最新の試合結果へ 2016年11月~2018年8月の試合結果
【投-捕】大澤、尾関、川嵜-中川 【三塁打】中川 【二塁打】中川② 平成30年の8月最終週、三年生最後の大会も残すところ2日間のみ、ベスト8が出そろった、小松ボーイズ(北陸支部) VS 福井ボーイズ(福井県支部)、名古屋緑ボーイズ(愛知県中央 支部) VS 愛知瀬戸ボーイズ(愛知県西支部)は岡崎市民球場、浜松修学舎ボーイズ(静岡県支部) VS 愛知尾州ボーイズ(愛知県西支部)、東海ボーイズ(愛知県中央支部) VS 愛 知豊橋ボーイズ(愛知県東支部)は豊橋球場で行われ、それぞれの勝者が対戦し最終日岡崎市民球場へ駒をすすめる。週半ばの台風20号の影響で挙行が心配されたが、両球場ともに予定より少し遅れての開始となる。遠く山陰の鳥取県米子市では連盟主催の鶴岡一人記念大会が本日から開催、ブロック対抗で中学生の部、小学生の部、中学生女子の部と分かれて優勝を争う、愛知尾州ボーイズからは、瀬尾 智紀、 佐藤 泰綺の両選手が中学生の部に選出され参加となっている、残った21名で何としても優勝旗を持ち帰る! 対戦相手の浜松修学舎ボーイズは初の対戦、精鋭の三年生10名のみでの今日の対戦、 勝てば午後からの準決勝進出、そうなれば仮に敗戦となっても翌日の岡崎市民球場の三位決定戦に進出、最終日まで野球ができる、まずこの試合をとる気持ちで行くこと!降り立った豊橋球場、豊橋市役所の真東、テレビドラマ”陸王”のマラソンのゴール地点として記憶に新しい、低いがスタンド付の昭和のにおいがする球場、後攻愛知尾州の先発大澤、ワンアウト後にフォアボール、ヒットの一・二塁から浜松修学舎ベンチの作戦は四番打者に送りバント、ポイントゲッターなのか、五番打者に大澤二球目の変化球を痛打され打球は三遊間、先制点は浜松修学舎、今大会4試合目、名古屋旭丘戦を除いて、またしても追う展開となる。 その後は何とかしのいで最少失点、その裏愛知尾州、細江、梅村、中川と三者凡退、二回を大澤抑えて、その裏先頭青山、ショートへの内野安打、反撃開始の気分がたかまったところでけん制死、その後に山岡(慎)にヒットがでたことも考えると返す返すも悔いの残るプレーであった、この回無得点で二回終了0-1、次の1点を巡る攻防の中、三回表浜松修学舎に追加点、エラーからみで2点で0-3、初回の四番打者の送りバント、またワンアウト二・三塁からのヒットエンドランと多彩な攻撃を見せつけられた前半戦となった。 これ以上はなされたくない愛知尾州、四回から尾関にスイッチ、下位打線ではあったが7球で三者凡退、攻撃陣にリズムをつくる、ワンアウト後に中川のレフト・センター間ツーベース、青山のライトフライで三塁進塁、名倉のライト前ヒットがタイムリーとなり1点返す、続く五回も尾関三者凡退に抑えて打線の奮起をうながす、期待に応えて、八番牛丸初球をセンター前クリーンヒット、山岡(聖)初球送りバント、細江ここも初球をつるべ打ちでセンター前タイムリーで1点差、ツーアウト後に三番中川のレフト線ツーベースで細江走って走ってホームインで同点、さらにバッテリーミスが出て勝ち越し、一回戦、三回戦と同じ展開で三塁側応援席も盛り上がる、勝ち越してのマウンド、尾関が投げ込む、ヒット、ワンアウト後二塁のシチュエーションでショートゴロ、細江からサード中川への送球、一瞬遅れてフィルダースチョイスで一・三塁、その後スチールで二・三塁から犠牲フライで同点、さらに今度はパスボールで逆転をゆるす、しかし点差は1点、まだまだ試合の行方は不透明、六回裏愛知尾州牛丸のヒットが出るが無得点、最終回川嵜登板、ランナーゆるすも絶妙のけん制決まって三人で攻撃終了、いよいよ最終回裏愛知尾州の攻撃、一番からの好打順、細江、梅村センターフライでツーアウトから中川意地の一打はライト線へのスリーベース、ワンヒットで追いつくチャンスに青山、二球目叩くがライトへのフライ、スリーアウトチェンジ、ゲームセット、愛知尾州37期生の公式戦が終了した。 本日の試合、球審を務めていただいた愛知県東支部の辻さん、選手がバッターボックスに入る際に一礼すると同じように一礼、その向き合っていただく姿勢に感銘を受けました、ありがとうございました。 試合後、選手全員と父兄さん集合し節目の挨拶、その中で多くの選手が全国大会に行けなかったことを悔いていた、何が足りなかったのだろうということを見つけてほしい、ただし全国出場に向けてチーム全員で努力したことは決して色褪せることはない、多くの選手の挨拶の中、印象に残ったことを記す、川瀬選手の言葉、”努力の量だけは他の選手に負けたくない、大会に登録されてお父さん、お母さんが喜んでくれた、高校に行ってもがんばる!”短い言葉であったがお父さん、お母さんが喜ぶお顔を見るために頑張る、素晴らしいモチベーションだと思う、また尾関会長から表現力、藤川監督からは、応援してくる人を増やしなさい、そのためには普段の行動が大事だとの言葉もいただいた、そのとおり!全国出場の目標は、高校で叶える!(W)
青山 追撃の狼煙(のろし)、センターオーバーツーランホームラン! 四回 嵐の五連打でひっくり返す! 大曲 ナイスファイト!攻めの守備が勝利につながる! 【投-捕】尾関、川嵜、佐藤-中川 【本塁打】青山 【二塁打】細江、中川、梅村 ともに昨日の初日から3試合め、継投になるのは間違いない、午後から多少なりとも温度があがり、汗ばむ陽気となった、伝統の赤を基調にしたユニホームの岐阜青山ボーイズ一塁側、昨日から同様に三塁側に愛知尾州ボーイズ、第二試合終了から昼食もそこそこに40分のインタバルで第三試合の開始となる。 ようやく後攻をとった愛知尾州先発は、第二試合でリリーフの尾関、今大会短いイニングではあるが三試合連続の登板、変化球主体の投球で先頭打者を三振、二番打者に初球をセンターオーバーの打球、センター青山クッションボールを処理してセカンドキャンバスで待ち構える細江に送球でタッチアウト!ピンチの芽を断つ、もう一人ランナーをだすが何とか無失点、岐阜青山上位打線の振りの鋭さが印象に残る攻撃であった。かわって愛知尾州先頭瀬尾フォアボール、牛丸送りバント、細江のセカンドゴロが進塁打となりツーアウト三塁、四番青山キッチリとらえたがピッチャーゴロ、ここは 無得点で初回の攻防は0-0で終える。 二回もともに無得点、三回に試合が動き始める、三回二番手川嵜ツーアウト二塁までこぎつけたがエラーが出て、まず1点、その後も連打が出て都合2点を与えて先制を許す、さらに四回三番手佐藤もつかまり先頭打者フォアボールからタイムリー、その後もワンアウトフルベースと追いつめられるが踏ん張り1失点、これ以上点差は離されたくない。 追う愛知尾州、岐阜青山ベンチも継投を考えるイニングにはいってきた、先発丹羽投手に多少疲れがみえたか、牛丸技ありのレフト前ヒットで出塁も中途半端な走塁で盗塁死、いやなムードも漂ったが細江のライト・センター間ツーベースでワンアウト二塁、ここで青山初球を振りぬき滞空時間の長いレフトへ飛び込むツーランホームラン、1点差に詰め寄る、続く中川これまた初球をレフト線へのツーベース、岐阜青山ベンチここで六番左の梅村を迎えるところで左腕山本投手の投入、投球練習するボールに合わせてスイングを繰り返す梅村、左対左の不利が予想されるが投球練習を見つめる表情に落ち着きが感じられるように見える、プレー再開、山本投手初球、二球とストレートであっという間に0ボール・2ストライクと追い込まれるが今大会好調の梅村、ボール、ファウルからの5球目スライダーを見極めてカウント2-2となる、6球目ファウル後の7球目ストレートをライト線に糸を引くような打球がとんで中川余裕のホームイン、嵐のような五連打で同点に追い付き三塁側応援団に元気が戻る、ツーアウト後佐藤のセカンドゴロが悪送球となり梅村逆転のホームイン、エースのカードを切った岐阜青山に引導を渡す。 その後は両軍投手が踏ん張って緊張感タップリの後半戦、一進一退最後は佐藤が三振で締めて逆転勝ち!翌週の豊橋球場の準々決勝に進出となった。ワンチャンスを活かした攻撃陣、岐阜青山山本投手と愛知尾州梅村の対戦は見応えがあった、わずか7球の勝負ではあったがこの試合の勝負の行方を決めたといっても過言ではない7球であったことを付け加えておく。 昨日からの三試合、負ければ公式戦終了の中、よく耐えた、スコアシートを振り返ると得点20、失点7と打ち勝っているようにもみえるが大量失点がなく点をとられても切替えて粘り、スルガ戦、岐阜青山戦と逆転に結び付けている、参加56チームも8チームに絞られた、敗戦した残り48チームの三年生はボーイズリーグの公式戦は終了した、また来週も公式戦を戦えるのは大変幸せなこと、また今回遠征であらゆる意味でお世話になったご父兄さんに感謝の気持ちを表せれば、必ず勝てる! 最後にこの二日間、グランド当番として担当いただいた桜丘中学ボーイズ、愛知幸田ボーイズの役員さん、ご父兄さん、選手諸君、早朝より遠路お越しいただき頑張っていただいたことに厚くお礼申しあげます、慣れないグランドにおいても丁寧に整備いただきけが人もなく帰路につくことができました、ありがとうございました。(W)
川瀬 マルチヒットにレーザービームのバックホーム! 廣畑&大曲 効果的な初回のタイムリー! 川口 とどめの2点タイムリー! 【投-捕】井上、尾関-山岡(聖) 【二塁打】細江 久々の宿泊遠征となった今大会、選手、父兄さん、指導者で一体となり夕食にはバーベキュー、楽しいひと時を過ごし、AM7:30宿舎を後にし一回戦同様に浜松市春野総合運動公園に向かう、球場に降り立った際に気づいたのは赤とんぼが一匹二匹と視界に入る、数えてみようと思ったところ、とても数えきれない多くの赤とんぼが群れをなしていた、酷暑の夏にもようやく終止符がうたれる時期にきたのだと実感した、既に始まった第一試合は、中京ボーイズ(愛知県中央支部)と岐阜青山ボーイズ(岐阜県支部)の試合、1点を争う好ゲーム、最終回の点の取り合いも3-2で岐阜青山ボーイズに凱歌があがり、午後からの三回戦に進出、その相手を決める第二試合は、ともに愛知県西支部同士の名古屋旭丘ボーイズと愛知尾州ボーイズの対戦となった。 11:38のプレーボール、先攻愛知尾州は何としても先制点がほしいところ、ワンアウト後牛丸フォアボール、さらにツーアウト後名倉フォアボールのチャンスに岩田のピッチャーゴロをエラーで先制、さらに廣畑タイムリー、小林のファーストゴロも悪送球、大曲もタイムリーで三塁ランナー廣畑、そして二塁ランナー川瀬も好走塁で還って早々に5点のビッグイニングで試合の主導権を握る。 先発は井上、名古屋旭丘打線にヒットを1本ゆるすが早いカウントから打たせてとって無失点、二回にも愛知尾州追加点のチャンス、大澤フォアボールもけん制死、牛丸、今日はスタメンの代打の神様山岡(聖)と連続のフォアボール、名倉のとらえた打球はセカンドへのライナー、牛丸戻れずダブルプレーでチェンジとなり無得点、その後も井上は快調、三回に一つの転機、ツーアウトランナー無しから内野安打、スチールのランナー二塁から二番打者の打球はライト前にヒット、川瀬ダッシュ良く捕球しホームへ送球、ドンピシャで山岡(聖)に届いてタッチアウト、好投井上をアシストする。 追加点のほしい愛知尾州は三回、四回、五回と無得点、四回のピンチも井上踏ん張り、五回も三者凡退77球で終える。六回愛知尾州にようやく追加点、先頭廣畑、この試合2本目のクリーンヒット、スチール、川瀬もヒットで続くがあえなくけん制死、チャンスついえたかと思われたが大曲フォアボール、スチールの二・三塁から井上にピンチヒッター川口、初球二球とタイミング合わないように見えたが三球めを見事にレフト前へ運び廣畑ホームイン、レフトのまずい守備もあって大曲もホームイン、直前のスチールが活きた!これで7-0とコールド対象となり、井上にかわって尾関が登板、8球三者凡退でほうむり三回戦進出となった。 ジュニア時代下呂市長旗大会準決勝以来の対戦、今年のジャイアンツカップ出場の岐阜青山ボーイズが来週進出への壁となる。(W)
【投-捕】尾関、川嵜、佐藤-中川 【二塁打】細江 8月15日のゼット大会準決勝の敗戦から中二日、いよいよ三年生にとって最後の大会である第14回東海理化旗・ゼット杯争奪愛知県東大会の開幕となった、トーナメント戦であり負ければ中学野球に別れを告げる、勝ち進めば最大で6試合を戦うことができる、1試合でも多く戦い高校野球に向かうことで応援してくれている父兄さんに報いる!それのみ! 涼しくなった感のある新城総合運動公園野球場、58チームの参加で幕開け最終日の8/26(日)の岡崎市民球場を目指しての熱戦が展開される、夏の全国高校野球選手権大会は、一番面白いと言われるベスト8の準々決勝が甲子園球場で行われる、ボーイズリーグも熱戦が期待される!開会式会場を後にして愛知尾州ナインは浜松市春野総合公園野球場に移動、途中の通り道で浜松市天竜区二俣町のお祭りに遭遇する、地名にある二俣には二俣城という城があり、戦国時代においては武田信玄・勝頼親子と徳川家康の間で合戦があり、この地を巡って激しい攻防が繰り広げられたという要所であったと読み取れる、予定時間に少し遅れて到着、対戦相手のスルガボーイズに相対する、静岡県支部のスルガボーイズは今年の夏の全国選手権大会に出場チーム、全く手の内はわからないまま手探り状態で14:13にプレーがかかる。 左腕中島投手に先攻愛知尾州、瀬尾サードゴロ、牛丸ファーストゴロ、細江サードライナーと三者凡退、かわって愛知尾州先発尾関、変化球中心の配球で簡単にツーアウトをとるがフォアボール、スチール、ヒット、パスボールでもったいない先取点を与える。 二回も先頭打者ヒットから犠打、ツーアウト後にタイムリーをあびて1失点、三回打者一巡後の愛知尾州ワンアウト後のピンチヒッター廣畑フォアボール、瀬尾も選んで連続フォアボール、牛丸進塁打のセカンドゴロでランナーそれぞれ進塁、三番細江のショートへの深いゴロが内野安打となって1点を返す、ここでその裏川嵜にスイッチもワンアウト後にフォアボール、フォアボール、ヒットとフルベースのピンチを招き、ベンチはたまらず佐藤をリリーフに持ってくる、浅いセンターフライでツーアウト、ピンチ脱出かと思われたが押し出しフォアボール、苦労して獲った1点を残念ながらはきだす形となったがその後は冷静にセカンドランナーをけん制球でタッチアウト、なんとかしのいだ三回裏となった。 四回ようやく愛知尾州の逆襲、疲れのみえた中島投手、梅村にストレートのフォアボール、名倉にデッドボール、名倉も痛いがスルガにとってはもっと痛いデッドボール、ノーアウト一・二塁のチャンスに山岡(慎)ライト前ヒット、佐藤もレフト前ヒットでまず1点、瀬尾犠牲フライで同点、その後のレフトの悪送球で山岡(慎)ホームインでついに試合をひっくり返す4-3となるが残ったランナーをクリーンアップが返すことができず、ひとまず1点の勝ち越しのみ、その裏スルガも粘る、先頭打者のレフト線ツーベース、送りバントのワンアウト三塁からトップバッターの打球はサードへ、この回からかわった大澤ガッチリ捕球、冷静にホームの送球しタッチアウト、しかし残ったランナーがスチール、二番打者のセンター前ヒットで生還、またしても試合は振り出しにもどって四回終了でグランド整備、五回スルガリリーフの堀投手、中川、梅村の連打に名倉のフォアボールから山岡(慎)のセンターへの犠牲フライ、佐藤の2点タイムリーで3点の勝ち越し、落ち着いた佐藤が五回、六回と無失点、最終回にも大澤、細江のタイムリーで2点の追加、安全圏にはいって最終回、佐藤が三者凡退で抑えて苦しい前半を最少失点で抑えて翌日の二回戦進出を決めた。 早朝の集合、開会式参加、移動、間があくことで難しい調整ではあったと思うが何とか踏ん張った、明日もこのメンバーで野球ができる、もう一つ試合前シートノックが行われているときのことである、当然悪送球などもあり、ボールが外野に転がる、ノック中であるため対応も難しいが終了間際にボール渡しをしていた鎌田がきちんと取りに行ってくれた、こういったことをフォローしてくれる選手がいることがこのチームの良さであるとも思った一回戦であった。(W)
【投-捕】川嵜、井上、尾関、大澤、細江-中川 ようやく平年並みの温度となった愛知県地方、多少なりとも涼しく感じるのは今までが暑すぎたからだろうか、第24回ゼット旗争奪大会もいよいよ大詰め、雨で一日延びたが最終日を迎える、第一試合は、名古屋緑VS愛知瀬戸、第二試合は、東海中央VS愛知尾州の対戦、くしくも愛知県中央支部と愛知県西支部との対戦となった、四半世紀のゼット旗争奪大会の歴史の中で愛知尾州は準優勝が3回とあと一歩栄冠に届いていない、今年こそ獲るという執念が暑い苦しい戦いを重ねここまで来た、4日間で5試合の長丁場、もう一日粘り腰を発揮しよう! 今回の対戦は、二回戦湖南ボーイズ、三回戦愛知守山ボーイズ、そしてこの準決勝は東海中央ボーイズとこの春夏の全国大会出場チームとの対戦、この対戦の中で何が足らなかったのかを感じてくれればよい、細江キャプテン代行、試合前ジャンケンで負けて先攻、今日帯同できなかった瀬尾、佐藤、川瀬の思いを背負って、11時35分にプレートアンパイヤ高岡さんよりプレーボール! 東海中央右腕森瀬投手に相対する愛知尾州打線、一番名倉、初球を叩くとショートゴロ、佐脇選手ガッチリさばいてアウト、試合が始まった。続く牛丸フォアボール、三番細江これもショートゴロでダブルプレー、きちんととらえられた打球、心配なし、かわって愛知尾州先発はサウスポー川嵜、好球必打の東海中央打線をサードゴロ、三振、ショートゴロと10球で料理、好調の両投手の投げ合いで三回まで35分と高校野球なみの早いテンポで試合が進行する。 四回愛知尾州が三者凡退に終わると打者一巡の東海中央打線が川嵜に襲いかかる、先頭打者のセンター前ヒットでランナーが出るとフォアボール、送りバントのワンアウト二・三塁から四番森瀬選手のタイムリースリーベースで2点、その後もタイムリーが出て3点を先制される、ベンチの考えは5点勝負、打って勝つしかないと檄がとぶ! 五回裏、投手交代井上の登板、ランナー残して降板もかわった尾関が締めて無失点、流れをよぶとすればこの回、先頭岩田、第一打席のヒットに続いて今度はフォアボール出塁、ピンチヒッター小林のファーストゴロで二塁進塁、名倉凡退後のツーアウトから牛丸レフト前ヒットでつないで細江のジャストミートのレフト前ヒットで岩田生還、四番青山に期待がかかるが森瀬投手渾身の一球に青山一振り、放たれた打球はショートへのライナー、惜しくもグラブに吸い込まれスリーアウトチェンジ、1-3とし最終回の攻撃に望みを託す、そのためには六回裏を無失点で切り抜けることが必定であったが、残念ながら3失点。 1-6での最後の攻撃、中川、山岡(慎)、梅村と三者凡退、ゼット大会はベスト4で敗退となった。 前半は中学生らしい好球をともに打ち合い、好守連発の両チーム、後半は東海中央が主導権を握り完勝というゲームであった、愛知尾州37期生にとって残された大会は、東海理化大会のみ中二日で開幕する、悔いを残さないように臨んでいくこと! 最後に二つのことを記す。一つは試合最中の正午に行われた黙祷、今日8月15日は73回目の太平洋戦争終結の日、この戦争で尊い命を亡くされた方々に祈りを捧げる日でもある、今こうして野球ができるのも多くの方々の犠牲のうえにあることを忘れないでほしい、なぜ黙祷を捧げるのかという意味を知ってほしい。そしてもう一つは、東海中央前川捕手の行動、チェンジになり凡打を打った愛知尾州の選手のバットを常にひろい、手渡してくれていた、頭が下がる思いで心の中で手を合わさせていただいた。(W)
【投-捕】佐藤-中川 【三塁打】細江 お盆休みも終盤に入る。朝夕の風が少しだけ涼しくなり、続いてきた酷暑も若干和らいできたように感じる。今日の4回戦は、美しい緑に包まれた高校野球の聖地、豊田市運動公園野球場にてベスト4をかけた戦いが始まる。本日の対戦相手は日頃から練習試合等でお世話になっている名古屋富士ボーイズさん。前日の愛知守山ボーイズさんに続き、皮肉にも2日続けての愛知県西支部同士の対戦となった。お互いの戦い方や手の内も熟知している同士であり、戦術は思い切りぶつかるのみであろう。11時53分プレイボールがかかる! 後攻の愛知尾州、先発はエース佐藤。注目の立ち上がりはフライ2つで二死の後、ヒットと盗塁でランナー2塁を背負うがショートフライに打ち取り無失点のスタートを切る。 先取点が欲しい両チーム、先に均衡を破るのは名古屋富士。3回表、センター前ヒット、キャッチャーフライ、レフト前ヒット、レフト前タイムリーヒットで1点を失う。その後スクイズを仕掛けるもホーム封殺、ショートゴロ守備妨害で最小失点で切り抜ける。 その裏、取られたら取り返したい愛知尾州の攻撃、先頭山岡慎がセンター前ヒットで出塁、ラストバッター佐藤がきっちり送り上位打線につなぐ。トップにかえり瀬尾が死球で出塁、瀬尾も痛いが相手投手も痛い!2番牛丸セーフティバント成功で満塁、3番細江レフト前タイムリーでまず1点、4番青山は頭部への死球で再び満塁、ここで臨時代走に瀬尾が入る。続く中川センター前へ弾き返し逆転の2点タイムリーヒット!一気にビッグイニングとしたいところだが後続続かずこの回都合3点とする。 4回表、頭部デッドボールの青山元気に復帰!その裏、先頭山岡慎がセンター前ヒット、佐藤送りバントがどこにも投げられず、1、2塁。トップにかえり瀬尾ショートゴロでセカンドアウト、ランナー1、3塁、牛丸セカンドゴロの間に1点追加。3番細江またまた右中間タイムリースリーベースでこの回2点目、細江の勝負強さが光る! その後、佐藤のピッチングも冴え渡り、スコアボードにゼロを連ねていく。迎えた最終回もセカンドゴロ2つと三振で締めてゲームセット! 入団して2年半が過ぎ過酷な練習や試合を重ね仲間と切磋琢磨して来た。三年生として全員の力で優勝し、親に感謝の金メダルをプレゼントして欲しい!(A)
代打山岡聖 ひと振りで決めるタイムリーツーベース! 【投-捕】尾関、吉田、川嵜-中川 【三塁打】山岡(聖)、名倉 【二塁打】梅村 前日の二回戦を雷と豪雨の降りしきる中、降雨コールドで勝ち上がり、今日は通常の練習や練習試合等でも慣れ親しんだ「輪之内アポロンスタジアム」にやって来た。この日のアポロンスタジアムでは三試合が予定され、第一試合では三好東郷ボーイズさんと愛知長久手ボーイズさんとの試合が当チーム同様、昨日の降雨によりサスペンデッドで継続となり、2回表からのリスタートとなるなど、ゲリラ豪雨による影響が至るところで出ている。各地でも豪雨や台風による被害も多く発生している。選手諸君には酷暑の中ではあるが、改めて今日もこうして野球ができる喜びを噛み締め、ハツラツとプレーしてもらいたい。 三回戦の対戦相手は同じ愛知西支部所属であり、今年の春は二度目の春季全国大会へ出場された「愛知守山ボーイズ」さん、同レギュラーチームは本大会が最後の大会とのことで、卒団を控えた3年生は総決算の意気込みで試合に挑んでくるであろう。午後の気温もぐっと上がり、水分、塩分の摂取を確認し14時14分プレイボールがかかる! 先行の愛知尾州、切り込み隊長キャプテン瀬尾がセンター前へ弾き返し出塁、2番牛丸きっちり送りスコアリングポジションにランナーを置く。3番細江内野安打で1、3塁のチャンス、ここで4番青山の放つ打球は痛烈なセカンドライナー、一塁走者細江戻れずダブルプレー成立、ややアンラッキーな展開で先取点を奪えず初回の攻撃を終える。 切り替えて守りからリズムを作りたい愛知尾州。三回戦の先発は右のエース尾関。先頭打者を打ち取るも内野ゴロエラーとなり、送りバントのあとファーストゴロで2死とするが、4番打者の打球がこの回二つ目の内野ゴロエラーとなり先取点を献上してしまう。 取られたら取り返したい愛知尾州、2回表の攻撃は5番中川がショートゴロエラーで出塁、6番梅村ピッチャー強襲ヒットで続き、7番は昨日2打席連続ホームランと大当たりの名倉。愛知尾州ベンチはここは手堅く送り、8番山岡(慎)のセカンドゴロの間に中川生還し1-1の同点に追いつく。 早い回で追いついてもらい、尾関の投球が冴える。2回、3回を三者凡退に獲り、きっちりゲームメイクができた! 勝ち越し点の欲しい愛知尾州は4回表、1死から梅村がライト線ツーベースで出塁、名倉四球で続く山岡(慎)が意表を付く送りバントで2、3塁。ここでベンチは尾関に変えて代打山岡(聖)を送り勝負に出る。その山岡(聖)は期待に応え右中間にタイムリースリーベースヒットを放ち、走者二人が還り3-1の勝ち越しに成功。見事ひと振りで決めた山岡(聖)の勝負強さが光る。 4回裏、ピッチャー尾関からサウスポー吉田に交代、緊張の立ち上がりは先頭打者にライト前ヒットを許すと、制球定まらず続く打者に四球を与えたところで無念の降板。ここでベンチは川嵜にスイッチ。代わり端をけん制悪送球でノーアウト2・3塁とピンチを背負う。ここで藤川監督タイムを取り、バッテリーと内野陣にゲキを飛ばす!これで切り替えた川嵜は続く打者をレフトフライ、ショートゴロでバックホームアウト、サードライナーで無失点で切り抜ける!結果として吉田は得点圏に走者を残したが、継投の川嵜はじめバックが見事に火を消してくれた。下を向く必要は全くない、この後4回戦から準決、決勝と試合は続く。色々な準備をしっかりして次の登板に備えて欲しい。その後両チームとも得点動かず最終回を迎える。 7回表愛知尾州の攻撃は、先頭4番青山がセンター前ヒットで出塁、続く中川きっちり送り、6番梅村四球、その梅村の代走に大澤を送る。7番名倉の打席でパスボールの間にランナー1・3塁、昨日から当たっている名倉はカミナリ雲を切り裂くライトオーバー2点タイムリースリーベースを放ち待望の追加点!続く川嵜もセンター前へ運びこの回3点を追加する。 7回裏、総力戦となった愛知尾州はファーストに大澤、レフトに大曲をシフトする。またブルペンでは井上が投球練習を続ける。クローザーはオレに任せろと準備を続ける。4回以降無失点のロングリリーフ川嵜は気合の投球。最終回も三振、サードゴロ、ショートゴロの三者凡退に斬って獲るナイスピッチング。完勝で翌日の四回戦進出にコマを進めた。 筆者はチーム責任者として久しぶりにベンチに座った。ゲームに出ている選手はもちろん、ベンチスタートの選手も含めチーム全体の立ち振る舞いに注目していたが、攻守交代時の道具の受け渡し、捕手用装備の装着、また給水、塩分チャージなどの担当を事前に調整して決めていたため、攻守の切り替えがとても早い。かつてラグビーのドラマで聞いたことがある。「一人は皆のため、皆は一人のため」ここへ来て素晴らしいチームの結束力を感じた。これまで「個」の集まりであった集団が「一つ」となり、結束力を生むチームは間違いなく強い。レギュラーチームとして残るは本大会と東海理化旗のみ。このチームなら必ず獲れるであろう、卒団式に4本目、5本目の旗が並ぶことに期待する。 また、慣れ親しんだアポロンスタジアム、バックネット裏は屋根があり観戦するには涼しく快適であるが、父兄さんの陣取る応援席は甲子園同様に青空である。お盆の忙しい中、そして酷暑の続く中で今日も声を枯らせて応援して頂いた。そしてグラウンド担当のため、早朝からご協力頂いた1年生父兄さんには感謝申し上げたい。従前から知る他チームの代表、副代表各位から父兄さんのご尽力にお褒めの言葉を頂いた。グラウンド内のプレイヤーだけではなく、グラウンド外でもチームの結束力を感じる一日が終わった。(U)
【投-捕】佐藤-中川 【本塁打】名倉② 【二塁打】梅村 卒団へのカウントダウンに入った愛知尾州37期生、台風の影響で残念ながら7月の浜松大会が中止となり、残す大会は、ゼット旗大会、そして東海理化旗大会の2大会、なんとしても2大会とも優勝し有終の美を飾りたい、今回のゼット旗大会は、グランド担当のため開会式は免除、この8月12日の二回戦から登場となる、初戦の対戦相手は、滋賀県支部湖南ボーイズ、全国選手権大会にも出場した滋賀県の強豪、到着した県営一宮総合グラウンド、地元で戦うことで多くのOBがかけつけてくれた。 先発は佐藤、キャプテン瀬尾とともにボーイズリーグ中日本ブロックの鶴岡一人記念大会の選抜チームに選ばれ、8月25~26日の両日に鳥取県米子市でブロックの威信をかけて戦う、初回ワンアウト後からフォアボール、レフト前ヒット、フォアボールとフルベースのピンチ、五番打者をセカンドゴロ、瀬尾から細江そして梅村へ一点の無駄もない流れるように白球がわたり、ゆっくり間に合ってダブルプレー、2年半練習で鍛え上げたプレーでチェンジ、攻守交替となる。 初回裏愛知尾州、二回表湖南と無得点、暑い中ではあるが緊迫した中で二回裏に均衡が破れる、中川のフォアボールから名倉のサードへの強襲ヒットで先制点、二回終了1-0で愛知尾州のリード、三回表裏、四回表と共に無得点、四回裏ワンアウト後に名倉この日2打点目のレフトオーバーのホームラン、さらに相手守備陣の乱れから1点追加、前半終了3-0とリードをもって後半に向かう。 五回表、佐藤に少しの安堵感が漂ったか、1点を返されて3-1、県営一宮総合グラウンドの空同様に試合の行方を雲が増えてくる。その暗雲を吹き飛ばす攻撃が五回裏に飛び出す、ツーアウトランナー三塁のチャンスに梅村センターオーバーのタイムリーツーベース、ここでも大当たりの名倉、二打席連続のホームランは2ランでレフトポール際に飛び込んで突き放す!6-1! しかし思わぬことで水が入る、六回ツーアウトをとったところで雷雨の洗礼、審判の指示で両チームナインがベンチで待機、少しの時間をやり過ごせば再開可能と誰もが思ったが雨の勢いは益々激しくなり、雷は近くで稲光を発する、県営一宮総合グラウンドの通路は排水機能ができなくなるほどの豪雨、大会本部においても続行不可能とみてコールドゲームの宣告、翌日の三回戦に進出となる。 どんな形にせよ初戦突破、明日の三回戦に進出となった。こんな状況になるとは、誰も予測ができない異常気象ではあるが酷暑の夏、凄まじい雨、この夏に中学三年生を迎えた37期生、ここで終わるわけにはいかない!(W)
【投-捕】細江、川嵜、佐藤-中川 【二塁打】中川、落合 早朝の5:45の集合、不思議な一日が始まった、前日快勝、今日もその勢いに乗って勝ち上がる、チーム関係者の誰もがそう考え出発した。豊田市中心部の毘森公園野球場に7:00の到着、グランド担当の愛知瀬戸ボーイズの一年生諸君が真新しいウエア―に身を包み初々しい表情で整備を行ってくれていた、既に対戦相手の愛知木曽川ボーイズのナインが到着しており三塁側ベンチ前に道具が並べられ、梅雨に入り天候も心配されることから30分試合開始時刻が早まり、大会本部、審判部、両チーム万全の体制で準備が整えられ8:10愛知尾州からシートノックが始まり、いよいよ8:25にプレーボールがかかる。 先発は細江、緊張感タップリの投球は3ボール2ストライクのフルカウントから坂口選手のバットが一閃、ライトセンター間をやぶるツーベース、早くもスコアリングポジションのランナーを背負い二番打者のセカンドゴロでランナー進塁、三番打者にフォアボールの一・三塁から四番栗本選手のセンターへの犠牲フライで愛知木曽川に先制点、続く五番打者に2球目に一塁ランナースチールの敢行も中川の正確な送球に二塁でアウト!勢いを消したかに思えた。 その裏追い付きたい愛知尾州、先頭瀬尾見逃し三振、二番梅村セカンド内野安打、細江いい当たりではあったが深めに守るセンター正面のライナー、四番青山変化球攻めから空振り三振、初回を終えて0-1、追う展開となる。 二回細江ライトゴロ、セカンドゴロ、セカンドゴロと6球で三者凡退、流れが来たかのように先頭中川センター前ヒット、名倉送りバント、ワイルドピッチでランナー三塁、山岡(慎)フォアボールで一・三塁から落合ファーストゴロで中川生還で同点、曽根残念ながら三振で追加点ならず二回でイーブンとなる。 三回表下位打線を迎えた細江、八番打者のセーフティーバントに反応よくマウンドをおりて処理してワンアウト、九番打者も初球でサードへのファウルフライでツーアウト、リズムをつくって三人で終わればというところに落とし穴、打順一巡してからのフォアボール、ライト前ヒット、フォアボールとフルベースのピンチにワイルドピッチで勝ち越し点、気落ちしたか細江、ライト線へのツーベースでさらに2点の追加、五番打者を迎えカウント1-1で川嵜へのスイッチ、この場面1球でレフトフライに切ってとり火を消して川嵜ベンチに全力疾走で戻る、ツーアウトランナー無しからの愛知木曽川打線の見事な集中力を見せつけられた。 追う愛知尾州もその裏一番瀬尾が高めを叩いてセンター前クリーンヒットで反撃開始も梅村ショートゴロ、細江レフトへのファウルフライ、青山ライトフライとやはり深い外野守備網を崩せず無得点、これ以上の差を拡げられたくない愛知尾州は四回から佐藤の投入、無失点で抑えてその裏中川のツーベースを足場に佐藤のセンター前タイムリーで1点、しかし一・二塁のチャンスも瀬尾がライトフライと外野へのフライで1点どまり、四回終了で2-4、あと一本が出ず苦しい展開は変わらない。 グランド整備後の後半の五回、またしても愛知木曽川一・二番の連打で1失点で2-5、その裏ワンアウトから細江レフト前ヒット、青山フォアボールの一・二塁のチャンス、当たっている中川に期待がかかるがショートゴロダブルプレー、最悪の結果もまだ攻撃は二回ある、六回佐藤、気迫あふれる投球は三者連続三振!応援団にももう一度力が入る! 六回裏、愛知尾州に追加点、ワンアウト後に山岡(慎)センター前ヒットにピンチランナー渡辺、八番落合のレフトセンター間のあたりに渡辺ダイヤモンドを駆け巡り長躯ホームインで1点、パスボールで進んだ落合を佐藤がレフトへのフライで還して1点差、ランナーいなくなって瀬尾フォアボール、スチールのチャンスにピンチヒッター岩田、応援団の祈りもむなしくセカンドゴロ、しかし1点差に追い詰めて最終回に期待をもたせる攻撃となった。 ここまでの展開をみればわかるとおり奇数回に愛知木曽川の得点、偶数回に愛知尾州の得点、愛知尾州の得点後に愛知木曽川が突き放す流れ、となればこの7回を無得点に抑えて悪い流れを断ち切れば勝機は自ずと訪れる、その回、ワンアウトランナー二塁のところで藤川監督マウンドへ、短い指示を与えるとバッテリーと内野陣の表情が引き締まる、佐藤が三塁までランナーを進められるが踏ん張って無失点、最少得点差は変わらず最終回最後の攻撃愛知尾州は、細江ライトフライ、青山サードゴロのツーアウト、ベンチの星野コーチからスポニチ大会もツーアウトからの逆転を思い出せ!と檄がとぶ!中川フォアボール、今日15歳の誕生日名倉に期待がかかったが見逃し三振、ゲームセット!春も逃した全国大会の出場を逃した瞬間となった。 スコアシートを振り返ると ヒット数 愛知尾州 8 愛知木曽川 6 盗塁 数 愛知尾州 4 愛知木曽川 0 犠打 数 愛知尾州 2 愛知木曽川 2 四死球数 愛知尾州 5 愛知木曽川 3 三振 数 愛知尾州 3 愛知木曽川 5 残塁 数 愛知尾州 8 愛知木曽川 4 しかしスコアは5-4で愛知木曽川である、冒頭に記したように不思議と書いたのは得点と残塁以外を見れば当然愛知尾州に分のある勝負であったと思うが野球においてはそうならない、勝ちたいという思いが強すぎると結果が空回りしてしまうことが多いが、うまくいかなくても強い執念を持ち続ける、それが粘りを生む、試合前練習、試合中に気付いたが指導者から指示がとぶ、返事のないことが今日は多くみられた、結果に対しての理由になってはいけないが是非振り返ってもらいたい、試合後に涙にくれるナインをみるのはつらい、しかし今日応援をしてくれていた父兄さんは、もっとつらい、今日全国への道は絶たれたが愛知尾州レギュラーチームとしての活動は、まだ二か月ある、そして本番となる高校野球も目の前にきている、今日の敗戦を糧にして今後に活かすことこそが応援してくれている父兄さんに報いることになる、今日の事を忘れないようにしてもらいたい。 最後になるが名倉選手にとっては苦いバースデーとなったが誕生日ということをもう一度考えてもらいたい、なかには誕生日ということで何かプレゼントをもらえるなどと考えることもあるかと思うがそれはそれでよい、ご両親のおかげでこの世に生を受けた記念日である、これから年に一度必ず巡ってくるこの日には是非ご両親に照れくさいと思うが“今日で何歳になりました、ありがとう”という感謝の言葉を捧げてくれれば、それがご両親にとっては最高のプレゼントになる。 蛇足になり恐縮ですが、いつも読んでいただいている皆さんにお詫びします、筆者においては、この結果で気持ちの切替ができず、本来の使命である客観的に早くお伝えすることができずご迷惑をおかけしました、今後はスピードをモットーにいたします。よろしくお願いいたします。(W)
四番の仕事 青山先制タイムリーツーベース! 【投-捕】佐藤-中川 【二塁打】青山② つい先日の6月6日に名古屋地方気象台より “ 梅雨入りしたとみられる ”というアナウンスがされた、非常にあいまいな表現ではあるが今週の天気をみれば誰もが梅雨入りかなと思う天候であった、我々が活動している種目の野球は屋外スポーツ、NPBでは6つのドーム球場があり天気に関係なく行われ、雨が続くとドームがあればなあと思うこともしばしばある、しかし野球は空の下で行うことが似合う、特に今日の試合は、地元一宮平島公園野球場で開会式、そして第二試合と地の利を活かせる、その思いもむなしく夜来の雨で開会式は愛知名港ボーイズさんの練成館で開催、グランドコンディションの不良のため試合開始も大幅に遅れる、最近は、おかげ様で遠隔地から沢山入団いただき一宮市内の選手の比率が下がってきたが、この一宮で行うことで下級生や父母会の皆さんそしてOB、その父兄さんと多くの方に応援いただくことで選手に実力以上の力をくれる、そして背中を押してくれる、大変ありがたいことと感謝しかない。 試合前の選手審査後に父母会を代表して尾関会長より、選手・指導者を前にして、昨年秋よりのレギュラーチームとして活動開始、そして春の悔しい思い、今回の選手権大会支部予選においては何としても予選突破が父母会の総意であると力強い激励の言葉と父兄さんが丹精込めておりあげられた千羽鶴が瀬尾キャプテンに贈呈された、こういったセレモニーが行われることは筆者の知る限り記憶にない、その思いをもって我々愛知尾州ボーイズは戦い、必ず予選を勝ち上がり全国の舞台を踏む!と再認識させられた! 一回戦の対戦相手は春日井ボーイズ、4/7(土)のスポーツニッポン大会一回戦と同じ顔合わせとなる、縁というか今までの組み合わせをみると意外と多く一度当たると次回もというケースをよく見る、その時は、長久手スポーツの杜グランドで16-4と大差勝ちではあったが筆者の眼からは点差ほどの差はないと感じる、上位打線の執拗な粘り、強い打球を転がす意識が感じられ、前回の試合は参考にはならないと思われる。 先発は佐藤、予選の日程は今日明日ともに1試合、初戦にエースのカードを切った愛知尾州、必勝それも完全な形でスタートするという思いが感じられる、その期待に応えて小学校時代から慣れ親しんだ一宮市営平島公園野球場のマウンドから佐藤が初回から躍動する、春日井打線をファーストゴロ、三振、三振と三者凡退とこれ以上ないスタートとなる。その裏愛知尾州打線が早速、春日井先発長谷川投手に襲いかかる、瀬尾、大澤連続フォアボールのチャンスにスチール失敗後に細江もフォアボールの再び巡ってきたチャンスに四番青山ライトセンター間タイムリーツーベースで先取点、1-0と優位にすすめる。佐藤はその後も快調、二回フルベースのピンチも切り抜けホームは踏まさない、三回愛知尾州に追加点、先頭大澤フォアボール、細江のセンター前ヒットで大澤好走塁で三塁を陥れ一・三塁、青山初回に続いてライト線にタイムリーツーベース、中川もライト前タイムリー、名倉凡退をはさんで山岡(慎)の打席でワイルドピッチで1点、山岡(慎)デッドボール、落合も三遊間をしぶとく抜いてフルベース、佐藤も落合と同じところ三遊間を抜いてタイムリー、ワンアウトフルベースから瀬尾のセンターへのライナーに三塁ランナー山岡(慎)がとびだしてしまい4点どまり、試合を決めるには至らなかったが5-0とリードして序盤三回を終える。 四回も佐藤三者凡退とリズムよく味方攻撃につなげる投球、その裏ツーアウトランナーなしから中川フォアボール、名倉のライト前ヒットで一・三塁、山岡(慎)の打席でワイルドピッチで1点、さらに山岡(慎)もタイムリーで7-0とコールド圏内に試合をもってきて五回を迎えるが最後の詰めの甘さがでて1点を返されて春日井の粘りで試合は六回へ、この回も佐藤続投で春日井ランナー一塁のチャンスにレフトオーバーのスリーベース、一塁ランナー長駆ホームへ向かうが牛丸 ⇒ 細江 ⇒ 中川と練習に練習を重ねた中継プレーで タッチアウト、見事な連係プレー、三振や内野ゴロ、外野フライも一つのアウト、こういったプレーでとるのも一つのアウト、アウトを三つとればチェンジとなる、こういったプレーが勝利を引き寄せる。その裏最後のプレー瀬尾のライトへの犠牲フライで落合生還、8-1で規定によりコールドゲーム、翌日の二回戦に進出となった。 とにもかくにも一番難しいと言われるトーナメントの初戦を勝った、明日の二回戦の愛知木曽川ボーイズ戦を豊田市の毘森公園野球場で戦い、勝利すると6/16(土)の準々決勝は、もう一度この一宮市営平島公園野球場に戻ることができる! 最後に今日の三塁側大応援団の中に14年前、当時の尾州ボーイズ藤川監督就任時の最初の卒団生、田中 大輝さんのお顔を発見した、お話をうかがうと”あの春日井ボーイズに勝てるとはびっくりしました”とうけたまわった、その14年前の選手権予選は思い返すとトヨタ健保球場で二回戦のVS春日井ボーイズとの試合のスコアは忘れたが敗退し全国の夢を絶たれた、全国出場の門が今よりも狭くまた険しく、出場が現実となる前に犠牲心、フロンティアスピリットをもって戦ってくれた今日の田中さんのような先輩方がいたことを忘れてはならない。彼が切り拓いてくれたからこそ今日がある。 (W)
ガス欠のナイン、責める言葉は見つからない! 【投-捕】尾関、川崎、小林、大澤-中川 【二塁打】名倉 大逆転の第一試合の激闘が終わったのが12:06、そこから20分のインタバル、通常だと倍の40分で昼食をとり備えるが審判さんも同様に球場使用の都合に合わせてあわただしく第三試合に臨む、この第一試合の佐藤・細江の投球回数により第二試合の登板はなくなり総力戦が予想される、考えようによっては第二試合の勢いをそのまま試合につなげられることがアドバンテージとなる。 30℃を超えた愛知県西部地方、湿度が低いためさわやかな暑さの中、先発尾関がマウンドに上がる、先頭打者の放たれた打球はファースト大澤の左へ、横っ飛びでくらいついてキャッチ、これで尾関に余裕が生まれライトフライ、キャッチャーフライの三者凡退で立ち上がる、かわって愛知尾州は瀬尾三振、大澤ショートゴロの後に細江ショートゴロエラー出塁、四番青山に期待がかかるが東名古屋上田投手の高めのボールにバットが出て高々と打ち上げたピッチャーフライ、この時細江のスチール敢行が抜群のスタートであったので悔やまれる一打となった。 二回に試合が動く、先頭打者のヒット、パスボールのピンチにショートゴロ、細江冷静にランナーの動きを見てサードへ、サード落合ボールを持って二塁キャンバス方向へ基本に忠実に追いこんでタッチアウト!ピンチ脱出かと思われたが続く打者にヒット、この回二度目のパスボールが出てランナー進塁、ここでタイムリーツーベースをあびて2点の先制をされる。 点が入ると試合が動くのは野球の習わしみたいなもの、やはりこれは投手心理として守ろうという意識が大きくなることなのか、その裏先頭中川フォアボール、名倉レフト線へ鋭い打球のツーベース、山岡(慎)のサードゴロでまず1点、落合もサード強襲ヒットで同点、尾関サードゴロでランナー入れ替わり、ここで尾関のスチール、瀬尾の今度はファースト強襲タイムリーで逆転、さらに瀬尾のスチールで大澤が追い打ちのタイムリーで都合4点と試合をひっくり返す、底力を見せつけた二回裏の攻撃であった。 しかし甘くない、三回表東名古屋の逆襲、尾関三連打でピッチャー久々登板の川嵜、何とかSSK大会に間に合った形となったがランナーを背負ってのマウンドは厳しかったか、三連打をあびてこの回6点と4-8のダブルスコアとされ、その裏中川タイムリーで1点を返して5-8で序盤三回を終える。大会も二日目ともに3試合を迎えたことで投手陣のやり繰りが試される、試合前の藤川監督の予想は10点ゲーム、この後も打ち合いが予測されるが四回裏に一つのポイント、先頭山岡(慎)のサード強襲ヒット、バッター落合の際にけん制球でタッチアウト、これは大きなチャンス喪失となった、二回にも同様に大澤が東名古屋上田投手の素早いけん制球でアウトとなっており気を付けなければならない場面であった。 そこからともにこう着状態が続いて迎えた最終回、先頭山岡(慎)のレフト前ヒットにピンチランナー牛丸、落合のピンチヒッターに岩田、ここはサードゴロ、パスボールでランナー進塁、ピンチヒッター梅村ライト前タイムリーで1点、ピンチランナー渡辺、瀬尾のライト前ヒットで渡辺果敢に三塁をおとしいれここまで一人で投げ切っていた上田投手にプレッシャーを与える、しかし山岡(聖)、細江と打ち取られ春日井市長杯大会はベスト8で姿を消すこととなった。 この試合ベンチ入り20名のうち17名を繰り出す総力戦、川嵜、小林、大澤も登板し、ある程度のメドがたった。この試合は前述したようにインタバルがなく満足に昼食もとれることなく入った試合である、ガソリン満タンとは言わないが足りなかった、そこから集中力の欠如を生み出したことが見て取れる試合であった、しかし勝負は勝負、負けは負け、こういうことも経験し成長してゆくことが大事である。 春日井市長杯の敗退が決まり、いよいよSSK大会全国支部予選に突入する、打線の好調を維持して6/9を迎えよう!(W)
岩田 逆転の口火を切る代打タイムリースリーベース! 【投-捕】佐藤、細江-中川 【三塁打】細江② 【二塁打】岩田、名倉 数えて25回めの春日井市長杯大会、四半世紀の長きにわたり運営されてきた主催の春日井市さん、主管の春日井ボーイズさんに敬意を表するとともに今後も継続されていくことを祈念する次第です。昨日の一回戦、二年前のアシックス旗争奪一年生大会準々決勝で苦杯を喫した名古屋緑ボーイズに快勝して借りを返し二回戦に駒をすすめてきた愛知尾州レギュラー、今日の相手は中日本大会二回戦で敗れた相手、春の全国チャンピオン愛知豊橋ボーイズ、先日は三日間連続の大会二日目第一試合、今日は土日連続の大会二日目第一試合、明日は試合がなく大きくシチュエーションは、前回とは異にする、蒸し暑さが増してきた6月を目の前にしたこの時期、名古屋のセントポール名古屋学院大学瀬戸キャンパスグランド、AM9:30には礼拝堂のチャペルが周りに響く荘厳な雰囲気の中、第一試合は東名古屋ボーイズが愛知県西支部愛知江南ボーイズを下して第三試合の準々決勝に進出、この東名古屋と対戦するのはどちらか!グランド撤収時刻の関係で定刻より大幅に早く10:16にプレーがかかる。 先発は、昨日リリーフで3イニング打者9人5奪三振パーフェクトのサウスポー佐藤、中日本大会では未対戦、昨日の調子を持続、三振、セカンドフライ、センターフライと三者凡退に退けて味方の援護を待つ、打線は瀬尾、大澤と打ち取られた後に細江がジャストミートの一打はセンターオーバー 走って走ってスリーベース、四番試合前の練習時に鼻血出血青山に期待がかかったが愛知豊橋濱田投手にピッチャーゴロ、初回の攻防は0-0で立ち上がる。二回に早くも試合は動く、愛知豊橋四番立花選手からの三連打、七番打者0ボール2ストライクから愛知豊橋、意表をついてスクイズ敢行、佐藤の低めの投球にバッター空振り三振、キャッチャー中川三塁ランナーを追い込んでの三塁への送球が高くそれる、愛知豊橋労せずして先取点、さらにそこから下位打線からヒット、犠牲フライ、フォアボール、ヒット、ヒットとつながれて5点の失点、中日本大会同様に守備のほころびからビッグイニングをつくられる。イニングも浅く、気を取り直してリセットし、まず1点を返したい愛知尾州のその裏はワンアウトから名倉、山岡(慎)の連打からのチャンスに期待の落合はショートへの強いゴロがダブルプレー、愛知豊橋バッテリーの術中にはまり無得点、5点の点差はやはり重い、続く三回も愛知尾州に得点機、先頭佐藤の内野安打に瀬尾のライト前ヒットから大澤の送りバントでワンアウト二・三塁のチャンスのお膳立てに三番細江ファーストへの力ないフライ、四番青山見逃し三振とホームが遠い。チャンスに点がとれなければ今度はピンチ、佐藤がワンアウトで二・三塁のランナーを残して降板、リリーフは細江、昨日とは逆のリレー、フルベースまで詰め寄られるが踏ん張る、無失点で切り抜けて試合は壊さない。四回裏愛知尾州、五回表愛知豊橋ともに三者凡退、五回の裏に予想外のドラマが繰り広げられる。 先頭落合、ショートへの内野安打出塁、仕掛けどころはここしかないとベンチが動く、途中守備から出場の曽根に代わってピンチヒッター岩田、普段はサードコーチだが鋭い観察眼からチームに貢献、バッティングの調子も良く、代打一番手で登場、振りぬかれた打球はライト・センター間へランナー落合塁間を一生懸命駆け抜けてホームイン、打った岩田もサードへスライディング、ようやく返した1点、これが口火となって瀬尾凡退の後、代打の神様山岡(聖)もライト前ヒットで続いて岩田ホームインで2点め、細江も振りぬいてライト前ヒットで一・二塁、ここで二塁ランナーに廣畑がピンチランナー、青山フォアボールでフルベース、中川引っ張ってレフト前タイムリー、レフトのエラーを誘っていつの間にか同点、名倉レフト・センター間タイムリーツーベースでなんと逆転!山岡(慎)も負けずにレフト前ヒットで一・三塁、山岡(慎)にピンチランナー牛丸、打者一巡で落合イニング二度目の打席はセンター前タイムリーヒット、代打での二度目の打席の岩田、コンパクトに振りぬいてここもライト前タイムリー、瀬尾1イニングで二度のアウトはごめんだとフォアボール、ピンチヒッター藤井もライトへの犠牲フライ、細江ライト・センター間タイムリースリーベース、なんとここまで10安打11点、四番青山、愛知豊橋のとどめを刺すレフト前タイムリーで細江ホームイン、12-5で規定により7点差がついたためコールドゲームで愛知尾州は第三試合の準々決勝に進出となった。 1イニング12得点、おそらく筆者の記憶にないくらいの猛攻、堰を切った勢いはどこまで行くのかと思うばかり、愛知豊橋に中日本大会の借りを返した形となった、この試合で最初の得点シーンについて今一度記したい、1点目は挟殺プレーのミス、これは最初のミスではなく二つめのミスであった、攻守交替の合間に残念ながら発生している、愛着があり尚且つ自分の体にフィットする道具は使用していて心地よいものである、それが守りに入る際にない、また他のものを身につけることでどこか違和感を感じながらプレーにはいっていく、そしてスムーズにすすめばよいが一瞬の判断を要求されるプレーとなった際にそれが手かせ足かせとなりミスを誘う、自分の道具のありかを確認する、そしてベンチの他の選手に今一度確認をする、これが準備、この失点は場合によっては防げた失点だったかもしれない。もう一度チーム全員で申し合わせをすることも必要、確認のための確認、これが準備といえる。 5月の第二週からスポーツ界は、日本大学のアメフトの話題一色ではあるが、試合前に筆者のもとに一通のメールが届いた、愛知豊橋ボーイズの渡辺代表さんからであった。”本日、そちらに行くことができなくなりました、ナイスゲームを期待しています、互いにリスペクトしあい、全力で正々堂々とプレーすることが大事ですね、よろしくお願いします。”これがスポーツの醍醐味であると気づかされた。 もう一つ、今日はくしくも東京優駿競争(日本ダービー)の日、速さを競う三歳サラブレッド6,800頭の頂点を決める日、今日の試合をこれに例えるならスタートは互角、1コーナーを曲がって離され、向こう正面では10馬身差、もがいても追いつけず、ようやく3コーナーでエンジンがかかって最後の直線で一気に突き放してゴール、そのように形容される試合であった、しかし野球は筋書きのないドラマ、こんな結末を予想した方は、誰もいない!そんな試合であった。野球は怖い!(W)
細江ー佐藤 気迫のピッチングで見事なノーヒットノーランリレー! 【投-捕】細江、佐藤-中川 【三塁打】名倉、細江、青山 春日井ボーイズさん主催の伝統ある今大会に今年も出場させていただき、夏の選手権前最後の大事な公式戦となる。昨日同様夏を思わせる蒸し暑さとなり、野球を行うには体力を消耗しやすい環境だが、愛知尾州にとっては逆に冬のトレーニングキャンプで培った体力と精神力で最高のパフォーマンスを見る絶好のチャンスでもある。 まず初戦は、愛工大名電さんの外野の芝生の色が鮮やかな一般の球場にも引けを取らない新しくなった素晴らしいグランドで、名古屋緑ボーイズさんとの戦い。 初回、先行の愛知尾州、先頭バッターのキャプテン瀬尾がファーストエラーで出塁。その後、上手い走塁で2塁に進塁、2番大澤が送りバントをきっちり決め、1アウトランナー3塁。続く3番細江のレフトへの犠牲フライで1点先制する。続く4番青山は三振に打ち取られたが、初回幸先良く先取点を奪う。 その裏、愛知尾州は公式戦初先発の細江がマウンドに上がる。サードゴロ、三振、ピッチャーゴロと三者凡退に打ち取る素晴らしい立ち上がりを見せる。 2回表、2アウトから7番山岡(慎)がセンター前ヒットで出塁。ワイルドピッチでランナー2塁とし、8番落合がセンター前に運ぶタイムリーヒットで1点を追加する。その裏、ピッチャー細江、安定感のあるピッチングでこの回も三者凡退に抑える。 3回表、2アウトから2番大澤がセンター前ヒットで出塁、続く3番細江のレフト前ヒットでランナー1、2塁のチャンスを作り、続く4番青山が初回に続き三振に打ち取られ無得点となるものの、2回、3回共に2アウトからチャンスを作る粘りのある攻撃ができている。 3回裏もピッチャー細江が安定感のあるピッチングで無得点に抑える。 4回表、先頭の5番中川がレフト前ヒットで出塁。続く6番名倉が、左中間を深々と破るタイムリー2ーベースヒットで1点追加。更に7番山岡(慎)がセンター前ヒットで続き、ノーアウトランナー1、3塁。続く8番落合のライト前タイムリーヒットで更に1点追加する。後続は抑えられるも、この回貴重な追加点を奪う。その裏もピッチャー細江が三者凡退に抑える素晴らしいピッチングで、ここまで名古屋緑ボーイズさんの強力打線を無得点に抑える。 5回表、先頭の細江がレフトオーバーの2ベースヒットで出塁し、続くここまで2三振に打ち取られている4番青山が、起死回生のさすが4番バッターという力強い打球のセンターオーバータイムリー2ベースヒットで1点追加する。更に3塁への盗塁の際にキャッチャーの悪送球で1点追加。1アウト後、6番名倉が三遊間の内野安打で出塁後、盗塁を決め1アウトランナー2塁とするも後続が打ち取られ、この回1点。 5回裏、ここまでノーヒットに抑えていた細江からピッチャー、エース佐藤に交代。佐藤も細江の良いリズムをそのまま引き継ぎ、素晴らしい投球で三者凡退に抑える。さすがエース佐藤! 6回の攻防は、両チーム共無得点。7回表、ツーアウトから5番中川が一塁線を破る2ーベースヒットで出塁するも、後続が打ち取られこの回無得点。 最終回も佐藤が見事なピッチングで三者凡退に抑えゲームセット。2回戦進出を決めた。 この試合、細江ー佐藤の無四球、エラーで出たランナー1人のみのノーヒットノーランピッチングという素晴らしい内容であった。そのため非常に締まった試合となり、攻撃面においてもその良い流れのまま安定感のある攻撃ができており、どっしりとした試合ができていたのではないか。明日も今日以上の安定感のある、自信を持ったどっしりとしたプレーを期待する。そして必ず中日本大会のリベンジをしてほしい。(FH)
【投-捕】尾関、佐藤、井上、佐藤-中川、山岡聖、中川 【二塁打】瀬尾、名倉、梅村 久々の公式戦、美方ボーイズさんをコールドでくだし、東濃ボーイズさんとの文字通りの決勝戦、全国大会は逃したが、まずこのタイトル、そして月末の浜松大会、8月のゼット旗大会、東海理化大会と4つの大会を全勝するつもりでプレーすることが高校野球につながる、そして応援していただいたご父兄さんに報いることになる! 愛知尾州先攻で試合開始。まずは先取点を取り主導権を握りたいところ、岐阜東濃ボーイズさんの先発投手は緩急をつけてくるタイプだが、先頭の瀬尾は上手くおっつけ右中間へのヒットでこの試合も第一打席出塁、ここも職人牛丸は送りバントを完璧に決める。先程の試合と同じ場面を作ることができるが後続続かず無得点。対する愛知尾州、先発は右のエース尾関。先頭打者に右中間へのヒット、送りバントで1アウトランナー2塁、東濃ボーイズさんも初回チャンスを作る。先発尾関はなんとか踏ん張りたいところだか、3番にセンター前ヒット、青山決死のバックホームもタッチ間に合わず先制される。 初回の攻防を見る限り、昼食を挟んだ2試合目、選手の心と体の準備が出来ていないと感じる不安なスタートとなる。 続く2回愛知尾州の攻撃、相手のミスが絡みチャンスを作るが無得点に終わり、重い試合展開が続く。2回裏の守り、尾関が相手打線を抑え流れを変えていきたい。しかし2アウトまでこぎつけるがタイムリーヒットを浴び、藤川監督たまらず左のエース佐藤に交代。ここは佐藤後続を抑え1点に止まる。 追う愛知尾州、1番からの好打順。岐阜東濃ボーイズさんは継投策、すでに3人目の投手へ交代。しかし今の瀬尾にはピッチャー交代は関係なくレフトオーバーのツーベースヒットで出塁!鶴岡大会選抜の瀬尾、さすがのバッティングでノーアウトランナー2塁とチャンスを作るが、ここもやはり後続が続かず、簡単にツーアウトとなる。ここで瀬尾は果敢に3塁を狙いセーフ!なんとか1点を取り流れを引き寄せたいが、ここも残塁。しかも先程の激走でキャプテン瀬尾が足を痛め大事を取り交代となる。 この緊急事態にエース佐藤は圧巻の投球を見せる!三者三振に切ってとり、攻撃に備えるベンチに活気が出てきた! この流れをモノにしたい4回表、先頭梅村セカンド強襲の内野安打。続く名倉のセンターオーバーツーベースヒットでノーアウトランナー2・3塁、続く佐藤は自らの投球を助けるレフトへの犠牲フライでようやく1点を返す。一気に逆転をしたい局面だが後続続かず、4回を終わり2対1、ここまで残塁7、あと1本が出ない苦しい展開が続くが後半の巻き返しに期待したい! 勝負の後半5回表、細江、青山の連続ヒット、5番中川が手固く送り1アウトランナー2、3塁のチャンスに、今日好調の梅村が右中間へ2点タイムリーヒットで逆転!今日の試合、梅村がカギになると感じさせる攻撃であった。 しかし岐阜東濃ボーイズさんも必死、先頭打者のセーフティーバントから始まり死球、レフト前ヒットで満塁。一打逆転の大ピンチに、レフトオーバーと思われる打球を牛丸がジャンプ1番のファインプレー。タッチアップは許し同点にされるが、抜けていれば試合が決まってしまう可能性もある中でのビッグプレーが出る。この後ファースト後方の難しいフライもファースト梅村好捕し、守備で佐藤を盛り立てる。 追い付かれた後、愛知尾州6回の攻撃、1アウトから佐藤センター前ヒットで出塁、岩田のセカンドゴロでセカンドベース際での交錯が守備妨害の判定でダブルプレー。嫌な流れで6回裏の守りに入る。ここでピッチャーを佐藤から好調井上に交代。キレのあるボールを投げ込むが相手も必死、2つの四球とヒットがあり、ツーアウトまで行くが満塁のピンチを招き、ライトから佐藤が再登板。さすが此処も鶴岡大会に選出された佐藤、レフトフライに打ち取りピシャリ。 7回は両チームともにランナーを出すが無得点に終わり、タイブレークに突入。 今年から高校野球でも導入されるタイブレークはノーアウトランナー1、2塁だが、ボーイズリーグは1アウト満塁からスタートする。ここで迎えるは今日絶好調の梅村。ここまでの重い空気を吹き飛ばす当たりは右中間を破り、2人を返すタイムリーツーベースヒットとなる、ここでとっておきの代打廣畑が三遊間抜けるタイムリーヒットで続きこの回3点! ここで一気に決着をつけたい愛知尾州最後の守り、先頭バッター初球のショートライナーを細江がファインプレー、そのまま2塁を自らの足で踏みゲームセット! 苦しみながらジュニアからの連覇を達成する。この大会は、あと1本が出ず苦しい展開であったが、要所で出た好守備と最少失点で切り抜けてきたエース佐藤を中心とした投手陣の踏ん張り、そして何よりここまで苦しんできた梅村の活躍が光ったが、SSK旗の悔しさを乗り越え全員が団結し大会に望めたことで優勝を掴み取れたと思う。 ジュニアから通じ連覇を達成できた美方レインボー大会はこのチーム選手、父兄には思い出深い大会となる。大会を終えた帰りの車中、空を見上げると、そこには色鮮やかな虹がかかっていた。(O&O)
牛丸、職人芸の犠打&セーフティーバント! 【投-捕】川嵜、井上、小林-中川 【二塁打】瀬尾 【三塁打】青山 梅雨明け宣言がされた日本列島に思わぬ豪雨が今週降り続いた、気象庁からの発表によるとここ何十年に無い災害が起こる可能性があると発表され各地で避難勧告が相次いだ、高校野球の予選、またボーイズリーグにおいては全日本中学野球選手権大会東海地区予選がやはり雨で順延となり本日の7/8に静岡県菊川市で行われることになった、この影響で持ち越された美方レインボー大会中学生レギュラーの部、準決勝第二試合で愛知尾州と対戦予定の愛知小牧ボーイズが名誉の棄権となり、大会本部斎藤会長より残り3チームで巴戦により優勝決定をとのご提案をいただき、美方ボーイズ、東濃ボーイズそして愛知尾州ボーイズの3チームで行うことに決まった。巴戦と聞いて思いだすのは、野球ではなく大相撲、平成5年名古屋場所、若貴フィーバーに沸く相撲界において、横綱曙、大関貴ノ花、関脇若ノ花の三力士による優勝決定巴戦、結果は横綱曙が二連勝して夢の兄弟対決は無かったが相撲の場合は、三人のうち一人が二連勝するまで延々と続く、野球の場合は大会本部ルールに則って行うが二連勝すれば決まり!この福井高浜の地で二連勝するのみ! 初戦は大会ホストの美方ボーイズさん。先発の川嵜は立ち上がり先頭バッターを見逃し三振に切ってとり、上々のスタートを切るが、続く2番松若選手に甘く入ったストレートをレフトへのホームランで一点を先制される。その後ランナーを出すも最小失点で切り抜け味方の反撃を待つ。 愛知尾州初回の攻撃、瀬尾死球、職人牛丸がキッチリ送りクリーンアップへ繋ぐ、この後相手先発の才場投手は愛知尾州の強力打線に対する警戒が強く、四球が続きこの回ノーヒットで3点を獲りすかさず逆転。 続く2回、先頭瀬尾が左中間へのツーベースヒットで出塁、ここから牛丸・細江・青山の連続四球による押し出しで1点を追加。一方、先発の川嵜は、ランナーを出すも粘りのピッチングで2回、3回をゼロに抑え先発の役目を果たす。 3回裏、一気に突き放したい愛知尾州の攻撃、好調梅村がセンター前ヒットで出塁、勝負所とみた藤川監督、ここで代打岩田を告げる、岩田期待に応えサード強襲ヒット、サードのエラーも絡み梅村一気に1塁からホームイン!瀬尾四球の後、ここも職人牛丸が三塁線への絶妙なセーフティーバントを成功させ満塁。ここで4番青山が左中間へ走者一掃のタイムリースリーベースヒットでこの回一気に4点を挙げリードを7点に広げる。 愛知尾州の2番手は先週の桑員ボーイズとの練習試合で好投した井上。公式戦初登板とは思えない落ち着いたマウンド捌きで4回の相手攻撃を完璧に抑える。 愛知尾州5回の攻撃は、先頭大曲がセカンドゴロを足で稼ぐ内野安打で出塁、続く梅村も渋とくライト前ヒットとするが後が続かず無得点。 5回裏のマウンドには3番手小林が登場。サードゴロ、ショートゴロ、レフトフライ、渾身の投球で三者凡退に抑え規定により8対1のコールドゲーム、優勝をかけ岐阜東濃ボーイズさんとの戦いに挑むこととなる。 この試合打線が本調子でない中、ここまで出番の少なかった2番手井上、3番手小林の快投が光った試合であった。さあ向かうは岐阜東濃ボーイズとの決勝戦!チーム一丸で最高の結果を望む!(O&O)
細江 勝負強さ光るタイムリーツーベース! 【投-捕】尾関-中川 【二塁打】牛丸、細江 緊張の初戦を何とか勝ち上がった愛知尾州。少し遅めのインターバルを取り、もう一度自分たちの野球が出来るよう気合を入れ直す。2回戦は5月の太陽が傾きかけた15時50分にプレーボールが掛かる! 美方レインボー大会2戦目の先発を託されたのは、愛知尾州右のエース尾関。1回表を外野フライ2つの後、ヒット1本許すが福井ボーイズさん4番打者をセカンドフライに打ち獲り上々の立ち上がりを見せる。 1回、2回と走者を出すもチャンスに1本が出ない愛知尾州、詰めかけた父兄さん応援団からも溜息が聞こえる。 3回表、ヒットと盗塁、エラーが絡んでランナー3塁のピンチを背負う。ここで福井ボーイズさん3番打者の放った痛烈な打球はピッチャー尾関のグラブに収まりピンチを脱する。その尾関は4、5、6回と毎回三塁まで走者を背負うが、粘りのピッチングで福井ボーイズさんに得点を与えない! 6回裏、1死から牛丸が右中間を破るツーベースヒットでチャンスメイク。続く3番細江はここでも勝負強さを発揮しライト線タイムリーツーベースヒットでついに均衡破る先取点! 最終回の表、尾関は1死からヒット1本浴びるが後続をセカンドゴロと三振に斬って獲り、虎の子を守る完封勝利で準決勝進出を決めた。 欲を言えばもっと得点出来たかもしれない。しかし打撃は水物。いい当たりが続いても正面ばかりを突くこともあれば、ポテンヒットの連続で得点することもある。当たり前ではあるが投手が踏ん張り、失点しなければ負けることはない。そんなディフェンス力も強さなのであろう。負けない強さが光った2回戦であった。 生憎の天気予報が的中し、翌日13日は早朝から雨天。余儀なく全試合中止となったが後日仕切り直して準決、決勝に進める。贅沢かもしれないが、4年ぶりのアベック優勝を勝ち獲る前に少し時間をもらった。本日の2試合、良い点、悪い点を振り返り「旗」を獲るためにもう一度しっかり準備をして欲しい(U)
5人の継投、8失点は反省点! 【投-捕】小林、吉田、大曲、大澤、佐藤-山岡聖、中川 【本塁打】瀬尾 【二塁打】青山、名倉 新緑の匂い麗しく、早朝より名神高速~北陸道~舞鶴若狭自動車道を快調に走り、二週連続で福井県嶺南の地にやって来た。ゴールデンウィークに行われた中日本大会、おおい球場から毎年恒例となった美浜球場に集合し、開会式が行われる。若狭湾に吹く海風が心地よい快晴のなか、斉藤大会委員長をはじめとしたユーモア溢れる開会式で、観衆から笑みがこぼれる。昨年ジュニアチームが優勝しているため、入場行進は2番目の登場となった。手前味噌ではあるが愛知尾州レギュラー、ジュニアともきびきびとした立派な行進であったと言える。他県チームの関係者さんからも「尾州さんの行進は見ていて気持ちがいいね」とお褒めの言葉を頂いた。4年ぶりのアベック優勝を勝ち獲り、2本の旗を持ち帰りたいところである。開会式が予定より30分程度遅れて終了、再び舞鶴若狭自動車道を走りレギュラーチームの試合会場である高浜中央球場に移動した。本部より試合開始予定は11時との連絡を受け、実質40分弱の間、手際よく準備とアップを済ませる。昨秋にレギュラーチームとなり、さすがにこの辺りは大会慣れして来たのであろう。レギュラーチーム単独としても本大会4年ぶりの優勝を目指し、10時58分プレイボール! 先行の愛知尾州、初回の攻撃は、核弾頭の瀬尾が振りぬいた打球はレフトフェンスを高々と越える先頭打者ホームランでまず1点!瀬尾の一発でチームに勢いが付いたと思いきや、後続続かずこの1点のみ。 その裏の守備、大会初戦の先発は「男気」溢れる小林、緊張からかライト前、センター前、犠打で2、3塁といきなりスコアリングポジションに走者を背負う。この後内野ゴロエラーで1点を失うも、ショートゴロダブルプレーで最小失点で切り抜ける。 3回表、ビッグイニングがやって来る。先発の小林に代打鈴木を送る、鈴木は期待に応えライト前ヒットで出塁、見事チャンスメイクをしてくれた。すかさず鈴木の代走に川口を送り、さあここから上位打線、トップに戻り絶好調の瀬尾がライト前、牛丸四球で満塁、3番細江が狙いすませたようにライト前2点タイムリーヒット、4番青山ショートゴロエラーで再び満塁、山岡(聖)三振に倒れるが、梅村デッドボールで押し出しの3点目、岩田センターへの犠牲フライで4点目、廣畑センター前タイムリーヒットで都合5点、打線が繋がり久しぶり先発出場のメンバーがベンチの期待に応え、きっちりと結果を出してくれた。 3回裏、点を取った後が肝心の愛知尾州の守り、ピッチャー小林からサウスポー吉田にスイッチ。守備のリズムが悪く、内野エラーふたつと右中間ツーベースで1点を失うが、何とか最小失点で凌ぐ。次のイニングに期待したい。 4回表、今日は何かを持っている瀬尾。三振振り逃げで出塁、牛丸エンドランでセカンドゴロ進塁打のあと、またまた細江のレフト前タイムリーヒットで1点挙げるが、この後も続かずもうひとつ波に乗り切れない。 4回裏、吉田の2イニング目、先頭打者を三振に獲るも、またも内野エラーから盗塁、フォアボールで崩れ、右中間タイムリーツーベースを打たれたところで大曲に交代となる。ここも久しぶり登板の大曲はライト前2点タイムリーで3点目。5回裏にも代わった大澤からライト線ツーベースヒットとツーランホームランで同点とされてしまう。 投手陣がピリッとしない愛知尾州。暗雲立ち込めるなか、6回裏から左のエース佐藤を投入、悪い流れが伝染したのかフォアボール、ワイルドピッチでランナー2塁のあと三振獲るが、再びワイルドピッチでランナー3塁、もうひとつリズムがつかめない。この回2つ目の三振を奪いツーアウトとするが、次打者に右中間ツーベースを浴び1点勝ち越されてしまう。 後が無くなった愛知尾州、7回表の攻撃は、先頭4番青山がライトオーバーツーベースヒットで出塁、途中からマスクを被る中川がレフト前ヒットで続き1、3塁、6番に入った佐藤の打席、中川盗塁でランナー2、3塁後、狭殺プレーのエラーから同点!佐藤三振に倒れるもここで7番名倉が値千金のライトオーバータイムリーツーベースでやっと1点を勝ち越す。一気に追加点と行きたいがやはり波に乗れない打線は後が続かない。 最小リードで最終回の守りは佐藤にスイッチが入り、三振、ショートゴロ、セカンドフライと3人で打ち獲り、初戦は冷や汗の勝利を納めた。久しぶりスタメンの選手もいる。緊張の中マウンドに上がったピッチャーもいる。相手がどうあれ、美方大会では多数優勝して来た「強豪」と呼ばれれる愛知尾州にとって非常に「らしくない」展開であった。ひとりがミスをしても仲間がフォローすることができる。それが団体スポーツである野球の面白いところ。全員がミスなく好調を維持することなんて絶対出来ない。しかしチームプレイと仲間へのフォローはできる。愛知尾州を背負っている君たちなら!(U)
【投-捕】尾関、小林、落合-中川 愛知県を含めた東海4県下のチームがこの福井県若狭の地に来る場合、名神高速道路米原ジャンクションから北陸自動車道に入り、さらに敦賀ジャンクションから舞鶴若狭自動車道というルートが一般的である、米原から長浜インターを越えたあたりにETC専用のスマートインターが開設された、筆者も久しぶりに通ったので気づかなかったが小谷城スマートインター、この滋賀県は戦国から幕末にかけて歴史の宝庫である、小谷城とかいて”おだにじょう”と読む、織田信長の時代に浅井長政が城主であった、側室は、お市の方、言わずと知れた織田信長の実の妹であった、戦国の世は明日をも知れぬ日々、政略結婚である。しかしその目論見も無駄となり織田信長は、追い込まれるが九死に一生を得て逃げ延び、後に姉川の合戦において浅井長政を破る、北陸の朝倉義景との同盟のためやむなく信長を敵にしたというところが真実ではないだろうか、その長政とお市の方との間に授かった三姉妹、茶々、初、江が歴史の表舞台に登場する、そして本能寺の変、お市の方が再び嫁いだ越前北ノ庄柴田勝家と羽柴秀吉との賤ケ岳の合戦(北陸道サービスエリアにも名を残す)で敗れた柴田勝家は、自刃しお市の方も同様に命を捨てた、しかし三姉妹は生き残り茶々は、淀殿の名乗り豊臣秀吉の側室となり秀頼を産む、初は京極高次の正室、江は徳川幕府二代将軍徳川秀忠の正室となる、関ケ原の合戦が天下分け目の戦とすれば、歴史の大転換点にこの小谷城はあると言えると思われる。当時の時代は各地域の武将が天下統一に向けて研鑽の日々であった、その天下統一をボーイズリーグ春季全国大会で成し遂げた愛知豊橋ボーイズさんが今日の相手、中日本大会という大きな舞台で対戦することは、非常に光栄、失うものは何もない!チャレンジするのみ! 試合前ジャンケンで瀬尾キャプテン、勝って後攻を選択!ここまではいつも通り!シートノックが始まるといつもと違う雰囲気が見え内外野共に機敏な動きが現れない。ノック終了後、円陣を組み藤川監督より選手たちにチャレンジャーとして気合を入れさせ、8時51分に球審よりプレーボールで2回戦が始まった。 先発を任された尾関、先頭バッターにピッチャ-返しが尾関の左足に直撃に当たるヒットで出塁、痛みをこらえゲームは再開する。後続を送りバント内野ゴロで2アウト3塁でここまでは計算通り!制球に苦しむ尾関は次打者に四球・ワイルドピッチで1点先制され、更に四球で2人のランナー置き6番バッターにライト線にタイムリー3ベースヒットで2点追加され初回に3点先制される。藤川監督は3点までOKと選手のモチベーションを上げ、1回裏先頭バッターキャプテン瀬尾、サードゴロに打たされるが俊足を活かしエラーを誘いチャンスを創る!1点でも追いつきたい愛知尾州は2番大澤が送りバントで確実に送りクリーンアップにチャンスを託すが後続が抑えられ追いつくことが出来ず。 2回よりピッチャー尾関が立ち直り、5回まで要所要所締めて無失点に抑えるピッチングであった。愛知尾州の強力打線も愛知豊橋⑳鈴木投手の緩急の投球に翻弄され内野ゴロ、内野フライの山に打ち取られ中々チャンスが作れない状態だった。 5回裏1アウト後、好投の尾関に代え「代打」岩田、センター前ヒットで見事に期待に応える。1番に回りここまでの試合で絶好調のキャプテン瀬尾、3ボール2ストライク藤川監督はエンドランを仕掛けるが、見逃せばボール球を打ってしまい内野フライのダブルプレーで得点に結ばず電光掲示板に0が並ぶ! 6回表、ピッチャー小林がマウンドに上がり先頭バッターにライト前ヒット、次バッターをセカンドゴロに抑えるがダブルプレーが取れず、盗塁、四球、盗塁で1アウト1・3塁の追加点となる最大のピンチを迎え次バッターに三遊間に抜けるゴロをショート細江がバックハンドで捕球・バックホームで封殺!副キャプテン細江が守備で盛り立てる。しかし次打者をファーストゴロに打ち取るがエラーで満塁のピンチ!ピッチャー小林、気迫溢れる投球でサードゴロに打ち取り無失点で切り抜ける。 6回裏、悪い流れを変えたい愛知尾州は「代打」に梅村を送りライト前ヒットで見事に期待に応える。先ずは1点を返したい次打者は華麗な守備を見せた3番細江、しかし㉗彦坂投手に打たされ最悪の6-4-3のダブルプレーで2アウト。諦めない打線は4番青山がレフト前ヒット、5番中川は内野ゴロエラーを誘い2アウト1・3塁のチャンスが巡ってくるが6番名倉が内野ゴロに抑えられ得点はいらず! 7回表ピッチャー小林から落合にマウンドを譲り、ヒット、盗塁、三振で1アウト2塁のピンチをキャッチャー中川がランナー3塁盗塁を封殺!副キャプテン中川も守備で盛り立てる。しかし後続に2本のヒットが続くがピッチャー落合、二年生とは思えない闘争心・躍動感ある投球で後続を打ち取る。 最終回となる7回裏、1アウト後、落合がエラーで2塁に出塁するが後続が続かずゲームセット、2回戦敗退で幕を閉じた。 選手全員がいつも通りの躍動感があれば勝利出来た試合内容であった!私は朝、グランド到着が早かった愛知豊橋ボーイズさん選手と挨拶を行い、続いて愛知尾州の選手と挨拶をした。挨拶の中で感じた事は一人一人私の目を見て「おはようございます」と大きな声で挨拶し一人もあくび、下を向いて歩いている選手はいなかった。一方愛知尾州は通路幅全体に広がり下向いて歩く選手が多く睡眠不足ではないかと感じた。 愛知尾州は遠征が少ないチームで選手たちも経験が少なく慣れていないとはいえ、早寝早起きなど個人で体調を整えてチーム一丸で戦わなければならない!遠征は常に試合が始まっていることを忘れてはいけない! GW2日間に渡り父母会長はじめご父兄の皆さん、チームの為に準備、帯同、大きな応援を頂き本当にありがとうございました。(W&A)
瀬尾 公式戦4試合連続のホームランは、先頭打者弾! 復調 中川2打席連続ホームラン! 粘投 佐藤 耐えた7回100球! 名倉 渾身のバックホーム! 勝ち越しゆるさず! 【投-捕】佐藤、尾関-中川 【本塁打】瀬尾、中川② 【二塁打】大澤、青山、山岡(聖) 2年ぶりに中日本大会に戻ってきた愛知尾州、数えて9回めの出場となる。優勝2回、準優勝1回の成績は誇れる成績である、今回は、予選を兼ねたスポーツニッポン旗争奪大会優勝、栄えある愛知県西支部1位通過で駒を進めてきた。毎年この時期に愛知尾州ボーイズは、翌週に控えた美方レインボー大会に出場しお世話になる地域、風光明媚な福井県嶺南地方若狭地域、ボーイズリーグの中日本大会がこの地区、福井県支部主管となって4年めとなる、おおい町の大飯球場を中心にほぼ30分程度で各球場に移動することができコンパクトな中での運営は、2020年に迫った東京オリンピックでも是非参考にしていただきたい、また新鮮で美味しい海の幸、眼にまぶしい若葉、新緑の山々の稜線、穏やかな日本海、ゆっくりと流れる時間、そして迎えていただく人の温かさと数え上げればきりがないくらいの良いところばかりではあるが、昨年の12月から今年の2月にかけては何十年に一度という豪雪で大変ご苦労があったとしのばれる、今回こうして野球という形でお邪魔することになったが、訪れることで多少なりともお役にたてるのであれば幸いである。 曇天の開会式の大飯球場、昨日からの雨で挙行が心配されたが多少風は強いものの予定どおり、愛知県東支部からは、今年のボーイズリーグ春季全国大会優勝の愛知豊橋ボーイズのグレーのユニホーム、また記憶に新しい愛知尾州がスポーツニッポン旗争奪大会決勝で死闘を演じた愛知県中央支部の東海ボーイズ、同じく愛知県中央支部春季全国大会出場の東海中央ボーイズ、また三重県支部の一位通過は、昨秋の中日スポーツ杯中日本ブロック選抜大会一回戦で苦杯を喫した桑員ボーイズ等、支部の予選を勝ち抜いた強豪32チームが集結し、今日から3日間、ボーイズリーグ中日本ブロック中学部116チームの頂点を目指して熱く厳しい戦いが繰り広げられる。4月22日に発表となった組合せ抽選の結果、愛知尾州の相手は、三重県支部の伊勢志摩ボーイズ、練習試合でも大変お世話になっておりジャガーズの愛称で長く活動されておりジャイアンツカップや全国大会の出場経験を持つ三重県支部の強豪である、球場は青葉球場、福井県大飯郡高浜町の中心部、高台に位置する球場、並行してはしる国道27号線を西に10キロもすすめば京都府に入る、古くは日本海で獲れた魚を京の都まで運んだという鯖街道、歴史の重みを感じるこの地での今日の試合は、第一試合が桑員ボーイズVS東海中央ボーイズ、第二試合が愛知小牧ボーイズVS岐阜西ボーイズ、そして第三試合が愛知尾州ボーイズVS伊勢志摩ボーイズ、いずれ劣らぬ好カードではあるが第一試合は一回戦16試合の中でも屈指の対戦、東海中央 竹内、桑員 肥田の両投手の投げ合いも8-2と大差がついて東海中央の勝利、第二試合は愛知小牧が最終回犠牲フライなら同点の場面、見事な中継プレーでホームタッチアウトでゲームセットで逃げ切り勝利、愛知県の両チームが勝って翌日に二回戦進出となった。 開会式開始の8:00から待ちに待った試合、時計の針は14:56、愛知尾州先攻でプレーボール!いきなり瀬尾が度肝を抜く、4球目を肘をたたんで振りぬくと打球はレフトセンター間へ一直線、フェンスを越えて先頭打者ホームランは公式戦4試合連続のおまけつき、先取点をもぎ取る、続く大澤もサードキャンバスを直撃しレフト線へ転がるツーベース、三番細江もセンター前にクリーンヒット、追加点のチャンスにここから後が続かず1点どまり、先に不安を残す立ち上がりとなった。 愛知尾州先発は佐藤、左バッターの続く上位打線を緩急でほんろうし無失点、初回の攻防で1-0で愛知尾州リードで終える。 二回以降はチャンスを作る愛知尾州、それを踏ん張ってゼロに抑える伊勢志摩という図式、ようやく四回表にワイルドピッチで愛知尾州に追加点、前半四回終了時で2-0も残塁が多く、リードしているという実感はない、快調な投球を続けていた佐藤に五回に球が高めに浮く、ワンアウト後に下位打線にヒット、フォアボールとつながれてラストバッターにレフトセンター間のタイムリーツーベースで1点差、さらに逆転のピンチに先頭打者のセンター前タイムリーで三塁ランナー還って同点、二塁ランナーも三塁を回るが名倉のバックホームはドンピシャで中川へコリジョンルールにも抵触しない基本どおりのタッチでアウト! その後も三塁までランナーをすすめられるが佐藤踏ん張って同点どまり、もう一度仕切り直し!六回表ツーアウトフルベースまで追い詰めるが、あと一本が出ず無得点。 いよいよ最終回、ここでワンアウト後青山ライトセンター間への強い打球でツーベース、五番中川、4球めを叩いた一打はセンターへぐんぐん伸びてスタンドイン、ツーランホームランで勝ち越し、4-2で伊勢志摩最後の攻撃、六回まで83球の佐藤、もうひと踏ん張り、しかし伊勢志摩下位打線の粘り、先頭打者がレフト前ヒット、続く打者にお返しの同点ツーランホームランがレフトスタンドに飛び込んで4-4、丁寧に行きすぎたか佐藤、茫然の一塁側愛知尾州応援席、狂喜乱舞の三塁側ベンチと伊勢志摩応援席、しかし試合は終わっていない、喜ぶのは主審のゲームの声を聞いてから、淡々とやり過ごすことが肝要。その後は切り替えた佐藤が抑えて延長突入、7回100球、勝ち越しは許さず規定によりお役御免となる。 再び振りだし、延長八回表先頭落合レフト前ヒット、前の打席で受けたデッドボールもなんのその、続くピンチヒッター渡辺の送りバントが絶妙の位置に転がり間一髪セーフ、こうなれば押せ押せの愛知尾州トップに戻った瀬尾も送りバントをサード前に転がすと送球が乱れてまたまたセーフ、ノーアウトフルベース、ここでベンチはとっておきのピンチヒッター山岡(聖)、前の回の守りの時間から素振りをかかさず1ボール2ストライクと追い込まれたが振りぬいた当たりは三塁線を鋭くぬいてレフト線へ落合、渡辺に続いて一塁ランナー瀬尾も好走塁で長駆ホームイン、二塁キャンバス上で山岡(聖)喜び爆発、まだこれでも終わらない、細江バント失敗で山岡(聖)三塁で憤死も青山レフト前ヒットでつないで五番中川、先ほどのホームランで気をよくしての打席は驚きの二打席連発のスリーランホームラン、都合6点の超ビッグイニングで試合の行方を決めて、その裏尾関が締めて苦しみながらも10-4で二回戦進出を決めた。 14安打10得点も9個の残塁が苦しい状況を物語る、公式戦は初戦が一番難しい、苦しみながら勝つことによって次につなげることができる、一体感もでてきたベンチ、また準備がしっかりとできている、ピンチヒッターで公式戦2試合連続決勝打の山岡(聖)、送りバントを決めた渡辺、守備固めの牛丸、リリーフの尾関など試合の流れをよんで準備が出来ている、準備八割、明日は春季全国大会優勝の愛知豊橋ボーイズが相手となる、全国レベルを体感することができる!(W)
あきらめない心! 東海をわずかに上回る! 山岡(聖) 劇的代打逆転サヨナラタイムリーツーベース! 瀬尾 3試合連続ホームラン! 【投-捕】佐藤、尾関、細江-中川 【本塁打】瀬尾 【三塁打】細江 【二塁打】山岡慎②、落合、細江、中川、山岡聖 ”事実は小説より奇なり”とゆう言い伝えがある、今日の試合を小説にすることなど到底不可能なことが、多くのボーイズリーグ関係者の眼の前で展開された。勝てば3年ぶりのスポニチ大会の制覇、その時の決勝の相手は、くしくも今日と同じ東海ボーイズ、その時のスコアは両軍6回まで0-0、最終回のワンチャンスを愛知尾州が活かして2-0の完封試合、この両チームの対戦は、ほとんどが僅差のゲーム、1点を争う好勝負が両チームの歴史に刻まれている、やはり今日もそんなゲームになるのだろうか、決戦の地、中部第一高校グランドは夜半の雨で水が浮いた状況、この試合のために硬式野球部員の面々が早朝より水取り作業、AM11:00に県大会のためにグランド担当の東海ボーイズさん父兄さんにバトンタッチ、また愛知尾州からも父兄さんの岩田さん、川嵜さん、牛丸さん、瀬尾さん、浅井さん、渡辺さんの6名が先発し、東海父兄さんに加わってグランド設営作業に入る、その思いは少しでも早く、また良いコンディションで選手に試合をやらせてあげたいということになる、両チームの選手諸君には是非わかってもらいたい、自分たちの見えないところで多くの人たちが陰の作業をしていることを。 試合開始予定時刻は14:00、少し遅れたが14:14にプレーボールがかかる、試合前ジャンケンで瀬尾キャプテン、勝って後攻を選択、ここが最初のポイントととなる、風が舞う日進市の高台の中部第一高校グランド、守りについた愛知尾州の先発は佐藤、昨日に続いて連投も決勝を任されたことを意気に感じてマウンドに立つ、二番の赤田選手は昨日の2試合9打数9安打のヒットメーカー、ここをライトフライに打ち取るなど三者凡退、東海先発は右腕三村投手、昨日活躍の松下投手、野嵜投手を後ろに持ってゆく作戦か? 瀬尾、大澤と凡退後、細江フォアボール、好調青山のセンター前ヒットでツーアウトながら一・二塁のチャンス、五番中川ここはセカンドへの強いゴロではあったが打ち取られ無得点、強風の中、静かな立ち上がりとなった。二回佐藤に試練、先頭東海主軸の野嵜選手にフォアボール、続く川瀬選手に内野安打でつながれ送りバントもあり、飯田選手にタイムリーをあびて両チームともに喉から手が出るほどほしかった先取点は東海ボーイズに、その後のピンチはしのいだが三回表に打者7人攻撃で2点を追加され0-3とリードが広がる、その裏先頭佐藤がフォアボールを選んでノーアウト一塁、一番に戻って瀬尾の2打席目、4球めを振り切ると逆風を物ともせず打球はライトスタンド一直線、そのまま飛び込んで一振りで1点差、ワンアウト後、細江・青山連打、ツーアウト後それぞれ進塁し二・三塁のチャンスに名倉が粘って7球めの一打はライト線にポトリと落ちるタイムリー、二者還って試合をひっくり返す、一塁側東海応援団、三塁側愛知尾州応援団の歓声とため息がグランド対角線上にこだまする展開、しかしこの逆転劇は、ほんのプロローグにすぎなかった。 この三回から両チームのどちらかに得点が入るという流れをだれが予想しただろうか、四回裏愛知尾州に山岡(慎)・落合の連続ツーベースで追加点で5-3、五回表に東海榊原選手の2点タイムリーツーベースで5-5同点、六回表東海野嵜選手タイムリーで勝ち越し5-6再逆転、六回裏細江が2点タイムリーツーベースで7-6再々逆転、最終回表東海は、リリーフ愛知尾州二番手尾関、三番手細江を攻めて二番の安打製造機赤田選手の2点タイムリーで7-8再々々逆転、記事を書く筆者も何がなんだかわからなくなるほどの内容、7回表終了のこの時点でハッキリしていることは、最終回裏、愛知尾州1点のビハインド、さらに試合時間は決勝戦の制限時間2時間20分をゆうに超えて、愛知尾州の攻撃が0点なら東海優勝、1点ならタイブレイク、2点なら逆転サヨナラで愛知尾州優勝ということである。土壇場最終回裏、期待の中川ファーストゴロ、名倉スイングアウトの三振、この時点で一塁側東海ブルペンにいた全選手がベンチに戻る、あと一人のところでピンチヒッターは牛丸、2ストライク1ボール追い込まれて振りぬいた打球はセカンドキャンバス上を通過しセンター前ヒット、二枚腰の愛知尾州、絶好調落合もレフト前ヒットで続いて牛丸好走塁で三塁進塁、ここでピンチヒッター山岡(聖)、ベンチが最後のカードを切る、落合すかさずスチールで二・三塁、追い込まれた2ストライク1ボールからの一打はベンチの全員、三塁側父兄さんの思いを乗せてセンターの右へ転々とする間に二者ホームイン、9-8再々々々逆転、スポニチ旗が3年ぶりに愛知尾州に帰ってきた瞬間となった。 今大会の総括となるが選手の勝利に対する執念が感じられ、初戦の春日井戦、3戦めの愛知木曽川戦、4戦めの愛知小牧戦とコールドで勝利したが中日本大会出場を決めた2戦めの名古屋富士戦5-3の勝利が選手に大きな自信を与え成長につながったように感じる、その後のベンチはよい意味で変わった、高校野球の甲子園大会でも一戦ごとに強くなってゆくチームをみることがあるが今回の愛知尾州もそれにあてはまる気がする、今回決勝戦に帯同の28名の選手全員の勝利である、自分の役割をきちんと自覚し徹してくれた控え選手も含めての価値ある優勝、誇ってもよい!ただこれが最終着地ではない、中日本大会後は、美方レインボー大会、春日井市長杯そして大目標のSSK大会全国選手権予選、ここに集約されることを忘れてはいけない。 最後に前述したが愛知尾州6名の父兄さんに加えて、グランド担当の東海ボーイズさん父兄さんにグランド設営していただき大変良いコンディションで試合を行うことができケガ人も出ず、無事に終わることができました、ありがとうございました、深く感謝申し上げます。(W)
コールドで愛知小牧下す! 【投-捕】佐藤、細江-中川 【本塁打】瀬尾、青山、細江 【二塁打】瀬尾、中川 ここまでのスポニチ大会3試合、33得点7失点と打線がけん引し勝ち上がってきたのは間違いない、それよりも特筆すべきは積極性、打撃、守備、走塁の全ての面においてシーズン当初とは雲泥の差、それが結果として表れているのは間違いないと確信する。勝利を得ることで少しずつではあるが成長のあとが垣間見れる。意外と早くリベンジの機会がやってきた、愛知小牧にお返しするには絶好の舞台となった。 雲の切れ間にわずかに陽が差す午後となったが雨が近いのは間違いない、愛知県中央支部鶴見審判長のプレーの声で12:59にプレーボール!早速試合が動く、初回先発佐藤が愛知小牧打線を三者凡退に抑えるとその裏先頭瀬尾が愛知小牧先発河合投手から2-2のカウントの7球目を振り切ると打球はレフトオーバーの2試合連続、厳密に言うと2打席連続のホームラン、チームを勢いづかせる一打に三塁側応援団は大歓声、さらにワンアウトフルベースから名倉のレフト前タイムリーで2点、落合のスクイズで1点と4点が記録される、大技もあれば小技もある、バリエーションに富んだ初回の攻撃となった。 佐藤は快調、二回・三回とヒットをゆるすが無失点、その間二回に愛知尾州に追加点、先頭佐藤フォアボールからスチールのチャンスに絶好調瀬尾のタイムリーツーベース、大澤送りバントでつないで四番青山、これも2試合連続打った瞬間にそれとわかるレフトオーバー2ランホームランで3点の追加、7-0と大量リードの展開は予想できなった。愛知尾州三回裏は無得点、四回愛知小牧の反撃、多少単調となったか佐藤に襲いかかりホームランで2点の追撃、その裏愛知尾州も細江の犠牲フライ、青山タイムリーで9-2、コールド対象の五回表からは細江の登板、代わりにショートに入った曽根の好守もあったが1失点、惜しくもコールド成らず、六回表をゼロに抑えてその裏、ワンアウト後の打席の細江がバットを一閃、これも打った瞬間ホームランとわかる打球がレフトを越えて10-3で6回コールドゲームで大勝!中日本大会愛知県西支部一位通過を決めた。 この4試合打棒爆発、決して大振りではなく呼び込んで自分のポイントで捉えており、頼もしいかぎりである。ようやくチームも上昇気流に乗ってきた、明日の決勝、そして控える中日本大会が大変楽しみになってきた!まずは3年ぶり3度目のスポニチ旗獲得を目指し愛知県中央支部東海ボーイズを撃破する!(W)
尾関 完封! スキを突く走塁! 瀬尾 中川が流れ引き寄せる!! 【投-捕】尾関-中川 【本塁打】青山、山岡(慎)、瀬尾 【二塁打】細江、瀬尾、名倉 ボーイズリーグの中日本ブロック所属の中学部のチームには多くの公式戦があり、連盟本部主催の公式戦は4大会、愛知県西支部所属チームでは、2月に行われる春季全国大会予選、6月に行われる全国選手権大会予選、ともに勝ち上がれば全国大会への出場となる。残りの二つは、5月に行われる讀賣杯中日本大会、10月に行われる中日スポーツ杯中日本ブロック選抜大会、現在開催中のスポーツニッポン旗争奪大会は、中日本大会の出場予選を兼ねており愛知県中央・西支部のベスト4のチームは中日本大会の出場権を得ることとなる。大会二日目で出場チームが決定した。愛知県中央支部からは、東海ボーイズ、東海中央ボーイズ、名古屋緑ボーイズ、愛知名港ボーイズ、愛知県西支部からは、尾張ボーイズ、愛知小牧ボーイズ、愛知尾州ボーイズ、愛知木曽川ボーイズが出場し今日から二日間、順位決定とスポーツニッポン旗を目指して激戦が展開される。全国大会の出場枠は各支部1チーム、中日本大会においては各支部4チーム、年頭の目標としては当然全国出場ではあるが最低限の目標として中日本大会出場を目指しているチームは多いと思われる。中日本ブロック116チームの頂点を極めるために5月の3日・4日・5日の大型連休後半に福井県若狭地域にて展開される。愛知尾州ボーイズレギュラーチームにおいては、今大会で年明け公式戦の初勝利、そして両目が開いた、この勢いで今日そして明日の3試合を戦いスポーツニッポン大会、3年ぶりの優勝を勝ち取る! 週末の日本列島を春の嵐が吹き荒れる、その影響で本日の予定が変更となり、準々決勝各球場2試合が準決勝まで行うこととなり、翌日の明日は決勝戦のみとなる、愛知県中央支部・西支部ともに中日本大会出場の順位付けが決まることになる、これは執行部のクリーンヒット、天気予報と向き合ってのこと、第一試合は愛知小牧が逆転で尾張を下して午後からの準決勝進出、第二試合で愛知尾州が先週愛知瀬戸に乱打戦を制した勢いに乗る愛知木曽川と対戦、打ち合いが予想される対戦が今にも泣きだしそうな曇天の空の下、10:51にプレーがかかる。 先攻の愛知木曽川に相対する先発尾関、満を持しての登板、右腕から繰り出すボールの威力が今日はさえる、先頭こそフォアボールで出塁させるが送りバントを素早く処理してセカンドフォースアウト、その後も力のないセンターへのフライ二つを名倉がさばいて無難に立ち上がる。その裏愛知尾州、先頭キャプテン瀬尾、じっくり選んでストレートのフォアボールで出塁、二番大澤へのベンチの指示は手堅く送りバント、三塁前のバントにサードダッシュ良く捕球しファーストへ、送りバント成功、しかしセカンドに進んだ瀬尾が、ガラ空きのサードへ好走塁、集中力を切らさない瀬尾の走塁が愛知木曽川にショックを与える、三番細江がレフト・センター間へのタイムリーツーベースで先制点、四番青山追い打ちの一打は、センターオーバーの2ランホームラン、わずか11球で3点の先制で愛知木曽川先発サウスポー毛呂投手をノックアウト、代わった岩田投手からも中川デッドボール出塁、今度は山岡(慎)がライトへ2ランホームラン、1イニング2本のアーチをかけて5点のビッグイニング、試合の主導権をあっさりと握る。点をとった後のイニングが大事、尾関は初回に続いて快調にとばす、ショートゴロ、見逃し三振、セカンドゴロとわずか8球でスリーアウト、守りの時間が短い! 二回に愛知尾州に追加点、先頭尾関のサードゴロエラー出塁、瀬尾のセンターオーバーツーベース、大澤の犠牲フライでまず1点、ツーアウト後青山のタイムリー、中川フォアボール、名倉デッドボールのフルベースから山岡(慎)のサードゴロをファンブルした三塁手がサードベースにタッチしフォースアウトを狙うが中川の脚が一瞬早くセーフ、全力疾走を怠らないスキを突いた走塁、ボディブローのように愛知木曽川守備陣にダメージを与える、この回3点、さらに3回裏尾関フォアボールのランナーを置いて瀬尾がチーム3本目のホームランをレフトに打ち込んで10-0、さらにダメ押しのダメ押しで名倉のレフト・センター間へ球足の鋭い打球が2点タイムリーツーベースとなり都合大量12点のリードでコールド対象の四回を尾関が三者凡退に抑えて空中戦を制し、午後からの準決勝・支部ディビジョンファイナルに進出となった。 派手な長打が何本も出た試合であったが前述したように初回瀬尾、二回中川の走塁が流れの潮目を引き寄せたのは明白、二番大澤の犠打、犠飛も効いた、ホームランや長打で点がはいることも大変うれしいが記録には表れないがこういった走塁、犠打、犠飛が相手にとってはガックリくる、また逆にやられるとダメージは大きい、集中力を切らさないことでできるプレー、是非続けてもらいたい。東邦ガス大会初戦敗退のショックが尾を引いていたチームにようやく活力がみなぎってきた、午後からの試合で愛知小牧へのリベンジの準備は整った、チーム関係者全員で借りは返す!(W)
ピンチを救う、前に出る攻撃的な守備が勝利を呼ぶ! 【投-捕】佐藤、細江-中川 【二塁打】瀬尾 先週の暖かさが一変、昨日から寒の戻りで肌寒さを感じるここ愛知木曽川ボーイズ専用グランドが2回戦の会場。早朝より試合会場準備をして頂いた愛知木曽川ボーイズさんの関係者の方々、本当に有り難うございます。 この試合、勝てば中日本大会への出場が決まる愛知尾州。対戦するは毎年幾度となく激戦を繰り広げる強豪、名古屋富士ボーイズさん! 先攻の愛知尾州は初回ツーアウト1塁から4番青山がセンター前クリーンヒットでチャンスを広げるも、名古屋富士の先発投手の前に5番中川が三振に打ち取られ無得点で終わる。 この試合、愛知尾州の先発は佐藤がマウンドに上がる。1アウトからヒットでランナーを出し迎える3番打者の痛烈なサードゴロを落合が身体を張って止め、アウトを取りチームを盛り上げる。 すると2回に先頭中川がセンター前にヒットを放ち出塁。山岡(慎)が送り、落合もレフト前にヒットを放ち出塁。1、3塁とチャンスを作るとキャプテン瀬尾が三遊間深い所に転がるタイムリー内安打で先取点をあげる。続く大澤も父母の方々が「もう1点!もう1点!」とおねだりする声援に応えセンター前にタイムリーを放ち追加点!先制攻撃に成功する。 しかし点を取った直後、名古屋富士の隙のない攻撃!ツーランスクイズを決められ同点に追い付かれる。 4回、名古屋富士の攻撃、ランナーを1塁に置き強烈な打球がショート細江を襲う!細江はすかさず前に出てナイスフィールディングを魅せゲッツーを取り相手に得点を許さない。 お互いがっぷり4つに組んだ試合が5回に動く。先頭瀬尾がヒットで出塁、大澤が送る。瀬尾は俊足を生かし3盗を決めチャンスを作るも後続が打ち取られ無得点に終わる。 するとその裏、ヒット2本にワイルドピッチも重なりノーアウト2、3塁の大ピンチを迎える。お互いに勝ち越し点が欲しい場面、名古屋富士はスクイズを仕掛ける!ピッチャー前に転がったボールを猛ダッシュした佐藤が見事なグラブトスを魅せホームタッチアウトにする。しかし満塁とまたピンチを迎え、ついにタイムリーを浴びてしまう。尚も満塁と襲いかかる名古屋富士の攻撃をキャッチャー中川が救う。1塁ランナーのリードが大きいと見るやすかさず矢の様な牽制球を投げ見事に1塁ランナーを刺す。1塁へ暴投を投げたら失点する可能性がある場面だがエラーを怖れず、必ず刺すと心意気がこのプレーに表れた。 1点を追う6回攻撃、ナイスプレーでピンチを救った中川がヒットで出塁、バントとエラーでツーアウト3塁から藤川監督が動く!代打に藤井が送られる。ここで藤井は外角のボールを最後は片手一本でレフト前に気迫で運び同点タイムリー!父母の応援も最高潮に達した場面でキャプテン瀬尾が逆転のタイムリーツーベースを放ち逆転する。 6回からは細江がマウンドに上がる。先頭打者にヒットを打たれるも次の打者のピッチャーへの鋭い打球に素早く反応、1-4-3のダブルプレーでランナーを許さない! ピッチングでも魅せる細江は7回先頭打者で迎えた打席、ヒットで出塁しチャンスを作ると名倉のセンター前に落ちるタイムリーで貴重な追加点を上げる。 最終回、簡単には終わらない名古屋富士はヒットを重ねツーアウトながら満塁と1打出れば同点、長打なら逆転サヨナラのピンチを迎える。しかしチーム全員が勝利に向かって前に前に気持ちを全面に押し出す力は最後まで流れを渡さない!最後のバッターを内野ゴロに打ち取り、来月より福井で開催される中日本大会への出場を決める。 今日の勝因は積極的に前に出て思い切りプレーする姿勢、それに尽きる。エラーするかもしれないと消極的になってしまうとそのプレーがチーム全員にマイナスの要素となってしまう。それよりも思い切りの良いプレーはたとえエラーしてもその姿勢は他の選手に伝わりチーム全体が盛上るに違いない! 大丈夫!君達は普段から一生懸命ユニフォームが泥だらけになるまで練習しているのだから、エラーはしない!守備で攻撃してリズムを作れ!そうする事でスポニチ大会の優勝が見えてくる。(H)
牛丸 代打ホームラン!! 【投-捕】佐藤、尾関-中川 【本塁打】牛丸 【二塁打】大澤 中国の春秋時代から伝わる四文字熟語に”臥薪嘗胆(がしんしょうたん)”という言葉がある、意味は、薪(まき・たきぎ)の上に寝ることは凹凸があって大変痛みをともなう、また胆(今でいうレバー)をなめることは苦い、その痛みや苦みを毎日繰り返すことで相手に立ち向かい、勝つことが意味である、現代では目標を達成するために日々努力することと言われている。愛知尾州レギュラーチームいや全てのチーム関係者にとって今、一番ふさわしい四文字熟語であると冒頭に記した。 春季全国大会予選一回戦敗退の屈辱を晴らす場がきた!ジュニア時代に3大会連続で優勝したことなんかは、一切関係ないことがよくわからされたと思う、この大会で少なくともベスト4に勝ち残り、5月の大型連休に福井県若狭地域で開催される讀賣杯第33回中日本大会に出場することは、言わなくてもわかっているだろうが至上命令である。しかし野球の神様は、辛いシチュエーションを与えてくれる、一回戦の相手は愛知県西支部の名門、全国制覇の経験もある春日井ボーイズ、勝てばこの春の春季全国大会出場の愛知守山ボーイズと前年スポニチ大会優勝の名古屋富士ボーイズの勝者との対戦、この4チームのうち1チームにしか中日本大会切符が与えられない、ここを克服する!それしかない! あいにくの雨で開会式は、愛知名港ボーイズさんの練成館にての開催、各チーム2名の選手のみの出席で粛々と流れ、各自試合会場への移動となる、愛知尾州は、長久手スポーツの杜グランドへの移動となる、試合前の談話で愛知尾州筏井コーチが昨年のことを振り返る、SSK大会準決勝の愛知知多戦において7-1の状況からの大逆転負け、天国と地獄を味わったグランドである、その後切り替えてジャイアンツカップ予選に駒をすすめ見事に本選出場、野球の怖さを十二分に体験させられた、その時は一塁側ベンチ、今日は三塁側ベンチ、見える風景が違うと語りかけられた。大会こそ違えども年明け公式戦でまだ勝ち星のない愛知尾州、何が何でも勝利がほしい、第一試合は、愛知小牧が名古屋名東を13-1で退け、明日の二回戦に進出、準備万端、グランドコンディションも整った12:59に愛知尾州先攻でプレーボールがかかる! 先頭瀬尾、二番大澤とじっくり選んで連続フォアボールのチャンスに三番細江の絶妙の送りバントが一塁悪送球となって2点の先制、さらに青山も送りバント、中川フォアボールのワンアウト一・三塁から名倉がセンター前タイムリーで3点目、初回フォアボールと相手エラーにじょうじて3点がスコアボードに記録される。そうなればスイスイと佐藤の投球に期待できる展開も思い通りにいかない、これも野球、ワンアウト後に春日井打線がフォアボールをはさんで三連打、とにかくゴロを転がしてという執念が内野の間を抜いてゆく、さらに次打者のファーストゴロでフォースアウトを狙った送球が三塁方面に抜けて二者生還、あっという間の同点劇で試合は振り出しに戻る、愛知尾州はフォアボールにエラー、春日井はヒットを重ねてエラーと同じような展開は次の得点がどちらに入るかの興味となる。ここまでは互角! 二回に大きく試合は動く、先頭山岡(慎)打ち気満々も背中へのデッドボール、佐藤フォアボールのチャンスに瀬尾がセーフティ気味のバント、処理が遅れて内野安打、悪送球汚名返上の大澤のタイムリーで勝ち越し、細江フォアボールで押し出し、青山、小学校時代を思い出すユニホームを相手にタイムリー、中川タイムリー、名倉のバントヒット、打者一巡山岡(慎)が今度はタイムリー、とどめは大澤ライト・センター間のタイムリーツーベースで10点の猛攻、13-3と試合の体勢を決める。しかし佐藤がピリッとしない、点差が開いているにもかかわらず先頭にフォアボールを与え、何とか0点に抑えて試合が落ち着く、三回表裏は共に得点無し、佐藤にようやくエンジンがかかったか三者凡退、四回表先頭山岡(慎)にピンチヒッター牛丸のライトオーバーのホームランで追加点、細江のタイムリーなどで3点の追加、コールド対象のその裏は二番手尾関の登板、ダブルプレーのツーアウト後にツーベース、フォアボールそしてタイムリーと1点を返されるが安全圏、見事に16-4の大差をつけて翌日の二回戦進出を決めた。 点差は開いたがそれほどの内容はない、試合前練習の覇気の無さが試合に直結したといっても過言ではない、試合中においてもベンチで声が出るのは二年生、また守備位置の指示をベンチより行うが遠い外野手への指示を聞こえているはずの内野手がつながない、数え上げればきりがない、ヒットを打つや速い球を投げるなどのことを要求することは別として、誰もができる声出しや指示をおろそかにしていることが先々のことを思うと大変心配である。中学生らしいきびきびとした行動で明日の名古屋富士戦を戦えば結果はついてくる。(W)
先発佐藤7回1失点の好投も報われず! 孤軍奮闘!中川、好守備とマルチ安打! 【投-捕】佐藤、落合-中川 【二塁打】中川 例年に比べ寒く長い冬が終わりに近づいて来た。今年は豪雪により各地では未だにグランドが使えない球児も少なくないはずである。寒くてもこの時期に土の上で野球が出来る喜びを噛み締め、春の全国大会に向けて好発進したい。 今大会に挑む愛知尾州ナインは、ジュニア時代に美方レインボー、下呂市長杯、岡崎市長旗大会と3大会連続優勝、一躍愛知県西支部において注目されるチームとなった。しかしながらレギュラーチームとなった初戦の毎日新聞旗大会をあと一歩で優勝を逃すと、続くミズノ旗大会は二回戦敗退、中日本大会初戦敗退、神宮奉納三重大会ではベスト8と持ち直したものの、もうひとつ勝ち切れないままシーズンオフに入った。愛知尾州名物、苦しく厳しい冬の鍛錬を乗り越え、2月のオープン戦で十分な調整をして来た。待ち遠しかったシーズンインは今日、平成30年の公式戦初戦である「第25回東邦ガス旗争奪大会兼第48回春季全国大会支部予選」を迎えた。選手・父兄さん・指導者・スタッフが心一つになり、何としても全国への出場権を勝ち獲りたいところである。 愛知尾州が所属する愛知県西支部においては分割、再編成が行われ新たに「愛知県中央支部」が誕生し、例年に比べ約半数のチームにて、ここ津島市営球場で開会式が行われた。閉式後、会場変わらず準備良くアップ、選手審査と坦々とこなし、吐息が白いまま試合開始時刻が近づく。一塁側スタンドには父兄さんが陣取り、今年のテーマ「向上心」が描かれた赤い勝負Tシャツを身にまとい、全国へ向けての「戦闘開始」が鳴り響く。そして9:50、愛知県西支部重田審判部長の「プレイボール!」により春の全国へ向けた戦いが始まった! 大会初戦は後攻を選択した愛知尾州。初回の守りはテンポ良く捌きたい。先発を託されたのは左のエース佐藤。寒さと緊張の中、制球定まらず小牧ボーイズさん先頭打者を歩かせる。切り替えて2番打者を三振に獲るが、続く3番打者にセンターオーバーツーベースヒットを浴び先取点を許してしまう。その後四球二つで満塁のピンチを背負うが、後続抑え最少失点で切り抜ける。 その裏の攻撃、取られたら取り返したい愛知尾州、一死から四球の牛丸と青山のセンター前でチャンスメイクするもここで1本が出ず無得点で終わる。この回の3つのアウトは全て三振、うち2つは見逃し三振を獲られる。前評判の高かった小牧ボーイズさんのエース岡田投手の力強い直球と切れ味鋭い変化球も素晴らしいが、振らなければヒットはおろか、エラーも振り逃げさえも起こらない。中学生らしくストライクは積極的に3度振って欲しいと感じた。 2回表、佐藤が小牧さんの攻撃を三者凡退に獲り、リズムよく攻撃に繋げたい愛知尾州は6番中川がセンター前ヒットで出塁、7番梅村四球で続き、8番サードでスタメン出場の1年生落合が冷静に送りバントを決め1死2、3塁とする。1年生ながら物怖じせず堂々とした立ち振る舞いは筆者も何かを感じた。今後はもちろん、秋からの新チームでも非常に楽しみな選手である。このチャンスに9番佐藤のファーストゴロの間に中川が同点のホームを踏み、振り出しに戻す。 3回以降、佐藤は本来のピッチングを取り戻し、ランナーを背負うも要所を締め失点を許さない。逆転を狙う愛知尾州の攻撃もヒット、エラーなどで毎回得点圏にランナーを置くが、小牧ボーイズ岡田投手を打ちあぐみやはり1本が出ず得点できない。両投手の粘りの投球でスコアボードに「0」が並び、ついに最終回を迎える。 7回表、先頭1番打者のキャッチャー前に転がる緩いゴロを中川がフットワーク良く捌きまず1アウト、続く2番打者は四球を許し、ここで先制打を放っている小牧ボーイズ3番打者はセフティー気味の送りバントを選択、またまたキャッチャー前の打球をここも中川が素早い送球で2塁封殺でツーアウト。残った1塁走者が盗塁で2塁へ進み、続く4番打者にレフト前に運ばれるが、この冬鍛えてきた愛知尾州の守備陣が冴える。⑦牛丸-⑥細江-②中川と素早い中継プレーで本塁タッチアウト!「扇の要」中川を中心とした鉄壁の守備で小牧さんに勝ち越し点を与えない!好守備でベンチ、一塁側スタンドの父兄さん応援団からも歓声が飛ぶ!このリズムで最終回一気にサヨナラ勝ちを収めたい愛知尾州の攻撃は、先頭3番細江が四球で出塁、盗塁と4番青山の進塁打で1死3塁のサヨナラの大チャンス!6番名倉ピッチャーゴロで2死とするが、ここで好守備と2安打で勢いに乗る「元気印」中川を迎える。しかし小牧バッテリーは中川との勝負を避け敬遠。続く7番梅村に期待が掛かるがキャッチャーフライに倒れ得点ならず! 試合開始から2時間を経過、規定により8回よりタイブレークが採用される。ここで7回1失点と好投した佐藤は自動的に降板、愛知尾州ベンチはサードに1年生の渡辺をシフト、サードの落合をリリーフに送る。1死満塁と走者を背追う場面でも落合は堂々としたマウンド捌きで真っ向勝負するが、先頭小牧5番打者にライト前ヒットで2点、続く6番打者にもセンターオーバースリーベースを浴び更に2点、合わせて4点を失うが後続2人を何とか打ち獲りウラの攻撃に入る。落合は打たれはしたものの、この緊張の場面で決して萎縮せず、四球やワイルドピッチもなく、真っ向ストライクで勝負した投球は評価に値する。 一般的にタイブレークは4点失っても5点を取り返すようなケースが多い。満塁から始まるだけに一気に逆転も不可能ではなく、ベンチも全く諦めていない。 8回裏の攻撃は一塁走者に代走廣畑を送り、先頭打者は力投した8番落合が意地の四球を選びまず1点、9番渡辺の代打に好打者大澤を送る。その大澤も執念の四球を選び2点目、打順トップに戻りキャプテン瀬尾、ヒットで同点、長打なら一気に逆転の期待が掛かるも、瀬尾のバットは空を切り三振で2死となる。後がなくなった愛知尾州、2番牛丸の放ったフライは、小牧ボーイズ一塁手のミットに収まりゲームセット!全国への切符を懸けた春の戦いは初戦敗退で幕を閉じた。 試合後、涙が止まらない選手もいる中ミーティングが行われる。指導者から今日の反省点、アドバイスなど厳しい話が続く。藤川監督から「全国の舞台は3度ある。春、夏、そしてジャイアンツカップ、今日そのひとつを逃がしたが、あと2度チャンスはある」、東コーチからも「負けないチームはどこにもない、今日の負けを次にどう活かすかが課題」と伝える。今日の負けで大田スタジアムには立てなくなったが、気持ちを切り替え今後のエスエスケイ旗大会、ジャイアンツカップ予選で2つの出場権を勝ち獲り、天然芝の緑鮮やかな舞洲ベースボールスタジアム、そして「聖地」東京ドームでプレーする雄姿を見せて欲しい。 泣いている暇なんてない。次の戦いへの準備はもう始まっている。(U)
【投-捕】青山、川嵜、青山-中川 神宮奉納大会準々決勝の相手は昨日、中日本大会で完封負けを喫した桑員ボーイズさん。 先発は青山!打たせて取るピッキングで簡単にツーアウトを取るも内野エラー、四球でランナーを許しタイムリーを浴びて先取点を奪われる。 その裏、愛知尾州初回の攻撃は先頭瀬尾がレフト前にヒットを放ち出塁、大澤も内野安打で続き、中川のカウントがツーストライク、ワンボール、ここは絶対に変化球がくると読んだ瀬尾は果敢にスタートを切り三塁を陥れる。3番中川は外角の球をライト前に上手く流しタイムリーヒット!すぐに同点とする。 しかし、ピリッとしない守備陣は3回、簡単な外野フライと思われた打球にも追い付けない、結果タイムリーになり逆転を許してしまう。 4回、ツーアウトから愛知尾州はチャンスを作る。ツーストライクと追い込まれた名倉は低めの変化球を上手くレフトへ運びヒットを放つ。川嵜もセンター前に運び、続く廣畑も内野エラーで満塁のチャンスに山岡(慎)がツーストライクと追い込まれながらレフトへタイムリー、相手レフトが打球を後逸した間に一塁ランナーも還りこの回3点を奪い逆転する。 しかし、川嵜はピリッとしない。ヒット2本に死球と満塁のピンチからタイムリーを浴びる。続くセカンドゴロがゲッツーかと思われたが二塁に入ったショートへの送球が悪送球になり逆転のランナーまで本塁へ還してしまう。 5回の攻撃、瀬尾がレフト前ヒットで出塁、大澤エラー出塁、ノーアウト二、三塁からパスボールで1点、続くライトへの大きな飛球はライトがキャッチ!しかし飛び出していた三塁ランナーはタッチアップ出来ず得点出来ない。コーチャーの声は出ていたのか?ランナーは次のプレイを考えていたのか? 非常にまずい攻撃で追い付けない! 6回にも2点を追加されその差は3点となる。裏の攻撃、代打牛丸がライト前ヒット、瀬尾もセンター前に続きここで牛丸に代わり代走に川瀬を送る。ここで桑員ボーイズは中日本大会で抑えられた肥田投手をマウンドに上げる。 前の試合で好走塁をみせた川瀬だったが、ピッチャーからの牽制にタッチアウトとなり反撃のチャンスを逃す! 結局最終回も無得点に抑えられ、愛知尾州レギュラーチームとしての年内最後の大会は準々決勝で終わった。 非常に反省、課題が多い試合となった。2日間3試合でエラー、目に映らないエラー等は15個程度出ている。守備に就く時に全力疾走せず、監督よりやり直しをさせられた選手がいた。他の選手も同様だが守備に就く時の全力疾走、声を出して気合いを入れて元気良く出てく選手はいたのだろうか?その緩慢な気持ちが打球で対する一歩目が遅くなり、エラーに繋がる事を学んでほしい。 なぜピッチャーが三振を取った時もピンチの時も声をかけない?君たちは野球をはじめて何を教えてもらったんだ?声のキャッチボール、自分をアピールしてチームを引っ張るやつはいないのか?せっかくのチャンスを自ら潰しているのは君たちの気持ち!こんな事では全国大会は到底無理だ! 今、この瞬間から監督に言われたことを考え、自分達に足りないものを学び冬のトレーニングに向き合って欲しい。(H)
【投-捕】佐藤、川嵜-中川 【三塁打】名倉 神宮奉納大会三回戦は試合会場を明野高校に移して愛知東支部強豪、愛知豊橋ボーイズさんとの戦いに望む。 先発を任されたのは左腕佐藤!四球でランナーを出すも中川のリードも良く、無得点で抑える。 初回の尾州は先頭打者瀬尾がツーストライクからの変化球をセンター前に運び出塁、バントで送りチャンスを作るも後続が続かずこちらも無得点。 2回、四球で出したランナーをキャッチャー中川は矢のような送球で牽制アウトにし、先発佐藤を助ける。試合が動いたのは4回、高めに浮いた佐藤のストレートを左中間深々と破られノーアウト3塁とピンチを迎える。豊橋ボーイズ4番立花選手に対して投げた渾身のストレートをレフト97メートルを越えるツーランホームランを打たれ先制点を奪われる。 その裏、愛知尾州は先頭名倉が右中間を破るスリーベースで出塁、中川がセンター前へタイムリーを放ち1点を返す。 5回廣畑が粘り四球をもぎ取る。ここで藤川監督は勝負に出る。好投佐藤に代わり代打牛丸!3塁前に絶妙なバント決め自身も一塁に生きる。続く加納も三塁前に内野安打となるバントで満塁!セカンドランナーに川瀬をピンチランナーとして送り、このチャンスに大澤がライト前にタイムリー!サードランナーに続きセカンドランナー川瀬、一気に3塁も回り、ホームへヘッドスライディングで逆転のホームイン! 普段からまっすぐに野球に取り組む姿勢をここでも十二分に発揮する素晴らしい走塁でチームに勢いをつける。なおもツーアウト二塁としてここで4番青山は初球を逃さすレフトへのタイムリーヒットで追加点。 6回からは川嵜がマウンドに上がり豊橋ボーイズの攻撃を三者凡退に抑える。 最終回、粘る豊橋ボーイズの追い上げを1失点に抑え、午後からの準々決勝に駒を進めた。 昨日の試合後、指導者よりかなり厳しい注意を受けた選手達!まだまだ細かいところで覚えていかないといけない事が沢山ある。 相手ランナーがベースを踏み忘れてないか見ているか?相手の守備位置を見て、今自分にはどの様なバッティングを求められているのか?打者に対しての守備位置、一球一球ごとに対しての準備、まだまだ指導者からの指示でしか動けていない君達がひと試合毎に自分達で考えて動ける様になれば、更なる飛躍が挑める! もっと野球を好きになり、もっと野球を覚え、そして春、全国の舞台を目指そう!(H)
次戦は活気と奮起を願う! 【投-捕】大曲、尾関、加納、大澤、佐藤-中川 【三塁打】梅村 【二塁打】細江 冬の足音が近づいて来た。東海地方は明け方から雨、しかし予報では回復の見込みとされている。一行は早朝より愛西市役所に集合、東名阪~伊勢道を軽快に飛ばし今年も伊勢の地にやって来た。レギュラーチームとなり早くも4大会目は今年最後となる「神宮奉納第16回中学生三重大会」の開会式を「ダイムスタジアム伊勢」(旧、伊勢市倉田山公園野球場)で開催される。小雨降りしきる中、伝説の投手「沢村栄治」の胸像が見守る中、美しい人工芝のグラウンドに愛知尾州レギュラーチーム24名が降り立つ。4年前には中日本大会で優勝し、愛知尾州初のジャイアンツカップ出場を決めた縁起の良い球場である。昨年準優勝に泣き、今年は是非旗を持ち帰ってリベンジを果たしたいところである。 閉式後、初戦試合会場となる藤里球場へ移動し、三重県支部の新鋭、三重北ボーイズさんとの試合に挑む。 後攻を選択した愛知尾州、先発投手はサイドハンド大曲。その立ち上がりは三重北ボーイズさん一番、三番打者共に内野エラーで出塁、スコアリングポジションを背負うも後続を打ち取り何とか無失点に抑える。浮足立つ守備陣、互いに声を掛け合い仲間を激励しているのか。 1回裏、一死から細江のライト線ツーベースでチャンスメイクするが、チャンスにピッチャーゴロ、三振で無得点。 2回表、ゲームが動く。大曲テンポよくピッチャーライナー、キャッチャーフライでテンポ良く二死の後、ライト前ヒットの後、盗塁、ラストバッターにセンター前タイムリーで1点先制される。三重北さんトップに戻りセンター前ヒットで更にピンチを背負うが、2番打者をセカンドゴロに打ち取り最少失点で切り抜ける。 挽回したい愛知尾州はその裏、1死からキャプテン瀬尾がライト前ヒット、盗塁の後7番梅村が左中間を深々と破るタイムリースリーベースを放ちまず同点、8番大曲の打順で愛知尾州ベンチは鈴木を代打に送る。その鈴木はベンチの期待に応えセンター前へ弾き返し逆転タイムリーヒットとなる。鈴木の代走に川口, ラストッバッター大澤も続きセンター前ヒットで一、二塁とし、一、二番を迎えるがピッチャーゴロと三振でこの回2点とする。 逆転に成功した3回表、代走の川口に代えて右のエース格、尾関。その尾関は先頭三番打者をサードフライに打ち取り一死の後、ライト前、レフト前、ライト前と三連打を浴びてしまい同点、振り出しに戻される。点を取った後、すぐさま取り返される悪い展開となる。天気同様、すっきりしない。 投手陣は4回に加納、5、6回を大澤へのリレーで何とか無失点に抑え、我慢の展開が続く。 一進一退の攻防が続く中、愛知尾州にチャンスがやって来る。6回裏、一死から5番名倉がレフト前ヒットの後、盗塁成功で二進、続く瀬尾が四球で続き、梅村三振で二死とされる。8番加納の打順で代打山岡(聖) を起用、ダブルスチール成功で二、三塁とするが、山岡(聖)四球で満塁、何でもよいこの場面で9番大澤死球で押し出し、何とか勝ち越しに成功、トップに還り中川四球でまたも押し出し、この回都合2点目。その後後続倒れ最終回の守りを迎える。 最終回の7回表、愛知尾州は好投の大澤からサウスポー佐藤を送る。その佐藤、センターフライと三振で簡単に二死とするが、勝利の女神は簡単には笑わない。三重北さん5番打者にセンター前、6番にピッチャー強襲ヒットで二死一二塁、得点差は2点、一転して一打同点のピンチとされる。7番打者を何とかキャッチャーフライに打ち取りゲームセット!初戦突破はしたものの最後まで予断許さず、早朝から駆け付けた三塁側父兄さんも肝を冷やしたことであろう。 天気と同じでスカッとしないゲームに感じた。この試合テキサスヒットぽい打球が幾つかあった。雨上がりでコンディションの悪いグラウンドで、ダイビングキャッチをしろとは言わないが、外野手は落下点まで全力で追っていたか?チャンスに判断悪い走塁で憤死するシーンがあったが、常に次の塁を狙いスタートの準備をしていたか?ピッチャーの調子が上がらず、内野手の誰かがマウンドに駆け寄って声を掛けるものがいたか?今日感じたのは逆転に成功した6回裏以外はベンチ内の指導者の声と、三塁側父兄さんの応援以外、選手の声は目立たず、静かで大人しいチームに感じた。勝ち続けていた夏の岡崎市長旗の頃はもっと活気に溢れていたはずである。 フィールドに立つ選手も、ベンチでバックアップする選手も「チーム」が勝つために必要なことを思い出して欲しい。来春の東邦ガス旗を勝ち抜き、全国へ駒を進める戦いは、もう始まっている。(U)
青山、ピンチを救うダイビングキャッチ! 打線は12奪三振を奪われ惨敗! 【投-捕】川嵜、佐藤-中川 【二塁打】青山 台風の影響で開催が危ぶまれた第12回中日本ブロック選抜大会、何とか開会式を終え、大野レインボースタジアムに移動、愛知尾州ボーイズ24名は一回戦、桑員ボーイズさんとの初戦を迎える。 先攻、愛知尾州は桑員ボーイズ肥田投手の前に三者凡退に終わる。 裏の攻撃、愛知尾州の先発は左腕川嵜!その川嵜も打たせて獲るピッチングで三者凡退に抑える。 2回、川嵜は圧巻のピッチングを魅せる。桑員ボーイズのクリーンアップを三者三振に打ち獲る投球でお互い一歩も譲らない投手戦の模様! 4回、愛知尾州はピッチャーを佐藤に交代!四球のランナーを許すも後続を抑え4回を終わってお互い一本のヒットも許さない緊迫した試合となる。 先にチャンスをつかんだのは愛知尾州。5回の表、4番青山が右中間にツーベースを放つ!名倉が送りツーアウト1、3塁と攻めるも桑員ボーイズ肥田投手に後続が打ち取られ無得点! 愛知尾州も負けじと好投を続ける投手陣をバックが盛り立てる!5回、センター前にボトリと落ちそうな打球をセンター青山がここしかないというタイミングでダイビングキャッチ!ツーアウト後のセンターへの難しい打球も再び青山がナイスキャッチでヒットを許さない! お互いに決め手を欠く試合、雨も降り始めボールも滑りやすくなってきた6回の裏、好投を続ける佐藤は先頭打者を四球で歩かせてしまう。バントで送られてツーアウト2塁のピンチを迎える。何とか抑えたいところではあったが、打球はショートの頭を越えてレフト前にポトリと落ちる桑員ボーイズ初ヒット!懸命にバックホームをするも送球が逸れて先取点を奪われる。ホームのカバーも遅れバッターを3塁まで進めてしまう。この後、立て続けにタイムリーを浴びて3点を奪われる。 後がない愛知尾州、最終回の攻撃は四球でランナーを出すも後続が打ち獲られゲームセット!結局、桑員ボーイズ肥田投手から12奪三振と今までにない程の完璧に抑えこまれた試合となった。 大会初戦は各チーム、エース級が投げてくる。今後、エース級の投手から得点を奪えないと全国大会等はまだまだ遠い! 試合終了後、オールウィンに移動して打ち込みをした事は言うまでもない! 今年もレギュラーチーム、残すところ1大会のみ!冬のトレーニング、そして犬山キャンプで限界まで追い詰めさらに大きくなって来春からの全国をかけた戦いを勝ち抜いてほしい!(H)
山岡(慎)&名倉 見事なチャンスでのバッティング! 【投-捕】大曲、尾関-中川 【三塁打】名倉 【二塁打】中川、山岡(慎) 夏の暑さも和らぎ、秋晴れの素晴らしい野球日和の中、新チームとなり初の公式戦に挑む。ここからどの様な新たな歴史がまた刻まれることとなるか楽しみである。 初戦の相手は、今まで幾度となく接戦を演じてきた愛知瀬戸ボーイズさん。特に先月までのレギュラーチームであった3年生世代においては、死闘を繰り広げてきた相手である。相手に不足なし、力と力の勝負を期待する。 初回、先行の愛知尾州、トップバッターは瀬尾。力強いスイングでサードへの強襲ヒットでまず出塁。続く2番牛丸が手堅く送って1アウトランナー2塁のチャンスを作り、3番細江のライトへの犠牲フライで2アウトランナー3塁となるが、4番青山がセカンドフライに打ち取られ初回無得点。 1回裏、先発のマウンドに上がるのは大曲。先頭バッターを落ち着いた投球でショートゴロに打ち取り先ずは1アウトとし、続く2番バッターを絶妙なコントロールで三振、3番バッターをショートゴロに打ち取り緊張の初回を0点に抑える素晴らしい立ち上がりを見せる! 2回表、1アウトから6番名倉がフォアボールで出塁。続く7番中川がライトオーバーの2ベースヒットでランナー2、3塁。8番加納がフォアボールを選び、満塁のチャンスを作るも後続が討ち取られ、この回ランナーを出すも無得点に抑えられる。 2回裏もピッチャー大曲が落ち着いて打たせて取り3人で抑える。 3回表、先頭の3番細江がライト前ヒットで出塁。続く4番青山が三振に討ち取られるも、5番山岡(慎)がセンターの右を破るヒットの間にランナー細江の好走塁で待望の先取点が入る。盛り上がる父兄さん応援席の歓声が続く中、6番名倉がレフトオーバーのタイムリー3ベースヒットで更に1点追加。続く7番中川のファーストゴロエラーの間に更に1点追加し、この回つごう3点を得る。 3回裏、ランナーを出すもピッチャー大曲が無得点に抑える。 4回の攻防は両チームとも無得点で終わりグランド整備後、5回表愛知尾州の攻撃。ヒットとエラーで2アウト満塁の絶好のチャンスを作るも、8番加納が三振に討ち取られ追加点が奪えない。 5回裏、ピッチャー尾関に交代。切れ味鋭いスライダーとセンター細江のセンター前の打球に対する素晴らしいプレーも出て、無得点に抑える。 6回表、ヒットとフォアボールで1アウト満塁のチャンスから、4番途中出場の廣畑の押し出しの死球でようやく1点追加。更に山岡(慎)のライト前ヒット、中川のセンター前ヒット等でこの回一挙5点のビッグイニングになる。 その裏、ランナーを出すもピッチャー尾関、落ち着いた投球で後続を抑え、6回コールドで新チーム初戦を完勝で飾る! 新チームで迎えた最初の公式戦初戦を良い形で勝つことができた。この世代は、ジュニアとして数々の大会で優勝を勝ち取ってきているが、それに慢心することなく、レギュラーチームとしても謙虚さを忘れず、先輩達から学んだスピーディーな行動、一球を大切にすることを実行し、一戦必勝で挑んでもらいたい。 また、この大会ホストとして早朝から準備を行ってくれた1年生父兄さん、選手、チームスタッフの皆様本当にありがとうございました。 少しでも良い環境で試合を行ってもらうために、協力して頂いている全ての方への感謝の気持ちを常に持ち続け、その方々に恩返しをするためにも、これから愛知尾州の良き伝統を継承し、素晴らしい歴史を築いてくれることを信じている。(F)
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