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 2012年9月~2013年8月の試合結果
 
(公財)日本少年野球 第15回福井フェニックス大会

2013年8月26日 レギュラーの部(リターン戦) 準決勝 愛知尾州ボーイズ●0-1○愛知知多ボーイズ
ありがとう!3年生
最後まであきらめない代打津田の二塁打
投手陣救った前田の好判断



【敗】小林
【二】津田


 リターン戦の準決勝・決勝の会場となった美山アンデパンタ゜ン球場。4チームが集まってみればすべて愛知県西支部のチーム。今日は勝っても負けても3年生にとっては最後の公式戦。今までの大会と違い、各チームの選手、指導者、父兄さんの表情は晴れやかに見える。

先攻の愛知尾州は初回から先制点を取りに行きたいが3者凡退。先発を任されたのは小林。1回1死後から四球、さらにもうひとつ四球を与え2死一・三塁。ここで相手5番打者の打球はライト横への見事な打球、1点を先制される。

まず1点が欲しい愛知尾州はどうしても相手投手をとらえられず、3回まで3人づつで攻撃を終える。しかし守りでは負けていない。3回裏は2つの四球でランナーを出すが、どちらも捕手前田の好送球で三塁タッチアウト。大量失点になりかねないピンチを救う。さらに4回から代わった二村はヒットを打たれるが、続く打者をピッチャーゴロのダブルプレーでこちらもピンチを防ぐ。5回も投手陣は3四死球、ワイルドピッチなどでピンチを招くがここも前田が二塁送球で刺し失点を防ぐ。6回まで計7個の四死球を与えながらも1失点、ただ気が付けば6回まで愛知尾州は無安打。4回に四球で出塁したのみであった。

7回、先頭は代打津田。打った打球はセンターの横へ転がり、この試合チーム初安打となる二塁打を放つ。両ベンチとも盛り上がりは最高潮!続く代打村上はランナーを三塁へ送りたかったが三振。そして4番富川。同点への期待がかかるがセカンドゴロ。二死となり初祖。打球はセカンド頭上へ…これで3年生にとって最後の公式戦を終えた。

試合後、選手達の表情はすがすがしく、敗戦ではあったが何かをやり遂げたことを実感しているようだった。今シーズン、たくさんの実績を残してくれた3年生。今日をひとつの区切りとし、次のステップへと進んで行って下さい。
(Y)


2013年8月25日 レギュラーの部(リターン戦) 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○6-4●菰野ボーイズ
愛知尾州 菰野下して最終日へ!
楽勝ペースも一転 田邉のファインプレーで流れ渡さず!
初祖 大当たり4の3 3打点!
試合終了18:01 薄暮の勝利!



【勝】初祖【セ】北山
【三】初祖、富川【二】津田
【盗】廣田、池口
【犠打】福田、大脇【犠飛】和田


 少し大げさかもしれないが、朝の雨でそうとうなえていたモチベーションも試合に向き合うとやはり負けたくないと思うそのマインドは、勝負師の気持ちが選手にも指導者にも父兄さんにも見えてきたように思われる。リターン戦といえどもてっぺんがおぼろげながらみえてきた。さらにモチベーションをあげてくれたのは父兄さん。第一試合はお父さんたちがグランド整備、そしてこの試合前には、お母さんたちが昨日の揖斐本巣戦の戦いに対して厳しい一喝!勝てば宿泊したいと願う選手たちをいい意味で叱ってくれて却下!宿泊は無し!大会本部にひかえるJTBさんの表情が一瞬くもった。

それならばよい内容で勝って明日に進出しようと切り換えて、菰野ボーイズさんとの8月二度目の対戦に立ち向かう。先攻の愛知尾州は、ツーアウトランナー無しから久々三番和田がレフト前へクリーンヒット、富川フォアボールのチャンスに五番初祖が今度は、ライト・センター間にタイムリースリーベースの激走で先制。三回は、森川内野安打、福田送りバントのワンアウト二塁のチャンスに富川のタイムリースリーベース。その富川を初祖がセンター前タイムリーで還して2点。四回は、津田のツーベースを足場に廣田・森川の連続フォアボールに福田のショートゴロは、フィルダースチョイスをさそい、ピンチランナー大重がタッチをかいくぐってホームイン。津田から大重に代えたベンチのファインプレー、和田の犠牲フライも飛びだして都合6点となる。しかししかしすんなりといかないのが野球と人生。その裏完封ペースの初祖が予想外の4失点で6-4で前半を折り返す。

五回投球数が60球を超えた初祖は、先頭バッターにセンターに抜けようかという当たり。逆シングルで飛びこんだセカンド田邉がガッチリ好捕!向きなおってファーストへの送球もよくアウト!初祖の疲れが一瞬にしてふきとんだ!その後は六回を抑えて規定により降板。試合進行も早く最終回の七回に突入、ツーアウトから大脇フォアボールで前田のライト前ヒットで果敢に三塁へ菰野ボーイズさんライトからの好返球に、三塁塁審小野の手が上がり残念ながらアウト!打つ・走る・投げると野球の醍醐味満載のプレーだった。

いよいよ最後の守り。北山が連投に次ぐ連投で肩・ひじの疲労も極限か、ランナーをゆるすが最後は廣田へのゴロで二塁池口が送球を受けてフォースアウト。最終日進出が決まった!試合終了は18:01であとわずかでナイター照明が点灯かという時間であった。

疲れもピーク、しかし明日が最後の一日、乾いた雑巾をもう一度しぼるように愛知知多ボーイズと最後の戦いを楽しもう!

桜橋球場担当していただいた敦賀ボーイズの関係者の皆さん、朝から悪天候の中、ありがとうございました。2試合戦えることができました。重ねて厚く感謝申しあげます。(W)


2013年8月25日 レギュラーの部(リターン戦) 1回戦 愛知尾州ボーイズ○5-4●豊田ボーイズ
愛知尾州 リターン戦、まず一勝!
Man of Fukui 小林 志願の連投!
ピンチに高橋のナイスな送球!
最後は初祖が締めて逃げ切り!



【勝】小林【セ】初祖【ホールド】南谷、北山
【二】初祖2
【盗】玉置、和田
【犠打】玉置、村上【犠飛】小林


 北陸の夜から一夜明け、またまた雨が降り続く。出発の午前7時にも西の空は暗いまま、できるのかどうかと不安を持ちながら8時過ぎに南越前町の桜橋球場に到着。グランドは、一面の水たまりとなっており誰しもが無理と思ったのではないだろうか。しかし大会本部は、天気予報とにらめっこしながら試合をナイターになっても行うという一貫とした姿勢、詳しく聞いてみるとやはり三年生はこの大会が最後というチームが多いので、天気予報がよいので何とか試合をさせてあげたいというありがたい配慮。9時過ぎに雨があがりその思いを共有してくれた愛知尾州と豊田の父兄さんがグランドに出て水をかきだす。これで後は乾くのを待てばOKの段階で再びの雨、天には思いが通じないのか!?しかし本部はあきらめない。待つことしばし1時間、センター後方にそびえる山がくっきりと見え始め空が明るくなってきた。再度のグランド整備で12:44にプレーがかかった。

愛知県西支部同士の対戦となったが、豊田ボーイズさんとはこの世代は初の対戦となる。先攻の愛知尾州は、先頭の大脇に久々のヒット、小野がフォアボール、玉置の送りバントがエラーを誘いまず大脇がホームイン。四番初祖は、レフト・センター間にタイムリーツーベース、村上フォアボールの後に二日連続の志願の先発の小林が公式戦初打点となるセンターへの犠牲フライで初祖を還して初回に4点がスコアボードに記録される。

その裏小林は、先頭打者にセンターの拙い守備もあったがツーベースで出塁をゆるし1点をゆるすが踏ん張る。二回もノーアウトから連打で一・二塁ののピンチにワイルドピッチでワンアウト二・三塁と局面がかわる。豊田ボーイズさんの九番バッターの当たりは、前進守備のサードの高橋へ。素早い動きで捕球しランナーの動きを見るやいなやキャッチャー村上へストライクの送球でタッチアウト、一番打者は、セカンド田邉への力のない打球となり見事に攻めの守備で得点をゆるさず!

攻撃陣は、豊田ボーイズさんの二番手の左腕投手にてこずる。追加点は三回の初祖の再びのタイムリーツーベースのみ。小林をつないでセットアッパー南谷。しかしぬかるんだマウンドにコントロールが定まらない。フォアボール連発でノーヒットで1失点。さらに次の回は、デッドボールが連続でたまらずベンチは北山にスイッチ。犠打などで二人のランナーが生還しついに1点差となる。追いつめられた愛知尾州は、五回表のワンアウト二・三塁のチャンスに富川・津田と送り込むものの、期待に反して連続三振でよもやの無得点。試合はわからなくなってきた。規定によりその裏が最後の攻撃、四人めは福田の登板。しかしストライクが入らずフォアボール、ここで初祖が満を時してマウンドへ。内野安打・送りバント・敬遠でワンアウトフルベース。一打逆転サヨナラの大ピンチも三振・ショートゴロと打ち取り逃げ切った。小林に美方レインボー大会以来の勝ちがついて全員野球でリターン戦まず一つを勝ちとった。

雨があがって桜橋球場には、多くの赤トンボが舞う。季節は、秋に向かっているのを実感する。次の試合もとって明日も試合をしよう!(W)


2013年8月24日 レギュラーの部 1回戦 愛知尾州ボーイズ●1-6○揖斐本巣ボーイズ
愛知尾州 ハードラック!初戦敗退!
リリーフ北山 力尽きる!
初回チャンスにけん制死で流れを手放す!


【敗】北山
【二】富川
【盗】前田


 三年生最後の大会、この大会で活動は終了になる!先週の浜松大会は、優勝で8個めのタイトルを獲得し多少は、お腹いっぱいになってしまったのか、精彩を欠いてしまった内容となった。雨のため試合開催が心配されたが水捌けのよい美山アンデパンダン球場に到着し揖斐本巣ボーイズさんとの対戦となった。

藤川監督不在で星野監督代行の采配でスタート、先攻愛知尾州は、初回先頭廣田凡退後に池口デッドボール、前田も連続デッドボールのチャンスが広がったが二塁ランナー池口がけん制死でその後の富川フォアボールも生きずに無得点。先制のチャンスをいっしてしまった。

先発は福井男の小林。先頭を見逃し三振、ショートゴロと打ち取りツーアウト、あたり損ねの連打をあびるが五番打者のピッチャー返しをガッチリとキャッチしてピンチをしのぐ!

二回、愛知尾州は先頭森川内野安打で出塁も、ヒットエンドランの津田の打球が二塁カバーに走ったショート正面のゴロとなり、6-6-3のダブルプレーとアンラッキーな一打となる。その後の玉置にツーベースがとびだすというチグハグな攻撃で無得点に終わる。その裏リリーフに八月に大活躍の北山が登板するが、ポテンヒットが続いてのピンチに1点献上、急きょリリーフの初祖が投げるもエラーがらみでさらに3点の失点で合計4点となり、苦しい展開となった。四回に森川のタイムリーでようやく1点がはいるが四回・六回と初祖が決定的なだめ押し点をとられ万事休す、1-6で一回戦敗退となり翌日のリターン戦にまわった。(W)


2013年8月24日 ジュニアの部 1回戦 愛知尾州ボーイズ●3-8○愛知瀬戸ボーイズ

第19回浜松大会

2013年8月18日 決勝 愛知尾州ボーイズ○7-0●浜松ボーイズ
愛知尾州 浜松大会三年ぶり二度めの優勝!

栗原 祝砲!2号ソロ!
初祖 1安打完封!
北山 大会MVPに輝く



【勝】初祖
【本】栗原2号(3回1点)【二】森川2、富川、廣田、前田
【盗】廣田


 もう浜松大会では、定番かもしれない決勝の顔合わせ。ここ4年間で三度めの対戦となる。三年前は当時の尾州ボーイズが、二年前は当時のフレイムス浜松ボーイズがともに接戦を制して優勝、主催チームの浜松ボーイズさんの三連覇なるか?愛知尾州ボーイズが三年ぶりに優勝旗を一宮に持ち帰るのか?興味つきない戦いの火ぶたは、13:40に切り落とされた!

初回先頭森川が技あり、いや柔道であれば一本といってもあまりあるバントヒットを初球に決めて浜松ボーイズ先発投手をゆさぶる。続く池口の初球にボークで二塁進塁で早くもスコアリングポジションに。池口は、基本に忠実に二球めを一塁手へのゴロで進塁打、前田・富川に期待がかかったが浜松ボーイズさん内野陣の堅い守りに得点ならず!

初祖は、休養充分で長身から投げ下ろす速球と変化球がキレてわずか10球で三者凡退と今年ともに春夏全国出場をした両チームは、互角の立ち上がりをみせた。二回愛知尾州は、福田のショートへの内野安打、続く津田の一打は二遊間へ、浜松ボーイズさんセカンドが好捕、グラブトスで待ちかまえるショートに転送、さらに矢のような送球がファーストへ送られダブルプレー!一瞬にしてチャンスが消滅、敵ながらあっぱれのプレー!愛知尾州も負けてはいない。二回の浜松ボーイズ先頭打者の当たりは、初祖の球威におされて力のない打球がセカンドキャンバス付近にダッシュ一閃ショート廣田の送球で間一髪のアウト。さらにフォアボールと送球エラーのワンアウト二・三塁の大ピンチ。浜松ボーイズさん七番打者のスクイズをサード福田がすくいあげ前田に送球、ゆっくり間に合ってタッチアウト!ともに内野陣の守備でピンチを切り抜けて試合は、早いテンポで中盤に向かう。

三回愛知尾州にピンチの後にチャンス有り!ワンアウト後に廣田がレフト線へのヒットで出塁。スチールの後に森川は、ライト・センター間にポトリと落ちるツーベースヒット、タッチアップ体制の廣田は三塁進塁。二番池口は、ストレートのフォアボールでフルベースのチャンスにセンター前タイムリーヒットで先ずは廣田生還で先制。さらに富川ツーベースで森川ホームイン、一塁走者前田も一か八かで突っ込むが浜松ボーイズさんの中継プレーに一歩及ばず本塁憤死で天をあおぐ!

点をもらった初祖はますます快調。内野ゴロとポップフライで外野に打球は、とばずでノーヒットに抑えて三回終わって2-0と愛知尾州のリード。

四回浜松ボーイズさんは投手交代。代わりっぱなの初球を栗原が叩くと打球は、ライトフェンスを越えて中押しのホームラン、ベンチに戻ったナインとともに阪神タイガースさながらの全員で行ったホームランパフォーマンスとともに浜松ボーイズさんに深くダメージを与える一打となった。



迎えた五回は、さらなる攻撃が展開される。廣田・森川の連続ツーベースと池口のフォアボールのチャンスに今大会絶好調の前田のツーベースで追加点、ツーアウト後に福田のタイムリーで二塁から今度は、前田生還で4点の追加となりコールド対象の7点めが記録される。

その裏初祖は、浜松ボーイズさんの代打攻勢に身じろぎもせずに速球を投げ込み三者三振締めで見事1安打完封で胴上げ投手に輝き、三年ぶりの優勝を飾った。



試合後の表彰式で優勝旗が田邉選手に大会会長より授与され大会が幕を閉じた。尚、大会最優秀選手に準々決勝~準決勝と勝利投手となった北山謙太郎選手が選出され表彰を受け、閉会式終了後の藤川監督・津田父兄会長に続いて胴上げされた。

今大会の優勝は、何と言ってもベンチ全員が勝利に貢献したことに尽きる!3試合で出場延べ人数は、48名!出場した選手一人一人が優勝の立役者。この世代は、今日が公式戦10回めの決勝戦で八度めの優勝となった。決勝で敗れた二度は、ともに石川県の白山能美ボーイズさん。来週最後の公式戦で対戦する可能性が充分想定される。借りを返して高校野球に向かおう!(W)


2013年8月18日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○18-2●豊川中央ボーイズ
愛知尾州 豪打!初回7人連続得点で圧勝!決勝進出!
連投北山V三回1失点で連日の勝利投手!
大重走塁!田邉守備!南谷リリーフ!で躍動!



【勝】北山
【三】栗原【二】福田、津田、前田、玉置、和田
【盗】和田、玉置、二村(和)
【犠打】北山、大脇、福田


 例年より二週間開催が早まった浜松大会。遠州灘から吹く風が外野手をなやますが、今日はどうなのか!午前9:00過ぎの到着、快晴ではあるが湿った風がセンターからホーム方向に吹きぬける。四年連続でベスト4に歩を進めた愛知尾州は、三年ぶりの優勝を狙って渚園野球場に乗りこんできた。一ヶ月前にジャイアンツカップ代表決定戦でサヨナラの悔しい敗戦、その悪いイメージを払拭すべく、この大会にかける。まずは豊川中央ボーイズさんとの対戦。記録に間違いなければ7年ぶりの公式戦の対戦となる。

先攻の愛知尾州は、先頭森川がじっくり選んでストレートのフォアボール。二番福田・三番前田の送りバントは、ともに内野安打となりノーアウトフルベース。願っても無いチャンスが初回に訪れ、四番富川は、レフト前タイムリー、さらにフルベースから栗原は、センターオーバーの走者一掃のスリーベース、続く福田・津田も連続のタイムリーツーベース、八番北山・九番大脇は、連続のスクイズと7人連続得点で大量点の立ち上がり12分の長い攻撃となった。

先発は、昨日リリーフ好投の北山。ちぎっては投げる小気味よいピッチングを今日も期待するが多少の疲れからか連打をあびて1失点で切り抜けてリードを守る。攻撃陣は、その後も容赦無く攻め続け 二回3点・三回5点・四回3点と16安打18点、二回の追加点は、相手守備陣のスキをついた大重の好走塁、昨日アクシデントでアゴにボールをうけた田邉は、元気にベンチ入りで守備から登場、なんなくゴロをさばいて勝利に貢献。リリーフの南谷は、久々の登板で最終回二人の打者をピタッと抑えて、二村(和)がてこずったものの18-2の四回コールドゲームで豊川中央ボーイズさんを退けて二年ぶりに浜松大会の決勝に進出となった。

昨日の試合は、最終回に勝ち越すという重苦しい展開。今日は、優勝するには、2試合を戦わねばならないことを考えると投手起用に一考がいるのは言うまでもない。そんな中に北山が先発し打線が大量点という願っても無い展開となり控え選手も持ち味をだしてくれた満点の準決勝となった。浜松大会三年ぶりの制覇へ、あと1勝。立ちはだかるのは、浜松ボーイズさん。全国出場をはたしたチーム同士の戦いとなる。(W)


2013年8月17日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○4-2●菰野ボーイズ
愛知尾州 辛勝!準決勝へ進出!
最終回 小池 決勝打!
完璧 北山4回を完封!
ベンチ入り19人を使う総力戦!



【勝】北山【セ】栗原
【盗】池口、前田、森川、玉置2、大脇、和田
【犠打】前田【犠飛】津田、栗原


 大阪での全国選手権大会の敗戦からほぼ二週間。対戦相手の土浦霞ヶ浦ボーイズさんが決勝戦へ進出し準優勝、そんなチームと試合ができたこと、また追いつめたことは、紛れもない事実として受けとめてほしい。その間、夏の甲子園大会が開幕と三年生世代は、確実に卒団へのカウントダウンにはいっている。お盆のゼット大会は、三回戦で愛知瀬戸ボーイズさんに力負け。ほぼ一年前の福井フェニックス大会で東海チャレンジャーボーイズさんにサヨナラ負けして以来愛知県西支部内チームを相手に積み重ねた連続勝利は30、素晴らしい足跡を残してくれた。

立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ夏本番。毎日が35℃を超す日中の猛暑日と熱帯夜、四国高知の四万十で日本最高気温の41℃を記録した。愛知尾州が初の全国出場を決めた年は、暑い夏だったなぁと記憶される年になりそうだ。

三年生にとって大会はあと二つ。優勝経験のある大会が続く。もう一度モチベーションをあげて有終の美を飾ろうではないか!乗りこんだ浜松市の開誠館高校グランド。初戦の相手は三重県支部の菰野ボーイズさん。先攻愛知尾州は、二番池口のライト前ヒットにスチールで揺さぶり、三番前田はレフト前にクリーンヒット、このチャンスに四番抜擢の津田は、ライトへ高々と犠牲フライで池口を還して早くも初回に先制、さらにツーアウト二塁のチャンスに森川だったが、前田飛び出し刺殺で1点どまり。

先発は二村(和)。入念なウォーミングアップもストライク・ボールがハッキリとした内容にフォアボール2個・犠打とわずか1安打で逆転をゆるす。攻撃陣も菰野ボーイズさん先発投手を打ちあぐね、チャンスはつくるが中日ドラゴンズ同様の"あと一本"が出ずに四回を折り返す。

しかし二番手北山が投げるほうでは、踏ん張り試合は壊さない。二回途中から五回までのロングリリーフで1安打無失点の好投で反撃を待つ。五回表にピンチヒッター和田が選んでフォアボール、スチールと前田の右打ちのヒットのチャンスに栗原のセンターへの犠牲フライで同点に追いつく。今年の愛知尾州らしく小技もあるが犠飛も多いという特徴が出た同点劇となった。その後も一進一退の攻防は、最終回へもつれこむ。

先頭一番玉置は、デッドボールですぐにスチール。、二番和田もフォアボールでノーアウト一・二塁のチャンスに三番前田は、ピッチャー前に絶妙の送りバントでそれぞれ進塁。四番栗原の初球は、ライトへのフェアかファウルかの微妙な大飛球、ライト見失うもファウルとなり、この一打で栗原敬遠のフォアボールでワンアウトフルベース。ここでピンチヒッターは小池。3球めを振り抜くとショート右へのゴロ、三塁ランナー玉置がよいスタートでホームをおとしいれ遂に勝ち越し、さらに富川のタイムリーも出て2点のリードで最後の守り。三塁までランナーを進められたがスリーアウトめは、富川への高いゴロ、がっちりと拝み取りでゲームセット。暑い・苦しい試合だったが翌日の準決勝に進出となった。

この試合の第一の殊勲者は何といっても北山の投球。本来であれば勝利投手は栗原だが、愛知尾州記録室は北山を勝利投手、栗原がセーブとなった。毎度のことだがこれで明日も試合ができる。父兄さんにみせるパフォーマンスも明日と来週のみとなった。三年生だけの大会、最後に笑おう!(W)


第19回日本少年野球ゼット旗争奪東海選抜大会

2013年8月14日 3回戦 愛知尾州ボーイズ●3-6○愛知瀬戸ボーイズ
愛知尾州 ついに連勝ストップ
愛知県西支部でついに敗戦!


【敗】栗原
【犠打】廣田、福田


 大会2日目。昨日と同じ輪之内アポロンスタジアムでの3回戦を迎える。今日は愛知県西支部の愛知瀬戸ボーイズさんとの対戦。今まで支部内では連勝しているが強敵であることは間違いなく、愛知尾州は挑戦者である。

2回まで相手投手に3三振を含み完全に抑えられていた愛知尾州だが、3回、ヒットで出塁した森川を、廣田が送った後に生還、相変わらず先手を取る。しかしその裏先発栗原は、先頭打者を四球で出塁させるとその後4つの長短打で4点を得点され、あっさり逆点されてしまう。

5回表に1点を返した愛知尾州。2点差に持ち込み、じっと逆点の機会を伺う。しかしその裏、先発の栗原は1死後四球を与えると、ユニフォームの袖で何度も汗をぬぐい、次打者に投じた初球をセンターオーバーのタイムリー三塁打を打たれてしまう。ここで初祖に交代、しかしこの回2点を追加されてしまう。

最終回、4点差を追う愛知尾州。廣田四球、和田ヒット、福田四球で満塁とし最後の粘り。しかし1点を返すにとどまり、3-6で3回戦敗退、愛知県西支部での連勝記録はついに止まった。

「記録は破られるためにある」という言葉も試合後の選手達には通じなかっただろう。決しておごらず、今大会も全員野球で戦ってきた。でも、やはりどこかで負けるのも事実。くやしさを受け入れて、週末の浜松大会をしっかり戦ってほしい。(Y)


2013年8月13日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○3-1●岐阜中央ボーイズ
愛知尾州 走り勝つ
長打が出なければ走って走って本塁へ!


【勝】栗原
【三】富川【二】栗原
【盗】前田、廣田3、和田2、玉置


 初戦を久しぶりの勝利とした愛知尾州。同日の第3試合で迎えるのは岐阜の強豪チーム。選手のスタミナも心配されるが相手も同条件。再度気持ちを入れ直しグランドへ!

初回、3人で打ち取られたあとの2回。一死後、栗原が二塁打で出塁、続く前田のレフト前ヒットの間に栗原は本塁へ。この試合も先手を取る。その栗原が先発し3回まで被安打2。いい形で序盤を終える。

しかし4回、先頭打者にヒット、バントと二塁打で1死二・三塁から犠牲フライで同点とされる。ここまでで攻撃も守りのリズムも悪くなく接戦になるのは予想済みで、後半の戦いが楽しみとなってきた。

5回、1死から玉置がヒットで出塁、二盗後に三塁も狙うがこれはアウト。しかし廣田がライト前、不振だった和田もヒットで2死一・三塁。ここで二盗を狙った和田に対してキャッチャー送球、この間に廣田が本塁を狙い生還、1点リードとする。6回は出塁した森川を4番富川が見事な三塁打を放ちさらに1点追加。栗原は5、6、7回と零封し3-1の勝利で大会初日を終える。

この2試合で打の不振で迷っている選手もいる。しかしそういうときこそ、練習通りの守りやスキをついた攻撃で相手より1点多く取れば良い。このグランドで大会手伝いとして来ていた1年生には良い手本となったと思う。明日の試合も楽しみになってきた。(Y)


2013年8月13日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○3-0●愛知守山ボーイズ
愛知尾州 まだまだ健在!
もう一度、挑戦者として戦おう!


【勝】初祖
【盗】福田
【犠打】森川、前田、小野


 テレビのニュースを見ていたら、「暑気払い」という言葉を久しぶりに聞いた。連日のように「熱中症対策を…」と報じられているためか、とても懐かしい言葉に思えた。しかし猛暑の話ばかりしていても仕方がない。ここ3大会、公式戦勝利から遠ざかっている愛知尾州レギュラーチーム。気を引き締めて愛知県西支部での6大会連続優勝を狙いに行く。

先攻愛知尾州は四球で出塁した福田が相手ミスもあり生還、まずは先手を取る。先発の初祖もテンポよく投げ、1回は3人、2回はヒットを打たれるが後続を2者連続三振とし試合を引き締める。

3回、今度は内野安打で出塁した福田。後続が四死球、失策もありこの回2点を追加する。初祖は4回に2本の二塁打を浴びるが、絶妙な牽制でランナーアウト。得点を許さない。

4回以降は互いに大きなチャンスもなく、初祖の力強い投球と堅実な守りで得点を許さず3-0で初戦を勝利とした。

なかなか得点できなかったが、もちろんこのような試合もある。まずは久しぶりとなった公式戦勝利の味を噛みしめて、次の試合へ挑もう!(Y)


第44回日本少年野球選手権大会

2013年8月2日 1回戦 愛知尾州ボーイズ●4-7○土浦霞ヶ浦ボーイズ
愛知尾州 再び逆転負け


【敗】栗原
【三】栗原
【犠打】前田、和田

厚く、高い全国大会の壁
 相変わらず日差しは肌を突き刺すが、それを少し和らげる風が心地よい舞洲球場には、全国から集まった小学生18チーム、中学生45チームが生演奏に合わせて堂々の入場行進。開会式に整列する選手達の姿は圧巻であった。いよいよ夏の選手権大会が始まる!



開会式終了後、愛知尾州は住之江球場に移動。すぐにウォーミングアップを始め、待ちに待った初戦を迎える。準備万端!いつも通りの気持ち、いつも通りのプレーでまずは初戦を勝ち取りたい。

先攻とした愛知尾州。相手左腕の投じるボールを探りながら、1回は3者凡退、2回は初祖がセンター前へ弾き返すも無得点。一方先発の栗原は、2回に左中間への2塁打を浴びるが、絶妙な牽制で走者アウト。序盤は好ゲームの気配を漂わせる。

3回表。1死から和田がセンター前ヒットで出塁、福田が四球を選ぶと前田がキッチリ送り2死二・三塁とし、4番富川に期待。そして期待通り、痛烈な打球をレフト前へ弾き返しまずは2点。続く栗原は右中間への三塁打、さらに初祖の打球はショートへの内安打でこの回4点を先取。いい流れで試合を動かす。

3回裏、1番打者に左中間を破られながらも無得点に抑えた栗原。迎えた4回、先頭打者をヒットで出塁させると続く4番打者の打球はレフトの頭上へ。このグランド上空に吹く風にも乗りボールはレフト後方へ。1死後、今度はセンター頭上を越されこの回2点を返される。

4-2となり、どうしても追加点が欲しいが毎回ランナーを出しながらもどうしても得点できない。お互いキッチリと守りあい、試合は緊迫したまま終盤を迎える。「この試合、次の1点を取った方が主導権を握る…」と今大会ベンチに入った水谷コーチがつぶやく。

6回裏、5回からバトンを渡された初祖は1死後からライトオーバーの三塁打、続くバッターに四球を与え同点のランナーを出してしまう。初祖も栗原もいろんな修羅場を経験済だが、ここで再度栗原にチェンジ。しかしその直後、初球をセンター前に返され4-3。さらに続くバッターに四球を与え1死満塁。続くバッターのカウントは3ボール2ストライク。次の投球、判定はボール。押し出しで同点に。しかしこれだけでは終わらず、続くバッターの打球は左中間を破りついに逆転される。さらにスクイズを決められ4-7で6回を終える。

3点差で迎えた7回表。1死後から4番富川はショートへの意地の内安打、続く栗原もライト前で1死一・二塁。このままでは終われない執念。しかし結末は1-6-3のダブルプレーでゲームセット。初戦敗退で幕を閉じた。

この試合、結果については選手はもちろん、監督、コーチ、父兄さん、そして応援していただいた関係者のみなさんは当然「悔しい、残念だ」との思いに違いない。しかしあえて一言でいうと「いい試合だった!」と思われた方も少なくないといいたい。(Y)


第21回東大阪市長旗争奪野球大会

2013年7月27日 1回戦 愛知尾州ボーイズ●5-7○八尾中央ボーイズ
愛知尾州 逆転負け!一回戦で敗退!
初祖、初被弾!
和田のアーチ実らず!
切り替えて全国へ!



【敗】初祖【ホールド】南谷、二村(太)
【本】和田2号(4回2点)【二】廣田
【犠打】前田、森川


 ラグビーの聖地"花園ラグビー場"を西にみる東大阪市の花園中央公園での66チームによる華やかな開会式で幕を開けた第21回東大阪市長旗争奪野球大会、初出場となった愛知尾州ボーイズ。ボーイズリーグ発祥の地、大阪での公式戦は初めてのこと。週末から始まる全国大会をにらんでここ関西の地でどこまで暴れることができるのか!

    

開会式から移動してきた荒本球場。住宅街の中にあり、両翼が狭くパワーヒッターには、おあつらえ向きの球場。夏本番となり炎天下の中、10:07にプレーボール。先攻愛知尾州は、和田が早速ヒットで出塁、福田・前田の犠打で早くも先制、先発は、栗原だったがいつものリズム感がない。満塁のピンチを迎えたが何とか抑えて無失点スタート。朝イチの移動がこたえたのかベンチは、早くも二回から南谷にスイッチする。

二回表の追加点を守って慣れないマウンドではあったが、1点に抑えて南谷はお役御免で三回からは、二年生の二村(太)。緊張の中の投球も腕がよく振れて三者凡退。打線は、四回表にツーアウトランナー無しからの集中打。廣田タイムリーツーベース、仕上げは和田のレフトオーバーのツーランホームランで、5-1とリードを広げる。その裏からは、満を時して初祖の登板。真っ直ぐでおしてやはり三者凡退、前半終了で試合の行方が見えたかと思われたが甘くない。

五回八尾中央打線は、ラストバッターからの攻撃でフォアボールからチャンスをつくると連打・エラーもからめて打者一巡の猛攻で一挙5点で逆転、さらに六回は、ホームランもとびだしてつごう7点。最終回愛知尾州の攻撃もたんぱくに三者凡退、初の大阪での公式戦は、5-7の逆転負けで終わった。

当日早朝の移動で身体が重くみえたが理由にはならない。また週末にひかえる全国大会への意識があって単なる調整という思いがあったとしたら、八尾中央さんはじめ東大阪大会関係者さんに大変失礼である。まだまだそんなチームではない!そういったところを見越してか、藤川監督はじめ首脳陣は食事もとらずに試合終了後に尾州グランドへ帰参した。この沈滞したムードを一掃するには、もう一度練習しかない!今の愛知尾州は、全国大会一回戦の相手である土浦霞ヶ浦ボーイズさんが敵ではない!やりきった感をただよわせている己自身だとゆうことを肝に命じてほしい!敗戦の中、唯一の収穫は、南谷と二村(太)の投球であったことを付け加える。(W)


第1回愛知県議会議長杯争奪ジュニア大会

2013年7月14日 決勝 愛知尾州ボーイズ●2-4○愛知刈谷ボーイズ
愛知尾州ジュニア 準優勝!
嬉しさあり、悔しさあり。

【敗】竹内
【三】山崎


 決勝戦進出を果たした愛知尾州ジュニア。まずはここまでこれたことに感謝!総力戦になると思うが、力一杯頑張ってほしい!

初回、無得点で終わったその裏、マウンドには竹内。エラーで出塁させたランナーをタイムリーで還され1点を先制される。

3回、1点が欲しい愛知尾州。野依が死球、1死後、竹田、松下の連続ヒットで1死満塁。しかし後続が内野ゴロに打ち取られ無得点。4回はヒットで出塁した小松を小塚が送り1死二塁。しかしこの回も後続が続かない。5回も竹田が出塁するが二盗失敗。本塁がはるかかなたに感じられる。投手陣も踏ん張っている。初回の1失点のみで、その後5回まで、途中から登板の二村が力投。何とか応えてあげたい。

6回裏、この回からG山田が登板。1死二塁から3連続タイムリーツーベースを打たれ、0-4とされる。

このままでは終われない7回表、1死から二村がライト前ヒット、2死から代打山崎が右中間を破るタイムリースリーベースで1点目。続く竹田もセンター前に弾き返し2点目。松下もヒットで続きベンチは盛り上がる。しかし最後の意地の反撃もここまで。嬉しくも悔しい準優勝で今大会を終えた。

最終戦まで進出できたことは本当に良かったと思う。いろんな形の試合が経験でき、また結果も残せた。次の壁は大きいが、乗り越えてくれるとを期待する。

最後になりましたが、今大会は第1回ということで関係者の皆様はご苦労も多かったことと思います。本当にありがとうございました。(Y)


2013年7月14日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○9-8●春日井ボーイズ
愛知尾州ジュニア 決勝戦へ!
勝負の怖さを知った一戦


【投】G山田-二村-藤田-竹田
【三】松下【二】水谷
【盗】竹田
【犠打】水谷、二村


 ベスト4を決めてから一週間。スタッフ、選手はもちろん、父兄さんもこの日が待ち遠しかっただろう。しかし、このような展開は誰も予想はしていなかっただろう…

1、2回と無得点だった愛知尾州は3回、1死から松下がヒットで出塁すると、続く竹田もヒット。水谷が送って2死ながらも二・三塁の先制のチャンスだったが、後が続かずこの回も無得点。4、5回も3人づつで抑えられ、なかなか点が取れない。

一方先発のG山田も、4回まで毎回ランナーを出しながらも、粘りの投球と守備陣の援護もあり無失点。5回から代わった二村も2死満塁のピンチを切り抜ける。

6回、先頭竹田がヒットで出塁、水谷が四球を選び、二村の絶妙なバントは内安打に。ここから向井のタイムリーでまず1点。続く川上も2点タイムリー、さらに松下、竹田のタイムリーなどでこの回計7点を奪う。終盤で7-0と嬉しい展開。誰もが"勝ち"を意識したであろう。

その裏、マウンドには藤田。先頭をヒットで出塁させると、まずい守備もあり1点を返される。さらに犠牲フライで2点目。7-2で最終回を迎える。

7回裏、6回途中から再登板した二村が先頭打者に死球。さらにヒットと四球で1死満塁とすると押し出し四球。二村から竹田にバトンタッチ。しかしライト前へ転がされ、1点追加で7-4。2死後、相手4番打者の打球は高々とライトの頭上を越え、7-7の同点に。試合は振り出しに戻った。流れは相手チーム。"負け"を意識した人も少なくないと思う。

規定によりタイブレークとなった8回、野依のサードゴロで相手ミスもあり2人が生還、9-7で8回裏へ。

犠牲フライで1点を返され9-8。続くバッターもヒット、一打サヨナラのピンチだったが、何とか最後のバッターを打ち取りゲームセット。何とか決勝進出を果たした。

ここまできた!あとはやるしかない!(Y)


2013年7月7日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○5-1●愛知知多ボーイズ
愛知尾州ジュニア ベスト4へ!

二村 1失点の完投勝利!



【勝】二村
【二】二村
【盗】川上、小塚、野依、山崎
【犠打】二村、水谷【犠飛】山崎


 今大会、初めて後攻とする愛知尾州ジュニアは初回先頭バッターをサードエラーで出塁させてしまう。「エラーはつきもの」というものの、やはり気が気ではない。…と、思っていたが、2番打者で6-4-3のダブルプレーに続き、3番打者を初球レフトフライ。先発二村がわずか7球で初回を抑える。

その裏、二死後から川上の内安打と向井の一・二塁間を破るヒットで2死一・二塁とするが無得点。しかし2回、ヒットで出塁した小松を二村が送り、野依がヒットの後、山崎の先制犠牲フライでまずは1点。3回は死球で出塁した川上を小塚がタイムリーヒットで2点目。4回は二村、野依の連続ヒット、山崎、今度はタイムリーで1点を追加。さらに水谷のスクイズの間に2人が還り2点を追加する。

先発二村は、3回まで3人づつで抑える好投。4回にヒットと犠牲フライなどで1失点されるが、各イニング10球前後で打たせて取るピッチング。7回を投げ切り、5-1でベスト4へ進出した。

ここまでの試合で、エラー、サインミス、判断ミス、指示通り動けない等々いろいろとある。逆に、できなかったことができるようにもなっている。監督、コーチとも手応えは感じている。せっかくここまで結果を出してきた。この勢い、最終日に持ち込みたい。(Y)


2013年7月7日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○8-3●愛知長久手ボーイズ
愛知尾州ジュニア 逆転で次につなぐ
竹田 試合を決めるホームラン!


【勝】藤田【セ】竹内
【本】竹田
【盗】G山田
【犠飛】野依


 大会2日目目。この日も気温は高く、スタミナが心配されたが選手達の顔はどこか涼しげではあった。昨日のような点が毎試合得点できることはベンチ陣も考えになく、気分を切り替えてプレイボール。

1、2回は両チームとも大きな動きがなく、先発G山田も3人づつでキッチリ抑える。攻撃陣はどうも相手投手にタイミングが合わず、打たされている。そんな心配の中の3回表、1死から水谷死球、続く二村は四球、竹田バント内安打で1死満塁。川上サードゴロで水谷がホーム突入するがアウト。その後向井が押し出し四球を選び1点を先取。1死満塁からは1得点、これがどうでるか?

その裏、一死後からエラーとヒットで出塁させると、タイムリーヒットでまずは同点とされる。2死後、今度もエラーがらみで2人が還り、1-3と逆転されてしまう。ギクシャクとした攻撃をしているだけにこの逆転はキツイ!

4回表は四球で出塁したランナーを野依の犠牲フライで1点を返すが、まだまだ我慢の攻撃。しかし6回、向井ライト前ヒットで小松が2塁へ送ったあと、小塚は三遊間を破り出塁。G山田も三遊間を破りまずは同点。二死後、水谷が四球を選び2死満塁で二村。レフトへ運び、2人が生還で5-3と逆転。さらに竹田の打球は右中間を深々と破り、自身も本塁生還で8-3とする。

6回裏から藤田が登板、最後は竹内が先頭打者にストレートの四球を与えるが、後続をキッチリと抑えゲームセット。次へつないだ。

試合の中で選手もベンチも試行錯誤を繰り返しながら、何とか勝つことができた。次も勝って、来週につなげたい!(Y)


2013年7月6日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○13-0●東名古屋ボーイズ
愛知尾州ジュニア 好発進!
大量得点で初戦快勝!!


【勝】G山田【セ】藤田
【二】二村、向井
【盗】川上、野依2、山崎、松下、小塚
【犠打】小松


 第1回となる今大会。この時期にジュニアチームが公式戦に出場できることは大変ありがたく、チームとしても楽しみな大会である。

まずは初回、先頭二村(この日3安打)がレフト線への2塁打でいきなりのチャンス。一死3塁となったところで相手ミスもあり、まずは1点。その後も3つの四球などで3点を先取する。

先発はG山田。何となく緊張した表情でマウンドに上がる。ボール先攻しながらも先頭打者を打ち取るが、次の打者に四球。やはり緊張しているのか?しかし何とか後続を打ち取り無得点に抑える。

2回の愛知尾州。一死後、エラーで出塁した松下が生還。さら四球などで満塁とすると、4番向井が2点タイムリーツーベース。さらに小松のスクイズなどでこの回計8点。序盤で大量リードとする。

2回裏からはG山田から藤田にバトンタッチ。藤田は大量得点も気にせず黙々と投げ、2・3回を無失点ピッチング。味方にはさらに2点を追加してもらい4回裏のマウンドへ。先頭打者にこの日初ヒットを打たれ、続く打者もヒットで無死1、2塁。このピンチに守備陣がダブルプレー、最後の打者をセカンドゴロに打ち取り、初戦を勝利で終える。

この試合、動きに少し固さが感じられた。また大量得点はたまたまのこと。気持ちを切り替え明日の試合に挑もう!!(Y)


第7回全日本中学野球選手権大会代表決定戦

2013年7月6日 1回戦 愛知尾州ボーイズ●4-5○浜松ボーイズ
愛知尾州 悔しい!!サヨナラ負け!
先発初祖に魔の三回!
絶好の勝ち越しチャンス、無死三塁で無得点!



【敗】栗原
【三】栗原、森川
【盗】和田2  
【犠打】福田、前田、森川


 三年ぶりのこの舞台、前回は、中日本大会の優勝で得た出場権。今回は、中日本大会は悔しい準優勝、出場権を得るにはSSK大会の優勝しかないギリギリの状況で見事に権利を取り参戦となった。初の夏の全国出場もうれしい出来事だが、返す刀で全日本中学野球選手権大会(通称ジャイアンツカップ)にも出場し、愛知尾州の歴史に新たな1ページを記したい!

到着した球場は、浜松市渚園野球場。2月の練習試合以来、また相手も毎年卒団間際最後の大会となる浜松大会の主催チームの浜松ボーイズさん。三年前は優勝、一昨年は準優勝、昨年は、ベスト4と好勝負を繰り広げたチーム。今回は、愛知県西支部優勝チームと静岡県支部優勝チームとしての対戦。このうえないシチュエーションで白熱の戦いが期待される!

7月にはいり、関東甲信越地方は梅雨明け宣言。ようやく夏らしくなって湿度が上がり時折吹く湿った海風が心地よい。第一試合は、北陸チャンピオンの白山能見ボーイズさんが愛知江南ボーイズさんを下して代表決定戦に進出した。第二試合は、曇天の下、AM11:28プレーボール。

先攻愛知尾州は、先頭和田が粘ってフォアボール。すかさずスチールで二塁を陥れる。福田の送りバントはエラーをさそい、早速のチャンスに前田は、堅さがみえたが見事にスリーバントスクイズで和田を迎えいれて、幸先よく先制。栗原もタイムリースリーベースで福田生還で初回に2点が記される。

先発は初祖。先頭バッターに三遊間ヒット、送りバントでワンアウト二塁のピンチもクリーンアップを迎えても落ち着いてファーストファウルフライ。空振り三振とまとめて無難に初回を立ち上がる。三回表愛知尾州に追加点。福田・前田の連続ヒットで一・三塁のチャンスにボークで福田ホームイン、3-0とリードを広げる。

折しも弁天島の花火大会と重なり、時折本番前の練習用なのか、花火の音がグランドに届く。そして迎えた三回裏に愛知尾州に暗転が訪れる、簡単にツーアウトをとった初祖がにわかに乱れる。二番バッターにストレートのフォアボール、三番バッターには、デッドボール、そして四番バッターからの三連打で4点を献上。一転花火の音が一瞬雷かと間違う程の悪夢の三回裏となった。

追う展開の愛知尾州は、いつものように粘る。五回先頭和田の一打は、ショートへの強いゴロがイレギュラーとなりセンター前に抜けてヒット、この試合二個めのスチール。福田のバントは内野安打となり、さらにエラーが続いて和田生還で試合は振り出しに戻る。そして前田のヒットと続き後続が期待されたが、富川・栗原・初祖と凡退、この回は同点どまり。

五回裏初祖は、三者凡退で抑えて降板。がっぷり四つの戦いは終盤に向かう。六回表愛知尾州に願っても無いチャンス。先頭森川のライトセンター間を深々とやぶるスリーベースヒット、津田は前進守備のサード真っ正面のゴロ、森川動けず、ピンチヒッター玉置は、粘ったが空振り三振。先頭に戻って和田は、ショートフライと残念ながら勝ち越しならず!無念!

その裏から登板の栗原は、下位打線とはいえ三者連続三振の見事なリリーフ。味方の逃したチャンスにもめげずにもう一度土俵の真ん中に引き戻す投球であった。

最終回の愛知尾州にもさらなるチャンス。ワンアウト後に前田のレフト線へのツーベース。富川の一打は浅いセンターフライ、ハーフウェーの前田はあわてて帰塁。迎えた栗原の3球めに二塁ランナー前田がスタート、無情にも三塁臼谷塁審はアウトのコール。五回から続くチャンスにあと一押しがなく、後は守って延長戦しかない状況で最終回裏の浜松ボーイズさんの攻撃を迎える。

栗原もバッターボックスで前田の盗塁死を見届け、少しは気落ちがあったのか、先頭のラストバッターに粘られたあげくにファーストゴロからの悪送球で二塁にランナーを生かし、さらに続くバッターの送りバントは、栗原がサードへ送球するが間に合わずにフィルダースチョイス。絶体絶命のピンチに二番バッターをツーナッシングと追い込むが高めに浮いて応援席の悲鳴とともにセンター前に。三塁ランナーホームイン!サヨナラ負けでジャイアンツカップ代表決定戦は敗退となった。

この春、二度敗れている白山能見ボーイズさんと対戦し一矢報いることも叶わず、チーム史上初めてのジャイアンツカップ出場も遠のいた。この試合、勝ち負けは別として、試合中に冷静さを欠いたプレーヤーが見受けられた。春からのここまで、きっちりとコントロールできていたからこそ快進撃となったと言えよう。わずかな心の乱れが本来できる判断を狂わせてしまう。その結果は明白である。

試合後の藤川監督の言葉 "一喜一憂しない、淡々とプレーする"、これに尽きる。ジャイアンツカップの出場は無くなったが、夏の全国選手権は8/2から愛知県西支部の代表として出場する!その際に今日のようなマインドにならないようにする!幸いまだ一ヶ月弱の時間がある。もう一度原点に戻ろう!(W)


第44回日本少年野球選手権大会愛知県西支部予選・第13回エスエスケイ旗争奪東海大会

2013年6月22日 決勝 愛知尾州ボーイズ○8-1●名古屋富士ボーイズ
愛知尾州 愛知県西支部大会5大会連続優勝!


福田 逆転タイムリー!
六回集中打で試合を決める!
初祖-栗原 黄金リレーで締める!



【勝】初祖【セ】栗原
【三】森川【二】津田、前田、森川
【盗】和田
【犠打】廣田、前田


 なんと形容すればよいのか、強いの一言!昨秋の新チーム結成以来、毎日新聞旗争奪大会、ミズノ旗争奪大会、東邦ガス旗争奪大会、スポーツニッポン旗争奪大会、そしてこのSSK旗争奪大会と愛知県西支部の大会を遂に全て優勝という快挙を成し遂げた。この間サークルKサンクス大会も優勝、中日本大会、春日井市長杯大会は、準優勝と決勝に進出すること8度と他の追随を許さない勝ちっぷりは、賞賛される。

試合は、愛知尾州先攻で13:06にプレーボール!和田内野安打で出塁もけん制死、福田・前田もフライを打ち上げて得意の先制攻撃は成らず!逆に先発初祖は、先頭打者にストレートのフォアボール、続く二番打者の送りバントを一塁に悪送球、さらに一塁富川の三塁送球がそれて、わずか9球でノーヒットで得点を与えてしまう。その後もワンアウト三塁のピンチを背負うが、三振・セカンドフライに討ち取り最少失点で立ち上がりを何とか締める!

反撃したい愛知尾州は、二回も三者凡退、しかし三回にスイッチが入る。先頭の森川がライトオーバーのスリーベース、続く津田も粘ってレフトオーバーのタイムリーツーベースで同点!廣田が手堅く送ってワンアウト三塁で打順は、一番和田に、ここも粘っこく追い込まれながらも選んでフォアボール、和田すかさずスチールのチャンスに二番福田は、センター前にクリーンヒットは、2点タイムリーで試合をひっくり返す。初祖は、二回・三回・四回とランナーを出すが無得点で抑えて、五回からは優勝リレーで栗原の登板。わずか6球で三者凡退に切って取る。迎えた六回には、先頭前田のセカンドへのゴロが強襲となりスキをついて二塁へ進塁(記録はツーベース)。富川ライト前ヒット、栗原はタイムリーで続く。初祖送りバントで絶好調森川が打率一位を奪取するタイムリーツーベース、まだまだ続く。廣田フォアボール、和田はショートゴロのフィルダースチョイス、福田エラー出塁で再び前田は、押し出しフォアボールでこの回に一気に5点でコールド対象の7点差をつけて栗原に託す。さえわたる速球と変化球のコンビネーションにピッチャーゴロ、センターフライでツーアウト。いよいよあと一人で打球は、ファーストに富川ガッチリ捕球しウイニングボールは、カバーの栗原に渡り、この瞬間に愛知尾州のSSK大会初制覇が決まった!

試合終了後は、うれしい応援席への報告と大きな声で応援してくれた下級生と父兄さんに御礼。閉会式で廣田主将に深紅の大優勝旗が授与され名古屋富士ボーイズさんとともにダイヤモンドを一周、閉会式後に藤川監督の胴上げが行なわれ幕を閉じた。この先は、今日の優勝で権利を得たジャイアンツカップ代表決定戦が7/6(土)に浜松市渚園野球場で、夏の全国選手権大会は8/2(金)から大阪でとハードなスケジュールが予定されている。しかし今の愛知尾州ナインなら春の全国大会の雪辱を胸に活躍してくれると確信する。いろんな意味で新たな結果をだしてくれたこの世代、頑張った選手に、熱い指導をしてくれた藤川監督はじめ指導者に、支えてくれた父兄さんに、今までの多くのOBの皆さんに感謝の一言!



ありがとうございました!全国でも暴れてきます!(W)


2013年6月22日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○8-0●三好東郷ボーイズ
愛知尾州 春夏連続の全国大会出場!
集中打で二回7点の超ビッグイニング!
栗原 貫禄の四回零封!
初祖の犠打が大量得点の呼び水!



【勝】栗原【セ】北山
【三】前田【二】津田、和田
【犠打】初祖、福田


 金曜日の雨が思いのほか強く降り、決行が心配されたが水捌けのよい熱田神宮公園野球場。多少の水は残ったが、予定どおりに準決勝が始まった。第一試合は、初の全国出場を狙う名古屋緑ボーイズさんと14年ぶりの出場を狙う名古屋富士ボーイズさんの対戦。2-0の接戦を制した名古屋富士ボーイズさんが先ず全国出場をはたした。

第二試合はいよいよ愛知尾州の登場。今日は二年生・一年生総勢41名も加わり、大応援団が一塁側スタンドに陣取る。相手は強打の三好東郷ボーイズさん、サークルKサンクス大会7-6、春日井市長杯大会8-3と対戦が続き、いずれも打ち合いとなっている。

蒸し暑さがただよう11:11にプレーボール。先攻愛知尾州は、和田・福田・前田の自慢の上位打線が三者凡退、三塁側三好東郷さん応援団の気勢がおおいに上がる。先発の栗原も負けていない。今大会はいつにも増して絶好調!ここまで3試合を10イニング無失点、先頭三振の後にヒットを打たれるが、後続を抑えて初回はともに無得点と見応えある立ち上がりとなった。

試合は二回愛知尾州の攻撃で動く!先頭四番富川フォアボール、栗原レフト前ヒット、ここで初祖が初球を丁寧に送りバントでランナーを進める。その後は好調森川・恐怖の八番津田・職人福田・元気が取り柄前田のタイムリー、とどめは打者一巡後の四番富川のタイムリーがでて、一挙に7得点と試合を決めた!繰り返すが初祖の送りバントが、この大量得点を呼んだといっても過言ではない犠打であった。

その後の栗原は、大量点をバックにスイスイの投球。四回で3安打4奪三振、五回は北山がわずか8球で抑えて8-0で完勝!春に続いて全国大会の出場を決めた!まだまだ満足はできない。優勝してジャイアンツカップ代表決定戦に進出することも目標の一つ!あと1勝!(W)


2013年6月16日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○1-0●尾張ボーイズ
愛知尾州 スミ1で快勝!最終日進出!
前田 先制タイムリースリーベースと絶妙のけん制刺し!
森川堅守!広い外野を縦横無尽!



【勝】初祖【セ】栗原
【三】前田
【盗】和田
【犠打】森川


 気温33℃、夏本番のこの暑さ。知多半島のつけ根に位置するこの阿久比球場、古くは中日ドラゴンズの二軍戦が行われ、最近では高校野球の予選が行われる立派な球場である。こういった球場で試合ができることに感謝し、ここまで勝ちあがれたことを誇りに思いプレーしていこう!

SSK大会兼選手権予選もベスト8の戦いを迎えた。とくにこのCブロックは熾烈な争い。歴戦の強者東海ボーイズさん、東邦ガス大会ベスト4の尾張ボーイズさん、新興の愛知知立ボーイズさん、全国優勝経験のある名古屋ボーイズさん、今年の中日本大会ベスト4の愛知江南ボーイズさん、春の全国大会出場の愛知知多ボーイズさん、そして愛知尾州ボーイズとトーナメントの一発勝負で最終日準決勝進出のわずか一枚のチケットの争奪戦を繰り広げる。

尾張ボーイズさんと愛知尾州の対戦、サークルKサンクス大会決勝の再現、また東邦ガス大会全国出場をかけた準決勝タイブレークの再現となる!

第二試合終了からわずかなインタバルの後、13:49プレーボール。先攻に戻った愛知尾州は、先頭和田がフォアボールを選ぶ。そしてすかさずスチール、福田凡退の後、三番前田は、センターオーバーのタイムリースリーベース。富川の内野ゴロで前田ホーム突入も憤死で追加点ならず。1点をめぐる攻防のスタートとなった。

愛知尾州先発は、第一試合に続いて初祖。規定により2イニングの投球となる。キッチリと抑えて栗原につなぐのが役目、初回はランナー出すが無失点。二回は、三者凡退と勝利のバトンを栗原にわたしてライトの守備にはいる。三回からの栗原は、先頭打者にフォアボールを与えるが後続を断ち切り無失点。四回はショート廣田からセカンド和田への併殺網、その前に前田から富川への矢のようなけん制でランナーを刺したプレーは、大きく勝利に貢献した。五回もショート廣田の軽快な守備とセンター森川の好捕で無失点、初回の虎の子1点を守る。

四回から登板の尾張ボーイズさんサウスポー投手に3イニング無安打、ようやく最終回に先頭初祖のライト線へのヒット、ここでベンチは代走竹田。続く森川は、サードへの送りバント、尾張ボーイズさんサードは、一か八か二塁に送球、間一髪竹田はフォースアウト。残念ながらベンチの思惑どおりのリードがとれていない。あと一歩いやあと半歩のリードをとればと言っても後の祭り。リードをとらせないようにけん制してくるバッテリーとの勝負に負けた。この半歩で負けることもある!これが全国出場をかけた戦いの厳しさとこの経験を忘れずに活かしてほしい。

いよいよ最終回の裏、先頭の五番打者の打球は三遊間へ。 ここでもまたショート廣田が横っ飛びでライナーを捕り、連投の栗原を助ける。最後はピッチャーゴロからのダブルプレーで最少得点差を堅く守りきり、見事に来週の最終日準決勝に進出となった。

この日の2試合、守りの乱れから始まったがよくぞ修正してくれた。初の夏の全国出場にあと1勝、いやSSK大会初制覇にあと2勝!汗だくのユニホームを着替え、阿久比球場をあとにした愛知尾州ナイン、三年間の集大成が見えてきた。(W)


2013年6月16日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○7-5●愛知江南ボーイズ
愛知尾州 何とか競り勝ちベスト8へ!
失策の応酬、反発力の差!
5回二死ランナー無しからの逆転劇!



【勝】初祖【セ】栗原
【二】森川
【犠打】前田2【犠飛】栗原

愛知尾州次なる相手は、愛知江南ボーイズさん。4月のスポニチ大会からグンと調子をあげてきて、中日本大会では準決勝に進出、優勝した白山能美ボーイズさんを苦しめた。公式戦では久々の対戦、レギュラーでは、5年前のサークルK大会までさかのぼる。今日も活発な打線に期待する。

一年365日、照る日、曇る日、雨降る日、月夜の晩ばかりではない。調子の良い日もあれば悪い日もある。そういう時にチームメイトがいてカバーをしあう、急なアクシデントもある、そんな時もあわてずにいつものようにふるまう。、この一戦は、そんなことを思い出させてくれる戦いだった。

珍しく後攻の愛知尾州、先発初祖の初球を愛知江南ボーイズさん一番打者が叩くと、ショート真っ正面にこれを名手和田が弾いてしまう。これがこの試合の幕開け、試合開始サイレンが鳴りやまぬうちのプレーとなった。三振・守備妨害のツーアウトから、四番打者にレフトオーバーのタイムリーツーベースで先制をゆるす。しかし愛知尾州は、その裏、和田のフォアボール、福田の内野安打、前田送りバントの二・三塁から四番富川のタイムリーツーベースであっさり逆転。初回の攻防で2-1として愛知尾州ペースに持ち込むかと思われたが、三回表の愛知江南さんは、先頭二番打者のツーベースを四番打者のタイムリーで同点に追いつく。さらに五番打者も内野安打で続き、ピンチは継続、六番打者のショートゴロを再び和田がエラー、七番打者のバントは、初祖がふりむきざまに三塁に投げて封殺。八番打者のショートゴロをまたまた和田がエラーでこの回3点で逆転をきっしてしまう。その裏栗原のタイムリーツーベースで1点を返し、三回終了で3-4と追いかける展開で前半を終える。

四回ともに無得点、次の1点がどちらにはいるかが注目されたが、初祖が五回三連打と犠牲フライで愛知江南ボーイズさんに追加点、厳しい展開の3-5の劣勢から愛知尾州のスイッチがはいる。

五回裏先頭前田は、粘ったがレフトに打ち上げワンアウト、四番富川もいい当たりのサードゴロ、転がせば何か期待できる。それを信じて懸命の力走の富川に、野球の神様が微笑んだ。この試合一塁側へのファウルフライに飛び込むこと三度、捕れはしなかったがナイスファイト!サードからのファーストへの送球がワンバウンドし後逸、広いファウルグランドをボールは転々、富川一気に三塁へ。栗原の今日2打点めとなるセンターへの犠牲フライで1点差に詰め寄る。しかしツーアウトランナーは無し。ここから愛知尾州の反抗が始まる。初祖ライト前ヒット、森川から代わった玉置がこれもクリーンヒット、津田も続いてついに同点、廣田もデッドボールの満塁から一番和田は、打ちたい気持ちをぐっと抑えて押し出しのフォアボールで逆転、福田もレフト前タイムリーで2点のリードを奪った。6回からは栗原登板、小気味よくテンポよくリズムよく、わずか18球で愛知江南ボーイズさん打線を抑えて、見事逆転勝ちでベスト8に進出した。

三回の守りでセンター森川とライト栗原が打球をともに追いかけた際に、ダイレクトに森川の左頭部に当たるアクシデントで森川交代。その穴も、玉置が埋めてキッチリと仕事をする。春の東邦ガス大会でも経験したが順調にいくことはない!どこかで試練を与えられる。全国をかけた予選なんだから、それを克服してこそのゴールである!(W)


2013年6月15日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○10-1●愛知知多ボーイズ
愛知尾州 初回打者一巡ビッグイニングで一回戦突破!
13安打!10得点!
前田先制ツーベース!栗原追い打ち!初祖レフトオーバー!森川とどめのタイムリー!
栗原 三回をゼロ封!



【勝】栗原【セ】二村
【二】前田、初祖、栗原、富川
【盗】福田、初祖
【犠打】栗原、福田2


 縁という言葉だけではすまされない、愛知尾州ボーイズと愛知知多ボーイズさんとの対戦。この世代は、一年生大会を含めると6度めの対戦となる。もちろんお互いに勝ち上がることで準決勝あるいは決勝であたることがほとんどだが、SSK大会においては三年連続の初戦での対戦。東邦ガス大会の決勝のカードが行われるということで、両軍関係者の力の入り具合で梅雨空も台風も日本列島から追いやり、予定どおりに誉高校さんのグランドで相まみえることになった。

開会式の祝辞の中で、スポンサーであるSSKさんのアマガス様よりいただいた言葉の中に"THANKS"そして"全てに感謝"というくだりがあった。愛知尾州ボーイズの横断幕にも同じフレーズがある。ケガなく中学生最後の全国予選を迎えることができた。精一杯のプレーで応えたい。

ようやく今週になってこの季節らしくなってきた。まとわりつくような湿気、今にも泣き出しそうな空の中、AM11:15プレーボール。先攻の愛知尾州は、先頭和田が粘っていい当たりのショートライナー、愛知知多さん二年生先発投手をとらえた打球、二番福田は、同じくショートへの内野安打。ここから愛知尾州打線にスイッチが入る。三番前田は、レフト・センター間への先制タイムリー、四番富川はフォアボール、五番栗原は二球めをライト前タイムリー、六番初祖はレフトオーバーのタイムリーツーベース。ツーアウト後に八番津田は、じっくりと見極めてフォアボール。九番森川は、センター前に二者を還すタイムリーで時間にして20分。5点のビッグイニングで早くも試合の主導権を握る。

その裏先発栗原は、2安打をゆるしてピンチを迎えるが、ショート和田とのあうんの呼吸でのけん制で二塁ランナーを刺して立ち上がりを無得点に抑える。二回は再び初祖のタイムリー、三回は愛知知多守備陣の乱れと栗原のタイムリーツーベース、五回は富川、栗原のタイムリーで大量10点。その裏は、早川ー前田のバッテリーでミスが続き1失点。序盤の猛攻がものをいい五回コールドで愛知知多ボーイズさんを退けて翌日の二回戦に進出した。

ワンサイドの試合となったが初回のツーアウト二・三塁からの攻撃がよかった。八番津田が2-2からの二球をじっくりみて満塁のチャンスをつくり、九番森川がセオリーどおり初球をタイムリーで2点の追加。これで点差が5点となったことが勝利に近づいた。その後も着実に追加点、直前の春日井大会あたりは打線がイマイチの状態だったが、復調ね兆しがみえた。蒸し暑さに打ち克ち明日も試合ができる!(W)


第20回春日井市長杯争奪東海大会

●中学生レギュラーの部
2013年6月8日 決勝 愛知尾州ボーイズ●1-2○白山能美ボーイズ
愛知尾州 白山能美に返り討ち!
サヨナラ負けでリベンジならず!
連投栗原 最終回に力尽きる!
さあ来週は夏の全国予選、切り替えていこう!



【敗】栗原【ホールド】二村(和)
【三】和田、福田
【犠打】福田、小野


 思ったよりも早く再戦の機会が巡ってきた。中日本大会決勝の再現、初めて決勝に進出した春日井市長杯争奪東海大会の相手は、白山能美ボーイズさん。借りは返す!

今朝ナインに配布されたボーイズリーグニュースには、前回対戦の中日本大会の記事が裏表紙に掲載されていた。少しは悔しさを思い起こしてくれただろうか、"二枚看板力尽きる"と記されていたが、今日のように一日2試合を戦う日は、当然栗原・初祖の二人だけでは乗り切れない。二村(和)、早川、北山のリリーフ陣に加えて、ブルペンをまとめてくれる村上、小池の二人もキッチリとサポートしてくれている。この試合もリリーフ陣の登板は、充分考えられる。春に始まった東邦ガス大会から数えて7大会めの公式戦。ここまで27戦で24勝3敗。負けたのは、全国大会の龍野ボーイズさん、中日本大会の白山能美ボーイズさん、美方レインボー大会の福井ボーイズさんとの試合のみ。来週からの夏の全国予選のためにも勝ちがほしい!

先攻の愛知尾州は、先頭和田がセカンドゴロエラーで出塁。福田は判で押したように送りバント、前田はセンターフライ、富川はレフト前ヒット、当たりよすぎて和田は、三塁ストップ。栗原に期待がかかったが、センターフライで得点ならず。

先発は初祖。初回・二回と25球で抑える。特に二回は、福田へのゴロが二つ、普通にさばいて守備から攻撃へのリズムをつくる。三回愛知尾州に先制点、和田、福田と連続のスリーベース、さらに無死三塁のチャンスに前田三振、富川前進守備の三塁へのゴロ、栗原三振と追加点がはいらず、前回対戦時にも感じたがピンチに動じない白山能美ボーイズさん。このマインドを見習おう!

三回は、初祖降板で第三の男、二村(和)。はためにも緊張感を感じさせる投球であったが、一・二塁までランナーを進められたが、和田との絶妙の呼吸のけん制で二塁ランナーを刺してリードを守る。四回からは栗原。簡単にツーアウトをとり、迎えた四番打者にいい当たりのセカンドゴロ、廣田若干の迷いからタイミングが合わずトンネル、カバーにはいったライト・センターの真ん中をボールが転々と右中間にバッターランナーは、二塁・三塁を回ってホームイン。試合は意外な形で振り出しに戻るがまだ同点、切り替えが大切。その後は、栗原と白山能美ボーイズさん先発投手の投げ合い。五回は、センター森川、六回は、ライト大脇の好プレーがでて、ピンチを脱する。攻撃は、五回にフライが三つ、六回にもフライが二つと白山能美ボーイズさん先発投手の間合いにタイミングが合わない。七回も和田がヒットで出塁するが、福田センターフライでスリーアウト。残り試合時間はたっぷり残っており、七回裏を栗原が抑えると規定によりリリーフが必要となる。ブルペンが忙しくなるそんな中、栗原はワンアウト後に珍しくデッドボールを与える。続く打者は、センター後方へのフライ、森川背走でまたまたファインプレー。あと一人の段階で八番打者の一打は、レフト津田を襲うが、残念ながら抜かれて一塁ランナーはホームへ。サヨナラで敗戦となった。

両軍投手のテンポのよいピッチングで試合進行が早く、試合終了時で1時間27分の試合時間。愛知尾州は、再び白山能美ボーイズさんの軍門に下った。これが全国ベスト8とベスト16の差なのか。試合終盤のフライアウトの多さに考えるところがある。もちろん来週からの支部予選、その先にある全国大会を見据えると、やはりころがす意識が大事となる。支部予選では、どのチームも打倒愛知尾州と追い掛けてくる。受けてたつのではなく、こちらから押し戻す気持ちで臨まねばならない。待った無しの負けられない戦いは、来週、すぐそこにきている。(W)


2013年6月8日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○4-3●尾張ボーイズ
愛知尾州 尾張退け春日井市長杯大会 初の決勝進出!
福田3犠打!好守連発!
和田3安打!富川決勝タイムリー!
土壇場 大脇の超ファインプレーで逃げ切る!



【勝】初祖【セ】栗原
【二】和田
【盗】津田2、森川2、栗原2、和田
【犠打】福田3【犠飛】前田


 梅雨入り宣言された日本列島に雨が降らない。先週からの一週間は好天続き。昨日の夕方に多少の雨はあったものの、本来の梅雨ではない。順調に予定が消化された春日井市長杯大会も最終日、準決勝から決勝が行われる。第一試合は、中日本大会チャンピオンの白山能美ボーイズさんと愛知守山ボーイズさんとの一戦。白山能美ボーイズさんが2-0で逃げ切り、熱戦に終止符がうたれた。いよいよ第二試合は、尾張ボーイズさんと愛知尾州ボーイズの戦い。新チームになってからは、公式戦四度めの顔合わせとなる。過去3戦負けなしだがこの試合も勝てる保証はない!

先攻愛知尾州は、初回に和田、二回に津田がフォアボールを選んで出塁も後続なく無得点。尾張ボーイズさんも先発初祖が三人づつで抑えてともにゼロ行進。三回に試合が動く。先頭森川セカンドゴロのエラー出塁、廣田粘ってレフト前にヒット、実にこの二人で19球を投げさせる粘りの下位打線がつくったチャンスに和田がタイムリー。福田は、初回に続いて初球をキッチリと送りバント。前田が高々とライトへの犠牲フライで廣田ホームイン、2点の先制となった。しかしその裏、初祖に乱れが生じる。先頭フォアボール、自らの悪送球で二塁に進塁させて続く打者のファーストゴロの間に三塁進塁。ここで再び三塁けん制悪送球でやらずもがなの1点を献上、さらにツーアウトランナー無しから三連打で同点に追いつかれる。四回は、ワンアウト後からツーベースヒット・センター前ヒットと下位打者につながれて、八番打者の一打は、センター正面へのライナー。むつかしい打球であったが、森川が一旦グラブにあてたが落として二塁送球で一塁ランナー封殺(記録はセンターゴロ)。しかし、三塁ランナーホームインで勝ち越しをゆるしてしまう。

五回愛知尾州は、先頭廣田が粘っこくフォアボールを選ぶと、和田の一打はライトセンター間へのタイムリーツーベース、廣田長駆ホームを駆け抜け同点。福田三度めの打席も送りバントで和田を三塁に進める。初球をいとも簡単に決める、まさに職人技で一塁も間一髪のタイミング。逆転のお膳立てができたところでクリーンアップの登場。三番前田は、ファーストゴロでツーアウト後に、四番富川は、さすがのセンター前のタイムリーで和田生還であっさり試合をひっくり返した。

五回からは栗原の登板。代わりばなの先頭打者にフォアボールも、二番打者のバントを軽快にダッシュし捕球すると、振り向きざまに二塁ベースカバーの和田に送球でフォースアウト。三番打者には、三遊間ヒットを打たれるも、四番打者をサードゴロにここもダッシュ良く前にでた福田が、セカンド廣田へ矢のような送球。さらに富川に転送し見事なダブルプレーの完成で、攻めの守りでピンチを一掃する。最終回もツーアウト一・二塁の一打逆転の場面。ライトセンター間へのライナー性の当たりを打球まで一直線に駆けた大脇が好捕!ゲームセットで春日井市長杯争奪東海大会の初めての決勝進出を決めた!

この試合は、何と言っても福田の犠打に尽きる。目立たないが流れを呼び寄せるバント、派手さはないが、こういったプレーが勝利に近づけてくれる。決勝の相手は、白山能美ボーイズさん。中日本大会のリベンジしかない!(W)


2013年6月2日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○8-3●三好東郷ボーイズ
愛知尾州 雨の試合も逆転でベスト4へ
降雨の中の激戦
中断・再開で勝ち越し


【勝】栗原
【三】津田【二】和田、栗原、初祖
【犠】前田


 前の大会では、7-6で辛くも愛知尾州が勝利した三好東郷ボーイズさんが相手。互いに手の内はわかっているだろう。

先攻愛知尾州は、先頭和田がレフト線への2塁打で出塁、しかしあとが続かず初回は無失点。2回3者凡退のあとの3回、四球で出塁した森川を前田が返しまずは1点を先取。

先発初祖は1、2回を3人づつ(奪三振3)で抑えるが、3回裏、先頭打者にセンター前へ運ばれる。その後2死としたが、四死球のランナーを加えてしまい、3番4番に連続タイムリーを打たれ3失点。どうも調子がでない。

4回表、まずは同点に持ち込みたい愛知尾州は栗原の2塁打と相手ミスもありまずは1点、さらに津田のレフトオーバーで同点とする。その裏は初祖から代わった栗原が3人で抑え、同点のまま5回を迎える。

空模様がどうも怪しくなり、小粒ながら雨が降り出した。試合はそのまま続行。先頭和田がヒットで出塁、前田がキッチリとスクイズを決めると初祖が2点タイムリー、さらに攻撃をと思っていたところ、雨が激しくなり中断。ときどき空を見上げながら雨が止むのを待つ。

40分の中断後、雨が少し弱くなったところで試合は再開、この回計5点とする。

雨は再び強くなり始めるが試合は続行。投手は栗原。ここは集中力でストライクをと願っていたところ、栗原はベンチの期待通り2者連続三振、3人目をショートゴロに打ち取り5回を終わらせる。ここで再び降雨中断。グランドはどんどん水浸しになっていく。30分程中断したあと、ゲーム続行は不可能と判断され雨天コールドとなった。

降雨でも試合続行のために尽くしていただいたグランド担当の皆様、審判の皆様、そして今日試合に出られなかった5人の3年生が一生懸命濡れたボールを拭いてくれていたこと。選手達にはこういった方々、仲間達がいて試合ができるということを忘れないようにお願いする。(Y)


2013年6月2日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○10-5●東名古屋ボーイズ
愛知尾州 「打」で押し切る
1番和田が出塁すると…
4番富川が意地を見せると…



【勝】北山
【本】和田(2回ランニングホームラン)【二】富川
【盗】北山、津田
【犠】村上、廣田


 大会2日目。今日も愛知尾州の先攻で試合開始。先頭和田は、今日も四球でいきなり出塁。2番福田も四球で出塁すると、昨日完投して今日はライトに入った栗原が、キッチリ2点タイムリー、まずは2点を先取する。2回、先頭廣田がヒットで出塁、2死後、好調の和田が2ストライクから右中間へ運び、これがランニングホームランとなり2点追加、さらに四球と失策がらみで3点を追加する。

先発には二村を起用。1回裏、サードエラーのランナーを4番打者に返され1点、さらに3回、死球と失策、またまた4番打者のタイムリーでこの回3点。この回までで4失点となる。しかし今日の二村は攻めのピッチング。まずい守りもあり、結果4失点となったが試合を作ってくれた。そもそもいつも無失点で抑えられるほど、相手チームも甘くない。役目は果たしている。4回からは北山にバトンタッチ。あとは攻撃陣の仕事だ。

5-4で4回からバトンを渡された北山も攻めのピッチング。しかし迎えた5回裏、1点を返され5-5の同点に。攻撃陣の奮起を待つ。

直後の6回表、二死ながらも4番富川へ。今日ここまで相手投手とのタイミングが合わずノーヒット。「今日は打てないかな」と脳裏をよぎったが、2ストライクからレフトオーバーの3点タイムリーツーベース。3点の勝ち越しとする。

7回も四球の初祖とヒットの津田を、今大会なかなか調子のでない森川がセンター前ヒットで返し2点を追加。6回からマウンドに上がった初祖が6、7回を抑えゲームセット。途中同点に追いつかれながらも勝ちとした。(Y)


2013年6月1日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○7-4●四日市ボーイズ
愛知尾州 逆転で初戦勝利
栗原救った4併殺
しかし、ぎこちない攻撃に喝!


【勝】栗原
【三】栗原、前田【二】和田
【盗】和田、福田、森川、大脇
【犠】福田、富川


 各地で「梅雨入り」とのニュースが流れ天気の心配をしていたが、気持ちの良い天候となり、今大会は「夜明け前スタジアム」で四日市ボーイズさんとの初戦を迎えることができた。

サークルKサンクス旗を連覇し、今大会でさらに勢いをつけたい愛知尾州。いつものように先攻をとり、先頭和田が初球を叩き二塁打とすると、4番富川のタイムリーでまずは1点。しかし、攻撃のリズムが作れずその後4回まで無得点。ここまでの攻撃で「場面ごとに選手それぞれの仕事がてきていない!」と、監督の喝が入る。4回表の攻撃もリズムが作れず無得点。この時点でベンチは「ゲームの流れは相手側」と判断。

先発栗原は悪くはないがバッチリともいえず、3回まで毎回ランナーを出しながらも、毎回のダブルプレーで3人づつで抑える。ここは守備陣の守りを褒めてあげたいが流れは相手チーム。4回裏、ヒットやバント処理のミスも重なりあっさり逆転される。

何かを変えたい5回表、先頭和田が相手チームのミスを誘い出塁。福田ヒット、前田四球の後、富川の犠牲フライと栗原の2点タイムリー2塁打で逆転。6回はダメ押しとなる前田の三塁打で3点を追加し7-2とする。

6回裏、2点を返されるが、この回も守備陣が併殺で終わらせ、最終回を栗原が3人で抑えてゲームセット。明日につないだ。しかし試合後は本拠地に戻り、入念な調整を行ったことはいうまでもない。(Y)


中学生ジュニアの部

2013年6月2日 2回戦 愛知尾州ボーイズ●3-12○愛知知多ボーイズ
愛知尾州ジュニア 愛知知多の猛打に完敗!
初回・三回エラーから失点防げず!
竹田-二村(太)-藤田のリレーも15被安打、12失点!



【敗】竹田
【盗】川上、竹田、小塚


 一回戦の白山能美ボーイズ戦を勝ちあがり勢いに乗る愛知尾州ジュニアチームは、二回戦に同支部の強豪の愛知知多ボーイズさんと新装なった愛知県犬山市の誉高校さんのグランドでの対戦となった。今後秋以降に新チームになった際に立ちはだかると予想されるチーム。また今の自分たちの現在位置を知るには、格好の相手。

AM10:56にプレーボール!昨日に続き竹田が先発。先頭打者をセカンドゴロに打ち取り、続く二番打者もショートへのゴロ、球足速く松下がはじいてしまい、三番打者には、三遊間を破られ、早くも一・二塁のピンチ。四番打者の打球は再びショートへ。おあつらえ向きのダブルプレーかと思いきや、松下が再度はじいてしまいさらにピンチが広がる。五番・六番打者に短長打をあびて4点の献上、重いハンデを背負ってのスタートとなった。さらに二回は、ラストバッターにセンターオーバーのスリーベース、ワンアウト後に二番打者にやはりセンターオーバーのタイムリーツーベースと悪い流れを断ち切れない。

攻撃陣は、その裏川上のクリーンヒットを足場にパスボールで1点を返すが、三回に竹田から代わった二村(太)が愛知知多ボーイズさん打線に先頭フォアボール、続く打者のショートへの打球がまたまたエラーとなり、傷口が広がり決定的な2点が入る。その後は二村(太)が四回・五回と抑えただけに、三回の2失点は痛かった。

三回裏の愛知尾州は、竹田からの好打順、向井・川上のタイムリーで2点を返すが、四回以降は愛知知多先発投手にほんろうされて無得点。実に21のアウトの内、フライアウトが12、ころがすことを念頭において取り組まなければ外野手の守りは、支部内ではピカイチの愛知知多ボーイズさんには通用しない。終わってみれば、七回まで試合はできたが3-12と大差がついたゲームとなった。課題は山積みだが、それを何とか克服してゆこうとする気持ちをもたないかぎり明日はない!実りの秋を目指して皆が一丸となる姿を期待する。(W)


2013年6月1日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○12-0●白山能美ボーイズ
愛知尾州ジュニア 白山能美にレギュラーのお返し!
先発全員13安打!
つないだ、小松!貴重な2犠打!



【勝】竹田
【三】松下、野依【二】向井
【盗】竹田2、向井、川上、二村(太)
【犠】小松2、松下、野依、川上


 消化不良の美方レインボー大会。伊勢ボーイズさんの女子投手に悔しい敗戦をきっしてしまい、そこから三週間、どうたて直したか?興味深い一戦となる。おかげさまにて5月は美方レインボー大会、6月はこの春日井市長杯争奪大会、7月は愛知県議長杯大会、8月は福井フェニックス大会と新チームに移行するまで多くの大会に参加することができる。この経験を糧にしていこう!

一回戦の相手は、北陸支部の雄 白山能美ボーイズさん。世代こそ違え記憶に新しい5月の中日本大会決勝戦でレギュラーチームが敗れたチーム。レギュラーもジュニアも負けるわけにはいかない!

先攻の愛知尾州は、初回から猛攻をしかける。一番竹田の三遊間ヒット、水谷フォアボール、小松は、丁寧に送りバント、このチャンスに四番向井は、タイムリーで二者生還、川上も続き、山崎もタイムリーで三点目。送球の間に山崎進塁の二・三塁の場面で松下のスクイズ、二塁ランナー山崎も還り5点のビッグイニングとなった。

先発は竹田。二者を簡単に打ち取った後のクリーンアップに三連打、五番打者のレフト前ヒットでホームをついたランナーを小松ー松下ー向井とつなぎホーム許さず!送球が低かったが間に合った!

攻撃陣は、手綱緩めることなく二回、向井再びタイムリー、三回は竹田の野選、四回は向井、松下、二村(太)、野依、竹田のタイムリーで大量12得点。先発全員安打のおまけがついて、投げては竹田からG山田のリレーで、白山能美ボーイズさん打線を零封、見事にレギュラーチームの借りを返して翌日の二回戦に進出した。

流れを引き寄せたのは、前述にもあるが一回裏の中継プレーでホームイン阻止の守りと三番小松の二つのバント。少しは美方の暗雲もふり払ったか、新チームへの通過点、多くを学び、多くを経験していこう。(W)


第13回日本少年野球サークルKサンクス旗争奪中部日本大会

2013年5月26日 決勝 愛知尾州ボーイズ○1-0●尾張ボーイズ
愛知尾州 サークルKサンクス大会連覇!

和田 決勝スクイズ!
早川ー栗原のリレーでリード許さず!
前田のけん制 ピンチを救う!



【勝】栗原
【二】富川
【盗】初祖、津田、和田
【犠】和田


 サークルKサンクスさんの桔梗色の大優勝旗が、再び愛知尾州のもとに戻ってきた!決勝の相手は、春の全国チャンピオン枚方ボーイズさんを破った愛知瀬戸ボーイズさんをコールドで退けた尾張ボーイズさん。東邦ガス大会準決勝の再現。記憶に新しいタイブレークの死闘を繰り広げた両チーム、熱戦が期待される対戦となった。

この大舞台の先発は早川。緊張感からか、先頭打者にストレートのフォアボール。制球定まらぬ中、早川とチームを救ったのは、扇の要の前田。ランナーのリードが大きいとみるや、素早いファーストへの送球でタッチアウト!ファースト富川との息もピッタリで窮地を脱する!その後早川は、三振・セカンドゴロと抑えて、立ち上がりをゼロとする。

攻撃陣は、三回に津田のライト前ヒットからスチール。森川内野安打のチャンスに和田のスクイズで先制、先ずは主導権を握る!

四回先頭富川ツーベース、栗原内野安打のチャンス。四回森川・和田の連打のチャンスにあと一本が出ずに追加点ならず。しかしこの試合は1点で充分と言わせるくらいに、二回から早くもリリーフとして登板の栗原の投球が素晴らしかった!二回からの打者19人、2安打、3奪三振、55球の打たせてとるピッチング。安定感抜群、この大会初戦のノーヒットノーラン達成から調子を上げて、連覇に貢献。1時間20分の短い試合時間を演出した。

いよいよ来週は6月。春日井市長杯大会、そしてSSK大会。梅雨時期のコンディション維持の難しい季節になる。公式戦をこなしながら、夏の全国出場に向けて目標設定をしてゆく。愛知県西支部内での連勝記録も伸びてきたがそれは、忘れて一つ一つ積み重ねてゆくこと。

6/15(土)のSSK大会兼選手権予選の初戦の相手は、愛知知多ボーイズさんに決まった!(W)


2013年5月26日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○7-3●東海ボーイズ
愛知尾州 V2に王手!
初回 打者一巡の猛攻で5点のビッグイニング!
福田 追加点のタイムリーが大きく効いた!
栗原 4安打!に最終回登板のセーブ!



【勝】初祖【セ】栗原
【三】初祖、津田【二】福田、和田
【盗】和田、栗原2
【犠】廣田


 久々の対戦、昨年8月の福井フェニックス大会ジュニアの部以来。その時はサヨナラ負けの悔しい敗戦。借りを返せるのか!

暑くなった5月のこの大会、平年に比べておそらく高い温度が記録されていることと推測されるが、梅雨前のこの時期カラッとした中で今日も愛知尾州ナインが初回からダイヤモンドを駆けめぐる!

先頭和田がデッドボール、すかさずスチール。キャッチャーの送球がそれる間に三塁へ。ワンアウト後の前田のセンター前タイムリーであっさり先制、けん制悪送球で再び三塁へ。そこで富川は、レフト前タイムリー。まだまだ続く。栗原ライト前ヒット、初祖は豪快にレフト・センター間のタイムリースリーベースで二者生還、廣田は小技のスクイズで初祖もホームイン。15分間の攻撃は、5点のビッグイニング。早々にリードをとり優位に試合をすすめる。

先発は初祖。一回・二回とランナーを出すが、要所を締めて無失点に抑える。三回はパスボールなどもあり1失点。しかし取られたら取り返す!四回愛知尾州は、ラストバッターの森川の内野安打からツーアウト後に、福田がレフト線へのツーベース。森川一塁から長駆ホームインで貴重な追加点。東海ボーイズさんに大きなダメージを与える一打となった。

その後は四回裏東海ボーイズさんに1点はいるが、五回表に初祖のタイムリーで突き放す。七回完投目前の初祖だったが、100球を越えて疲れがみえた際にフォアボール、連打から1失点。ここでリリーフは、今大会絶好調の栗原。二者連続三振で締め、7-3で準決勝を勝ち上がり、サークルKサンクス大会連覇にあと一勝と迫ったとともに福井の仇をここ森林公園で討った!(W)


2013年5月25日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○2-0●春日井ボーイズ
愛知尾州 サスペンデッドゲーム制しベスト4進出!
和田 ファインプレーに決勝打!
初祖-栗原 一週間かけて完封リレー!



【勝】初祖【セ】栗原
【二】津田、前田、和田
【盗】初祖、和田
【犠】栗原、森川


 第二試合を勝ち上がった愛知尾州は、直ぐに準備。春日井ボーイズさんとの準々決勝にのぞむ。第二試合の終盤から降り始めた雨のためわずかなインタバル。先発は、第二試合に続いて初祖。消化不良だった前の試合を忘れ、投球練習に力がはいる。

先攻は春日井ボーイズさん。いきなり先頭打者にヒット、三番打者にもヒットをあびて一・二塁のピンチを背負うが、落ち着いて四•五番打者を打ちとり無得点でのスタートとなる。愛知尾州も先頭和田がフォアボールを選んでワイルドピッチで三塁まで進むが得点ならず。

二回・三回と初祖は、雨にも負けずに快調にとばす。愛知尾州は、二回津田、三回前田とツーアウト後にツーベースヒットがとびだすものの後が続かず、やはりゼロがスコアボードに。そして四回守りにつこうとする愛知尾州ナインに、ベンチに戻るように指示がでる。降りやまない雨、むしろ強くなるばかり。結局サスペンデッドゲームとなり、決着は翌週に持ち越された。

一転快晴の一週間後の森林公園第一野球場、チームの今までの歴史の中でもサスペンデッドゲームの経験はない。仕切り直して四回表から再開、守りからはいることで心配されたが、初祖が先頭三番バッターにライト前ヒット、ツーアウトまでこぎつけ六番バッターの初球のピッチャーゴロ。グラブを差しだすタイミングがズレる。打球はボテボテにダッシュよく、初祖の後方にまわった和田がすくいあげて早い送球でファーストに。間に合ってスリーアウト!いつもと違う公式戦の流れ。もとに戻す大きなプレーとなった。

好プレーの後に点をとればグッと勝利に近づく。先頭初祖がデッドボール、廣田は送りバント失敗の三振、ならば初祖は、スチールで二塁に進む。好調津田は三遊間をぬくヒット。森川いい当たりのセンターフライでランナー釘付け、ここで和田は、期待に応えてレフト・センター間に二者を還すタイムリーツーベース。よい形で先制となり主導権を握った。

あとはいかに守るか。五回・六回は、初祖がランナーだすが無得点に、最終回は栗原がテンポ良く、三人で締めて無失点リレーで最終日に進出した。メンタル面でなかなか難しい一週間だったと推測されるが、これも経験。公式戦を戦いながら選手権予選に向けていかにモチベーション、技術面を高めていくか、試合が明日もできることに感謝。(W)

2013年5月19日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○7-6●三好東郷ボーイズ
愛知尾州 辛くも逃げ切り、ベスト8進出!
セットアッパー北山・早川 躍動!反撃を断つ!
大脇・廣田 守りで貢献、ファインプレー!



【勝】初祖【セ】栗原【ホールド】北山、早川
【二】初祖
【盗】廣田、和田、前田
【犠】前田、福田、小野、廣田


 曇天の一宮市営球場、久しぶりの同支部内との対戦。ベスト8をかけて三好東郷ボーイズさんと第二試合であたることになった。第一試合は、やはり愛知県西支部同士の対戦で春日井ボーイズさんがサヨナラで勝ちあがる。

11:22プレーボール、先攻の愛知尾州は、いきなり先頭和田が初球をセンター前にクリーンヒット。福田は、バントかと思いきや揺さぶりフォアボール、前田が送りバントで二・三塁のチャンスに富川は、強いあたりのショート強襲ヒット。二者生還であざやかに先制、さらに初祖デッドボール。廣田ショートゴロでランナー入れ替わって廣田がスチール、再び二・三塁のチャンスに森川のタイムリーで4点が記録される。

これをバックに先発は初祖。昨日の栗原の快投に続けるか!ベンチからは、"守りにはいらず攻めろ!"の檄が飛ぶ!しかし三好東郷ボーイズさんの打線も負けていない。二番打者からホームランを含む4連打で瞬く間に同点、ワンアウトランナー無しとなっても制球定まらず三者連続フォアボールの満塁のピンチ。サードゴロ、三振で切り抜けて同点で踏みとどまる。初祖の投球数は、40球。一回の表裏の攻防で33分と試合の行方は、空模様と同様にわからなくなった。

二回愛知尾州は突き放す!先頭和田が高めを振り抜きレフト前にヒット、スチールと福田の送りバントで三塁へ。前田凡退の後に富川が今度は、セカンドへ強いゴロ。これも抜けてライトへ運び和田がホームイン。初祖のタイムリーとエラーでこの回3点、追いつかれてもすぐにリードをうばう。とくに和田出塁、富川が還す形ができるのは、間をつなぐ各人の役割が確立していることにほかならない。

二回初祖は、たちなおり9球で無得点に抑えて降板。三回からは北山、三回・四回と三者凡退とリズムをつくり三好東郷ボーイズさん打線の反撃意欲を断つ!さらに早川も五回を抑え、六回は、ピンチもあったが二村(和)をはさんで栗原が立ちはだかりリードを保つ。その間の五回は、レフト大脇、最終回は、セカンド廣田のファインプレーがやはりピンチを未然に防ぐ。最後は、栗原が貫禄のピッチングで三振にきってとり、僅差ではあったが、逃げ切りベスト8に進出した。三回以降に追加点が取れず苦しい試合ではあったが、リードを許さないところをたたえたい。(W)


2013年5月18日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○2-0●愛知豊橋ボーイズ
愛知尾州 サークルKサンクス大会V2へ好発進!
栗原 ノーヒットノーラン! 15奪三振!
廣田 決勝ツーベース!



【勝】栗原
【二】栗原、廣田
【盗】栗原、和田
【犠】福田


 天気のサイクルがボーイズリーガーにとっては、逆の目にでてきた五月の第二週。先週の美方レインボー大会も初日は、雨となり順延。梅雨が近くなり、このサークルKサンクス旗争奪中部日本大会も週初めの予報は雨、週半ばに試合会場が津島ボーイズさんの専用球場から一宮市営球場に変更となる。関係者の心がけの良さが実って18日の土曜日は晴れ。19日の日曜日は、曇り予報、試合ができる状況となった。

開会式は小牧市民球場で開催。前年優勝の愛知尾州は、先頭での入場行進。主将の廣田が持つ桔梗色の大優勝旗の返還、終了後に一宮市営球場に移動し第二試合の愛知豊橋ボーイズ戦に備える。思いおこせば一年前のサークルKサンクス大会に卒団した現高校一年生世代が勝ちとった優勝から愛知尾州ボーイズの快進撃がはじまった。今年は、五月に入り毎週の公式戦。中日本大会、美方レインボー大会そしてこの大会。地元に腰を据えて戦えるのはありがたい。遠征続きで疲れもあるが一戦必勝あるのみ!

蒸し暑さが芽生えてきた13:31にプレーボール。先発は栗原。初回愛知豊橋ボーイズさんの先頭打者のむつかしいショートゴロを和田が難なくさばいてワンアウト、続く打者にストレートのフォアボール、誰もがむつかしい立ち上がり。ここもチームメイトの前田がスチールを試みた走者をストライクの送球で刺して栗原を救う。和田・前田のプレーでグッと気持ちが乗ってきた栗原は、その後は、見事な奪三振ショーを繰り広げる。

打線は、愛知豊橋ボーイズさんの先発投手攻略に苦しむ。互いに四回までゼロ行進、ランナーがでるもののけん制死が二度、二塁ベースが遠い。早いテンポで迎えた五回裏、先頭の栗原が自らライト・センター間をやぶるツーベース。初祖は右への意識をもってセカンドゴロの進塁打。続く廣田がお得意のレフト方向へのタイムリーツーベースでようやく先制、森川のセンター前ヒットで2点めかと思われたが残念ながら廣田本塁憤死。この回は、1点どまり。

初回を切り抜けた栗原は、二回からは、完璧の一言、初回1個、二回2個、三回2個、四回2個、五回は愛知豊橋ボーイズさんの中軸を三者連続の三球三振。六回も3個と打者18人で奪三振が13個。許したランナーは、初回の四球のランナー一人の無安打ピッチング。追加点がほしい愛知尾州は、六回先頭和田がフォアボールで出塁、福田は初球をきっちりと送りバント。さらに和田の三塁スチール、前田もフォアボールの一・三塁から四番富川は、強烈なショートゴロ。和田が生還し貴重な1点が入った。

後の興味は、栗原のピッチング。絶好調の上の表現があるといいなと思うくらいの調子の良さ。愛知豊橋ボーイズさんの代打策にも動ぜず、最後のバッターも見逃し三振に討ち取り、見事ノーヒットノーランを達成した(投球数78、三振15、四球1、内野ゴロ3、外野フライ2、盗塁死1)。これで二回戦進出、V2に向けてこれ以上ない船出となった。(W)


第5回公益財団法人日本少年野球美方レインボー大会

2013年5月12日 2回戦 愛知尾州ボーイズ●1-6○福井ボーイズ
愛知尾州 波に乗りきれず姿消す!


【敗】小林
【盗】和田


 午前の加賀ボーイズさんに続き二回戦。相手は愛知県西支部 愛知小牧ボーイズさんを破った福井ボーイズさん。試合会場は美方ボーイズさんのご好意で開会式場でもある美浜球場へ移動しての試合開始となった。今大会キャプテンを任されたキューちゃん事、小野が球場に響くかけ声でナインを纏める。

初回、何とか先取点を取りたい愛知尾州の攻撃は1番廣田・2番池口・3番福田と外野フライ、内野ゴロに倒れ三者凡退。先発は午前に初勝利を掴んだ小林がマウンドへと上がり、いざ勝負!!
相手の1・2番を外野フライ、三振とし順調な滑り出しと思われたが、3番に四球・4番セカンドゴロに打ち取るも、痛恨のエラー続く5番にライト前に運ばれ逆に先取点を取られてしまう。

その後も連続ヒットを浴び4失点。勝負して打たれるのは仕方がない、エラーも含め全てが野球。本来なら落ち込むムードではあるが、ベンチ内は反撃モードで盛り上がり元気モリモリ状態!先ずは流れを変えて、尾州の野球に持ち込みたい。2回の攻撃は打者7番日美までまわるが相手投手に押さえられ糸口が見つからない。その裏も四球・失策・ヒットなどで2失点。試合は始まったばかり、チャンスは必ず来ると信じ、戦うのみ。

守っては先発小林に代わり今井ー北山ー二村と継投策で相手打線を押さえる。守備ではセンター森川、サード大脇のファインプレーも飛び出し、追加点を与えない。試合は硬直常態が続き、終盤へ。ここまで来れば序盤の6点が重くのし掛かる。

6回から代打攻勢で和田のライト前ヒットを足掛かりに二村四球、森川左中間を破る中飛で満塁とし、4番津田に対し相手パスボールで1点返上・津田の渾身のひと振りは当たりが良すぎてレフトライナーに倒れ、前打席でヒットを放った前田もライトフライに終わった。その裏、二村は四球・死球と苦しむが、最後は三振で締めくくり、最終回に意地を見せて欲しいと父兄さん達のスタンド応援席が盛り上がる。栗原・初祖・大脇共に打ち取られゲームセット。

終わって見れば、ベンチ20名全て出場、全員野球で挑んだ一戦であった!!昨年はジュニアで優勝、今年は二回戦敗退に終わったが、悔やんでいる時間は無い!次週から始まるサークルK大会・春日井市長杯・夏季選手権と続く。ボーイズリーガーとして野球が出来るのもあと数ヵ月、ゴールまで突っ走れ!

美方ボーイズさんには毎年レギュラー・ジュニアチームをお招き頂き、地元福井のチームの皆様には大変お世話になりました。宿の食事も最高で、チーム一同感謝しています!!<M>


2013年5月12日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○3-1●加賀ボーイズ
愛知尾州 加賀ボーイズに逆転、快勝!
公式戦 初先発 小林 1勝!
北山 ホールド!二村 セーブ!



【勝】小林【セ】二村【ホールド】北山
【二】富川
【盗】和田


 "あの五月の連休の天気は、どこへ行ったのでしょうか?"

という言葉から始まった美方レインボー大会の齋藤会長からのユーモアあふれる挨拶から大会が始まった。五月の薫風ならぬ雨が行く手を阻んだ、本来であれば新緑と三方五湖の風光明媚な水面が目に鮮やかにうつされる季節であったが残念な天候となった。美浜球場での開会式後に美方高校グランドに移動したが、雨はやまず、その後に美浜球場に移動し待機、美浜球場横の体育館で軽く練習している最中に順延の連絡がはいり、宿舎にはいり鋭気をやしなった。

一夜明け、快晴の三方地方。試合会場への美方高校グランドにAM7:40出発、先発は公式戦初先発の小林。昨日土曜日も初戦を予定されていてスライド、緊張感たっぷりのマウンドとなった。

初回の攻撃は1番森川DB、2番池口、三振、3番大脇FBと相手からチャンスを貰うものの、盗塁死・牽制アウトでチャンスを活かせない。守っては先発小林が緊張もあってかFB、パスボール、味方のエラーも重なりあっさりと先制点を許してしまう。ベンチに戻ったナインに掛けた言葉は取られた事を悔やまず、取り返す事に集中!!その甲斐あってか相手打者をテンポ良く打ち取り、味方の反撃を待つ。

チャンスが訪れたのは3回表、先頭バッターの7番日美がファーストへの強襲ヒットで口火を斬り、続く8番小林FB、9番北山もFBを選び満塁。続く森川はサード前へのゴロ、相手守備の乱れから1点を返し、なおも満塁。続く池口はショートフライに倒れ、3番大脇に出したサインはスクイズであったが、サードランナーのスタートが悪くホームでアウト。4番津田のショートゴロ相手エラーの間に1点追加、5番村上の内野ゴロでチェンジ。大量得点につながるかと思われたが、チャンスを活かしきれず、1点リードで中盤を折り返す。

3回裏にワンアウト1・3塁のピンチを迎えるが、サード大脇の好判断、ホーム送球により追加点を与えない。四回からマウンドに上がった北山は針に糸を通す如くコントロールよく相手を三振、内野ゴロで三者を仕留め、二村にバトンスイッチ。代わった二村もテンポよく相手を打ち取り相手打線をシャットアウト。打っては単発でヒットが出るものの後が続かない。どちらも決定打に欠き、1点リードのまま最終回へ入る。

6番小野は三振、続く7番日美がライト前ヒット、代走に和田なんなく二塁へ盗塁を決め、8番二村へと繋ぐが遭えなく三振。ベンチサイドとしては、勝利を決定づける為にも、ここでどうしても追加点が欲しい!!愛知尾州の主砲、富川に代打が告げられる。

富川は期待に答え、見事センターオーバーの二塁打で待望の追加点が入る。

最終回守っては、ミスが出るもののなんなく打者4人で押さえゲームセット。終わればエラーは出たものの、それを恐れず前向きに動けた事が、勝因ではなかろうか?自分を奮い立たせ、仲間を信じ戦えた事に誇りを持とう!!午後からの第二試合に向けて、課題はハッキリした。次も頼むぞオール尾州!

最後になりましたが、前日の雨の水とり、グランド整備を行って頂いた美方高校野球部の皆さん、又準備・設営担当のボーイズ関係者の皆様に感謝・御礼申し上げます。<M>


2013年5月12日 (ジュニアの部) 1回戦 愛知尾州ボーイズ●2-3○伊勢ボーイズ
愛知尾州ジュニア、あと一歩及ばず
宿題はできた!あとは自覚!

【投】竹内-G山田


 薫風の緑の中、美方レインボー大会が福井県名田庄球場で行われました。前日は深夜から雨でグランドに水が浮く程でしたが早朝から若狭ボーイズの方々に御尽力頂き素晴らしいコンディションで試合をさせて頂いた事、心から感謝致します。

試合開始が早まり午前9時からと決まり選手一同、緊張感の中プレーボールとなった。先発は竹内。ブルペンで調子の良さをアピールしマウンドに向かった。先頭を四球で歩かせ送りバントと三ゴロで二アウトとした後、四球、死球と制球に苦しみ続く打者を中飛でなんとか立ち上がりを乗り切った。しかし2回も先頭を四球で歩かせ牽制悪送球で労せず二塁となり次の打者の送りバントも三塁へのフィルダースチョイスとし、中飛でワンアウトを取った後も投ゴロをはじいてしまい先取点を与えてしまった。

攻撃陣は初回が三者凡退、二回も塁にはでるがあと一本が出ず、伊勢ボーイズ先発の女子ピッチャーの緩急あるピッチングに惑わされてしまう。なんとかしたい愛知尾州ボーイズは三回、一死後二村の打った三ゴロを相手の送球が逸れる間に二塁を奪い、ランナーを三塁に進めたい所だったが水谷が浅い右飛となる。それでも三番打者川上はベンチの期待に応えるべく三遊間に強い打球を放ち遊撃手のグラブをはじき二塁走者の二村が生還し同点となる。

リズムに乗りたい竹内だったが4回表、簡単にツーアウトを取り続く打者も、という場面で三ゴロを二村がエラー、その後ワイルドピッチで二塁となり次の打者が遊撃手の頭の上を越す中安を打たれまた1点を許してしまう。ここで痛恨のミス。バックホームされた間に打者走者が二塁を狙い、捕手向井がすかさず二塁に送球するがこの球が逸れ、誰もいないセンターを転々と転がる間にもう1点入ってしまった。取られたら取り返したい所であったがその裏は内野ゴロ三つと三者凡退、四回を終わって3対1となり試合は後半戦に入る。

五回からは山田剛がマウンドへ。落ち着いたピッチングで三者凡退とし裏の攻撃を待つ。先頭の野依が狙いすましたように右前へ弾き返す。続く山田剛が手堅く送りバントを決め二村の左安で一、三塁。ここで水谷が三塁前にスクイズを決めて1点差に迫った。まだまだ得点圏に走者を残して同点に追いつきたい場面だったが、前の打席タイムリーを放った川上が二ゴロに倒れてしまう。

六回表は0点で切り抜けたが遊撃手松下が、2つのエラーをし浅井と交代してしまった。その裏は三者凡退、最終回は三振ゲッツーで三人で終え同点、逆転を願い最後の攻撃に望んだ。先頭浅井が二ゴロの後、代打に元気印の此元が向かう。追い込まれたが選球眼良く四球を選び同点のランナーが出る。三回を無失点で気分良く打席に入った山田剛だったが二ゴロ。最後は二村が右飛でゲームセット。美方レインボー大会は一回戦で姿を消してしまった。

伊勢ボーイズさんは鉄壁の守りでエラー1つに対8個と、普段通りの野球ができなかった愛知尾州ボーイズには良い宿題ができたことだろう。六月の春日井大会まで三週間、彼らの自覚と成長に期待したい。<MA>


第28回日本少年野球読売杯中日本大会

2013年5月5日(日) 決勝 愛知尾州ボーイズ●4-6○白山能美ボーイズ
愛知尾州拙攻!悔しい準優勝!
チャンスにあと一本でず!
最終回 意地の逆襲も届かず!



【敗】初祖
【二】福田
【盗】森川、前田2、栗原、和田


 第28回中日本大会も三日目の最終試合、中学生の部の決勝戦。ともに春の全国大会出場の北陸支部の白山能美ボーイズさんと愛知県西支部の愛知尾州ボーイズとの顔合わせ。初優勝か、三年ぶり二度めの優勝か、お互い5試合めとなり疲労がしのびよるがこの大一番を制するのは?

先攻の愛知尾州は、不動の一番和田がライトフライ、二番福田は、ショートフライ、気合充分前田は、センター前クリーンヒット、富川初球を力いっぱい叩くとショートゴロ。ここは得点ならず!

先発は、初祖、先頭打者を三振で打ち取るが二番打者にライトセンター間のツーベース。いきなりピンチを背負うが三番打者のショートゴロを捕球した和田が飛びだした二塁ランナーにタッチ、その後に一塁送球しアウト、見事なスーパープレーでピンチ脱出!決勝戦にふさわしい立ち上がりとなった。

先手をとりたい愛知尾州は、二回ワンアウト後に初祖のレフト前ヒット、廣田が送ってツーアウト二塁のチャンスに準決勝猛打賞の津田がレフト前タイムリーで先制。下位打線からも点をとれるのは愛知尾州の強み。まずはよい形がつくれた。さらに三回に二番福田、三番前田の連打でノーアウト一・二塁のチャンス。富川がライト、栗原がショート、初祖がファーストにそれぞれがフライを打ち上げ追加点ならず、後々にひびかねばよいがという思いがよぎる三回表となった。

しかしその悪い予感が三回裏に現実となる。白山能美ボーイズさんの先頭のラストバッターの一打はサードゴロ、名手福田がはじいてしまいノーアウト一塁。一番にかえり初球をセンター前にヒットでピンチが拡がる。さらに二番打者の送りバントに一塁カバーがガラ空きとなってしまうミスが重なり満塁。デッドボールで押し出し同点で初祖は降板。栗原急きょのリリーフもタイムリーと犠牲フライで追加され1-4と追いかける展開と形勢逆転となる。

四回・五回と愛知尾州は、白山能美ボーイズさんの先発投手の高めのボール球に手をだしてしまい得点にならない。逆に疲れのみえた栗原が五回裏に4本のヒットで2点を追加され万事休すかとベンチの声が一気にしぼむ。六回表の愛知尾州は、栗原のヒット、初祖のフォアボール、廣田の送りバントは、ピッチャーフライになりワンアウト。続く津田の一打は、二遊間を鋭く抜けるかにみえたがショートが好捕、飛びだした二塁ランナー栗原戻れずダブルプレーでやはり得点はいらず!その裏は、再び初祖と二村で無得点で最終回を迎える。

意地をみせたい愛知尾州。最終回は森川からの打順、初球をセンター前にクリーンヒット、久々に応援席がにぎやかになる。和田もライト前にヒットで森川は、好走塁で三塁へ進塁、福田のライトセンター間のツーベースは、タイムリーで二者生還、前田は進塁打のファーストゴロ。富川のショートゴロでさらに福田生還、栗原の内野安打(内野フライのお見合い)でランナーが再び出たところでピンチランナーは、竹田、初祖の一打に期待がかかったがセカンドゴロでゲームセット。中日本大会は惜しくも準優勝におわった。

試合後の藤川監督よりのミーティング、ポイントは二つ。三回のノーアウト一・二塁からの攻撃。そしてその裏の守りのミス、全国で勝つにはおかしてはいけないミス、これを克服していくことが課題。切り換えて明日からの練習にいかす。さらに付け加えれば劣勢になった際に元気を失わないこと。

来週は美方レインボー大会。さらにその先は、サークルKサンクス大会、春日井市長杯大会、そしてSSK大会兼選手権予選、公式戦が続く日程、試合をしながら課題を解決してゆく!

折しも本日5/5は、長嶋茂雄巨人終身名誉監督と松井秀喜氏の国民栄誉賞の授賞式。松井氏の故郷は、白山能美ボーイズさんのホームタウンの能美市。おめでたいことが白山能美ボーイズさん関係者には重なった。またピンチにも動じないマインドをこの試合では、随所に見せつけられた。見習うべき点である。

閉会式では、中日本大会優勝旗が初めて安宅の関を越えて石川県に渡った。(W)


2013年5月5日(日) 準決勝 愛知尾州ボーイズ○11-0●四日市ボーイズ
愛知尾州 猛打!コールドで四日市を降し、三年ぶりの決勝の舞台へ!
毎回得点 12安打 11得点!
栗原 47球、4回コールドながら完封!
和田 復活の3安打!絶好調
森川今日もマルチだ!3打点!
津田覚醒! センターオーバースリーベース!大量点の口火きる!



【勝】栗原
【三】津田【二】森川、和田
【盗】前田、和田
【犠打】森川【犠飛】栗原


 大型連休も今日を含めてあと2日。とくに三重県内の高速道路は、朝早くから渋滞。早朝の6:30の集合、一般道を通っての津球場への道のり。以外と空いており8時過ぎに到着。気温も上がり風もなく絶好のコンディション、準決勝~決勝が好天の中行われるのは、大変喜ばしいこと。進出の4チームの選手と関係者の心掛けの良さが反映された。

第一試合は、愛知県西支部の愛知江南ボーイズさんと北陸支部の白山能美ボーイズさんの対戦。5-0で白山能美ボーイズさんの勝利。さあ戦うのは愛知尾州か、四日市か。定刻より少し遅れた11:24にプレーボール!

先攻の愛知尾州は、和田・福田凡退のツーアウトから前田デッドボール、富川フォアボールのチャンスに栗原の一打は、ライトへタイムリーとなり1点の先制。今大会目立つのは、ツーアウトランナー無しという状況からの得点シーンが見られる。相手にとってダメージの残る点の取り方で早々に主導権を握る。先発栗原は、快調なスタート。先頭打者を三球三振、二番打者のセーフティバントをダッシュよく捕球、そのまま一塁ベースを駆け抜け、チームに勢いをあたえる。まさに攻めの守備。三番打者も三振できってとり最高の立ち上がりとなる。

攻撃陣は、その勢いを持続。八番スタメンの眠れる大砲津田が初球を一閃すると打球は、ぐんぐん伸びてセンター後方へ。しっかり走ってスリーベース。三塁塁上での歓喜のポーズにベンチ・応援団も拍手喝采、続くラストバッター森川は、好調を維持しセンター前にタイムリー。さらに和田内野安打、福田レフト前ヒット、前田二打席連続のデッドボールの満塁の場面で富川押し出しフォアボール。栗原がライトへ犠牲フライで都合4点。三回は、津田の二打席連続ヒットを森川が大事に送りバントで二塁に進めて和田のタイムリー。四回は、ワンアウト後に富川頭部デッドボール(臨時代走福田)、栗原センターライナーでツーアウトから初祖、廣田、またまた津田、森川、締めくくりは、和田と5連打で決定的な5点がはいり勝負を決める。

大量点に守られた栗原は、スイスイと打たせてとるピッチング。四日市ボーイズさんの小技、機動力を封じ込め四回コールドながら完投シャットアウト。二桁得点を奪い猛攻で午後からの決勝戦に進出した。攻撃陣は、四日市ボーイズさんの先発投手のしつような内角攻めにも臆せず、バットを振ったことが勝因。三年ぶりの覇権を目指す。(W)


2013年5月4日(土) 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○3-2●津ボーイズ
愛知尾州 延長からタイブレークを制し 最終日 準決勝進出!
冷静沈着 前田の守り、津ボーイズに勝ち越しゆるさず!
初祖 値千金の同点タイムリー!
廣田 がっぷり四つの投手戦に終止符をうつ お見事流し打ちタイムリー!



【勝】初祖【セ】二村
【セ】森川、前田
【犠】前田


 三重県津市は、開会式で市長さんが祝辞で述べられたように昔から海上交通の要所。博多の津(福岡県)、坊津(鹿児島県)と並び、三つの津とよばれていたという。その津市をホームタウンとして活動する三重県支部の強豪、そして春の全国大会三重県支部代表の津ボーイズさんと最終日ベスト4をかけての対戦。鯖江ボーイズさんが前門の虎なら、後門の狼は津ボーイズさん。互いに1試合を戦った後ではあるが、津ボーイズさん大応援団の声援が球場にこだまする。完全アウェイの中、13:34にプレーボール。

先攻の愛知尾州先頭の和田が、フルカウントから左側頭部にデッドボール。大事をとって臨時代走はルールにより森川。福田も動揺する津ボーイズさん先発投手からフォアボール、前田キッチリ送りバントで、四番富川はファウルで粘ってフォアボールで初回からワンアウトフルベースのチャンス。しかし五番栗原は、浅いレフトフライ。六番初祖は、空振り三振と先制点ならず。人数では、負けるが、声援では負けていない。愛知尾州応援団の歓声がため息にかわる。

先発栗原は、快調に四回まで43球の打たせてとるピッチング。リズム・テンポよく味方の援護を待つ。攻撃陣は、立ち直った津ボーイズさん先発投手の緩急投法の術中にはまり、やはりゼロ行進。早いテンポで進んだグランド整備後の五回に試合は動く。先取点は津ボーイズさん。先頭打者のヒットを足場にツーアウトから九番打者にタイムリー、大応援団がフル稼働、互いに欲しかった先制点は、津ボーイズさんのスコアボードに記される。

愛知尾州の反発心も負けていない!六回先頭前田がデッドボール、富川セカンドフライの後にすかさずスチール、タイミングは微妙ではあったが、わずかに早く盗塁成功。栗原三振の後に打席の初祖が勝負強さを発揮して打球はセンター右に。前田が全速力でホームを駆け抜け同点、試合は振り出しに戻る。

その後両軍ともに決め手を欠き延長戦に突入。愛知尾州は六回から初祖を投入、被安打2の無失点。対する津ボーイズさんもリリーフ投手が八回をランナーを出すものの切り抜けて、規定によりタイブレークに突入する。

先攻の愛知尾州は、三塁富川・二塁大脇・一塁初祖とランナーに出てワンアウトから打席にはキャプテンの廣田。粘った6球めを叩くと、中間守備の三遊間を鋭い打球が抜けて、富川・大脇がホームイン。ついにこの試合初のリードを奪う。続く津田のピンチヒッター池口の打球は、しっかり振り抜きやはりショートへセカンド転送し廣田フォースアウト。しかしこの時に廣田のプレーが守備妨害とされ、協議の結果打者の池口もアウトとなり、初祖のホームインは認められずに2点のリードで津ボーイズさんの攻撃にうつる。やはりワンアウトフルベースからの九回裏、この回から登板の二村の投球に、津ボーイズさん四番打者の打球はレフト初祖への飛球。タッチアップからの三塁ランナーはゆうゆうホームへ。レフト初祖からの送球を受けた前田は、飛び出した二塁ランナーを素早く追い込み挟殺プレーで刺して1点どまり。愛知尾州の勝利が決まり、死闘に決着のついた瞬間であった。二塁ランナーを冷静な判断で刺した前田のプレーが光った。

ベンチ入り20人のうち14人をつかい勝利した愛知尾州藤川監督、層の厚さを再認識させられた一戦であった。中日本大会は三日間開催。優勝の栄冠を獲得するには、もう一日、2試合を戦うことが必要、疲れもあるだろうが乗り切ろう!ようやく頂上がみえてきた!(W)


2013年5月4日(土) 2回戦 愛知尾州ボーイズ○8-2●鯖江ボーイズ
愛知尾州 先制、中押し、だめ押しで鯖江ボーイズに圧勝!
初祖-栗原-二村の継投
福田 猛打賞!3安打2打点!
つなぎの森川、犠打に好守!


【勝】初祖【ホールド】栗原
【二】富川、栗原、初祖
【犠】前田、 森川


 第62回式年遷宮が行われる伊勢神宮さん。20年に一度の大きなイベント、1200年の歴史の重さを感じる。その伊勢二見の宿舎をAM6:15に出発。昨日と同じ津球場に7:30に到着、昨日桜丘中学ボーイズさんを接戦の2-1で退けた福井県支部の春の全国出場チームである鯖江ボーイズさんと対戦。三年前の中日本大会は、愛知尾州の勝利。昨年の春日井市長杯大会は、鯖江の勝利と1勝1敗、どちらに凱歌があがるのか。

初回先攻の愛知尾州は、ワンアウト後に福田のレフト前ヒット、手堅く前田に送らせて四番富川の打席を迎える。期待に応えてライト線にタイムリーツーベースで福田ホームイン、さらに二回は、廣田のセカンド強襲内野安打、津田のレフト前ヒット、森川のバントは、投手正面で三塁封殺、和田も三振でチャンスもツーアウト、ここで好調福田がタイムリーで1点、さらにエラーもからんで1点と3-0とリードを拡げる。

先発は初祖。初回ツーアウトから連続ヒットのピンチにも動ぜず五番打者を三振て抑えて無得点、二回・三回と三者凡退で愛知尾州に主導権をもってくる。迎えた四回に富川のエラー、初祖の悪送球でノーアウト一・二塁のピンチ、さらにヒットで満塁の場面を迎える。鯖江ボーイズさん六番バッターはファーストゴロ。今度は富川ガッチリおさえて本塁封殺。続くバッターの打球は、ライト前へ。森川は落ち着いて素早い処理でセカンドへ。ゆっくり間に合ってフォースアウト(記録はライトゴロ)。このプレーが鯖江ボーイズさんの攻撃をくい止めた。このピンチも2点で終わり、リードを保つ。

グランド整備後の五回は、ツーアウトランナー無しから栗原・初祖の連続ツーベースで追加点。鯖江ボーイズさんには、ショックの残る攻撃となった。そして六回には、津田のセンター前ヒットで代走は竹田。森川が犠打でつないで再び福田がピッチャー強襲するヒットで、竹田が俊足をとばして二塁から一挙にホームイン。前田デッドボールの後に富川タイムリーで福田ホームイン。さらにワイルドピッチの後に栗原のピッチャー強襲ヒットで前田・富川が生還し、この回4点。試合の行方を決定づけた。

投げては、五回から栗原、最終回は二村と継投。とくに二村は、切れ味鋭い変化球で二者連続の空振り三振で締めくくり、昇格後の好調を維持。チームは午後からの準々決勝に進出した。

とくに二番つなぎ役の福田の3安打は、すべて得点にからみ、ラストバッターの森川は、進塁打・バントに徹して目立たないが攻撃陣では、福田に次ぐ活躍。さらに前述したが、守備でも鯖江ボーイズさんの流れを断ち切る送球があり、まさに守り勝ち!

準々決勝の相手は、やはり春の全国大会三重県支部の代表の津ボーイズさんに決まった。三年ぶりの優勝にむけて、また一つ階段を上がった。(W)


2013年5月3日(金) 1回戦 愛知尾州ボーイズ○10-1●大垣ボーイズ
愛知尾州 中日本大会三年ぶりの勝利!
12安打!10得点!コールド発進!


【勝】栗原
【二】富川
【盗】福田、初祖、前田3、竹田
【犠】森川

 
 中日本大会の舞台に戻ってきた愛知尾州。今年は愛知県西支部1位通過チーム、また春の全国出場という肩書きがついてきた。季節は春と夏のはざまの5月の大型連休、やはりこの時期に中日本大会に出場することは、一つのステイタス。三年前には、高松・宮津の左右の二本柱、小池・佐藤(大)の堅い守りの二遊間、安藤・伊藤(大)の鉄壁の外野を擁して、守って守って鯖江ボーイズさん、イースト三河ボーイズさん、伊勢ボーイズさん、桑員ブルーナインボーイズさん、四日市トップエースボーイズさんを撃破して優勝。チームに初のビッグタイトルをもたらしてくれた。しかしそこから出場できずに雌伏三年の時を過ごして、大暴れが期待できるチームとなって戻ってきた。

大型連休も後半戦に突入、うっすら汗ばむ季節となった。おもえば1月の志摩キャンプ、2月~3月の多くの練習試合、東邦ガス大会まで好天、全国大会の三回戦からスポニチ大会の2日目までが雨中戦などがあったが、総じて天気には恵まれたこの世代が、6個めのタイトルを目指して愛知尾州ボーイズとして三年ぶり5度目の出場となる。

公益財団法人 日本少年野球連盟の中日本ブロックの7つの支部予選を勝ち抜いた中学部の32チームが安濃球場での開会式。平成22年尾州ボーイズ、平成23年東海チャレンジャーボーイズ、平成24年愛知瀬戸ボーイズと愛知県西支部のチームが三連覇。支部の名誉のためにも、また来年の愛知県西支部の出場枠維持のためにもてっぺんが、ほしい!

津球場に移動してきた愛知尾州の相手は、岐阜県支部の大垣ボーイズさん。昨年秋の公式戦、中日本ブロック選抜大会は関ボーイズさん。神宮奉納中学生三重大会は、岐阜ビクトリーボーイズさんと岐阜県支部のチームに初戦敗退をきっしている。その時のお返しをきっちりしていきたいものである。

珍しく後攻の愛知尾州の先発は栗原。まっさらなプレートを踏んでAM10:42プレーボール!真っ直ぐがきれて先頭打者を空振り三振、二番打者には、ライトへ当たり損ないのヒットをゆるすが、盗塁を企てた打者走者を前田がキッチリ刺した。このプレーが大垣ボーイズさんの足攻を封じ込め展開に大きく左右したと言っても過言ではない。さらに三番打者もストレートで空振り三振と上々の立ち上がり。

攻撃陣は初回から火を吹く。和田凡退の後、福田ライト前ヒット、前田じっくり選んで四球のチャンスに四番富川のレフトセンター間ツーベースで福田ホームイン。栗原チャンスにファーストファウルフライでツーアウト。六番初祖は、おいこまれたがセンター前にクリーンヒット、前田・富川生還、さらに初祖盗塁の後に廣田のレフト前へのタイムリーで4点の先取となった。あざやかな先制攻撃。愛知県西支部一位通過チームの意地をみせた初回であった。

二回の栗原がピリッとしない。先頭打者をフォアボール、続く打者にセンター前ヒット、ダブルプレーでツーアウトにこぎつけたものの、下位打線にタイムリーをあびて1点を返される。点をとった後に失点するパターンが多くなっており、このあたりが課題か?しかし最少失点に抑えるあたりは、さすがと言える。

その後愛知尾州は、三回に前田からの攻撃、栗原タイムリー、廣田の今度は、ライトへのヒット、玉置のタイムリーに森川の目立たないがキッチリとランナーを進める犠打が、和田のタイムリーをよんで5点のビッグイニング。四回には、富川のタイムリーでついに二桁10得点となり優位に試合を進める。

投げては、栗原はランナーを出すものの四回ツーアウトまで1失点。リリーフは、この日登録されたばかりの二村(和)。3ボールとなり心配されたが豪速球でショートフライに抑え、久々のマウンドを楽しむ。最終回は初祖が登板。わずか8球で三者凡退。規定による5回コールドで見事に中日本大会に三年ぶり出場の初戦を飾った。これで公式戦は、この世代は一昨年11月の一年生大会以来、節目の30勝め(6敗)。明日もこれで試合ができる!勝利を積み重ねたその先には、新しい頂きがみえてくる。(W)


第18回スポーツニッポン旗争奪東海大会

2013年4月13日(土) 決勝 愛知尾州ボーイズ○7-4●愛知瀬戸ボーイズ
愛知尾州 東邦ガス大会に続き優勝!

互いに100球を超える力投!
愛知県西支部の大会では4大会連続優勝



【勝】初祖
【本】栗原(7回)【三】福田【二】前田、富川2
【盗】和田、森川
【犠打】前田、大脇


 この大会、連覇を狙う愛知瀬戸ボーイズさん。毎年勝ち上がってくるのはさすがである。失点は当たり前で、こちらはそれ以上に得点すること。いざ勝負!

先攻、愛知尾州ボーイズ。1死後、四球のランナーを前田が送ると栗原タイムリーでこの回まず1点。取れる点は取っておく。しかしその裏、先発初祖は先頭打者にヒット、次打者に送られるとタイムリーを浴びこちらも1点。互いにキッチリと点を取る。

2回、森川が死球で出塁。2死後、1番和田もヒットで出塁すると、2番福田、3番前田、4番富川の連続タイムリーで一挙4点。3回も再び死球で出塁した森川が生還し、序盤で6-1と試合の流れをこちらに呼び込む。

しかし流れがこのまま続くはずもなく、3回裏、先頭打者にヒット、盗塁を許したあとタイムリーで1点。1死から2者連続四球で満塁にすると、2点タイムリーで計3点。その後、初祖は気持ちを切り替えたのか、後続を抑え打者1順ながらも何とか3失点で食い止める。3回終了で6-4、まだわからない。ベンチはこの展開を予想はしていたが、とにかく追加点がほしい。

4回からはにらみ合い。互いに0が続くが、ところどころで個人の勝負が見られた。力投する初祖に答え、ファースト富川やセカンド廣田の好プレー。毎回のようにヒットは打たれるものの、絶対に点をやらない気迫が伝わってくる。もちろんそれは愛知瀬戸ボーイズさんの守備陣も同じで、すばらしいプレーがいくつも見られた。

最終7回、先頭富川の打球もサードの好プレーでヒットにならず。2点リードしているものの、このまま終わるのは非常に厳しい…と思っていたところ、栗原の打球はライト頭上に舞い上がり、「入れっ!」の声とともにフェンス越え。欲しかった大きな追加点がここで入り3点差とする。

最後の守り、すでに100球を超えた初祖。2死二・三塁とするも最後の打者を空振り三振に。またひとつ、勝ち星を増やしてくれた。

大会中、試合ごとに波はあったが、常に結果を残してくれた選手達。決しておごらず、今後もひたむきな姿勢で挑んでもらいたい。(Y)


2013年4月13日(土) 準決勝 愛知尾州ボーイズ○9-3●愛知知多ボーイズ
愛知尾州 愛知知多ボーイズに鮮やかな逆転で決勝進出!
栗原 96球完投!
福田 逆転タイムリースリーベース!
富川 豪快に長打2本!
森川・玉置・廣田の左三銃士で4安打、3盗塁、1犠打、9出塁、5得点!



【勝】栗原
【三】福田2【二】富川2、廣田
【盗】和田2、森川2、玉置
【犠打】前田3、廣田、和田


 一年生大会から通算すると5度めの対戦、直近は東邦ガス大会決勝戦。3-0と勝ちはしたが、先週の土日の試合内容から一抹の不安を抱えてのスタートとなる。季節は桜から新緑の時期に移行、快晴・微風の絶好のコンディションの武豊運動公園野球場でスポニチ大会の準決勝~決勝が行われる。

第一試合に登場の愛知尾州は、またまた先攻をひき先頭和田が死球、福田のショートゴロエラーの一・二塁に前田がキッチリと送りバント、富川ショートゴロで和田本塁封殺、栗原は、センターへのライナーで無得点。二回は、森川、廣田の内野安打がでるが和田の一振りは、いい当たりのピッチャーゴロ。ここも無得点。しかしベンチの思いは、いい当たりがたまたま野手の正面をついたとの解釈。泰然自若。メンバーの調子は上向きと判断、じっくりかまえる。

先発の栗原は、初回・二回と愛知知多打線につかまり1点づつをゆるす。しかしランナーを背負うが、最少失点で試合は壊さない。

三回、愛知尾州は先頭福田がレフトセンター間スリーベース。前田のスクイズが決まり、まず1点。四回は、玉置、廣田の連続死球のツーアウトから再び福田がレフトセンター間への逆転のタイムリーとなるスリーベース。さらに前田の技あり軽打のセンター前タイムリーで3点と試合をびっくり返す。三回・四回と栗原は、球数を減らしランナーを出すが抑えてペースをつくる。

五回、廣田の2点タイムリーツーベース、六回は富川のレフトオーバーの豪快な打棒爆発のタイムリーツーベース、七回は森川の内野安打・盗塁を足場にエラーもからめて和田のスクイズ、前田のタイムリー内野安打と着々と加点し、合計9得点。栗原は終盤1失点も味方の大量点に最後まで投げきり、96球完投でスポニチ大会、初の決勝進出を決めた。

この試合は、全国大会(3/26)の二回戦の鹿沼ボーイズ戦以来となる好天の空。やはり愛知尾州には快晴の空が似合う!純白のユニホームを土いっぱいにするプレーが似合う!曇天の空で迎えた先週は何か不安が残ったが、今日の愛知知多戦、前田の三つの犠打が、目立たないが大量得点の発火点になったのは間違いない。いよいよ愛知県西支部の大会、4大会連続優勝に王手!相手は、第二試合の結果でこれまたスポニチ大会三連覇を狙う愛知瀬戸ボーイズさんに決まった。(W)


2013年4月7日(日) 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○7-5●刈谷セントラルボーイズ
愛知尾州 刈谷セントラルボーイズ下してベスト4進出!
勝つには、勝ったが反省点ばかり!
富川 レフトオーバー1号ソロ!



【勝】栗原【セ】初祖
【本】富川1号(5回1点)【三】栗原【二】富川
【盗】和田2、初祖、森川2
【犠打】前田、福田【犠飛】初祖


 三年ぶり5回めの中日本大会出場を決めた愛知尾州は、ベスト4をかけて刈谷セントラルボーイズさんと対戦、天気の影響で今日は1試合のみとなる。

夜半の雨から試合会場が鶴弥グランド→IHIグランド→半田球場と変更になり、多少はモチベーションの維持がむつかしかったのか、今日の試合は内容がイマイチ。いやイマサンくらいのものであった。

グランド担当の愛知知多ボーイズさんの関係者さんが半田球場グランドを仕上げていただいた。また愛知尾州控え選手の小林・二村(和)・高橋の三名が早く到着し整備の手伝いをしてくれた。試合ができる環境にしてくれた皆さんの労力があったことを、ベンチ入り選手は知っておいてほしい。

パラパラと降り出した雨の中、11:54にプレーボール!また先攻をとった愛知尾州は、制球定まらぬ刈谷セントラルボーイズさん先発ピッチャーから和田がフォアボール、すぐさまスチールで二番廣田は、引っ張ってファーストゴロ、キッチリと進塁打の仕事をしてくれた。このチャンスに三番前田は見逃し三振。四番富川フォアボール、五番栗原はいい当たりのファーストゴロ、先制ならずも よい形はできた。

先発栗原がピリッとしない。一番打者にストレートのフォアボール、二番打者に送りバントで二塁のピンチに三番打者にショート強襲レフト前タイムリーをあびて先制を許す。基本どおりのキッチリした野球を刈谷セントラルさんに展開される。

反撃の愛知尾州は、二回にワンアウト後に福田のセンター前ヒット、森川もライト前へのヒット、この時一塁ランナー福田のスタートが遅れる。続く九番大脇の送りバントは、ピッチャーに捕られ福田三塁封殺、和田もセンターフライで得点ならず。とられた後に追いつきたかったが走塁・バントと記録に表れないミスが二つもあればなかなか得点は難しい!

二回裏を栗原が立ち直って10球で三者凡退にきってとると、三回表に愛知尾州にはチャンスが訪れる。二番廣田の死球、三番前田の送りバントがキッチリ決まると四番富川は、ライト前にヒット、当たりが良すぎて廣田三塁ストップ。五番栗原は、藤川監督のアドバイスをうけてレフトオーバーのタイムリースリーベース。廣田・富川生還で逆転!さらに初祖のセンター前タイムリー、盗塁、福田の送りバントのツーアウト三塁から森川のタイムリーセカンド内野安打、ピンチヒッター玉置フォアボールのさらなるチャンスに和田の一打は、レフト前へ三塁コーチ小野の判断は、二塁ランナー森川を突っ込ませるがゆっくりアウトでチェンジ。当たっている次打者廣田を考えれば満塁でよかったのではと思わせる場面であった。その後の四回愛知尾州は、富川タイムリーツーベース、その後のノーアウト三塁で栗原は、レフト後方へのフライ。誰もが前田が生還と思ったが飛びだしており点にならず。三塁ランナー・三塁コーチの意思疎通がなっていない!初祖の犠牲フライで前田が生還できたものの栗原の際に点をとらないといけない場面であった。四回表終了で6-1とリードとなる。

この点差で気持ちが緩んだとは思えないが、四回裏の刈谷セントラルボーイズさんの攻撃前のボール回しに精彩がなく雑なプレーに終始。4安打・1四球で2点を返される。雨空同様に試合の雲行きがおかしくなって四回終了で6-3でグランド整備にはいる。

五回、栗原から南谷への交代、しかしストレートのフォアボールでたちまち初祖にリレー。ショートライナーダブルプレー、ライトフライで抑える。六回先頭富川のレフトスタンドへのホームランでようやくトドメをさしたかに思えたがまだもつれる。

六回刈谷セントラルボーイズさんの代打攻勢で1点、最終回はツーアウトランナー無しから粘られたあげくに、エラーが出て1点。2点差に迫られ満塁のピンチをしのいで7-5で何とか逃げ切ったというスポニチ大会準々決勝であった。これで最終日の準決勝に進出となった。

この試合、6点をとったあたりから安心したのかモチベーションが低下したと多くの人たちが感じていたと思われる。今日の勝利は、全国出場という看板で勝てたようなもの。次のステージでは、通用しない。確かに3月からのハードなスケジュール、疲れもピークかもしれないが明日から始まる中学校最終学年の学校生活も含めて、もう一度昨年秋の新チーム結成時の気持ちを想い出して次戦の愛知知多ボーイズ戦に臨もう!(W)


2013年4月6日(土) 2回戦 愛知尾州ボーイズ○2-1●愛知知立ボーイズ
愛知尾州に三年ぶりの中日本大会出場権!
愛知知立に1点差 逃げ切る!
和田 先制犠牲フライ!前田 追い打ちタイムリースリーベース!
栗原 苦しみながらも1失点でしのぐ!
初祖 セーブ!最終回三者三振締め!



【勝】栗原【セ】初祖
【三】前田【二】和田2
【盗】森川、廣田
【犠】和田


 先週の一回戦が刈谷球場、この二回戦が熱田球場とアマチュア野球のメッカとも言える素晴らしい球場でプレーができる。振り返ってみれば、この世代は、一年生大会は瑞穂球場でも戦った経緯がある。くじ運もあるが高校野球でも使用される球場でプレーできるのは、大変光栄で幸せなこと、前向きなマインドがそういう方向にもっていくということ、偶然ではなく必然

試合は、今にも泣き出しそうな曇天の空の下、練習試合・公式戦を通じて初の対戦となる愛知知立ボーイズさんとの中日本大会出場権とベスト8かけた一戦。東邦ガス大会準々決勝の愛知津島ボーイズ戦、先日の名古屋緑ボーイズ戦とじっくりと偵察されているがおかまいなし!満開だった桜も散り際となり、外野スタンドを取り巻く桜の木から低気圧接近中の南風が花びらを球場にはこんでくる桜吹雪の中、予定より早い8:29にプレーボール!

先攻の愛知尾州は、先頭和田がレフト線へのツーベースで出塁、二番廣田はファーストへのフライ、三塁に送れず、前田・富川凡退で無得点。これが苦しい試合の幕開けとなる。やはり何がなんでも二塁ランナーを送るバッティングをすることが必要!

愛知尾州の先発は栗原。初回は先頭にフォアボールのランナーはダブルプレーで防ぎ、二回ツーアウトランナー無しから下位打線につかまり満塁と攻めたてられるが、ここも三振で切り抜ける。三回ようやく愛知尾州にチャンス。先頭森川死球のノーアウトランナー一塁に九番玉置は、送りバントを試みるがサードへのフライ。あたっている和田の前にスコアリングポジションにすすめたいというベンチの思惑に結果が反映されない。それなら森川の脚にと和田の際に盗塁、さらにキャッチャーの悪送球で一気に三塁を陥れる。和田は、ここでセンターへの犠牲フライ。森川生還でノーヒットで先制となる。さらに廣田が第一打席の汚名返上でライト前にクリーンヒット、続く前田のレフト・センター間のスリーベースで追加点。ツーアウトランナー無しからのこの一点、大きな追加となった。

点が入れば動くのが試合の流れ。しかしここを抑えていけば尾州ペースに持ち込めるがそうは、いかない。愛知知立に追撃の一点が記録され、試合はわからなくなる。

四回も栗原は、ランナーを二人出すが何とか抑えて降板。4イニング64球、悪いながらも最小失点で五回から初祖にマウンドをゆずる。攻撃陣は、愛知知立先発サイドスロー投手を打ちあぐね、四回は三者凡退、五回は森川バントヒットを狙うが投手の好フィルディングに間一髪アウト。玉置ショートゴロエラー出塁も盗塁スタート悪く盗塁死。その後に和田のツーベースがでるという悪循環、廣田の弾丸ライナーは、ファースト真っ正面と追加点がとれない。六回・七回も点は入らず最終回裏に突入。逆に愛知知立は、六回先頭打者のツーベースを足場に一死一・三塁の大ピンチ。ここで九番打者の一打はライトへのフライ。森川 基本に忠実に後ろから捕球し渾身の力で中継の廣田に送球、三塁ランナー動けず。初祖は、続く一番打者をキャッチャーファウルフライで打ち取り最大のピンチ脱出!最終回初祖は、愛知知立さんの二番からの好打順も三者連続三振の仁王立ち。この瞬間に愛知尾州ボーイズの三年ぶり5回めの中日本大会出場の決まった。

苦しい試合となったが調子があがらないながらも試合をつくるということが出来たゲーム、経験を積んできた証拠。ところどころにミスは、あったがこれを糧にして次につなげる。済んだプレーをひきづることなく切り替えていく、大事なこと。(W)


2013年3月31日(日) 1回戦 愛知尾州ボーイズ○9-1●名古屋緑シャークボーイズ
愛知尾州 コールドで二回戦進出!
再びの雨中戦、今度は、制す!
初祖ー南谷ー早川ーG山田の完封リレー!
森川 福田 津田の外野陣 好捕!反撃の芽断つ!



【勝】初祖【セ】G山田【ホールド】南谷
【二】富川
【盗】前田、森川2、大脇
【犠】玉置、大脇、和田


 全国大会から中三日、中日本大会出場権をかけたスポーツニッポン大会の開幕。全国大会に出場したからといっても中日本大会に出場できるわけではない。ベスト8に残って初めて参加の権利を得る!

天気予報に相反して、試合開始時間から雨が降ったり止んだりの悪天候。2試合連続の雨中戦、今度こその気持ちでプレーする!

今日もジャンケンに勝って廣田主将は先攻を選択。小雨の中、9:49にプレーボール。打線変更の新一・二番の和田、廣田が思いもかけずに連続三振てツーアウトの後、前田のレフト前クリーンヒット、盗塁と悪送球の間に三塁へ進塁、四番富川がやはりレフト前にタイムリー、ツーアウトランナー無しからの得点で名古屋緑さんには、ダメージの残る先制点となった。先発は初祖。少しぬかるんだマウンドを気にして先頭打者にフォアボール。送りバントで一死二塁のピンチも三番打者をセンターフライ、四番打者をライトのファウルフライと無難な立ち上がり。

二回、愛知尾州は森川死球で盗塁。悪送球の一死三塁のチャンスに玉置タイムリー、三回は富川四球でパスボールの一死二塁に好調を維持の森川のライト前クリーンヒットのタイムリーで一回から三回まで1点づつどはあるが着々と加点する。投げては初祖が二回・三回を三者凡退、速球・変化球ともにさえわたる。迎えた四回の愛知尾州は、八番サードスタメンの村上が振り抜いてセンター前クリーンヒット。九番玉置の送りバントは、相手守備陣のエラーをさそい一・二塁、和田のあたりは、サードへのゴロでそれぞれ進塁。廣田のレフト前ヒットで二者生還、前田セカンドフライ凡退の後、富川のレフト・センター間のタイムリーツーベースで廣田を還してこの回3点、都合6点のリードとなった。

四回からは公式戦初登板の南谷。雨・ぬかるんだマウンドも関係なし!投げられる楽しさが全身からあふれ、名古屋緑さんの二番からの好打順も見逃し三振・ピッチャーゴロ・ピッチャーライナーとわずか9球で三者凡退。スリークウォーターから繰り出す速球・変化球に気持ちがはいったナイスピッチング!栗原に続く二本めの左腕の柱ができた。

五回の愛知尾州は、ピンチヒッター竹田のフォアボールを足場に森川の好走塁、エラーをからめて3点で合計9得点となり試合の行方を決定的にする。あとはコールドであれば1イニング、南谷にかわり東邦ガス大会の決勝以来の登板の早川がマウンドへ。悪条件は一緒だが、気になるのか制球定まらず、高めにういたところを連続ツーベース、堅い守りで得点を許さず。最後はG山田が登板し1球セーブ、全国大会後の初戦を見事に9-0で勝利した。この一週間タイトなスケジュールの中、よく踏ん張ってくれた。これで一息、次は4/6のVS愛知知立ボーイズ戦となる。

この試合、コンディションの悪い中、初回の森川、三回の福田、五回の津田と外野陣の目立たないが好捕が相次いだ。出塁させればピンチとなった場面、素晴らしい守りであったことを付け加える。中日本大会出場にあと一つ、全力で権利をとりにいこう!(W)


第43回日本少年野球春季全国大会
2013年3月27日(水) 2回戦 愛知尾州ボーイズ●0-1○龍野ボーイズ(兵庫)
愛知尾州 雨中戦わずかに及ばず!
龍野ボーイズにサヨナラ負け!
緊迫の投手戦、初祖に援護点なし!
この経験 次に活かそう



【敗】初祖
【盗】栗原、玉置、森川
【犠】福田、初祖


 一夜明け、愛知県の代表チームは愛知尾州ボーイズのみ。愛知知多さん、岡崎葵さんと揃って敗退、何としても今日の戦いに勝ち開会式会場の大田スタジアムに戻ることが最低の目標!

昨日と同じく俣野公園野球場・横浜薬大スタジアムに午前8:18におりたった愛知尾州ナインは、入念なアップの繰り返し。それにしても天気の急変は予想外。小雨模様の中、気持ち切らさずにモチベーションを保つこと。これが大事!

相手は兵庫県支部代表の龍野ボーイズさん。ボーイズの本場 関西地区の代表チーム。ともに昨日の一回戦を勝っての対戦、大田スタジアムへの切符は一枚。

いつものように先攻の愛知尾州は、先頭和田がレフトへのクリーンヒット。続く福田が初球をキッチリと送りバント、リズム良くチャンスメイク。前田はセカンドゴロの進塁打、富川の打席にかけるが残念ながら力勝負は、空振りの三振で無得点。龍野ボーイズさん先発の本格派右腕投手の速球が疾る。愛知尾州先発の先発初祖も負けてはいない! 昨日の一回戦にリリーフで調整登板。雨模様のコンディションの中、緩急をつけた投球が冴えて三者凡退。初回はほぼ互角の立ち上がり。悪天候とは、裏腹に両チーム無得点でおえる。二回愛知尾州は、栗原が打撃妨害出塁、盗塁・内野ゴロで一死三塁のチャンス。玉置は前進守備のショートへのゴロ。栗原突っ込むも正確な送球でタッチアウト、先制ならず!三回裏、龍野ボーイズさんにチャンス。下位打線の七番打者がセンターへのツーベース、八番打者の際に飛び出し前田-和田-大脇と挟殺プレーでワンアウト。続く打者も打ち取りツーアウトランナー無し。九番も打ち取り、さあ攻撃にとベンチも雨の中応援の父兄席も思ったが、 そうは問屋が卸さない。九番打者がセンターオーバーのツーベース、一番敬遠、二番勝負が裏目でフォアボール。一転二死満塁のピンチに打順はクリーンアップに回る。そこで投じた初祖 渾身の一球は、高々とあがったサードへの飛球。大脇がガッチリと捕球しスリーアウトチェンジ。これが全国大会!

序盤三回を終えて両軍無得点。試合開始時からの雨は依然降り続く。愛知尾州は、四回・五回三者凡退、龍野ボーイズさん先発投手のエンジンが全開となるが、球数はこの2イニングで37球。じわりじわりとボディブローで追い詰める。逆に龍野ボーイズさんは、四回ツーアウトから死球のチャンスにまたも下位打線七番打者がレフト線にツーベース。一塁ランナー長駆ホームインかとおもわれたがぬかるんだグランドに脚をとられ三塁どまり、ここも初祖が踏ん張り三振でしのぐ。そして迎えた六回表の攻撃。強くなった雨の中、九番キャプテン廣田がじっくり見極め四球。 久々のチャンスに応援席がわきかえる。ここでたまらず龍野ベンチはタイムをとり、内野陣と監督が集まる。これが効いたか和田・福田と連続の内野フライ、ツーアウト後三番前田のライト前ヒットにスタートをきっていた廣田は、一気に三塁へ進塁。迎えた四番富川3ボール2ストライク後の7球目は、一・二塁間への打球。雨で湿ったグランドに打球が死ぬ。内野安打であれば廣田生還も富川も湿ったグランドに脚をとられて一瞬及ばずアウト。チャンスに得点ならず!これぞ全国大会!

そして六回裏に守備につく愛知尾州ナインに審判団よりベンチに戻るように指示がでる。水の浮き始めたグランド状況からの判断、11:10から中断となる。大会本部の説明は、アメダス情報からこの雨が止むと判断されシートをかけて状況を見守る。大会関係者・両チーム関係者の祈りか通じたか、12:20過ぎに雨があがると大会運営にたずさわる横浜北都ボーイズの選手たちの水とりから土入れで13:05過ぎにグランドでのアップ再開となる。そして13:35に中断時間 2時間25分を経て再開となる。

六回裏龍野ボーイズさんの攻撃は、一死後の四番・五番が連続ヒットで一・二塁のピンチ。後続をセンターフライで打ち取ったが、この試合大当たりの七番打者がレフトへ三本めのヒット。二塁ランナーが三塁をまわり両チームともに喉から手が出る程ほしかった先制点かと思われたが、ランナーがまたまた脚をとられ玉置から大脇にボール転送されてタッチアウト!三たびピンチをしのぐ!これも全国大会!

最終回、残り時間とも勝負。先頭の前の回から守りにはいった森川が絶妙の三塁前へのセーフティーバントヒット。初祖が送って一死二塁のチャンス。ここから龍野ボーイズさん先発投手の圧巻のピッチング。玉置をオール真っ直ぐで三球三振。代打の切り札津田も三振にきってとり万事休す。七回126球。 敵ながらあっぱれの投球であった。

残り時間が微妙となり、延長かタイブレークか龍野ボーイズさんの七回裏の攻撃にはいる。初祖は六回まで93球の投球数。待機時間にも気持ち切らさず最終回を迎える。先頭打者をショートへのゴロ、これを和田がはじいてランナー一塁。九番打者はキッチリ送りバントで二塁へ進塁、一番打者への4球めは少し高くういて、打球はセンター後方へ。代わった津田がグラブ差し出すがその上を越えて二塁ランナーホームイン。決着がついた瞬間であった。結果・経過について誰も責めることはない。全国大会に初めて歩を進めて初戦快勝、三回戦もがっぷり四つの緊迫した試合、全国に出場してくるチームというものを肌で感じてくれたことだろう。東邦ガス大会の準決勝の尾張ウイング戦、決勝の愛知知多戦、全国初戦の鹿沼戦。そして今日の龍野戦と、この4試合は緊張感は今までに経験したことのないものと推測される。これを経験できただけで今後に活かせる。

試合後に愛知県西支部田上支部長からも"結果は残念であったがまだ夏がある。夏に向かって頑張ろう!"とお言葉をいただいた。そのとおり!月末からは、中日本大会出場権のかかったスポーツニッポン大会の開幕となる。切り替えていこう!

今大会、とくに二日目。大会運営にたずさわっていただいた横浜北都ボーイズさん・横浜都筑ボーイズさん・横浜青葉ボーイズさんの皆さん、グランド整備から控え室などのご配慮をいただきありがとうございました。結果は残念でしたが、皆さんのあたたかいお気持ちが大変うれしく厚く感謝申しあげます。ありがとうございました。(W)


2013年3月26日(火) 1回戦 愛知尾州ボーイズ○12-1●鹿沼ボーイズ(栃木)
愛知尾州 全国初勝ち名乗り!
14安打!12得点!
和田 前田 富川 猛打賞!廣田 連続長打!
栗原-初祖-G山田で余裕の継投!



【勝】栗原
【三】廣田【二】和田、富川2、初祖、廣田
【盗】和田
【犠】栗原


 高校野球は一足先に春の選抜大会が3/22に開幕。ボーイズリーグの春季全国大会も本日3/26に、ここ大田スタジアムにて開幕。桜も開花し始めた関東の地で日本一をかけた争いが始まった。

春・夏を通じて初出場の愛知尾州は、廣田颯輔主将を先頭に北山謙太郎・川上陽平・福田大和・大脇涼雅・初祖晋太郎・玉置昂己・富川公貴・竹田健人・野依海斗・森川祐貴・和田成永・前田貴斗・栗原健・池口太一・津田崚平・村上遼・小野峻平・山田剛毅・早川謙一の20名が堂々の行進、スタンドから見守る父兄さん・スタッフの前で立派な姿を披露した。



"今ありて 未来も扉を開く 今ありて 時代も連なり始める"

春の選抜高校野球大会の大会歌の一節、新しい歴史をつくった愛知尾州ナイン、多くの先輩がたの想いのうえに今がある。そして次の世代にうけつがれる。

感激の開会式を終えて一回戦の会場の横浜市戸塚区の俣野公園野球場・横浜薬大スタジアムに移動、近くを通る国道1号線は、ご存知 箱根駅伝のコースで往路第三区・復路第九区の戸塚中継所である。駅伝同様につなぐ野球を展開してもらいたい。昨日の出発時からバス車内は、先日の東邦ガス大会の試合DVDがかかり、イメージトレーニングもバッチリ。さあ全国大会初勝利にむけて準備は万端!

初戦の相手は、栃木県支部代表の鹿沼ボーイズさん。レベルの高い北関東の代表チーム。栃木県支部は、予選が昨年11月に行われ、じっくりと準備期間をもち万全の状態といえる。また関東開催ということで優勝旗を関東へとの意気込みが関東地域のチームには、大きなモチベーションとなる。

少し肌寒い春風、暖かな陽光、桜前線の東上とともに関東初見参の愛知尾州が俣野公園野球場・横浜薬大スタジアムのグランドに姿をあらわし、スタンドには、3/25の深夜に夜をとおして駆けつけた控え選手と父兄さんの東邦ガス大会同様の大応援団が陣取る。定刻よりおくれてPM12:01にプレーボール!

先攻の愛知尾州は東邦ガス大会準決勝と同じスタメン、不動の一番和田が打席に入る。ねばった4球めを振り抜かれた打球は三塁線を襲う打球、あっという間にレフト線に達する二塁打。続く福田はショートへの打球、一生懸命走って内野安打、前田のバントは相手守備陣の乱れを誘い、やはり内野安打で和田先制のホームイン、富川のピッチャー返しは鋭くセンターに抜けて二者生還と幸先のよいスタートとなった。

先発は栗原。東邦ガス大会優勝に大きく貢献した左腕もやはり人の子か、いつものリズムがなく1安打3四球と乱れ1失点。さすがに全国に出場のチーム、ファウルで粘る鹿沼打線に苦しんだが満塁のピンチをしのぐあたりは、さすがといえよう。

二回愛知尾州はやはり打棒爆発。ワンアウト後の主将廣田からの綺麗な流し打ちツーベースを足場に和田、福田、前田、富川の中軸がたたみかけるなど5点のビッグイニング。さらに三回は、廣田のスリーベースから和田、福田、富川のタイムリーで加えて4点と大量12点。二回から何とか立ち直った栗原は、ランナー出すが後続を抑えて三回1失点で降板、四回は、打者二人を初祖、最後の打者をG山田が打ち取り見事に初の全国大会初戦を勝利で飾り、愛知尾州のまた新たな歴史の1ページを加えてくれた。

やはり初の全国大会、緊張もあったと推測される。前泊の遠征も初めてなら移動距離もハンパじゃない。それを克服してくれたのも精神力の強さ、どこからでも点をとれる そつない攻撃、関東のチームとの初の対戦、関東の地でゲームを行うのも初めて。いろんな不安要素は、戦前にあったが試合後は一掃となった。

とにもかくにも全国一勝!翌日に向けて弾みがついたのは間違いない。また明日も全国大会の雰囲気が味わえる。ありがたい。明日も俣野公園野球場が暖かく迎えてくれるはず。(W)


愛知尾州ボーイズ、気合十分!
春季全国大会を翌週に控えた愛知尾州ボーイズは、23日、尾西グリーンプラザにて壮行会を行った。
選手はもちろん、スタッフ、父兄さんも気合十分!グランドで思いっきり暴れてほしい。

予選を含め本大会に関係し、たくさんの方からのご祝辞、応援メッセージをいただきました。
ありがとうございました。

※2013年3月23日 尾西グリーンプラザにて


第43回春季全国大会支部予選兼第20回東邦ガス旗争奪東海大会

2013年3月9日(土) 決勝 愛知尾州ボーイズ○3-0●愛知知多ボーイズ
愛知尾州 東邦ガス大会 初制覇!

新チーム結成以来 愛知県西支部公式戦 13連勝!
三大会連続優勝!


【勝】初祖【セ】早川
【二】和田、福田
【盗】初祖

 "一位通過しかない!"

藤川監督の檄がベンチにこだました。全国出場を決めたとはいえ優勝と準優勝では天地の差がある。この試合も勝って、優勝旗をとってこそ価値ある結果となる。

決勝の相手は愛知知多ボーイズさん、この世代は一年生大会、毎日大会、ミズノ大会と公式戦で三度の対戦、2勝1敗がここまでの成績。この冬の成長を体感できる相手となる。当然、相手に不足なし!

いつものように先攻の愛知尾州は、和田がヒット出塁も後続打ち取られ三回までゼロ行進。投げては連投の初祖が快調にアウトを重ねる。三回までパーフェクト、愛知県西支部予選決勝は、たんたんと三回まで進む静かな序盤となった。

均衡が破れたのは四回。先頭和田がレフト・センター間ねツーベース、福田がキッチリ送りバント。前田のライト前タイムリーで先制する。初祖は、四回初めてのランナー背負うが要所を締めて五回を2安打・5三振60球で規定により降板、早川に優勝へのバトンを渡す。6回には、福田のレフト・センター間のタイムリーツーベース、富川のセンター前タイムリーと追加点がはいり、いよいよ優勝へのカウントダウンが始まる。

リリーフの早川は、6回ランナー二人を出して苦しんだが最終回は圧巻のピッチング。最後はセカンド池口がガッチリとゴロをおさえてウイニングボールは、富川のファーストミットへ。準決勝で決めた全国出場に続いて、東邦ガス大会初優勝の瞬間であった。








試合後挨拶のあと藤川監督の胴上げ、毎日大会、ミズノ大会に続く愛知県西支部の大会の三大会連続の優勝、この間愛知県西支部のチームには、公式戦13連勝を継続中、秋から冬の練習も実を結んだ。三月末からの全国大会の相手も栃木県の鹿沼ボーイズさんに決まった。また一つ壁を越えた。次の目標に向って踏み出す。そして支えてくれた周りの皆さん、ご両親に感謝の気持ちを忘れない、また明日から切り替えて次の課題克服に努めよう!(W)

2013年3月9日(土) 準決勝 愛知尾州ボーイズ○6-2●尾張ウイングボーイズ
愛知尾州 決めた!全国初出場!
延長9回タイブレークの死闘制す!
選手層の厚さ、粘り勝ち!



【勝】初祖
【三】津田、和田
【盗】竹田2

 先週から始まった第20回東邦ガス旗争奪東海大会兼第43回春の全国支部予選もいよいよ大詰め。今日、中学部2チーム、小学部1チームの愛知県西支部の代表が決まる。先週・先々週に比べ、グッと春に近づいた3/9の東邦ガス空見球場。中学部の準決勝第一試合は、Aブロックから勝ちあがった愛知知多ボーイズさんとBブロックから勝ちあがった春日井ボーイズさんの対戦。そして第二試合は、Dブロックから勝ちあがった尾張ウイングボーイズさんとそしてCブロックから勝ちあがった、我が愛知尾州ボーイズの対戦となる。それぞれの勝利チームが愛知県西支部の代表として3月末からの関東地方での春の全国大会に出場する。愛知尾州ボーイズ以外の3チームは、すでに全国出場の経験をもつが愛知尾州は、初のこととなる。またこの空見球場で公式戦を行うのも第12回大会以来8年ぶりのこと。さらにベスト4に進出したのは3年ぶりのこと。その時の準決勝、吉根球場で名古屋ファイターズボーイズさんにはね返されて悔しい敗退となった。その時のメンバーに現在4番一塁手をつとめる富川公貴選手の兄である富川涼平くん、控えの小池稔浩選手の兄である小池貢樹くんがいて悔しい思いをした!愛知尾州ボーイズの今までの多くの卒団生が越えられなかった壁にその思いものせて挑む!



第一試合は、愛知知多ボーイズさんの勝利、一足先に全国大会出場を決めた。愛知尾州も前夜の侍ジャパンに負けずに粘っていけるのか!

先攻の愛知尾州は、先頭和田が凡退の後、福田・前田の連続ヒットのチャンスに富川は、いい当たりのセカンドゴロ。残念ながら尾張ウイングボーイズさんの併殺網に引っかかり無得点。ここまで2試合、初回先制したが、この試合は違った展開となる。

先発は栗原。先週連投もここまできたら投げることが楽しい!愛知尾州に入団以来、二度の冬を越えて成長し大事な試合の先発を任された。苦手の寒さが緩んで、よく腕がしなる、腰がきれる、気持ちがはいる!しかし今日の最高気温20℃の陽気に暖かすぎたのか、先頭から二者連続三振の後にヒット・フォアボール・ヒットと二死満塁のピンチを迎える。いつもと違う、また経験したことのない緊張感・プレッシャーが襲いかかる。続く六番打者に何とストレートのフォアボールで押し出し、すかさず藤川監督がマウンドに初回からタイムをとり、ナインの緊張をやわらげる。後続の打者を三振に打ち取り最小失点で切り抜ける。その後2回から5回までは、立ち直り味方の反撃を待つ。

愛知尾州打線は、尾張ウイングボーイズさん先発の左腕投手攻略に苦しむ。ランナーは出すが速球・変化球の緩急をつけた投球にあと一本がでずに4回を0-1で折り返す。迎えた5回に一つめのポイントが訪れる。先頭9番のキャプテン廣田がファウルで粘り三振に倒れるが9球、和田も粘って7球めをライトフライ、福田も三振をきっするがやはり7球を投げさせ、合計23球。三者凡退も後々の展開をみれば価値ある攻撃であった。

1点をめぐる攻防でついに愛知尾州が追いついたのが6回、先頭前田の内野安打、ここで4番富川の送りバントはピッチャーへの小フライ。飛び出した前田をさそうとファーストへの送球がそれて一挙に前田が三塁へ。続く栗原の打球は、前進守備のセカンドへホームをついた前田が一瞬遅く、本塁憤死。前田もベンチも応援席も天をあおぐ。しかしここからが愛知尾州の真骨頂、初祖のレフト前ヒットで栗原はいっきに三塁へ。この大会当たりに当たる玉置がベンチ・応援席だけではなく今までの愛知尾州の歴史をつくった全ての人たちの気持ちをのせてはなった打球は、一・二塁間を抜けてライト前に。ついに同点に追いついた!この回まで尾張ウイングボーイズさん先発投手の球数は100球。粘りがよんだ同点劇となった。

しかしチャンスの後にピンチ有り。その裏、この試合、絶好調の尾張ウイングボーイズさんの三番打者がセンターオーバーのスリーベース。ノーアウト三塁の大ピンチ。そこから浅いライトフライ・ショートゴロ・ファーストゴロと堅い守りで三塁ランナー釘付け、よく守った!最終回は両軍無得点。これで栗原は降板。新チーム結成以来初の延長戦に突入する。

延長8回、一死後富川フォアボールで出塁、ここでとっておきの代走竹田はまず二盗。そしてさらに三塁へのスチール、尾張ウイングボーイズさんキャッチャーはすかさず三塁への送球、何とこれがそれて竹田ホームインでこの試合ようやく愛知尾州が勝ち越し。これで終わりかと思われた試合も尾張ウイングボーイズさんの全国出場にかける気持ちがもう一度、土俵際から引き戻す。二番手初祖が先頭フォアボールからピンチを迎え連打から同点に。さらにサヨナラのピンチを迎えるが練習に練習を重ねたけん制で二塁ランナーをさして、ここも最小失点で踏ん張り、試合は延長タイブレークに突入。

9回表、一死満塁からここで代打の切り札は津田。出番を待ちに待った津田の一振りは、センターオーバーのスリーベース。三人のランナーが一挙に生還、さらに和田にもレフト・センター間にスリーベースが飛び出し津田生還、4点のリードで尾張ウイングボーイズさんの攻撃にうつる。

やはり一死満塁から初祖の初球は、一塁線を襲うライナー。川上懸命にグラブを差し出しキャッチ、飛び出した一塁ランナーよりわずかにら早くベースタッチ。愛知尾州ボーイズの全国大会初出場の決まった瞬間であった。

苦しい、本当に苦しい試合をものにした、まして全国のかかった試合、勝つことより相手より全国に行きたいという気持ちがまさったナイスゲーム、きっと関係者の中にも長く記憶される試合、全国出場おめでとう!(W)

2013年3月3日(日) 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○9-2●愛知津島ボーイズ
愛知尾州 連続コールドでベスト4進出!
栗原 完投!5回8奪三振!2失点!
福田・玉置 全打席出塁!



【勝】栗原
【二】玉置
【盗】和田、玉置、大脇

 初戦の二回戦、東名古屋スターボーイズさんを退けた愛知尾州は、引き続きトヨタ健保グランドにて来週の最終日準決勝進出に向けて愛知知立ボーイズさんを第一試合で退けた愛知津島ボーイズさんと対戦、最終日のベスト4をかけての戦いとなる。

この試合も先攻をとった愛知尾州は、和田のライト前ヒットを口火に福田フォアボール、前田の初球送りバントで二・三塁のチャンスに四番富川のセンター前タイムリーで二塁ランナー福田も生還で早くも先制、その後も栗原ライト前ヒット、初祖も逆らわずにライト前にタイムリーヒット、玉置デッドボールをはさんで大脇がセンター前に2点タイムリーヒット、二回戦に続き初回にビッグイニングの5点がスコアボードに記される。先発は、二回戦同様に栗原、テンポのよい投球で7球で三者凡退でほうむりさる。

二回愛知尾州は、追加点、福田・前田・富川の三連打のチャンスに初祖の押し出しフォアボール、この日絶好調玉置がまたしてもセンター前タイムリーヒットで二者を還して3点、二回表を終わって8ー0とリードを広げる。しかし突如、栗原が乱れる。二回愛知津島さんは、先頭打者から三連打とスクイズで2点を返す。二回戦愛知知立さんに逆転勝利した粘りがここで展開される。点差は、あるが油断禁物。

その後三回・四回と両軍ゼロ行進、迎えた五回、先頭の玉置がまたまたまた測ったようにレフト・センター間へのツーベースヒットで出塁、大脇が初球を丁寧に送りバント、とっておきのピンチヒッター津田が豪快に初球を打ち返すとセンターへの大飛球、玉置タッチアップから生還しコールド対象の9点めが記録される。その裏栗原は、下位打線とはいえ愛知津島さんの代打陣を三者三振で討ち取る見事な投球で愛知尾州は、最終日の準決勝進出を決めた。

この日の2試合、尾州グランドにて練習中の一年生も急きょ応援に、全国予選を戦う上級生を間近に観て、公式戦の一球の大切さを学ぶためにジュニアの佐藤監督が提案、二年生父兄さんとの合流で大応援団となった。おかげさまにて、その応援がベンチに届いて登録選手には、励みなったことと思われるし、またいつも以上の力を出す原動力になった。本当にありがたいことである。さらにベンチに残念ながら入れなかった二年生がボールボーイを務めてくれた。また試合途中のグランド整備には、一年生が手をかしてくれた。

ランナーコーチをしてくれた一塁の北山は、大きな声でボールの所在をランナーに伝え、三塁の小野は、この日の二塁ランナーをワンヒットで生還させること三度、適確な判断が大量点に結びついた。ベンチ待機の南谷は、監督・コーチの指示を守備位置に伝え、一塁ベースコーチまでランナーに出た選手のエルボーをとりに何度往復してくれたことだろうか。出場選手は、多くの仲間とともに戦っていることを忘れず感謝の心を持てば、悲願により近くなることは必定である。

さああと一週間、楽しい一週間にしよう!(W)

2013年3月3日(日) 2回戦 愛知尾州ボーイズ○12-1●東名古屋スターボーイズ
愛知尾州 先制攻撃決まった!ベスト8進出!
和田・福田の新一・ニ番が機能し大量点に!
栗原-初祖-早川-G山田のリレーで失点1!



【勝】栗原
【本】福田1号(3回1点)【三】栗原【二】和田、福田、玉置、前田2、初祖
【盗】廣田

 弥生三月、春を呼ぶ風物詩といえば、各地域に根ざしたものが多くある。尾張地域であれば、稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮神社)の裸祭り、奈良県であれば東大寺のお水取り、またスポーツであれば、選抜高校野球の開幕、プロ野球のオープン戦、サッカーJリーグの開幕など、愛知県西支部のボーイズ関係者であれば、やはり全国予選を兼ねた東邦ガス大会の開幕!

今年は、3/2(土)に開会式~一回戦となった。愛知尾州ボーイズは、初日の試合がなく二日目の3/3(日)のトヨタ健保グランドから登場、例年弥富高校さんのグランドというのが続いていたが今回は、ここトヨタ健保グランドで二回戦~準々決勝を戦う。昨年12月の第三回心のふるさとお伊勢さん大会以来の公式戦、多くの練習試合を2月にこなし、ベンチ入りサバイバルを勝ち抜いた20名の選手たちには、3月といっても少し肌寒いコンディションを克服することが第一歩となる。先週まで重ねてきた2月からの練習試合、課題をもって取り組んできたと確信する。

初戦の相手は、昨日の一回戦を堅守で勝ちあがった東名古屋スターボーイズさん。昨年10月のミズノ大会準決勝の再現、その時愛知尾州は、1ー6の劣勢からの逆転で14ー6と圧勝、そこから4ヶ月互いに冬を越しての成長の証しを見せられるのか、定刻より少し遅れての12:08にプレーボール。

先攻の愛知尾州は、不動の一番和田が東名古屋さん先発のサウスポーからセンターオーバーのツーベースで出塁、続く二番福田は、粘っこく6球めを叩くと進塁打の意識が功を奏してしっかりと球を見ることができてレフト・センター間を破る先制ツーベースとなる、前田の送りバントは、内野安打、富川・栗原は、打ちたい気持ちを我慢しての連続フォアボール、その間バッテリーミスもあり追加点、初祖はデッドボールのチャンスに今日から新しいテーマソングお披露目の東名古屋スターさんキラーの玉置がこれまたレフト・センター間へのタイムリーツーベース、さらに八番大脇が技あり、いや一本勝ちをあげてもよいくらいのライト打ちで玉置生還で大量6点のビッグイニング、試合開始から20分の攻撃時間で早々に主導権をにぎった。

愛知尾州の先発バッテリーは、栗原ー前田の七宝コンビ、小学校時代からの阿吽の呼吸、先ずは初回の東名古屋スターボーイズさん打線をどう料理していくのかが関心の的。先頭打者の強烈なピッチャー返しを好捕、これで堅さがとれて、わずか9球で打者4人を抑える。

その後も2回は、富川・初祖・玉置のタイムリーで4点。3回は、福田のソロホームラン、栗原のタイムリースリーベースで2点で合計12点。投げては、栗原-初祖-早川とつないで最後は、G山田が打者一人を1球でセカンドゴロに討ち取り12ー1の4回コールドで東名古屋スターボーイズさんを退けてベスト8に進出した。

久々の公式戦、練習試合では考えられない緊張感、また全国予選ということもあり様々な重圧が選手・スタッフにもあったと考えられる。そんな中、初回の攻撃が選手・スタッフ・応援席の緊張感を取り去り、期待感を増やしてくれた。さらなる高みを目指すために続く準々決勝にのぞむ。(W)

第3回 日本少年野球 心のふるさとお伊勢さん大会

2012年12月8日 準決勝 愛知尾州ボーイズ●0-5○生駒ボーイズ
愛知尾州 生駒に昨年のリベンジならず!
相手上回る8安打も決定打が出ず!
無援 栗原、4回に力尽きる!
冬に鍛えて春に笑う!



【敗】栗原
【盗】前田、初祖、栗原、森川

 センターポールの日章旗・連盟旗がセンターからホーム方向、またライトからレフト方向に大きく揺れている三重県営松阪中部台球場。第3回心のふるさとお伊勢さん大会はいよいよ大詰め、平成24年最後の公式戦として最終日を迎えた。第一試合は、主催チームの伊勢ボーイズさんが愛知県東支部の岡崎OBBCボーイズさんをコールドで退け一足先に決勝進出を決める。

愛知尾州ボーイズは、昨年の第2回大会で一回戦を対戦し敗退した奈良県支部生駒ボーイズクラブさんと決勝進出二枚めの切符をかけて対戦となった。

気温は8℃。 しかし風の影響で体感温度は、もっと下か。来年三月の東邦ガス大会でも同じような環境が予想される。その予行演習としては、最適の今日の試合、先攻の愛知尾州は、和田・廣田と打上げてしまい簡単にツーアウト、前田のショートへの内野安打と悪送球、さらに盗塁で三塁に進めて四番富川の打席、残念ながらショートゴロで先制ならず。その裏先発栗原も先頭打者をセンター前ヒットで出塁を許すが落ち着いて後続を抑え、互いに無難な立ち上がり。二回裏の生駒ボーイズさんは、先頭打者がレフト線へのツーベース、続く打者の初球の送りバントは、キャッチャー前田への小フライ、とっさの判断で前田は、素手の右手でキャッチ、返す刀でセカンドへの送球でランナー戻れずであっという間のダブルプレーでピンチ脱出。流れは引き寄せたかに思えたが攻撃につながらない。三回1番からの好打順も、ランナー1人残塁、四回も三者凡退、当たりは、よいが生駒ボーイズさん外野陣の好捕にあい、チャンスにあと一本が出ない。そして迎えた四回裏、ついに栗原がつかまる。

先頭打者にツーベース、四球、内野安打でノーアウトフルベースのピンチ。失点は覚悟の守備体形ではあったが、寒さからかコントロールがままならず、珍しく押し出しの四球を献上、さらにセンター前へのタイムリーで2点、その後のスクイズは、栗原処理し前田に転送しフォースアウト。一塁に送ってダブルプレーとなれば最高の結果ではあったが、前田の送球がそれて外野に転々、二塁ランナーが還り3点めがはいる。何とか後続をきってとり折り返し点をすぎる。

五回、愛知尾州はラストバッター玉置のセンター前ヒットでランナーを出すが、和田・廣田から快音は聞かされず、0がスコアボードに記される。その裏、生駒打線を何とか三人で抑えれば、攻撃にリズムもでるの望みもむなしく、ツーアウトから生駒ボーイズさん四番打者に決定的な2ランホームランがはいりマウンドの栗原の表情が苦痛にゆがむ。続く打者を三塁ゴロエラーで出塁させ、またまたピンチ、ここでセンター前へのハーフライナー、森川グラブにあてるも後逸、しかし素早い処理で長駆ホームをついたランナーをホームでアウトにしてギリギリ望みをつなぐ。

六回は、栗原・津田の連打、七回は、森川のクリーンヒットもつながらず悔しい完封負け。心のふるさとお伊勢さん大会では、前身の伊勢ボーイズさん大会も含めて4度めの出場だがベスト4が最高成績。今年もその壁は破れなかった。

9月の新チーム結成以来、五つの公式戦に参加、13勝3敗の戦績、2大会の優勝とベスト4、総合的には申し分ない戦績。明日から始まる冬練でさらなるレベルアップが至上命令、春に笑うためにこの冬を鍛える。(W)

2012年12月2日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○7-4●スルガマリンボーイズ
愛知尾州 ベスト4進出!
栗原に負けず初祖も好投!
打線は1番から9番までスキなし!


【勝】初祖
【三】和田、森川【二】初祖、栗原
【盗】和田、初祖2

 チームは絶好調!と一言で言いたいところだが、落とし穴もあることも監督・コーチは知っている。雑な野球をせず、ここは大胆かつ冷静に。そんな思いでスルガマリンボーイズさんとの試合に期待する。

初回は両チームとも無得点。2回表、四球出塁の富川、栗原を先発初祖の二塁打で2点を先制、さらに森川のタイムリーでこの回まずは3点を先制。3回は二死後から富川センター前、栗原ライト横二塁打で出塁。大脇がセンターへ弾き返し2点を追加。この試合も主導権を握る。

3回裏、初祖は先頭、次打者を四球で出塁させてしまうと、タイムリーを打たれ2失点。「四球+失策=失点」の式が成り立つ。こうなると、何点リードしていても安心できない。4回、二死後から森川、和田の連続二塁打と前田のタイムリーで2点を追加。しかし5回裏、その2点はやはり四球・失策がらみで取り返され、3点リードで終盤を迎える。

6、7回と追加点を奪えず、「まだわからない」試合は最終回、代わった栗原が3人できっちりと抑え、ベスト4進出とした。

2試合を終え、振り返ってみると、どの打順からもでも二死後からでも得点はできている。しかし「もうひとつ先の塁をねらう」気持ち、守りで言えば「もうひとつアウトをとる」技。このあたりに磨きをかけてほしい。

「野球小僧になれ!」。星野コーチのこの一言につきる!(Y)

2012年12月2日 3回戦 愛知尾州ボーイズ○11-1●桑員ブルーナインボーイズ
打線衰えず!準々決勝へ
昨日に続き栗原好投!
長打が目立つ今大会


【勝】栗原
【三】和田、栗原【二】和田、栗原、富川2、初祖、森川
【盗】前田、栗原

 一夜明け、大会2日目。宿泊先から試合会場へ到着した選手たちの顔はやる気満々!からまわりしないことを密かに願いつつ、桑員ブルーナインボーイズさんとの戦いに挑む。

今大会、打線は好調。特に長打が目立つ。初回、先攻ブルーナインさんを3者で抑えたその裏、単打3、二塁打2、三塁打1、犠打1で4点を先制、まずは試合の主導権を握る。2回は3つの二塁打などで4点を追加。3回も二・三塁打が飛出しさらに2点を追加し、10-0とする。

もちろん、打者の調子いいのは投手の好投も理由になる。3回まで、リズムよく3人づつで相手打線を抑えた栗原。自身も単・二・三塁打で猛打賞と攻守で活躍する。

4回、野手失策とバッテリーエラーで1失点(尾州記録で4失策)。気を抜いたわけではないだろうが、ヒットがなくても点は取られる。監督・コーチが言うまでもなく、選手自身が課題としてもらいたいところ。

序盤の貯金もあり、4回裏に1点を追加。規定により4回コールドで試合を終えた。

打線、投手陣とも好調。次もこの調子でがんばってほしい。(Y)

2012年12月1日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○7-0●生石フレンドボーイズ
愛知尾州 連続コールドでベスト16進出!
初祖 参考記録ながら5回を完全試合!
初祖・前田 2ラン競演!



【勝】初祖
【本】初祖1号(2回2点)、前田1号(4回2点)【三】森川【二】大脇
【盗】栗原

 一回戦を完勝の愛知尾州ナインは、引き続き伊勢工業高校さんのグランドに残り、二回戦に臨む。対戦相手はチーム史上初めて、和歌山県支部さんのチームとの対戦、生石(おいし)フレンドボーイズさん。全く情報はなし。目の前のボールに集中するのみ!!

一回戦の勝利で多少堅さはとれたものの、初日で姿は消したくない。明日に進出することで、ここ2大会の初戦敗退を帳消しに。それよりもせっかくの宿泊遠征、勝って楽しい夜にしたいと思うのが本音か!?

いつものように先攻の愛知尾州は、生石フレンドさんの本格派先発投手に珍しく三者凡退。愛知尾州先発の初祖も負けてはいない。長身から投げ下ろす速球・変化球は、ともにキレがあり、やはり三者凡退の立ち上がり。両軍ベンチ・応援席も1点勝負かと予想した矢先に試合が動く。

二回表ワンアウト後に五番栗原が一生懸命走ってショートへの内野安打、ツーアウト後に七番初祖が振り抜くとライト・センター間一番深いところにボールは転々、栗原に続いて初祖も一気にホームインで2点を先制、大きかったのは、その後の攻撃。ツーアウトランナー無しから玉置フォアボール、森川ライト前ヒットで玉置一気に三塁を陥れる好走塁、一番にもどって和田の内野安打で追加点、この3点めは、生石フレンドさんに大きなダメージを与えたか。

さらに三回は、やはり初祖のタイムリー、四回は、先頭森川のセンターオーバースリーベース、和田・ピンチヒッター福田の凡退で森川は釘付け。いやな雰囲気、ここで追加点がはいらないと生石フレンドさんが生き返る状況、それを前田が断ち切る。初祖の打球同様に初球を果敢に叩くとライト・センター間を深々て破る当たり、タイミングは厳しかったが、前田の気迫が相手中継プレーに一瞬のすき間がでて、長駆ホームインでさらに2点の追加、五回にはツーベースの大脇をピンチヒッター津田が返して、ついにコールド対象の7点めがスコアボードに記録される。

打線は絶好調。しかしそれ以上に素晴らしかったのが初祖のピッチング。何と初回から綺麗に三者凡退を重ね、五回裏を迎える。先頭の四番打者を初球を打たせてファーストゴロ、続く打者も初球をセンターへのフライ、森川が大事に大事に捕球でツーアウト、最終打者は、何と三球三振で五回参考記録ながら完全試合を達成した(投球数41 三振6 内野ゴロ5 内野フライ2 外野フライ2)。一ヶ月前の神宮奉納中学生三重大会では、調子は底だったのか?今日の二試合はまるで別人。投打もかみ合い二年前に進出したベスト4以上の成績も望める状態になり伊勢工業高校グランドをあとにした。(W)

2012年12月1日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○13-6●三州オーシャンボーイズ
愛知尾州 毎回得点で久々の公式戦勝利!
12安打、13得点 逆転で圧勝!


【勝】栗原
【三】大脇、富川、森川、初祖【二】富川
【盗】玉置、和田3、富川、大脇、森川、福田

 辞書をひらくと"州"という字は、国という意味や川の中にある土地などの意味があるという。この日対戦の三州オーシャンボーイズさんも愛知尾州ボーイズにも州という字がチーム名についている。尾州の尾は「尾張」、三州の三は「三河」の略。明治維新前の旧地名、矢作川をはさんでの尾張と三河の境があるとすれば、さしずめ愛知県内の東西対決といったところの対戦が神州伊勢の地で行われた。

互いに開会式に出席することなく、この伊勢工業高校さんのグランドに直行、早朝の伊勢自動車道を駆けてきた。師走にはいり寒さも一段と厳しくなり、来年3月にせまった春の全国予選前、最後の公式戦である。とくに愛知尾州は、直近二回の公式戦で初戦敗退が続き、 不安を抱えて冬練習にはいることはしたくない。最終日まで残り、V字回復で新年を迎え、目標に挑む。

新たに一年生を4名加えた新レギュラーチーム。先発メンバーは、和田・廣田・前田・富川・栗原・大脇・玉置・津田・森川、故障の癒えた前田をクリーンアップに起用することにより、厚みをだした打線、どう機能するのかを見極める意味でも楽しみな一戦が8:58にプレーボール!!

初回愛知尾州は、先頭和田の四球、けん制悪送球のノーアウト二塁から廣田の進塁打で三塁へ。四番富川のレフトオーバーツーベースで先制、続く栗原のライト前ヒットで富川が本塁をつくも憤死、1点で終わる。

その裏、先発栗原が守備陣に足を引っ張られる、先頭打者のファーストへのフェア・ファウルのきわどい打球を残念ながら富川落球、三州打線の徹底したライト打ちにからめられ、4点の失点。暗雲漂う立ち上がりとなった。追う愛知尾州は、二回6番大脇のレフト・センター間のスリーベースに玉置のセカンドゴロで1点を返す。逆転を許したあとに、わずか1点ではあるがすぐに返した反発力、大きな1点、流れを簡単に相手に渡さない攻撃を展開した。

その後は、愛知尾州の打棒爆発。3回3点、4回2点、5回6点と毎回の13点、最終回に2点は失うが、久々の公式戦勝利をコールド勝ちで飾った。三年連続出場のお伊勢さん大会、来春の全国予選をにらむ意味で何としても初戦を勝ちに結びつけたい。その思いがよく伝わった。寒い中、いかに力を出してゆくか。3月をにらんで今後は調整も続くが、ミズノ大会以来の公式戦勝利、選手もスタッフも父兄さんもホッとひと息、20年に一度の式年遷宮を来年に控えた、お伊勢さんの地から再び上昇気流に乗る愛知尾州。悲願に向かって一直線、午後からの二回戦、生石フレンドボーイズさんと対戦する。(W)

第9回愛・地球博記念アシックス旗争奪東海大会

2012年11月11日 2回戦 愛知尾州ボーイズ●3-8○名古屋ファイターボーイズ
愛知尾州 一年生に魔の5回!
先制するも 追加点取れず 逆転を許す!


【負】二村太(1敗)
【三】松下【二】二村太
【盗】竹田、小塚

 野球の試合の流れというものは、2時間・7回の間に大きく右から左に変わるものである。

名古屋ファイターボーイズさんと対戦の愛地球博記念アシックス旗争奪東海大会の二回戦は、天候の関係で豊田市棒の手グランドから阿久比町の鶴弥グランドに変更となり、また開始時間もAM9:00から8:12に早まった。昨日の試合で一回戦を逆転サヨナラ勝ち、今日が初戦の名古屋ファイターボーイズさんに比べてアドバンテージはあるとみた。試合前のじゃんけんで、主将野依は迷わす後攻を選択。先発は昨日に続いてG山田。連投、また通常で考えれば勝てば2試合、いけるところまで引っ張るというのがベンチの考えか?

初回、名古屋ファイターボーイズさんの攻撃を簡単に抑え、その裏先頭松下が早くもスリーベースをはなち、絶好の先制のチャンス。二番平野のセンター前タイムリーでわずか6球で先制、泣き出しそうな阿久比の空の下、主導権を握る一打となった。さらに二回は、先頭竹田のセンター前ヒット、盗塁、川上の送りバントの一死三塁のチャンスに野依のショートゴロで追加点をあげて順調に序盤を終える。そして三回には、ツーアウトからつかんだ満塁のチャンスに残念ながら川上が凡退し得点ならず、ここを逃した愛知尾州、ここをしのいだ名古屋ファイター。四回終了後のグランド整備後に流れは変わる。

五回表の名古屋ファイターボーイズさんの攻撃は、打者12人の猛攻、一気に6点のビッグイニングで形勢逆転。G山田から二村(太)へのリレーも実らず、最終回は竹内も2点を失い、6点差で最後の攻撃にはいる。

一死後、ピンチヒッター小塚のレフト前ヒット、盗塁に松下のライト前タイムリーで駿足小塚ホームイン、さらにピンチヒッターK山田、粘って6球めを叩くとショートへのゴロ、6→4→3のダブルプレーで万事休す。一矢報いたものの、一年生大会は二回戦で姿を消すことになった。

ガックリうなだれベンチを後にする佐藤監督はじめ指導者スタッフ。力負け。次週よりの練習からは、鉄アレイ持参の通達、この敗戦から立ち上がる。悔しさを忘れず、この冬を乗り越える。(W)

2012年11月10日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○3x-2●刈谷セントラルボーイズ
愛知尾州 一年生 劇的 逆転サヨナラ勝ち!
G山田 完投勝利プラス決勝スリーベース!
ベンチ・応援席一丸!Never Give Up!
佐藤監督、初勝利にも試合直後に練習に直行!



【勝】G山田(1勝)
【三】G山田【二】向井
【盗】竹田2

 "秋日和" "野球日和"と開会式の挨拶をされた愛知県西支部の田上支部長より発せられた言葉。11月にはいり温度も下がり、季節は秋そのもの。愛知県西支部の大会としては、今大会が今年最後の大会となった。レギュラーチームは、神宮奉納中学生三重大会参加で伊勢へ遠征、そして一年生は、初の公式戦で今年より名称変更の愛地球博記念アシックス旗争奪一年生大会への参加。小学生最後の公式戦が1月前後とするとほぼ1年ぶりの公式戦。緊張するなというほうが無理。愛知大学の準硬式野球場での開会式を済ませて森林公園野球場に移動、刈谷セントラルボーイズさんとの一回戦に臨む。

試合前の練習に練習を重ねた選手審査、無事に終えて、シートノックで感を取り戻し10:47に試合開始。ジャンケンに勝った主将野依は、即座に後攻を選択、緊張感を共有する久々采配をふるう佐藤監督が開幕投手として指名したのは、G山田。いきなり刈谷セントラルボーイズさんの先頭打者にレフト前へのクリーンヒット、足を使っての攻撃を封じたのは、キャッチャーの向井。一塁へのけん制から盗塁を企てたランナーを二塁で刺してピンチ脱出、守り合いの試合にふさわしい幕開けとなった。

刈谷セントラルボーイズさんは、二回先頭の四番打者にライトセンター間へのスリーベース。続く五番打者は、前進守備のショートへのゴロ、果敢にホームへ突っ込み先制を許す。その裏、愛知尾州もチャンス、向井のセンター前ヒット竹田のショートゴロエラー出塁、川上のサードゴロの間にそれぞれ進塁。一死二・三塁、同点から逆転のチャンス到来に応援席からは大声援。しかし小松ファーストライナー、野依センターフライでランナーは、くぎ付けで得点ならず。

その後は、両軍投手の踏ん張りで5回までは0行進。次の得点をとったほうが試合を俄然有利にすすめることは必定。特に4回の愛知尾州は、川上のライト前ヒットで竹田が三本間に挟まれ憤死というもったいないプレーがあったが三塁コーチ、ランナーの状況判断が求められる。これも経験、積み重ねていくことで同じ失敗は、しないことが大事。

一進一退の攻防で刈谷セントラルボーイズさんに大きな追加点、6回にダブルスチールで得点、点差が2点となり、ここまでがデッドラインか。その裏、愛知尾州も1番からの好打順に期待がかかったが松下・水谷・二村と4球で打ち取られ最終回にはいる。

ここまで無援のG山田ではあるが4安打2失点、何とか三人で切り抜けて味方打線の反撃を待ちたいが先頭打者の出塁からランナーを背負うが渾身の力をふりしぼり無得点に抑える。後のない愛知尾州は、先頭向井のライト線ツーベースヒット、竹田も初球を叩いて三遊間にクリーンヒット、川上も四球を選んでノーアウトフルベースの大チャンス。途中出場の此本は、ファーストファウルフライでワンアウト、万事休すかと思われたが佐藤監督は、続く野依にスクイズで1点差に迫る。大詰めの最後の打者はG山田。積極策の初球を振り抜くとレフト・センター間を破る長打になり、竹田・川上が相次いで生還、何と劇的なサヨナラ勝ちで公式戦初戦を飾った。

試合開始が10:47、終了が12:08と1:21の試合時間、とかく大味になりがちな一年生大会で両軍内野陣のしまった守備と、ともに完投の両軍先発投手のテンポのよい投球、とくにG山田は、無四球と安定感ある投球で今後に期待を抱かせる内容。采配をふるう佐藤監督は、G山田の一打の際には、思わすバンザイ。入団以来、手塩にかけて指導にあたった今日のお披露目、これで明日も試合ができる。この勝利におごらずに昼食後にはすぐにグランドに直行、明日に備えた。

もう一度、開会式の田上支部長の言葉に戻る
"野球は、失敗のスポーツ、三振もある、エラーもある、サインミスもある、しかしミスにくよくよすることなくのびのびプレーしよう"
初日は、選手・指導者・応援の父兄さん、皆さんに緊張があったと推測されるが明日からは、のびのび頑張っていきましょう、ナイスゲーム!(W)

神宮奉納第11回記念日本少年野球中学生三重大会

2012年11月10日 2回戦 愛知尾州ボーイズ●3-8○岐阜ビクトリーボーイズ
愛知尾州 完敗
「負けるパターン」で2大会連続の初戦敗退


【投】栗原(5回0/3)-初祖(2回)
【盗】和田2、玉置、森川

 前の中日スポーツ杯では初戦敗退。今大会はその反省を生かし、短期間ではあったが練習に取り組んできた。選手個人もそのくやしさを内に秘め、今大会に挑んでいるはず。何としても勝ちに行きたい!

…との思いで挑んだ初戦。先発栗原がおかしい。4回表までで7奪三振ではあるが、与えた四球は6つ。ここまでで2失点ではあるが、球数はすでに90球を超えている。いつものリズムが作れない。4回表終了時で0―2とリードを許す。

4回裏、先頭の玉置がヒットで出塁すると続く富川が四球を選び、栗原送りバントでランナーを進め、大脇のバントヒットでまずは1点。ここで代打小野。3球目、見事スクイズを決め何とか同点に。5回表、栗原はひとつの四球を与えるも無失点で抑える。その裏、先頭和田がヒットで出塁、すかさず盗塁を決めると、続く廣田がヒット、相手エラーもからみついに逆転。この試合、初めて勝ち越しとする。これで流れを引き寄せたかに見えた。

6回表、すでに100球を超えた栗原。しかし何とか踏ん張ってほしいと願うも先頭打者に三塁打、次打者にタイムリーを打たれ、あっさり同点とされる。ここで栗原から初祖にバトンタッチ。初祖は2死とするも、相手打線にとらえられ3失点。再びリードを許す。

残りの攻撃のチャンスは2イニング。しかしあせりからか、代わった相手投手をとらえられず6回裏は無得点。7回はさらに2点を奪われ3-8に。ラストチャンスで5点差は重く、最終回も3者凡退で初戦敗退。大きな課題を背負うことになった。

試合後、監督・コーチ・選手での1時間を超えるミーティング。選手たちが試合の中で何を考え何を感じていたか、じっくりと話しあいができた。今日は「負けるパターン」。次は「勝つパターン」でいきましょう!(Y)

中日スポーツ杯・第7回中日本ブロック選抜大会

2012年10月27日 1回戦 愛知尾州ボーイズ●5-6○関ボーイズ
愛知尾州 公式戦10連勝成らず!
関ボーイズにタイブレークで敗れる!
玉置 7回粘りの同点タイムリー及ばす!



【投】初祖-二村-栗原
【二】玉置
【盗】和田2、富川、森川

 9月の毎日大会で勝ちとった出場権。遠くこの北陸の地で開会式を迎える中日スポーツ杯中日本ブロック選抜大会、7つのブロックから選抜された32チームが3日間にわたり激闘を繰り広げる。昨年までは岐阜開催。今年は岐阜清流国体開催の影響で、ここ加賀市中央公園野球場で開会式。初日の一回戦は、加賀市中央公園野球場の他に福井県営球場等で福井県支部・北陸支部の皆さんの協力で運営される。早朝の3:30集合、秋も深まったこの10月の末、厳しいコンディションではあるが愛知県西支部より選ばれし精鋭の一つとして恥ずかしくないゲームを期待する。

初戦の相手は、レベルの高い岐阜県支部から勝ち抜いてきた関ボーイズさん。世代こそ違え2年前の浜松大会一回戦で対戦、その時は同点となり、愛知尾州が抽選勝ち。今回の結末はどうなるのか?開会式を終えて父兄さんたちの待つ福井県営球場に移動、直ちに選手チェック、サイドノック、所定のルーティンを済ませ、いよいよ試合開始!

3回終了まで、先発の初祖と相手投手は互いにランナーは出すものの決定打が出ず0-0のまま。試合が大きく動いたのは4回。この回先頭の富川が安打で出塁すると四球などで無死満塁。森川2点タイムリー、廣田犠牲フライ、和田のタイムリー(この日、和田は4安打)で一挙4点を先制、愛知尾州ペースに持ち込む…と思われた。

その4回裏、初祖が先頭打者に四球を与えたのち、一死二・三塁から代打打者が2点タイムリー、その後もエラーがらみで2点を追加され計4点。試合は振り出しに戻る。試合のながれはまだまだわからない。

5回、もちろん勝ち越したい愛知尾州は3番からの好打順に期待するも三者凡退。その裏、初祖から二村にバトンタッチ。相手も3番打者から。ここで二村は先頭打者に四球を与えて、2アウトを取るも、結局このランナーが生還、ついに勝ち越されてしまう。

6回は互いに無得点で最終回を迎える。このままでは終われない愛知尾州はこの日4安打目の和田が出塁すると、続く玉置の打球は左中間へ。和田が生還し同点とする。まだまだわからない!

6回からマウンドを任された栗原は、四死球を出すも要所を三振で打ち取り7回を5-5の同点で終了する。規定により、8回からはタイブレーク(一死満塁)。先攻愛知尾州は4番富川が意地を見せたいところだがショートフライ、続くバッターも打ち取られ無得点。その裏、球にキレの出てきた栗原も無得点に抑え再び愛知尾州の攻撃、しかしこの回も無得点。1点もやれない状況の中、踏ん張る栗原。最初のバッターを打ち取った後、次のバッターもB1・S2まで追い込む。フルカウントとなり最後の投球、判定はボールで押し出しの四球。1回戦敗退となった。

試合後のミーティング。もちろん反省点はいくつかある。しかし監督・コーチの話を聞く選手たちの顔を見たとき、「がんばれ…」などと安易に声をかけられないほど鋭い眼光。すでに彼らは結果を噛みしめ、もうすでに何をやるべきかを理解しているようだった。(W, Y)

第8回日本少年野球ミズノ旗争奪東海大会

2012年10月7日 決勝 愛知尾州ボーイズ○10-1●尾張ウイングスボーイズ
愛知尾州 チーム史上初の二大会連続優勝!


西尾張ダービーを制して中日本選抜大会に弾み!!
祝砲2ラン二発!富川だ!福田だ!
栗原 57球 省エネの1失点完投!胴上げ投手!



【勝】栗原
【本】富川2号(三回2点)、福田1号(四回2点)【二】栗原
【盗】大脇、玉置、竹田、森川
 
 準決勝の東名古屋スターボーイズさんをコールドで下した愛知尾州は、知多市から阿久比町鶴弥グランドへの移動。きついのは承知。尾張ウイングボーイズさんとの決勝戦に臨む。準決勝の序盤の苦しい展開を打破してきたナインは、晴れ晴れとした表情で心新たに決勝へ。試合前ジャンケンでキャプテン廣田は、またしても先攻をとり、今大会の勝利のリズムをくずさない。いよいよみえてきた頂きにむかって12:45にプレーボール。

この試合は、初回が全てといっても過言ではなかった、和田・福田・玉置の三連打、頼れる四番富川は、レフトへ犠牲フライで先制、栗原のレフト線タイムリーツーベース、大脇のセンター前タイムリーで4点、ミズノ大会5試合を通じて初回先制、その内4試合で和田がホームを踏む展開。誰もが勝利を確信した初回の攻撃となった。

先発は準決勝に続いての連投となる栗原。四球・ヒットとピンチを迎えるが最少失点でしのぐ。ランナーを出してからの気持ちの入り具合がこれほど表に出る投手は、類を見ない。テンポを大事にして二回からは心配なし。短い守り時間が攻撃陣にも良い影響を与える。

三回、愛知尾州は、福田のショートへの内野安打、富川が初球をすくいあげると打球は、レフトセンター間の一番深いところをオーバーフェンス、今大会スポンサーのミズノ株式会社さんの看板を直撃する。ほしかった追加点が記録された。さらに四回ワンアウト後、和田のライト前ヒットに続く、つなぎの福田が大仕事、やはり初球を叩くと打球はレフトへ。尾張ウイングボーイズさんの左翼手が見送る。優勝に大きく大きく近づくホームランで、ついに点差は7点になる。

そして五回、やはり最後もこの男、四球・エラーのランナーをおいて和田のレフト前2点タイムリーで得点は、二桁になり、その裏を栗原が抑えれば、いよいよ新チーム二冠達成、尾張ウイングボーイズさんの代打陣をうちとりツーアウト、最後は、ボテボテのゴロが富川に、ウイニングボールをしっかりと握り締めベースを踏んでゲームセット。愛知尾州ボーイズのチーム史に残る初の二大会連続優勝の瞬間となった。

試合終了後、藤川監督・星野コーチ・尾関コーチの胴上げ、最後にキャプテン廣田の胴上げと歓喜の嵐。優勝旗の授与を愛知県西支部の田上支部長から受ける。オーナー企業である中伝毛織さんの食堂には、優勝旗がこれで4本、三年前に並んだ、このあと増やすことは、充分可能性がふくらんだ。

今後の予定は、10月末からの中日本ブロック選抜大会、他の支部の強豪が待ち受ける。そして神宮奉納中学生三重大会、心のふるさとお伊勢さん大会と愛知県西支部内の大会は、ひとまず遠ざかる。次回の愛知県西支部内の大会は、言わずとしれた東邦ガス大会・春の全国予選。この冬を乗り切れば、3月には目標としていたことの結果がでる。そのための準備とトレーニング、苦しい冬になることが予測される。また目標にされるつらさも味わう。しかし彼らならやってくれると信じて応援し続ける。今日の優勝、おめでとう!

本大会運営に際し、前日より草刈り等・早朝より準備等をしていただきました愛知知多ボーイズさんの関係者の皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの支えがあったからこその結果でした。また愛知尾州ボーイズの父母会の皆さん、おめでとうございます。皆さんのお子さんをどうぞ褒めてあげてください。よく頑張ってくれました。しかし明日からは、また新たな目標のために叱咤激励が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。(W)

2012年10月7日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○14-6●東名古屋スターボーイズ
愛知尾州 猛打!二大会連続優勝に王手!
初祖 追撃ののろし!タイムリー3点走者一掃スリーベースがチームを救った!
ノーガードの打ち合いは、一枚うわての愛知尾州に軍配!
終盤の投手陣は、見事な投球!



【勝】二村【セ】初祖【ホールド】栗原
【三】初祖、栗原【二】和田2、津田、栗原、村上
【盗】和田2

 三年ぶりにミズノ大会最終日準決勝進出の愛知尾州は、AM7:15にIHIグランドに姿をあらわす。ミズノ大会のここまでの内容は盤石、1試合平均得点は7点強、投手陣は無失点。このグランドは、昨年11月愛愛・地球博記念一年生大会で愛知知多ボーイズさんに一敗地にまみれたグランド。その愛知知多ボーイズさんには昨日雪辱、今日の相手は、全国出場経験ある名門東名古屋スターボーイズさん。今日も強力投手陣と守りの野球を前面におしだして決勝戦進出を目論む。しかし思惑どおりにいかないのが野球・人生である。

今大会、一回戦から全て先攻、この準決勝も先攻をとり先制攻撃をしかける。先頭和田のライトオーバーツーベース、二番福田の四球と前日のビデオテープを観るがごとくの攻め、玉置ショートゴロで一塁ランナー入れ替わり富川レフト前タイムリーであっさり先制。これで今日もいけるという少し気の緩みが出たのか、栗原三振・大脇サードゴロで初回は1点のみ。まさかこのあとに暗転するとは、神のみぞ知るということなのか。

その裏、初祖がつかまる。先頭打者をうちとり、今日もストレートがキレる。しかし二番打者のライト前ヒット、三番打者の三塁線のゴロを大脇が好捕、セカンドに転送しダブルプレーかと思われたが悪送球、一転ピンチが拡大する。セットポジションからの投球が東名古屋スターボーイズ打線に合ってしまったのか、四番打者からの三連打、さらにワイルドピッチで4失点、追う展開となる。

反撃に出る愛知尾州打線は、二回当たりの出てきた津田のツーベースを足場に一死満塁のチャンスをつくるが福田のピッチャー返しは、正面に1→2→3のダブルプレーに歓声は、ため息にかわる。その裏初祖は、痛い追加点をゆるし差が拡がる。今度こそと愛知尾州は、三回に富川のセンター前ヒットを皮切りに四球をからめて二回同様一死満塁のチャンス。津田の一打は、三塁正面、富川本塁封殺でツーアウト、ここで八番初祖がバットで貢献、セカンドのグラブを弾いた執念の打球は、ライトセンター間を転々、満塁のランナーを一掃するスリーベースで愛知尾州が生き返る!

ここからベンチは、継投に二番手二村(和)。ツーアウトからの四球が痛かったが最少失点で切り抜ける。我慢を重ねた打線は、四回ついに東名古屋スターボーイズさん投手陣に襲い掛かる。好打順の一番和田の四球・福田のレフト前タイムリーヒット・玉置・富川連続四球の満塁のチャンスに栗原がライト線に逆転のタイムリースリーベース、三塁塁上でガッツポーズ、さらに津田のレフト前タイムリーで一挙5点のビッグイニング、苦しい試合をひっくり返した。

その裏からは栗原の登板。2イニングを完璧に抑えて流れは、愛知尾州にいったまま。六回には、打者一巡の猛攻で二度めのビッグイニング5点の追加で試合を決定づける。コールド対象となったその裏は、再び初祖が登板。東名古屋スターボーイズさんの代打策に仁王立ちの三者連続三振は、圧巻の締めくくり。14-6の大差をつけて見事に嫌な流れの準決勝を勝利した。

準決勝が行われたIHIグランドは、昨年11月の一年生大会で愛知知多ボーイズさんに逆転負けをきっしたグランド。悪夢をふりはらい苦手意識を払拭した。試合終了後、決勝戦が行われる鶴弥グランドに移動、その先には、チーム史上初めての二大会連続優勝がある。(W)

2012年10月6日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○6-0●愛知知多ボーイズ
愛知尾州 完勝!ベスト4・最終日進出!
三試合連続完封!投手陣頑張った!
津田 森川 村上のタイムリーが効いた! 恐怖の下位打線!



【勝】栗原
【三】津田
【盗】富川、栗原2、森川、福田、小野

 一勝一敗。この世代での愛知知多ボーイズさんとの公式戦の対戦成績、昨年11月の一年生大会準決勝、5-7での逆転負け。そして記憶に新しい毎日大会決勝戦、5-4で逃げ切り愛知知多ボーイズさんの公式戦18連勝を阻む試合となっている。

愛知知多ボーイズさんは、愛知瀬戸ボーイズさんをコールドで下して進出。愛知尾州は名古屋フレンズボーイズさんをやはりコールドで下しての進出。ミズノ大会最激戦、死のCブロック、準決勝進出のわずか一枚の切符をかけて試合が始まった。

先発は栗原。この試合は総力戦、まず一番目ということ、ともに一日2試合め。投げる投手はいけるところまで行く!第一試合で控えにいた選手は、いついかなる場合でも動ける準備をおこたらない!どの選手も試合に集中!試合にはいることが要求される!

三たび、またしても先攻をとった愛知尾州は、初回二番福田の内野安打に玉置は一塁ゴロの進塁打。四番富川の打球は、高々という形容よりも高く上がった本塁と一塁の間の内野フライ。深追いした捕手の落球を誘い、二塁ランナー福田が高く上がった分、ツーアウトということもありホームイン。ラッキーな先制点。さらにワイルドピッチで進塁の富川を三塁において大脇のゴロをショートが弾く間に2点めがころがりこむ。相手守備陣の乱れとは言え、先制できて主導権を握ることができた。

その裏、栗原は愛知知多ボーイズさんの先頭打者にレフト線を破られ、スリーベース。愛知知多ボーイズさんの反発力にベンチ・応援席も1点は覚悟。しかし栗原踏ん張る。ファーストフライ・三振・セカンドゴロで三塁ランナーはくぎ付け。さらに二回は、自らのボークもからんでノーアウト二塁のピンチ。ここも三振・三振・センターフライで脱出、愛知尾州ペースに持ち込む。特に栗原は、ランナーを背負った際のピッチングに球威が増し、精神力の強さを見せつけてくれた。

この後は、次の得点をどちらがとるかの興味のみ。愛知尾州は、四回先頭栗原がファーストへの内野安打、よく走ってノーアウトのランナーとなる。盗塁と大脇の送りバントでワンアウト三塁のチャンスに七番津田のライトオーバータイムリースリーベース、八番森川の三遊間タイムリーとたたみかけてリードを4点に広げる。さらに六回にも同じく津田・森川が作ったチャンスにラストバッター村上のタイムリー・ワイルドピッチが出て、大量6点のリードと試合を決める。

栗原は、六回まで82球、被安打4、4奪三振の零封。最終回は第一試合好投の初祖、センターフライ・三振・三振の三者凡退でミズノ大会準々決勝までの三試合をシャットアウトとして最終日準決勝に進出した。

打線は三試合で22得点、四球も多く、死角はない。しいて言わせてもらえれば、走塁でアウトカウントの確認ミスが目立つ程度。レギュラーになってからの二つめのタイトル奪取が見えてきた。ことわざで、”百里の道を行くことも九十九里をもって半ばとする”という。それからすればまだまだ折り返し点にも行っていない。一つのアウトを大事に丁寧にとっていけば、その先に見える栄冠も近づいてくる。(W)

2012年10月6日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○8-0●名古屋フレンズボーイズ
愛知尾州 スキ無し!ベスト8へ進出!
初祖完璧!四回を零封!
大脇 小技がさえて3打点!



【勝】初祖-二村
【二】富川、和田
【盗】玉置、栗原、和田2

 ”負けてたまるか”
という選手の猛烈なエネルギーを結集すると、チームは選手の総力以上のものを発揮する。天分、練習、技術を超えたファイティングスピリットと相手を上回る強いエネルギーで立ち向かわないと、どんなうまい選手を集めても勝てない。

今日の相手となる名古屋フレンズボーイズさんは、さしづめ愛知尾州には、上記のような戦い方をしてくるだろう。前回の毎日大会は、8-4のスコアで退けているが、スコアほどの差は、ないとみた。初回ビッグイニングの貯金が効いて逃げきったゲーム、続けて勝てる保証はどこにもない。愛知尾州としては、名古屋フレンズボーイズさんが挑んでくる精神力以上の気持ちで跳ね返さねばならない。

先発は初祖。先日の名古屋フレンズボーイズさんとの試合では、やはり先発しているがジワジワと追い上げられ四回で降板、今日はスカッといきたいところである。台風の影響で6日延びたミズノ大会二回戦、今日が初戦となる名古屋フレンズボーイズさんに比べ、知多高校グランドで試合をしたことなどでわずかではあるがアドバンテージが愛知尾州にはある。それを利用していくことで先手をとりたい。

この大会、一回戦に続いて先攻をとった愛知尾州は、一番和田・二番福田の連続四球に和田が名古屋フレンズボーイズさん守備陣のわすがなすきをついて三塁に進塁、三番玉置がきっちりとセンターに犠牲フライで和田を迎え入れ先制、四番富川が初球を一閃!レフト・センター間のタイムリーツーベースで福田が長駆生還、栗原四球、ワイルドピッチのチャンスに好調大脇がスクイズで早くも3点をスコアボードに記録する。

先発初祖は絶好調!腕がよく振れて、初回は連続三振のスタート。二回まで1安打、毎日大会で対戦した名古屋フレンズボーイズさんに長身から投げおろす速球に的をしぼらせない。打線は三回に大脇の内野ゴロの間に1点、四回には、打者一巡の攻めで、四球・死球をからめて4点をいれて試合を決定づける。

初祖は、四回被安打2、5奪三振、三塁を踏ませない堂々の投球で二村(和)にマウンドをゆずる。五回二村(和)は、ノーアウト二・三塁のピンチを迎えるものの浅いセンターフライ・勢いのないファーストライナー・三球三振と抑え、見事五回コールドで名古屋フレンズボーイズさんを退け、ベスト8に進出した。

コールド勝ちをしたことにより、続く準々決勝の投手起用にも余裕がでるありがたい展開。名古屋フレンズボーイズさん投手陣がコントロール定まらず四球につけこんでの得点、またシャットアウトした投手陣、収穫の多い勝利に期待も高まる。さあ、次は世代最大の壁、愛知知多ボーイズさん。どう戦うのか?見ものである。(W)

2012年9月29日 1回戦 愛知尾州ボーイズ○8-0●刈谷セントラルボーイズ
愛知尾州 消化不良 しかし二回戦進出!
大脇 とどめのセンターオーバー1号ソロ!
津田 貴重な追加点よぶ右中間スリーベース!
投手陣 ピリッとせず 四球を減らせ!
森川 救った!初回レーザービーム!



【勝】栗原
【本】大脇1号(6回1点)【三】和田、津田
【盗】玉置、栗原、大脇、福田、竹田

 ”暑さ・寒さも彼岸まで”と昔の人は、うまいことを言う。秋のお彼岸をこえて、涼しいという感覚になってきた。暑かった今年の夏もようやく終止符がうたれ、”実りの秋”が来ようとしている。今月初旬の毎日新聞旗争奪東海大会に二年ぶりに優勝を飾った愛知尾州。今度は一転追われる立場。また毎日の優勝がフロックではないということを証明する大会となる。この間、練習試合や三年生卒団式などの行事をこなしつつのモチベーションの維持は、できたのか?体調管理は、しっかりとできたのか?また新学期にはいり本分である学業は、順調なのか?課題は多くあり、克服すれば次の課題がみえてくる、この繰り返し。

鶴弥グランドでの開会式を終えて知多高校グランドへの移動、ここ二週間の練習・練習試合をみるかぎり、元気がありあまるほどの状態、さあ刈谷セントラルボーイズさんにその思いのたけをぶつけてくれ!

試合前の選手チェックに至る際に今日、初めてベンチに入った、竹田・松下・二村の一年生三名に富川が選手審査を教えるというほほえましい光景があった。上級生の自覚が芽生えてきたことがたのもしい。投手陣は、栗原・初祖・二村・早川と好調を維持、攻撃陣も和田・福田の一・二番の出塁がカギ、玉置・富川・大脇らの中軸がいかに還していくか、守備陣は、中継プレーを忠実に行うことで次の塁を与えないプレーを心掛ける。

今日の初日は一試合のみ。展開にもよるが投手をつぎ込み、投手陣の調子をみたいところ。先発は栗原。毎日大会大車輪の活躍で今大会も期待大、早いテンポで自分のペースをつくり速球・変化球を駆使してチームの勝利をよびこめるか!

いつものように先攻の愛知尾州は、一番和田が刈谷セントラルさん先発投手の二球めをたたくとセンター左への大飛球、転々する間に三塁にすべりこみ、早くもチャンスメイク、福田は、アウトコースをうまくさばくもライト正面へのフライで和田動けず、三番玉置は、やはり良い当たりのセカンド強襲ヒットで和田生還、愛知尾州のペースに持ち込む。投げるほうは、栗原先発、いつもの身体のキレがない。慣れないマウンドを気にしてか、一・二番に連続四球、これはいつもと違う、ベンチ・応援席も固唾を飲んで見守る、三番打者には、粘られるが三振でワンアウト、四番打者の打球は、強烈なピッチャー返し、身体に当たった打球は、一・二塁間に転がり、ベンチは、同点を覚悟したがダッシュ良くライト森川の好返球がランナーより一瞬早く村上のミットにすいこまれタッチアウト!ピンチを脱した。

二回栗原は、やはりリズムに乗れない。四球二つを与えたが何とか無失点。あまりにもコントロールが悪く、二回までの球数は49球、多すぎる。しかし無失点に抑えるのは、経験のなせる技、良い時ばかりではない。悪い時にいかに工夫するか、今回のマウンドで学んだことは多い。特に初回チャンスの打席で凡退したことを引きずってしまったことは、反省材料、三回は、やっと本来の投球が戻り、よい感触を経験して降板する。

打線は、三回に三番玉置の内野安打を足場に富川・栗原連続四球、大脇のセンター犠牲フライで追加点、さらに満塁で津田走者二人を返すスリーベースに村上のライト前タイムリーで4点、五回は、富川押し出し死球。六回は、先頭大脇のセンターオーバーのランニングホームラン、村上のスクイズで2点と毎回11安打で合計8点の大量得点、投げては、栗原の後を初祖~早川~二村と1イニングごとの継投で刈谷セントラルボーイズさん打線をシャットアウト。翌日の二回戦に進出した。点差は、あるが投手4人で1イニング平均の球数は、21球、与四球は、7、守る時間が長かったためどうしても完勝とはイメージしにくい。毎日大会優勝の重圧はあったのか、トーナメントで戦う初戦はやはり難しい。特に優勝した後の大会を経験できるたった一つのチーム、楽しんで戦おう!(W)

第19回日本少年野球毎日新聞旗争奪東海大会

2012年9月8日 決勝 愛知尾州ボーイズ○5-4●愛知知多ボーイズ
愛知尾州 毎日大会二年ぶり優勝!


一丸で愛知知多にリベンジ!
富川 一振り レフトオーバー勝ち越しホームラン!
栗原 89球完投 胴上げ投手は、渡さない!
福田のタイムリーが流れを変えた!



【勝】栗原
【本】富川1号(四回1点)【三】和田【二】和田、富川、福田
【盗】福田

 昨年11月の愛・地球博記念一年生大会の準決勝で敗れて10ヶ月、リベンジの機会が巡ってきた。この日の準決勝第二試合、EX小牧ボーイズさんを7-0のコールドで退けた愛知知多ボーイズさんが決勝の相手、試合開始直前には、雷に大粒の雨、風雲急を告げるような天候に試合の行方が暗示されるような形となったが直ぐに雨もあがり12:32にプレーボール。今大会、愛知尾州は、4試合め、先攻をとって先制点をあげ得意の形に持ち込めるのか。

和田から始まった初回、福田が四球・盗塁でワンアウト二塁のチャンスに三番玉置・四番富川が凡退、さすがに歴戦のつわもの愛知知多ボーイズさん、簡単に点はいただけない。その裏栗原も幾分か緊張の立ち上がり、先頭バッターを三振にとってきり落ち着いたか、しかし二回に捕まる。下位打線に3本のヒットをゆるして1点を献上、今大会初めて先手をとられる展開となる。

追う愛知尾州は、三回、ツーアウト後に好調の核弾頭和田がセンターオーバーのスリーベース、迎えるバッターは福田、二球めの変化球を弾き返してレフト前へのタイムリーですぐさま追いつく。さらに四回先頭バッター富川が初球を一振り、打球は左中間スタンドにとびこむ勝ち越しのホームラン。そして四回には、和田からの攻撃に和田・福田の長短打に玉置のショートゴロのフィルダースチョイスでまず1点、続く富川がまたまたレフトオーバーのツーベースで福田・玉置を還して5-1とリードを広げて五回表を終える。

ここからは、いかに逃げ切るか、ベンチワークがポイントとなる。しかし五回裏、少し疲れのみえた栗原がノーアウト二塁のピンチ、和田の好守でツーアウトまでとるが長打で1点を失う、これで5-2、六回・七回と愛知尾州は、ランナーだすが愛知知多さんの継投にかわされ、あと一本がでずにいよいよ最終回の裏にはいる。

バッテリーは、六回から捕手に小学校時代からのコンビの前田にかわる。先頭バッターを三振、続く一番バッターにライト前ヒット、二番バッターをバックネットギリギリのフライ、前田が好捕でツーアウト、あとワンアウトで三番バッターにスリーベースで1点、さらに四番バッターにライト前タイムリーで1点、5-4とリードは最少になる。見事な愛知知多さんの粘り、見習わなければならないこの精神力。迎えたピンチヒッターに栗原は、すべてストレートの三球勝負で三振、まさに産みの苦しみ。新チーム初戦の大会を制して二年ぶりに深紅の毎日新聞旗が愛知尾州に戻ってきた



この試合、先手をとられて苦しい展開、その暗雲を振り払ったのは、三回の和田とタイムリーの福田、点を取られた後に簡単にツーアウトとなり、三人で終われば流れは愛知知多さんにグッといくところ。よく打ってくれた。そして富川のホームランで勝ち越し、いつもの展開となった。この日の準決勝・決勝の2試合を通じて一番和田から始まる攻撃は、五回もあり、攻撃のリズムをつくりやすかったのも事実、和田出塁、二番・三番でチャンスを広げて四番富川で還す、得点をあげるパターンができつつある。スタメン全員が調子が良いということはないが調子の良いものが悪いものをカバーしてゆく、つなぐ野球、耐える野球を身につけることで勝利に近づく。決勝戦にすすめた経験も今後にいきてくる。レフトスタンド後方を通過する新幹線の乗客にも観てもらいたいくらいの愛知尾州新チームの初タイトル。いつも水谷コーチ・尾関コーチが口酸っぱく言うことがある。”腹一杯になるなよ!”この言葉をかみ締めよう!毎日大会の優勝はうれしい。しかし目標はここではない。これからの秋、そして冬を乗り切り来年春に大輪の花を咲かせることこそが目標である。

本日だけは、優勝の余韻に浸ることはかまわない、明日からまた課題克服に向けて練習あるのみ。(W)

2012年9月8日 準決勝 愛知尾州ボーイズ○7-0●稲沢中央ボーイズ
愛知尾州 毎日大会二年ぶりの優勝へあと一勝!
和田 4安打4盗塁4得点!
富川 5打点!絶好調!
初祖-二村 完封リレー!



【勝】初祖【セ】二村
【二】富川2、和田
【盗】和田4、初祖、福田2

 秋雨前線の南下で朝から小雨の降る天候の9/8の稲沢市民球場、第19回毎日新聞旗争奪東海大会も残すは、準決勝・決勝のみ。切り替えた新チームでこの日に駒をすすめたのは、稲沢中央さん・EX小牧さん・愛知知多さん、そして愛知尾州の4チーム。愛知尾州は、二年ぶりの優勝を狙い、第一試合で稲沢中央さんと対戦となった。大会二日目の二つの試合は、ふりかえってみれば、苦しい試合であった。それが成長をもたらせてくれるのであれば"Welcome" 苦しんで苦しんで勝つ喜びを実感する、それを期待して最終日が始まった。

先攻の愛知尾州は、一番定着の和田が三遊間を抜くヒットで出塁、盗塁の後に三番玉置のヒットで一・三塁のチャンスに四番富川は、レフト線にツーベース、和田に加えて玉置も長躯ホームイン、毎日大会、三試合連続の先制でスタートした。

先発は右腕初祖。いつになく腕が振れて、速球がビシビシとコーナーに決まり、死球一つの後は、三番・四番を連続三振にきってとり上々の立ち上がり。

追加点のほしい愛知尾州は三回、やはり先頭和田のレフト線ツーベースに富川レフトオーバーのツーベースで和田生還、さらに栗原がレフト前にタイムリーで富川を還し、2点の追加、ホームインのタイミングは、微妙ではあったが三塁コーチ前田の好判断で大きな1点がはいった。初祖は、快調にとばす、二回・三回と三者凡退、四回初安打を許すも落ち着いて後続を抑えて四回まで無失点、やはり長身から腕が振れて投げおろすと威力充分!

五回愛知尾州は、三たび先頭和田がセンター前ヒット、福田バントヒットの一・三塁のチャンスに富川がこの日、5打点めとなるライト前タイムリーで和田・福田が相次いでホームへ、6点のリードを奪い、有利にすすめる。初祖は、五回、四球をはさんでアウトは、三つとも三振と絶好調でお役御免。六回からは二村、先週と違いイニング頭からの登板、六回・七回を33球・1安打・1四球・3奪三振とストレートの威力抜群で貫禄のピッチング、最終回にも前田の犠牲フライで加点し7-0で見事に稲沢中央ボーイズさんを破り、午後からの決勝に進出した。

応援席には、先週浜松大会を終えた三年生も集合し、大声での応援、力になったことと思う。いよいよ二年ぶりの優勝まで、あと一つ!(W)

2012年9月2日 準々決勝 愛知尾州ボーイズ○8-4●名古屋フレンズボーイズ
愛知尾州 薄氷を踏む勝利で最終日へ!!
二村セーブ 圧巻!5奪三振!
初回猛攻 6得点!



【勝】初祖【セ】二村
【三】和田【二】富川、栗原、初祖
【盗】大脇、栗原2、和田

 午前中は、多少秋風が吹いた弥富高校グランドも2試合めが始まった頃からまとわりつくような湿気と暑さが戻ってきた。第二試合に名古屋北東ボーイズさんをコールドで退けた名古屋フレンズボーイズさんと最終日進出をかけて戦うことになった愛知尾州は、インタバルを第一試合の反省ミーティング・昼食をとって臨む。

順調に消化し予定より早く12:53のプレーボール。二回戦同様に先攻の愛知尾州は、初回に怒涛の攻撃をみせる。先頭和田レフトフライのあと、森川センター前ヒット・玉置セカンドゴロエラー出塁・富川ライトセンター間タイムリーツーベースで先制・栗原ライト線2点タイムリーツーベース・大脇の一振りは、レフト前クリーンヒット・村上凡退・初祖レフト線2点タイムリーツーベース・廣田四球・和田センター前タイムリーで都合6点のビッグイニング、名古屋フレンズさん先発投手の立ち上がり・内野陣エラーにつけこんだ攻撃で早々に試合の主導権を握った。

先発は、初祖。誰もが不安な立ち上がり、和田の好守もあり三人できってとり、先ずは順調なスタートをきる。

二回初祖は、名古屋フレンズさん打線の好調打者に二塁打・本塁打をあびて2失点、対する愛知尾州打線は、二回以降立ち直った名古屋フレンズさん先発投手にランナーをにぎわすものの追加点がとれない。その間初祖は、四回に1点をとられ、その差は3点に詰め寄られる。嫌な展開を一掃してくれたのは、和田、グランド整備後の五回表、四球の二人のランナーをライトオーバーのタイムリースリーベースで還し、ようやく初回以来の得点で5点差をつけて安全圏か、しかし第一試合と同じで甘くない。

その裏 初祖から左腕森川にチェンジ。名古屋フレンズさんの三番・四番に制球定まらず連続四球、愛知尾州ベンチは、二村をリリーフに投入、酷な場面、やはり最初の打者に四球、無死満塁のピンチを迎える。リードはあるが、何故か勝っている雰囲気がなく内野陣がマウンドに集まる。ベンチの指示ではなく能動的にタイムをとった愛知尾州内野陣、何が話し合われたかは、定かではないがここからの二村のピッチングが圧巻、ドン詰まりのライトフライ、中継プレーの乱れで1点は、失うが三振・ショートゴロで最少失点でしのぐ。六回は、三者三振、七回もセンターフライ・サードゴロ・見逃し三振と抑えて勝利、価値あるセーブポイントをあげる結果となった。

初回大量点に油断があったとは、思えないが点差ほどの内容ではない。追加点をとるチャンスは、二回・三回・四回とあったにもかかわらずとれなかったことが残念、第一試合の名古屋ファイターボーイズさん、この試合の名古屋フレンズボーイズさん、この先、全国予選で対戦する可能性は、大いにある。この時期、仕上がり状況の差は、チーム毎にある。次に対戦する際には、死に物狂いで当たってくると思われる。この日の勝利を無駄にすることなく秋~冬を乗り切ることが大事。先ずは進出できた最終日、準決勝をいかに戦うか、課題をわきまえて一週間を大切に過ごす。

二日間にわたりグランドを提供いただきました弥富高校硬式野球部さん、道路等を共有しましたサッカーの弥富JSS様、そして残暑厳しい中、早朝より運営に携わっていただきました愛知尾州ボーイズの父母会の皆様に厚く御礼申しあげます。また一年生選手諸君・一年生父兄さんレギュラーチームのためにありがとうございました。この日の勝利は皆様なくしてはありませんでした。重ねて厚く感謝いたします。(W)

2012年9月2日 2回戦 愛知尾州ボーイズ○4-2●名古屋ファイターボーイズ
新チーム愛知尾州二回戦突破!!
三年連続で中日スポーツ杯中日本選抜大会出場切符獲得!
栗原 完投 7奪三振!富川 先制スリーベース!廣田 玉置 守りで貢献



【勝】栗原【三】富川
【盗】和田

 ついに新チームの開幕がやってきた、と同時に卒団を迎える三年生が最後の大会を浜松にて行うという初めてのケース。三年生は初日の9/1(土)は、総力戦で一回戦(VS菰野ボーイズさん)・準々決勝(VSフレイムズ浜松ボーイズBチームさん)を勝ち上がり今日の準決勝に進出、もちろん勝って有終の美を飾ってもらい、こちらも勝って三年生を送りだしたいところ。

8月の福井フェニックス大会が思わぬ形の敗戦、そこから二週間、チームのまとまり・精神面の立て直し・レギュラーチームとしての意識等をどうしてきたか、周りへの感謝については、言うまでもない。初戦の相手は、初日に圧倒的な打線で三好東郷ボーイズさんをくだした名古屋ファイターボーイズさん、愛知県西支部の名門チーム、下馬評では、愛知知多ボーイズさんとともに二強と評判の高いチームである。9月にはいったとはいえ厳しい残暑、スタミナ・集中力を奪う強烈な陽射し・30度を越える温度、相手に勝つ前にコンディションに勝たねばならない。

先発は栗原。安定感をかわれての開幕投手となった。両チーム準備万端、定刻より33分早いAM8:27にプレーボール。先攻愛知尾州は、先頭和田のセンター前ヒット出塁も後続が打ち取られ先制ならず、名古屋ファイターボーイズ先発右腕の緩急にはまった形となった。二回までともにランナー出るものの投手が踏ん張り、互角の序盤が終わる。

三回、愛知尾州は先頭廣田の内野安打、和田・森川凡退後の三番玉置のライト線ヒットのチャンスに頼れる四番富川のライトオーバースリーベースで廣田・玉置生還、たたみかけて栗原もセンター前タイムリーで追加点、とにかくほしかった先制点が記録された。

点をもらった栗原は、快調に六回まで零封、奪った三振も7個を数えた。また守備陣も二回廣田が捕らえた深いセカンドフライ、三回玉置が捕らえたレフトのファウルフライ、ダッシュ良く攻めの気持ちでアウトを取りに行き、未然にピンチを摘み取る、目立たないが試合の流れを渡さないプレー、これが大きかった。

迎えた最終回、和田のヒット、盗塁に森川の進塁打の一死三塁のチャンスにピンチヒッター福田が三球めを三塁線に絶妙のスクイズ、無駄のない攻めで決定的な追加点が入る。しかしすんなり終わらないのが野球の怖さ、栗原がノーアウトから三連打で2点を失う。簡単にはいかない。最後のバッターをサードゴロに打ち取りゲームセット、新チーム初戦を勝利で飾った。

これで10月後半から始まる中日スポーツ杯争奪中日本選抜大会への出場が決まった。(W)

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