最新の試合結果へ 2015年11月~2017年8月の試合結果 愛知尾州 コールドで二回戦勝利! 山口-福田の貫禄の完封リレー! 種倉 3打点、走者一掃タイムリースリーベース! 【投-捕】〇山口、福田-兼松、坂 【三塁打】種倉 【盗 塁】岩田、辰巳、兼松 夏のSSK大会初戦を戦った豊田ボーイズ専用球場、辛くも逃げ切ったあの激闘を思い出す、今日はその時にケガで不在の柴田も帯同、また鶴岡記念大会選出の坂井田も合流してくれて裏方を務めてくれる、残念ながら飼沼、宮崎が夏風邪から不在ではあるが三年生の結束の強さが垣間見れる、今日の相手は、同じ愛知県西支部の名古屋旭丘ボーイズ、加盟3年目ではあるが着実に力を蓄え、昨日の一回戦は4回コールドゲームで勝ちあがり、虎視眈々とジャイアントキリングを狙う。 先攻の愛知尾州、上位打線がそろいもそろって新谷が初球、立石が5球め、種倉が4球めとショートへのゴロで三者凡退、先発は山口、こちらも快調、三番打者に巧く合わされセンター前ヒットをゆるすが前後の打者を見逃し三振に打ち取って無失点、0-0で初回を終える、二回愛知尾州に先制点、ワンアウト後に兼松フォアボール出塁のチャンスから岩田・辰巳・市橋の三連打で2点を先取、試合の主導権を握る。 その裏、先頭打者に内野安打出塁をゆるすが次打者のショートゴロを新谷が捕球、そのままセカンドキャンバスを踏んで一塁転送、ゆうゆう間に合ってダブルプレーの完成、相手チャンスを一瞬にしてつぶしてゆく攻めの守りで山口を盛り立てる。この守備、センターラインの堅実さがこの世代の売り、チームのカラーがしっかりと出せた二回の守りとなった。 この守りから攻撃にリズムをつくるのも、この世代の特長、三回にビッグイニングが展開される。先頭種倉の強い打球のレフト前へのヒットから兼松のやはりレフト前ヒット、市橋の押し出しフォアボール、山口の押し出しデッドボールに仕上げは、打者一巡後の再び種倉のレフト・センター間へのタイムリースリーベースで7人連続得点で9-0として試合の大勢を決める。 三回以降も山口は順調にアウトを重ねるがひとたびボールが続くと一塁側応援席よりお父さんの野太い声が叱咤激励、これが彼には特効薬、4回を被安打4、与四球1、4奪三振の無失点で抑えて福田にバトンを渡す。 コールド対象の5回登板の福田、昨日消化不良の登板ではあったが今日は、下手からのボールに切れを感じさせ、三者凡退、最後の打者を空振りに打ち取って見事に昨日のリベンジ、午後からの三回戦進出を決めた。(W)
愛知尾州 初戦突破! 先制・中押し・ダメ押しの9点で圧倒! 飼沼-福田-中西-辰巳の圧巻のリレー! 江﨑 とどめの3ランホームラン! 時任 4打席4出塁、二番の仕事! 塩田 ダメ押しのダメ押しセンター前クリーンヒットのタイムリー! 扇の要 兼松のリードに盗塁阻止! 【投-捕】〇飼沼、福田、中西、辰巳-兼松 【本塁打】江﨑 【二塁打】種倉 【盗 塁】新谷、辰巳 【犠 打】兼松 記憶に新しいジャイアンツカップ一回戦の死闘、中学生の硬式野球で2時間の時間制限のある中で延長11回の戦いは異例中の異例、惜しくも敗れ去ったが愛知尾州ボーイズの名前を満天下に知らせることができた、そこから中5日、とうとうやってきた最後の公式戦、東海理化旗・ゼット杯争奪ボーイズリーグ選抜愛知県東大会の開会の日を迎えた、今年から新たに東海理化さんがスポンサーに加わり、新城総合運動公園に中日本ブロック7支部の選抜チームが集結、57チームで三年生最後の覇権を競う大会となった、開会式にはメインスポンサーの東海理化さん・ゼットさんに加えて穂積新城市長よりの歓迎の祝辞をいただき盛大に開幕の運びとなる、残暑厳しい中ではあるが精一杯のプレーで悔いないボーイズ生活に別れを告げて、高校野球に進もう! 愛知尾州は、開会式会場の新城総合運動公園野球場の第3試合、時間が空いたことからウオーミングアップも兼ねて試合の合間のグランド整備のお手伝いをする、一斉にとびだしてとんぼをかける、多少の優劣はあるが見ている観客にとっては、気持ちの良い光景となり本部の宮沢愛知県東支部副支部長より、帰り際には御礼の言葉もいただく、よい思い出となったことであろう。 試合が始まったのは14:33、開会式会場に入ってからなんと7時間後、待ち時間が長い間ではあったが集中力を切らさずにいられたか?試合結果はいかに!相手は静岡県支部島田ボーイズさん、練習試合・公式戦を含めても初めての対戦、ベンチから見える風景の中に赤とんぼが一匹・二匹と視界に入る、ようやく夏が終わるという季節感を感じずにいられない時期となった。先発は飼沼、切れのあるボールがコントロールされ初回は、エラーのランナーをゆるすものの2個の見逃し三振を奪い、ベンチに全力疾走で戻る、かわって打線は初回から飼沼に援護点をプレゼント、先頭新谷の軽打のセンター前ヒット、二番時任の送りバントがフィルダースチョイスを誘い、一・二塁のチャンスに三番種倉のライト・センター間へのタイムリーツーベースで先制、さらにワイルドピッチで時任生還、兼松もタイムリーで続いて、早くも初回に3点の奪取となる。二回・三回と飼沼は快調に投げ込む、ランナーをゆるすが兼松の正確なスローイングの盗塁阻止などで無失点、三回裏、愛知尾州に追加点、江﨑のデッドボールから相手バッテリーのミスに乗じて兼松の犠牲フライ、筏井のタイムリーで2点の追加、ここから愛知尾州は継投にはいる、二番手福田、先頭からヒット、セカンドエラーからタイムリーをあびて2失点、不運もありここで降板、中西がさらにヒットをつながれるが、このピンチに練習に練習を重ねたセカンド立石との牽制プレーが功を奏しタッチアウト!3点を与えて6-3、もう一度仕切り直しとなる。 この状況に愛知尾州の底力、四回裏一番からの好打順に新谷、時任の連続フォアボール、種倉セカンドゴロで時任とランナー入れ替わり、江﨑が初球をガツンと一振り、弾丸ライナーが両翼92メートルの新城総合運動公園左翼の芝生席に飛び込む3ランホームラン、四回表の3点を一振りで取り戻す、さらに兼松を三塁においてピンチヒッター塩田が粘った末に基本どおりのピッチャー返しでセンター前タイムリー、ベンチも応援席も一気に盛り上がる。その後は中西から最終回辰巳の登板、連続フォアボールで心配されたがダブルプレーと見逃し三振で初戦を勝ち上がった。 この試合は、夏休み期間中ということもあり、一部の選手は進学に向けた活動などで欠席、限られたメンバーの中での試合、しかしスタメン出場の時任がつなぎの役目を果たし、前述したが代打登場の塩田が貴重なタイムリー、守備固めの柴田もしっかりと仕事をしてくれた、この準備の勝利といっても過言ではない。 もう一度、この新城総合運動公園で試合をするためには、明日の二回戦・三回戦に連勝しなければならないが、今の愛知尾州三年生ナインであればきっとやってくれると確信する。最後に優勝の喜びを分かち合いたい!(W)
負けはしたが全てを出し切ったベストゲーム! 中西、山口 魂の投球! 市橋 先制のセンターオーバータイムリーツーベース! 新谷 粘りに粘って執念のフォアボール! 岩田 ジャストミートのファーストライナー! 坂井田 どんぴしゃピッチャー強襲! 江﨑 火を噴くレフトライナー! 宮崎 鮮やかセンター前ヒット! 兼松 技ありレフト前ヒット! 辰巳 チームバッティングでチャンスメイク! 立石、種倉 闘志むき出しのヘッドスライディング! 筏井 華麗にナイスフィールディング! 中川 先輩の意思を引き継ぎ新チームへ! 【投-捕】中西、●山口-兼松 【二塁打】市橋 【犠 打】兼松、辰巳、中西、市橋 8月13日 日曜日午前7時30分、愛知尾州ボーイズ選手団総勢80有余名は、中学野球の頂上決戦であるジャイアンツカップに向け、大型バス2台に分乗し、戦いの地、東京に向け出発した。 お盆ということもあり渋滞が予想されたが、多少の事故渋滞はあったものの目立った自然渋滞はなく、休憩を長めに挟みながら午後3時前に東京に到着した。 ホテルのチェックインは午後4時からのため、時間の調整と必勝祈願を兼ねて明治神宮に全員で参拝したのちに今回の開会式会場であり宿泊場所でもある京王プラザホテルに午後4時30分チェックイン。午後6時から行われる開会式までは各自部屋での休息となった。 午後6時、本館5階コンコードにおいて開会式が開催され、巨人V9時代にエースとして活躍した堀内恒夫大会副会長から御挨拶をいただいた。また、亀井選手、重信選手からもビデオメッセージが届き、盛会のうちに開会式が終了した。開会式に引き続き6時45分から南館4階錦の間で監督者会議が行われ、こちらも質疑応答が飛び交う活気と緊張が入り混じった白熱した会議となり、この時点から既に風雲急を告げる頂上決戦の様相を呈していた。 明けて8月14日月曜日、午前6時に朝食を済ませ、ホテルを午前7時に出発。あいにくの曇り空の中、1回戦の舞台である江戸川区球場に向けて出発した。 1回戦の相手は関西の雄、生駒ボーイズさん。奇しくも同じボーイズ同士の対戦となった。 いつものボーイズリーグの大会とは違った試合前の選手チェック、道具チェックに戸惑いながらも無事審査を通過し、順調にアップを終了。5分間のシートノックを経て、いよいよ午前10時、粟村主審のプレイボールの掛け声と共に戦いの火蓋が切って落とされた! この試合先攻の愛知尾州の攻撃は生駒ボーイズの好守に阻まれる形で三者凡退に抑えられる。そして1回裏の愛知尾州のマウンドには、藤川監督が全幅の信頼を寄せる左のエース中西。こちらも力のあるストレートで生駒ボーイズの強力打線を三者凡退に退け、互角の立ち上がりを見せる。 迎えた2回表、1アウトから5番宮崎がセンター前に弾き返し出塁すると、続く兼松がヒットエンドランを決め2アウト2塁の先制のチャンス。このチャンスに7番市橋が放った打球はセンター頭上をライナーで越える先制タイムリーツーベースヒット!待望の先取点が愛知尾州に入った! 両チームのピッチャーが素晴らしい投球を続ける中、再び試合が動くのは4回表愛知尾州の攻撃。1アウト後宮崎がフォアボールを選び出塁。続く兼松が難しい低めのストレートをレフト前に弾き返し1アウト1、2塁とチャンスを広げる。市橋のショートゴロはセカンドフォースアウトとなり、2アウト1、3塁となったところで生駒ボーイズ痛恨のボーク。サードランナーがホームに迎え入れられ、愛知尾州に2点目が入る。 しかしこの試合は全国中学野球の頂点を決めるリーグを越えた全国大会。簡単に勝てるはずはない。生駒ボーイズの反撃は打者2順目の5回から始まった。7番バッターにレフトオーバーのツーベースヒットを許すと、そのランナーを痛烈なセンター前ヒットで返され、1点差に詰め寄られる。 続く6回には先頭バッターにセンター前ヒットを許し、送りバントでランナー2塁に進められた後、4番バッターに右中間を破るタイムリーツーベースヒットを浴び同点に追いつかれてしまう。 両エース気迫の投げ合いは7回終わって2対2の同点。規定により2時間以内または10回までは延長戦に入るが、ピッチャーの投球制限は1日7イニングまで。両エースとも気持ちを全面に出した負けられない戦いに相応しい力投を続けてきたが、交代を余儀なくされることとなる。この継投が勝敗のポイントとなることが予想されたが、愛知尾州2番手の右のエース山口も生駒ボーイズ2番手のピッチャーも予想を遥かに越える好投を見せる! 両チームともランナーは出すものの要所々をキッチリ抑えられ、また、守り抜き、息を飲むギリギリの攻防が続けられた。そしてとうとう延長10回を終えても勝敗が決することはなく、これも大会規定により11回からは1アウト満塁からのタイブレーク方式により試合が決するまで行われることとなる。 11回表愛知尾州の攻撃。先頭バッターが三振に倒れ2アウト満塁。続く兼松が完璧に捕らえた打球は弾丸ライナーでレフトへ!しかし運悪くレフト正面の打球となりスリーアウト。無得点に終わる。 11回裏生駒ボーイズの攻撃。先頭バッターが浅いセンターフライに倒れ2アウト満塁。そして次打者を迎えたところで、死闘を繰り広げてきた長い長い試合に終止符を打つ運命の時がとうとうやってくることになる。それは、3年生25人全ての選手にとって、愛知尾州に全てを捧げ、藤川監督、星野コーチ、小松コーチ、筏井コーチ、水谷コーチ、小島コーチ、佐藤コーチ、東コーチ、森コーチ、花木コーチ、村上コーチ、池口コーチ、橋倉コーチ、山岡コーチ、塩瀬コーチ、そしてお父さん、お母さんと共に駆け抜けてきた2年半に渡る野球漬けの日々。苦しかったこと、楽しかったこと、皆で笑いそして泣いた日々を締めくくる最後の全国大会という集大成の舞台に別れを告げることも同時に意味する瞬間であった。 生駒ボーイズの6番バッターが振り抜いた打球は、1塁線にダイビングしたファースト江﨑のミットをわずかにかすめ、無情にも打球は外野へ・・・・・ 歓声と悲鳴の中、土と汗と涙と3回途中から降り始めた雨でクシャクシャになった顔を歪めながら整列をし、ゲームセットの掛け声と共に最後の挨拶を終えた。 今回ベンチ入りを果たせなかった選手達もスタンドから熱い応援を送り続けてくれた。辛くて悔しくて眠れない夜を過ごしたかもしれない。しかし、愛知尾州はベンチ入りしている選手達だけのものではない。在籍している全ての選手の力の結晶が愛知尾州であることを忘れないで欲しい。 そんな選手達と共に喉をからし、声援を送り続けた父母を中心とした応援団からも労いや感謝の言葉が飛び交い、皆一様になんとも表現し難い清々しくも穏やかな表情を浮かべながら、溢れ出る涙は頬をつたい、降り続ける夏の雨がそれを優しく拭っていた。 本大会の開催にあたり、御尽力頂いた日本野球連盟様、読売新聞社様、読売巨人軍様をはじめ、多くの大会関係者の方々に大変お世話になり、気持ち良く試合に臨ませて頂いたことを深く感謝申し上げ、この場を借りましてお礼申し上げます。ありがとうございました。 そして最後に、的確で正確な素晴らしいジャッジをして頂いた審判の方々にお礼申し上げると共に、特にこの試合で主審を務めていただいた粟村様におきましては、御自身のブログにおいて、過分なるお誉めの言葉と評価を頂き、我々が目指してきた野球が間違っていなかったことを認識させて頂くと共に、これからも「愛知尾州ボーイズ」の野球、「愛知尾州ボーイズ」の魂を受け継いで行く自信と誇りになりました。今まで以上に自分達の野球を信じて、全国制覇に向け邁進する覚悟であります。本当にありがとうございました。(N)
【投-捕】飼沼、福田、●塩田、馬見新、山口-坂、兼松 【盗 塁】立石②、宮崎、長岡 【犠 打】時任 浜松大会、昨日の1、2回戦を突破して本日は準決勝、対戦相手はダイワハウス大会でも対戦した岐阜北ボーイズさん。3年生全員で参加する大会も残り僅かとなり、なんとしても全員野球で優勝を勝ち取りたい選手達! 先攻、愛知尾州は先頭立石が岐阜北ボーイズ先発の松下投手からレフト前にクリーンヒットで出塁。時任が送り宮崎四球でチャンスを作るも後続が打ち取られ無得点に終わる。先発ピッチャー飼沼は初回ヒット2本を浴びてピンチを背負うも後続を断ちこちらも無得点に抑える。 2回、早くもピッチャー福田に代える。福田のサイドから放たれる投球で2回も無得点に抑える。 先取点が欲しい愛知尾州ボーイズの3回の攻撃はワンアウトから立石が第一打席に続きレフト前にヒットを放つ。盗塁を決めチャンスに宮崎が打席に入る。 立石が3塁への盗塁を決め、宮崎四球盗塁でツーアウト2、3塁と絶好のチャンスでこの試合4番種倉も四球!ツーアウト満塁と攻め立てる。しかしこのチャンスに山本が空振りの三振と松下投手の粘りの投球で得点を奪えない。 3回、マウンドには昨日に続き塩田が上がる。塩田はストライクが入らず連続四球を与えてしまう。すぐに藤川監督は馬見新をマウンドへ!ツーアウト満塁からサード後方に落ちるヒットで2点を先攻される。 その後も淡々と投げる岐阜北ボーイズ松下投手の変化球とコーナーを突くストレートに全くタイミングが合わず、凡打の山を築く。 全員野球でこの浜松大会の2年ぶりの優勝を目指す愛知尾州ボーイズ3年生!しかし、最終回も簡単に3人で終わりゲームセットとなる。 終わってみれば尾州の放った安打は僅か散発の3安打。流石にこれでは勝てない! 試合終了後、第3位の表彰状と盾を頂いた。3年生全員で勝ち取った素晴らしい宝物。しかし君達が目指すものはチーム愛知尾州ボーイズとしての全国制覇だ! 8月、東京で開催される中学生硬式野球のナンバーワンを決めるジャイアンツカップでの全国優勝をチーム全員で目指し明日からの新たな気持ちで立ち向かって欲しい。(H)
【投-捕】〇辰巳、中西-坂、兼松 【二塁打】辰巳、市橋、兼松 【盗 塁】種倉、兼松 【犠 打】立石 1回戦をいいカタチで勝利し、勢いに乗る愛知尾州。2年ぶりの優勝旗奪回に向けてチームのムードは良好!初戦はいつもとスタ-ティングラインナップを大幅に入れ替わった。誰が出ても出なくても全選手のアップに余念がない。これもジャイアンツカップに出るチームとなり自覚が芽生えたのであろうか。選手の額に汗が迸る中、11時23分プレイボール! 1回表、先発辰巳は先頭バッターを四球、2番にレフト前ヒット、四球で満塁のピンチを迎える。4番バッターを三球三振で1アウト。サードライナーダブルプレーでピンチを凌ぐ。 2回裏、江﨑センター前ヒットで出塁、6番辰巳ライトオーバー2ベースヒットで2・3塁のチャンスをつくる。7番市橋セカンドゴロ悪送球で2点を先制する! 4回表、1死後、四球と盗塁が絡み、内野ゴロ悪送球で1点返される。その裏、この回先頭打者市橋が内野ゴロエラーで出塁。続く8番宮崎セカンド後方に落ちるヒットで続く。ラストバッターはこの試合もスタメンマスク坂の送りバントが悪送球を誘い1点追加。ラッキーボーイ坂に代わり代走に兼松、すかさず盗塁を決め、キャプテン新谷がセンター前タイムリーヒットで更に2点目、2番立石伝家の宝刀スクイズを決め3点目、2死後、4番坂井田の内野ゴロがこれまたエラーを誘い1点追加、都合4得点とし、試合の主導権を握る! 6-1とし、一気に突き放したい愛知尾州は左のエース中西を投入。その中西はきっちり無失点で抑え、一気に試合の流れを引き寄せる。 5回裏、2死から宮崎がレフト前ヒットで出塁、9番兼松も左中間へのヒットで続き、ダブルスチールの後、1番新谷のライト線2点タイムリーヒットでスコアが8-1となりゲームセット!大会規定により5回コールドゲームが成立、準決勝進出を決めた。 1試合目とは変わって、比較的いつものメンバーがスタメンで出場し、やるべき仕事をきっちりこなし勝利を掴み取った。誰が出ても誰が控えに回っても強い野球ができる、これが全国で躍動するための層の厚さなのである。明日も「チーム力」で勝ち進み、旗を掴み取って欲しい。(A&U)
【投-捕】〇飼沼、福田、塩田、馬見新-坂 【二塁打】宮崎、市野 【盗 塁】筏井、種倉、新谷、辰巳 【犠 飛】時任 一昨年まで三連覇を達成している本大会は、本年からタナベクラフトさんの冠を頂き開催される運びとなった。 早朝より東名高速を飛ばし、ここ菊川へやって来た。その菊川と言えば、昨夏に当チームOBである32期生「栗原 健」君が常葉菊川高校より甲子園に出場、OBの応援に沸いたのも記憶に新しい。そんな菊川の地で後輩達も暑さに負けず、ハツラツプレイで勝利を勝ち取ろう! 先行を取った愛知尾州の初回の攻撃、この試合切り込み隊長となった1番立石がライト線ヒットで出塁するが、バントで送れず、内野ゴロと空振り三振で無得点で終わる。 その裏、豊川中央ボーイズさん先頭バッターに初球を右中間ヒット、送りバントでランナー2塁のピンチを迎える。3番をレフトフライに抑えるも、その後ランナー盗塁時、悪送球で1点先制される。 2回表、2死から時任が死球で出塁、飼沼センター前、続く打者はこの日久しぶり先発マスクの坂もレフト前ヒットで続き満塁のチャンスを掴む!トップに還り立石ライト前2点タイムリーヒットで逆転!更にワイルドピッチと内野エラーで2点追加、都合4得点であっさり逆転に成功する。 2回裏、先頭バッターを四球、6番ショートゴロ、7番にレフト前ヒットで1・3塁のピンチを迎える。8番バッターを内野ゴロに抑えるが悪送球で1点失う。更に9番送りバントでランナー2・3塁、1番に四球、2番をレフトフライで最小失点で切り抜ける。 3回表、1死から5番宮崎が左中間破る2ベースヒット、そしてこの試合6番に入った市野が右中間破るタイムリー2ベースヒットで1点追加、久しぶりに公式戦に出場出来る喜びを爆発させる活躍である。 その裏、ピッチャー福田が登板、先頭バッターにライト前ヒットを許すが、4番をレフトフライ、5番1塁ゴロ、6番をライトフライに抑え無失点で切り抜ける。 愛知尾州は福田から速球投手塩田へリレー、その塩田は先頭バッターを三球三振で1アウト。続く打者のセカンドゴロをこの回から守備に就いたNo.27松尾が華麗に裁き2アウト。次バッターを空振り三振を取り最高なピッチングを見せた塩田! 5回表、内野エラーと時任の好走塁から、打っても塩田はショートゴロエラーで1点追加。やはり今日は何かを持っている! その裏、先頭バッターに四球を与えたところでピッチャー馬見新にスイッチ。1死後、死球2つで満塁のピンチ!ここで馬見新気合の投球で5番バッターを見逃し三振、6番に右中間に抜ける当たりを市野が超ファインプレーで無失点で切り抜ける! 7回表に4点を追加し、楽になった馬見新は5回から無失点の投球が続き、最終回最後の打者をショートフライに打ち獲りゲームセット!初戦10-2で快勝となった。 3年生25名のみで挑んだ本大会、久々に出場する選手が多数見られたが、緊張などどこ吹く風、プレー出来る喜びを爆発させているかのように見えた。愛知尾州のユニフォームを身にまとい公式戦でプレーする姿は、普段出場機会が少なくても声を枯らせて応援して下さる父兄さんにとっては嬉しい限りである。そんな父兄さんのためにも一球一打を大切にし、次も勝利を掴みとって欲しい。(A&U)
【投-捕】〇中西、佐藤、山口-兼松 【二塁打】坂井田、江﨑 【盗 塁】辰巳 【犠 打】岩田 交流戦、多くのスポーツでリーグや団体等の垣根を越えて対抗戦として行われている。所属団体の威信をかけて戦う、昨今においては、NPBが2005年からセ・パ交流戦と銘打って、開始当初は各チーム36試合、現在は18試合となっている、他の競技でも競馬界では中央競馬と地方競馬の交流重賞が各地で開催、筆者が一番印象に残る交流戦は、38年前の昭和54年(1979年)8月26日に行われたプロレス夢のオールスター戦、当時の新日本・全日本・国際の3団体のメンバーが一同に会しての言葉通り夢の対戦が観られた。普段観られない戦いが眼の前で展開される交流戦、中学生の硬式野球において最高峰といわれる全日本中学野球選手権大会(通称 ジャイアンツカップ)の愛知県予選が雨が心配されたが、ここ碧南市臨海公園野球場で8チームが参加して行われる。 第一試合は、愛知瀬戸ボーイズと瀬戸リトルシニアの対戦は近郊地域同士の一番を愛知瀬戸が集中打でコールド勝ち、今が旬の瀬戸市、将棋の藤井四段にあやかって完勝、SSK大会からの連勝を5に伸ばした。 まったくデータのないチームとの対戦、愛知尾州の対戦相手は、ヤングリーグ一位の名古屋コンドルズヤング、お互い様ではあるが手探り状態で9:49にプレーボール、後攻愛知尾州の先発は中西、先週の逆転負けから立ち直っているか、注目の立ち上がり一・二番をスイングアウトの三振、ファーストファウルフライと二者を打ち取るが三番打者にインコースをとらえられ、レフト95メートルの高いフェンスオーバーのソロホームランをあびて先制をゆるす。簡単にツーアウトを取った後の失点、何とか三人で終わってほしかった、この詰めを大事にしてほしい。 その裏、早く追いつきたい愛知尾州は、先頭新谷センターフライ、二番岩田基本に忠実にセンター返しのヒット出塁、種倉サードゴロでランナー入れ替わって四番坂井田センター前ヒット、江﨑フルカウントからデッドボールでフルベースのチャンスに兼松押し出しフォアボールで労せずして同点、しかし追加点は取れず、初回の攻防は1-1のタイスコアで終了する。 二回表も中西は、先頭バッターにセンター前ヒット、しかしここから立ち直る、サードフライ、ファーストゴロ、ファーストフライと好調時のピッチングが戻ってきた。その裏愛知尾州に勝ち越し点、レフトフライを二つ挟んで市橋、岩田のフォアボール出塁からクリーンアップの種倉・坂井田・江﨑の三連続タイムリーで逆転、5-1と有利に展開する。三回表に1点返されるがその裏、再び愛知尾州に集中打、中西デッドボール、市橋ライト前クリーンヒットのチャンスから新谷のレフト前タイムリーヒット、ここで岩田が送りバントでつないでピンチヒッター山本がセカンドへしぶとく内野安打、さらに坂井田・江﨑・兼松もタイムリーで続いてワイルドピッチの1点も加えて7点のビッグイニング、12-2として安全圏に入る、いや、決して安心してはいけない!この気持ちが緩みとなり結果、敗戦に直結する。 まだまだ試合はわからない、四回登板の佐藤がピリッとせずノーアウトで三人のランナーを残して山口にスイッチ、連続三振でツーアウト、センター前ヒットで1点失うが後続をショートライナーで抑えてスリーアウト、四回で10点差がコールドゲーム対象となるが、その裏パスボールでホームインし13-3でコールドゲーム成立、11:19プレートアンパイア山崎氏のゲームのコールで試合終了、これではじめて試合終了、喜んでもいい。 明日は、愛知瀬戸との準決勝の大一番、この日のために苦しい練習を積んできたと言っても過言ではない!何としても勝って決勝へ!(W)
【投-捕】〇中西-兼松 【二塁打】種倉 【盗 塁】江﨑、辰巳、市橋、兼松 あの感激をもう一度!春季全国大会に出場した愛知尾州が夏の選手権大会出場に向けて再びスタートを切る!6月7日に梅雨のない北海道と東北地方を除いて梅雨入り宣言が発表された日本列島、その合間となった6月10日、SSK旗をかけた選手権支部予選が開幕となった。昨年秋の新チーム結成以来、愛知県西支部は、群雄割拠、戦国時代を思わせる大混戦、大会毎にかわる優勝チーム、どこが全国出場しても不思議ではない状況で支部予選突入となった。 愛知尾州の相手は、東名古屋ボーイズ、縁という言葉だけで片付けられない対戦となった、それもそのはず新チーム結成の昨年秋からの期間で5度目の公式戦対戦となった。 平成28年 9月11日 毎日新聞旗大会 準決勝 愛知尾州 7-6 東名古屋 津島市営球場 平成29年 2月25日 東邦ガス旗大会 二回戦 愛知尾州 3-2 東名古屋 アポロン球場 平成29年 5月 6日 ダイワハウス旗大会 決勝 愛知尾州 8-1 東名古屋 松阪県営中部台球場 平成29年 5月28日 春日井市長杯大会 二回戦 愛知尾州 9-5 東名古屋 トヨタ健保グランド 対戦成績は、4勝0敗ではあるが直近の春日井市長杯大会では、守備の乱れから初回に大量失点、辛くも逆転で逃げ切った形となった、点差ほどの差はなく相手からみれば一矢報いるには格好のシチュエーションである、決して受けてたってはいけない、油断が一番の大敵となる。油を断つと書いて油断、諸説あるが、比叡山延暦寺においては1200年もの間、途絶えたことの無い伝説の灯りがある。不滅の法灯と呼ばれるこの灯りは、修行にいそしむ僧侶が昼夜を問わず菜種油を注ぎ続けて、この灯りを守ってきている、もし見回りを怠り油を切らしてしまうと今まで灯り続けた灯が消えてしまうことから語源となったと伝えられている。決して難しいことではなく平凡なことを徹底し続けることで灯りを守る、野球においても生きていくうえでも同じ事が言える。 一宮市営球場での開会式を今回スキップし、豊田ボーイズ専用球場に降り立った尾州ナインに一つピースが不足している、背番号7柴田 直輝の姿が見えない、先週練習中にケガを負い、今回遠征には帯同せず、ユニホームのみが一塁側ベンチにかけられる、柴田の思い、そしてベンチ入りから外れ、裏方に回ってくれた選手の思いも背負って夏の全国への挑戦が始まった。 第一試合、豊田VS愛知江南の戦いは、淡々とした流れの中、1時間32分の試合で愛知江南が2-0で逃げ切り二回戦へ進出、昼食をはさんで12:15にプレーがかかった、読売ジャイアンツ13連敗のショックを引きずった新谷主将は、試合前じゃんけんに負けて先攻となるが切り替えて対峙しライト前にクリーンヒット、二番抜擢二年生中川、しかし硬さがほぐれずバント失敗でランナー送れず、これも経験、全国をかけた試合の緊張感を味わい次につなげてほしい、三番種倉セカンドゴロも東名古屋内野陣に併殺網に引っかかりダブルプレー三人で攻撃終了。 かわって愛知尾州先発中西、先頭打者にフォアボール、二番打者送りバント失敗でスイングアウトの三振、ここまでは愛知尾州初回表のビデオテープ、三番打者のサードゴロでダブルプレーとれずにランナー残して四番澤田選手にレフト・センター間へのタイムリーツーベースをあび先制点は東名古屋に記録される。 二回・三回と東名古屋先発右腕海老原投手からヒットこそないがフォアボール・デッドボールをからめてフルベースと攻め立てるもののあと一本がでず無得点、いやな雰囲気ではあるが三回まで海老原投手の球数は58球、ベンチは、ボディブローが効いてくるのは後半とみる。三回終了0-1でほぼ1時間の経過、早く追いつきたい愛知尾州は、四回辰巳・市橋の連打とスチールからのチャンスに新谷センター前タイムリーで逆転、静かだった一塁側応援団に活気が戻る。しかしその裏、東名古屋打線も粘る、再び回った四番澤田選手の二打席連続のセンターオーバータイムリーで同点、さらに下位打線にもつながれて逆転をゆるす、勝利の女神は一塁側と三塁側を行ったり来たり早く一塁側に決めてほしいと熱望するが、五回表には先頭江﨑フォアボール出塁も六番兼松ショートゴロで最悪のダブルプレーかと天を仰ぐが送球がそれてノーアウト一・三塁のチャンスが残り、スチールの後に辰巳が逆転タイムリーで再度試合をひっくり返す。 その後も両チームともに勝利への執念をみせる戦いが展開される。シーソーゲームもここまでかと思いきや、東名古屋ラストバッター和田選手の意表を突いたバントにキャッチャー兼松ダッシュ及ばず内野安打、次打者のピッチャーゴロを中西お手玉で一・二塁、送りバントでそれぞれ進塁の後に三番益田選手のライト前へ、三塁ランナーゆうゆうホームインで同点、逆転の二塁ランナーを辰巳ー岩田ー兼松の中継プレーで逆転を阻止、中西何とか踏みとどまり同点のまま終盤に向かう。 六回表、東名古屋海老原投手の投球数100球を超える、並行して投げているけん制球も20球を超えて疲労の色が濃くみえたところで一番からの好打順、新谷がレフト前にクリーンヒット、二番途中出場岩田が絶妙の送りバント、二塁を回った新谷が躊躇なく三塁へ進むと一塁からの送球がそれ、新谷一気にホームイン、5-4と三度めの勝ち越し、最少得点差で六回裏、中西続投先頭バッターライトフライでワンアウト、次打者に三遊間にヒット、同点のランナーを背負って代打野田選手の一打はセンター宮崎の後方へ、背走を重ねに重ねてあきらめずに伸ばしたグラブの先に白球が吸い込まれる超がつくファインプレー、球場全体の人たちは、ボールが落ちてくる時間が長く感じたと確信できるビッグプレー、ガッツポーズの愛知尾州ナイン、これでツーアウト、しかしまだ同点のランナーは一塁に、この時点で試合開始から2時間、最後の打者を中西三振に切って取りゲームセット、翌週一宮市営球場で行われる二回戦に進出となった。 初戦の苦しさは何度も経験済みだが、この試合も苦しかった、選手・父兄さん・スタッフが何としても再び全国の舞台に立ちたいという思いがこの結果をもたらせてくれた、そんなゲームであった。(W)
【投-捕】岩田、〇中西-兼松 【三塁打】市橋、坂井田、新谷、立石 【二塁打】兼松 【盗 塁】兼松 【犠 打】立石、宮崎 【犠 飛】種倉 梅雨入り直前のこの時期に毎年開催される春日井市長杯大会も今年でかぞえて24回め、四半世紀近くとなる、中日本ブロック7支部よりのチームが集い、今日から三日間の日程で中学生レギュラーの部、ジュニアの部、小学生の部で熱戦が展開される、中学生レギュラーの部と小学生の部にいたっては、6/10(土)から始まるSSK大会兼選手権支部予選に向けて最終調整を兼ねた大事な大会となる。 運営の主管となる春日井ボーイズの皆さまにおいては今後も長く続けていただくことに加えて大会が無事に終えられることを祈念するばかりである。開会式の春日井市民球場より一回戦の会場となるみずき球場に移動してきた愛知尾州ナイン、爽やかな初夏のみどりのそよ風の中、愛知県東支部の新城ボーイズと対戦となる。 初戦の先発の重責を担ったのは岩田、春の全国大会出場時から進境著しい伸び盛りの選手、持ち味となる制球力がカギとなる、相手の新城ボーイズ権田投手は本格派の右腕投手、権田投手が剛なら岩田は柔、緊張の初回が予定より遅れて14:42にプレーボール! 積極的に打ちにくる新城打線、一・二番が初球を打ちにくる、一番打者はファースト江﨑へのゴロに岩田がカバーに入って間一髪のアウト、さらに二番のこすったあたりは、キャッチャー兼松反応よくダッシュでファースト江﨑に送ってツーアウト、三番打者のあたりは、力なくライトへとんで市橋がダイビングするような形で6球でスリーアウト、全力疾走で岩田がベンチに戻る。その裏愛知尾州も三者凡退と初回の攻防は静かに幕が開く。 試合が動いたのは、二回裏の愛知尾州の攻撃、ツーアウトランナー無しから兼松の内野安打、スチールでスコアリングポジションに、このチャンスに市橋がセンターオーバーのタイムリースリーベースで先制、さらに三回は先頭新谷フォアボール、二番立石送りバント、けん制悪送球のワンアウト三塁から三番種倉がセンターへ高々と犠牲フライで追加点、ノーヒットで得点という相手にダメージを与える点の取り方で突き放す。味方の得点に岩田はスイスイとマイペースの打たせて取るピッチングがさえに冴えて、四回まで46球、12人の打者をパーフェクトに抑えて淡々と表情を変えない。追加点のほしい愛知尾州ではあったが四回終了でインタバルに入る、このわずかな間が岩田に凶とでる、五回先頭の四番打者に初ヒットをゆるすとこの打者を含めて四連打で逆転となり試合がひっくり返る、残念ながら岩田降板、中西にスイッチするがさらに1点を追加され2-4となる、最初の2点で逃げ切れるほど野球は甘くない。 五回裏、六回表ともに無得点、試合展開の早い中、六回裏先頭江﨑のセンター前ヒットにピンチランナー長岡、兼松レフト線へタイムリーツーベースで1点差、ワンアウト後中西センター前ヒットで一・三塁、二回のチャンスで見逃し三振の宮崎が汚名返上の絶妙のセーフティスクイズが一塁前に決まって同点、仕上げは主将新谷のセンターオーバータイムリースリーベースで中西が逆転のホームイン、とどめは立石ライトセンター間のこれまたタイムリースリーベースで2点差をつけて最終回へ、中西1点差につめよられるが踏ん張って逃げ切り、翌日の二回戦進出となった。 スポニチ大会初戦敗退の悪夢からダイワハウス大会優勝、美方レインボー大会ベスト4と復調気配の漂う愛知尾州レギュラー、タイムリーエラーもこの試合ではあったがショート新谷、サード坂井田が難しいゴロをさばき目いっぱいの送球にファースト江﨑が身体いっぱいに伸ばしての捕球でギリギリのアウト、内野手の捕球 → 正確なスローイング → ファーストの捕球があって初めてファインプレーが完成する、江﨑がよく守ってくれたと感じた試合であった。やはりこのチームの持ち味は守り、守って守って試合終盤にひっくり返す、昨年秋の野球が戻り、今大会さらにSSK大会に期待が膨らむ試合であった。 最後に苦言を一つ、開会式から移動をしてきての第三試合、時間も空いて退屈な時間もある、そんなときにキャッチボールあるいは素振りをすることはおおいに結構、しかし通路であったり周りに人がいることなどを考えて行うことが大事となる、今日の場合はライト側のアップの場所である、決して通路でやることのないように全員に徹底してもらいたい。(W)
最終回の粘りも届かず準決勝敗退!ジュニア時代からの連覇ならず! 残塁8、チャンスにあと1本が出ず! 山本、昨日から代打でツーベースヒットを含む3打数3安打! 【投-捕】中西、●山口-兼松 【三塁打】宮崎、辰巳 【盗塁】新谷、種倉、坂井田②、兼松、市橋 【犠打】立石 【犠飛】中西 13時7分に終了した2回戦。慌ただしく昼食を摂り、準決勝の相手、若狭高浜ボーイズさんと相見える。 この試合後攻を取った愛知尾州のマウンドには中西。初回から若狭高浜ボーイズさんの強力打線が先発中西に襲いかかる。ヒット2本を打たれ、1・2塁のピンチを招くが後続を打ち取りなんとか無得点に抑えたのも束の間、2回にはエラーとヒット2本、スクイズも決められ、この回2点、課題である先取点をまたしても与えてしまう。 続く3回表にはレフトオーバーのスリーベースヒットを浴び、またしてもエラーが絡み3塁ランナーがホームイン。3点目を献上してしまう。 愛知尾州の反撃は3回裏、この回先頭バッターの新谷がライト前に弾き返し出塁するとすかさず盗塁、続く立石がしっかり送り1アウト3塁として種倉のサード強襲タイムリーでまず1点。坂井田がフォアボールで繋ぎ、ワイルドピッチと盗塁でチャンスを広げ、江﨑のショートゴロ、兼松のサードゴロエラーの間にそれぞれ1点ずつを加え、この回3点を取り試合を振り出しに戻す。 さらに4回には、宮崎の右中間を破るスリーベースヒットを皮切りに、中西の犠牲フライで逆転!続く辰巳がセンターオーバーのスリーベースヒットを放ち、立石のショートゴロエラーでさらに1点追加。この回2点を取り5対3と逆転に成功した。 6回から登板の山口が立ち上がりを攻められ、フォアボールとエラーも絡み3点を献上してしまい5対6と再びリードを許す展開となる。 迎えた最終回愛知尾州の攻撃は2番からの好打順。1アウト後市橋、坂井田が連続フォアボールを選び、盗塁とエラーも絡み1アウト2・3塁と一打サヨナラの絶好のチャンスを作る! しかし若狭高浜ボーイズさんの必死のディフェンスの前に後続が倒れ、5対6での敗戦となってしまった。 美方レインボー大会は昨年のジュニア時代に優勝を飾っていたが、ジュニア、レギュラーでの連続優勝は叶わなかった。この大会を通じて感じたことは、全ての試合が重い空気であったこと。エラーも多く試合に落ち着きを感じられなかった。全ての試合で先取点を取られ追いかける展開。試合への入り方を心と身体の準備をしっかりすることで克服し、待ったなしの残りの大会を夏の選手権をしっかり視野に入れた状態で戦って欲しい。 この時期に課題を教えてもらえたことを幸いとして、野球に真面目に向き合い、真摯な態度で選手一人ひとりが意識を高く、そして強く持つことが全国への最大の近道と考える。(N)
投手陣がなんとか踏ん張り準決勝進出! 宮崎ライトオーバースリーベースを含む3安打猛打賞! 塩田好投も守備の乱れで失点! 【投-捕】塩田、〇岩田、飼沼-兼松 【三塁打】宮崎、兼松 【盗 塁】新谷、坂井田 【犠 飛】種倉 前日の荒天が嘘のような晴天に恵まれた大会2日目。肌に心地良い風と春の太陽で絶好の野球日和となった。2回戦、準決勝の舞台はおおい総合運動公園野球場。外野は人工芝で両翼97mある立派な球場である。昨日の課題を選手がどう考えどう修正したのか。楽しみな試合である。 この試合も先行を取った愛知尾州。先頭バッター宮崎がバッターボックスに入り午前11時31分プレーボール! 愛知尾州の初回の攻撃は、立石がフォアボールを選び出塁したが盗塁アウト。結果三者凡退で終わる。 加賀ボーイズさん初回の攻撃。マウンドには先発の塩田。先頭バッターをセカンドゴロに打ち取ったものの、続くバッターにセンターオーバーのツーベースを許す。そしてここから愛知尾州の守りに乱れが出る。1アウト2塁からセカンドゴロに打ち取るもこれをエラー。盗塁も許し1アウト2・3塁のピンチを作る。続くバッターのサードゴロでランナー突っ込みホームに送球するもこれが悪送球。1点を献上する。盗塁も許し再び1アウト2・3塁となり続くバッターのセカンドゴロの間に3塁ランナーホームイン。この回ヒットとエラーで2点を献上。後味の悪い滑り出しとなった。 愛知尾州の反撃は4回、先頭宮崎がレフト前に運びチャンスメイク。パスボールと2つのフォアボールで満塁とし、兼松のセンター前ヒットで3塁ランナー宮崎が生還、2塁ランナー立石も果敢にホームを狙うがこれはタッチアウト。この回1点を返す。 さらに5回表に代打新谷が昨日の試合から5打席連続となるフォアボールを選び出塁すると、宮崎のライトオーバータイムリースリーベースヒット、立石のセンター前タイムリーヒットで2点を追加し逆転に成功する。 続く6回表にも坂井田のセンター前ヒットを足掛かりに兼松のライト線を破るタイムリースリーベースヒット、代打山本のライト前タイムリーヒットが飛び出し、2点を追加する。 投げては塩田⇒岩田⇒飼沼と繋ぎ、2回以降は無得点に抑える好投を見せ、5対2で勝利をおさめた。 この試合も昨日の1回戦と同様に重苦しい試合であった印象を受ける。2試合とも先取点を取られ、序盤にミスを繰り返す展開。今のチーム状態では接戦をものにすることは難しいであろう。引き続き行われる準決勝での修正は厳しいかもしれないが、しっかり地に足を付けて落ち着いた試合運びを心がけて欲しい。(N)
6回8点のビッグイニング!1回戦快勝で好発進! 重苦しい空気を振り払う代打山本のツーベースヒット! 福田⇒馬見新⇒筏井⇒辰巳の盤石リレー! 【投-捕】福田、馬見新、〇筏井、辰巳-兼松 【二塁打】山本、辰巳 【盗 塁】辰巳、宮崎、兼松 【犠 打】宮崎、立石② 【犠 飛】宮崎 前日からの激しい雨にみまわれ、開会式は前日に中止が決定した。 午前11時、三方勤労体育館にて受付を済ませ、雨足は弱まったものの今だ降り続く雨に本日の試合開催は難しいだろうとの予測の中、美浜総合運動公園に移動して昼食のお弁当を食べ、広い駐車場をお借りして軽くアップをしようとした時に大会事務局から1回戦開催の連絡が入る。 美方ボーイズさんを始め、ホストを務めていただいた加賀ボーイズの皆さんの必死のグランド整備にただただ感謝申し上げ、1回戦の会場である高浜中央球場に午後1時過ぎに到着した。小雨が降り続く中、午後1時58分プレーボール! この試合先行を取った愛知尾州は、先頭新谷がフォアボールを選び出塁したものの、氷上ボーイズさんの華麗なディフェンスでダブルプレーに取られ、結果三者凡退に終わる。 愛知尾州の先発は福田。怪我を乗り越え堂々とマウンドに立つ。アンダースローから繰り出される多彩なキレの良い投球で三振、ショートフライ、レフトフライとこちらも三者凡退に打ち取り、互角の滑り出しとなった。 2回表の愛知尾州の攻撃は、江﨑がセンター前ヒットで出塁したものの後続が打ち取られ無得点に終わる。 2回裏のマウンドには馬見新。先頭にフォアボールを与えるものの、注文通りのサードゴロを打たせダブルプレーで結果三者凡退に抑える。 試合が動いたのは4回裏。3回から愛知尾州のマウンドには筏井が登り、力のあるストレートで4回2アウトまでテンポの良い投球が続いたが、ショートへの内安打をきっかけに流れが変わる。盗塁を許した後、次打者のファーストゴロの際にファーストカバーが遅れセーフ。この間に2塁ランナーに一気にホームインを許してしまう。さらに左中間への2ベースを許しこの回2点を献上。課題の残るイニングとなった。 しかし、すぐさま5回表に愛知尾州の反撃が始まる。皮切りは筏井に代わり代打で登場の山本。鋭く振り抜いた打球はレフトの頭上を越えるツーベースヒット!反撃の狼煙を上げる!藤川監督は山本に代わり代走柴田を告げる。宮崎のライトフライで3塁に進み、新谷はこの日3つ目のフォアボールを選び1アウト1・3塁としたところで立石がスクイズ!ホームはクロスプレーとなったが、柴田の好走塁で間一髪セーフ!続く種倉のレフト前ヒットで満塁となり、フォアボール2つとショートゴロの間に得点をあげ、都合4点。逆転に成功する。 愛知尾州は6回にもエラーとフォアボールで満塁とし、立石、坂井田、辰巳、松尾のタイムリーなどで一挙8点をあげ試合を決めた。 投げては5回から辰巳が危なげなく抑え、最後のバッターをショートゴロに打ち取りゲームセット。6回コールドでの勝利となった。 結果はコールド勝ちとなったが、天候と同じでなんとも重苦しい試合であったと感じる。 グランドも決して良い状態ではなかったが、エラーからの失点、連携のミス等全体的に集中力に欠ける試合であったように思う。一番気になったのはフライを打ち上げて全力疾走しない選手がいたこと。99%アウトでも1%に掛ける必死さを持てなければこの先スポーツ選手としての未来はない。 課題が良く見えた試合であったと捉え、技術面と気持ちの修正をキッチリした上で、明日の2回戦、準決勝に臨んで欲しい。(N)
【投-捕】●飼沼、辰巳、山口、中西-兼松 【盗 塁】兼松 【犠 飛】宮崎、新谷 昨夜の完封勝利から一夜明け、宿泊先の千葉市から早朝よりバスで移動、本日の試合会場は柏市内の広大な公園内にあり、スコアボードは電光掲示板、内野観客席、整備された天然芝でプロ野球の公式戦もしばしば開催される。また隣接するサッカー場はJリーグ「柏レイソル」のホームグラウンドでもある。この素晴らしい環境の中、全国大会の舞台を体感できることに感謝し、今日も勝ち続けよう! 対戦相手は奈良県支部の強豪「生駒ボーイズ」さんを撃破し、勢いに乗る「京葉ボーイズ」さん。先発は右の主戦飼沼。初回の立ち上がりは内野の連続エラーとヒット、四球で満塁を背負う。いきなりのピンチに京葉ボーイズさん4番打者の内野ゴロが野選を誘い先制を許してしまう。たまらず藤川監督はタイムを取り指示を与えるも、悪い流れを断ち切れず5番、6番打者に連続2塁打を浴び更に4点を献上してしまう。1死も取れぬままピッチャー辰巳に交代。緊急登板の辰巳は空振り三振、見逃し三振、ピッチャーゴロに抑え流れを断ち切る。 2回表、京葉さん先頭打者にセンターオーバー、ライトオーバー連続三塁打で追加点、更にライト前ヒットで2点目献上。その後は3人を内野フライに打ち取るもスコアボードの7-0が重く圧し掛かる。 3回裏、1死後辰巳からチーム初ヒットが出るも併殺で無得点。ホームベースが遠い。 4回表から3人目山口が登板。東邦ガス旗大会ではロングリリーフでチームの逆転劇へと繋いでくれた、あの好救援を期待したい。その山口はベンチの期待に応え、ヒット1本許すも、ライト市橋の好返球で追加点を許さない。 その山口我慢の投球で4回以降を無失点に抑え、攻撃陣は挽回への準備が整う。 5回裏、無得点ではコールド負けの不安がよぎる中、先頭兼松センター前ヒットで出塁、盗塁、悪送球で3進、続く宮崎センター犠牲フライでようやく1点を返す。続く代打岩田セカンドゴロで2死後、怪我から復帰の代打山本がライト前、新谷もセンター前でようやく攻撃が繋がりかけるも後続続かず1得点で 5回を終える。 6回表、昨日の初戦、2安打完封を飾った左の主戦、中西が登板。自信みなぎる投球で空振り三振、外野フライ2つで三者凡退に抑える。 小気味良い投球で攻撃のリズムに移りたい。その裏の攻撃、先頭種倉が内野エラーで出塁するもまたも無得点。 7回表、ヒット2本を浴び、2死1・2塁のピンチを背負うも中西気合の投球で京葉さんのピンチヒッターを空振り三振に仕留める。 最終回の攻撃、先頭宮崎センター前で出塁。岩田四球で続くが、山本センターフライ、トップに戻り新谷ライトフライで2死1・3塁後、立石の内野ゴロがエラーを誘い2点目。しかし後続続かず。7-2でゲームセット。愛知尾州2年ぶりの春の全国は3回戦で涙を飲んだ。 試合中、エラーやミスはどうしても起きる。守備で大切なのはひとりのミスは他の8人が次のプレイでカバーすること。少年野球のような話ではあるが、試合中のボールは「ひとつ」しかない。そのひとつのボールから目を離すことがあれば相手チームに次の塁を獲られ、失点に繋がる。いつも出来ているはずのプレイが出来ないのは、油断やスキがあったのではと感じた。 気持ちの面においても、レギュラーチームはこの春全国の舞台を踏んだこと、前日快勝したことに油断やスキは無かったであろうか。 連日の長距離移動、早朝からの球場入り。疲労で朝が辛いのは誰もが同じ、これが「全国大会」である。試合開始まで監督からひとつひとつの行動を指示された後、一部の選手の返事や動きに精彩を感じない。何人がモードを切り替えていただろうか。会場に来る前はもちろんのこと、昨晩就寝する前から「準備」は始まっている。 3日後、すぐに次の大会が待っている。選手には夏の大阪で再び全国の舞台に立つためにも、今日から切り替えて準備をしてもらいたい。 年度末の多忙の中、連泊の方や遠路まで応援に駆け付けてくださったご父兄の皆様、大変ご苦労様でした。 そして本日対戦相手の京葉ボーイズさん、今回は力及ばず負けてしまいましたが素晴らしいチームでした!スタッフ&父兄さんには早朝からの会場運営で親切丁寧に対応頂き、心より感謝申し上げます。 そして何より本大会での優勝、本当におめでとうございます!(U)
【投-捕】〇中西-兼松 【三塁打】坂井田 【二塁打】種倉、江﨑 【盗 塁】坂井田 【犠 打】市橋、岩田、中西 【犠 飛】新谷、兼松 愛知尾州のユニホームが二年ぶりにボーイズリーガーの東の聖地、大田スタジアムに戻ってきた、平成29年3月26日日曜日、第47回日本少年野球春季全国大会の開会式、行進順は14番目、主将19新谷 渉斗(一宮市立西成東部中)を先頭に、3種倉 太陽(名古屋市立笈瀬中)、7柴田 直輝(一宮市立北部中)、8市野 雄大(名古屋市立天神山中)、10市橋 直弥(江南市立布袋中)、11中西 壮馬(名古屋市立はとり中)、12辰巳 豪(あま市立甚目寺中)、15筏井 理雄(名古屋市立豊国中)、17塩田 智也(稲沢市立治郎丸中)、21山本 恭平(津島市立神守中)、23長岡 勇樹(稲沢市立稲沢西中)、24兼松 快青(扶桑町立扶桑中)、25岩田 涼雅(小牧市立味岡中)、27松尾 一冴(津島市立神守中)、30立石 真滉(名古屋市立浄心中)、32時任 活樹(扶桑町立扶桑中)、33鈴村 朋広(江南市立宮田中)、34坂 勇貴大(名古屋市立天神山中)、36福田 駿友(北名古屋市立熊野中)、40宮崎 翔(名古屋市立日比野中)、41坂井田 悠真(一宮市立南部中)、44江﨑 將馬(一宮市立木曽川中)、48飼沼 大地(扶桑町立扶桑中)、52馬見新 琉臣(一宮市立丹陽中)、56山口 悠太(小牧市立岩崎中)の淡々とした堂々の行進、あいにくの雨の開会式となったが25騎のそろい踏み、見守る藤川監督、父兄さんも感無量の心持ちと察せられる。その中での多くの来賓の皆さんの中、試合ということの意味を教えていただいた、試合というのは 試し合う(ためしあう)ということ、日ごろの練習の成果を試し合う場としては、最高の舞台、全国の場で試し合う、心に残る祝辞をいただいた。 3月5日の抽選会により愛知尾州は初日は試合なし、しかし無情の雨が関東地方に降り注ぐ、開会式終了後に初日の試合は中止順延となり、神奈川県の保土ヶ谷球場から埼玉県西部の吉川市吉川旭公園野球場に3/28(火)の第一試合に変更となる、予測のつかない天気に大会本部関係者の球場確保等のご苦労がしのばれる、こうして表にでない作業をしていただいていることを忘れてはならない。3/27(月)の午後に出発の第二陣の応援団も夜に合流しあの全国出場を決めた空見球場の応援が再現される。 対戦相手は松山中央ボーイズ、四国の強豪、中四国ブロック愛媛県支部の代表チーム、高校野球では有名な松山商業、宇和島東高校、済美高校と聞けばおわかりになるかと思う、古くは、司馬 遼太郎の小説 ”坂の上の雲” の舞台となった地域である、絶対不利といわれた日露戦争においてコサック騎士団をやぶった秋山 好古、日本海大海戦においてバルチック艦隊をやぶった秋山 真之そして野球をこよなく愛した俳人である正岡 子規のふるさとでもある。愛知尾州としては、四国のチームと対戦することは初めて、愛媛も野球どころであるが愛知も同じ野球どころ、全国という舞台に来たからこそ、こういった対戦ができる、ここにいることに感謝を捧げ、今日も中学生らしい野球と今年の愛知尾州の守りの野球を展開すれば結果はついてくる! 全国大会初戦のマウンドを託された左のエース中西が1回表のマウンドに立つ。そして、午前9時01分、2年ぶり3回目となる愛知尾州ボーイズ春季全国大会のプレイボールがかかった。 緊張からか立ち上がり少し制球を乱した中西は、先頭をフォアボール、次打者にレフト前ヒットを許し、ノーアウト1、2塁のピンチを招く。しかし、3番、4番、5番を三者連続三振に切って取り、初回のマウンドを0点で切り抜けた。 尾州の初回の攻撃は、1アウト後、立石がヒットで出塁すると、種倉のサードゴロがセカンドへ送球されたがセカンドセーフとなるフィルダースチョイス。坂井田はフォアボールを選び1アウト満塁のチャンスを作る。続く中西の打球はピッチャーへのインフィールドフライとなり、2アウト満塁となったが、6番江﨑がセンター前へ弾き返しランナー1人が返り1点先取! 幸先の良い滑り出しとなった。 2回以降の中西のピッチングは圧巻! 2回から5回までは三者凡退。6回にランナーを1人許すが、これはエラーのランナー。この回にはライト岩田の矢のような送球のライトゴロも飛び出し、好投の中西を盛り上げる。 打っては、2回に立石のスクイズによる1点、3回に兼松のセンター前タイムリーで1点、4回には種倉のライト線へのツーベースヒット、坂井田の右中間を破るタイムリースリーベースヒットで1点を上げ、1点ずつではあるが、毎回得点で4対0とリードする。 6回にも江﨑のレフト線を破るタイムリーツーベースヒットで1点を加え、5対0と松山中央ボーイズさんを突き離す。 最終回のマウンドにも中西が立ち続け、最後のバッターをセカンドゴロに打ち取り、ファースト鈴村のミットに収まったところでゲームセット!愛知尾州ボーイズ4年ぶりの春季全国大会での勝利となった! 最後に一つ、3/19に開幕した春の選抜高校野球において制度がかわったことを記す、出場校の甲子園練習において女子マネージャーのお手伝いが今大会より条件付きで認められた、これは昨年夏の選手権大会において発生したことにおいて議論され決定されたことである、練習に参加した中村高校(高知)のマネージャー漆原 舞さんのコメント、”去年 悔しい思いをされた方のおかげで (甲子園のグランド) に立っている。感謝の気持ちを忘れないようにしたい。”制度が変わるということは、大なり小なり、多くの方の犠牲があり議論され実行されるということである、このコメントのように先人のことをおもんばかる気持ちを持つことで悔しい思いをされた方も報われる、愛知尾州ナインもこの場に立てるということは、クラブの歴史をつくってきた多くの先輩方の積み重ねがあること、そして父兄さん・指導者のおかげであることを多くの意味で感謝の心を持ち続けていただきたい。(W&N)
【投-捕】〇中西-兼松 【犠 打】兼松 【盗 塁】坂井田、中西 今年の冬の雪の傾向は、いつもと違い山陰地方から近畿北部ならびに三重県北部に多くの積雪をもたらした、普段降らない地域であり準備も不足し各地で車輌の立往生が続いたことは記憶に新しい、春を告げるボーイズリーグ愛知県西支部第47回春季全国大会予選 兼第24回東邦ガス旗争奪東海大会が先週の2月18日に藤田連盟本部会長、惣田中日本ブロック長を来賓として迎え、華々しく小牧市民球場にて開幕した。愛知尾州ボーイズレギュラーチームの面々は課題の入場行進において立派に役割をはたし覇権奪回に向けて、とても期待できる行進となった。 今年は、例年より一週間早い開幕、大会初日の中学部は、11試合の熱戦が展開され、愛知刈谷ボーイズ・愛知名港ボーイズ・東海中央ボーイズ・愛知守山ボーイズ・愛知瀬戸ボーイズ・名古屋富士ボーイズ・愛知知多ボーイズ・春日井ボーイズ・中京ボーイズ・東名古屋ボーイズ・東海ボーイズの11チームが本日の二回戦に駒を進めた。冬の鍛錬をしっかりと取り組んだチーム、直近二週間が雪の影響で思うことができなかったチーム、いろいろな状況があるが勝負の世界、勝ち負けは冷酷なほどに明暗を分ける。初日敗戦のチームは、次のスポニチ大会、そして夏の全国選手権大会に向けて舵を切る! 愛知尾州、初戦の対戦相手は東名古屋ボーイズ、平成10年(1998年)の夏の全国選手権大会を制覇し日本一となった愛知県西支部の名門チーム、昨年秋9月11日の毎日新聞旗争奪大会準決勝の津島市営球場での対戦、守りの乱れから五回終了時1-6の劣勢から驚異の粘りで逆転勝ちの死闘を展開した再戦となる、一冬越して互いの心技体がどこまで成長しているのかを量るには恰好の対戦となった。先発は愛知尾州投手陣の支柱となる中西、東からの朝日をあびマウンドの後方スコアボードの先にはうっすら雪化粧の鈴鹿の山並み、慣れ親しんだアポロン球場のマウンドを踏みしめて、第一球を投ずる、ここから八月までの長いようで短い新三年生最後のシーズンが幕を開ける! 奪回、それが合言葉! 積極的に振りに来る東名古屋打線、ツーアウトをとってから三番打者のピッチャー返しに中西、わずかに反応が遅れ強襲ヒットを許し、フォアボール、タイムリーを浴びて先制点は、東名古屋に記録される、ツーアウトランナー無しからの失点、三塁側東名古屋応援席の盛り上がりに対して一塁側愛知尾州OBも含めた大応援団は沈黙、まさかの立ち上がりとなる。これが初戦の重圧なのか、東名古屋の勢いにおされた守りとなった。しかし追う展開は、お手の物、その裏先頭新谷がフォアボール出塁、兼松送りバントの後、ツーアウト後に四番坂井田のショートゴロ悪送球の間に新谷ホームインで同点に追いつく、二回にはケガから復帰、公式戦初打席の緊張が頂点の宮崎がサードゴロエラー出塁、江﨑、市橋と内野ゴロに倒れたがラストバッター立石が勝ち越しのセンター前タイムリー、思わずファースト塁上でガッツポーズ、これは余分、まだ試合は終わっていない。淡々とやり過ごす、これが大事。さらに三回には、ツーアウトランナー無しから坂井田フォアボール、スチールから中西がレフト左へのタイムリーツーベースで3-1で三回を終える。 開幕投手の中西は、緊張感から前述のように苦しい立ち上がりからランナーをゆるすも踏ん張って、ようやく五回にして三者凡退に切って取り終盤に向かう、迎えた六回に三連打から1点を献上し最少得点差で最終回のマウンドに向かう、初戦勝利の重圧からランナーをゆるしツーアウト一塁から東名古屋四番打者の打球は、ライトかわった辰巳へ、渾身のファースト送球は間一髪アウト!春季全国大会支部予選初戦通過の瞬間となった。 簡単ではないことが愛知尾州ナイン、スタッフ、父兄さんの中にも試合前にあったと思うが、現実に直面することで認識できたと思う、全国をかけた大会の過酷なことを思い知らされた、そんな試合であった。 二年ぶり三度目の春季全国大会出場に向けて発進の愛知尾州、新チーム結成時からこのチームは守りからリズムを作ってゆくカラーである、この試合のようにエラーがあれば苦しくなる、エラーがなければ結果はついてくる、いつも練習で繰り返しているボール回し、また眼の前のボールを丁寧にさばくことで一つ一つのアウトを重ねてゆくことが全国に続く道となる。 登録から漏れたチームメイトが裏方を務めてくれている、その心をベンチ入り選手は背負うこと、そして2/18から三日間アポロンスタジアムでの開催となり、グランド担当をしていただける愛知尾州ボーイズ一年生諸君・父兄さん・指導者の皆さんの整然とした行動に後押ししていただけることをかみしめて、最終日進出に向けて東海ボーイズを凌駕し応えていこう! 現世代の多くの父兄さんに加えて、多くのOB、その父兄さんにお越しいただきありがとうございました。(W)
【勝利投手】中西 【犠打】坂井田、新谷2 【盗塁】兼松、新谷 レギュラーチーム今年最後の大会、神宮奉納第15回中学生三重大会の開会式は伊勢市倉田山公園野球場!3年前中日本大会で優勝して愛知尾州ボーイズ初のジャイアンツカップ出場を決めたあの思い出の球場で今年最後の公式戦に出場する25名の選手達!大会にもだいぶ慣れ行進もさまになってきた。 開会式後、初戦試合会場となる勢和台球場に移動して岐阜の強豪、関ボーイズさんとの試合に挑む。
明日、またこの伊勢の地で試合が出来るがまだまだ細かいミスがあるので、修正して2回戦、戦って行こう。
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