打線をかわし四回戦へと駒を進めた。

この試合、同じ宿舎に泊まる愛知西支部の東海ボーイズさんがスタンドに応援参加して頂き強力な後押しになった。事にもよきライバルとして敬意を払いたいと思います。ありがとうございました。明日も尾州野球で勝ち抜いて、再度決勝で戦いたいと思います。
(W&M)

2014年8月3日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○4-0●鹿児島出水ボーイズ
愛知尾州 夏の全国初勝利!
向井先制タイムリースリーベース!
竹田 中押しライト線タイムリーツーベース!
二村 セーフティスクイズでダメ押し!
G山田ー小松ー浅井 必勝リレーで完封!

>>>スコアボード
全員の力で勝ち取った二年連続の選手権大会の夢舞台、主将竹田健人を先頭に永井翔、川上陽平、浅井隼翔、森田壮祐、北山龍平、新田佳史、野依海斗、木村渓斗、伊左次翔、原昂平、真野陽丸、河村竜生、松下裕哉、水谷雅貴、K山田(山田啓吾)、向井悠人、小沢崇馬、小松尚也、後藤修志、山崎大仁郎、此元俊太、竹内海斗、山田剛毅、二村太基の愛知尾州の精鋭25名、開会式も立派な行進ができた!46の中学部の代表チーム、北は北海道から南は沖縄までの代表がボーイズリーグの聖地、舞洲ベースボールスタジアムに集結、5日間にわたり熱戦を繰り広げ日本一を決める!

初日の試合はなし、愛知尾州は7/20の抽選により8/3の二回戦から登場、対戦相手は鹿児島県支部代表の鹿児島出水ボーイズさん、出水と書いて”いずみ”と読む。普段当然試合ができない地域のチームと公式戦ができるのは全国大会に出場したからこそ。とくに九州の最南端の鹿児島県のチームと試合することは、お互いに遠征する以外にないことである。この機会に是非、相手地域のことを調べてほしい。とくに読み方の”いずみ”は、覚えてほしい。また鹿児島県は、明治維新前までは薩摩とよばれていた。ちょうど150年前に江戸時代から明治に変わる際の明治維新の原動力となった薩長土肥の四つの藩の中でも中心的な役割りをはたし西郷隆盛と大久保利通という維新の元勲を輩出した。若者による革命エネルギーを桜島とともに噴火させた地域である。高校野球、高校サッカーにおいても全国優勝経験をもつ。ちなみに愛知県は尾張・三河とよばれていて愛知尾州の尾州は、尾張の国という意味をなす。尾州も是非”びしゅう”と読んでいただくためにも一つでも多く勝ち、一日でも長くこの大阪の地にとどまりたいものである。薩摩の話に戻るが鹿児島県に戦国時代から伝わる兵法に薩摩示現流というものがある。一言で言うなら一撃必殺、最初の一太刀で全てを決める。野球で言うなら打席で一振りで勝負を決めることに通じる。集中力を極限まで高めて一振りで決める!この攻撃を愛知尾州の多彩な投手陣がどう立ち向かうか!

舞洲ベースボールスタジアムにAM7:00に到着の愛知尾州ナインにいよいよ試合ということでわずかな緊張感がかいま見れる。これが全国大会である。緊張感を楽しみにかえていこうではないか。昨日から降り続く雨も小休止、一宮からの応援部隊も到着し愛知尾州先攻で定刻より少し遅めの8:55にプレーボール!

先頭竹田が鹿児島出水ボーイズさん先発の長身太田投手の2球めを振り抜くと打球はショートへ、一塁への送球がそれて悪送球の間に二塁へ進塁、続く永井が初球を丁寧に丁寧に送りバントで竹田を三塁に送る。春からの公式戦26試合で判で押したような点の取り方のお膳立ては整った。迎える三番向井は、1ー1のカウントの三球めをしっかりと叩くとセンター122mのフェンスまで達するタイムリースリーベース、愛知尾州のパターンでこの全国大会でも先制となった。その後川上の打席時にワイルドピッチで向井が還り愛知尾州の初回スコアボードに2点が記録される。

その裏先発はG山田。味方打線の2点をバックに三番打者にヒットをあびたが14球で鹿児島出水打線を抑えて無失点スタート、愛知尾州が主導権を握り、緊張の初回が終わる。二回以降変化球主体に配球パターンをかえてきた鹿児島出水太田投手に愛知尾州打線は二回・三回と三者凡退、四回は先頭向井のデッドボールからスチールとチャンスを迎えたが川上・元気者K山田・二村と変化球にバットが空をきり三者連続三振、全国に出場してくるチームである。切り替えも早く簡単に点はくれない。負けじとG山田、二回・三回とリズム良く打たせてとるピッチングでゼロ封、全国大会初戦先発の重責をはたしてレフトの守備位置にはいり、二番手小松と交代、四回はフォアボールのランナーを出すが無失点。

五回表の愛知尾州に待望の追加点がはいる。先頭木村のショートへの内野安打にピンチランナー野依、G山田は初球を送りバントで野依二塁進塁、松下は、鹿児島出水太田投手の決め球スライダーをとらえるがいい当たりのセンターフライでツーアウト、一番竹田は追い込まれたがやはり太田投手の決め球スライダーを逆らわずに振り抜きライト線にオンラインでのタイムリーツーベースで野依が生還、点差を3点に広げる。

小松は、五回に初めてスコアリングポジションにランナーを進められ、ツーアウトフルベースのピンチも後続をサードゴロでガッチリ捕球の竹田がサードベースを踏んでG山田に続いて二回を無失点と試合の流れを愛知尾州にせきとめる。六回愛知尾州に大きな大きな4点めが向井のレフト前ヒットを足場に川上の送りバント、ピンチヒッター後藤のセンター前ヒットの一・三塁から二村が一塁線へ絶妙のスクイズが決まり追加点となる。ベンチに入れなかった控え選手を含めた応援団の声援をバックに二村をベンチが迎え入れる。三番手は浅井、六回は三者凡退、最終回の七回は先頭打者からの連続ヒット、しかし後続をしっかりと抑えてゲームセット!見事夏の全国選手権大会の初の勝ち星をゲットとなった。

振り返ってみれば春の中日本大会から続く勝ちパターン、竹田が出てクリーンアップが還して継投で相手打線をかわして堅い守りで逃げ切る。いつもの野球がここ全国の大舞台でも披露することができた。自分たちの形にもっていけば勝てるという自信が確信にかわった。次からは緊張もいくぶんかやわらぐ、いつも以上でも以下でもないいつもの野球を展開すれば結果はついてくる。蒸し暑い中応援をいただいたご父兄さんに報いるためにも明日以降も全力疾走で頑張っていこう!
(W)

第22回東大阪市長旗争奪野球大会

2014年7月27日 2回戦 愛知尾州ボーイズ●5-6○大阪東ボーイズ
愛知尾州 逆転負けで2回戦敗退
後半の怒涛の追い上げ届かず
8投手のスクランブルリレーで敗戦も収穫多し

>>>スコアボード
昨日の開会式、主催者代表として祝辞を述べられた東大阪市の野田市長さんより、「この大会を機会に多くの皆さんとのふれあい、多くの友人をつくっていただくことになれば主催者としてもうれしい」とお言葉をいただいた。愛知尾州ナインも試合終了後に対戦相手の大阪八尾ナインとSNSを利用するなど連絡先を交換する光景がみられアナログの筆者の時代には考えられないことだが主催者の希望した意志が反映されていることに喜びを感じた。野球という共通項でつながれる素晴らしいこと。

今日の行程は、昨日と違い名神高速から京滋バイパス、関西に近づくごとに歴史の名所を通過する。関ヶ原は天下分け目の決戦の場所、また宇治を通過し右手には広がる地域は淀から山崎、1582年本能寺の変で織田信長を討った明智光秀に対し羽柴秀吉が決戦を挑んだ名高い山崎の合戦の地、天下を賭けた地域が点在する関西方面、愛知から出た郷土の三英傑にあやかって、今週、来週と関西の地でチャレンジしていこう。

試合は愛知尾州後攻で1時間半後れの16:05にプレイボール。先発は竹田。初回は3人で抑え立ち上がりは好調かと思われたが二回表、先頭バッターを死球で出すと制球が定まらず二死満塁、先制点を許すピンチを迎えるがここは竹田が踏ん張り三振でピンチを切り抜け次の攻撃につなぐ。二回裏、愛知尾州の攻撃はワンアウト後、6番二村がセンター前ヒット、すかさずスチール、7番後藤のファーストゴロに際に二村は3塁へ進み、パスボールでホームイン先制する。三回表からはG山田へスイッチ、久々の登板もあり立ち上がり球が走らず、まずい守備もあり3点を取られ逆転を許す。四回表は伊左次がセカンド二村の好守備もあり3人でキッチリ抑え反撃を待ったが、五回表から登板した竹内の立ち上がりを狙われ長打で2点を失う、変わった真野は最初のバッターを三振を取り流れを止めたかに思われたが連打で1点を取られ6-1で後半へ進む。

五回裏、なんとか追加点が欲しい愛知尾州は先頭の松下が右中間へスリーベース、ツーアウト後、向井のスリーベースで1点追加で粘りをみせる。六回表からの登板の小沢は3人を完璧に抑え反撃へのリズムをつくる、六回裏先頭のK山田がセンター前ヒット、続く二村がフォアボールでランナー1、2塁となるが木村はセカンゴロでダブルプレー、チャンスが潰れたかと思われたが、代打水谷がフォアボールを選びランナーふたたび1、3塁となり松下の打席の際に相手のワイルドピッチでまず1点追加、松下もフォアボールを選び、続く1番竹田が1、2間へ2点タイムリーヒットで6-5と1点差まで追い上げ最終回へ。

7回表は二村にスイッチ、3人を三振2、外野フライと完璧リリーフ、最終回の攻撃にのぞみをつなぐ、七回裏最後の攻撃はワンアウト後、川上が死球で出塁、牽制悪送球で3塁まで進み同点のチャンスを作り応援父兄さんも盛り上がるが、続くK山田は豪快な空振り三振でツーアウト、続くは本日二安打と好調の二村で期待されたがセカンドゴロで試合終了、東大阪市長旗争奪野球大会は2回戦敗退となった。

ピッチャー8人の継投での試合ではあったが個々に収獲もあり、来月からの夏季全国大会、ジャイアンツカップへ向けて全力で取り組んで行こう!
(T)

2014年7月26日 1回戦 愛知尾州ボーイズ4-4大阪八尾ボーイズ ※抽選により2回戦進出
愛知尾州 抽選で二回戦進出!
劣勢の中 我慢の野球で追いつく!
浅井・伊左次・真野・小沢・竹田 小刻みリレー 二回から無失点!
暑さに負けるな!これも大事な経験!

>>>スコアボード
7月下旬、各地域での高校野球の予選も大詰め、愛知尾州のOBの多くも活躍してくれている。愛知尾州は、夏の選手権大会前に昨年に続き東大阪市長旗争奪野球大会 中学生の部に参戦、初勝利を目指し花園球場の開会式に参加、今日の行進も素晴らしく来賓としてご出席の愛知県西支部田上支部長よりも行進はNo.1とお褒めの言葉もいただいた。開会式終了後は、大東市の龍間ぐりーんふぃーるど龍間球場に移動、阪奈道路の九十九折(つづらおり)の道を登ること15分、大阪平野を眼下にみる見事な眺望、400年前の1615年、大阪夏の陣に江戸から兵をすすめた徳川家康は、この信貴山・生駒山方面から豊臣家の最後の砦の大阪城を目指したと伝えられている。きっと400年前の夏、同じ風景を見たのではないだろうか、また同じ感想をいだいたのではないだろうか、記憶35度 いくぶんか名古屋より湿度は低いものの暑さは厳しい。昨年に比較して多少は温度は低いが夏本番の季節が今年もやってきた。今年の初戦の相手は大阪八尾ボーイズさん、ボーイズの本場関西の名門チーム、今年の春の全国大会にも出場された強豪チームに胸を借りる。

先攻の愛知尾州は先頭竹田がきわどいボールを見極めてフォアボールを選ぶ、永井の初球送りバントで二塁進塁、三番向井の際に三塁へ今シーズン31個めのスチール、このチャンスに向井がレフトへ今シーズン9個めの犠牲フライ、竹田ゆっくりと生還で得意のパターンで先制となる。先発は浅井、大阪八尾打線の積極的な振りに立ち上がりから苦しみツーアウト一・三塁までこぎつけるが五番の左バッターに痛恨のデッドボールでフルベース、初回から踏ん張りどころのピンチを迎え、六番打者にセンター後方へのフライ、永井背走及ばずボールは120メートルのフェンス際まで転がり、ツーアウトであったため三人のランナーとバッターランナーまでが続々とホームイン、一気に逆転をゆるし3点を追いかける久々の展開となる。

二回愛知尾州は、ワンアウト後に二村のレフト・センター間への激走のスリーベース、木村のレフト前タイムリーですぐに1点を返す。点をとられた、また逆転された後にわずか1点ではあるが返したことは流れのうえでも、大きな得点であった。

序盤の派手な得点の取り合いの後は、こう着状態が続くが先発浅井がその後は立ち直り、三回再びワンアウトフルベースのピンチもよい当たりではあったがファーストライナーを川上がガッチリと捕球しベースを踏んでダブルプレーでチェンジ、四回は伊左次、五回は真野、六回は小沢と無失点を続ける。特に小沢は、六回表に川上のタイムリーとパスボールで同点に追いついた後のマウンド、平凡なフライ3本に抑えて土俵の真ん中に大阪八尾ボーイズさんを押し戻す。

七回表、愛知尾州最後の攻撃、先頭ピンチヒッター後藤の一振りはレフト線への大飛球、伸びて長打かと思いきや大阪八尾ボーイズさんレフトのファインプレーでワンアウト、その後九番松下レフトへのヒット、一番竹田に回る絶好の打順もとらえた打球はサード真っ正面に5ー4ー3とボールがわたりダブルプレーでチェンジ、愛知尾州の勝ちはなくなる。その裏竹田の登板、先頭にデッドボール、送りバントのワンアウト二塁からのサードゴロに後藤がグラブにあててはじくがバックアップの松下がカバーし二塁ランナーを挟殺プレーに持ち込んでアウトをとり、最後のバッターを竹田が三振に打ち取り、大会規定により抽選となり、結果愛知尾州が翌日の二回戦に進出となった。抽選についての表現で抽選勝ちあるいは抽選負けと言われる場合があるがあえて抽選には勝ち負けはないと言い切らせていただきます。やむを得ず引き分けになったため次への進出を抽選で決めるということ、実態は引き分けである。

この試合、周りからみると愛知尾州は全国選手権大会前での調整という見方をされる方も多いと思うが決してそんなことはない!とくに投手陣にまだまだ不安があり、今日登板した投手にとっては全国選手権大会に登録はされているもののサバイバル、この大会で結果をだして登板を勝ち取る。浅井は失点したが二回から立ち直り、伊左次の変化球のキレの良さ、真野の真っ直ぐの威力、小沢の長身から投げ下ろす速球、竹田の緩急とそれぞれが結果を出した。全国選手権大会に向けて視界良好、朝イチのミーティングで藤川監督よりナインに向けられた言葉は、東大阪市長旗争奪大会、選手権大会、全日本中学野球選手権大会と15連勝するぞ!という力強い決意、SSK大会以来の一ヶ月ぶりの公式戦、エンジンの回転数を徐々にあげて、さらに浜松大会も加えて19連勝するぞ!愛知尾州ボーイズ!
(W)

第1回日本少年野球愛知県知事旗争奪大会

2014年7月12日 決勝 愛知尾州ボーイズ○8-2●豊川中央ボーイズ
愛知尾州Jr 処女峰を制す!ジュニア愛知県チャンピオンに輝く!
後藤 先制タイムリー!
永井 3安打でチームをけん引!
玉置 リズム良く三回無失点!

>>>スコアボード
試合開始予定は13:30、しかしその時間には準決勝第二試合がまだおこなわれていた。第二試合 東海ボーイズVS 豊川中央ボーイズの試合は、これまたタイブレークに突入、ベスト4の熱い熱い戦いが展開されていた。勝ち上がったのは豊川中央ボーイズさん、愛知県東支部と愛知県西支部の東西対決、愛知県知事旗争奪東海大会も主催者にとっては一番良い形となり決勝を迎えた。

まだ誰も登ったことのない山を登るのは、こんな気持ちなのかもしれない。新しい大会、また愛知県内のボーイズリーグのチームが一堂に会する大会はいまだかつてない。その山に最初に登頂する権利を得たのは、愛知尾州ボーイズと豊川中央ボーイズ、ともにタイブレークの準決勝を経験し疲労困憊かもしれないがこれも選ばれたチームにしかできないこと、プレッシャーを楽しみに変えていこうではないか!

このメンバーを率いて采配をふるう東監督は只今8連勝中、相撲なら勝ち越しでホッとひと息ではあるがそんなわけにいかない。二個めのタイトルを目指して気合い十分!

試合は、愛知尾州先攻で1時間遅れて14:30にプレーボール、豊川中央さんの先発投手になんと三回まできれいに三者凡退のパーフェクトにおさえられる。三振こそないものの内野ゴロと平凡な外野フライと豊川中央さんの堅い守りが目立つ序盤となった。先発は伊左次、連投のマウンドとなる。コントロールに苦しんで初回は2四球、二回は2安打をあびてピンチをつくるが何とか抑えて、三回からは玉置、調子のよい投手をどんどんつぎ込む東采配、リズム良く玉置が早いテンポで投げ込み三回は三者凡退、すると攻撃陣が一巡後に仕掛ける。先頭永井がレフト前へクリーンヒット、スチールの後に溝口の内野ゴロで三塁進塁、このチャンスに後藤が三遊間を速い球足で抜くヒットで永井がゆっくりと生還、さらにエラーがからんで1点の追加をし四回に2点が記録される。
固さがほぐれたか五回は再び後藤のタイムリーに四番ケガから復帰の木村のタイムリーに原の犠牲フライで3点の追加、六回は、三人めの小沢がエラーからみで2点を失うが七回に永井のヒットを足場に溝口の内野ゴロ、後藤の勝利を大きく引き寄せるタイムリースリーベースなどで3点の追加でいよいよ最後の守りに入る。最終回簡単に小沢がツーアウトをとるが豊川中央さんの最後の粘り、フォアボールにエラーと続いたがウイニングボールは途中出場のレフト立石のグラブにおさまりゲームセット!

愛知尾州ボーイズが初代ジュニア愛知県チャンピオンの誕生の瞬間となった。思えばジュニアチームとしての初めての試合が二ヶ月前の美方レインボー大会一回戦、大阪の箕面ボーイズさんとの戦い、4ー3の僅差の勝利したことが自信となり美方レインボー大会の優勝を勝ち取ったことが大きかったのではないかと推測される。愛知尾州ボーイズにとっては6月末のレギュラーSSK大会に続いての優勝、世代をまたいでの快挙となった。閉会式で真新しい紫紺の愛知県知事旗が永井主将に愛知県西支部田上支部長より手渡され、金色のメダルが贈呈された。大会5試合を通じてレギュラーチーム同様に継投がきまり、上位打線が出塁しクリーンアップが返す。課題は内野守備陣の乱れか、また準決勝岡崎中央ボーイズさんとの対戦で経験できたタイブレークは、とても良い経験となった。素早い行動が今日のテーマであったが今日は、”大変よくできました!” 



試合後に熱い応援していただいた父兄さんの嬉しい表情が言葉はなくとも今日一日の充実感を表していた。いつも応援本当にありがとうございます。また急きょアナウンスを務めていただいたお母さん、応援したい気持ちをおさえてアナウンスいただきましたこと厚く御礼申しあげます。この後ジュニアチームは、8/23からの福井フェニックス大会を経て9/6からレギュラーチームとして最初の大会、毎日新聞旗争奪大会を迎える。初日の対戦相手は、7/13抽選の結果、豊田ボーイズさんに決まった。
(W)

2014年7月12日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○5-3●岡崎中央ボーイズ
愛知尾州Jr 岡崎中央タイブレークの死闘を制し決勝進出!
溝口 味方拙守によく耐えた!四回1失点!サヨナラ負け救うストライクの送球でピンチを絶つ!
堀江 激走の決勝内野安打!
タイブレークの経験 今後の財産にして行こう!

>>>スコアボード
地球の温暖化で台風が夏に日本に上陸するとは、考えられないことが起こるようになった。準決勝、決勝の会場予定であった名古屋富士ボーイズさんの専用球場である吉根球場も二年前の豪雨の影響で球場そばを流れる河川の氾濫で水に浸かり大きな被害を受け、復旧に多くの時間を費やしたと聞いている。野球ができる環境を整えていくのは難しい。自然の猛威にも気をつけていかねばならない。今回の台風8号で被害の出た地域も多くあるが、台風の規模を考えると気象庁や行政の周知がゆき届いていたのか、避難などが各地域で滞りなく行なわれ最小限に食い止めたと思われる。それは準備ができていたからと確信する。やはり何かの事にあたり場合に準備は全てにおいて優先する。野球も同様である。そんな中でも野球がこうしてできること尚且つ今日準決勝を戦えることを幸せに思い、精一杯のプレーを願いたい。球場は先日対戦した三州ボーイズさんの専用球場、西尾市一色町、市町村合併前は、幡豆郡一色町、うなぎの養殖の日本一の地域である。三河湾に面した潮の香りがする球場で岡崎中央ボーイズさんとAM8:51にプレーボール!

準決勝は、第一試合、第二試合ともに東西対決、相手は創部4年めの岡崎中央ボーイズさん、左右の両輪のしっかりした投手陣を中心の守り勝つ野球をするチームカラーは愛知尾州も同様の似たもの対決か、先攻愛知尾州は、二回にワンアウト後に小沢フォアボール、岩山送りバントのチャンスから原のライト前タイムリーで先制、さらにフルベースのチャンスに永井が押し出しフォアボールで2点を先制する。

投げては先発溝口が耐える!一回から四回まで毎回の内野陣のエラー、雨上がりで慣れないグランドではあったことを割引いてもきびしい展開となった。しかし三回の1失点のみに封じて五回からは伊左次への継投、ともに決め手を欠いて最終回に突入、最終回岡崎中央さんは四番打者からの攻撃、ライト・センター間へ打球がツーベースとなりピンチ、さらに五番打者の打球もヒットもレフト線に二塁ランナーホームインで同点、打者走者も二塁を回って三塁へ打球処理の堀江から中継ショート小沢へのボールが高くカバーの溝口が素早く捕ってサード後藤への中継プレーで打者走者はアウト‼︎ノーアウトであったため当然サヨナラ負けのピンチを背負うことになるところ、チームを救うビッグプレーであった。その後は伊左次が立ち直り、延長戦に突入、愛知尾州にワンアウト一・三塁のチャンスが巡ってきたがここは岡崎中央さん二番手投手が逆に踏ん張る!ともに無得点でタイブレークに突入となる。

九回は代打攻勢、一番手宇佐美粘ったが三振、続く井野はサードゴロ万事休すとベンチも応援席も天を仰ぎ、ため息にかわる寸前に岡崎中央さんサードがトンネル、小沢がホームインで最少得点の1点が入る。表攻撃のタイブレーク、1得点では何か損した気分での守り、三人めのリリーフ小沢がまずサードゴロに打ち取り後藤が丁寧にホームに送りフォースアウトでツーアウト、しかし次の打者にセンター前タイムリーで再び同点、さらに次の打者の当たりは一・二塁間へ、抜ければサヨナラ負け、横っ飛びに溝口が捕球しファーストに送りスリーアウトチェンジ!一進一退の攻防は延長10回に入る。タイブレーク方式は同点の場合はエンドレス、いつまでも永遠に続く、両チームが野球が好きだというのは、よくわかった!

迎えた10回、愛知尾州は、やはりワンアウトフルベースから途中出場の堀江、ここで東監督は二球めに伝家の宝刀スクイズを敢行!堀江も全力疾走で一塁セーフ!宇佐美が勝ち越しのホームイン、さらに後藤がフォアボールで2点めが入る。しかしこの後が続かず微妙な2点差で守りに向かう。その裏、マウンドの小沢が気迫溢れるピッチングで浅いレフトフライ、ショートゴロに打ち取り、無得点に抑えて見事に決勝に進出、激闘を制した瞬間であった。

守り勝つ野球が慣れないグランドではあったが最後の最後に展開されたナイスゲーム!勝ち負けの差は、紙一重、いや髪の毛一本といっても過言ではない。
(W)

2014年7月6日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○5-2●三州ボーイズ
愛知尾州Jr 消化不良もベスト4 最終日進出!
初回四球挟んでの五連打も4点どまり!
三回以降のゼロ行進に課題有り!
ロングリリーフ溝口 三回から無失点!

>>>スコアボード
現レギュラーチームの三年生が8月末で活動を終了した後は、現ジュニアチームがレギュラーチームとなり9月の毎日大会を皮切りに一年間、最低でも8つの大会、最高では14の大会に参加する、いやさせていただくことになる。その中には初めて使用する球場やグランドがある。また本日のように同じボーイズの仲間であるチームの専用球場という場合もある。そのチームが不運にも敗戦し当日の試合がない場合、別の練習場に移動し試合の消化を待ち、終了後に練習を始めるというのが本日の状況である。試合終了後にダウンをした後のふるまいに問題は、なかっただろうか?

試合は、ようやくめぐってきた愛知県東支部さんのチームとの対戦、ベスト4をかけて愛知県西尾市にホームタウンをかまえる三州ボーイズさん、公式戦では二度目の対戦となる。前回は一昨年12月の心のふるさとお伊勢さん大会の一回戦、乱打戦のうえ13ー6で愛知尾州に凱歌があがったが先方さんは、その事をしっかりと覚えておられ、並々ならぬ決意を感じた。

キャプテン永井がジャンケンの連敗を2で止めて、やっと先攻をとった。初回にはやくも打線がつながる。ワンアウト後、二番河村のセンターオーバーツーベースを起点に宇佐美フォアボール、後藤がこのチャンスにコンパクトにセンター前に先制タイムリー、原の内野安打、森田のセンター前タイムリー、絶好調岩山のライト線タイムリー、北山のスクイズと4点の先取となり早々に主導権を握る。先発は大野、ピリッとしない、先頭からフォアボール、バントヒットからバッテリーミスで1点を失う。ストライクとボールがハッキリとしており二回にも八番打者にワンアウト後にライト前へ会心の当たり、ライト森田がダッシュしゴロをつかんでファーストに送り、ライトゴロでツーアウト、味方の好プレーにのっていかなければならないところにラストバッターにフォアボール、ワイルドピッチにタイムリーヒットをあびてやらずもがなの1失点、5ー2で序盤を終える。

三回からは膠着状態、愛知尾州は二番手溝口が試合を締める!五回のロングリリーフとなったが被安打3、7奪三振、2四死球の無失点、四回には三試合連続で岩山の盗塁阻止もあり自分のペースで投球がなされていた。打線も三州ボーイズさんの継投にヒットは出るが無得点、しかし序盤の得点がものをいい、そのまま逃げ切った。これで最終日ベスト4への進出、7/12の第一試合でやはり愛知県東支部の岡崎中央ボーイズさんと決勝進出をかけて対戦となった。

昨年の現レギュラーチームからも同じ頃に感じたことではあったが公式戦の2試合は、練習試合とは違い体力というより精神的に消耗する、とくに午後の試合では集中力が途切れ、誰もができる声出しや全力疾走などが緩慢になる。とくに守備位置への往復やコーチスボックスの往復、またバット引きやコーチスボックスへのエルボーガードの引き取りなどでダラダラ走る姿やエルボーガードの引き取りをしていない姿が見受けられた。残念の一言に尽きる。さらに前述したが試合後のダウン後の着替えなどに時間がかかり過ぎる。厳しいようだが勝利は嬉しいがそういったことがあると、その勝利の気分も半減してしまう。次こそ切り替えて中学生らしいハツラツとした態度で試合に臨み、勝利に向かおうではないか!

最後に東監督のミーティングの言葉
”来週までの一週間で課題を克服することは難しいがその課題の程度を軽くするための方法を考えることはできる。よく考えてみよう!道具の手入れ、父兄さんへの感謝、これは誰しもができること!”
同じ課題を克服した現レギュラーチームというよいお手本がすぐそばにいる。ジュニアチームにできないはずはない!
(W)

2014年7月6日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○5-0●春日井ボーイズ
愛知尾州Jr 準々決勝進出!
またも完封!二試合連続無失点!
後藤 貫録の先制犠牲フライ!
永井 ダメ押しツーランホームラン!
強肩 岩山またしても盗塁阻止と試合を決めるタイムリー!

>>>スコアボード
一夜明け、雨の心配はなくなった。昨日は学校行事が重なり登録メンバー全員集合は、今日から22名の総意と指導者、父兄さんの思いを結集して臨む!

晴れ間がなく時おり外野方向から湿った風がたなびく岡崎ボーイズさんの専用球場に7:30に到着、既にグランド担当をされている岡崎ボーイズさんの選手とスタッフ、父兄さんがグランド整備を終えられていた。感謝の一言である。公式戦の1試合を行うことは多くの方の支えのうえにできることを選手諸君は承知してほしい。もちろんその中には、自分たちのご両親もいることを忘れてはならない!

試合は定刻より少し早い8:44に臼井プレートアンパイアのコールで開始、試合前ジャンケンではキャプテン永井は昨日に続いて連敗(笑)でやむなく後攻となる。先発は玉置、慣れないマウンドに苦しみながらも春日井ボーイズさん打線を丁寧に打ち取って、まずまずの立ち上がり。打線は早速点火する。永井レフト前ヒット、スチールを決めて三塁進塁でワンアウト後に今日は三番の後藤がセンターに大飛球であっさりと先制し試合を優位に進める。しかしその後春日井ボーイズさん先発左腕に手こずる。二回・三回とヒットはでるが無得点、三回は二塁ランナー玉置が二番河村のヒットでホームを突くが中継プレーに阻まれで残念ながら本塁憤死、しかし玉置は、投球はかわらず四回まで45球、被安打1、2四球とまとめて降板、とくに三回は昨日に続いてキャッチャー岩山の見事な盗塁阻止など守りもよいリズムをつくる。四回裏 愛知尾州に追加点、チャンスに打席の岩山がレフト前タイムリーと次の1点は愛知尾州に入る。

有利に展開しここで抑えの小沢登板とくれば、このまま押しきれるかと思うがそうは問屋が卸さない、小沢が不運な当たりもあったが先頭から連続ヒットでのピンチ、その後ワンアウト二・三塁まで詰め寄られるが三振でツーアウト、春日井ボーイズさん九番打者にファウルで粘られた後の12球めをセカンドゴロに打ち取って畑佐ガッチリ捕球しファースト転送でスリーアウトチェンジ、ピンチを見事に粘り勝ち、この試合の見せ場、小沢の相手を上回る気持ちがよく伝わった。

ピンチの後にチャンス有り!ベンチで水谷ヘッドが檄を飛ばす!その裏途中出場溝口のセンター前クリーンヒットのチャンスに永井がレフトへツーランホームラン、小沢の粘りがよんだ貴重な追加点がスコアボードに記録された。六回にも岩山の二打席連続タイムリーで都合5点、最終回は小沢が三者凡退締めで二試合連続完封で午後からの準々決勝に進出した。

まだまだ試合経験が少なく、注意するには申し訳ない部分もあるが、やはり試合終了、ゲームセットまでは一喜一憂しない態度を切に望みたい。
(W)

2014年7月5日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○6-0●愛知知多ボーイズ
愛知尾州 完封発進!二回戦へ!
小沢 完璧火消し!セーブ!
畑佐 代打タイムリー貴重な中押し!
後藤 先制レフトオーバーホームラン!
岩山の盗塁阻止!ピンチを救う!

>>>スコアボード
ジュニア愛知県一を決める初の大会、愛知県東支部と愛知県西支部合同の初の試みが実現した。大村愛知県知事、内田岡崎市長をお招きしての開会式、中学部・小学部あわせて53チームの壮観な行進、アマチュア野球の聖地、岡崎市民球場での曇り空ではあったが第一回にふさわしい開会式が行われた。

先週はレギュラーチームが見事にSSK大会を制覇!ジュニアもこの勢いに続いていきたいところ。移動してきた岡崎ボーイズさんの専用球場、対戦は愛知県西支部の強豪チームの愛知知多ボーイズさん。一回戦から難敵とぶつかることになった。これもくじ運、誰をうらんでもはじまらない。目の前の相手を倒すのみ!

レギュラーチームでは先攻をとることが多く、後攻となると少し違和感を覚えたが、これも野球のうち、また集合場所においての東監督の言葉は”もう試合は、始まっている!”

まさにその通り、試合会場において準備するのではなく準備する段階で試合は始まっているのだ!

先発の伊左次は、いきなり先頭打者にレフト前ヒットをあびツーアウトをとると同時にランナーは、サードに進塁とピンチを迎えるが、愛知知多さんの四番打者を平凡なレフトフライで無得点に抑える。愛知尾州攻撃陣も愛知知多さんの先発左腕投手に初回は三者凡退となり両チーム、相手の出方をみる前哨戦となる。

二回表愛知知多さんの攻撃時に最初のポイントが訪れる。伊左次が初回に続いて先頭打者にセンター前ヒットをあびて初回に続いてノーアウトのランナー、ここでランナーはスチールを試みるがキャッチャー岩山が肩で貢献、見事に盗塁阻止で流れをせき止める。前半の四回まで伊左次が結果として無得点に抑えたビッグプレーであった。

四回表まで両軍ゼロ行進のがっぷり四つの均衡を破ったのは、四回裏に先頭でバッターボックスを迎えた四番後藤の一打。ファウルで粘った7球めをしっかり振り抜くと打球は、グングン伸びて左中間へ、そのままオーバーフェンス、先制点が愛知尾州に入る。

点をもらった伊左次は五回表も抑えて75球の投球数、雨上がりの蒸し暑さの中、踏ん張る。迎えた終盤六回に互いに動きをみせる。六回表愛知知多さんは、疲れのみえた伊左次から先頭打者がストレートのフォアボールを選ぶ。ここで東監督リリーフのコール、ショートの小沢がマウンドに向かう。迎えるは愛知知多さんのクリーンアップ、点差は1点。緊迫する場面でボテボテのセカンドゴロ、セカンド北山ダッシュし早いスローイングでショート永井へ、ファーストに転送されてダブルプレーでピンチ脱出、最高の結果にも東監督、ベンチでは笑顔なし。

その裏愛知尾州に追加点、愛知知多さんの二番手投手から後藤フォアボール、森田送りバント、小沢レフト前ヒットからスチールのワンアウト二・三塁のチャンスに堀江は浅いレフトフライ、三塁ランナーは動けずツーアウト、ここでピンチヒッターは畑佐。初球の変化球がボールとなった後のニ球めの真っ直ぐをしっかりと振り抜くとレフトオーバーのタイムリーツーベースで後藤、小沢が生還で待望の追加点をたたき出した。さらに吉川フォアボールの二者を塁上において永井がセンターオーバータイムリースリーベースで2点、まだまだ続く、原も追い打ちのレフト前タイムリーで都合5点のビッグイニング、6ー0として最終回突入、小沢が抑えて見事に勝利、翌日の二回戦に進出となった。

愛知県西支部チームとの公式戦では初めての対戦、それも愛知知多ボーイズさんに点を与えずに勝ったことは今後に自信となる。しかし伊左次から小沢の投球で三者凡退が一度もなかったことは反省材料とせねばならない。攻撃陣にリズムを与える意味でも三者凡退イニングをつくる。少ないチャンスを活かして点をあげた攻撃陣は充分合格点、あと二ヶ月でレギュラーチームは卒団、レギュラーチームに昇格する9月からが本当の勝負。今日相手にした愛知知多ボーイズさんもこのまま終わることはない。次回対戦には今日を上回る精神力で当たってくることを理解しよう。愛知県の生んだ郷土の三英傑の一人、徳川家康を生んだこの三河岡崎の地から天下取りのスタートとなった愛知尾州ボーイズジュニアチーム、明日も試合ができる。父兄さんの熱い応援を受けて試合ができる幸せをかみしめよう!
(W)

第14回SSK旗争奪東海大会(第45回選手権大会愛知県西支部予選)

2014年6月29日 決勝 愛知尾州ボーイズ○4-2●東海ボーイズ
愛知尾州 SSK大会二連覇!涙無し!今回は笑顔の優勝!



美方大会優勝時封印の胴上げ、藤川監督宙に舞う!
中日本ブロックポイントダントツの16ポイントでジャイアンツカップ出場も決定!
代打 竹田 先制タイムリー!
先発 浅井 我慢の投球!
最終回 向井の犠牲フライの1点が効果絶大!

>>>スコアボード
なんと豪華な顔合わせ、春の全国王者と中日本チャンピオンの対戦がここ愛知県西支部の決勝戦、阿久比球場で観られる。ワールドカップサッカーでいえばブラジルVSオランダのようなもの。そして今年の決勝戦には、もう一つの焦点がある。中日本ブロックにおいては、夏のジャイアンツカップ出場におけるポイント制導入、愛知尾州は既に中日本大会優勝でポイントが10、ほぼ出場を手中におさめているが二つめの出場権が混沌としている。一番近かった岐阜青山ボーイズさんが昨日敗れ、東海ボーイズさんの自力での進出が復活した。勝てばポイント10で愛知尾州と並び両チームの出場となる。いろいろな思いが交錯したなか13:42にプレーボール!

とにかく先攻をとる方針の愛知尾州のスタメンからキャプテン竹田の名前が消えた。準決勝の内野安打の際に一塁かけこみ時に故障発生か、ロッペンのいないオランダのようなもの。しかしベンチ全員でカバーするのは言うまでもない!かわって切り込み隊長をつとめるのは、永井!東海さんの先発は全国大会胴上げ投手の尾野投手、永井と同じく二年生、まだまだこの先、幾度となく対戦がある、力負けするな!

決勝戦にふさわしい先発投手の踏ん張り、愛知尾州 浅井投手、東海 尾野投手の投げ合いで淡々と試合は進む、四回までともに無得点、非の打ち所がない接戦に両チーム下級生を加えた応援団は、歓声とため息の繰り返し、スタンドも手に汗握り戦っているぞ!

グランド整備後の五回についに試合が動く。ワンアウト後に八番浅井の流し打ちのライト前ヒット、九番松下も同じくライト前にヒット、先頭に戻って永井の送りバントは三塁に転がり三塁側愛知尾州応援団の気持ちがバントしたボールの勢いを殺し、永井の背中を押して、セーフのコールにベンチも応援団も一緒に大歓声、ここしかない!藤川監督も勝負をかける!ピンチヒッターは背番号16の竹田のコール、愛知尾州の三回の攻撃時からベンチ前での素振り、負傷の左足は痛むが一振りにかけて東海ボーイズさんに相対する!春の屈辱を倍返しする気持ちで叩いた打球は、速い球足でライト前に達して浅井、松下がホームイン、ピンチランナーは一年生河村、ベンチに戻る竹田にナインは歓喜のハイタッチ、負傷のキャプテンの不屈の闘志の一打に愛知尾州ナインのスイッチが再び点火され向井フォアボール後の四番川上の追い打ちのレフト前タイムリーで永井が生還でリードを3点に広げる!

五回表が終了したがここからが勝負どころ。この展開は、東海ボーイズさんにしてみれば春の全国大会で経験済み、ほぼ全ての試合を逆転で勝ち上がってきた。まだまだ予断を許さない、点をもらった浅井の心にわずかな安堵感がうまれたかツーアウトランナー無しからフォアボール、球数が65球、ベンチのジャッジは交代。三塁側ブルペンから緊張感を漂わせて伊左次がマウンドに向かう。ベンチの期待とはうらはらにストライクが入らない。最初の打者にデッドボール、続く打者に3ボール0ストライクのカウントでセカンドの二村が厳しい厳しい場面で連日のリリーフ。最初の打者の不利なカウントからのフォアボールは別として東海ボーイズさん三番打者をショートへのフライに仕留めて全力疾走でベンチに戻る。終盤の六回表愛知尾州は三者凡退の無得点、なにやら流れが東海ボーイズさんに行きかけた。その裏フォアボールからスチール、タイムリーで1点を返され、打ち取ったサードゴロを小松がはじいて一・二塁のピンチにセカンドゴロ、かわったばかりの溝口落ち着いてさばいてスリーアウトチェンジ、悪い流れをよく断ち切った!

いよいよ大詰め最終回、愛知尾州は先頭永井がレフトオーバーツーベースで出塁、今大会絶好調、小柄なポーカーフェイスの表情とは一転の鋭いスイングからの一打は東海ボーイズさんを突き放すチャンスメイク。溝口丁寧に初球送りバントで永井を三塁に進塁させる。ここで向井がらしさを発揮、レフトへの打球も大きかったが東海ボーイズさんに与えるダメージも大きい犠牲フライで永井を迎え入れて4点めが入る。勝負あり!と思った観戦者も多くみえたと思うが全国制覇の東海ボーイズさんの真骨頂はこから始まる!一番からの好打順、なんと三連打でまず1点、さらにヒットが続いてノーアウトフルベースの大ピンチ、一塁に逆転のランナーを背負う二村、ブルペンは誰も投球練習はなし、先ずこのピンチをサードゴロで本塁封殺、早いテンポで浅いセンターフライ、最後は、サードゴロに仕留めてゲームセット、見事にSSK大会二連覇をはたした。


大会三日間の5試合、エースG山田の故障に始まり、二回戦木村の負傷退場、そして準決勝の竹田の負傷と飛車角金銀落ちの満身創痍の苦しい布陣、しかしながらベンチの層の厚さと準備の良さに救われた。とくに投手陣は5試合で7失点(自責点6)で防御率1.44の抜群の成績、早い回での大量得点にも助けられたが優勝の原動力となった。打線では二番永井のつなぎとチャンスメイク、木村の穴を埋めた野依のバッティングなどがあるが、一番の良さは気持ち。思い起こせばスポニチ大会の開会式の森林公園の入場行進が素晴らしく心を合わせて大きく手を振っている印象が今でも筆者のまぶたに焼きついている。あの大会こそ決勝戦に進めなかったがプレーに自信が満ちあふれ勝ちパターンを形成しつつある時であった。その後も入場行進は、どの大会でも愛知尾州ボーイズ史上最高の出来であり戦績が連動しているのは偶然とは言えない。やはり普段の行動が変われば結果はついてくるということを身をもっておしえてくれた。

これで8/2から大阪での選手権大会、8/9から東京での全日本中学野球選手権大会とハードなスケジュールが待っているが最高の夏休みが待ち受ける!

最後に
”覇権を獲得するのは難しい。覇権を続けて奪うのはさらに難しい!”
プロ野球の草創期に活躍され巨人・西鉄・大洋・近鉄・産経の監督を歴任された故三原脩さんの言葉である。
SSKさんの優勝旗がわずか一週間の間をおいて愛知尾州に戻ってきた。飾らせていただいている普段からお世話になっている中伝毛織さんの食堂の居心地が満点なのかもしれない。

おめでとう!愛知尾州ナイン、いつも応援してくれている父兄さんにあらためて感謝しよう!
(W)

2014年6月29日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○6-0●愛知瀬戸ボーイズ
愛知尾州 二年連続 夏の選手権出場!
小松 快投乱麻!愛知瀬戸打線を翻弄(ほんろう)
K山田タイムリー2本!試合を決めた!
向井 長打一閃!先制タイムリースリーベース!
永井のつなぎの2犠打は得点への架け橋!

>>>スコアボード
最終日を迎えたSSK大会、今日のカードは、
準決勝
第一試合 東海ボーイズ VS 愛知知多ボーイズ
第二試合 愛知瀬戸ボーイズ VS 愛知尾州ボーイズ
決勝
第一試合勝者 VS 第二試合勝者
の3試合、組み合わせ抽選の際にシードされた4チームのうち2チームが敗退となり春からのコンディションづくりの難しさを痛感させられる。また導入されて2大会めの投球制限統一ガイドラインの影響も各チームのベンチの采配に少なからずあたえていると推測される。

まずは全国切符の争奪戦となる準決勝、第一試合は春の全国の覇者東海ボーイズさんとサークルKサンクス大会からぐんと調子を上げてきた愛知知多ボーイズさんとの対戦、点差ほどの差はなく、壮絶な死闘が展開され東海ボーイズさんが逃げ切り一枚目のチケットを手にした。第二試合は、愛知尾州と昨日、優勝候補筆頭の第二シードの尾張ボーイズさんをシャットアウトで退けて、準々決勝 愛知知立ボーイズを接戦の末に勝ち上がってきた勢いに乗る愛知瀬戸ボーイズさんの対戦。当初予定の愛知教育大学グランドが変更となり阿久比球場への移動となる。やはり昨晩の雨の影響なのか、空梅雨ではあるが急な雷雨が心配な季節、急な変更も想定内。スタンド付きの球場になるのはありがたい。準決勝~決勝にふさわしい舞台はととのった!

打ち合いの予想がされる戦いに試合前ジャンケンでキャプテン竹田は、勝って迷いなく先攻を選択、まずは先制点ということで一番竹田は快足をとばして内野安打で出塁、初球を永井が丁寧に送りバントの堅い攻めをベンチは選択、三番向井は二球めをレフト・センター間へのタイムリースリーベースで竹田を迎え入れ、あっさりと先制となる。さらに川上のライトへの大飛球で向井もホームイン、初回に先発小松へ2点のプレゼント。

緊張感漂うマウンドの小松は、昨日以上の出来で尾張ボーイズさんの左腕井上投手を攻略した愛知瀬戸ボーイズさんの打線に立ち向かう。相手を過大評価せず、自分を過小評価せず、立ち向かう!なぜか今日の小松のためのような格言どおりのピッチングに愛知瀬戸打線が術中にはまる。切れ味鋭い変化球が決まり三回までパーフェクト、26球3奪三振のあっぱれの投球にベンチも応援席も安心して見守る。その間愛知尾州攻撃陣は三回K山田のライト前タイムリー、四回は永井の内野ゴロ、向井の犠牲フライと着々と追加点、まるでボディーブローのように愛知瀬戸ボーイズさんの戦意を喪失させる攻撃が毎回繰り広げられる。そのうえを行く小松の快投が四回以降も続く、初の被安打も落ち着いて後続をちぎりテンポの良さに守備陣も淡々とアウトを重ねる。ルールによる最終投球回の六回も見事に抑え、投球数67、被安打2、奪三振4、無四球の無失点でベンチに戻る際に応援席の大きな拍手に迎えられる。

七回は先頭川上のスリーベースのチャンスにK山田の再びのセンター前タイムリーで試合の行方を決め、最終回登板の浅井が三者三振締めで夢にまでみた全国大会出場を完勝でもぎとり、決勝へ進出となった。

小刻みに点を重ねた攻撃陣も見事であったが先発小松のピッチングに尽きる!見事な投球が勝利を引き寄せた。試合後の応援席に先日の練習中にケガを負い残念ながらベンチ入りを外れた三年生山崎に駆け寄る投打のヒーロー小松・K山田から”一緒に全国に行くぞ!”という言葉とハイタッチ!その光景を見れば次の決勝も負けるはずはない!と確信した。
(W)

2014年6月28日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○11-1●稲沢中央ボーイズ
愛知尾州 三連続コールド勝ちでベスト4進出!
向井4打数4安打 チームを引っ張る!
スターター二村 セットアッパー浅井 クローザー竹田 絶好調で最終日へ!
ピンチヒッター此元バースデータイムリーツーベース!
守りと走塁のほころびを修正するべし!

>>>スコアボード
南に下がった梅雨前線のおかげで雨の心配もなくなり、晴れ間さえのぞくコンディションとなった長久手スポーツの杜グランド。SSK大会の他の球場も無事に消化され、最終日ベスト4進出をかけて一塁側に愛知尾州ボーイズ、三塁側に稲沢中央ボーイズが陣取り、13:24試合が始まった。

この試合も先攻の愛知尾州は、初回に稲沢中央一年生のサウスポーの先発投手に襲いかかる。ワンアウト後に松下ツーベースヒット、向井センター前ヒット、川上フォアボールのフルベースのチャンスにK山田のコンパクトにピッチャー返しのセンター前タイムリーヒットで先制、稲沢中央さんの守備の乱れでさらに2点を追加しつごう3点をとり早くも主導権を握る。

二回も竹田のバントヒットを足場にスチールをからめて向井のタイムリーツーベース、川上のセンター前タイムリーにワイルドピッチと3点、四回は向井が先頭でチャンスメイク、レフト・センター間のツーベースで出塁、ツーアウト後に三塁進塁の向井を二村のセンター前タイムリー、野依の技有りのレフト線のタイムリーツーベース、永井のセンター前タイムリーとやはり3点の追加、五回はツーアウト一・二塁のチャンスに本日バースデーのピンチヒッター此元は追い込まれながらもレフト・センター間へタイムリーツーベースで松下と川上が相次いでホームインで二桁11点と試合を決めた。投げては先発二村は三回を1安打2奪三振の1失点(自責点0)、二番手浅井は一回 12球、三番手竹田は一回10球でともに無失点とまとめてSSK大会一回戦からこの準々決勝までの三試合をすべてコールド勝ちとし最終日ベスト4進出となった。

直近の春日井市長杯大会こそ準々決勝敗退で最終日進出こそ逃したが、これで昨秋の新チーム結成以来の参加の公式戦9大会のうち7度めのベスト4進出となった。戦績は25勝6敗。一番竹田の出塁からクリーンアップが返し、堅い守りと継投で逃げ切る勝ちパターンが定着しつつある。春の東邦ガス大会の準決勝に敗れ全国行きを逃したがこの忘れ物を取り戻す機会を自らつかんだ愛知尾州ナイン、明日も下級生と父兄さんの大応援団の大声援の後押しがある。まず準決勝で全国切符を、そしてSSK大会の二連覇をつかもう!
(W)

2014年6月28日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○8-0●愛知長久手ボーイズ
愛知尾州 好調持続!コールドでベスト8進出!
向井 先制タイムリー!
川上 弾丸ライナー1号ソロ!
小松ー伊左次でシャットアウト!

>>>スコアボード
SSK大会も二日めを迎えて全チームが登場となる。先週に一回戦を勝ちあがった愛知尾州の二回戦の相手は愛知長久手ボーイズさん。グランド担当として今日も早朝よりグランド整備に駐車場案内に多くの父兄さんがこなされていた。夏至を過ぎてちょうど一年の折り返し地点となる。年中で一番紫外線の強い時期、応援のお母さん、紫外線対策を入念にしてください。サッカーW杯は、残念ながら日本代表は16強進出ならず、競技は違えどやはり負けることは悔しい。リーグ戦とトーナメント、上に行くには負けられない状況は同じで流れは一瞬で変わり、手放せば戻ってこない。

昨夜からの降り続いた弱い雨で試合の決行が心配されたが水捌けのよい長久手スポーツの杜グランドで予定時刻より少し早い8:49にプレーボール!先攻愛知尾州一番竹田はショートゴロエラーで出塁、いつもの先制のパターンかと思いきや、竹田が二塁盗塁死でワンアウト。二番永井はデッドボールで出塁、打者向井の際にけん制アウトでまたしてもチャンスを逸するかと思われたが何とボークで二塁へ進塁、竹田の盗塁死に永井のボークでの出塁でいってこいの状況で三番向井がセンターオーバーのタイムリーツーベースで永井余裕のホームイン。川上フォアボールのチャンスに五番抜擢K山田は、ライト前へのタイムリーとたたみかけ初回に2点が入る。

先発小松は丁寧に低めをつくピッチングで初回・二回と22球の打たせてとり、早いテンポで守りのリズムにもよい影響を与える。

三回、愛知尾州に待望の追加点、ツーアウトランナー無しから四番川上がレフトへの弾丸ライナー!そのままスタンドに飛び込んでソロホームラン、二塁まで全力疾走の川上は審判さんにうながされてホームイン、3ー0と愛知長久手さんを突き放す!

小松は引き続き快調。四回に初めての連打をあびるが落ち着いて三振、セカンドゴロに打ち取り無失点でマウンドを伊左次にゆずる。打線は四回に爆発、途中出場ダメ押しのさらにダメ押し男の野依のスリーベースを足場に松下の送りバントから竹田のタイムリースリーベース、永井、向井のフォアボールをはさんで川上がとどめのタイムリーツーベースで5点のビッグイニング、伊左次が最終回をキッチリまとめて8ー0の一回戦に続いての連続コールドで午後からの準々決勝に進出となった。

この日は登録メンバー以外の選手も応援に参加、大勢の応援団の前での勝利の報告、大声援で迎えられる愛知尾州ナイン、全国まであと二つ!
(W)

2014年6月21日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○11-4●愛知木曽川ボーイズ
愛知尾州 近隣対決制して二回戦進出!
初回 打者一巡の猛攻で先制!
K山田 鬼の形相タイムリースリーベースで引導を渡す!
ピンチランナー此元・野依好走塁!
最後は小松が締めた!

>>>スコアボード
この世代の愛知県西支部はハイレベル。レギュラーのタイトルホルダーチームが5チーム、昨秋の毎日新聞大会、ミズノ大会、中日本ブロック選抜大会、記憶に新しい春の全国大会、スポニチ大会の輝く五冠の東海ボーイズさん、東邦ガス大会制覇の尾張ボーイズさん、昨秋の式年遷宮奉祝 神宮奉納中学生三重大会、直近の春日井市長杯大会制覇、二冠の春日井ボーイズさん、5月のサークルKサンクス大会制覇の愛知知多ボーイズさん、そして中日本大会、美方レインボー大会とやはり二冠獲得の愛知尾州ボーイズと持ち寄られたタイトルは11個、12個めのタイトルは、どのチームに行くのか。そして注目の夏の全国大会への出場権を獲得するのはどのチームか、興味つきない大会がいよいよ始まる。豊田運動公園野球場の開会式、いつもどおり愛知尾州ナインの力強い行進が今日も行われた。たかが行進ではないチームがそろって心一つにしないと立派な行進はできない。もう試合は始まっている!

豊田運動公園野球場を後にして到着したのは森林公園野球場、相手は愛知木曽川ボーイズさん。創部間もないチームではあるがホームタウンは同じ一宮市、公式戦での対戦は初めてとなる。

第一試合の名古屋名東さんと愛知津島さんの対戦を見届け、12:45すぎにベンチにはいる愛知尾州ナイン。開会式での連盟本部 中日本ブロック長惣田 敏和さんより”中学生とくに三年生の皆さんとっては最後の全国大会出場の機会となります。精一杯のプレーをし、この中の2チームと8/2の大阪舞洲スタジアムで会いましょう!”と力強い激励の言葉をいただいた。ここから始まる全国への道、サイドノック、シートノックをすませていよいよ13:24に水谷チーフアンパイアのプレーボールがかかる。

先攻をとった愛知尾州の先頭竹田は、見事な集中力で初球をたたき、ライト・センター間へのスリーベース、早くも大チャンス。二番永井は3球めをライト前へタイムリーでわずか4球で先制点をあげ、さらに打者一巡の猛攻でK山田の全力疾走のショートへのタイムリー内野安打などで4点がはいり試合の主導権を握る。さらに二回は向井のタイムリー、四回には二番永井から打者11人の攻撃で川上のライトオーバータイムリースリーベース、仕上げはK山田のやはりライト・センター間へのタイムリースリーベース、二塁を回り三塁へ進む際は、まさに鬼の形相。いつもの穴のあいた風船のような顔から一転、全国への意気込みが感じられた。

四回表を終わって11ー0と大差がついたが投げては先発のG山田ー浅井ー真野とリレー、真野は、エラーなどから4失点と乱れたが球自体の調子はOK、急きょリリーフの小松は順調、最終回は三者凡退で抑えて来週の二回戦に危なげなく進出となった。

この試合、大差がついたため犠打・犠飛はなかったがピンチランナー此元、途中出場からバッターボックスに立った野依がいずれも好走塁をみせてチャンスのお膳立てをするなど全国予選への仕上がりの良さを見せつけてくれた。

世間はサッカーのワールドカップで大騒ぎとなっているが、ボーイズリーグの熱さも負けていないところを是非、来週もみせていきたい!
(W)

第21回春日井市長杯争奪東海大会

2014年6月8日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ●2-3○尾張ボーイズ
愛知尾州 惜敗にも収穫有り!
公式戦連勝は11でストップ!
>>>スコアボード
4/13  スポニチ大会準決勝  愛知尾州1ー3尾張
5/  5 中日本大会準決勝   愛知尾州3ー2尾張
現世代レギュラーチームの尾張ボーイズさんとの対戦成績である。いずれも僅差の攻防でお互いに神経をすり減らす戦いが繰り広げられた。そしてこの春日井市長杯争奪東海大会の準々決勝で三たび相まみえることになった。本日の二回戦の夜明け前スタジアム第二試合の尾張ボーイズさんVS東濃ボーイズさんの戦いは、終盤に尾張ボーイズさんが底力を発揮し最終回の逆転で勝ち上がった。

曇天の夜明け前スタジアム、14:17に臼井プレートアンパイアのプレーボールがかかり試合は始まった。

先攻愛知尾州、先頭竹田、二番永井の好球必打も実らず4球でツーアウト、しかし春からの愛知尾州は、ここから点を取るケースも多い。その後向井フォアボールからスチール、川上もじっくり見極めて連続のフォアボールで一・二塁と詰め寄るが期待のG山田は、ショートゴロで無得点。その裏G山田は、三者連続三振と素晴らしい立ち上がり、両チーム先発投手が二回まで抑えて、試合は中盤に入る。

均衡を破ったのは愛知尾州。先頭竹田がレフト線への打球、俊足をとばして二塁へ、尾張ボーイズさんレフトからセカンドへの返球も無駄なく返ってきたが竹田の脚が勝った。続く永井は2球めを送りバントで竹田は三塁進塁、このチャンスに向井がセンターへ高々と犠牲フライで竹田生還、三度目の対戦で初めて愛知尾州が先手を取った。続く四回にこの試合最大のポイントが訪れる。愛知尾州は先頭G山田がデッドボール、続く二村フォアボール、さらに苦渋の選択K山田へのピンチヒッター水谷の絶妙の送りバントは、内野安打となりノーアウトフルベースの絶好の追加点のチャンス。愛知尾州が動けば尾張ベンチも動く、ピッチャーにエースの井上の投入、絶体絶命のピンチに井上投手は、野依をキャッチャーフライ、松下をライトファウルフライ、竹田を三振に切ってとりマウンドに仁王立ちでピンチの芽を摘みとる!

チャンスを逸した後にピンチ有り!快調に投球を続けていたG山田が折り返し点の四回に捕まる。ワンアウト後に初の長打をきっすると下位打線の連打をあびてあっさり逆転をゆるす。一転追いかける立場になった愛知尾州は、六回に先頭二村のライト線ヒット、木村のライト・センター間ツーベースでノーアウトニ・三塁のチャンスをつくる。ピンチヒッター後藤は豪快に振り抜くもサードゴロでワンアウト、続く松下は粘って6球めを前進守備のセカンドへのゴロ、スタートよく二村がホームを陥れ、難攻不落の井上投手から得点しついに同点に追いつき試合を振り出しに戻す!互角の熱い戦いに曇天の中津川の空も雨の降り出しを待つ。

同点後の六回裏は、竹田がマウンドに。苦しい中ランナーを二塁まで進められるが踏ん張って無得点、最終回愛知尾州は期待の上位打線も永井・向井・川上と三者凡退、総力戦の中、その裏のマウンドは二村、ワンアウトをとるものの連続の長打をあびてサヨナラのランナーがホームをかけて熱戦に終止符がうたれた。

尾張ボーイズさんの豪腕井上投手を相手にして守って、守って互角の戦いを演じた愛知尾州、決して下を向く必要はない!公式戦の連勝がストップしたが多くの収穫はあった。今大会、継投でのぞんだ三試合で失点は、わずかに3点、持ち味を充分に発揮したことは今後に必ずいきる!二週間後に迫った選手権予選、尾張ボーイズさんとの四度めの対戦をするためにそれまでは負けられない!愛知尾州ボーイズ選手全員と周りで支えてくれている皆さんの力を結集して総力で挑む!

最後に藤川監督の試合後のミーティングの言葉を記す。
”道具の手入れをキチンと行うこと、その道具に自分の心が表れる。”
(W)

2014年6月8日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○7-0●高岡ボーイズ
愛知尾州 コールドでベスト8進出!
真野ー伊左次ー浅井 お見事!ノーヒット・ノーランリレー!
打球判断!守備位置判断を的確に!

>>>スコアボード
春日井市長杯大会二回戦の愛知尾州の会場は、中津川公園野球場夜明け前スタジアム。正式名称は中津川公園野球場、愛称は夜明け前スタジアム。愛称は完成時に一般公募され、この名前に決まった。中津川市馬籠出身の島崎藤村の小説”夜明け前”に由来する。夜半の雨で天気が心配されたが水捌けのよい素晴らしい球場、両翼は100メートル、センターは122メートルのプロ野球なみの施設、センター後方には恵那の山並みがそびえ立つ自然いっぱいの中津川公園野球場、昨年の春日井市長杯大会でも試合をし雨中戦が記憶に新しい。

二回戦の相手は北陸支部の高岡ボーイズさん。試合は、珍しく後攻となった愛知尾州、先発は昨日温存の真野、フォアボールを一つ与えるものの奪三振2で上々の立ち上がり。しかしその裏、愛知尾州も高岡ボーイズさん先発右腕投手にタイミングが合わずにわずかに8球で三者凡退と静かな立ち上がりとなる。

続く二回も真野は快調、デッドボールのランナーのみで抑えて無失点で味方に攻撃を託す。その裏愛知尾州は木村のデッドボールを足場に二村のフォアボール、K山田のレフト前ヒットでワンアウトフルベースのチャンス、ここで八番竹内の一打はセンターへのライナー、残念ながら三塁ランナー木村が打球につられて飛び出しでタッチアップならず、ランナー木村、コーチ新田の二人のミス。もう一度あらゆる打球に対しての対応を頭の中に入れること、記録に表れないエラーである。この後、好投真野に早くもピンチヒッターの此元、打ちたい気持ちをグッと我慢のフォアボール、押し出しで木村ホームインで先制となる。結果得点となったが竹内の犠牲フライで得点となればこの後の展開は違った形となったと推測される。

三回からは伊左次が2イニングを苦しみながらもノーヒットで無失点、五回は浅井が昨日の汚名返上のピッチング、切れ味鋭い真っ直ぐ主体の投球で三者凡退、よい形で攻撃陣につなぐ!

五回裏、愛知尾州は川上が三遊間を抜くヒット、G山田送りバントで川上が二塁進塁、パスボールのワンアウト三塁のチャンスに途中出場野依が前進守備の高岡ボーイズさん内野陣をあざ笑うかのように二遊間を抜くヒットで待望の追加点。好調維持の二村はライト・センター間のタイムリースリーベース、勢いに乗ってK山田もセンター前タイムリー、ピンチヒッター後藤・竹田の連続フォアボールでフルベースに松下の2点タイムリー、打者一巡の川上の5球めにパスボールがあり竹田がホームインで7点差がついて規定により5回コールドゲームとなり愛知尾州の午後からの準々決勝進出が決まった。

前述もしたが打球判断に加えて守備位置判断も打者をみていく、自分で考え、ベンチを見て一球一球の局面を常に頭にいれていくことが上に行けば行くほど要求される。投手陣に関しては昨日からというより中日本大会から絶好調、継投がはまりベンチの望むものも満たされている。この試合では三人のリレーでノーヒット・ノーランを五回ながら達成、準備八割という言葉があるが投手陣に浸透している。
(W)

2014年6月7日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○5-2●岡崎葵ボーイズ
愛知尾州 公式戦10連勝!愛知県東支部春の全国出場チーム岡崎葵ボーイズに粘勝!
G山田(勝利投手)ー小松(ホールド)ー伊左次(ホールド)ー浅井(ホールド)ー竹田(ホールド)ー二村(セーブ)得意の継投!
永井のバックホームで同点阻止!
竹田勝ち越し、向井突き放す、川上とどめのタイムリー!

>>>スコアボード
ジメジメした季節がやってきた。梅雨入り宣言された東海地方、まとわりつくような湿気だがボーイズリーグのシーズンは、ここからが後半戦、愛知尾州にとっては、この春日井市長杯争奪大会に結果を残して21日からの選手権予選に臨む!

春日井市民球場の開会式から、ここトヨタ健保グランドに移動、初戦の相手は、愛知県東支部春の全国大会代表の岡崎葵ボーイズさん。2月に練習試合のお相手をしていただいたチーム、雨あがりのグランドをスタッフ・父兄さんに懸命に整備をいただき試合をさせていただいた。その時からの成長をぜひ見ていただこう!

曇り空の下、正午を幾分か過ぎた12:17のプレーボール!先攻の愛知尾州不動のトップバッター竹田は変化球を見極めた3球めの真っ直ぐをフルスイングすると打球はライト・センター間へ速い球足となり一番深いところへ快足をとばしてスリーベース、一挙にチャンス到来でワンアウト後に三番向井のライトへの犠牲フライで先制、さらに川上フォアボール、G山田のセンター前ヒットのチャンスに木村がファーストゴロで初回は、1点どまり。

先発はG山田、公式戦の登板は中日本大会以来、すこし高めに浮いたところをワンアウト後に二番・三番打者に連続の長短打ですぐさま同点に追いつかれる。愛知県東支部で二年連続で春の全国大会出場チームの岡崎葵ボーイズさん、簡単に終わらない。しかしG山田もその後をキッチリ抑えて初回は互角の攻防で終える。

二回の愛知尾州は、先頭二村がレフト前にクリーンヒット、ワンアウト後に松下が送りバントで二塁に進めると初回に続いて竹田が今度はコンパクトにセンター前へ。パスボールで三塁に進塁の二村が生還で勝ち越し、しかしその後も続かず1点どまり、その裏から両チーム投手陣の粘りの投球が展開される。愛知尾州は、二回・三回G山田がランナーを背負うがゼロ封、四回は小松が引き継ぐが先頭にツーベース、その後にもセンター前にヒットを浴びるがセンター永井のバックホームで二塁ランナーのホームインをゆるさず!これで小松が立ち直り、やはりゼロ封。五回は伊左次がバトンを受けてランナーゆるすが無失点、岡崎葵ボーイズさんは、先発右腕投手の続投でやはり愛知尾州に追加点を与えない。ともに塁上をにぎわすが両チーム投手陣の踏ん張りで愛知尾州1点リードで終盤の六回に突入する。

六回愛知尾州はツーアウトランナー無しから二村フォアボール、スチールの二塁のチャンスにとっておきのピンチヒッターK山田、3球目の一打はサードへチャンスついえたかに思えたところにサードの悪送球で二村のホームインで喉から手が出るほど欲しかった追加点が入る。しかしここも1点どまり。逃げ切り体制でその裏は浅井の登板、こう着状態が続いた後に点が入ると、えてして相手にも入るもの。コントロールに乱れが生じた浅井が失点し再び1点差、ここで竹田をリリーフにおくる愛知尾州ベンチ、わずかに4球でピンチ脱出し最終回へ。その勢いのままワンアウト後に一番竹田から永井、向井、川上の4連打で2点をあげて試合の行方を決める。最後のクローザーは二村、早いテンポから相手に的を絞らせず登板した6人の投手で唯一の三者凡退で締めくくり5ー2で岡崎葵ボーイズさんに勝利、翌日の二回戦に進出した。

試合時間は2時間2分、三者凡退はお互いに一度ずつ常に塁上にランナーがおり投手にとってはいかに粘れるかという課題を与えられたような登板となった。美方レインボー大会の優勝から約一ヶ月、ワンサイドに終わった試合もあり、今日のような接戦も久方ぶり、よい経験になったことと推察する。今大会は投球制限統一ガイドラインの採用はないが、今日のような継投に対する準備は必要となる。初戦という重しで記録に表れないミスがいくつか見られたが投手陣の粘りが上回った。喜ばしいことにこの勝ちで公式戦10連勝、梅雨空と毛虫を吹き飛ばす内容を明日も期待する。
(W)

第6回(公財)日本少年野球美方レインボー大会

(中学生の部)
2014年5月11日 決勝 愛知尾州ボーイズ○11-1●若狭高浜ボーイズ
愛知尾州レギュラー 公式戦9連勝で美方レインボー大会 初優勝!

二村 均衡破先制タイムリー!
代打水谷  技ありの追い打ちタイムリーが効果抜群!
胴上げ封印、選手権予選までとっておく!

>>>スコアボード
流れの潮目をみきわめるのは戦いの最中であれば難しい。結果をみればあのプレー、あの一球と言えることがあるが、しかしこの決勝戦においては、大変わかりやすかった。

準決勝の第二試合、若狭高浜ボーイズさんと愛知小牧ボーイズさんの戦いは、追いつ追われつの大熱戦、七回・二時間を越えて抽選にもつれ込んだ。結果、若狭高浜ボーイズさんの結果進出が決まる。春全国制覇を出した愛知県西支部のチームが二試合続いて負けるわけにはいかない。愛知小牧ボーイズさんの心も背負って試合にのぞむ。試合開始の3分前に本部席にジュニアの結果速報がはいり愛知尾州ジュニアチームの二年ぶり四度めの優勝が決まる。負けられない!

先攻愛知尾州、若狭高浜さん先発右腕投手の早いテンポに一回三者凡退、二回は川上にヒットは出るが続かない。三回も三者凡退、投げては先発連投の小松が負けじと三回をヒット、フォアボールのランナーをゆるすが向井の三塁盗塁刺しなど川上のスライディングキャッチなど守備陣の好プレーでゼロ封と互角の前半戦を終える。さすがに中日本大会にて全国制覇の東海ボーイズさんと互角の勝負をした若狭高浜ボーイズさん、福井県支部の強豪、三回までは押され気味の愛知尾州であったが三回裏終了時のワンプレーが流れを愛知尾州に引き寄せる。

三回裏のチェンジとなったプレーは、若狭高浜さんのツーアウト一・二塁からのダブルスチールの敢行、小松の投球を素早く三塁竹田に送った向井の正確さ、ゆっくりと間に合ってチェンジ、そして四回表に思いもよらぬ猛攻が展開される。

先頭二番松下に若狭高浜さんの先発投手がストライクが入らない。フォアボールでノーアウトランナー一塁、先頭バッターのフォアボールは統計的にも得点になりやすい、三番向井の一打はレフトに、深い守備位置のレフト前進を重ねるもヒットで一・二塁、四番川上にベンチの指示は送りバント、絶妙の打球が投手と三塁手の間にころがり内野安打、先制の大チャンスが広がる。迎えるG山田はボール気味の速球に空振りの三振、ノーアウトフルベースは最初のバッター次第とも言われるが続く二村が粘りに粘って変化球をライト前に運んで二者生還の先制タイムリー、緊張の糸がきれたか若狭高浜さんの守備陣がK山田、竹内の内野ゴロにエラーを重ね、ピンチヒッター水谷が流し打ちの技ありのレフト前タイムリー、竹田は豪快にレフト・センター間へのタイムリースリーベース、さらにパスボールで竹田ホームイン、ランナー無しとなっても打者一巡後に松下レフト前ヒット、向井センターオーバーツーベース、川上デッドボールのフルベースに1イニングに二度アウトになるものか!G山田のレフト線タイムリーツーベース、つごう11点の超ビッグイニングの完成、その裏は浅井から竹田とつないで失点1も規定により四回コールドで若狭高浜ボーイズさんを下して前身のレインボー大会から参加して15年、美方レインボー大会と名前がかわってから6年めでレインボー大会初の優勝をきめた。また前述のとおりジュニアも二年ぶりの優勝を決めて二本の優勝旗が同時に初めて木曽川を越えた。

この日第一試合は川上さん、第二試合は山崎さん、少ない16名のベンチ入りということで外野のボールボーイをつとめていただいた、ありがとうございます。ベンチワークにおいて大変たすかりました。また本日は母の日、形あるものを送り日頃の感謝を表すことも大事だが優勝という自分たちだけが努力・精進のうえに獲得した形のないものではあるがきっと今日応援に来てくれたレギュラー・ジュニアの綾戸智絵、いや間違えました上戸彩のお母さんたちには十二分に伝わったのではないだろうか。レギュラーチームは大会会長の齋藤会長から祝辞で述べられた選手権予選で勝ち抜くことが当面の目標、またチームとしては同一年度でレギュラー・ジュニアと二つの世代の優勝旗を獲得することができた。11月に行われる愛地球博記念アシックス旗争奪一年生大会で優勝すればチーム史上初の三世代優勝となる。佐藤監督の双肩に期待がかかる。

二日間の美方レインボー大会、大会運営を支えられた美方ボーイズさんをはじめ福井県支部の他のチームの皆さんのおかげもあり優勝することができました。両日ともに快晴で三方五湖の湖の水面に映る景色、山々の稜線の美しさ、新鮮な海の幸、そして迎えていただいた皆さんのあたたかい心にあらためて感謝申しあげます。これをお読みいただいた皆さんの心に虹の架け橋がかかることをお祈りいたします。
(W)

2014年5月11日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○4-2●菰野ボーイズ
愛知尾州 二大会連続優勝に王手!
竹田の快足で先制!中押し!
浅井 再三のピンチ脱出 先発の役目!
ライナーはバック!状況判断を的確に!
川上 トドメの犠牲フライ!

>>>スコアボード
光る海!光る大空!光る大地!

美方レインボー大会の二日め最終日は、快晴の空から始まった。二日間の晴天は久々のこと、きっと関係者の強い思いが気圧配置をかえてくれたのだと思いたい。今回もジュニアチームも帯同、レギュラー同様に一回戦4ー3、二回戦11ー0と勝ち上がり同じく最終日に進出した。津田副代表、東監督の新スタッフでの初陣を見事に飾って、こちらも優勝の期待がかかる。

レギュラーの決勝進出をかけた相手は三重県支部の菰野ボーイズさん、普段も練習試合でお世話になっているチーム、お互いにベストを尽くし試合結果は?

初回先攻の愛知尾州は、先頭竹田がデッドボールで出塁、スチールの後に二番水谷の送りバントで三塁進塁、三番向井の三振の際にキャッチャーがわずかにそらしファーストに送球の間に竹田が快足をとばしてホームイン、集中力を欠かさない竹田の走塁にあっぱれ!ノーヒットでの先制となる。

先発は浅井、ひさかたぶりのまっさらなマウンド、初回ランナーを背負うが無失点で切り抜ける。二回愛知尾州にノーヒットでの追加点のチャンス、ワンアウトフルベースから松下の打球は、サードへの痛烈なライナー、三塁ランナーK山田打球につられて飛び出しダブルプレー、絶好の得点機を逃す。

その後は愛知尾州、菰野の両先発投手の投げ合い、愛知尾州浅井は毎回のランナーをゆるすが再三のピンチにも動じずホームを踏ませない。菰野先発投手は、変化球を主体に愛知尾州打線に的をしぼらせない投球に両チームベンチ・スタンドの父兄さんも目が離せない。四回終了後のグランド整備後に試合がようやく動く、五回表ワンアウト後に松下フォアボール、竹田のレフト前ヒット、代打G山田のサードゴロでそれぞれ進塁、向井のフォアボールでフルベース、四番川上の打席に再度のパスボールで竹田が生還で待望の追加点、川上フォアボールでまたまたフルベース、期待のK山田は見逃し三振で三者残塁でダメを押すことができない。

五回からは小松が登板、簡単にツーアウトをとったあとにヒットを打たれボーク、その後にタイムリーで再び1点差、六回表の愛知尾州はワンアウト後、野依のフォアボール、小松送りバントのチャンスに松下のライト前タイムリーで2点差に突き離すが菰野の粘りも尋常ではない。その裏に1点をとり最終回へ。

七回の上位打線、向井のライトオーバースリーベースに川上追い込まれながらセンターへ高々と犠牲フライで向井が還る。2点のリードをもらった小松は最終イニングをフルスロットル、三者凡退で愛知尾州は、美方レインボー大会レギュラーの部三年ぶりの結果進出となった。試合後に20キロ離れた上中球場からジュニアチームの準決勝大勝のメールが届く。平成20年からの美方レインボー大会史上初のレギュラー・ジュニアの兄弟優勝にダブル王手がかかった。
(W)

2014年5月10日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○8-1●岐阜羽島ボーイズ
愛知尾州 最終日6大会連続の進出!
粘投 真野公式戦初勝利!
好走塁 野依 パスボールで二塁から生還!
四番めの打者 K山田 引き離すタイムリー!
竹田・水谷スリーベースの共演!

>>>スコアボード
”勝ってかぶとの緒をしめよ!”
”おごるなよ 丸い月夜も ただ一夜”

先人の残した言葉には意味深いものが多くある。中日本大会から一週間、心配された気の緩みは、ありがたいことだがないとみた!いい意味で切り替えてくれた選手がよりいっそう頼もしくみえる。

一回戦大勝のあと迎える相手は、直前の第二試合に若狭ボーイズさんを退けた岐阜羽島ボーイズさん、ホームタウンは木曽川をはさんだ対岸の対決がここ若狭・小浜の地で繰り広げられる。

珍しく後攻の愛知尾州、公式戦初先発の進境いちじるしい真野がマウンドへ。テンポよく投げ込む姿に味方守備陣も好プレーで応える。三回山崎がライト前の当たりを飛び込んでファインプレー、攻撃陣は二回、ワンアウト後に竹内のヒット、野依のレフトオーバーツーベースで二•三塁のチャンス。ツーアウト後の岐阜羽島バッテリーのパスボールに竹内に続いて野依もホームを陥れる好走塁で2点の先制、三回にはやはりツーアウト二•三塁のチャンスに四番K山田のセンター前タイムリーでさらに2点の追加、思わずガッツポーズの塁上K山田。一つのプレーに一喜一憂しない姿勢を望む。まだ試合は終わっていないのだから。

四回終了後のインタバル後の岐阜羽島さんの攻撃に、疲れのみえた真野が自らのエラーをからめられて1点を失う。しかしその裏、竹田・水谷の連続スリーベースと四番めの打者K山田の再びのタイムリーで突き離す。野依のタイムリーも出てつごう3点の追加となる。

六回よりリリーフは二村、気合い・休養充分、わずかに6球で三者凡退、その裏先頭松下のレフト線ツーベース、ワイルドピッチで進塁、二村フォアボールで一・三塁のチャンスに竹田のセンター前タイムリーで7点差がついて規定により六回コールドゲームとなり、6大会連続で最終日ベスト4進出となった。
(W)

2014年5月10日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○11-0●京都東山ボーイズ
愛知尾州 怒涛の攻撃で二回戦進出!
三年前決勝の借りは返した!
小松コールドながら完封!
足攻 竹田に向井、川上長打で応える!

>>>スコアボード
今年の美方は快晴、少し風が強いが晴天の空の下、レギュラーの初優勝、ジュニア4度目の制覇を目標に若狭に乗り込んできた愛知尾州ボーイズ。中日本大会チャンピオンとしての振る舞いも要求される。いつもながら開会式の齋藤大会会長のユーモアあふれるご挨拶には選手・役員・選手・スタンドの父兄さんも聞きいってしまう。その中に”全力疾走”というお言葉をいただいた。ぜひ肝に命じて実行してほしい。また中日本大会優勝のお褒めの言葉もいただき一同起立の答礼、印象に残る開会式であった。

開会式会場から若狭・舞鶴自動車道をセンター方向にみる小浜市営球場に移動し、今大会レギュラーの登録は三年生16名、美方レインボー大会初優勝を目指して、全員上戸彩のお母さんの声援をバックに10:31にプレーボール!

先攻愛知尾州、先頭の竹田、俊足を活かしてショート内野安打そしてスチール。松下絶妙の送りバントがやはり内野安打になり三番向井のタイムリーで早々と2点の先制、川上もタイムリースリーベース、スターティングメンバー抜てきのK山田はフォアボール、二村がライトへ犠牲フライでつごう4点の鮮やかな先制攻撃となった。先発小松は味方の先制点をバックに余裕の立ち上がり、ランナーを背負うが守備を信じて打たせてとるピッチングでゼロ封、愛知尾州は、その後の攻撃の手を緩めない。二回は小松のヒットを足場にバッティングの調子が戻った竹田の強く速い打球にショートが反応しきれずにボールは外野に、松下の送りバントが正確に決まりランナー二•三塁のチャンスに向井が再びタイムリーツーベース、川上もやはりタイムリーツーベースと3点、三回は先頭野依のレフト線ツーベースをかわきりに足をからめて仕上げは三たび向井のタイムリーツーベースで3点、四回は、代打山崎のセンター前クリーンヒットから相手エラーもからめて1点と11点のリード。四回裏も小松がキッチリと抑えて規定により四回コールドで二回戦に進出となった。この試合で感じたのは守備力の差、スポニチ大会から10試合、安定感が増してきた。走塁・打撃に加えて守備がついてこれば接戦になったとしても勝機は充分ある。

京都東山ボーイズさんとは、三年前の美方レインボー大会決勝での対戦、その時はサヨナラで悔しい敗戦となったが見事に雪辱、午後からの戦いにも楽しみを残してくれた。
(W)

(中学生ジュニアの部)
2014年5月11日 決勝 愛知尾州ボーイズ○7-0●若狭ボーイズ
愛知尾州ジュニア 3試合連続コールド勝ちで2年ぶり優勝!


東監督初采配、初優勝!
伊左次、圧巻のピッチングでこの大会2勝目
好調森田3安打&先制のタイムリー

>>>スコアボード
決勝まで駒を進めた愛知尾州ジュニアの相手となるのは準決勝1試合目で美方ボーイズさんを5対0の完封で下した若狭ボーイズさん。愛知尾州レギュラーチームも決勝へ進出したとの連絡も入り、レギュラー・ジュニアのアベック優勝も現実味が出てきて盛り上がってきた。晴天ではあるが風が強い中、東監督の初采配初優勝と2年ぶり4度目の優勝を賭けての決勝戦が12:28試合開始。

この大会、初めて後攻め愛知尾州ジュニアの先発は1回戦勝利投手の左腕伊左次。先頭打者を高いライトフライに打ち取ったかと思われたが打球は強風に乗ってライト原の頭上を越えてまさかのスリーベースヒット、いきなりノーアウト三塁のピンチを招く。しかし伊左次は全く動揺を見せず落ち着いた投球で続く打者3人をショートゴロ、ピッチャーゴロ、ショートフライと完璧に抑えて先制点を許さない。

1回裏、愛知尾州の攻撃は先頭北山がセカンドゴロ、続く堀江は内野安打で出塁するが盗塁失敗、3番岩山もショートゴロで3人で攻撃終了。2回表、伊左次はフォアボールでランナーを出すが後続を抑え無失点でなんなく切り抜け攻撃へとつなぐ。その裏、先頭の4番木村が相手センターのまずい守備で出塁、続く原の内野ゴロの間に3塁へ進塁、ここで迎えるのは昨日のヒットで調子を上げてきた森田、豪快に振り抜いた打球は三遊間を抜けヒット、木村ホームインで1点を先制する。コントロールと変化球の切れが良い伊左次は3回表も三者凡退で抑え、この回で予定通り降板。3回を被安打1、無失点と先発の役目を果たす。

3回裏、代打小島がフォアボールで出塁、北山はライト前ヒットすかさず北山はスチールを決めノーアウト2・3塁へ。続く堀江はピッチャー前にスクイズを決め小島がホームイン、意表をついてのツーランスクイズを狙ってランナー北山が3塁を回るが相手捕手の好判断で3塁へ送球されランナー挟まれ惜しくもアウトとはなるが、バッターランナーの堀江は3塁まで進塁してワンアウト3塁とする。続く岩山の内野ゴロの間に堀江が生還して1点を追加し、0対3とする。

4回表からはピッチャー大野に交代、優勝へのプレッシャーからかコントロールが全く定まらない。先頭打者は打ち取るが、続く打者にヒットを許した後、ワイルピッチでスコアリングポジションにランナーを進めたが、後続を打ち取り無失点で抑える。

4回裏は一死から好調森田がレフト線へツーベース、続く宇佐美が送りツーアウト3塁となるが後続が倒れ追加点ならず。5回表ピッチャー玉置へ。内野ゴロ2つと見逃し三振で三者凡退に完璧に抑える。

5回裏は尾州打線がツーアウトから繋がり試合を決める。先頭の玉置、北山と倒れツーアウトから石井がショート内安打を打ちスチールを決め2塁へ。続く岩山が右中間へのタイムリーツーベースで石井ホームイン、木村も右中間へスリーベースを打ち1点、原もタイムリーで1点追加し0対6へ。あと1点でコールド勝ちと盛り上がるベンチの期待を受けて、森田が三遊間へヒット。最後は宇佐美がレフト前にきっちりタイムリーを打って、0対7になり規定によりコールド勝ちで2年ぶりの優勝を決める。試合前に今日は優勝を母の日のプレゼントにすると言っていた選手達の言葉通り最高の母の日のプレゼントとなった。

閉会式後、歓喜上がる愛知尾州ジュニアは初采配初優勝の東監督を胴上げ、コーチ陣、父母代表、副代表と胴上げは続き、最後のキャプテン永井の胴上げまで上中球場は歓喜の渦に包まれた。解散前のミーティングでは東監督及び各コーチから厳しくも気持ちが引き締まる言葉を頂き、7月の第2回愛知県中学生ジュニア大会へ向けて気持ちを切り替えて動き出す愛知尾州ジュニアであった。
(T)

2014年5月11日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○12-1●若狭高浜ボーイズ
愛知尾州ジュニア 決勝進出

>>>スコアボード
初めての宿泊遠征で迎えた美方レインボー大会は、1回戦逆転勝ち、2回戦コールド勝ちで順当に準決勝へ進出した。昨日と同じ試合会場の上中球場での準決勝戦・決勝戦をむかえるが選手達はリラックスムード、準決勝第1試合を少し観戦し、きびきびとアップをこなし準備万端。試合開始前にレギュラーチーム準決勝リードの朗報を聞いて絶対負けられないと気合が入る。ご父兄さんの声援を受け、10:32プレイボール!

先攻愛知尾州は、先頭永井が初球を鮮やかにセンター前に運び出塁したが、後続が相手投手の変化球にタイミングが合わず無得点となる。

先発は1回戦で好リリーフをみせた小沢。先頭バッターをレフトフライで打ち取ったかと思われたがレフト吉川がグラブに当てながらも落球しノーアウト一1塁、2番打者に送られランナー2塁へ、続く3番打者にレフト前にヒットを許しあっという間にワンアウト1・3塁のピンチへ。続く4番打者の内野ゴロの間に1点を失い、簡単にエラー絡みで失点を許してしまう。 

先制を許した愛知尾州は2回表、先頭の原がフォアボールで出塁、続く小沢がキッチリ送って進塁、岩山もフォアボールでワンアウト1・2塁、続く北山はバント失敗後しぶとく三遊間を抜けるヒットを打ちワンアウト満塁へ。このチャンスでラストバッター吉川の当たりはショートゴロ、しかし相手のショートがはじいた間に1点が入り同点、続く永井に期待が掛かるがショートライナーで同点止まりとなる。同点に追いついた2回裏の守りは小沢が三者凡退でキッチリ抑え、次の攻撃へのリズムをつくる。

3回表、先頭の溝口がセンター前ヒットすぐさまスチールを決めノーアウト2塁、木村はファールフライに倒れるが4番後藤がフォアボールを選びワンアウト1・2塁のチャンス。ここで迎えるは昨日のヒーロー5番原。意表を突いてバントを試みるが失敗、追い込まれるが気を取り直して振り抜いた打球は右中間へ抜けタイムリースリーベースで2点追加。続く小沢の時にスクイズを仕掛けるが失敗し、気落ちした小沢は三振でツーアウト。岩山はフォアボールで出塁、相手の牽制エラーを誘い1点追加、続くはこの試合先発メンバーに抜擢された北山がライト線へタイムリーヒットを打ち1点追加、この回4点で5対1と逆転する。 

その裏、小気味よいテンポで投げる小沢が2回に続き三者凡退に抑えて良いムードのまま4回の攻撃へ。4回表は打者一巡のビックイニングとなる。先頭永井が右中間へスリーベース、溝口倒れた後、3番木村は一塁強襲のヒット、続く後藤の内野ゴロの際にまず1点、ツーアウトから絶好調の原がタイムリーツーベース、続く小沢がライトオーバーのスリーベースタイムリー、岩山もライト前へタイムリーを打ちここで4点、続く北山フォアボール、代打畑佐はデッドボールで出塁しこの回2打席目の永井はフォアボールを選び押し出しで1点追加、最後に溝口がダメ押しのセンター前2点タイムリーを打ち12対1と大量リードとなる。

その裏は変わった立石がキッチリ押さえて規定により四回コールドで2年ぶりの決勝進出を決めた。2試合連続のコールド勝ちは素晴らしいが、この試合5度のバンド機会に1度しか決められなかった。この先、チームレベルを上げるには必要不可欠な戦術となるバントの精度を上げるよう日々の練習に取り組んでもらいたい。
(T)

2014年5月10日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○11-0●越前ボーイズ
愛知尾州ジュニア 初回怒涛の攻撃で勝利
溝口・大野・立石・玉置でのノーヒット完封リレー
>>>スコアボード
逆転勝ちで2回戦進出を決めた愛知尾州ジュニアは、第2試合で伊勢ボーイズさんを退けた地元福井支部の越前ボーイズさんと対戦。初戦の勝ちでリラックスムードのなか、明日の準決勝への進出を掛けて14:44に試合開始。

先攻愛知尾州は初回、怒涛の攻撃をみせる。先頭永井がエラーで出塁、続く畑佐が右中間へスリーベースヒットでまず先制、3番木村のエンタイトルツーベースで2点目、後藤セカンドゴロでランナーを進め、岩山四球、原のセカンドフライで相手のまずい守備もあって3点目、続く溝口はライト前タイムリーで4点、立石のセカンドロゴの間に追加点でつごう5点のビックイニングとなった。

先発は溝口。安定したピッチングで内野ゴロを打たせノーヒットピッチング、2回から大野へ交代、変わった大野も2奪三振で3人で押さえ良いリズムで攻撃に入る。打ち出したら止まらない尾州打線は3回表二死から代打石井が四球で出塁、立石の内野安打の際の悪送球で1点、続く堀江はライトオーバーのツーベースタイムリー、永井、畑佐連続タイムリー、木村のライトオーバーのタイムリーツーベースで5点追加し10対0とする。

3回裏から立石が登板、ほぼストレートのみで相手打線を完璧に抑える。 4回表は代打攻勢、代打森田がセンター前ヒット、続く代打吉田が内野安打、宇佐美がレフト前タイムリーで1点を追加して11対0と試合を決める。4回裏は玉置が抑え、規定により4回コールドゲームで明日の準決勝進出を決めた。大量点で打線が目立つ試合となったが、投手陣の溝口、大野、立石、玉置の4投手でのノーヒットリレーは捕手木村を含めて評価に値する内容であった。
(T)

2014年5月10日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○4-3●大阪箕面ボーイズ

愛知尾州ジュニア 逆転勝利

原一振り! 逆転の走者一掃スリーベース
東監督公式戦初采配、初勝利!!

>>>スコアボード

ニ年生としては昨年11月の愛地球博記念アシックス旗争奪ジュニア大会以来の公式戦となるこの大会、ジュニアチームニ年生22名は美浜球場での開会式を終え、試合会場の上中球場へ移動し大阪北支部の箕面ボーイズさんとの1回戦に臨む。試合会場の上中球場は現高校3年世代と現高校1年世代が同じジュニア大会で優勝を決めた相性の良い球場でもある為、この世代も優勝となおさら期待が掛かる。

公式戦初采配となる東監督の檄を受けAM10:08プレイボール。先攻は愛知尾州、一回表、先頭永井が三振、溝口右飛、ツーアウトから木村がライト戦にヒットを打つが後続が打ち取られ無得点となる。

先発は伊左次。先日の中日本大会の決勝での先発を経験したからだろうか、非常に落ち着いた投球で先頭バッターを三球三振、続く2番打者を簡単に打ち取る。3番打者にはヒットを許し続く4番はセカンド後方への飛球、打ち取ったかと思われた打球は風もありセカンド、ショート、センターの間にポトリと落ち1点を許す。しかし落ち着いた投球で続く打者を三振で切って取ってベンチにダッシュで戻る。

先制点を許し追う立場の愛知尾州だが相手左腕の変化球にタイミングが合わずニ回・三回とヒットがでない。しかし先発伊左次も二回・三回を無失点でキッチリ抑え反撃を待つ。

四回表、先頭の木村が左中間へツーベースヒット、続く4番後藤も連続ヒットでノーアウト一・三塁、このチャンスに5番岩山の鋭い当たりは不運にもセカンド正面で一死、続く小沢の時にベンチはスクイズを狙いにいくが小沢が変化球を空振り、飛び出した三塁ランナーが刺されチャンスを潰し無得点となる。その裏、伊左治は変化球を狙い打ちされ連続ヒットで追加点を与え、0対2で後半戦に入る。

5回表、ワンアウトから原が四球で出塁し相手のパスボールで三塁へ。ツーアウトからキャプテン永井のセンター前ヒットで原ホームインで1点を返し1対2、反撃ムードが高まるが、その裏、先頭バッターのヒット、パスボールで1点を相手に与えてしまい点差はまた2点差となる。

取られたら取り返すベンチ前での円陣で東監督の檄を受け、6回表愛知尾州に勢いが出る、まず先頭木村が四球で出塁、続く4番後藤がセンターオーバーのツーベースを放ちノーアウトニ・三塁。岩山も四球でノーアウト満塁となり、続く小沢が振り抜いた当たりは三遊間へ、一瞬抜けたかと思われたが相手遊撃手の好プレーで本塁アウト。続く内藤も粘ったが三振、ツーアウト満塁となるがここ一番のチャンスに父兄さんの応援のボルテージは最高潮!続く打者は原。父兄さんの応援にも後押しされたかのように、相手ピッチャーの代わりばなの球を振り抜いた打球は右中間への大飛球、風にも乗って走者一掃のスリーベースヒットで逆転!4対3と試合をひっくり返す。

6回からピッチャーは小沢に交代、キレのあるストレートで六回・七回を無安打、4奪三振とキッチリ抑え試合終了、二回戦進出とともに東監督に公式戦初勝利をプレゼントした。
(T)

第29回日本少年野球読売杯中日本大会

2014年5月5日 決勝 愛知尾州ボーイズ○5-4●岐阜青山ボーイズ
愛知尾州 4年ぶり二度めの中日本大会制覇!


前世代の忘れ物を取り返す!
ロングリリーフ連投  浅井・ランナーコーチ新田に大会MVP!
二回  木村・二村・代打後藤三連続先制タイムリー!
自慢の継投  伊左次ー真野ー浅井ー二村  リード許さず!
ハッピーバースデー!向井自ら祝うタイムリーで突き放す!

>>>スコアボード
年続けての決勝の大舞台、第二試合途中から降り出した雨が試合前にはあがった。陽射しはないが風もなく絶好のコンディション、三日間で5試合め、疲労が心配されるが、それはぜいたく。この試合を経験できるのは勝ちあがった2チームだけ中日本ブロック中学部108チームの頂点を目指し一塁側愛知尾州ボーイズ、三塁側は第二試合で春の全国チャンピオン東海ボーイズを3ー0で下した岐阜県支部岐阜青山ボーイズが陣取る。愛知尾州が勝てば4年ぶり二度目の栄冠、岐阜青山が勝てば11年ぶりやはり二度目の栄冠獲得となる。

準々決勝から1点差ゲームが続く愛知尾州、思いだしてみると4年前の中日本大会も接戦の連続、準々決勝を伊勢ボーイズさんに2ー1、準決勝は桑員ブルーナインさんに1ー0と僅差の攻防を制して決勝進出した姿がダブる。

先攻愛知尾州は、積極的に打ちに行くが竹田・永井・向井と三者凡退で初回の守りに元気にベンチを飛び出す。準決勝でG山田、昨日までに小松を使い果たし決勝は継投を余儀なくされ先発は伊左次、初日・2日めと登板がなく、決勝のマウンドに立つ!注目の立ち上がり先頭打者をファーストゴロにうちとったかにみえたがカバーが遅れて内野安打に、俊足のランナーを一塁においたが落ち着いて後続を抑えて先発の大役を務めた。打線は二回につながる。ワンアウト後にスポニチ大会からバッティング絶好調G山田がレフト線ツーベースで出塁、六番木村のセンター前ヒットで先制、二村もレフト線へのツーベースで木村一塁から長駆ホームイン、ここで早くも伊左次にピンチヒッターの後藤が初球を振り抜きレフト前へタイムリーで3点がスコアボードにはいる。

二回からは継投で二番手真野、第一試合の緊迫した場面でのデッドボール初球降板から立ち直り、下位打線ではあったが三人を威力充分の速球で内野フライ三つに仕留めて全力疾走でベンチに戻る。三回は上位打線につかまるがここも素早く浅井にスイッチしリードを守る。五回向井のタイムリーツーベース、六回は二村のセンター前タイムリーで着々と引き離すが岐阜青山打線もだまっちゃいない。六回疲れのみえた浅井から2点を返して同点のランナーを一塁に残して二村がマウンドへ、一回戦苦しいながらも抑えてから中一日、3球でピンチを断つ。試合はいよいよ最終回へ愛知尾州は追加点がとれず、この試合も1点差で最後の守りとなるが二村の投球に岐阜青山打線は沈黙、最後の打者の力ない打球がレフトG山田のグラブにおさまりゲームセット!中日本大会優勝旗が二年ぶりに愛知県西支部に、四年ぶりに愛知尾州に戻ってきた。

試合後、歓喜にわく愛知尾州ナインの中で一人感涙にむせぶキャプテン竹田、新チーム結成以来、結果への責任を一人で背負い試行錯誤の毎日、中日本大会優勝というビッグタイトル獲得にその涙もうれしい涙にかわる。今日一日は感激にひたることもおおいにけっこう、しかし明日からは切り替えて次のステージに向かう。この後には夏の全国大会出場という大目標がある。また今年より採用されたジャイアンツカップ出場ポイントで愛知尾州が単独トップに立ち、出場をほぼ手中におさめた。愛知県西支部には前述のとおり全国優勝の東海ボーイズさん、全国ベスト4の尾張ボーイズさんがいて二強を形成し愛知尾州は三位にあまんじていたが今日からは、おこがましいが三強になったかもしれない。真の三強と呼ばれるために明日からの練習が大事となる。今まで以上の厳しい練習と生活態度を身につけて秋までのシーズンを実りあるものにしていこう。三日間の大会中、試合会場が近いという日もあり宿泊遠征にはならなかったがそのことで父兄さんには早起き、運転など負担をしいてしまった。周りへの感謝イコール父兄さんへの感謝をすれば必ず結果はついてくる。



地元に戻っての祝勝会で藤川監督より大会MVPに決勝戦ロングリリーフの浅井  隼翔選手、また全試合三塁ランナーコーチとして的確な指示と元気・明るさをだしてくれた新田  佳史選手の二人が選ばれた。前の試合にも書いたが試合に出るだけが野球ではない、また野球は9人だけでやるものではないということをもう一度考えていこう。新田をMVPに選んでくれた藤川監督に感謝!
(W)

2014年5月5日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○3-2●尾張ボーイズ
愛知尾州 中日本大会二年連続の決勝進出!
松下 一振り!値千金の決勝タイムリー!
我慢の投球 G山田!緊急登板 浅井セーブ!

>>>スコアボード
開会式会場の伊勢市営球場に早朝の6:30に到着、どの選手の顔をみても自信に満ちあふれ、決戦を前にして余分な緊張感は感じられない、頼もしい21名の選手がアップにはいる。最終日を迎えてベスト4の顔ぶれは岐阜県支部の岐阜青山ボーイズさん(中日本大会予選  岐阜県支部一位通過)、愛知県西支部から東海ボーイズさん(春の全国大会優勝)、尾張ボーイズさん(春の全国大会ベスト4)、そしてわが愛知尾州ボーイズ(中日本大会予選  愛知県西支部三位通過)の4チーム、いずれも愛知尾州にとっては格上のチームばかりとなった。曇天の空の下、初の人工芝球場の感触を確かめるために念入りにノックを受けて定刻より30分以上早い8:24にプレーがかかる。

相手はスポニチ大会準決勝で惜しくも敗れた尾張ボーイズさん、1ー3の僅差の穴をどこまで埋めることができたのか、ジャンケンに勝って先攻の愛知尾州は、最終日まで温存の尾張ボーイズさん先発の支部No.1左腕の井上投手に相対する。竹田・永井と好球必打も凡退、ツーアウト後に向井センター前ヒットがでるが川上ショートゴロで攻守交代、愛知尾州先発もやはり温存のG山田、立ち上がり球が走らず二番打者にツーベース、四番・五番に連続ヒットで1点の献上、さらに六番打者の打球は力なくレフト前にとぶが野依がスライディングキャッチでスリーアウト、最小失点で切り抜ける。二回・三回はこう着状態で共に無得点、次の1点がどちらに入るかが試合を左右する大きなポイント、四回裏尾張ボーイズさんに大きな追加点、下位打線のつくったチャンスに九番バッターのセンター返しが抜けて二塁ランナーホームインで0ー2と尾張ボーイズさんリードでグランド整備にはいる。

五回表愛知尾州は先頭二村が粘りに粘ってフォアボール出塁、野依残念ながら送りバントはキャッチャーへのファウルフライ、次打者松下も送りバントへのトライはピッチャー前に決めて二村は二塁進塁、一番竹田にベンチ・応援席の期待はかかったがセカンドフライで無得点、これで尾張ボーイズ井上投手は規定にゆり降板、ホームが遠い。

六回愛知尾州にこの試合唯一のチャンスがめぐってくる。尾張ボーイズさんかわったリリーフから永井フォアボール、向井ライト前にヒットの一・二塁で四番川上への指示は送りバント、ピッチャー前への打球に振り向きざまに三塁への送球は間一髪アウト!水谷三塁塁審のコールがしんとなった球場にこだまする。五番G山田のショートゴロがエラーとなってワンアウトフルベース、六番木村はピッチャーゴロで万事休すかと思われたが本塁封殺のみ、準決勝にふさわしい手に汗を握る攻防、七番二村きわどい投球をみきわめてフォアボールで川上生還で1点差、ここで切り札K山田のカードをベンチは切る、ここもじっくりみきわめてフォアボール、K山田小躍りしてファーストへ向かいG山田が同点のホームイン、続く松下はセオリーどおりに初球を一振り、三遊間を速い打球が抜けて木村が逆転のホームインでついに試合をひっくり返す。その裏G山田最後のイニング、二本のヒットでツーアウト二・三塁のピンチを攻めの投球でセカンドゴロに討ち取り、虎の子1点のリードを守る。

最終回愛知尾州は、永井がレフトオーバーの打球に走って走ってスリーベース、ノーアウトの絶好の追加点のチャンス、向井の速い打球はセカンド正面で永井動けず、川上の二球めのスクイズ敢行もバッテリーに読まれ永井三本間で封殺とチャンス逃して最後の守り、リリーフは真野、しかし初球変化球が抜けてデッドボール、同点のランナーをゆるす。急きょリリーフの浅井がヒットをからめられピンチを迎えるが何とかしのぎ新チーム結成以来初の決勝進出を決めた!決してあきらめないプラス思考のマインドが逆転をよんだようにみえた準決勝第一試合、一時間半の試合時間ではあったが全国大会ベスト4の尾張ボーイズさんと互角に渡り合い、勝利という結果をもたらせてくれた愛知尾州ナイン、東京ドーム行きのチケットにあと1勝!
(W)

2014年5月4日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○1-0●岐阜西ボーイズ
愛知尾州 守りの野球で4強進出!
小松-真野-浅井で完封リレー!
二村-松下-川上 会心のダブルプレー!
G山田ダイレクト送球で本塁許さず!
松下 ライナー 好捕!ピンチを断つ!
向井 最終回バッチリ盗塁刺し!

>>>スコアボード
ボクシングの格言に”防御は最大の攻撃なり!”という言葉がある。攻められロープを背にしてもガードをかためてカウンター一発で相手を倒す。中日本大会二日め四日市霞ヶ浦球場の第三試合、岐阜西ボーイズVS愛知尾州ボーイズの対戦は、愛知尾州からみてその格言どおりの試合ではなかったか!

互いに最終日進出をかけた戦い、創部三年めで中日本大会初出場の岐阜西ボーイズさん。初日は愛知県西支部の昨年11月の神宮奉納大会優勝の春日井ボーイズさんに打ち勝ち、今日の第一試合では福井中学ボーイズさん相手に先制、逆転されるも最終回粘って再逆転と若いチームが勢いに乗る。

先攻愛知尾州は、第二試合の猛打が嘘のように打線が湿る。二回まで6個のアウトの内、5個がイージーフライアウト、岐阜西ボーイズさん先発の右のサイドスローにタイミングが合わず。先発は連投の小松、こちらも快調、二回まで被安打1と打たせてとるピッチングで二回を終わって0ー0の投手戦、緊迫した試合に両チームの応援団も手に汗握る。

三回に試合が動く。先頭松下フォアボール、元気に一塁へ駆ける。竹田センター前ヒットで一・二塁のチャンスに二番永井が初球を送りバントでそれぞれ進塁、三番向井が三球めをしっかり叩くと打球はレフト・センター間へ抜けて長打かと思いきや岐阜西ボーイズさんセンターが上空の風にも惑わされずにファインプレーでキャッチ、タッチアップから竹田が還り愛知尾州に先制点となる。しかしこの後の四回からはノーヒットと岐阜西ボーイズさんの継投にチャンスすらつくれない。しかしこの試合は、愛知尾州が守りで魅せる。三回ワンアウト一・三塁は、セカンドゴロに二村から松下、そして川上への転送でこれしかないダブルプレー、四回ツーアウト二塁はレフト前ヒットにG山田から向井にダイレクトの送球で二塁ランナーを挟殺プレーでアウト。五回のノーアウトのランナーをワンアウト後のショートライナーを松下が好捕で一人でダブルプレー、最終回の一塁ランナーはスチールを試みるが向井のドンピシャの送球で刺殺、再三のピンチを守りが救った。

小松の後バトンを受けた真野、浅井も好調を維持して危なげない投球で二回戦に続いてシャットアウト、最終日ベスト4進出を決めた。

中日本大会の三試合、辛勝・大差勝ち・守りで逃げ切りと多くのパターンを経験した。新チーム結成以来5度めの最終日進出。戦いぶりをみていてもそろそろからを破ることができる実力がそなわってきたように感じる。もちろん目標は中日本のタイトル奪取!その先にはジャイアンツカップの出場権がおぼろげながら見えてきた。
(W)

2014年5月4日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○12-0●白山能美ボーイズ
愛知尾州 晴天の四日市で白山能美にリベンジ成功!
初回クリーンアップ向井・川上・G山田の三者連続のタイムリーツーベースで勝負あり!
G山田余裕の四回完封!

>>>スコアボード
ライトブルーのユニホームの白山能美ボーイズさんと今年も中日本大会の大舞台で対戦となった。昨年は決勝戦、今年は二回戦での対戦となった。昨日の一回戦の松阪球場では、共に主力投手を温存し今日の対戦に備えたと推測される。それだけお互いに意識しているということか!

初回から愛知尾州が猛攻をしかける。先頭竹田は凡退するが二番永井のフォアボールを足場にクリーンアップが機能する。向井がライトオーバーの度肝を抜くタイムリーツーベースで永井が生還、川上もレフト左への同じくタイムリーツーベースで向井が生還、まだまだ続くバッティング絶好調のG山田もレフト・センター間へのタイムリーツーベースと三者連続の長打で先制、その後も木村のショート強襲タイムリー、野依のライト前タイムリーヒットと打者一巡の猛攻は5点、白山能美ボーイズさんにいきなりのダメージを与える。投げては、こちらも初日温存のG山田が大量点を意識せず丁寧な投球で一回~四回まで被安打3、奪三振1、投球数48の打たせてとるピッチングでホームを踏ませず。打線はその後も向井のスクイズ、竹田・川上のツーアウトからのタイムリー、野依のスクイズと次々と追加点をあげて合計12得点、規定により四回コールドで白山能美ボーイズさんを下した。初回の攻撃でのクリーンアップの三連続タイムリーが鮮やかすぎて目立たないが、一番竹田凡退の後にじっくりとフォアボールを選んだ永井のつなぎが白山能美ボーイズさん先発投手に重圧を与え大量点につながったと言っても過言ではないと付け加えておく。

私事で大変恐縮ですが筆者は昨年の中日本大会・春日井市長杯大会のともに決勝戦にベンチ入りしており共に接戦で白山能美ボーイズさんに敗れた経験を持つ。白山能美ボーイズさんは、世代こそ違えチームに流れるカラーは引き継がれ、打っても守ってもワンプレーに一喜一憂しない淡々とした態度に好感を覚える。中学生らしい野球が展開されており、そういったチームに勝つことができて素直に喜びを感じる。また5年前の中日本大会の準々決勝、現在大学生となっている新井健吾キャプテン、エース武藤将司君、現在愛知尾州ボーイズ吉田副代表のご子息渓佑君、また山田父兄会長のご子息大貴くんなどがこの地、四日市霞ヶ浦球場で四日市トップエースに1点差で敗戦して以来の霞ヶ浦球場での試合。その時は、四日市のコンビナートの煙が目にしみて涙、涙の試合後ではあったが今日は快晴の空の下、大差勝ち。そのときの溜飲をも下げてくれた。これであと一つ勝てば開会式の伊勢市営球場に戻ることができる。
(W)

2014年5月3日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○9-7●津南ボーイズ
愛知尾州 楽勝ムード一変、辛くも逃げ切り1回戦突破!
野球の怖さを体感できた!次に活かそう!
>>>スコアボード
新装なった伊勢市営球場での開会式、人工芝が色鮮やかに各支部の32チームを出迎えてくれた。新装後の最初の試合は、ご存知の方も多いと思いますがプロ野球オープン戦の巨人VS阪神戦の伝統の一戦が3月に行われた。愛知尾州は二年連続6度目の出場、ここ10年間では5度目の出場、4年前は守りの野球で見事に優勝、また昨年は栗原・初祖の左右の二枚看板に大砲富川を擁しての準優勝と相性の良い大会である。特に優勝の翌年の出場がかなわず、三人での優勝旗の返還となったが今年はメンバーの頑張りで準優勝杯の返還を全員で行うことになった。愛知県西支部の三位チームということで堂々の行進をしてくれた。来賓の伊勢市の副市長さんのお言葉のなかに”古くから伊勢参りで多くの方の出会いの場として伊勢の地は発展してきました。皆さんにも野球を通じて多くの出会いがありますのでたくさんのお友達をつくってください。”とありがたい祝辞をいただいた。

試合は松阪球場に場所を移しての対戦、公式戦では初めてとなる三重県支部の津南ボーイズさん。先攻愛知尾州は初回珍しく三者凡退、負けじと先発小松も三振二つを奪う三者凡退と互角の立ち上がりとなった。二回愛知尾州打線が爆発する。川上センターオーバーツーベース、G山田センター前ヒット、木村追い込まれながらもライト前タイムリーで二者生還、ワンアウト後に小松も続いて松下のスクイズ、一番に戻って竹田のショートを強襲するヒットで小松生還、さらに向井の技有りのレフト前タイムリーで竹田生還で早くも5点のビッグイニングで試合の主導権を握る。

その裏小松は味方の守備の乱れもあったが3本のヒットで下位打線のタイムリーで1点を失うが二回を1失点で降板、三回G山田・木村・二村の三連打で2点の追加、四回もツーアウト後に代打の神様K山田のレフト・センター間タイムリースリーベースで1点と着実に加点、投げては二番手浅井がランナーを出すもののけん制で二塁ランナーをアウトにし無失点。三番手真野は好調を持続しテンポのよい間合いから切れ味鋭い変化球で三者凡退、五回に竹田のセンターオーバータイムリーツーベースでコールド対象の9点めがはいり誰もがこのまますんなりと愛知尾州勝利と思われたところから舞台は暗転する。

五回レギュラー公式戦初登板の溝口が緊張もあったと推測されるがフォアボール・ヒット・フォアボールとランナーを残して降板、急きょリリーフの二村もストライクがとれず4失点、コールドどころか9ー5となり試合はわからなくなる。六回表にK山田のツーベースが出て追加点をとれれば津南ボーイズさんには大きなダメージを与えられる場面も二村のセンターフライにK山田がとびだしダブルプレーで万事休す。その裏押せ押せムードの津南ボーイズ打線に二村は先頭にまたしてもフォアボール、ワンアウト後にもフォアボール・デッドボール、なんとかツーアウトにこぎつけるがデッドボールで押し出し、さらにパスボールで2点めがはいり同点のランナーが二塁の大ピンチにスタンドの父兄さんも固唾を飲んで見守るしかない。最後のバッターをショートフライに打ちとり何とかスリーアウト、その瞬間、試合時間が二時間を超えたため規定によりタイムオーバーで試合終了、楽勝ムード一変、辛勝で二回戦進出を決めた。

前回のスポニチ大会より採用された投球制限統一ガイドラインにより投手起用が複雑になった。もちろん中学生の肩・肘の故障予防のためであるが今回は初の三日間大会、優勝を狙う意味でも明後日のことも考えていかねばならないため大差のついた試合こそ投手の無駄遣いはしたくない。ベンチにとって一番難しいのは投手の代えどき、体調やブルペンなどでの見極めも今まで以上に大事になる。しかし導入された以上ルールに沿っていかねばならないのは必定、それよりも今回経験の不足した投手が何人も登板することが予測される。周りの野手のカバーがもう少し必要ではなかっただろうか。辛くも勝ったという結果の中、この反省材料を生かしてこその明日からの戦いに期待する。明日の対戦相手は昨年の前世代が二戦二敗の中日本大会のディフェンディングチャンピオンの白山能美ボーイズさん。昨年決勝戦の再現、相手にとって不足なし!

最後に本日ケガとはいえ帯同しボールボーイをつとめてくれた二年生の石井・北山両選手にあらためて感謝いたします。試合に出てヒットを打つ、投手として相手を抑えるのも、両選手がボールボーイをしてくれたからこそチームが機能し勝利という結果がついてきた。チームのお役に立つことは、試合に出場することだけではない。いろんな役割をみんなではたしてこそ、その先に勝利がある。
(W)

第19回スポーツニッポン旗争奪東海大会

2014年4月13日 準決勝 愛知尾州ボーイズ●1-3○尾張ボーイズ
愛知尾州 ベスト4の壁 四度めの正直成らず!
粘投 G山田に攻撃陣の援護なし!
>>>スコアボード
最終日に進出する力は充分兼ね備えていることは、戦績が証明している。しかしその先の決勝戦への進出の壁が今回も破ることができなかった。悔しいの一言につきる。

試合は、曇り空のもと愛知尾州先攻で始まった。初回先頭竹田が二球め二番永井と初球を果敢に振り抜くがレフトフライとサードライナー、向井も三振と三者凡退で攻守が切り替わる。連投のG山田は先頭打者を打ち取るも二番打者にレフトセンター間へのスリーベースでいきなりのピンチ、三番打者をセカンドフライでツーアウト、長身の四番打者を追い込みながら変化球をひろわれてレフト前タイムリー、残念ながら先制をゆるす。最小失点で踏ん張って味方の反撃に期待と応援席の願いもむなしく、フォアボールを与え一・二塁とランナーがたまったところに六番打者の一打はセンターへ、永井のグラブわずかに及ばずタイムリースリーベースで2点の追加、3点のビハインドで初回を終える。さすがに春の全国春季大会ベスト4の尾張ボーイズさん、簡単には終わらせてくれない。

二回愛知尾州は、先頭川上フォアボール、五番G山田にベンチは送りバントの指示も見逃しストライクにファウルと追い込まれ、スチールを試みた川上が二塁盗塁死で結果として三人で攻撃終了、三回のノーアウトのランナーもダブルプレーで活かせず、四回向井のチーム初ヒットもツーアウトからと尾張ボーイズさん先発右腕を崩せず、その間G山田はランナーをだすものの踏ん張り、前半四回終了0ー3で折り返す。

グランド整備後の五回に待望のスコアリングポジションに先頭のG山田がレフト線にツーベース、二村粘ったが9球めを浅いライトフライでランナー動けず、その後も木村三振、野依サードゴロでホームがとてつもなく遠い。その裏規定により最後の投球イニングとなるG山田は気迫あふれるピッチング。三番・四番を連続三振の三者凡退で切ってとり攻撃のリズムをつくる。おそらく最後のワンチャンスになるであろう六回表九番松下からの攻撃、まずデッドボールでの出塁、この試合四回目のノーアウトからのランナーとなる。一番に戻って竹田はレフトオーバーのツーベース、ノーアウト二・三塁の絶好のチャンスに応援席は盛り上がる。ここで尾張ボーイズさんベンチは、たまらずリリーフにエースのサウスポーをマウンドに。永井を切れ味鋭いスライダーで空振り三振、続く向井の際にワイルドピッチで松下ホームインで待望の得点、向井との勝負に注目が集まったがファウルで粘るも2ー2からの外角ストレート見逃し三振、川上サードゴロで1点のみ。最終回もG山田が意地のセンター前クリーンヒットも後続が凡退で公式戦四度めの準決勝も勝ちをひろえず敗退となった。

前回東邦ガス大会は、全国春季大会優勝の東海ボーイズさんに1ー3、くしくも同スコアでの全国春季大会ベスト4の尾張ボーイズさんに敗戦となった。多少の気負いもあったかもしれないがスコアシートをみるかぎりフライアウトがランナーを置いた際にでている。あくまで結果論ではあるが僅差の攻防の中、進塁をさせるにはやはり転がす意識が必要ではないだろうか。

敗戦の中ではあるが明るい報告もある。連盟主催の五月のゴールデンウイークに三重県で開催される中日本大会の愛知県西支部の第三代表として選出された。二年連続六回目の出場となる。昨年は惜しくも準優勝、全員で準優勝杯を返しに行ける。優勝経験もある相性の良い中日本大会、他支部のチームとの対戦の中から反撃ののろしを上げる!
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2014年4月12日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○7-2●春日井ボーイズ
愛知尾州 先手必勝!最終日進出!
G山田 春日井突き放すツーランホームラン!
G山田-浅井-二村のリレーは第二の勝利の方程式!

>>>スコアボード
ベスト8をかけた他の球場の試合はどこも接戦。タイブレーク有り、僅差の攻防有りと愛知県西支部のホームページより熱い戦いが伝わってくる。今日最後の試合は、最終日進出をかけた準々決勝となる。相手は全国優勝の経験を持つ春日井ボーイズさん。第一試合の竹田の第二打席セカンドゴロ凡退時、打ち取られたという悔しい思いが全力疾走を忘れさせた。しかし決して忘れてはいけない行為、挨拶・時間厳守・全力疾走は、誰もができること、続けていくことが力となる。これからの相手は簡単な相手ではない。わずかなスキが大きなほころびにつながる。ともにコールド勝ちの後の戦い、愛知尾州先攻で13:07プレーボール!

先頭竹田のピッチャー返しのセンター前クリーンヒット、すかさずスチールの後は、二番永井は定石通りの送りバントで早くも先制のチャンス。絶好調向井はレフトオーバータイムリーツーベースで竹田生還、川上フォアボール後の五番G山田は、センターオーバータイムリーツーベースで二者ホームインで早くも3点の先制、試合の主導権を握る。

先発は予定どおりのG山田。一回は無失点、しかし二回にワンアウト後に下位打線に連打で失点、フルベースのピンチにレフトへの大きなフライを野依が回り込んで好捕。三回は、やはり下位打線の連打で1失点と三回を終わって3ー2の僅差、二回・三回と追加点のとれない愛知尾州に春日井がジリジリと詰め寄る展開に勝利の女神はホームベースをはさんで一塁側と三塁側を行ったりきたりとなる。

四回の折り返し点のグランド整備後の五回、ワンアウト後川上がライト前ヒット、五番のG山田が二球めのインコースを振り抜くと打球はグングン伸びてレフトスタンドへライナーで飛び込むホームラン。さらに二村・木村と連続フォアボール、ツーアウト後に松下・竹田・永井も三連続フォアボールで2点の追加で7ー2と春日井を突き放す。ホームランとフォアボール、守りようのない追加点は春日井ベンチに大きなダメージとなる。その後六回浅井、七回二村とノーヒットのリリーフで見事に最終日進出をはたした。

この日の2試合16得点、よくつながった打線が一番の勝利の要因、よく振れている。また投球ガイドライン導入後の初の公式戦、投手陣はベンチの期待によく応えてくれた。これで明日の準決勝は、今回全国春季大会ベスト4進出の尾張ボーイズさんが相手。打線活発な相手に投手陣がどこまで踏ん張れるか。新チーム以来の公式戦で準決勝進出は4度め、優勝への第一関門は相手にとって不足なし!
(W)

2014年4月12日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○9-1●三好東郷ボーイズ
愛知尾州 毎回得点、コールドでベスト8進出!
小松-伊左次-真野の必勝リレー決まった!
下位打線の二村・野依・小松マルチヒット!

>>>スコアボード
豊田ボーイズさんの専用球場のバックネット裏に桜の木が二本そびえ立つ。きっと豊田ボーイズさんの選手の練習や試合をいくたびと見つめていたことと思われる。その花びらが時折散ってグランドに舞う。花冷えの時期を過ぎてようやく暖かくなり、野球シーズン到来の時期となった。スポニチ大会も二日目を迎え今日でベスト4が決まる。中日本大会の出場権をかけた二回戦が始まった。第一試合では春日井ボーイズさんが豊田ボーイズさんを猛打で退けベスト8一番乗り、愛知尾州もベスト8をかけて三好東郷さんとの対戦。

いつものように先攻愛知尾州の不動の一番竹田のショート強襲ヒットを口火に松下送りバントのチャンスに打者向井の時にワイルドピッチで竹田がホームインで先制、G山田のタイムリースリーベースで初回に3点、二回にも1点、三回には打者8人でG山田のセンター前タイムリー、二村のレフトオーバータイムリースリーベース、小松のレフトセンター間のタイムリーツーベースで都合4点、四回・五回はエラー絡みで1点ずつと絶え間無く加点し三好東郷さんを突き放す。投げては、先発小松が三回被安打3、四球2の1失点、四回は伊左次がランナーを出すものの愛知尾州内野陣の堅い守りでダブルプレーで盛り立て無失点、五回は公式戦初登板の真野がキッチリ抑えて見事に五回コールドで三好東郷さんを葬り去った。

これでベスト8、他のチームの結果にもよるが一応中日本大会の出場への候補には残った。確実にするにはもう一つ勝って盤石にすること、桜は散ったが愛知尾州の花は、まだまだこれから咲きほこる!
(W)

2014年4月5日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○10-2●中京ボーイズ
愛知尾州 集中打で一回戦突破!
三回 怒涛の五連打!
向井 追い打ちのセンターオーバー2ランホームラン!
G山田貫禄の三回零封!

>>>スコアボード
万物がすがすがしく明るく美しいころ

本日4月5日は、二十四節気のひとつ清明、様々な花が咲き乱れる一番よい季節となり、少し肌寒いが陽光麗らかな中で森林公園野球場にて開会式、愛知尾州は堂々の行進、中日本大会出場権のかかるスポーツニッポン大会、一回戦中京ボーイズさんと対戦のため豊田ボーイズさんの専用球場に移動した。春の全国大会は惜しくも出場がならず、しかし愛知尾州に勝った東海ボーイズさんが全国制覇の快挙、同時出場の尾張ボーイズさんもベスト4進出と、共に戦った相手が全国の舞台で大活躍、うれしい反面、よし!俺たちも!と反発力を闘争心に転化してくれることを祈る。開会式で祝辞を述べられたスポーツニッポン名古屋総局長の上田さんより愛知県西支部の今年のスローガンを交えて”夢”という言葉をいただいた。くしくも今日は、東北楽天ゴールデンイーグルスより海を渡ってニューヨークヤンキースに入団した田中将大投手のメジャー初登板、立ち上がりの失点はあったものの見事にメジャー初勝利。また高校野球、春の選抜大会準優勝の履正社高校の背番号10の永谷投手は、愛知瀬戸ボーイズ出身で二年前の17回スポニチ大会の優勝投手、二人とも夢を実現させた先輩として紹介された。

愛知尾州ナインにとって当面の目標はスポニチ大会の連覇!結果として中日本大会への出場もついてくる。一回戦の相手は、中京ボーイズさん。春の風が舞う中、定刻より少し遅れて13:38にプレーボール。

先攻の愛知尾州は、キャプテン竹田がライト前ヒットで出塁、セカンドへスチールの後、永井の送りバントで三塁進塁、絶好の先制チャンスに三番向井は、セカンドゴロエラー出塁、四番川上は、ファーストへのフライ、向井残念ながら帰塁できずにダブルプレー、先制ならず。投げては先発のG山田は、一回・二回と11球ずつにまとめて上々の立ち上がり、味方の攻撃を待つ。

三回に眠れる愛知尾州打線がつながる!ワンアウト後、一番竹田のあわやフェンスオーバーとなるセンター奥深くへ快足をとばしてスリーベース、二番永井のレフト前クリーンヒット、三番向井は豪快にセンターバックスクリーンに2ランホームランで3ー0、まだ続く四番川上は三遊間を抜くヒット、五番G山田はセカンドへの内野安打、六番木村の強烈な打球はファースト正面のゴロで川上生還、七番二村のレフトオーバーツーベースでG山田ホームインで都合5点のビッグイニングとなった。三回裏もG山田が9球で抑えてお役御免、四回からは、伊左次がレギュラー公式戦初登板、しかしアンラッキーもありノーアウトフルベースの大ピンチ、中間守備へのサードゴロ、竹田ー二村ー川上と転送されて1点は失ったがダブルプレー、とくにファースト川上が精一杯身体を伸ばして捕球し間一髪のアウト、その後も打ち取り最少失点で伊左次が抑える。

五回表は、川上ライト前ヒット、野依デッドボールのチャンスに六番木村は送りバントは、キャッチャーへの小フライ、中京ボーイズさん捕手はあえてワンバウンドでの捕球で三塁・二塁と転送でダブルプレー、頭脳的プレーにしてやられた。チャンスついえたかに思われたが二村フォアボールのチャンスにピンチヒッターはK山田、初球を果敢に振り切る執念の一打は三遊間を抜いて貴重な追加点。ムードメーカーの一打にこの後も松下、竹田、永井と続いて二回同様に5点のビッグイニング。継投最後は小松、てこずったが1点でしのぎ来週の二回戦に進出した。

初戦の難しさは、どのチームでもある。初打席、初守備、初球とそこを越えれば堅さもほぐれる。打者一巡してからの爆発は、そういったこともあったのであろう。一つ今後のために苦言を呈すとすれば四回の攻撃、絶好調の竹田が出塁、スチール二つでワンアウト三塁のチャンスに永井・向井が連続の見逃し三振はいただけない。二人とも前打席ではタイムリーにホームランとそれで満足してしまったのか、竹田の脚ならこすったような内野ゴロでも生還が期待できる。もっと貪欲に得点に執着すべき!上に行けば行くほどチャンスは少なくなる!また今大会より投手の投球ガイドラインが適用され、来週の二回戦からは投手起用によりいっそうの工夫がベンチには要求される。来週からは野球が変わる!
(W)

第44回春季全国大会支部予選兼第21回東邦ガス旗争奪東海大会

2014年3月9日 準決勝 愛知尾州ボーイズ●1-3○東海ボーイズ
愛知尾州 わずかに及ばす!二年連続の春の全国出場ならず!
互角の両軍 終盤の攻防に一瞬のスキ有り!
>>>スコアボード
先週の雨で1試合の積み残しが出た。準々決勝の稲沢市民球場の尾張ボーイズVS愛知瀬戸ボーイズの試合が昨日の3/8に行われ尾張ボーイズさんがベスト4の最後の切符を手にした。そして今日全国大会出場チームが決まる!

”勝機一瞬”東邦ガス空見球場の外野フェンスに掲げられた横断幕、一瞬のプレーが勝ち負けを決める、そのために日々の積み重ねがあり、今日の一戦のためにある。

昨年秋のミズノ大会準決勝の顔合わせの再現、その時は2ー6のワンサイドの展開での敗戦。一冬越してどこまで差を縮めたのか、今回は全国をかけた大一番となる。この壁を越えないかぎり全国には行くことができない。お互いに三年生を加えた大応援団がネット裏の本部席をはさんで一塁側に東海、三塁側に愛知尾州と陣取る。この空見球場に集まった多くの方のハートの高まりが聴こえる中、定刻よりわずかに早く8:55に野村球審のプレーボールがかかる。

今大会三試合続けて先攻をとった愛知尾州は、竹田が積極的に2球めをたたくとショートへのゴロ、間一髪で一塁アウトのコール。先頭打者から終盤を思わせるプレーに見守る関係者・応援団も手に汗握る。その後二番永井・三番向井の連打のチャンスに四番川上はセンターへの大飛球、五番G山田はレフトフライと一本が出ずに無得点。その裏愛知尾州先発のG山田は緩急をつけたピッチングがさえて13球で竹田の好フィルディングもあり三者凡退、接戦を予測させる立ち上がりに一塁側と三塁側のスタンドは歓声とため息の繰り返しとなる。

三回までは互いに無得点、ようやく四回に試合は動く。愛知尾州先頭三番向井の一打はライトオーバーの打球、右中間にボールが転々する中向井は一気に三塁を陥れ高々とガッツポーズ。ワンアウト後に五番G山田はノーボールツーストライクの追い込まれた局面の三球目をたたくと前進守備のセカンドへのゴロ、三塁ランナー向井のスタート良くホームイン。互いにのどから手が出るほど欲しかった先制点は愛知尾州のスコアボードに記録される。

追う東海ボーイズ、追われる愛知尾州ボーイズ。四回終了の折り返し点のグランド整備時のベンチ藤川監督の指示は”守りに入るな!初回だと思って!”の一言、それが功を奏したか先頭八番野依がレフト線へのツーベース、九番松下が丁寧に丁寧に送りバントで野依をサードへ進めて一・二番に期待も東海ボーイズさん先発左腕投手が踏ん張って無得点。その裏東海下位打線がエラーからチャンスをつくり同点に追いつく。全国をかけた戦いである。相手も必死。先制点だけで逃げ切るほど甘くない!ここまでは土俵の真ん中がっぷりよつ。六回表愛知尾州は三者凡退、試合開始からわずかに1時間10分の早いペースの戦い。それもそのはず両チームともに無四球、ピッチャーが互いに踏ん張る投手戦、そして六回裏を迎える。

愛知尾州先発G山田は、先頭打者を三振に打ち取りワンアウト、球数が70球を越えた一番苦しいとき、変化球が抜けて真っ直ぐがわずかに外れてしまいこの試合はじめてのフォアボールを与えてしまう。そこを足場に決定的な2点の献上、最後の攻撃もピンチヒッター竹内が粘ってフォアボールを選んだが、後続が打ち取られ二年連続の春の全国大会出場を逃す結果となった。しかし秋の中日本ブロック選抜大会優勝の今回本命と目された東海ボーイズさんと互角の戦いを展開、冬の成長を披露してくれた。されど負けは負け。今後は公式戦が続くスケジュール、試合の中で成長してゆくことが残された夏の全国大会出場の条件となる。次の大会からは三年生・二年生となる、特に三年生はあと半年。今日の涙は貴重な経験、涙の数だけ強くなろう!
(W)

2014年3月2日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○8-0●愛知江南ボーイズ
愛知尾州 二年連続の全国出場に王手!
小松-浅井-立石で無失点リレー!
川上  2打点!四番の仕事!

>>>スコアボード
昨日は東名古屋ボーイズさん、本日は名古屋北東ボーイズさんを退けた愛知江南ボーイズさんが最終日進出をかけた相手となった。堅実な守りと少ないチャンスをいかしてチーム、とにかくミスを少なくして当たり前のことをきっちりこなす。

先攻愛知尾州は竹田・永井凡退のツーアウトランナー無しから向井デッドボール・川上レフト前ヒットのチャンスにG山田がライト・センター間へのタイムリースリーベースで二回戦に続いて初回の先制。先発は何と二試合連続で小松、汚名挽回のチャンスに二回を零封。三回愛知尾州に追加点、竹田のセンター前ヒット・スチールに永井の送りバントは内野安打となり川上のセンターへの犠牲フライで中押し点が入る。

投げては二番手浅井が五回途中までテンポよく散発の2安打に抑えると、打線は五回にビッグイニング。永井のデッドボールに始まり川上のレフト前タイムリー、途中出場の野依はレギュラー再奪取にかける意地のライト・センター間への走者一掃のタイムリーツーベースなどで一挙5点で8ー0とした。その裏立石が最終打者を抑え見事コールドで最終日準決勝に進出。いよいよ3/9(日)の第一試合で二年連続の全国出場をかけて最大の壁となる東海ボーイズさんと対戦する。失うものは何もない!挑戦者としてぶつかること、苦しかったキャンプを思い出せ!
(W)

2014年3月2日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○7-6●愛知刈谷ボーイズ
愛知尾州 劇的逆転も課題を残す!
愛知県議長杯決勝の借りは返した!
主将・竹田4の4で1敬遠、2盗塁!
水谷  逆転の呼び水の絶妙の送りバント!
G山田  貫禄の4イニング無安打  5奪三振!

>>>スコアボード
寒かった冬が終わり、新芽が息吹く春三月、ボーイズリーグも各支部で春の全国大会予選が始まる季節。愛知県東支部・岐阜県支部では、先週からここ愛知県西支部も3/1(土)から26チームが参加して二つの全国出場枠を目指して熱戦が始まった。愛知尾州は二回戦から登場、昨日豊田ボーイズさんを熱田球場で接戦の末に破った愛知刈谷ボーイズさんが初戦の相手となる。

この世代の昨年の7月に新しい大会としてスタートした愛知県議長杯決勝で苦杯をなめた相手、二年連続の全国出場を目指す愛知尾州にとって続けて負けるわけにはいかない!一年生4名を加えた精鋭20騎、元気よくベンチを飛び出す。夜半の雨がグランド状況を大きくくずす。全国をかけた予選、何とかこの素晴らしいアポロンスタジアムでまたよいコンディションで精一杯のプレーをと愛知尾州の父兄さん・三年生・一年生が土を入れてグランドを整える。定刻より30分遅れてのプレーボールとなる。

初回の先攻愛知尾州は、先頭竹田の鋭いセンター返しに愛知刈谷の先発投手は反応するが気持ちの乗り移った打球に間に合わず強襲ヒットとなる。二番抜てき永井は丁寧に送りバント、三番向井のライトへの深いフライで竹田は三塁へタッチアップ、続く四番川上のタイムリー内野安打で竹田先制のホームイン、よい形でのベンチも応援席も早くも初回から絶好調となる。

栄えある開幕投手は、小松!しかし舞台は暗転、サード二村の悪送球に始まり連打から小松自らのエラーにより3点の献上で初回を終えて乱打戦の様相を漂わす幕開けとなった。追う愛知尾州は、木村のツーベースと松下のフォアボールからのチャンスに竹田のライト右への打球に愛知刈谷右翼手のグラブのわずかに右を抜けて同点タイムリースリーベース!その裏小松の立ち直りを期待するがツーアウトから短長打を浴びて3点を奪われ二回を終わって3ー6のダブルスコア。ノーガードの打ち合いは、時間にして40分、昨日の愛知県西支部の予選一回戦の多くの接戦とは裏腹の展開に顔を出したお日さまもじっくりと見守る。

しかし三回から二番手浅井、四回から三番手のG山田が試合を壊さない。終盤を迎えた六回にツーアウトランナー無しから絶好調竹田がレフト・センター間への打球に駿足をとばして三塁を陥れると永井のセンター前タイムリー、さらに向井のライトへのタイムリーで2点を返し最少得点差で最終回へ。時間経過から延長は無し、G山田・二村の連打でノーアウト一・二塁のチャンス、ここで迎える木村は、この日二安打、しかし藤川監督は迷わずピンチヒッター水谷のコール、三球目を鮮やかに送りバント、スコアリングポジションにランナーを置いて動揺するバッテリーからミスを誘い、パスボールでG山田がホームインで同点。松下の勝ち越しタイムリーでピンチランナー野依がホームインで最後の最後で初回以来のリードを奪い、その裏をG山田に託す。愛知刈谷打線の一番からの好打順も粘られたが三者凡退に抑え、緊張の初戦を見事に逆転で勝ちあがりベスト8進出をはたした。

昨晩からの雨により各地球場も試合開始が遅れた。それにより試合開始二時間を越えて新しいイニングに入らず、さらに同点の場合、試合開始二時間以内は、一回の延長、それ以外は抽選と通達があった。試合序盤のもつれた展開で7回まで入れるかどうかというところであったが前述したがリリーフの浅井・G山田のテンポのよいピッチング、特にG山田は四回をノーヒット、5奪三振と完璧な投球で愛知刈谷打線を抑えた。現在愛知県西支部の投手では唯一昨年の春の全国大会のマウンドを経験した投手である。落ち着いたプレートさばきに一日の長を感じる。エラー・暴走と多くのミスが重ねられたこの試合、敗戦となれば多くの悔いを残したであろうと推測されるが勝ったことにより課題をもう一度見直せる心の余裕ができたと思われる。

最終日進出に向けてもう一試合、越えなければならない。
(W)

第62回神宮式年遷宮奉祝
神宮奉納第12回記念日本少年野球中学生三重大会

2013年11月16日 準決勝 愛知尾州ボーイズ●2-9○名古屋緑ボーイズ
愛知尾州 わずか1時間17分で敗退!神宮奉納大会 初の決勝進出ならず!
二回表裏の攻防、一瞬のプレーが勝ち負けの差!
課題をみつめて冬に鍛える!

>>>スコアボード
先週の土曜日の11/9からの神宮奉納中学生三重大会もいよいよ最終日を迎える。岐阜東濃ボーイズさん、津ボーイズさん、伊賀上野ボーイズさんと他支部チームに3試合で14得点に3失点と投打の歯車が噛み合ってのベスト4への進出。最終日いよいよ決勝進出をかけての相手は、同じく愛知県西支部の名古屋緑ボーイズさん。忘れちゃいけない新チーム初の公式戦で一敗地にまみれた相手、早い時期にリベンジの機会がやってきた。あの時期の尾州ではないことを見せつけようではないか!

前日の雨で少し湿ったグランドにAM7:00に球場入り、まぶしい朝日に見守られてアップにはいる。今週初めより12月中旬から下旬の温度となり寒さが増してきたが、朝日が上るとともに暖かくなり快晴のコンディションとなる。先発は藤田と発表されシートノックの後、8:55にプレーボール!

初回先攻の愛知尾州は、松下・水谷・竹田と三者凡退にうちとられるが名古屋緑先発右腕投手に食い下がる。その裏藤田もわずか9球で名古屋緑打線を負けじと三者凡退にうちとり、静かな投手戦を予想させる立ち上がりも二回に試合は大きく動く。

二回愛知尾州は、先頭向井がライト線にヒット、バッテリーを揺さぶり、多くのけん制球をかいくぐりながらもスチール。続く川上もじっくり選んでフォアボール。このチャンスにG山田は、送りバントでそれぞれ進塁、七番二村の際にランナースタート、スクイズの敢行かとみえたが、二村は見逃し挟殺プレーで二塁ランナー川上が二・三塁間でアウト。その後二村も三振で先制のチャンスを逃がす。

その裏藤田は、先頭の四番打者をうちとるものの五番打者から4連打、送りバントをはさんで一番打者にもヒットで4点をあっという間に失う。味方のチャンスに点が入らなかったことに多少の気落ちがあったのか、早いカウントから連打をあびて単調になったところをつかれてこの回で降板となる。

追う愛知尾州は、三回・四回と三振凡退を繰り返し。逆に名古屋緑打線は、三回に代わった浅井、小松を攻めて決定的な5点を追加。試合は予想に反してワンサイドとなる。

ひとまず四回コールドを逃れた五回表に先頭川上のレフト線ツーベース、G山田の三遊間ヒットから二村、ピンチヒッター此元の犠牲フライで2点を返し完封負けを何とかまぬがれるのがやっとで、悔しい屈辱の五回コールドで再び名古屋緑ボーイズさんに敗れ神宮奉納中学生三重大会は、準決勝敗退となった。

ポイントは、前述したが二回の攻防に尽きる。大会を振りかえってみると、三日間の大会で前回のミズノ大会に続いて最終日進出、ベスト4は毎日大会初戦敗退からみても大きな成長となる。しかしチームの指導者・スタッフそして父兄さんが見据える目標は、来年春の全国大会への二年連続での出場、ベスト4進出で満足してもらっては困る!

またこの試合、劣勢に終始したがそんな時こそ難しいことかもしれないが声を出す!そういった時にどう行動するかを周りは見ている。試合終盤には審判さんにうながされ打席が終わった向井のキャッチャー道具装着が遅れた。点がとれずにつく守りの際、本当につらいことかもしれないが、ベンチ全員で攻める気持ちを持つためにも素早く準備をすることをのぞむ。

ミスをしない人間はいない!しかしミスをしたあとにうろたえることのない精神力を身につけることはできる!この冬は、向こう一年間の体力をつけることとメンタル面での成長を期待する。
(W)

2013年11月10日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○4-1●伊賀上野ボーイズ
愛知尾州 ベスト4進出!

>>>スコアボード
先発は藤田。1回表、二者凡退から三番にレフトオーバーのスリーベース。4番をショートフライで凌ぐ▼1回裏の攻撃、一番松下、ライト前ヒットから盗塁アウト、その後、二者凡退▼2回守りも藤田、先頭打者にレフト前ヒット、バンド失敗で1アウト、続いて送りバンドで二塁へ、続いて凡退で、3アウトチェンジ▼2回攻撃、ツーアウトから山田剛センター前ヒット、小松デッドボール、藤田、内安打で満塁、ここで野依、サードゴロで惜しくもアウト▼3回表の守り、藤田は先頭打者にレフト前ヒット。送りバンドランナー二塁からレフト前ヒット先制点を許し、浅井にマウンドを譲る。浅井は追加点を許さず抑えた▼3回裏の攻撃、先頭の松下フォアボール、二村送りバンド、ランナー二塁打からツーアウトになり、4番向井、惜しくもショートゴロでスリーアウト▼4回の守り。浅井は球数少なく三者凡退で凌ぐ▼4回裏の攻撃、ワンアウトから山田剛レフト前ヒット、その後、ツーアウト1、2となったが同点打にならず▼5回表の守り、浅井が引き続きマウンドへ。先頭打者にデッドボール、送りバンド、二塁送球でアウト。次の打者も送りバンドで二塁送球アウト、次に一塁ランナー盗塁で向井の鋭い送球でスリーアウト▼5回裏、1番、松下からの好打順でレフトオーバーツーベース、内野ゴロでランナー松下三塁へ、三番竹田、鮮やかにセンター前ヒットで同点、その後二・三塁となり、相手ピッチャー交代で5番川上センターオーバー二点タイムリースリーベース。更に山田剛の内野打で追加点、一挙4点のビックイニング▼6回表の守りは二村にリリーフしワンナウトから二安打を許したが、ゲッツーからスリーアウトチェンジ▼6回裏の攻撃、先頭、代打此元、凡退。ツーアウトから二村センター前ヒット、竹田レフト前ヒットしかし追加点ならず▼7回の最終回は山田剛、レフトオーバーの当たりを小松のファインプレーもあり、無失点で試合終了、ベスト4進出です。
(KA)

2013年11月10日 3回戦 愛知尾州ボーイズ○4-0●津ボーイズ
愛知尾州 投手陣がきっちり抑え準々決勝へ

>>>スコアボード
少ないながら全員の力を結集して勝ち取った9日の二回戦、ベンチの中のメンバーそしていつも見守ってくれている父兄さんの力を合わせれば結果がでることがわかってくれたのではないだろうか。天気が心配されたがホームタウンの愛知県一宮市は、朝から本降りの雨。しかしここ県営松阪中部台球場は、曇ってはいるが伊勢の野球の神様のご加護か、予定どおりのスタートとなった。相手は、昨日やはり宇治山田商業高校グランドで石川ウイングボーイズさんを完封で退けた三重県支部の名門の津ボーイズさん。公式戦での対戦は、世代こそ違うが今年5月の中日本大会の準々決勝、タイブレークの熱戦でわずかに愛知尾州が1点差で逃げ切った。伝統のストライプのユニホームとの対戦となった。

曇天の空の下、全員そろった17名で地元津ボーイズさんとの戦い。初回愛知尾州の攻撃。 先頭の松下見逃し三振。続く二村ファーストライナー。三番 竹田も見逃し三振。初回守り、先発 G山田は、ランナーを背負うも後続を三振でしとめる。

2回 、ワンアウトから川上のショートゴロからファースト悪送球で二塁へ。続くG山田のセンターフライ、此元のセンター前で一点を先取。続く小松もすかさずライト前へ。さらに 野依のセンター前で追加点。死球でツーアウト満塁のチャンスも相手ピッチャーも粘りをみせて2点。2回守りは、三人で仕留め得点の気負いもなし。

追加点が欲しい3回 。先頭 竹田が相手のミスを誘い出塁。さかさず初球を盗塁。頼れる四番向井が左中間を破るタイムリーツーベースで追加点をもぎ取る。G山田のショートゴロの間に向井が三塁へ。パスボールの間に向井ホームイン先ほどの好走塁が活きる。

さらに勢いに乗る4回の攻撃。ツーアウトから二村のショートの足元を抜くレフト前ヒットで出塁するも後続を抑えられ追加点ならず。

4回の守り。津ボーイズさんの攻撃は、ツーアウトからライト前、レフト前への連続安打で一二塁。ここはG山田 渾身のストレートで三振に仕留めスリーアウト。

インタバル後の5回の攻撃は、ワンアウトで昨日猛打賞の川上のライトオーバーの二塁打、続くG山田もセンター前ヒットで続く。すかさずベンチが動き代打水谷。一塁ランナー盗塁の間に三塁ランナーが飛びたしタッチアウト。代打水谷もハーフスイングを取られ三振。

5回裏、先頭バッターがレフトオーバーで二塁へ。さらにレフト前ヒットで一二塁。送りバンドのサインを空振り飛び出した二塁ランナーをキャッチャー向井の矢のような送球で仕留める。途中出場セカンド水谷のファインプレーもランナーが一歩速く判定はセーフ。しかし後続をセンターフライ、レフトフライでG山田は規定の5回を無失点に抑える。

6回からマウンドを託された浅井は、先頭をファーストフライ、三振とテンポよくツーアウト。続くバッターには、あわや長打になるファールを打たれるも落ち着いて三振を奪い零封。

なかなか追加点を取れない中、7回二番から始まる好打順め相手投手の気迫溢れる投球で追加点ならず。7回の裏、マウンドには藤田。ライトフライ、センターフライ、ライトフライできっちり抑えゲームセット。準々決勝にコマを進めた。
(N)

2013年11月9日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○6-2●岐阜東濃ボーイズ
愛知尾州 逃げ切った!
スクランブルリレー!竹内-浅井-真野-藤田-G山田
川上  猛打賞!向井タイムリー!G山田のクリーンアップ機能した!
>>>スコアボード
20年に一度の式年遷宮の年。その記念すべき年に神州三重県の地で開催される神宮奉納大会に参加することができた愛知尾州ボーイズ。今年は大変にぎわっている。現在中学二年生の愛知尾州ナイン、20年後は34歳、是非その時にこの日を思いだしてほしい。この20年に一度の神様のお引越しは、伝統の継承ということも含まれている。例えば神殿を造る宮大工さんは、技術を若い人に教え建築する。そして20年後には教えを乞うた人が次の世代に教えて継承してゆく。伝統は受け継がれてゆく。

そしてもうひとつ奉納という言葉の意味を考えよう。
"神仏を敬い、またたのしんでいただく目的のため、人々にとって価値あるものを供え物として捧げる行為"
ということは、チームにとって価値あるものは、神様の前でよい試合をみせることではないだろうか。決してあきらめない姿勢、どんなときにも全力疾走、大きな声での挨拶など、きっと野球の神様は、伊勢にも鎮座されているはず。そんな価値あるものを供え物として奉納したチームにやはり価値あるものを与えてくださると信じている。

開会式の県営松阪中部台球場から移動してきたのは、宇治山田商業高校のグランド。三重県の高校野球の公立の名門校である。現役のプロ野球選手では福岡ソフトバンクの江川選手、読売巨人軍の中井選手、陸上ではアテネオリンピック女子マラソン金メダルの野口みずき選手と多くのアスリートを輩出している。

クジにより、本日は1試合のみ学校行事の関係でベンチ入りは14人。それぞれがいつもの役割にプラスアルファしこなしてゆくことが求められる。対戦相手は、岐阜県支部の名門チームの岐阜東濃ボーイズさん。既に愛知県東支部の岡崎葵さんを第一試合で退け、駒を進めてきた。先発は竹内。季節は秋から一足飛びに冬への気候となりこの大会が終わるといよいよ冬練に入る。この一冬でどこまで自分たちを追い込めるのか、その現在地を確認するうえでも大事な公式戦となる。

初回先攻の愛知尾州は、野依・川上の連続ヒットに向井フォアボールのワンアウトフルベースのチャンスにG山田・小松が内野フライで惜しくも得点ならず!その裏簡単に竹内がツーアウトんをとるが、連続フォアボールでピンチをまねくと、早くも浅井にスイッチし火を消す。二回愛知尾州は、ツーアウトから水谷フォアボールから竹田がレフトオーバーの打球、快足をとばしてサード到達で水谷ホームインで先制となる。さらに三回は、川上・向井の連続クリーンヒットにスチールをからめてG山田の内野ゴロと此元のセンターまえタイムリーで追加点と引き離す。その裏岐阜東濃さんもかわった真野そして藤田を攻めて2点を返し3ー2で前半三回を終える。

四回は先頭竹田からの好打順に期待がかかる。、しかし内野へのフライで応援席もため息となったが、岐阜東濃さんのまずい守備で記録は内野安打、俄然歓声があがる。竹田二塁スチールにワンアウト後、川上はデッドボールで向井のタイムリーで2、さらにその後出塁のG山田と向井のダブルスチールが決まって、この回都合3点で6ー2と岐阜東濃さんを突き放す!四回・五回を藤田が無得点。六回・七回は、G山田と学校行事で3人を欠くベンチ入り15人全員を使うスクランブル体制で神宮奉納大会初戦を見事に逃げ切った!

ベンチ入り人数が少ない中、ベースコーチ、ボールボーイなど入れ替わりを手際良くつとめてくれた。これで明日も試合ができる。とにかく公式戦を経験できることが今の時期は大事なこととなる。きっと伊勢の野球の神様も今日の行いをみてくれた。明日も感謝の気持ちを持ち頑張ろう!
(W)

第10回愛地球博記念アシックス旗争奪ジュニア大会
2013年11月3日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ●0-8○東海ボーイズ
愛知尾州 1年生 完敗
すべての選手に役割がある
>>>スコアボード
初戦を勝利した愛知尾州1年生。気持ちを切り替え、強力打線の東海ボーイズさんとの試合に挑む。しかし初回から、2つのエラーとヒットで先制点を許してしまう。先発大野はストライク先攻で攻めている。守備陣はしっかりサポートしなければならない。

攻撃はどうか?相手投手の速球にどうもタイミングが合わず、1、2回とも得点できない。点差はこれ以上広げたくない中、3回、大野が2つの四球を与えたところで立石に交代。しかしスクイズは防いだものの、タイムリーヒットを打たれこの回2失点で4点差となる。さらに4回は被安打3、与四球2、失策2で4失点。0対8とされる。4回まで二塁を踏ませてもらえない愛知尾州、5回に永井の二塁打でやっと塁を踏むが8点は遠く、この試合5回コールドで完敗した。

一日で勝利と敗北を経験した1年生。1年生を指揮する小島監督は、今日の2試合ですべての選手を起用した。結果を出せなかった選手もいる。声が出せなかった選手もいる。試合に集中できなかった選手もいる。すべてのことに関してこれから厳しい競争が始まる。2試合ともすばらしい応援をしていただいた父兄さんに応えるためにも、全力で練習に取り組んでいきましょう!
(Y)

2013年11月3日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○5-3●名古屋富士ボーイズ
愛知尾州 1年生 公式戦初勝利!
まずは1勝!
投打ともに試合を作った

>>>スコアボード
前日の大会初日の開会式。1年生にとっては試合はともかく、開会式も初めてのこと。雰囲気に飲まれないよう気持ちを入れ、まだ真新しいユニフォームを着て堂々の入場行進。サイズが大き目のユニフォームが微笑ましいが、これから厳しい競争が始まる。

開会式の翌日、初戦の相手は名古屋富士ボーイズさん。先制したのは名古屋富士ボーイズさん。2つの四球と2つの盗塁の合間にひとり生還、先発の伊左次が先制される。

2回、1点を追いつきたい愛知尾州は先頭の内藤が右中間への三塁打、原の遊ゴロの間に内藤が生還しまずは同点。そのまま塁に残った原を伊左次が自らヒットで返し逆転する。

その後伊左次は4回まで0封、試合を作るが5回先頭打者に四球を与えたところで永井にバトンタッチ。永井も力投するが、自らの守備のミスと2四死球で1失点、同点とされる。

取られたら取り返す。5回裏、三塁打で出塁した永井を代打玉置がセンター前へ弾き1点勝ち越し。さらに4番木村の三塁打で2点目が入る。6回は代打宇佐美のスクイズでさらに1点を追加する。最終回は溝口が登板。1点を返されるが後続を何とか抑え、初戦を突破した。

内容はともかく、勝利したことは素直に喜びたい。選手達も勝った喜びをまずは感じてほしい。これから何度も体験する試合の勝ち負け。何に自身を持ち、何を反省すべきか。あらゆる経験が今後のチーム作りには必要である。せっかく勝ち進んだ大会、次も勝ってさらに経験を積んでほしい。
(Y)

第9回日本少年野球ミズノ旗争奪東海大会
2013年10月5日 準決勝 愛知尾州ボーイズ●2-6○東海ボーイズ
愛知尾州 今大会はベスト4で終える
相手長打力に完敗
中継ぎ陣は0失点、今後に期待

>>>スコアボード
天候が心配された大会最終日。優勝旗を再びこの手にと、曇り空の鶴弥グランドに選手、父兄さん、そして監督、コーチが到着。大会初日は選手達の元気のなさを心配していたが、とにかく今日は元気がいい!ここへ来て、先日の3年生先輩からの言葉が身になってきたようだ。

初回、先発藤田は2塁打を打たれるも無失点。相手強力打線を簡単に抑えられはしないが、まずまずの立ち上がり。得点力では負けたくない愛知尾州は先制点がほしいところだが、こちらも竹田の二塁打のみ。

2回、先頭打者を四球で出塁させた藤田。次打者にはファールで粘られたがセンターフライ。1死後の次打者、2B2Sからの5球目、思い切り叩かれた打球はレフト頭上へ一直線。2点本塁打で先制される。さらに3回、連続ヒットとダブルスチールなどで2死二、三塁とされると3者連続タイムリーヒットを浴び、この回4失点。3回終了時で0-6と大量リードされてしまう。

愛知尾州打線も、相手投手の球をしっかりとミートしているが、ことごとく野手の正面。そして抜けそうな打球もすばやい野手の動きで止められ、なかなか得点できそうにない。藤田が自滅しているわけでもなく、また守備陣の失策などで大量失点されているわけでもない。1点でも差を縮めて終盤に勝負をかけたい。そんな雰囲気になってきた4回裏、向井の内安打とG山田の二塁打で2死二、三塁。そして代打は二村。二村は期待に応え、ライトへの二塁打を放ち二者生還、2-6とする。5回からは浅井-竹内-G山田の継投で相手打線を封じ無失点。しかし愛知尾州も5回以降これといったチャンスもなく、2-6のまま試合は終了。今大会はベスト4で終えた。

潔く負けた。完敗である。しかし今大会はよく戦っていると思う。大会ごとに成長していく選手達を見ていると、敗戦直後にもかかわらずなぜかニンマリしてしまったのは私だけだろうか…。
(Y)

2013年9月29日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○6-5●愛知知立ボーイズ
愛知尾州 タイブレーク制して最終日準決勝進出!
サヨナラ男G山田、逆転サヨナラタイムリー!
藤田、二日で3勝!絶好調!
選手一丸の同点劇、Never  Give  Up!
大勝の後の気のゆるみ、これが一番の敵!

>>>スコアボード
一回戦11得点、二回戦17得点、そして2試合で失点はわずかに1点、となると気分が悪いはずはない。また第一試合終了後に昼食タイムとなり、腹一杯になったとは思うが気分まで腹一杯になってしまったのか、準々決勝が始まる前のわずかな時間のキャッチボールやトスバッティングに全く気分が入っていない。グランド整備をされている三好東郷ボーイズさんの父兄さんにあたりこそしないが、ボールが何球も飛んでゆく。まるで2回戦の勝利がもともとの目標だったのような態度がこれからの戦いに影を落とす予兆となった。

メンバー表交換の際の愛知知立ボーイズ伊藤監督の言葉に
"前世代スポニチ大会二回戦対戦の借りを返します!"
※2013年4月6日・愛知尾州2-1愛知知立と力強い気迫を感じさせる雰囲気に、この気持ちが愛知知立ナインにも浸透していればそれを跳ね返す精神力が要求される。

先発はG山田が満を時しての登板。先頭打者をヒット出塁させるも後続を退けまずまずの立ち上がり。その裏愛知尾州は、松下センターフライ、水谷はセンター返しのいい当たりのゴロもピッチャーの好捕にあいツーアウトとなるが、竹田はライトオーバーのスリーベース、しかし向井はセカンドゴロでスリーアウト。立ち上がりは両軍互角のすべり出しとなった。

二回に試合は動く。愛知知立先頭打者のヒット・スチール・送りバントにタイムリーでまず先制点を与える。さらに三回は、やはり先頭打者の内野安打・スチール・送りバントからタイムリーと二回のビデオテープのような愛知知立さんの、まさに野球の基本を重視した攻撃に追加点を与えてしまう。その後ワンアウトフルベースまでピンチを背負うが踏ん張り最小失点で切り抜ける。

追いかける愛知尾州は、二回川上のヒット、三回松下フォアボール・水谷ヒットとチャンスをつくるがあと一本が出ず、前半四回を終わって0-2と試合前の悪い予感が思い出される展開となる。そして迎えた五回、互いに点を取り合う。愛知知立は、G山田から1点、リリーフした竹内から1点と小刻みに追加点、しかしランナーを残してトドメがさせない。その裏愛知尾州は、ようやくノーアウトからのランナー。小松の流し打ちライト前一塁ヘッドスライディングヒット、さらに松下もライト前ヒットで続き、このランナーを水谷が初球をきっちりと送りバントを決めてリズムをつくる。このチャンスに竹田の2点タイムリー・川上のタイムリーが続き1点差に詰め寄る。

終盤六回・七回途中までを竹内がしっかりと抑えて試合を壊さない。打線は先頭野依がセンター前にクリーンヒット、二塁スチールそして三塁へのスチール、キャッチャーからの送球がそれて野依歓喜の同点のホームイン。ようやく試合を振り出しに戻す。ここからは追いついたものの強み、最終回もランナーを出すが得点ならずで延長タイブレークに突入となる。

まずは先攻愛知知立は、竹内をリリーフの連投藤田を攻めてレフト前ヒットでまず1点。さらにスリーバントスクイズ敢行も藤田・向井のバッテリーの変化球攻めに空振りで、三塁ランナーをタッチアウトの三振ゲッツーでチェンジ、1点で8回表をしのぐ。その裏愛知尾州は、やはりワンアウトフルベースからG山田のレフト・センター間タイムリーツーベースで竹田・向井が相次いでホームイン、見事に0-4の劣勢をタイブレークに持ち込んでサヨナラで最終日準決勝に進出した!G山田は、一年生大会一回戦VS刈谷セントラルボーイズ戦以来2度めの逆転サヨナラヒットとなる。

苦しい試合となったが一番の敵は気のゆるみ。試合が終わったら次の試合に切り替える!来週は直近の毎日大会優勝チームの東海ボーイズさんとの対戦。今自分たちの現在地を知るには格好の相手となる。
(W)

2013年9月29日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○17-0●稲沢中央ボーイズ
愛知尾州 2試合連続コールドでベスト8進出!
松下・水谷の1・2番全打席出塁!二人で7得点!
向井4の4、5打点!四番の仕事!
川上  チーム新記録!3打席連続の犠牲フライ
終盤の雑なプレーを修正すべし!

>>>スコアボード
快晴微風の絶好のコンディション、まさに野球日和の豊田市の毘森公園野球場。昨日に続いてのミズノ旗争奪東海大会の二回戦。相手は隣市の稲沢中央ボーイズさん、小学校時代のチームメイトがいる部員もいる。昨日の友は今日の敵か。お互いベストを尽くすことで勝敗は天に任せよう。

今日も先攻愛知尾州、昨日に続いての先制攻撃。松下・水谷の連打に竹田のフォアボールのノーアウトフルベースのチャンスに、向井の先制タイムリー、川上犠牲フライで早くも2点。二回は藤田・松下・水谷の三連打、水谷はタイムリーのおまけ付き。さらに向井のタイムリースリーベースに川上がきっちりと犠牲フライで4点。三回は下位打線のK山田・藤田の連打に松下の送りバントがフィルダースチョイスを誘い、水谷・竹田・向井のタイムリーに川上が3打席連続の犠牲フライでだめのだめを押して7点。四回は竹田・向井・川上・G山田の4連続のタイムリーで4点で四回まで取りも取ったり17得点。投げては藤田が連日の先発で三回無失点、リリーフ浅井も初登板三者凡退でゼロに抑えて見事に2試合連続のコールド勝ちで午後からの準々決勝に進出した。

ワンサイドの試合となったが、四回の攻撃に雑なところがみえた。ノーアウト一・三塁のチャンス、バッター三番竹田、三塁ランナー松下と一塁ランナー水谷でのダブルスチール。ノーアウト、バッタークリーンアップということを考えると、三塁ランナー松下は、一塁ランナーの水谷の援護であり、120%の自信がなければ突っ込むところではない!残念ながら結果は本塁憤死。もう一つワンアウトランナー三塁でランナー竹田、バッター四番向井の場面。向井の打球はレフト後方へのフライ。セオリーなら竹田はタッチアップの準備だが、ハーフウェイに飛びだしてしまう。向井の打球が抜けて事無きは得たものの、1点を争う場面では絶対におかしてはならないプレー。大差のついた試合で多少緩みもあったが、松下・竹田の走塁は雑と言われても仕方ない。とくに両選手ともに俊足が売りの選手。好走が暴走に切り替わらないように場面を考えることが大事。勝ちゲームの中でしっかりと反省してほしい。最終日進出、ベスト4をかけて愛知知立ボーイズさんとの対戦が待っている。
(W)

2013年9月28日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○11-1●愛知津島ボーイズ
愛知尾州 新チームで初勝利!
藤田-浅井-竹内で1失点!
8安打、3四球、2死球で11得点!
水谷  1四球、1安打、1犠打、2得点!キッチリとつなぎの仕事!

>>>スコアボード
本当に暑かった今年の夏、お彼岸を過ぎて日中の温度も下がり、実りの秋がやってきた。愛知尾州の新チームも二つめの大会を迎える。先ずは一勝!一勝がなければ二勝もない!そして次は、一日二試合の公式戦を経験すること。一つ一つステージをあがってゆくことができるのか!

鶴弥グランドでの開会式。非常に印象深い言葉を来賓としてお越しいただいた冠スポンサーであるミズノ株式会社の服部様よりいただいた。愛知県西支部参加チームの多くの選手を前にして
"一流のプレーヤーになるためには、約束を守ること   高い目標を持つこと   準備をすることの三つをすること"
まさにそのとおり。ありがたいお言葉をいただいた。

移動すること1時間。豊田市の棒の手グランドに到着、朝の一番から元気がイマイチなさそうであり藤川監督も小松コーチも同じように心配顔。定刻より48分遅れて13:18プレーボール!いつまでも新チームではない!自分たちのカラーを創造していかねばならない!またグランドマナーや立ち振る舞いも厳しくチェックされることになる。

先攻の愛知尾州は、新切り込み隊長松下が2球めを振り抜くとライトへのフライ。しかし今までの当てにいくバッティングではなくしっかりと振ったことにベンチへ戻る松下に、藤川監督は及第点。二番水谷・三番竹田と連続フォアボール、このチャンスに四番向井は、初球の変化球を豪快に空振り。この積極性が今までなかった!空振りは悔しいがこれでよし!次の2球めの真っ直ぐに止めたバットではあったが、気持ちがはいってショートへのゴロが相手エラーを誘う。初球の振りがそうさせた!水谷還って先制点、川上も2-0のバッティングカウントからレフト線へのタイムリーツーベースで竹田に向井も激走で2点の追加、送球の間に川上三塁進塁で、G山田の際にパスボールで生還、初回都合4点の先制攻撃となった。

先発は公式戦初登板の藤田。長身からの投球に期待がかかる。簡単にツーアウトをとった後に三番打者にレフトオーバーのソロホームランの被弾。続く打者にツーベース、そしてフォアボールと一番いけないランナーをためてしまったが、三振でピンチを切り抜け1失点と踏ん張る!

打線は衰えない。二回は藤田自らセンター前ヒット、松下が丁寧に送りバント、水谷のセンター前タイムリーヒット、さらにエラーもからんで水谷が還り2点。三回はK山田の転倒しながらのタイムリー内野安打で1点、四回は相手も川上も痛い押し出しデッドボール、G山田の2点センター前タイムリー、小松の内野ゴロの間の追加点で4点と着々とリードを拡げる。投げては藤田から浅井、そして竹内と初回の1点のみで抑えて10点の差をつけ、規定により4回コールドで新チーム初勝利を飾った。日に日にベンチのムードが良いほうにかわる。よく声がでる!ミスにも容赦ないチームメイトの叱責がとぶ!待っていたこの雰囲気!まず新チーム1勝!

次は2勝めを目指す!優勝旗の返還ばかりではおもしろくない!優勝旗を引き寄せる力を明日も出し尽くすぞ!愛知尾州ナイン!まず元気だけは負けるな!そこから活路は、見えてくる!
(W)

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